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JP5918391B2 - 自動車の車体前部構造 - Google Patents

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JP5918391B2
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Description

本発明は、自動車の車体前部構造に関し、更に詳細には、前輪懸架装置のダンパを配置されるダンパハウジング構造体を含む車体前部構造に関する。
自動車の車体前部構造として、車体の前後方向に延在する左右一対のフロントサイドフレームと、フロントサイドフレームより上方において車体の前後方向に延在する左右一対のフロントアッパメンバとを有し、左右において対応するフロントサイドフレームとフロントアッパメンバとがダンパハウジング構造体によって連結された構造のものが知られている。
このような車体前部構造におけるダンパハウジング構造体として、ダンパの上端部を連結されるダンパベース部を含むダンパハウジング部(ストラットハウジング部)と、ダンパハウジング部の前後に設けられる補強部とがプレス成形によって一体形成したものが知られている(例えば、特許文献1)。
日本国特許第3997996号公報
ダンパハウジング部と補強部とが一体構造のプレス成形品によるダンパハウジング構造体である場合には、補強部は、プレス加工の都合上、コ字形(凹溝形)の開放断面形状となり、単品では閉断面形状に構成することができず、高い強度を確保できない。
このようなダンパハウジング構造体においてダンパ支持強度を確保するためには、ダンパハウジング部と補強部との板厚を厚くする必要が生じる。しかし、ダンパハウジング部と補強部との板厚が厚くなるほど、ダンパハウジング構造体の重量増加を招くと共に、プレス成形荷重の増加を招き、プレス荷重の大きいプレス機械や高価なプレス金型が必要になり、設備投資の高騰を招くことになる。
本発明が解決しようとする課題は、ダンパハウジング部や補強部の板厚を厚くすることなく所要のダンパ支持強度を確保することである。
本発明による自動車の車体前部構造は、車体の前後方向に延在する左右一対のフロントサイドフレーム(10)と、前記フロントサイドフレーム(10)より上方において車体の前後方向に延在する左右一対のフロントアッパメンバ(12)と、前記フロントサイドフレーム(10)と前記フロントアッパメンバ(12)とを連結すべく配置された左右一対のダンパハウジング構造体(50)とを有し、前記ダンパハウジング構造体(50)は、前記フロントアッパメンバ(12)に接合されたダンパベース部(52)と、全長に亘って同一の閉断面形状をもって直線状に延在し、下端部を前記フロントサイドフレーム(10)に接合され、上端部をダンパベース部(52)に接合されたダンパハウジング本体部(58)と、前記ダンパハウジング本体部(58)の前部と後部とにそれぞれ配置され、全長に亘って同一の閉断面形状をもって直線状に延在し、下端部を前記フロントサイドフレーム(10)に接合され、上端部を前記フロントアッパメンバ(12)に接合され、且つ上下方向に延在する縁部を前記ダンパハウジング本体部(58)に接合された補強部(60、70)とを含む。
この構成によれば、ダンパハウジング本体部(58)が閉断面形状を有しており、しかも補強部(60、70)が閉断面形状を有するものであるから、高い補強効果が得られる。これにより、ダンパハウジング本体部(58)や補強部(60、70)の板厚を厚くすることに依存せずに、ダンパハウジング構造体(50)のダンパ支持強度を十分に確保することができる。このことにより、ダンパハウジング構造体(50)の重量増加を招くことがないと共に、プレス成形荷重の増加を招いてプレストン数の大きいプレス機械を必要としたり、高価なプレス金型を必要としたりすることがなく、設備投資の高騰を招くことがない。
本発明による自動車の車体前部構造は、好ましくは、前記ダンパハウジング本体部(58)は、車幅方向外側の壁(58A)が円弧状に窪んだ閉断面形状をなしている。
この構成によれば、無駄なスペースを生じることなく円筒形状のダンパをダンパハウジング本体部(58)の内側に配置することができ、ダンパ配置部のコンパクト化が可能になる。
本発明による自動車の車体前部構造は、好ましくは、前記フロントアッパメンバ(12)は前記フロントサイドフレーム(10)より車幅方向外側にあり、前記ダンパベース部(52)は一端部を前記フロントアッパメンバ(12)に接合されて当該フロントアッパメンバ(12)より車幅方向内側に張り出しており、前記ダンパハウジング本体部(58)は前記フロントサイドフレーム(10)から立設されて上端部が前記ダンパベース部(52)の張り出し側に接合し、前記補強部(60、70)は、下端部を前記フロントサイドフレーム(10)に接合され且つ上端部を前記フロントアッパメンバ(12)に接合された傾斜配置の閉断面形状部(62、72)と、前記閉断面形状部(62、72)より突出して形成されて前記閉断面形状部(62、72)と前記ダンパハウジング本体部(58)と前記ダンパベース部(52)とによって画定される三角形状の開口を塞ぐ板状部(64、74)とを有し、前記板状部(64、74)は前記ダンパハウジング本体部(58)と前記ダンパベース部(52)とに接合されている。
