JP5935424B2 - 静電荷像現像用キャリア、静電荷像現像用現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法 - Google Patents
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Description
特許文献2には、少なくとも結着樹脂と粒子を有するコート膜を有するキャリアを用いる現像装置において、上記粒子の粒子径(D)と上記結着樹脂の膜厚(h)とが、1<[D/h]<10の関係を満たすことを特徴とする現像装置が開示されている。
特許文献3には、ガラス転移点が80℃〜120℃であるアクリル樹脂によって、キャリア芯材表面上に少なくとも2層以上の被覆層を有することを特徴とする電子写真現像剤用キャリアが開示されている。
請求項1の発明は、磁性金属又は磁性酸化物からなる芯材と、前記芯材を被覆し、樹脂、導電材、及び球状シリカ粒子を含み、前記球状シリカ粒子が表面側に偏在している樹脂被覆層と、を有する静電荷像現像用キャリア。
請求項2の発明は、前記樹脂被覆層の膜厚が0.4μm以上2.0μm以下であり、前記樹脂被覆層に存在する前記球状シリカ粒子のうち、前記樹脂被覆層の表面から厚み方向に沿って0.2μmの範囲内に存在する前記球状シリカ粒子の個数割合をns(%)、前記樹脂被覆層の表面から厚み方向に沿って0.2μmの範囲外に存在する前記球状シリカ粒子の個数割合をnc(%)としたとき、nc/ns≦0.5である請求項1に記載の静電荷像現像用キャリア。
請求項3の発明は、前記球状シリカ粒子の体積平均粒径をDi(μm)、前記樹脂被覆層の膜厚をh(μm)としたときに下記式(1)から(3)を全て満たす請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用キャリア。
0.05≦Di≦0.30 (1)
0.4≦h≦2.0 (2)
0.05≦Di/h≦0.40 (3)
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の静電荷像現像用キャリアと、トナーとを含む静電荷像現像用現像剤。
請求項5の発明は、前記トナーが、結着樹脂、着色剤、及び離型剤を含むトナー粒子と、外添剤とを含み、該トナーの平均円形度が0.94以上0.99以下である請求項4に記載の静電荷像現像用現像剤。
請求項6の発明は、請求項4又は請求項5に記載の静電荷像現像剤を収容し、画像形成装置に着脱されるトナーカートリッジ。
請求項7の発明は、請求項4又は請求項5に記載の静電荷像現像用現像剤を収容すると共に、像保持体の表面に形成された静電潜像を前記現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段を備え、画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
請求項8の発明は、像保持体と、前記像保持体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、請求項4又は請求項5に記載の静電荷像現像用現像剤を収容し、前記像保持体の表面に形成された静電荷像を前記現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段と、前記現像手段に収容されている前記現像剤中のトナー濃度の変化を前記現像剤の透磁率変化として検知し、前記現像剤中のトナー濃度を制御するトナー濃度制御手段と、前記像保持体の表面に形成された前記トナー像を被転写体表面に転写する転写手段と、前記被転写体の表面に転写された前記トナー像を定着する定着手段と、を備えた画像形成装置。
請求項9の発明は、像保持体の表面を帯電させる帯電工程と、帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成工程と、前記像保持体の表面に形成された静電荷像を請求項4又は請求項5に記載の静電荷像現像用現像剤により現像してトナー像を形成する現像工程と、前記現像剤中のトナー濃度の変化を前記現像剤の透磁率変化として検知し、前記現像剤中のトナー濃度を制御するトナー濃度制御工程と、前記像保持体の表面に形成された前記トナー像を被転写体表面に転写する転写工程と、前記被転写体の表面に転写された前記トナー像を定着する定着工程と、を備えた画像形成方法。
請求項2に係る発明によれば、前記樹脂被覆層の表面から厚み方向に沿って0.2μmの範囲内に存在する前記球状シリカ粒子の個数割合をns(%)、前記樹脂被覆層の表面から厚み方向に沿って0.2μmの範囲外に存在する球状シリカ粒子の個数割合nc(%)との関係がnc/ns≦0.5を満たさない場合に比べ、画像パターンが変化して画像密度が高い画像を連続的に形成するときの画像濃度の低下が抑制される静電荷像現像用キャリアが提供される。
請求項3に係る発明によれば、球状シリカ粒子の体積平均粒径Di(μm)と樹脂被覆層の膜厚h(μm)が前記式(1)から(3)を全て満たさない場合に比べ、画像パターンが変化して画像密度が高い画像を連続的に形成するときの画像濃度の低下が抑制される静電荷像現像用キャリアが提供される。
請求項4に係る発明によれば、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の静電荷像現像用キャリアを含まない場合に比べ、画像パターンが変化して画像密度が高い画像を連続的に形成するときの画像濃度の低下が抑制される静電荷像現像用現像剤が提供される。
請求項5に係る発明によれば、前記トナーが、結着樹脂、着色剤、及び離型剤を含むトナー粒子と、外添剤とを含み、該トナーの平均円形度が0.940以上0.990以下の範囲外である場合に比べ、画像パターンが変化して画像密度が高い画像を連続的に形成するときの画像濃度の低下が抑制される静電荷像現像用現像剤が提供される。
