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JP5932365B2 - 保持装置及び保持方法 - Google Patents

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JP5932365B2
JP5932365B2 JP2012014540A JP2012014540A JP5932365B2 JP 5932365 B2 JP5932365 B2 JP 5932365B2 JP 2012014540 A JP2012014540 A JP 2012014540A JP 2012014540 A JP2012014540 A JP 2012014540A JP 5932365 B2 JP5932365 B2 JP 5932365B2
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Description

本発明は、板状のワークと該ワークの上面を覆うシートを保持する保持装置に関する。
近年、ガラス基板やプリント基板等の各種基板の製造において低コスト化が要求されている。その対策として、安価な材料の開発または選択、ロボットの導入等による自動化、タクトタイムの短縮等が考えられる。
これらの対策の中で、タクトタイムの短縮、特に処理工程間のタクトタイムの短縮について着目する。基板の製造工程において、各処理工程の前または後において、基板(ワーク)を重ねて載置または運搬することがある。このとき、ワークに傷が付かないように合紙(シート)を間に入れて積み重ねる。
処理ラインで所定の処理が終了し搬出されてきたワークは、シートを間に入れて積層した状態でカート(載置部)に載せ、次の処理工程に移動させる(これを載置工程とする)。具体的には、ロボット(保持装置)が、(1)処理ラインまで移動し、(2)ワークを保持して載置部まで移動し、(3)ワークを載置した後、シート置き場まで移動してシートを保持し、(4)ワークを載置した位置まで移動し、載置されたワークの上にシートを重ねる。このシートの上に、次に搬送されてきたワークをさらに載置し、さらに、その上にシートを重ねる作業を交互に行う。
また、移動した先では、次の処理工程のために、積み重ねられたシートとワークとを分離し、ワークのみを処理ラインに投入する(これを投入工程とする)。具体的には、ロボットが、(1)シートとワークとが積み重ねられた載置部まで移動し、最上部のシートを保持し、(2)シート置き場まで移動して、ここでシートを載置する。次に、ロボットは(3)再び載置部まで移動してワークを保持し、(4)処理ラインまで移動して、ここでワークを解放する。
上記の通り載置工程及び投入工程はいずれも(1)〜(4)の4回にわたってロボットを移動させることになる。これらの工程のタクトタイムを短縮する方法として、例えば、ロボット(保持装置)にワーク及びシートを同時に保持させることが考えられる。ロボットがワーク及びシートを同時に保持できれば、上記の(1)〜(4)の工程を減らす、あるいは何れかを同時進行させることが可能である。
ワークとシートを同時に保持する装置として、特許文献1乃至3のような技術が提案されている。
実開平6−14155号公報 特開平8−169544号公報 特開2007−115788号公報
例えば、特許文献1及び2のようにワークとシートを同時に保持できる装置を用いて、保持装置の移動回数を減らすことが考えられる。
しかし、特許文献1及び2の装置では、構造上、シートの外形はワークの外形より大きいものでなくてはならない。さらに、これらの装置では、シートの上にワークを保持しているため、載置工程において、最上部のワークにシートを載置する場合、最上部のワークの上にシートを載置する工程が必要となる。また、投入工程においては、ワークの上にシートが重ねられている場合、まず一旦、最上部のシートを取り除くための工程が必要となる。
また、特許文献3の装置のように、ワークを保持する装置と、シートを保持する装置とを別々に設ける装置も考えられる。この場合、ワークを移動させる工程と、シートを移動させる工程とで、少なくとも一部を同時進行させることができる。しかし、この技術では、設備が大掛かりとなり、広いスペースが必要となるだけでなくコストの増加も大きなものとなる。
そこで、本発明は、設備の大型化を防止しつつ、ワーク部材、及び該ワーク部材の上方で該ワーク部材と同サイズのシート部材を同時に保持することを目的とする。
そこで、本発明によれば、板状のワーク部材と、前記ワーク部材に重ねられるシート状のシート部材と、を同時に保持する保持装置であって、前記シート部材の一方の端部と、該一方の端部の反対側の他方の端部と、が垂れ下がるように、これらの端部よりも内側をそれぞれ保持するシート保持部を有するシート保持手段と、それぞれの前記シート保持部の外側に設けられ、前記シート部材の前記一方の端部に重ねられる前記ワーク部材の一方の端部と、前記シート部材の前記他方の端部に重ねられる前記ワーク部材の他方の端部と、を保持するワーク保持部を有するワーク保持手段と、前記ワーク保持手段及び前記シート保持手段の少なくともいずれか一方を、前記重ねられる方向に向けて相対的に移動させる昇降手段と、を備えることを特徴とする保持装置が提供される。
また、本発明によれば、板状のワーク部材と、前記ワーク部材に重ねられたシート状のシート部材とを、保持装置によって同時に保持する方法であって、前記保持装置は、シート保持手段とワーク保持手段とを備え、前記保持装置が前記シート部材の上面に対向するように、第1移動手段が、前記保持装置及びワーク部材の少なくとも一方を移動させる第1工程と、前記ワーク保持手段を前記シート部材から離隔させた状態で、前記シート保持手段と前記シート部材とを接近させるように、前記第1移動手段が、前記シート保持手段及び前記ワーク部材の少なくとも一方を移動させて、前記シート保持手段を、前記シート部材の一方の端部及び該一方の端部の反対側の他方の端部よりも内側に当接させる第2工程と、前記シート保持手段と前記シート部材とが当接した状態で、前記シート保持手段が、前記シート部材を保持する第3工程と、前記シート保持手段が前記シート部材を保持した状態で、前記シート保持手段を前記ワーク部材から離隔させるように、前記第1移動手段が、前記シート保持手段及び前記ワーク部材の少なくとも一方を移動させて、前記シート部材の前