この構成によれば、ダンパハウジング本体部(58)はフロントアッパメンバ(12)に対してダンパベース部(52)と補強部(60、70)を介して結合されるので、ダンパハウジング構造体(50)に作用する内倒れ荷重をダンパハウジング本体部(58)や補強部(60、70)の閉断面形状によって効果的に支持することができる。
本発明による自動車の車体前部構造は、好ましくは、前記ダンパハウジング本体部(58)は、金属材による押出成形品を当該ダンパハウジング本体部(58)としての所定の形状にトリム加工したものにより構成されている。
この構成によれば、複数個のプレス成形品を溶接によって接合し合って閉断面形状部を構成したものに比して、閉断面形状を有するダンパハウジング本体部(58)を、数多くのプレス金型を必要とすることなく、安価に生産性よく製造することができる。
本発明による自動車の車体前部構造は、好ましくは、前記補強部(62、70)は、金属材の押出成形品(110、120)を当該補強部としての所定の形状にトリム加工したものにより構成されている。
この構成によれば、複数個のプレス成形品を溶接して閉断面形状部を構成したものに比して、閉断面形状部(62、72)を含む補強部(62、70)を、数多くのプレス金型を必要とすることなく、安価に生産性よく製造することができる。
本発明による自動車の車体前部構造は、好ましくは、前記ダンパベース部(52)は、前記ダンパハウジング本体(58)にラップして接合されている。
この構成によれば、ダンパベース部(52)とダンパハウジング本体(58)との接合が突き合わせによる場合に比して高い接合強度をもって行われ、ダンパハウジング本体部(58)によるダンパベース部(52)の支持強度が向上する。
本発明による自動車の車体前部構造は、好ましくは、前記ダンパベース部(52)は、前記補強部(60、70)にラップして接合され、且つ前記フロントアッパメンバ(12)の上面にラップして当該フロントアッパメンバ(12)に接合される接合用拡長部(56)を備える。
この構成によれば、ダンパベース部(52)と補強部(60、70)との接合と、ダンパベース部(52)とフロントアッパメンバ(12)との接合が、各々突き合わせによる場合に比して高い接合強度をもって行われ、補強部(60、70)およびフロントアッパメンバ(12)によるダンパベース部(52)の支持強度が向上する。
本発明による自動車の車体前部構造は、好ましくは、前記ダンパハウジング本体部(58)は、前記補強部(60、70)にラップさせて接合されている。
この構成によれば、補強部(60、70)とダンパハウジング本体部(58)との接合が、突き合わせによる場合に比して高い接合強度をもって行われ、補強部(60、70)によるダンパハウジング本体部(58)の補強が効果的に行われる。
本発明による自動車の車体前部構造は、好ましくは、前記フロントサイドフレーム(10)は上部に前輪用懸架装置のアームを支持するブラケット(47)の取付部になる突出部(48)が突出形成されており、前記突出部(48)は幅方向内側に向いた傾斜立面(48C)を有し、ダンパハウジング本体部(58)の下端部は前記傾斜立面(48C)に対して車幅方向の外側に向けて対向して接合されている。
この構成によれば、ダンパハウジング本体部(58)とフロントサイドフレーム(10)との接合において突出部(48)の傾斜立面(48C)が車幅方向外側へ向く横力を受け止める障壁となり、ダンパハウジング構造体(50)に作用する車幅方向外側へ向く横力の支持強度が向上する。
本発明による自動車の車体前部構造によれば、ダンパハウジング本体部が閉断面形状を有しており、しかも補強部が閉断面形状を有するものであるから、高い補強効果が得られる。これにより、ダンパハウジング本体部や補強部の板厚を厚くすることに依存せずに、ダンパハウジング構造体のダンパ支持強度を十分に確保することができる。このことにより、ダンパハウジング構造体の重量増加を招くことがないと共に、プレス成形荷重の増加を招いてプレストン数の大きいプレス機械を必要としたり、高価なプレス金型を必要としたりすることがなく、設備投資の高騰を招くことがない。
