JP5929887B2 - 熱交換器用フィンのリフレア加工装置、熱交換器用フィン製造方法及び熱交換器製造方法 - Google Patents
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Description
このような構成によれば、リフレア加工によりフィンに加えられる変形を抑制することができる。
このような構成によれば、リフレア加工装置を含むフィン製造装置の稼働率が向上するので、安価な熱交換器用フィンを提供することができる。
このような構成によれば、安価なフィンを使用するので、安価な熱交換器を提供することができる。
先ず、本実施の形態に係る熱交換器用フィンの概略構成を説明する。
図1(a)に示すように、本熱交換器用のフィン1は、例えば空気調和機の室内機などの熱交換器に使用されるものであって、千鳥状に伝熱管を貫通させるカラー部10を備えている。カラー部10は、2列6段に形成されている。カラー部10の各列の段間には4個一組の膨出フィン(以下ルーバーフィン20と称する)が形成されている。カラー部10の列間にはミシン目のスリット30が形成されている。
次に、このようなフィンを製造するフィン製造装置の概要について説明する。
図2に示すように、本フィン製造装置は、フィン1の素材であるアルミニウム等の金属製薄板Pがコイル状に巻かれたアンコイラ50を備えている。そして、金属製薄板Pは、アンコイラ50からループコントローラ51を経てプレス装置52へ送られる。プレス装置52は、ベッドに固定される下型と、プレス機械のスライドに固定される上型とを有する。このフィン製造装置では、工程が多岐にわたるため1台のプレス装置52の金属製薄板Pの送り方向の長さ範囲内に各工程の金型を収容することができない。このため、プレス装置52においては下型を支持する下型ダイセット52aを送り方向の下手側へ延長させている。同様に、上型を支持する上型ダイセット52bについても送り方向の下手側へ延長させている。なお、上型の延長寸法の不足を補うようにオーバーハング部材52cが送り方向の外方へさらに延長されている。この実施の形態では、このオーバーハング部材52cにより最終工程のシャーリング装置が保持されている。
図3(a)に示すように、工程Bでは張出し部101を形成する張出し加工が行われる。図3(b)に示すように、工程Cでは絞り部102を加工する絞り加工が行われる。図3(c)に示すように、工程Dでは中心部に下孔103をあけると同時にバーリング部104を形成するピアスバーリング加工が行われる。また、この工程Dでは、座部105が形成される。図3(d)に示すように、工程Eでは所定の内径となるような垂直円筒部106を形成するアイアニング加工が行われる。図3(e)に示すように、工程Fでは、垂直円筒部106の先端にリフレア部を形成するリフレア加工が行われる。図3(e)に示した形状は、工程Fの加工を経て完成されたカラー部10を示す。この図における括弧内の符号は加工途中の符号を示す。すなわち、最終工程を経たカラー部10は、座部11、垂直円筒部12、及びリフレア部13を備えている。
次に、フィン製造装置におけるリフレア加工を行う金型について、図4の型開き状態を基準に説明する。
上型ダイセット52bは、上型60を取り付ける基礎部材である。そして、この上型ダイセット52bは、シャンク(不図示)により上下に移動する駆動体であるスライダ(不図示)に固定されている。
他方、パンチホルダ62は、シャンク(不図示)により上型ダイセット52bに固定されている。また、リフレアブッシュ63を取り付けるブッシュホルダ64は、シャンク(不図示)によりパンチホルダ62に固定されている。
下型70のダイブッシュ71は、上型60を下方に移動させたときにリフレアパンチ61の先端部が進入することを許容する孔部71aを有する。ダイブッシュ71は、この孔部71aを有することにより、リフレアパンチ61の先端が下型70の上面に衝突することを回避する機能を奏する。そして、このダイブッシュ71は、ダイプレート72に形成された段付孔72aに保持されている。より具体的には、ダイブッシュ71は、下端部にフランジ部71bを有し、フランジ部71bの上面がダイプレート72に形成された段付孔72aの段部に当接し、フランジ部71bの下面がバッキングプレート74の上面に当接して支持されている。
また、キーパ79は、昇降装置77により支持される埋込みブロック76、バッキングプレート74、及びダイプレート72からなる集合物の上方への移動を規制するものであって、ばね部材79aを介して規制している。このキーパ79は、シャンクにより下型ダイセット52aに固定されている。
次に、本リフレア加工装置の作用としてこの加工装置の動作を説明する。
図4に示すように、本リフレア加工装置では、型開き状態時に工程Dのアイアニング加工工程を経た金属製薄板Pがダイプレート72上の所定位置に移送される。次いで、図5に示すように上型60が下方に移動して型閉じ状態へ移行する。
型開き状態になると、ばね部材75の作用によりリフレアパンチ61が上方に押し上げられる。ばね部材75は、型開き状態時に、払出しピン73の上端面をダイブッシュ71の上端位置まで押し上げるものであって、リフレアパンチ61の下死点を設定するものではない。払出しピン73は、ばね部材75の押し上げ作用を受け、ダイブッシュ71の孔部71a内に金属製薄板Pの切り屑80が落ち込んでいた場合は、この切り屑80をダイプレート72の上面へ払い出すように機能する。なお、ダイプレート72の上面へ払い出された切り屑80は、金属製薄板Pとともに移動し、ダイプレート72の外側に運ばれる。
本実施の形態に係るリフレア加工装置は、以上のように構成されているので、次のような効果を奏することができる。