記一方の端部及び前記他方の端部を垂れ下げさせた状態で前記シート保持手段によりシート部材を保持する第4工程と、前記ワーク保持手段と前記ワーク部材とを接近させるように、第2移動手段が、前記ワーク保持手段及び前記ワーク部材の少なくとも一方を移動させて、前記ワーク保持手段を、前記シート部材の前記一方の端部に重ねられる前記ワーク部材の一方の端部と、前記シート部材の前記他方の端部に重ねられる前記ワーク部材の他方の端部とに当接させる第6工程と、前記ワーク保持手段と前記ワーク部材とが当接した状態で、前記ワーク保持手段により前記ワーク部材を保持する第7工程と、を含み、前記第4工程において、前記シート保持手段により前記シート部材の前記一方の端部及び前記他方の端部を垂れ下げさせた状態でシート部材を保持しつつ、前記第6工程における前記第2移動手段による前記ワーク保持手段の前記ワーク部材への当接、及び前記第7工程における前記ワーク保持手段による前記ワーク部材の保持を行う、ことを特徴とする方法。が提供される。
さらに、本発明によれば、板状のワーク部材と、前記ワーク部材と異なる位置に積み重ねられたシート状のシート部材とを、保持装置によって同時に保持する方法であって、前記保持装置は、シート保持手段とワーク保持手段とを備え、前記保持装置が前記シート部材の上面に対向するように、第1移動手段が、前記保持装置及び前記シート部材の少なくとも一方を移動させる第1工程と、前記ワーク保持手段を前記シート部材から離隔させた状態で、前記シート保持手段と前記シート部材とを接近させるように、前記第1移動手段が、前記シート保持手段及び前記シート部材の少なくとも一方を移動させて、前記シート保持手段が、前記シート部材の一方の端部及び該一方の端部の反対側の他方の端部よりも内側に当接させる第2工程と、前記シート保持手段と前記シート部材とが当接した状態で、前記シート保持手段が、前記積み重ねられたシート部材のうち最上部のシート部材のみを保持する第3A工程と、前記シート保持手段が前記最上部のシート部材を保持した状態で、前記シート保持手段を前記積み重ねられたシート部材から離隔させるように、前記第1移動手段が、前記シート保持手段及び前記積み重ねられたシート部材の少なくとも一方を移動させて、前記シート部材の前記一方の端部及び前記他方の端部を垂れ下げさせた状態で前記シート保持手段によりシート部材を保持する第4A工程と、前記保持装置が前記ワーク部材の上面に対向するように、前記第1移動手段が、前記保持装置及び前記ワーク部材の少なくとも一方を移動させる第5工程と、前記ワーク保持手段と前記ワーク部材とを接近させるように、第2移動手段が、前記ワーク保持手段及び前記ワーク部材の少なくとも一方を移動させて、前記ワーク保持手段を、前記シート部材の前記一方の端部に重ねられる前記ワーク部材の一方の端部と、前記シート部材の前記他方の端部に重ねられる前記ワーク部材の他方の端部とに当接させる第6工程と、前記ワーク保持手段と前記ワーク部材とが当接した状態で、前記ワーク保持手段により前記ワーク部材を保持する第7工程と、を含み、前記第4A工程において、前記シート保持手段により前記シート部材の前記一方の端部及び前記他方の端部を垂れ下げさせた状態でシート部材を保持しつつ、前記第5工程における前記第1移動手段による前記保持装置及び前記ワーク部材の少なくとも一方の移動、前記第6工程における前記第2移動手段による前記ワーク保持手段の前記ワーク部材への当接、及び前記第7工程における前記ワーク保持手段による前記ワーク部材の保持を行う、ことを特徴とする方法。が提供される。
本発明により、設備の大型化を防止しつつ、ワーク部材、及び該ワーク部材の上方で該ワーク部材と同サイズのシート部材を同時に保持できる。
本発明の一実施形態に係る搬送装置を示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る保持装置を示す平面図。 本発明の一実施形態に係る保持装置がシート部材を保持する構成を示す側面図。 本発明の一実施形態に係る保持装置がワーク部材を保持する構成を示す側面図。 保持装置により保持可能なワーク部材の形状の例を示す図。 本発明の一実施形態に係る搬送装置の制御ユニットのブロック図。 搬送装置が(a)シート部材及び(b)ワーク部材を保持するために行われる処理の一例を示すフロー図。 本発明の一実施形態に係るワーク部材及びシート部材の保持方法を示す図。 本発明の他の実施形態に係るワーク部材及びシート部材の保持方法を示す図。 本発明の一実施形態に係るワーク部材及びシート部材の載置方法を示す図。 本発明の他の実施形態に係るワーク部材及びシート部材の載置方法を示す図。
以下、本発明の実施形態について図1乃至10を参照しながら説明する。なお、これらの図面は概略図であり、各図面においてx軸、y軸、z軸の示す方向はそれぞれ同じ方向を示す。
<搬送装置>
図1は、本発明の一実施形態に係る搬送装置100を示す斜視図である。搬送装置100は、板状のワーク部材Wと、ワーク部材Wに重ねられるシート状のシート部材Sと、を保持する保持装置1と、保持装置1及び本体3に接続され、保持装置1を移動させるための移動ユニット2、保持装置1及び移動ユニット2を制御するための制御ユニット31を搬送装置本体3に備える。移動ユニット2は、本実施形態では多関節ロボットであるが、例えば、上下方向をシリンダ、水平方向をコンベアまたは直交ロボットによって移動させるようなものでもよい。また、ワーク部材Wは、例えば、ガラス基板、プリント基板等であり、シート部材Sは、例えば、紙、PETフィルム等の可とう性を有する材料からなる。本実施形態では、ワーク部材W及びシート部材Sは同一の矩形であるが、これに限らず、実施条件によっては、例えば円形でもよく、また、ワーク部材Wとシート部材Sの形は異なっていてもよい。
<保持装置>
保持装置1は、保持装置本体10と、シート部材Sを保持するシート保持装置4と、ワーク部材Wを保持するワーク保持装置5と、ワーク保持装置5をシート部材S及びワークWに対して垂直(本実施形態ではz方向)に移動させる昇降装置6とを備える。
<シート保持装置>
図2は、本発明の一実施形態に係る保持装置1を示す平面図である。シート保持装置4は、シート部材Sの一方の端部S1、及び反対側の他方の端部S2よりも内側でシート部材Sを保持する。そのため、図1に示すように、シート保持装置4が、シート部材Sを保持した場合、シート部材Sの一方の端部S1と他方の端部S2とが垂れ下がる。