本発明に係る自動車の車体前部構造の一つの実施形態を示す斜視図。 本実施形態による車体前部構造の要部の拡大斜視図。 本実施形態による車体前部構造の要部の車体前側から見た正面図。 本実施形態による車体前部構造の要部の拡大縦断面図(図2の線IV−IVに沿った断面図相当)。 本実施形態による車体前部構造の要部の拡大縦断面斜視図(図2の線V−Vに沿った断面図相当)。 本実施形態による車体前部構造の要部の拡大平断面図(図2の線VI−VIに沿った断面図相当)。 本実施形態による車体前部構造に用いられるダンパハウジング構造体のダンパハウジング本体部のための押出成形品を示す斜視図。 本実施形態による車体前部構造に用いられるダンパハウジング構造体の前側補強部のための押出成形品を示す斜視図。 本実施形態による車体前部構造に用いられるダンパハウジング構造体の後補強部のための押出成形品を示す斜視図。
以下、図面を参照して、本発明に係る車体前部構造を適用した車体について説明する。車体は、四輪自動車に適用される。以下の説明では、車体の前進方向を前方とし、前方を向いた状態を基準として左右、上下を定める。
以下に説明する車体を構成する各要素(例えば、後述するフロントサイドフレーム)は、特に明記しない限り、鋼やアルミニウム合金等の金属を素材としたプレス材や押出材、鋳造材から形成されている。各要素は、プレス材や押出材、鋳造材を互いに接合することによって形成されていてもよい。各要素について、横断面(長手方向に直交する断面)が閉断面を有する部材とは、筒状体やパイプ材を含み、プレス材を接合することによって横断面を閉断面としたものや、成形時から横断面が閉断面に形成された押出材を含む。また、接合との用語は、スポット溶接やアーク溶接(TIG溶接、MIG溶接)、レーザ溶接等の溶接による接合以外に、ボルトやSPR(Self-Piercing Riveting)による締結、摩擦攪拌接合、接着剤による接着等の公知の結合手段による結合を含む。
まず、図1を参照して本実施形態による車体前部構造の概要を説明する。車体前部は、それぞれ車体の前部を前後に略水平に延在する左右一対のフロントサイドフレーム(フロントサイドメンバ)10と、前後に延在する左右一対のフロントアッパメンバ12と、前後に略水平に延在する左右一対のフロントアンダフレーム(フロントアンダメンバ)14とを有している。各フロントアッパメンバ12は各フロントサイドフレーム10よりも上方かつ左右方向において外側(車幅方向外側)に配置されている。各フロントアンダフレーム14は各フロントサイドフレーム10よりも下方かつ左右方向(車幅方向)において内側(車幅方向内側)に配置されている。フロントサイドフレーム10、フロントアッパメンバ12及びフロントアンダフレーム14は、各々、横断面(長手方向に直交する断面)が四角形の閉断面を呈する複数個の押出材を繋ぎ合わせたものによって構成されている。
フロントサイドフレーム10の前部にはフロントバルクヘッド16が配置されている。フロントバルクヘッド16は、上下に略垂直に延在する左右一対のバルクヘッドサイドメンバ16Aと、車幅方向に略水平に延在して両端部を各バルクヘッドサイドメンバ16Aの上端部に接合されたバルクヘッドアッパメンバ16Bと、車幅方向に略水平に延在して両端部を各バルクヘッドサイドメンバ16Aの下端部に接合されたバルクヘッドロアメンバ16Cとにより長方形の枠形に形成されている。
左右のフロントサイドフレーム10の前端部は、左右において対応するバルクヘッドサイドメンバ16Aの上下方向(長手方向)における中間部に接合されている。左右のフロントアッパメンバ12の前端部はバルクヘッドアッパメンバ16Bの左端部又は右端部に接合されている。左右のフロントアンダフレーム14の前端部は、バルクヘッドロアメンバ16Cの左端部又は右端部から内側に偏倚した部分に接合されている。このように取り付けられたフロントバルクヘッド16は、枠形により形成される開口が前後を向いている。
各バルクヘッドサイドメンバ16Aの上下方向における中間部には、バルクヘッドサイドメンバ16Aより車体前方に延在する左右のバンパステイ18の後端部がそれぞれ接合されている。各バンパステイ18の前端部には車幅方向に略水平に延在するバンパビーム20の左端部近傍又は右端部近傍が接合されている。
左右において対応するフロントサイドフレーム10の後端近傍部とフロントアッパメンバ12の後端近傍部とは左右のダンパハウジング構造体50によって連結されている。ダンパハウジング構造体50については、後に詳しく説明する。
左右のダンパハウジング構造体50より前側で、フロントバルクヘッド16より後側には、前枠構造体22が設けられている。前枠構造体22は、車幅方向に略水平に延在して左右のフロントアッパメンバ12を互いに連結するフロントアッパクロスメンバ22Aと、車幅方向に略水平に延在して左右のフロントサイドフレーム10を互いに連結するフロントロアクロスメンバ22Bと、上下に延在して左右のフロントサイドフレーム10と左右のフロントアッパメンバ12とを対応する左右のもの同士で互いに連結する左右のアッパサイドメンバ22Cとによって長方形の枠形に形成され、枠形によって形成される開口が前後を向くように配置されている。更に、フロントサイドフレーム10とフロントアンダフレーム14との間には、フロントロアクロスメンバ22Bの車体前後方向の配置位置と同じ位置において上下に延在し、左右のフロントサイドフレーム10と左右のフロントアンダフレーム14とを対応する左右のもの同士で互いに連結する左右のロアサイドメンバ22Dが設けられている。