請求項6、7、8、9に係る発明によれば、請求項4又は請求項5に記載の静電荷像現像剤を適用しない場合に比べ、画像パターンが変化して画像密度が高い画像を連続的に形成するときの画像濃度の低下が抑制されるトナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、画像形成方法が提供される。
2成分現像剤では現像剤中のトナー濃度の制御が重要となり、透磁率を検知することにより制御する方式が用いられることが多い。この方式では、透磁率センサによって現像剤の透磁率を検知することにより現像器内のトナー濃度を認識し、透磁率が予め定めた範囲内となるようにトナーカートリッジから現像器内にトナーを補給することによりトナー濃度を制御する。
まず、球状シリカ粒子が表面側に偏在していないキャリアとトナーを含む現像剤を用いて低密度画像を連続プリントすると、現像剤中のトナーがストレスを受けることにより外添構造が変化する。これにより、トナー粒子同士の付着性が高くなり、トナーの流動性が低下する。そのため、キャリア間の隙間にトナー粒子が入り込み難くなり、現像剤としては嵩高くなるため、嵩密度は低下する。この場合、透磁率センサでは、単位体積あたりの磁力が弱い、すなわち、現像剤中のキャリア濃度が低く、トナー濃度は実際よりも高いトナー濃度と判断されるため、トナーカートリッジからのトナー補給量は少なくなり、結果としてトナー濃度は狙いよりも低めの値で推移することになる。このときさらに、高密度画像をプリントすると、急激にトナー濃度は低下するが、トナー濃度の低下と現像剤の嵩密度の上昇が追従しがたく、トナー補給量が十分でないことになる。これにより一時的にトナー濃度が低い状態で推移し、最終的なプリント画像の濃度低下を引き起こすものと考えられる。このトナー濃度の低下はプリントを繰り返してトナーが入れ替わることによりもとの狙いトナー濃度に回復するものの、プリント画像の安定性に欠ける。
低印字率(低密度)画像を連続プリントする場合、現像器内でトナーが攪拌されることでトナー粒子の外添構造が変化し、トナー粒子表面の外添剤が埋没した状態が形成される。これにより、図3に示すようにトナー粒子5同士が付着してトナー5の流動性が悪化し、キャリア1間の空隙が埋められずに嵩密度が低下するが、本実施形態のキャリア1は、樹脂被覆層3の表面近傍に硬度の高いシリカ粒子4が存在するため、低密度画像の連続プリントを繰り返すことにより、被覆層3からシリカ粒子の一部が露出するようになり、キャリア同士の接触面積が小さくなる。球状シリカ粒子4がキャリア表面に露出するとキャリア1の流動性が上がり、キャリア同士の配置関係が変化する。そして、図4に示すように、トナー5が空隙を埋めやすくなり、嵩密度が上昇する。これによって、現像剤中のトナー5の配置がより最密充填に近付き、嵩密度が上昇する。このため、低密度画像をプリントした場合、トナー濃度は最初わずかに低下するものの、嵩密度の上昇によりトナー濃度が回復する。
一方、本実施形態に係るキャリアでは、樹脂被覆層の表面側に球状シリカ粒子が偏在するため、現像器内でキャリア粒子同士が接触を繰り返すことで、球状シリカ粒子が被覆層の表面から露出したり、被覆層中に埋没し易いと推測される。
さらにキャリア粒子の表面近傍にシリカ粒子が偏在しているため、キャリア粒子の劣化により被覆樹脂の摩耗が進行した場合でも、シリカ粒子は徐々に被覆層の内部に移動していくことにより、表面構造は保たれ、プリントの繰り返しに対しても良好にトナー濃度が制御される。
‐芯材‐
芯材となる磁性粒子の材質としては、鉄、ニッケル、コバルト等の磁性金属、フェライト、マグネタイト等の磁性酸化物が挙げられる。キャリアの芯材としてより望ましくはカルシウム、マンガン、マグネシウム、銅、ニッケル、亜鉛、リチウム、ストロンチウム等を含有するフェライトが用いられ、さらにマンガン、マグネシウム、ストロンチウムを含有するフェライト(例えば、マンガン‐マグネシウム-ストロンチウムフェライト)が望ましく用いられる。
芯材の体積平均粒径は、キャリア飛散の防止、画像濃度均一性、細線再現性等の観点から、12μm以上55μm以下であることが望ましく、より望ましくは15μm以上50μm以下である。
芯材を被覆する被覆層は、樹脂、導電材、及び球状シリカ粒子を含み、球状シリカ粒子が表面側に偏在している。
導電材の体積平均粒径としては、キャリア抵抗制御性、被覆層中の分散性の観点から、0.005μm以上0.500μm以下が望ましく、0.010μm以上0.400μm以下がより望まし。
(球形化度)=(粒子と同じ体積を有する球の表面積)/(粒子の表面積) (A)
球状シリカ粒子の球形化度は、キャリア同士の接触面積制御の観点から、0.8以上であることが望ましい。
球状のシリカ粒子を用いることにより、シリカ粒子が被覆層表面に露出した時のキャリア間の付着力の制御や、被覆層へのシリカ粒子の埋没性が制御される。
具体的には、テトラメトキシシランを水、アルコールの存在下、アンモニア水を触媒として温度をかけながら滴下及び攪拌を行う。次に、反応により得られたシリカゾル懸濁液の遠心分離を行い、湿潤シリカゲルとアルコールとアンモニア水に分離する。湿潤シリカゲルに溶剤を加え、再度シリカゾルの状態にし、疎水化処理剤を加え、シリカ表面の疎水化を行う。疎水化処理剤としては、一般的なシラン化合物が用いられる。
RaSiX4−a (I)
上記式(I)中、aは0以上3以下の整数であり、Rは、水素原子、アルキル基、アルケニル基等の有機基を表し、Xは、塩素原子、メトキシ基、エトキシ基等の加水分解性基を表す。
0.05≦Di≦0.30 (1)