さらに、シート保持装置4は、第1グループのシート保持部41、第2グループのシート保持部42、第3グループのシート保持部43、第4グループのシート保持部44からなる複数のシート保持部を備える。第1及び第2グループのシート保持部41、42は、シート部材Sの一辺側、(SL1側)を保持する一辺側シート保持部を形成する。一方、第3及び第4グループのシート保持部43、44は、シート部材Sの一辺SL1と対向する他辺側、(SL2側)を保持する他辺側シート保持部を形成する。この配置により、シート保持装置4は、シート部材Sの重心の両側でシート部材Sを保持できるため、安定性が向上する。すなわち、シート部材Sの重心の両側のシート保持部の間は水平に保つことができる。加えて、端部S1またはS2の垂れ下がり量が小さくなるため、水平方向における空気抵抗や気流等の影響を軽減でき、保持、移動中においてシート部材Sの体勢が崩れることを防止できる。以上のことから、この構成ではシート部材Sの解放の際に、所定の位置にシート部材Sを載置しやすくなる。
第1グループのシート保持部41は、一辺SL1(y方向)に沿って複数(本図においては4か所)配列されるシート保持体41a〜dからなる(なお、これらのシート保持体を総称する場合はシート保持部41とする)。第2グループのシート保持部42は、一辺SL1に沿って、かつ第1グループのシート保持部41よりも一辺SL1に近い位置に複数(本図においては4か所)配列されるシート保持体42a〜dからなる(なお、これらのシート保持体を総称する場合はシート保持部42とする)。第3グループのシート保持部43は、他辺SL2に沿って複数(本図においては4か所)配列されるシート保持体43a〜dからなる(なお、これらのシート保持体を総称する場合はシート保持部43とする)。第4グループのシート保持部44は、他辺SL2に沿って、かつ第3グループのシート保持部43よりも他辺SL2に近い位置に複数(本図においては4か所)配列されるシート保持体44a〜dからなる(なお、これらのシート保持体を総称する場合はシート保持部44とする)。このように、シート部材Sのx方向における両側にそれぞれy方向に沿って2列のシート保持部を配列することにより、シート保持装置4は、シート部材Sのx方向における両側に加えて中心側も保持できるため、シート部材Sの中心側が撓む(下方に垂れる)ことを防止できる。
さらに、図2からわかるように、これらのシート保持装置4における各グループのシート保持部41〜44は、一辺SL1の中点と、他辺SL2の中点とを通る第1直線L1に線対称かつ、第1直線L1の中点を通り第1直線L1に直交する第2直線L2に線対称に配置される。そのため、シート保持装置4は、より安定してシート部材Sを保持できる。また、第1及び第3グループのそれぞれのシート保持体41a〜d、及び43a〜dは、第2及び第4グループの両端のシート保持体42a、42d、及び44a、44dよりも第1直線L1に近い。中心側を保持する第1及び第3グループのシート保持体41a〜d、及び43a〜dの列方向(y方向)の広がりは、第2及び第4グループのシート保持体42a〜d、44a〜dの列方向の広がりと比べて小さいが、シート部材Sの中心側の撓みを防止することはできる。したがって、この配置により、無駄なシート保持体を省略でき、シート保持体の数を抑えて、コスト削減を図れる。また、第2グループのシート保持部42は、シート保持体42a〜dと一辺SL1との距離、及び各シート保持体42a〜d間の離間距離を、第4グループのシート保持部44は、シート保持体44a〜dと他辺SL2との距離、及び各シート保持体44a〜d間の離間距離を、それぞれ調整できる構成としてもよい。これらの調整装置としては、例えば、LMガイド(登録商標)などを用いたスライド機構が挙げられ、この他にも位置調整機構として周知慣用の技術が全て適用可能である。この構成によってシート部材Sの端部S1及びS2の垂れ具合を調節できる。
図3Aは、本発明の一実施形態に係る保持装置1がシート部材Sを保持する構成を示す側面図である。図3A(a)に示すように、本実施形態において各シート保持部41〜44は、共通の構造である。シート保持部41〜44は、例えばシリコーンゴム等の弾性材料からなり、下側が解放され、上側に円筒状の接続部を有する半球状の形状を有する。この接続部にコネクタ45の下部451が差し込まれる。コネクタ45は、下部451と上部452と枝部453それぞれに孔が開けられており、下部451の孔と枝部453の孔は通気可能につながっている。コネクタ45の上部452は、保持装置本体10の下面側に垂設される支持部材46に取り付けられる。これによりシート保持部41〜44は、保持装置本体10に固定される。コネクタ45の枝部453は、弾性材料からなるホース47の一端に接続される。ホース47の他端は3方向に分岐するバルブ48の一方の接続部481に接続される。バルブ48のもう一方の接続部482は減圧ポンプ7に接続され、残りの一方の接続部483は外気を流入させるために大気解放状態とされる。バルブ48は制御ユニット31と電気的に接続され、制御ユニット31からの信号により切り替え操作を行う。
この構造において、シート部材Sを保持する場合、図3A(a)に示すように、シート保持部41〜44がシート部材Sに当接した状態で、制御ユニット31がバルブ48を操作して接続部481と482とを接続し、減圧ポンプ7とシート保持部41〜44の間で通気可能にする。このとき、減圧ポンプ7により、コネクタ45及びホース47を介して、シート保持部41〜44とシート部材Sによって閉ざされた部分の空気が吸引される。そのため、この部分の圧力が下がり、結果シート部材Sが、シート保持部41〜44に吸着される。一方、保持されているシート部材Sを解放する時は、図3A(b)に示すように、制御ユニット31がバルブ48を操作して接続部481と483とを接続し、外部とシート保持部41〜44の間で通気可能にする。このとき、外気がシート保持部41〜44に流入し、閉ざされた部分の圧力が上昇し、シート部材Sが解放される。
<ワーク保持装置>
再び図2を参照する。ワーク保持装置5は、シート部材Sの一方の端部S1に重ねられるワーク部材Wの一方の端部W1と、シート部材Sの他方の端部S2に重ねられるワーク部材Wの他方の端部W2と、を保持するワーク保持部51、52を備える。両ワーク保持部51、52は、y方向に沿って複数(各4か所)配列されるワーク保持体51a〜d、52a〜dからなる(なお、これらのワーク保持体を総称する場合はワーク保持部51、52とする)。ワーク保持装置5をこのように配置することにより、ワーク部材Wの両端部W1、W2でワーク部材Wを保持できるため、保持の安定性が向上する。