左右のフロントサイドフレーム10の後端部には車幅方向に略水平に延在するダッシュボードクロスメンバ24の左右の端部が接合されている。ダッシュボードクロスメンバ24の左右両端部はダッシュボードクロスメンバ24より車体後方に延在する左右一対のダッシュサイドメンバ26によって左右のフロントピラー28(後述するフロントピラーロア28Aの上下方向の中間部)に連結されている。
フロントピラー28は、車室前部の左右両端を画定する部材であり、上下に延びたフロントピラーロア28Aと、下端部をフロントピラーロア28Aの上端部に接合されてフロントピラーロア28Aの上端部から上方かつ後方に傾斜して延びるフロントピラーアッパ28Bとを有している。
各フロントピラーロア28Aの下端部は車体の側部下方を前後に略水平に延在する左右一対のサイドシル30の前端部に接合されている。各サイドシル30の前端部は、各フロントアンダフレーム14より車体後方に延在する左右一対のフロアサイドメンバ32により、左右において対応するフロントアンダフレーム14の後端部に連結されている。
左右のサイドシル30間にはフロアパネル34が敷設されている。左右のサイドシル30の間であって、車体幅方向における中央部には、前後に延在するトンネルフレーム36が設けられている。左右のサイドシル30とトンネルフレーム36とは車体前後方向の中間部において車体幅方向に略水平に延在して左右の端部を対応する左右のサイドシル30とトンネルフレーム36とに接合された左右のフロントフロアクロスメンバ38が設けられている。
左右のフロントピラーロア28Aの間には板状のダッシュボードロアパネル40が設けられている。ダッシュボードロアパネル40は、主面が概ね前後を向くように配置され、上縁を後述するダッシュボードアッパメンバ42に接続され、下縁をフロアパネル34の前縁に接合され、左右側縁を左右のフロントピラーロア28Aにそれぞれ接合されている。ダッシュボードロアパネル40の前面には、左右のフロントサイドフレーム10の後端部とダッシュサイドメンバ26とが接合されている。ダッシュボードロアパネル40の後面にはトンネルフレーム36の前端部が接合されている。
左右のフロントピラーアッパ28Bの下端部同士は車幅方向に延在するダッシュボードアッパメンバ42によって互いに連結されている。左右のフロントピラーアッパ28Bの上端部同士は車幅方向に略水平に延在するフロントルーフレール44によって互いに連結されている。各フロントピラーアッパ28Bの上端部は前後に略水平に延在する左右一対のフロントルーフサイドレール46の前端部に接合されている。
つぎに、図2〜図6を参照してダンパハウジング構造体50について説明する。左右のダンパハウジング構造体50は左右対称の同一構造であるから、ここでは、右側のダンパハウジング構造体50について説明する。
ここで、ダンパハウジング構造体50の取り付けに関係する構造として、ダンパハウジング構造体50が配置されている部位のフロントサイドフレーム10の上面には、図示されていない前輪用懸架装置のアームを支持するヨーク形状のブラケット47の取り付けのための延長部をなす突出部48が前後方向の所定長さに亘って突出形成されている。突出部48は、フロントサイドフレーム10の車幅方向外側の面に連続して延在して車幅方向外側に向いた垂直面48Aと、略水平な上面48Bと、車幅方向内側に向いた傾斜立面48Cとによって中空の台形状の横断面形状を有している。
ダンパベース部52は、図2〜図5に示されているように、アルミニウム等の軽金属による鋳造品であり、円形皿状部分54と、円形皿状部分54より車幅方向外側に延出した接合用拡長部56とを一体成形されている。
接合用拡長部56は、ダンパベース部52をフロントアッパメンバ12に接合する接合代であり、フロントアッパメンバ12の上面にラップする平板状部56Aと、平板状部56Aの前後に各々連続して設けられて平板状部56Aより前後に延出し、フロントアッパメンバ12の上面と車幅方向内面とにラップする鉤形断面形状部56Bとを有し、ラップ部分をフロントアッパメンバ12に接合されている。
円形皿状部分54は、中央部に開口54Aを有し、開口54A周りの3箇所に前輪懸架装置の上側ばねリテーナ(図示省略)を固定するためのボルト貫通孔54Bを貫通形成され、更に上面に突条による補強リブ54Cを蜘蛛の巣状に一体鋳造されている。円形皿状部分54は、フロントアッパメンバ12の配置位置よりフロントサイドフレーム10の上方位置にまで張り出しており、張り出し側は半円筒形状部を含む外周部54Eになっている。円形皿状部分54は、フロントアッパメンバ12より車幅方向内側に向かうに従って下り勾配に傾斜している。円形皿状部分54の傾斜角は、円形皿状部分54の下側に取り付けられる前輪懸架装置の図示されていないダンパ(ストラッドバー)の配置角に応じて設定される。なお、図3、図4において、仮想線Aはダンパの中心軸線を示している。