[変形例]
上記実施の形態において以下のように変更することもできる。
1 フィン
10 カラー部
11 座部
12 垂直円筒部
13 リフレア部
20 ルーバーフィン
30 スリット
40 伝熱管
50 アンコイラ
51 ループコントローラ
52 プレス装置
52a 下型ダイセット
52b 上型ダイセット
53 スタッカー
53a ピン
60 上型
61 リフレアパンチ
61a フランジ部
61b 先端部
61c 鍔部
62 パンチホルダ
62a 段付孔
63 リフレアブッシュ
63a フランジ部
63b 段部
64 ブッシュホルダ
64a 段付孔
65 ばね部材
70 下型
71 ダイブッシュ
71a 孔部
71b フランジ部
72 ダイプレート
72a 段付孔
73 払出しピン
73a 細径部
73b 大径部
74 バッキングプレート
74a 孔部
74b 空間部
74c 空間部
75 ばね部材
76 埋込みブロック
77 昇降装置
77a テーパジブ上部材
77b テーパジブ下部材
78 ガイドプレート
79 キーパ
79a ばね部材
80 切り屑
101 張出し部
102 絞り部
103 下孔
104 バーリング部
105 座部
106 垂直円筒部
107 リフレア部
201 上型ステージ
202 リフレアパンチ
203 下型ステージ
204 金属製薄板
205 リフレア部
Claims (8)
- クロスフィンチューブ式熱交換器用のフィン(1)の素材である金属製薄板(P)に対し、カラー部(10)のリフレア部(13)の加工を行うためのリフレアパンチ(61)を備えた上型(60)と、この上型(60)に対向して配置される下型(70)とを備え、
前記下型(70)は、前記リフレアパンチ(61)の先端部の進入を許容する孔部(71a)を有するダイブッシュ(71)と、前記ダイブッシュ(71)を保持するダイプレート(72)と、前記ダイブッシュ(71)の孔部(71a)に入った金属製薄板の切り屑(80)を払い出す払出しピン(73)と、前記払出しピン(73)を上下方向に摺動可能に保持するとともに、前記ダイブッシュ(71)の下方部への移動を規制するバッキングプレート(74)と、前記払出しピン(73)の下面を上方へ付勢するばね部材(75)と、このばね部材(75)を固定する埋込みブロック(76)とを有する
熱交換器用フィンのリフレア加工装置。 - 前記ダイプレート(72)と前記バッキングプレート(74)とは固定され、
前記ダイブッシュ(71)は、下端部に形成したフランジ部(71b)が前記ダイプレート(72)に形成された段付孔(72a)により上方への移動が規制され、
前記払出しピン(73)は、上方部分に対し下方部分が大径の段付き円柱状に形成されるとともに、この上方部分が前記ダイブッシュ(71)内を上下動するように組み込まれ、
前記バッキングプレート(74)は、前記払出しピン(73)の下方部分を上下方向に摺動可能とする孔部(74a)を有し、このバッキングプレート(74)の孔部(74a)の径は、前記ダイブッシュ(71)のフランジ部(71b)の外径より小さく、かつ、前記ダイブッシュ(71)の孔部(71a)の内径より大きく形成されている
請求項1記載の熱交換器用フィンのリフレア加工装置。 - 前記下型(70)は、埋込みブロック(76)の下面を支持するように設置された昇降装置(77)を有し、
前記昇降装置(77)は、前記埋込みブロック(76)、前記バッキングプレート(74)及び前記ダイプレート(72)を一体的に上下動させることにより前記ダイプレート(72)の上面高さ位置を制御するように構成され、
前記リフレアパンチ(61)の下死点は、前記上型(60)の上下動のストロークにより設定され、
前記リフレア部(13)の高さは、型閉じ状態における前記上型(60)の下面と前記下型(70)の上面との間の寸法により調整されるものであって、
型閉じ状態における前記上型(60)の下面と前記下型(70)の上面との間の寸法は、前記ダイプレート(72)の上面高さ位置により調整され、
前記ダイプレート(72)の上面高さ位置は、前記昇降装置(77)により前記埋込みブロック(76)、前記バッキングプレート(74)及び前記ダイプレート(72)を一体的に上下動して調整するように構成されている
請求項2に記載の熱交換器用フィンのリフレア加工装置。 - 前記昇降装置(77)は、テーパジブ下部材(77b)とテーパジブ上部材(77a)を備えたテーパジブであって、テーパジブ下部材(77b)が移動し、テーパジブ上部材(77a)が固定しているように構成されている
請求項3に記載の熱交換器用フィンのリフレア加工装置。 - 前記払出しピン(73)は、型開き状態において、移送されてくる金属製薄板(P)のカラー部の下面を支持するのに適した上面高さ位置となるように前記ばね部材(75)により調整されている
請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の熱交換器用フィンのリフレア加工装置。 - 前記上型(60)は、リフレア加工時にカラー部(10)の周辺をダイプレート(72)の上面の方へ押し付けるリフレアブッシュ(63)を有する
請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の熱交換器用フィンのリフレア加工装置。 - 請求項1〜6の何れか1項に記載の熱交換器用フィンのリフレア加工装置により、カラー部(10)のリフレア部(13)を製作する熱交換器用フィン製造方法。
- 請求項7に記載の熱交換器用フィン製造方法により製作された熱交換器用フィンを用いる熱交換器製造方法。
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