図3Bは、本発明の一実施形態に係る保持装置1がワーク部材Wを保持する構成を示す側面図である。図3B(a)に示すように、弾性部材からなるワーク保持部51、52は、シート保持部41〜44と同様、コネクタ55の下部551に接続され、枝部553は、ホース57の一端に接続される。ホース57の他端は3方向に分岐するバルブ58の一方の接続部581に接続される。バルブ58のもう一方の接続部582は減圧ポンプ7に接続され、残りの一方の接続部583は外気を流入させるために大気解放状態とされる。バルブ58は制御ユニット31と電気的に接続され、制御ユニット31からの信号により切り替え操作を行う。
ワーク保持装置5がワーク部材Wを保持する動作について、図3B(a)に示すように、シート部材Sは保持された状態でその端部S1及びS2が垂れ下がっている。この状態で、昇降装置6によってワーク保持部51、52を下降させて、図3B(b)に示すように、ワーク部材Wに当接させる。次にバルブ58の接続部581と582とを接続し、ワークWを保持する。逆に、ワーク部材Wを解放する時は、接続部581と583とを接続する。
<昇降装置>
昇降装置6は、エアシリンダ式で、エアシリンダ61は汎用のものを用いているため詳細な構造は省略する。保持装置本体10に対してシリンダ軸63が上下に伸縮するようエアシリンダ61が取り付けられる。エアシリンダ61のシリンダ軸63の先端には、可動部62が取り付けられる。可動部62の下面側には支持部材56が垂設され、この支持部材56にコネクタ55の上部552が取り付けられる。また、エアシリンダ61は制御ユニット31と電気的に接続されており、制御ユニット31からの信号によって、可動部62を、第1位置(上方)と第2位置(下方)の間で、ワーク部材Wに対して垂直に(z方向に)動作させる。なお、昇降装置6は油圧シリンダ、モータ等を用いてもよい。
図3B(a)に示すように、エアシリンダ61が収縮しているとき(可動部62が第1位置にあるとき)は、ワーク保持部51、52は、シート保持部41〜44よりも上にあり、図3B(b)に示すように、エアシリンダ61が伸長しているとき(可動部62が第2位置にあるとき)は、ワーク保持部51、52は、シート保持部41〜44よりも下にある。
なお、本実施形態では、ワーク保持装置5と昇降装置6とを接続することで、ワーク保持装置5及びシート保持装置4を相対的に移動させたが、シート保持装置4を移動させてもよく、また、両方を移動させてもよい。
<保持装置の効果>
保持装置1では、シート部材Sを先に保持し、シート部材Sの端部S1、S2を垂れ下げて、その端部に上からワーク部材Wを保持するためのスペース(W1、W2)を設けている。そのため、保持装置1は、ワーク部材W、及びワーク部材Wの上方でワーク部材Wと同サイズのシート部材Sを同時に保持できる。別の言い方をすれば、保持装置1は、ワーク部材Wと同サイズのシート部材Sを保持した状態で、上下二段にワーク部材Wを保持することができる。また、保持装置1によるワーク部材Wの保持領域は、シート部材Sの保持領域の下側に位置(シート部材Sの保持領域とオーバーラップ)していることから、両保持領域に要する保持装置1のスペースは小さくすることができる。また、ワーク部材W及びシート部材Sを保持するのは1つの保持装置1であることから、設備は必要以上に大きなものとはならず、設備の大型化を防止できる。
ここでは、ワーク部材W及びシート部材Sは水平に載置されたものを水平に保持しているが、シート部材Sの端部S1、S2を垂れ下げて、上からワーク部材Wを保持するためのスペースが確保できれば、各部材が載置、保持される角度は水平でなくてもよい。
<本発明に係る保持装置の他の構成>
まず、シート保持部の配置については、シート部材Sを保持した状態で、ワーク保持部が直接ワーク部材Wに当接できるように、シート部材Sの端部を垂れ下げられる配置であればよく、シート部材Sの中心のみを保持する例も考えられる。ワーク保持部については、シート部材Sの端部が垂れ下がることにより、ワーク保持部がワーク部材Wに当接できるようになる部分を保持する構造であればよい。
次に、シート部材S及びワーク部材Wの形状について、矩形のものに限らず、その他の多角形、または円形等であってもよい。
さらに、図4に、保持装置1により保持可能なワーク部材Wの形状の例を示す。図に示す通り、ワーク部材Wの形状は図4(a)のような瓦型、または図4(b)のような波打つ形状でもよい。
<制御ユニット>
図5は、本発明の一実施形態に係る搬送装置100の制御ユニット31のブロック図である。制御ユニット31は、CPU等の処理部501と、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶部502と、外部デバイスと処理部501とをインタフェースするインタフェース部503、とを備える。インタフェース部503には、ホストコンピュータ等、上位のコンピュータや周辺装置(不図示)との通信を行う通信インタフェースも含まれる。
制御ユニット31は、移動ユニット2、バルブ48、58、昇降装置6、及び各種センサ510に接続されている。各種センサ510には、保持装置1と、シート部材S及びワーク部材Wとの位置関係を検出する位置センサ511と、シート保持部41〜44がシート部材Sに当接したこと及びワーク保持部51、52がワーク部材Wに当接したことを検知する感圧センサ512と、が含まれる。位置センサ511は、例えば、シート部材S及びワーク部材Wの角位置や、シート部材S及びワーク部材Wに印刷されたトンボ等の目印を、保持装置1に備えられたカメラで検出する。感圧センサ512は、シート保持部41〜44及びワーク保持部51、52の底面に取り付けられ、これらの保持部がシート部材S及びワーク部材Wを押す力を検知する。
<制御例>
図6は、搬送装置100が(a)シート部材S及び(b)ワーク部材Wを保持するために行われる処理の一例を示すフロー図である。これらの処理は、処理部501が記憶部502に記憶されたプログラムを実行することにより行われる。
