JP5916109B2 - エタノールエンジンシステム - Google Patents
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Description
また、前記課題を解決する本発明のエタノールエンジンシステムは、エタノール水溶液の貯留タンクと、この貯留タンクから供給されるエタノール水溶液を原料に改質ガスを生成する改質器と、前記貯留タンクに貯留されるエタノール水溶液がその燃焼室内に直接噴射されると共に前記改質器から改質ガスが供給されて、当該燃焼室内でエタノール水溶液に含まれるエタノールと改質ガスとが燃焼することにより動力を発生させるエンジンと、を備え、前記改質器と前記エンジンとの間には、この改質器から送出される改質ガスと未改質のエタノールを含むエタノール水溶液とを分離し、分離したエタノール水溶液を前記貯留タンクに返送する分離装置を備え、前記分離装置と前記貯留タンクとを接続するエタノール返送配管の延在途中に設けられて、このエタノール返送配管を通流するエタノール水溶液の流量を調整する流量調整装置を備え、前記貯留タンクから前記エンジン及び前記改質器に送出されるエタノール水溶液の濃度のうち、少なくとも一方の濃度を検出するエタノール濃度検出器を備え、前記エンジンは、前記エタノール濃度検出器で検出したエタノール濃度が所定の閾値を超えた場合に、エンジンに供給したエタノール水溶液のエタノールの燃焼のみによって動力を発生し、前記エタノール濃度検出器で検出したエタノール濃度が所定の閾値以下の場合に、エタノール及び改質ガスの燃焼によって動力を発生させることを特徴とする。
本発明の実施形態に係るエタノールエンジンシステムは、エタノールを炭素源とする改質ガスと、エタノール水溶液とがエンジンに供給されることによって動力を発生するものである。以下に、エタノールエンジンシステムの構成、改質原料及び燃料として使用されるエタノール水溶液、並びにエタノールエンジンシステムの動作について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るエタノールエンジンシステムの構成説明図である。
図1に示すように、本実施形態に係るエタノールエンジンシステムSは、後記するエタノール水溶液を貯留する貯留タンク4と、エンジン1と、改質器2と、分離装置3と、制御部7と、を備えて構成されている。図1中、符号I1、符号I2、及び符号I3は、それぞれインジェクタであり、符号P1は低圧ポンプ、符号P2は高圧ポンプであり、符号V1は、バルブであり、符号5は、スロットルであり、符号Dは、エタノール濃度センサである。以下、これらの符号について同じである。
エンジン1には、図1に示すように、貯留タンク4からエタノール水溶液が低圧ポンプP1、高圧ポンプP2、及びインジェクタI1を介して供給されると共に、改質器2から改質ガスが分離装置3及びインジェクタI3を介して供給される。これによりこのエンジン1は、エタノール水溶液に含まれるエタノール及び改質ガスの燃焼により動力を発生するように構成されている。
図2に示すように、エンジン1は、シリンダ10内で往復移動するピストン11を備え、シリンダ10内の燃焼室12には、吸気管13及び排気管14が接続されている。そして、符号15は、燃焼室12内に臨むように配置された点火プラグであり、符号13aは、吸気弁、符号14aは排気弁である。
なお、この放熱抑制機構としては、例えば、ウォータジャケット(図示省略)に通流するクーラントの温度を高く維持する構成とすることもできる。
ちなみに、このスロットル5は、後記するように、貯留タンク4内のエタノール水溶液のエタノール濃度、及び要求トルクに応じて、その開度が制御部7によって制御されることとなる。
図1に示すように、改質器2には、貯留タンク4からエタノール水溶液が、低圧ポンプP1、及びインジェクタI2を介して供給されると共に、エンジン1から排気ガスが供給される。これによって、改質器2は、エタノール水溶液を原料に改質ガスを生成する。
C2H5OH+H2O(エタノール水溶液)→2CO+4H2(改質ガス)−298kJ・・・式(1)
ちなみに、エタノールの改質温度は、他のガソリン、トルエン等の燃料の改質温度に比べて低く、200℃〜400℃程度である。したがって、本実施形態におけるエンジン1の排気ガスによる改質器2の暖機工程終了の判断の目安は、例えば、改質器2の後記する反応セル21(図3(a)参照)の温度が、200℃〜400℃程度となったとき、とすることができる。また、インジェクタI3の噴射制御についても反応セル21の温度が200℃〜400℃程度を基準に行うことができる。