ダンパハウジング本体部58は、図2〜図6に示されているように、車幅方向外側の壁が円筒形状のダンパ(図示省略)の無駄スペースの少ない配置のために、車幅方向内側から見て円弧状に窪んだ円弧壁58Aとコ字形壁58Bとによる閉断面形状をしている。円弧壁58Aは円形皿状部分54の張り出し側の半円筒形状部と同一の曲率による半円筒形状になっている。ダンパハウジング本体部58の閉断面形状部内には円弧壁58Aとコ字形壁58Bとを橋渡しするように複数個の平板状の内部リブ58Cが一体形成されている。
ダンパハウジング本体部58は、フロントサイドフレーム10の上面から立設されてフロントサイドフレーム10と円形皿状部分54との間に略垂直に延在し、下端部58Dをフロントサイドフレーム10の上面に接合され、上端部58Fをダンパベース部52の円形皿状部分54に接合されている。このようにしてダンパハウジング本体部58は、全長に亘って同一の横断面形状をもってフロントサイドフレーム10とダンパベース部52との間に直線状に延在している。
ダンパハウジング本体部58の下端部58Dのフロントサイドフレーム10に対する接合は、ダンパハウジング本体部58の下端面をフロントサイドフレーム10の上面に突き当てた状態でのMIG溶接等による隅肉溶接によって行われている。ダンパハウジング本体部58の下端部58Dには、図3に示されているように、フロントサイドフレーム10上の突出部48の横断面形状に倣った形状の切欠部58Eが形成されている。切欠部58Eは、下端面を突出部48の上面48Bおよび傾斜立面48Cに突き当てた状態で突出部48の上面48Bおよび傾斜立面48CにMIG溶接等による隅肉溶接によって接合されている。突出部48の傾斜立面48Cは車幅方向内側に向いた面であるので、切欠部58Eの下端面のうち傾斜立面48Cに対向する部分は傾斜立面48Cに対して車幅方向の外側に向けて対向した状態で接合されている。
円弧壁58Aの上端部分は、図3に示されているように、車幅方向内側から円形皿状部分54の外周部54Eの半円筒形状部に所定長さL1だけラップしており、ラップ部分の全周に亘るMIG溶接等による隅肉溶接によって円形皿状部分54の外周部54Eに接合されている。
円弧壁58Aとコ字形壁58Bと内部リブ58Cとによるダンパハウジング本体部58は、全長に亘って同一の横断面形状をもってフロントサイドフレーム10とダンパベース部52との間に直線状に延在しているので、アルミニウム等の金属材による押出成形品100(図7参照)を最終部品形状にトリム加工したものによって構成することができる。
図7はダンパハウジング本体部58の素材である押出成形品100を示している。押出成形品100は、円弧壁58Aとコ字形壁58Bとによる閉断面形状で、閉断面形状部内に内部リブ58Cを有し、全長に亘って同一の横断面形状の塑性加工品である。この押出成形品100の上端側と下端側とが切断線C1、C2によるトリム加工によって切除されることにより、所定形状のダンパハウジング本体部58が完成する。
前側補強部60は、図2、図3、図5、図6に示されているように、ダンパハウジング本体部58の前部に設けられている。前側補強部60は、横断面形状が四角形状の閉断面形状部62と、閉断面形状部62の車幅方向内側且つ車体後方側の縁部に沿って閉断面形状部62より車幅方向内側に向けて突出形成された板状部64とを一体に有する。
閉断面形状部62は、フロントサイドフレーム10とフロントアッパメンバ12との間に車幅方向に傾斜して延在し、下端部62Aをフロントサイドフレーム10の上面にMIG溶接等による隅肉溶接によって接合され、鉤形に形成された上端部62Bをフロントアッパメンバ12の下面と車幅方向内側の面とにMIG溶接等による隅肉溶接によって接合されている。
閉断面形状部62の下端部62Aのフロントサイドフレーム10に対する接合は、閉断面形状部62の下端面をフロントサイドフレーム10の上面に突き合わせた状態でのMIG溶接等による隅肉溶接によって行われている。閉断面形状部62の下端部62Aには、フロントサイドフレーム10上の突出部48の横断面形状に倣った形状の切欠部62Cが形成されている。切欠部62Cは、ダンパハウジング本体部58の切欠部58Eと同様に、下端面を突出部48の上面48Bおよび傾斜立面48Cに突き当てた状態で突出部48の上面48Bおよび傾斜立面48CにMIG溶接等による隅肉溶接によって接合されている。突出部48の傾斜立面48Cは車幅方向内側に向いた面であるので、切欠部62Cの下端面のうち傾斜立面48Cに対向する部分は傾斜立面48Cに対して車幅方向の外側に向けて対向した状態で接合されている。