シート部材Sの保持のための処理に関して、S601において、位置センサ511により検出された、保持装置1と、シート部材Sとの位置関係が所定の範囲内にあるか否かを判定する。保持装置1と、シート部材Sとの位置関係が所定の位置関係になければ(S601でNo)、これらが所定の位置関係になるまで、S602において移動ユニット2により保持装置1を移動させる。
保持装置1と、シート部材Sとの位置関係が所定の位置関係であれば(S601でYes)、S603において、ワーク保持部51、52が上昇しているか(可動部62が第1の位置にあるか)否かを判定する。ワーク保持部51、52が下降していれば(可動部62が第2の位置にあれば)、S603でNoとなり、S604で昇降装置6によってワーク保持部51、52を上昇させる。
ワーク保持部51、52が上昇していれば(S603でYes)、S605で、感圧センサ512が、シート保持部41〜44とシート部材Sとが当接したことを検知するまで(S606でYesとなるまで)、移動ユニット2により保持装置1を下降させる。シート保持部41〜44がシート部材Sと接触すると(S606でYes)、S607で、処理部501はバルブ48に信号を送信し、上記のように、シート保持部41〜44側と減圧ポンプ7を通気可能に接続して、シート部材Sを保持する。
ワーク部材Wの保持のための処理に関して、S611において、位置センサ511により検出された、保持装置1と、ワーク部材Wとの位置関係が所定の範囲内にあるか否かを判定する。保持装置1と、ワーク部材Wとの位置関係が所定の位置関係になければ(S611でNo)、これらが所定の位置関係になるまで、S612において移動ユニット2により保持装置1を移動させる。
保持装置1と、ワーク部材Wとの位置関係が所定の位置関係であれば(S611でYes)、S613において、感圧センサ512が、ワーク保持部51、52とワーク部材Wとが当接したことを検知するまで(S614でYesとなるまで)、昇降装置6によりワーク保持部51、52を下降させる。ワーク保持部51、52がワーク部材Wと接触すると(S614でYes)、S615で、処理部501はバルブ58に信号を送信し、上記のように、ワーク保持部51、52側と減圧ポンプ7を通気可能に接続して、ワーク部材Wを保持する。
<ワーク部材及びシート部材の保持方法1>
図7は、本発明の一実施形態に係るワーク部材W及びシート部材Sの保持方法を示す図である。本実施形態では、載置部700に載置されたワーク部材Wと、ワーク部材Wに重ねられたシート部材Sとを、保持装置1によって保持する。
第1工程では、保持装置1がシート部材Sの上面に対向するように、移動ユニット2が、保持装置1を載置部700にあるシート部材Sの上方まで移動させる(矢印A)。なお、このとき、移動ユニット2の水平方向の移動と独立して載置部700を保持装置1に向かって自走できるよう、載置部700にも移動ユニット(例えば、水平移動ユニット)を設けるようにしてもよい。
第2工程では、ワーク保持装置5をシート部材Sから離隔させた状態で、移動ユニット2が、保持装置1(シート保持装置4)をシート部材Sに向かって移動させ、シート保持装置4(シート保持部41〜44)と、シート部材Sとが当接するまで、これらを接近させる。なお、このとき、移動ユニット2の下方向の移動と独立して載置部700が上方向等に移動できるよう、載置部700にも移動ユニット(例えば、昇降ユニット)を設けるようにしてもよい。
第3工程では、シート保持装置4とシート部材Sとが当接した状態で、バルブ48を操作して、シート保持装置4がシート部材Sを保持する。
第4工程では、シート保持装置4がシート部材Sを保持した状態で、移動ユニット2が、保持装置1(シート保持装置4)を上方に移動させ、シート保持装置4をワーク部材Wから離隔させる。ここで、シート部材Sの一方の端部S1及び他方の端部S2(図7中では左右方向の両端部)が垂れ下がる。ここでも第2工程のように、載置部700を下方向等に移動させてもよい。
第6工程(後で述べる保持方法2と対応(区別)させるため、ここでは第5工程とはしない)では、昇降装置6が、ワーク保持装置5をワーク部材Wに向かって移動させ、ワーク保持装置5(ワーク保持部51、52)と、ワーク部材Wとが当接するまで、これらを接近させる。なお、このとき、載置部700を上方向等に移動させてもよい。
第7工程では、ワーク保持装置5とワーク部材Wとが当接した状態で、バルブ58を操作して、ワーク保持装置5がワーク部材Wを保持する。
その後、移動ユニット2により、保持装置1を上昇させてシート部材S及びワーク部材Wを搬送する。
<ワーク部材及びシート部材の保持方法2>
図8は、本発明の他の実施形態に係るワーク部材及びシート部材の保持方法を示す図である。本実施形態では、処理ライン800にあるワーク部材Wと、シート載置部810に積み重ねられたシート部材とを、保持装置1によって保持する。
第1工程では、保持装置1がシート部材Sの上面に対向するように、移動ユニット2が、保持装置1をシート載置部810にあるシート部材Sの上方まで移動させる(矢印B)。なお、このとき、移動ユニット2の水平方向の移動と独立してシート載置部810を保持装置1に向かって自走できるよう、シート載置部810にも移動ユニット(例えば、水平移動ユニット)を設けるようにしてもよい。
第2工程では、ワーク保持装置5をシート部材Sから離隔させた状態で、移動ユニット2が、保持装置1(シート保持装置4)をシート部材Sに向かって移動させ、シート保持装置4(シート保持部41〜44)と、シート部材Sとが当接するまで、これらを接近させる。なお、このとき、移動ユニット2の下方向の移動と独立してシート載置部810が上方向等に移動できるよう、シート載置部810にも移動ユニット(例えば、昇降ユニット)を設けるようにしてもよい。
第3A工程では、シート保持装置4とシート部材Sとが当接した状態で、バルブ48を操作して、シート保持装置4が積み重ねられたシート部材Sstのうち最上部のシート部材Sを保持する。
第4A工程では、シート保持装置4が最上部のシート部材Sを保持した状態で、移動ユニット2が、保持装置1(シート保持装置4)を上方に移動させ、シート保持装置4を積み重ねられたシート部材Sstから離隔させる。ここで、シート部材Sの一方の端部S1及び他方の端部S2(図8中では左右方向の両端部)が垂れ下がる。ここでも第2工程のように、シート載置部810を下方向等に移動させてもよい。