0.4≦h≦2.0 (2)
0.05≦Di/h≦0.40 (3)
また、キャリアの樹脂被覆層の膜厚h(μm)は、芯材の真比重をρ(無次元)、芯材の体積平均粒径をd(μm)、樹脂被覆層の平均比重をρC、芯材100質量部に対する樹脂被覆層の全含有量をWC(質量部)とすると、下記式(B)のようにして求められる。
h(μm)={[キャリア1個当たりの被覆樹脂量(導電材等の添加物もすべて含む)/キャリア1個当たりの表面積]}/樹脂被覆層の平均比重
={[4/3π・(d/2)3・ρ・WC/100]/[4π・(d/2)2]}/ρC
=(1/600)・(d・ρ・WC/ρC) 式(B)
なお、キャリアの体積平均粒径は、球状シリカ粒子の体積平均粒径と同様にして測定した値である。
nc/ns≦0.50の範囲にあると、シリカが表面に露出した場合でも、現像機内のストレスにより再度樹脂被覆層にシリカ粒子が埋没し、表面構造が良好に保持されるため、現像剤の嵩密度が安定に制御される。
ここでnc、nsは、例えば以下のようにして求められる。
10個以上のキャリア粒子に対して、それぞれ樹脂被覆層の表面から厚み方向に0.2μmの範囲内のシリカの個数と範囲外のシリカの個数を求め、その結果からnsとncを算出する。なお、画像中の粒子がシリカであるかどうかは観察画像に対しX線分光器(EDX)で元素分析をおこない、Si元素でマッピングをすることで確認される。または、観察されている粒子それぞれに対し、直接X線分光器でSi元素が検出されることを確認してもよい。
本実施形態に係るキャリアとともに現像剤を構成するトナーは、望ましくは、結着樹脂、着色剤、及び離型剤を含有するトナー粒子と、外添剤とを含んで構成される。
具体的には、下記に示すものをトナーの色彩に対応させて選択して用いられる。
例えばシアントナーにおいては、その着色剤として、例えば、C.I.ピグメントブルー1、同2、同3、同4、同5、同6、同7、同10、同11、同12、同13、同14、同15、同15:1、同15:2、同15:3、同15:4、同15:6、同16、同17、同23、同60、同65、同73、同83、同180、C.I.バットシアン1、同3、同20等や、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルーの部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダスレンブルーBCのシアン顔料、C.I.ソルベントシアン79、162等のシアン染料などが用いられる。これらの中では、C.I.ピグメントブルー15:3が有効である。
また、ブラックトナーにおいては、その着色剤として、例えば、カーボンブラック、活性炭、チタンブラック、磁性粉、Mn含有の非磁性粉などが用いられる。また、イエロー、マゼンタ、シアン、レッド、グリーン、ブルー顔料を混合して、ブラックトナーとしてもよい。
帯電制御剤としては、例えば、公知のカリックスアレン、ニグロシン系染料、四級アンモニウム塩、アミノ基含有のポリマー、含金属アゾ染料、サリチル酸の錯化合物、フェノール化合物、アゾクロム系、アゾ亜鉛系などが使用される。
その他、トナーには鉄粉、マグネタイト、フェライト等の磁性材料を混合し磁性トナーとして使用してもよい。特に、カラートナーの場合には公知の白色の磁性粉(例えば日鉄鉱業社製)が用いられる。
本実施形態に係るトナーは、外添剤として公知の無機粒子、有機粒子を用いることができる。
無機粒子としては、例えばシリカ、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、ケイ砂、クレー、雲母、ケイ灰石、ケイソウ土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化硅素、窒化硅素などが挙げられる。さらに、有機粒子として、例えばスチレン系重合体、(メタ)アクリル系重合体、エチレン系重合体などのビニル系重合体や、エステル系、メラミン系、アミド系、アリルフタレート系などの各種重合体、フッ化ビニリデンなどのフッ素系重合体、ステアリン酸亜鉛に代表される高級脂肪酸の金属塩などが挙げられる。
上記外添剤は、ヘンシェルミキサー等の混合機により充分混合し、外添させる。
なお、トナーの平均円形度は、例えばフロー式粒子像分析装置FPIA−3000(シスメックス(株)製)にて測定される。
本実施形態の静電荷像現像用現像剤は、それぞれ前述したトナー及びキャリアを混合することにより得られる。
現像剤中のトナーの含有量は、現像剤100質量部に対し、2.0質量部以上20質量部以下が望ましい。現像剤中のトナーの含有量が上記範囲内であると、十分な画像濃度が得られ、カブリやトナー飛散が抑制される。現像剤中のトナーの含有量は、現像剤100質量部に対し、2.5質量部以上16質量部以下がより望ましく、3.0質量部以上14質量部以下が更に望ましい。
本実施形態に係る画像形成装置は、像保持体と、前記像保持体の表面を帯電させる帯電手段と、帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、前述した本実施形態に係る静電荷像現像用現像剤を収容し、前記像保持体の表面に形成された静電荷像を前記現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段と、前記現像手段に収容されている前記現像剤中のトナー濃度の変化を前記現像剤の透磁率変化として検知し、前記現像剤中のトナー濃度を制御するトナー濃度制御手段と、前記像保持体の表面に形成された前記トナー像を被転写体表面に転写する転写手段と、前記被転写体の表面に転写された前記トナー像を定着する定着手段と、を備える。