板状部64は、一つの連続した平板として形成され、閉断面形状部62とダンパベース部52とダンパハウジング本体部58の前壁とにより画定される三角形状の開口を塞ぐ三角形部64Aと、三角形部64Aと閉断面形状部62の下端部62Aとの間に延在する溶接代部62Dとを有する。
三角形部64Aの略水平の上縁部は、前側から円形皿状部分54の外周部54Eの前側の平面形状部分に所定長さL2(図3参照)だけラップし、接合代部64Bをなしている。接合代部64Bは外周部54Eの車体前側の直線形状(平面形状)部分にMIG溶接等によって隅肉溶接されることによって前側補強部60を円形皿状部分54に接合している。
三角形部64Aの略垂直の側縁部は、前側からダンパハウジング本体部58のコ字形壁58Bの前壁部分に所定長さL3(図3参照)だけラップし、接合代64C部をなしている。接合代部64Cはコ字形壁58Bの前壁部分にMIG溶接等によって隅肉溶接されることによって前側補強部60をダンパハウジング本体部58に接合している。
更に、接合代部64Dは、前側からダンパハウジング本体部58のコ字形壁58Bの前壁部分に所定長さL4(図3参照)だけラップし、コ字形壁58Bの前壁部分にMIG溶接等によって隅肉溶接されることによって前側補強部60をダンパハウジング本体部58に接合している。
前側補強部60の閉断面形状部62は、全長に亘って同一の横断面形状をもって直線状にフロントサイドフレーム10とダンパベース部52との間に延在し、板状部64は突出長は異なるものの全長に亘って同一の形状の横断面形状であるので、アルミニウム等の金属材による押出成形品110(図8参照)を最終部品形状にトリム加工したものによって構成することができる。
図8は前側補強部60の素材である押出成形品110を示している。押出成形品110は、横断面形状が四角形状の閉断面形状部62と、閉断面形状部62の一つの稜線にそって延在して閉断面形状部62の一つの壁部63と一直線状をなして閉断面形状部62よりに外方に突出した平板部112とを一体に有し、全長に亘って同一の横断面形状の塑性加工品である。この押出成形品110の閉断面形状部62の上端側と下端側とが切断線C3、C4、C5によるトリム加工によって切除され、平板部112の突出端側が切断線C6によるトリム加工によって切除されることにより、所定形状の前側補強部60が完成する。
後側補強部70は、図2、図4〜図6に示されているように、ダンパハウジング本体部58の後部に設けられている。後側補強部70は、横断面形状が四角形状の閉断面形状部72と、閉断面形状部72の車幅方向内側且つ車体前方側の縁部に沿って閉断面形状部72より車幅方向内側に向けて突出形成された板状部74とを一体に有する。なお、後側補強部70は、前側補強部60とは前後逆で、閉断面形状部72の横断面積が異なること以外は前側補強部60と同一である。
閉断面形状部72は、フロントサイドフレーム10とフロントアッパメンバ12との間に車幅方向に傾斜して延在し、下端部72Aをフロントサイドフレーム10の上面にMIG溶接等による隅肉溶接によって接合され、鉤形に形成された上端部72Bをフロントアッパメンバ12の下面と車幅方向内側の面とにMIG溶接等による隅肉溶接によって接合されている。
閉断面形状部72の下端部72Aのフロントサイドフレーム10に対する接合は、閉断面形状部72の下端面をフロントサイドフレーム10の上面に突き合わせた状態でのMIG溶接等による隅肉溶接によって行われている。閉断面形状部72の下端部72Aには、図3に示されているように、フロントサイドフレーム10上の突出部48の横断面形状に倣った形状の切欠部72Cが形成されている。切欠部72Cは、ダンパハウジング本体部58の切欠部58Eと同様に、下端面を突出部48の上面48Bおよび傾斜立面48Cに突き当てた状態で突出部の上面48Bおよび傾斜立面48CにMIG溶接等による隅肉溶接によって接合されている。突出部48の傾斜立面48Cは車幅方向内側に向いた面であるので、切欠部72Cの下端面のうち傾斜立面48Cに対向する部分は傾斜立面48Cに対して車幅方向の外側に向けて対向した状態で接合されている。
板状部74は、一つの連続した平板として形成され、閉断面形状部72とダンパベース部52とダンパハウジング本体部58の後壁とにより画定される三角形状の開口を塞ぐ三角形部74Aと、三角形部74Aと閉断面形状部62の下端部62Aとの間に延在する溶接代部72Dとを有する。
三角形部74Aの略水平の上縁部は、後側から円形皿状部分54の外周部54Eの後側の平面形状部分に所定長さL5(図4参照)だけラップし、接合代部74Bをなしている。接合代部74Bは外周部54Eの車体後側の直線形状(平面形状)部分にMIG溶接等による隅肉溶接されることによって後側補強部70を円形皿状部分54に接合している。
三角形部74Aの略垂直の側縁部は、後側からダンパハウジング本体部58のコ字形壁58Bの後壁部分に所定長さL6(図4参照)だけラップし、接合代部74Cをなしている。接合代部74Cはコ字形壁58Bの後壁部分にMIG溶接等によって隅肉溶接されることによって後側補強部70をダンパハウジング本体部58に接合している。