第5工程では、保持装置1がワーク部材Wの上面に対向するように、移動ユニット2が、保持装置1を処理ライン800にあるワーク部材Wの上方まで移動させる(矢印C)。なお、このとき、処理ライン800がワーク部材Wを、保持装置1に向かって搬送するようにすることもできる。
第6工程では、昇降装置6が、ワーク保持装置5をワーク部材Wに向かって移動させ、ワーク保持装置5(ワーク保持部51、52)と、ワーク部材Wとが当接するまで、これらを接近させる。なお、このとき、移動ユニット2の下方向の移動と独立して処理ライン800がワーク部材を上方向等に移動させるよう、処理ライン800にも移動ユニット(例えば、昇降ユニット)を設けるようにしてもよい。
第7工程では、ワーク保持装置5とワーク部材Wとが当接した状態で、バルブ58を操作して、ワーク保持装置5がワーク部材Wを保持する。
その後、移動ユニット2により、保持装置1を上昇させてシート部材S及びワーク部材Wを搬送する。
<ワーク部材及びシート部材の載置方法1>
図9は、本発明の一実施形態に係るワーク部材及びシート部材の載置方法を示す図である。本実施形態では、保持装置1が保持しているワーク部材W及びシート部材Sを、所定の載置部900に載置する。
第8工程では、保持装置1が載置部900に対向するように、移動ユニット2が、保持装置1を載置部900の上方まで移動させる(矢印D)。なお、このとき、移動ユニット2の水平方向の移動と独立して載置部900を保持装置1に向かって自走できるよう、載置部900にも移動ユニット(例えば、水平移動ユニット)を設けるようにしてもよい。
第9工程では、移動ユニット2が、ワーク保持装置5を載置部900に向かって移動させ、ワーク保持装置5と、載置部900とを接近させる。なお、このとき、移動ユニット2の下方向の移動と独立して載置部900が上方向等に移動できるよう、載置部900にも移動ユニット(例えば、昇降ユニット)を設けるようにしてもよい。
第10工程では、バルブ58を操作して、ワーク保持装置5がワーク部材Wを解放し、ワーク部材Wを載置部900に載置する。
第11工程では、昇降装置6が、ワーク保持装置5を上方に移動させ、ワーク保持装置5と、載置部900とを離隔させる。なお、このとき、載置部900を下方向等に移動させてもよい。
第13工程(後で述べる載置方法2と対応(区別)させるため、ここでは第12工程とはしない)では、移動ユニット2が、保持装置1(シート保持装置4)を載置されたワーク部材Wに向かって移動させ、シート保持装置4と、載置部900に載置されたワーク部材Wとを接近させる。なお、このとき、載置部900を上方向等に移動させてもよい。
第14工程では、バルブ48を操作して、シート保持装置4がシート部材Sを解放し、ワーク部材Wに重ねてシート部材Sを載置する。
第15工程では、移動ユニット2が、保持装置1(シート保持装置4)を上方に移動させ、シート保持装置4と、シート部材Sとを離隔させる。なお、このとき、載置部900を下方向等に移動させてもよい。
以上が本実施形態における一連の動作である。なお、実施条件によっては、第10工程において、ワーク部材Wが載置部900と離隔した状態で、ワーク部材Wを載置部900に落下させるように解放してもよい。第14工程においても、シート部材Sが載置されたワーク部材Wと離隔した状態で、シート部材Sをワーク部材W上に落下させるように解放してもよい。
<ワーク部材及びシート部材の載置方法2>
図10は、本発明の他の実施形態に係るワーク部材及びシート部材の載置方法を示す図である。本実施形態では、保持装置1が保持しているワーク部材Wを処理ライン1000に投入(またはワーク載置部に載置)し、シート部材Sをシート載置部1010に積み重ねるように(図中、積み重ねられたシート部材をSstとする)載置する。
第8A工程では、保持装置1が処理ライン1000に対向するように、移動ユニット2が、保持装置1を処理ライン1000の上方まで移動させる(矢印E)。なお、処理ライン1000がパレット等を保持装置1に向かって移動させてもよい。
第9A工程では、移動ユニット2が、ワーク保持装置5を処理ライン1000に向かって移動させ、ワーク保持装置5と、処理ライン1000とを接近させる。なお、このとき、移動ユニット2の下方向の移動と独立して処理ライン1000がパレット等を上方向等に移動できるよう、処理ライン1000にも移動ユニット(例えば、昇降ユニット)を設けるようにしてもよい。
第10A工程では、バルブ58を操作して、ワーク保持装置5がワーク部材Wを解放し、ワーク部材Wを処理ライン1000に投入する。
第11工程では、昇降装置6が、ワーク保持装置5を上方に移動させ、ワーク保持装置5と、処理ライン1000とを離隔させる。なお、このとき、処理ライン1000がパレット等を下方向等に移動させてもよい。
第12工程では、保持装置1がシート載置部1010に対向するように、移動ユニット2が、保持装置1をシート載置部1010の上方まで移動させる(矢印F)。なお、このとき、移動ユニット2の水平方向の移動と独立してシート載置部1010を保持装置1に向かって自走できるよう、シート載置部1010にも移動ユニット(例えば、水平移動ユニット)を設けるようにしてもよい。
第13A工程では、移動ユニット2が、保持装置1(シート保持装置4)をシート載置部1010に向かって移動させ、シート保持装置4と、シート載置部1010とを接近させる。なお、このとき、移動ユニット2の下方向の移動と独立してシート載置部1010が上方向等に移動できるよう、シート載置部1010にも移動ユニット(例えば、昇降ユニット)を設けるようにしてもよい。
第14A工程では、バルブ48を操作して、シート保持装置4がシート部材Sを解放し、シート部材Sをシート載置部1010に載置する。
第15工程では、移動ユニット2が、保持装置1(シート保持装置4)を上方に移動させ、シート保持装置4と、シート部材Sとを離隔させる。なお、このとき、シート載置部1010を下方向等に移動させてもよい。
以上が本実施形態における一連の動作である。なお、実施条件によっては、第10A工程において、ワーク部材Wが処理ライン1000と離隔した状態で、ワーク部材Wを処理ライン1000に落下させるように解放してもよい。第14A工程においても、シート部材Sがシート載置部1010と離隔した状態で、シート部材Sをシート載置部1010に落下させるように解放してもよい。
<ワーク部材及びシート部材の搬送方法>