除電器114が設けられていない画像形成装置であってもよい。また、図8の画像形成装置100では、帯電装置108が接触型の帯電器となっているが、非接触型の帯電器であってもよい。
現像剤ハウジング10の底面近傍における現像ロール12に対向する側には、前記現像剤の透磁率を測定して現像剤トナー濃度を求める透過率測定機構(ATCセンサー)20が配設されている。ATCセンサー20によって、現像剤ハウジング10内に収容された現像剤Dの透磁率を検出することにより、現像剤Dのトナー濃度(=[トナー/(トナー+キャリア)]×100)に対応する検出信号を画像形成装置の制御部(図示省略)へ出力する。
検出された検出値が現像剤トナー基準濃度よりも低いときには、前記トナー補給手段によって現像器にトナーを補給する。現像剤ハウジング10内で循環している現像剤Dは、そのトナー濃度が、例えば現像剤100質量部に対し、2.0質量部以上20質量部以下の範囲内で設定されている。
画像形成装置200は、ハウジング400内において4つの電子写真感光体(像保持体)401a,401b,401c,401dが中間転写ベルト409に沿って相互に並列に配置されている。電子写真感光体401a,401b,401c,401dは、例えば、電子写真感光体401aがイエロー、電子写真感光体401bがマゼンタ、電子写真感光体401cがシアン、電子写真感光体401dがブラックの色からなる画像をそれぞれ形成する。
中間転写ベルト409は、駆動ロール406、背面ロール408及支持ロール407により予め定めた張力をもって支持されており、これらのロールの回転によりたわみを生じることなく回転する。また、2次転写ロール413は、中間転写ベルト409を介して背面ロール408と接するように配置されている。背面ロール408と2次転写ロール413との間を通った中間転写ベルト409は、例えば駆動ロール406の近傍に配置されたクリーニングブレード416により清浄面化された後、次の画像形成プロセスに繰り返し供される。
本実施形態に係るトナーカートリッジは、前記した本実施形態に係る静電荷像現像剤を収容し、画像形成装置に着脱される。
また、本実施形態に係るプロセスカートリッジは、像保持体と、前記像保持体の表面に形成された静電潜像を前記の本実施形態に係る静電荷像現像剤によって現像してトナー像を形成する現像手段とを備え、画像形成装置に着脱される。
そして、このプロセスカートリッジ300は、転写装置212と、定着装置215と、図示しない他の構成部分とから構成される画像形成装置本体に対して着脱自在としたものであり、画像形成装置本体とともに画像形成装置を構成するものである。なお、500は記録紙(被転写体)である。
水、メタノール、アンモニア水を十分混合した後、加熱しながらテトラメトキシシランとアンモニア水を滴下した。次に、反応により得られたシリカゾル懸濁液にヘキサメチルジシラザン(HMDS)を添加して疎水化処理を行い、シリカゾルを乾燥してシリカ粒子を得た。その後、シリカ粒子を粉砕することにより、球状化度=0.88、体積平均粒径0.110μmの球状シリカ粒子1を得た。
テトラメトキシシランの滴下量と反応温度を調整することにより、球状化度=0.91、体積平均粒径が0.045μmの球状のシリカ粒子2を得た。
テトラメトキシシランの滴下量と反応温度を調整することにより、球状化度=0.91、体積平均粒径が0.057μmの球状のシリカ粒子3を得た。
テトラメトキシシランの滴下量と反応温度を調整することにより、球状化度=0.85、体積平均粒径が0.290μmの球状のシリカ粒子4を得た。
テトラメトキシシランの滴下量と反応温度を調整することにより、球状化度=0.85、体積平均粒径が0.340μmの球状のシリカ粒子5を得た。
テトラメトキシシランの滴下量と反応温度を調整することにより、球状化度=0.90、体積平均粒径が0.065μmの球状のシリカ粒子6を得た。
テトラメトキシシランの滴下量と反応温度を調整することにより、球状化度=0.87、体積平均粒径が0.230μmの球状のシリカ粒子7を得た。
下記組成の成分を60分間スターラーにて攪拌/分散し、被覆層形成用溶液A−1を調製した。
トルエン:90部
スチレン−メタクリレート共重合体(共重合比:75/25):8.8部
カーボンブラック(Vulcan XC72、キャボット社製):1.1部
球状シリカ粒子1:0.1部
下記組成の成分を60分間スターラーにて攪拌/分散し、被覆層形成用溶液B−1を調製した。
トルエン:90部
スチレン−メタクリレート共重合体(共重合比:75/25):8.8部
カーボンブラック(Vulcan XC72、キャボット社製):0.4部
球状シリカ粒子1:0.8部
MnO換算で30mol%、MgO換算で9.5mol%、Fe2O3換算で60mol%、SrO換算で0.5mol%になるように各原材料を適量配合し、水を加え、湿式ボールミルで10時間粉砕、混合し、乾燥させた。900℃で4時間保持した後、湿式ボールミルで24時間粉砕を行ったスラリーを造粒して乾燥した。酸素濃度2%雰囲気の中で1,250℃で6時間保持した後、解砕し、粒度調整を行い、マンガン−マグネシウム−ストロンチウムフェライト粒子Aを得た。
次いで、この磁性粒子を102部と被覆層形成用溶液B−1を15部とを真空脱気型ニーダに入れ、90℃で30分間攪拌した後、−65kPaで5分間、−70kPaで3分間攪拌した後、更に減圧して脱気、乾燥させた。これを冷却した後に目開き75μmの篩にて凝集による粗大粉を除去し、体積平均粒径が28μmのキャリア1を得た。
球状シリカ粒子の体積平均粒径は、レーザー回折・散乱式粒度分布測定装置(堀場製作所社製、LA−910)を用いて測定し、50%径(D50v)を求めた。
樹脂被覆層の膜厚hは、前述した式(B)により求めた。