更に、接合代部74Dは、後側からダンパハウジング本体部58のコ字形壁58Bの後壁部分に所定長さL7(図4参照)だけラップし、コ字形壁58Bの後壁部分にMIG溶接等による隅肉溶接されることによって後側補強部70をダンパハウジング本体部58に接合している。
後側補強部70の閉断面形状部72は、全長に亘って同一の横断面形状をもってフロントサイドフレーム10とダンパベース部52との間に直線状に延在し、板状部74は突出長は異なるものの全長に亘って同一の形状の横断面形状であるので、アルミニウム等の金属材による押出成形品120(図9参照)を最終部品形状にトリム加工したものによって構成することができる。
図9は後側補強部70の素材である押出成形品120を示している。押出成形品120は、横断面形状が四角形状の閉断面形状部72と、閉断面形状部72の一つの稜線にそって延在して閉断面形状部72の一つの壁部73と一直線状をなして閉断面形状部72よりに外方に突出した平板部122とを一体に有し、全長に亘って同一の横断面形状の塑性加工品である。この押出成形品120の閉断面形状部72の上端側と下端側とが切断線C7、C8、C9によるトリム加工によって切除され、平板部122の突出端側が切断線C10によるトリム加工によって切除されることにより、所定形状の後側補強部70が完成する。
上述の構成によれば、ダンパハウジング本体部58が開放断面形状より高い強度を確保できる閉断面形状を有しており、しかも前側補強部60と後側補強部70の双方が閉断面形状を有するものであるから、高い補強効果が得られる。これらのことにより、ダンパハウジング本体部58や前側補強部60や後側補強部70の板厚を厚くすることに頼らずに、ダンパハウジング構造体50のダンパ支持強度を十分に確保することができる。このことにより、ダンパハウジング構造体50の重量増加を招くことがないと共に、プレス成形荷重の増加を招いてプレス荷重の大きいプレス機械を必要としたり、高価なプレス金型を必要としたりすることがなく、設備投資の高騰を招くことがない。
円弧壁58Aとコ字形壁58Bとによる閉断面形状のダンパハウジング本体部58と、閉断面形状部62を含む前側補強部60と、閉断面形状部72を含む後側補強部70とは、各々、金属材による押出成形品100、110、120を所定の形状にトリム加工したものにより構成することができるので、複数個のプレス成形品を溶接によって接合し合って閉断面形状部を構成したものに比して、閉断面形状部を含むダンパハウジング本体部58や前側補強部60や後側補強部70を、数多くのプレス金型を必要とすることなく、生産性よく製造することができる。
ダンパハウジング本体部58は、フロントサイドフレーム10の上面から立設され、フロントアッパメンバ12とはダンパベース部52と前側補強部60と後側補強部70とを介して結合されるので、ダンパハウジング構造体50に作用する内倒れ荷重を、ダンパハウジング本体部58が有する円弧壁58Aとコ字形壁58Bとによる閉断面形状部によって効果的に支持することができると共に、かかる荷重の支持に対しての寄与度が低いフロントサイドフレーム10を薄肉化でき、軽量化が可能になる。
ダンパベース部52はダンパハウジング本体部58の上端部58Fに突き合わせによらずに所定長さL1をもってラップして接合されているから、高い接合強度のもとに、ダンパハウジング本体部58によるダンパベース部52の支持強度が向上する。しかも、ダンパベース部52は、前側補強部60及び後側補強部70に突き合わせによらずに所定長さL2、L5をもってラップして接合され、且つ接合用拡長部56によってフロントアッパメンバ12の上面にラップして接合されるから、高い接合強度のもとに、前側補強部60、後側補強部70及びフロントアッパメンバ12によるダンパベース部52の支持強度が向上する。
ダンパハウジング本体部58は、前側補強部60及び後側補強部70に突き合わせによらずに所定長さL3、L4、L6、L7をもってラップして接合されているから、高い接合強度のもとに、前側補強部60及び後側補強部70によるダンパハウジング本体部58の補強が効果的に行われる。
ダンパハウジング本体部58の切欠部58E、前側補強部60の切欠部62C、後側補強部70の切欠部72Cの下端面のうち突出部48の傾斜立面48Cに対向する部分は傾斜立面48Cに対して車幅方向の外側に向けて対向して接合されているので、傾斜立面48Cが車幅方向外側へ向く横力を受け止める障壁となってダンパハウジング構造体50に作用する車幅方向外側へ向く横力の支持強度が向上する。