ここで、上記の保持方法及び載置方法の組み合わせによるワーク部材W及びシート部材Sの搬送方法について以下に説明する。
まず、ワーク部材W及びシート部材Sの保持方法2と、同載置方法1との組み合わせ(図8→図9の流れ)によって、処理ライン800から搬出されてきたワーク部材Wに、シート部材Sを間に入れて積層して載置部900に載置する載置工程について説明する。この工程では、1サイクルにおいて保持装置1が移動するのは、(図9の載置部900から)シート載置部810までの移動(第1工程:図8の矢印B)、シート載置部810から処理ライン800までの移動(第5工程:図8の矢印C)、処理ライン800から載置部900までの移動(第8工程:図9の矢印D)の3回である。
背景技術についての記載で述べたように、従来の搬送装置では、載置工程1サイクルにおける保持装置の移動は4回である。したがって、本実施形態の搬送装置100によって、処理ライン800から搬出されたワーク部材Wの載置部900への載置工程において保持装置1の移動回数を減らすことができる。
次に、ワーク部材W及びシート部材Sの保持方法1と、同載置方法2との組み合わせ(図7→図10の流れ)によって、載置部700に積み重ねられたシート部材Sとワーク部材Wとを分離し、ワーク部材Wのみを処理ライン1000に投入する投入工程について説明する。この工程では、1サイクルにおいて保持装置1が移動するのは、(図10のシート載置部1010から)載置部700までの移動(第1工程:図7の矢印A)、載置部700から処理ライン1000までの移動(第8A工程:図10の矢印E)、処理ライン1000からシート載置部1010までの移動(第12工程:図10の矢印F)の3回である。
背景技術についての記載で述べたように、従来の搬送装置では、投入工程1サイクルにおける保持装置の移動は4回である。したがって、本実施形態の搬送装置100によって、ワーク部材Wの処置ライン800への投入工程において保持装置1の移動回数を減らすことができる。

Claims (10)

  1. 板状のワーク部材と、前記ワーク部材に重ねられるシート状のシート部材と、を同時に保持する保持装置であって、
    前記シート部材の一方の端部と、該一方の端部の反対側の他方の端部と、が垂れ下がるように、これらの端部よりも内側をそれぞれ保持するシート保持部を有するシート保持手段と、
    それぞれの前記シート保持部の外側に設けられ、前記シート部材の前記一方の端部に重ねられる前記ワーク部材の一方の端部と、前記シート部材の前記他方の端部に重ねられる前記ワーク部材の他方の端部と、を保持するワーク保持部を有するワーク保持手段と、
    前記ワーク保持手段及び前記シート保持手段の少なくともいずれか一方を、前記重ねられる方向に向けて相対的に移動させる昇降手段と、
    を備えることを特徴とする保持装置。
  2. 前記昇降手段は、前記ワーク保持部が前記シート保持部より上方に位置する第1の位置と、前記ワーク保持部が前記シート保持より下方に位置する第2の位置との間で前記ワーク保持部または前記シート保持部を相対的に移動させることを特徴とする請求項1に記載の保持装置。
  3. 前記ワーク部材及び前記シート部材は矩形であり、
    前記シート保持手段は、前記シート部材の一辺側を保持する一辺側シート保持部と、前記シート部材の前記一辺と対向する他辺側を保持する他辺側シート保持部と、において前記シート部材を保持することを特徴とする請求項1に記載の保持装置。
  4. 前記一辺側シート保持部は、
    前記一辺に沿って複数のシート保持部が配列された第1グループと、
    前記一辺に沿って、かつ前記第1グループのシート保持部よりも前記一辺に近い位置で複数のシート保持部が配列された第2グループと、
    を含み、
    前記他辺側シート保持部は、
    前記他辺に沿って複数のシート保持部が配列された第3グループと、
    前記他辺に沿って、かつ前記第3グループのシート保持部よりも前記他辺に近い位置で複数のシート保持部が配列された第4グループと、
    を含むことを特徴とする請求項に記載の保持装置。
  5. 前記シート保持部は、前記一辺の中点と前記他辺の中点とを結ぶ第1直線について、対称に配置され、
    さらに、前記シート保持部は、前記第1直線の中点を通り前記第1直線に直交する前記シート部材に沿った第2直線に対して対称に配置され、
    前記第1グループのシート保持部は、前記第2グループの両端のシート保持部よりも前記第1直線に近く、
    前記第3グループのシート保持部は、前記第4グループの両端のシート保持部よりも前記第1直線に近い
    ことを特徴とする請求項に記載の保持装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の保持装置と、前記保持装置を移動させる移動手段と、を備えることを特徴とする搬送装置。
  7. 板状のワーク部材と、前記ワーク部材に重ねられたシート状のシート部材とを、保持装置によって同時に保持する方法であって、
    前記保持装置は、シート保持手段とワーク保持手段とを備え、
    前記保持装置が前記シート部材の上面に対向するように、第1移動手段が、前記保持装置及びワーク部材の少なくとも一方を移動させる第1工程と、
    前記ワーク保持手段を前記シート部材から離隔させた状態で、前記シート保持手段と前記シート部材とを接近させるように、前記第1移動手段が、前記シート保持手段及び前記ワーク部材の少なくとも一方を移動させて、前記シート保持手段を、前記シート部材の一方の端部及び該一方の端部の反対側の他方の端部よりも内側に当接させる第2工程と、
    前記シート保持手段と前記シート部材とが当接した状態で、前記シート保持手段が、前記シート部材を保持する第3工程と、
    前記シート保持手段が前記シート部材を保持した状態で、前記シート保持手段を前記ワーク部材から離隔させるように、前記第1移動手段が、前記シート保持手段及び前記ワーク部材の少なくとも一方を移動させて、前記シート部材の前記一方の端部及び前記他方の端部を垂れ下げさせた状態で前記シート保持手段によりシート部材を保持する第4工程と、
    前記ワーク保持手段と前記ワーク部材とを接近させるように、第2移動手段が、前記ワーク保持手段及び前記ワーク部材の少なくとも一方を移動させて、前記ワーク保持手段を、前記シート部材の前記一方の端部に重ねられる前記ワーク部材の一方の端部と、前記シート部材の前記他方の端部に重ねられる前記ワーク部材の他方の端部とに当接させる第6工程と、