[ポリエステル樹脂微粒子分散液の調製]
ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物:15モル%
ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物:35モル%
テレフタル酸:50モル%
撹拌装置、窒素導入管、温度センサ、精留塔を備えたフラスコに上記組成比のモノマーを仕込み、1時間を要して温度を190℃まで上げ、反応系内がばらつきなく撹拌されていることを確認した後、ジブチル錫オキサイドの1.0重量%を投入した。更に生成する水を留去しながら同温度から6時間を要して240℃まで温度を上げ、240℃で更に2.5時間脱水縮合反応を継続し、ガラス転移温度が62℃、重量平均分子量(Mw)18,000であるポリエステル樹脂を得た。
カーボンブラック(#25B、三菱化学(株)製):20部
アニオン性界面活性剤(ネオゲンSC、第一工業製薬(株)製):2部
イオン交換水:80部
上記の成分を混合し、高圧衝撃式分散機アルティマイザー(HJP30006、(株)スギノマシン製)により1時間分散し、体積平均粒径180nm、固形分20質量%の着色剤粒子分散液を得た。
エステルワックス(商品名:WEP5F:日油(株)製):20部
アニオン性界面活性剤(第一工業製薬(株)製:ネオゲンSC):2部
イオン交換水:80部
とを混合し、100℃に加熱して、IKA社製ウルトラタラックスT50にて十分分散後、圧力吐出型ゴーリンホモジナイザーで分散処理し、体積平均粒径200nm、固形分20質量%の離型剤分散液を得た。
着色剤分散液:6部
ワックス分散液:6部
イオン交換水:100部
以上を丸型ステンレス製フラスコ中に入れて、ウルトラタラックスT50で十分に混合・分散した。次いで、これに硫酸アルミニウム0.4部を加え、ウルトラタラックスで分散操作を継続した。さらに加熱用オイルバスでフラスコを攪拌しながら57℃まで加熱した。57℃で3時間保持した後、ポリエステル樹脂微粒子分散液を緩やかに18部追加した。
その後、0.5N水酸化ナトリウム水溶液で系内のpHを8.5にした後、ステンレス製フラスコを密閉し、磁力シールを用いて攪拌を継続しながら90℃まで加熱し、系内のpHを6.5にして3時間保持した。
これを更に5回繰り返し、ヌッチェ式吸引濾過によりNo.5Aろ紙を用いて固液分離を行い、次いで真空乾燥を12時間実施し体積平均粒径D50が4.9μmのトナー母粒子を得た。このトナー母粒子100質量部と、ジメチルシリコーンオイル処理シリカ微粒子(日本アエロジル社製、商品名:RY200)1.1質量部をヘンシェルミキサーによりトナー1を得た。
得られたトナーの平均円形度を、フロー式粒子像分析装置FPIA−3000(シスメックス(株)製)にて測定した。
上記のようにして得たトナー1を8部、キャリア1を92部、Vブレンダーにて混合し、現像剤1を得た。
富士ゼロックス(株)製495J Continuous Feedを現像剤保持体の周速が可変となるように改造した改造機を用いて評価を行った。この改造機は、トナー濃度を透磁率によって制御する機構を有している。
このときの画像密度45%画像を500枚、1,000枚、5,000枚、10,000枚、40,000枚プリント後のベタ画像の画像濃度を測定し、画像濃度の最大値と最小値との差を求め、以下の基準で画像濃度の安定性を判断した。
なお、画像濃度は、X−Rite 分光測色計938(エックスライト社製)により測定した。
○:濃度の最大値と最小値の差が0.05を超え0.10以下であり、画像濃度安定性が良好である。
△:濃度の最大値と最小値の差が0.10を超え0.15以下であり、画像濃度安定性は許容されるレベルである。
×:濃度の最大値と最小値の差が0.15より大きく、画像濃度安定性に問題がある。
評価結果を下記表1に示す。
<キャリア2の作製>
キャリア1の作製において、被覆層形成用溶液A−1添加量を25部から16部、被覆層形成用溶液B−1添加量を15部から24部に変更した以外は同様にしてキャリア2を作製した。
現像剤1の作製においてキャリア1をキャリア2に変更した以外は同様にして現像剤2を得た。評価結果を表1に示す。
(被覆層形成用溶液A−2の作製)
下記組成の成分を60分間スターラーにて攪拌/分散し、被覆層形成用溶液A−2を調製した。
トルエン:90部
スチレン−メタクリレート共重合体(共重合比:75/25):8.6部
カーボンブラック(Vulcan XC72、キャボット社製):1.1部
球状シリカ粒子1:0.3部
下記組成の成分を60分間スターラーにて攪拌/分散し、被覆層形成用溶液B−2を調製した。
トルエン:90部
スチレン−メタクリレート共重合体(共重合比:75/25):8.9部
カーボンブラック(Vulcan XC72、キャボット社製):0.4部
球状シリカ粒子1:0.7部
キャリア1の作製において、被覆層形成用溶液A−1を被覆層形成用溶液A−2に、被覆層形成用溶液B−1を被覆層形成用溶液B−2に変更した以外は同様にしてキャリア3を作製した。
現像剤1の作製においてキャリア1をキャリア3に変更した以外は同様にして現像剤3を得た。評価結果を表1に示す。
(被覆層形成用溶液A−3の作製)
被覆層形成用溶液A−1の作製において、球状シリカ粒子1を球状シリカ粒子2に変更した以外は同様にして被覆層形成用溶液A−3を作製した。
(被覆層形成用溶液B−3の作製)
被覆層形成用溶液B−1の作製において、球状シリカ粒子1を球状シリカ粒子2に変更した以外は同様にして被覆層形成用溶液B−3を作製した。
キャリア1の作製において得られたマンガン−マグネシウム−ストロンチウムフェライト粒子Aを100部と被覆層形成用溶液A−3を20部とを真空脱気型ニーダに入れ、90℃で30分間攪拌した後、30分間、−96kPaで乾燥した。