以上、本発明を、その好適な実施形態について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施形態により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、ダンパハウジング構造体50が適用される車体は、フロントサイドフレーム10とフロントアッパメンバ12とを有する車体に適用されるものであり、フロントアンダフレーム14や前枠構造体22を有さない構造の車体にも適用される。
また、ダンパハウジング本体部58、前側補強部60および後側補強部70は、必ずしもは金属材の押出成形品を所定の形状にトリム加工したものにより構成される必要はなく、プレス成形品の接合品によって構成されてもよい。
また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
本願のパリ条約に基づく優先権の基礎となる日本特許出願(2012年12月21日出願の特願2012−278920)の開示内容は、ここで参照したことによりその全体が本願明細書に組み込まれる。
10 フロントサイドフレーム
12 フロントアッパメンバ
14 フロントアンダフレーム
16 フロントバルクヘッド
20 バンパビーム
28 フロントピラー
30 サイドシル
47 ブラケット
48 突出部
50 ダンパハウジング構造体
52 ダンパベース部
54 円形皿状部分
56 接合用拡長部
58 ダンパハウジング本体部
60 前側補強部
62 閉断面形状部
64 板状部
70 後側補強部
72 閉断面形状部
100 押出成形品
110 押出成形品
112 平板部
120 押出成形品
122 平板部

Claims (9)

  1. 車体の前後方向に延在する左右一対のフロントサイドフレームと、
    前記フロントサイドフレームより上方において車体の前後方向に延在する左右一対のフロントアッパメンバと、
    前記フロントサイドフレームと前記フロントアッパメンバとを連結すべく配置された左右一対のダンパハウジング構造体とを有し、
    前記ダンパハウジング構造体は、
    前記フロントアッパメンバに接合されたダンパベース部と、
    全長に亘って同一の閉断面形状をもって直線状に延在し、下端部を前記フロントサイドフレームに接合され、上端部をダンパベース部に接合されたダンパハウジング本体部と、
    前記ダンパハウジング本体部の前部と後部とにそれぞれ配置され、全長に亘って同一の閉断面形状をもって直線状に延在し、下端部を前記フロントサイドフレームに接合され、上端部を前記フロントアッパメンバに接合され、且つ上下方向に延在する縁部を前記ダンパハウジング本体部に接合された補強部とを含む自動車の車体前部構造。
  2. 前記ダンパハウジング本体部は、車幅方向外側の壁が円弧状に窪んだ閉断面形状をなしている請求項1に記載の自動車の車体前部構造。
  3. 前記フロントアッパメンバは前記フロントサイドフレームより車幅方向外側にあり、
    前記ダンパベース部は一端部を前記フロントアッパメンバに接合されて当該フロントアッパメンバより車幅方向内側に張り出しており、
    前記ダンパハウジング本体部は前記フロントサイドフレームから立設されて上端部が前記ダンパベース部の張り出し側に接合し、
    前記補強部は、下端部を前記フロントサイドフレームに接合され且つ上端部を前記フロントアッパメンバに接合された傾斜配置の閉断面形状部と、前記閉断面形状部より突出して形成されて前記閉断面形状部と前記ダンパハウジング本体部と前記ダンパベース部とによって画定される三角形状の開口を塞ぐ板状部とを有し、前記板状部は前記ダンパハウジング本体部と前記ダンパベース部とに接合されている請求項1または2に記載の自動車の車体前部構造。
  4. 前記ダンパハウジング本体部は金属材による押出成形品により構成されている請求項1から3の何れか一項に記載の自動車の車体前部構造。
  5. 前記補強部は金属材の押出成形品により構成されている請求項1から4の何れか一項に記載の自動車の車体前部構造。
  6. 前記ダンパベース部は、前記ダンパハウジング本体にラップして接合されている請求項1から5の何れか一項に記載の自動車の車体前部構造。
  7. 前記ダンパベース部は、前記補強部にラップさせて接合され、且つ前記フロントアッパメンバの上面にラップして当該フロントアッパメンバに接合される接合用拡長部を備える請求項1から6の何れか一項に記載の自動車の車体前部構造。
  8. 前記ダンパハウジング本体部は、前記補強部にラップして接合されている請求項1から7の何れか一項に記載の自動車の車体前部構造。
  9. 前記フロントサイドフレームは上部に前輪用懸架装置のアームを支持するブラケットの取付部になる突出部が突出形成されており、前記突出部は幅方向内側に向いた傾斜立面を有し、ダンパハウジング本体部の下端部は前記傾斜立面に対して車幅方向の外側に向けて対向して接合されている請求項1から8の何れか一項に記載の自動車の車体前部構造。
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