    前記ワーク保持手段と前記ワーク部材とが当接した状態で、前記ワーク保持手段により前記ワーク部材を保持する第7工程と、
    を含み、
    前記第4工程において、前記シート保持手段により前記シート部材の前記一方の端部及び前記他方の端部を垂れ下げさせた状態でシート部材を保持しつつ、
    前記第6工程における前記第2移動手段による前記ワーク保持手段の前記ワーク部材への当接、及び前記第7工程における前記ワーク保持手段による前記ワーク部材の保持を行う、
    ことを特徴とする方法。
  8. 板状のワーク部材と、前記ワーク部材と異なる位置に積み重ねられたシート状のシート部材とを、保持装置によって同時に保持する方法であって、
    前記保持装置は、シート保持手段とワーク保持手段とを備え、
    前記保持装置が前記シート部材の上面に対向するように、第1移動手段が、前記保持装置及び前記シート部材の少なくとも一方を移動させる第1工程と、
    前記ワーク保持手段を前記シート部材から離隔させた状態で、前記シート保持手段と前記シート部材とを接近させるように、前記第1移動手段が、前記シート保持手段及び前記シート部材の少なくとも一方を移動させて、前記シート保持手段が、前記シート部材の一方の端部及び該一方の端部の反対側の他方の端部よりも内側に当接させる第2工程と、
    前記シート保持手段と前記シート部材とが当接した状態で、前記シート保持手段が、前記積み重ねられたシート部材のうち最上部のシート部材のみを保持する第3A工程と、
    前記シート保持手段が前記最上部のシート部材を保持した状態で、前記シート保持手段を前記積み重ねられたシート部材から離隔させるように、前記第1移動手段が、前記シート保持手段及び前記積み重ねられたシート部材の少なくとも一方を移動させて、前記シート部材の前記一方の端部及び前記他方の端部を垂れ下げさせた状態で前記シート保持手段によりシート部材を保持する第4A工程と、
    前記保持装置が前記ワーク部材の上面に対向するように、前記第1移動手段が、前記保持装置及び前記ワーク部材の少なくとも一方を移動させる第5工程と、
    前記ワーク保持手段と前記ワーク部材とを接近させるように、第2移動手段が、前記ワーク保持手段及び前記ワーク部材の少なくとも一方を移動させて、前記ワーク保持手段を、前記シート部材の前記一方の端部に重ねられる前記ワーク部材の一方の端部と、前記シート部材の前記他方の端部に重ねられる前記ワーク部材の他方の端部とに当接させる第6工程と、
    前記ワーク保持手段と前記ワーク部材とが当接した状態で、前記ワーク保持手段により前記ワーク部材を保持する第7工程と、
    を含み、
    前記第4A工程において、前記シート保持手段により前記シート部材の前記一方の端部及び前記他方の端部を垂れ下げさせた状態でシート部材を保持しつつ、
    前記第5工程における前記第1移動手段による前記保持装置及び前記ワーク部材の少なくとも一方の移動、前記第6工程における前記第2移動手段による前記ワーク保持手段の前記ワーク部材への当接、及び前記第7工程における前記ワーク保持手段による前記ワーク部材の保持を行う、
    ことを特徴とする方法。
  9. 請求項またはの方法により保持されたワーク部材及びシート部材を、所定の載置部に載置する方法であって、
    前記保持装置が前記載置部に対向するように、前記第1移動手段が、前記保持装置を移動させる第8工程と、
    前記ワーク保持手段と前記載置部とを接近させるように、前記第1移動手段が、前記ワーク保持手段及び前記載置部の少なくとも一方を移動させる第9工程と、
    前記ワーク保持手段が前記ワーク部材を解放し、前記ワーク部材を前記載置部に載置する第10工程と、
    前記ワーク保持手段と前記載置されたワーク部材とを離隔させるように、前記第移動手段が、前記ワーク保持手段及び前記載置部の少なくとも一方を移動させる第11工程と、
    前記シート保持手段と前記載置されたワーク部材とを接近させるように、前記第1移動手段が、前記シート保持手段及び前記載置部の少なくとも一方を移動させる第13工程と、
    前記シート保持手段が前記シート部材を解放し、前記載置されたワーク部材の上に前記シート部材を載置する第14工程と、
    前記シート保持手段と前記載置されたシート部材とを離隔させるように、前記第1移動手段が、前記シート保持手段及び前記載置部の少なくとも一方を移動させる第15工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  10. 請求項またはの方法により保持されたワーク部材をワーク載置部に載置し、前記保持されたシート部材をシート載置部に載置する方法であって、
    前記保持装置が前記ワーク載置部に対向するように、前記第1移動手段が、前記保持装置を移動させる第8A工程と、
    前記ワーク保持手段と前記ワーク載置部とを接近させるように、前記第1移動手段が、前記ワーク保持手段及び前記ワーク載置部の少なくとも一方を移動させる第9A工程と、
    前記ワーク保持手段が前記ワーク部材を解放し、前記ワーク部材を前記ワーク載置部に載置する第10A工程と、
    前記ワーク保持手段と前記載置されたワーク部材とを離隔させるように、前記第移動手段が、前記ワーク保持手段及び前記ワーク載置部の少なくとも一方を移動させる第11工程と、
    前記保持装置が前記シート載置部に対向するように、前記第1移動手段が、前記保持装置及び前記シート載置部の少なくとも一方を移動させる第12工程と、
    前記シート保持手段と前記シート載置部とを接近させるように、前記第1移動手段が、前記シート保持手段及び前記シート載置部の少なくとも一方を移動させる第13A工程と、
    前記シート保持手段が前記シート部材を解放し、前記シート載置部に前記シート部材を載置する第14A工程と、
    前記シート保持手段と前記載置されたシート部材とを離隔させるように、前記第1移動手段が、前記シート保持手段及び前記シート載置部の少なくとも一方を移動させる第15工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
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