次いで、この磁性粒子を102部と被覆層形成用溶液B−3を7部とを真空脱気型ニーダに入れ、90℃で30分間攪拌した後、−65kPaで5分間、−70kPaで3分間攪拌した後、更に減圧して脱気、乾燥させた。これを冷却した後に目開き75μmの篩にて凝集による粗大粉を除去し、体積平均粒径が28μmのキャリア4を得た。
現像剤1の作製においてキャリア1をキャリア4に変更した以外は同様にして現像剤4を得た。評価結果を表1に示す。
(被覆層形成用溶液A−4の作製)
被覆層形成用溶液A−1の作製において、球状シリカ粒子1を球状シリカ粒子3に変更した以外は同様にして被覆層形成用溶液A−4を作製した。
(被覆層形成用溶液B−4の作製)
被覆層形成用溶液B−1の作製において、球状シリカ粒子1を球状シリカ粒子3に変更した以外は同様にして被覆層形成用溶液B−4を作製した。
キャリア4の作製において、被覆層形成用溶液A−3を被覆層形成用溶液A−4に、被覆層形成用溶液B−3を被覆層形成用溶液B−4に変更した以外は同様にしてキャリア5を作製した。
現像剤1の作製においてキャリア1をキャリア5に変更した以外は同様にして現像剤5を得た。評価結果を表1に示す。
(被覆層形成用溶液A−5の作製)
被覆層形成用溶液A−1の作製において、球状シリカ粒子1を球状シリカ粒子4に変更した以外は同様にして被覆層形成用溶液A−5を作製した。
(被覆層形成用溶液B−5の作製)
被覆層形成用溶液B−1の作製において、球状シリカ粒子1を球状シリカ粒子4に変更した以外は同様にして被覆層形成用溶液B−5を作製した。
キャリア1の作製において得られたマンガン−マグネシウム−ストロンチウムフェライト粒子Aを100部と被覆層形成用溶液A−5を41部とを真空脱気型ニーダに入れ、90℃で30分間攪拌した後、30分間、−96kPaで乾燥した。
次いで、この磁性粒子を104部と被覆層形成用溶液B−5を18部とを真空脱気型ニーダに入れ、90℃で30分間攪拌した後、−65kPaで5分間、−70kPaで3分間攪拌した後、更に減圧して脱気、乾燥させた。これを冷却した後に目開き75μmの篩にて凝集による粗大粉を除去し、体積平均粒径が28μmのキャリア6を得た。
現像剤1の作製においてキャリア1をキャリア6に変更した以外は同様にして現像剤6を得た。評価結果を表1に示す。
(被覆層形成用溶液A−6の作製)
被覆層形成用溶液A−1の作製において、球状シリカ粒子1を球状シリカ粒子5に変更した以外は同様にして被覆層形成用溶液A−6を作製した。
(被覆層形成用溶液B−6の作製)
被覆層形成用溶液B−1の作製において、球状シリカ粒子1を球状シリカ粒子5に変更した以外は同様にして被覆層形成用溶液B−6を作製した。
キャリア6の作製において、被覆層形成用溶液A−5を被覆層形成用溶液A−6に、被覆層形成用溶液B−5を被覆層形成用溶液B−6に変更した以外は同様にしてキャリア7を作製した。
現像剤1の作製においてキャリア1をキャリア7に変更した以外は同様にして現像剤7を得た。評価結果を表1に示す。
(被覆層形成用溶液A−7の作製)
被覆層形成用溶液A−1の作製において、球状シリカ粒子1を球状シリカ粒子6に変更した以外は同様にして被覆層形成用溶液A−6を作製した。
(被覆層形成用溶液B−7の作製)
被覆層形成用溶液B−1の作製において、球状シリカ粒子1を球状シリカ粒子6に変更した以外は同様にして被覆層形成用溶液B−6を作製した。
キャリア1の作製において得られたマンガン−マグネシウム−ストロンチウムフェライト粒子Aを100部と被覆層形成用溶液A−7を15部とを真空脱気型ニーダに入れ、90℃で30分間攪拌した後、30分間、−96kPaで乾燥した。
次いで、この磁性粒子を102部と被覆層形成用溶液B−7を5部とを真空脱気型ニーダに入れ、90℃で30分間攪拌した後、−65kPaで5分間、−70kPaで3分間攪拌した後、更に減圧して脱気、乾燥させた。これを冷却した後に目開き75μmの篩にて凝集による粗大粉を除去し、体積平均粒径が28μmのキャリア8を得た。
現像剤1の作製においてキャリア1をキャリア8に変更した以外は同様にして現像剤8を得た。評価結果を表1に示す。
<キャリア9の作製>
キャリア8の作製において、被覆層形成用溶液A−7の添加量を15部から16部、被覆層形成用溶液B−7の添加量を5部から7部に変更した以外は同様にしてキャリア9を得た。
現像剤1の作製においてキャリア1をキャリア9に変更した以外は同様にして現像剤9を得た。評価結果を表1に示す。
(被覆層形成用溶液A−8の作製)
下記組成の成分を60分間スターラーにて攪拌/分散し、被覆層形成用溶液A−8を調製した。
トルエン:90部
スチレン−メタクリレート共重合体(共重合比:75/25):8.8部
カーボンブラック(Vulcan XC72、キャボット社製):1.16部
球状シリカ粒子6:0.04部
下記組成の成分を60分間スターラーにて攪拌/分散し、被覆層形成用溶液B−8を調製した。
トルエン:90部
スチレン−メタクリレート共重合体(共重合比:75/25):8.7部
カーボンブラック(Vulcan XC72、キャボット社製):0.4部
球状シリカ粒子6:0.9部
キャリア1の作製において得られたマンガン−マグネシウム−ストロンチウムフェライト粒子Aを100部と被覆層形成用溶液A−8を44部とを真空脱気型ニーダに入れ、90℃で30分間攪拌した後、30分間、−96kPaで乾燥した。
次いで、この磁性粒子を104部と被覆層形成用溶液B−8を15部とを真空脱気型ニーダに入れ、90℃で30分間攪拌した後、−65kPaで5分間、−70kPaで3分間攪拌した後、更に減圧して脱気、乾燥させた。これを冷却した後に目開き75μmの篩にて凝集による粗大粉を除去し、体積平均粒径が28μmのキャリア10を得た。
現像剤1の作製においてキャリア1をキャリア10に変更した以外は同様にして現像剤10を得た。評価結果を表1に示す。
<キャリア11の作製>
キャリア1の作製において得られたマンガン−マグネシウム−ストロンチウムフェライト粒子Aを100部と被覆層形成用溶液A−8を64部とを真空脱気型ニーダに入れ、90℃で30分間攪拌した後、30分間、−96kPaで乾燥した。
次いで、この磁性粒子を106部と被覆層形成用溶液B−8を16部とを真空脱気型ニーダに入れ、90℃で30分間攪拌した後、−65kPaで5分間、−70kPaで3分間攪拌した後、更に減圧して脱気、乾燥させた。これを冷却した後に目開き75μmの篩にて凝集による粗大粉を除去し、体積平均粒径が28μmのキャリア11を得た。
現像剤1の作製においてキャリア1をキャリア11に変更した以外は同様にして現像剤11を得た。評価結果を表1に示す。
(被覆層形成用溶液A−9の作製)
下記組成の成分を60分間スターラーにて攪拌/分散し、被覆層形成用溶液A−9を調製した。
トルエン:90部
スチレン−メタクリレート共重合体(共重合比:75/25):8.8部
カーボンブラック(Vulcan XC72、キャボット社製):1.18部
球状シリカ粒子7:0.02部
下記組成の成分を60分間スターラーにて攪拌/分散し、被覆層形成用溶液B−9を調製した。
トルエン:90部
スチレン−メタクリレート共重合体(共重合比:75/25):8.5部
カーボンブラック(Vulcan XC72、キャボット社製):0.5部
球状シリカ粒子7:1.0部
キャリア1の作製において得られたマンガン−マグネシウム−ストロンチウムフェライト粒子Aを100部と被覆層形成用溶液A−9を78部とを真空脱気型ニーダに入れ、90℃で30分間攪拌した後、30分間、−96kPaで乾燥した。
次いで、この磁性粒子を108部と被覆層形成用溶液B−9を18部とを真空脱気型ニーダに入れ、90℃で30分間攪拌した後、−65kPaで5分間、−70kPaで3分間攪拌した後、更に減圧して脱気、乾燥させた。これを冷却した後に目開き75μmの篩にて凝集による粗大粉を除去し、体積平均粒径が28μmのキャリア12を得た。
現像剤1の作製においてキャリア1をキャリア12に変更した以外は同様にして現像剤12を得た。評価結果を表1に示す。
<キャリア13の作製>
キャリア1の作製において得られたマンガン−マグネシウム−ストロンチウムフェライト粒子Aを100部と被覆層形成用溶液A−9を92部とを真空脱気型ニーダに入れ、90℃で30分間攪拌した後、30分間、−96kPaで乾燥した。
次いで、この磁性粒子を109部と被覆層形成用溶液B−9を21部とを真空脱気型ニーダに入れ、90℃で30分間攪拌した後、−65kPaで5分間、−70kPaで3分間攪拌した後、更に減圧して脱気、乾燥させた。これを冷却した後に目開き75μmの篩にて凝集による粗大粉を除去し、体積平均粒径が28μmのキャリア13を得た。
現像剤1の作製においてキャリア1をキャリア13に変更した以外は同様にして現像剤13を得た。評価結果を表1に示す。
(被覆層形成用溶液A−10の作製)
下記組成の成分を60分間スターラーにて攪拌/分散し、被覆層形成用溶液A−10を調製した。
トルエン:90部
スチレン−メタクリレート共重合体(共重合比:75/25):8.8部
カーボンブラック(Vulcan XC72、キャボット社製):1.14部
球状シリカ粒子7:0.06部
下記組成の成分を60分間スターラーにて攪拌/分散し、被覆層形成用溶液B−10を調製した。
トルエン:90部
スチレン−メタクリレート共重合体(共重合比:75/25):8.8部
カーボンブラック(Vulcan XC72、キャボット社製):0.4部
球状シリカ粒子7:0.8部
キャリア1の作製において得られたマンガン−マグネシウム−ストロンチウムフェライト粒子Aを100部と被覆層形成用溶液A−10を22部とを真空脱気型ニーダに入れ、90℃で30分間攪拌した後、30分間、−96kPaで乾燥した。
次いで、この磁性粒子を102部と被覆層形成用溶液B−10を10部とを真空脱気型ニーダに入れ、90℃で30分間攪拌した後、−65kPaで5分間、−70kPaで3分間攪拌した後、更に減圧して脱気、乾燥させた。これを冷却した後に目開き75μmの篩にて凝集による粗大粉を除去し、体積平均粒径が28μmのキャリア14を得た。
現像剤1の作製においてキャリア1をキャリア14に変更した以外は同様にして現像剤14を得た。評価結果を表1に示す。
<キャリア15の作製>
キャリア14の作製において、被覆層形成用溶液A−10の添加量を22部から20部、被覆層形成用溶液B−10の添加量を10部から9部に変更した以外は同様にしてキャリア15を得た。
現像剤1の作製においてキャリア1をキャリア15に変更した以外は同様にして現像剤15を得た。評価結果を表1に示す。
<トナー2の作製>
トナー1の作製において90℃の保持時間を3時間から1時間に変更した以外は同様にして、体積平均粒径D50が4.9μm、平均円形度0.932のトナー2を得た。
現像剤1の作製においてトナー1をトナー2に変更した以外は同様にして現像剤16を得た。評価結果を表1に示す。
<トナー3の作製>
トナー1の作製において90℃のpHを6.5から6.7に変更した以外は同様にして、体積平均粒径D50が4.9μm、平均円形度0.944のトナー3を得た。
現像剤1の作製においてトナー1をトナー3に変更した以外は同様にして現像剤17を得た。評価結果を表1に示す。
<トナー4の作製>
トナー1の作製において90℃の保持時間を3時間から5時間に変更した以外は同様にして、体積平均粒径D50が4.9μm、平均円形度0.987のトナー4を得た。
現像剤1の作製においてトナー1をトナー4に変更した以外は同様にして現像剤18を得た。評価結果を表1に示す。
<トナー5の作製>
トナー1の作製において90℃の保持時間を3時間から6時間に変更した以外は同様にして、体積平均粒径D50が4.9μm、平均円形度0.992のトナー5を得た。
現像剤1の作製においてトナー1をトナー5に変更した以外は同様にして現像剤19を得た。評価結果を表1に示す。
<キャリア16の作製>
キャリア1の作製において得られたマンガン−マグネシウム−ストロンチウムフェライト粒子Aを100部と被覆層形成用溶液A−1を40部とを真空脱気型ニーダに入れ、90℃で30分間攪拌した後、30分間、−96kPaで乾燥した。これを冷却した後に目開き75μmの篩にて凝集による粗大粉を除去し、体積平均粒径が28μmのキャリア16を得た。
現像剤1の作製においてキャリア1をキャリア16に変更した以外は同様にして現像剤16を得た。評価結果を表1に示す。
<キャリア17の作製>
キャリア16の作製において、被覆層形成用溶液A−1を被覆層形成用溶液B−1に変更した以外は同様にしてキャリア17を得た。
現像剤1の作製においてキャリア1をキャリア17に変更した以外は同様にして現像剤17を得た。評価結果を表1に示す。
2 芯材
3 樹脂被覆層
4、4A、4B、4C、4D 球状シリカ粒子
10 現像剤ハウジング
12 現像ロール
14 攪拌パドル
16 攪拌スクリュー
18 現像剤搬送ロール
20 ATCセンサー(トナー濃度制御手段)
100、200 画像形成装置
107、401a、401b、401c、401d 電子写真感光体(像保持体)
108、402a、402b、402c、402d 帯電装置(帯電手段)
110、403 露光装置(静電潜像形成手段)
111、404a、404b、404c、404d 現像装置(現像手段)
112、212 転写装置(転写手段)
115、414 定着装置(定着手段)
216 取り付けレール
217 除電露光のための開口部
218 露光のための開口部
300 プロセスカートリッジ
500 被転写体
Claims (9)
- 磁性金属又は磁性酸化物からなる芯材と、
前記芯材を被覆し、樹脂、導電材、及び球状シリカ粒子を含み、前記球状シリカ粒子が表面側に偏在している樹脂被覆層と、を有する静電荷像現像用キャリア。 - 前記樹脂被覆層の膜厚が0.4μm以上2.0μm以下であり、前記樹脂被覆層に存在する前記球状シリカ粒子のうち、前記樹脂被覆層の表面から厚み方向に沿って0.2μmの範囲内に存在する前記球状シリカ粒子の個数割合をns(%)、前記樹脂被覆層の表面から厚み方向に沿って0.2μmの範囲外に存在する前記球状シリカ粒子の個数割合をnc(%)としたとき、nc/ns≦0.5である請求項1に記載の静電荷像現像用キャリア。
- 前記球状シリカ粒子の体積平均粒径をDi(μm)、前記樹脂被覆層の膜厚をh(μm)としたときに下記式(1)から(3)を全て満たす請求項1又は請求項2に記載の静電荷像現像用キャリア。
0.05≦Di≦0.30 (1)
0.4≦h≦2.0 (2)
0.05≦Di/h≦0.40 (3) - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の静電荷像現像用キャリアと、トナーとを含む静電荷像現像用現像剤。
- 前記トナーが、結着樹脂、着色剤、及び離型剤を含むトナー粒子と、外添剤とを含み、該トナーの平均円形度が0.94以上0.99以下である請求項4に記載の静電荷像現像用現像剤。
- 請求項4又は請求項5に記載の静電荷像現像剤を収容し、画像形成装置に着脱されるトナーカートリッジ。
- 請求項4又は請求項5に記載の静電荷像現像用現像剤を収容すると共に、像保持体の表面に形成された静電潜像を前記現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段を備え、画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
- 像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電させる帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
請求項4又は請求項5に記載の静電荷像現像用現像剤を収容し、前記像保持体の表面に形成された静電荷像を前記現像剤により現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記現像手段に収容されている前記現像剤中のトナー濃度の変化を前記現像剤の透磁率変化として検知し、前記現像剤中のトナー濃度を制御するトナー濃度制御手段と、
前記像保持体の表面に形成された前記トナー像を被転写体表面に転写する転写手段と、
前記被転写体の表面に転写された前記トナー像を定着する定着手段と、
を備えた画像形成装置。 - 像保持体の表面を帯電させる帯電工程と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成工程と、
前記像保持体の表面に形成された静電荷像を請求項4又は請求項5に記載の静電荷像現像用現像剤により現像してトナー像を形成する現像工程と、
前記現像剤中のトナー濃度の変化を前記現像剤の透磁率変化として検知し、前記現像剤中のトナー濃度を制御するトナー濃度制御工程と、
前記像保持体の表面に形成された前記トナー像を被転写体表面に転写する転写工程と、
前記被転写体の表面に転写された前記トナー像を定着する定着工程と、
を備えた画像形成方法。
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