そして、貯留タンク4内のエタノール水溶液が各反応セル21内を通流するようになっている。また、エンジン1の排気管14(図2参照)を介して排出された高温の排気ガスが反応セル21の外であって第1ケーシング22内を通流するようになっている。
なお、第1ケーシング22、第2ケーシング24の形状は、円筒状に限定されず、その他に例えば、四角形筒状、多角形筒状でもよい。
各反応シート23は、図3(c)に示すように、ベースとなる金属箔25と、金属箔25の両面にそれぞれ形成された多孔質層26と、多孔質層26に担持された触媒27と、を備えている。
なお、厚さ方向において隣り合う反応シート23,23間には、エタノール水溶液、生成した水素(H2)及び一酸化炭素(CO)が通流可能な隙間が形成されている。
これにより、エタノール水溶液を水素(H2)と一酸化炭素(CO)とに分解する分解反応の効率は、高くなっている。
これにより、排気ガスの熱が厚さ方向に良好に伝導し、また、エタノール水溶液、生成した水素(H2)及び一酸化炭素(CO)が、厚さ方向にも良好に通流するようになっている。
このような多孔質層26は、例えば、アルミナ、酸化ニオブ、酸化ジルコニウム等を主体とする酸化物で構成される。
このような触媒27は、例えば、白金、ニッケル、パラジウム、ロジウム、イリジウム、ルテニウム、モリブデン、レニウム、タングステン、バナジウム、オスミウム、クロム、コバルト、鉄、ニオブ、銅、亜鉛等から選択された少なくとも1種で構成される。
分離装置3(図1参照)は、改質器2(図1参照)で生成した改質ガス(水素、一酸化炭素)と、未改質のエタノール水溶液とを分離する装置である。
本実施形態での分離装置3は、改質器2(図1参照)から送出される、改質ガス、エタノール蒸気、及び水蒸気を含む混合ガスを冷却し、改質ガスと、凝縮したエタノール(沸点:78℃)及び水(沸点:100℃)とを分離するようになっている。
図4に示すように、分離装置3は、所定の筐体30内に、凝縮器31と、ドレインタンク32と、を備えて構成されている。また、分離装置3は、図示しないが、ドレインタンク32内に貯留される凝縮したエタノール水溶液の量を検出するセンサ(例えば、水位センサ)と、ドレインタンク32とは別に、凝縮したエタノール水溶液を貯留する予備タンクと、を更に備えている。
本実施形態でのエタノール濃度センサDは、貯留タンク4から低圧ポンプP1(図1参照)に向けてエタノール水溶液を送り出す、当該貯留タンク4の出口に設けられている。
このエタノール濃度センサDとしては、例えば、エタノール水溶液の密度を測定することでエタノール濃度を検出するもの、エタノール水溶液のpHを測定することでエタノール濃度を検出するもの等が挙げられる。
なお、この第2閾値C2は、特許請求の範囲にいう「閾値」に相当する。
次に、このエタノールエンジンシステムSを電子制御する制御部7(図1参照)について説明する。
制御部7は、CPU、ROM、RAM、各種インタフェイス、電子回路等を含んで構成されており、その内部に記憶されたプログラムに従って、エタノールエンジンシステムSを総合的に制御する。そして、制御部7は、後記する手順に従って、図1に示すインジェクタI1,I2,I3、低圧ポンプP1、高圧ポンプP2、バルブV1、及びスロットル5を制御するようになっている。この制御部7の実行する手順については、エタノールエンジンシステムSの動作の説明と共に後に詳しく説明する。
図1に示す、本実施形態に係るエタノールエンジンシステムSでは、インジェクタI1によってエンジン1の燃焼室12(図2参照)に直接噴射されるエタノール水溶液と、インジェクタI2によって改質器2の反応セル21(図3(a)参照)に噴射されるエタノール水溶液とは、貯留タンク4から供給される共通のエタノール水溶液が使用される。
エンジン1の燃焼室12(図2参照)にエタノール水溶液を噴射して燃焼させる場合に、燃焼するエタノール水溶液中のエタノールの発熱量(燃料低位発熱量)に対する、燃焼室12内で気化に要するエタノール水溶液の蒸発潜熱の比が、所定値以下となることが望まれる。そして、一般に、供給される燃料の発熱量に対して、エンジン(例えば、ガソリンエンジン)からエンジン冷却水に逃がす熱が最大で30%から40%であることを考慮すると、前記のエタノールの燃料低位発熱量に対するエタノール水溶液の蒸発潜熱の比は、前記の「30%から40%」の範囲よりも小さくなるように設定することができる。
次に参照する図5は、本発明の実施形態に係るエタノールエンジンシステムで燃料として使用されるエタノール水溶液の、エタノール濃度[質量%]と、燃料低位発熱量(LHV:Lower Heating Value)に対する蒸発潜熱の比との関係を示すグラフである。
図6は、本発明の実施形態に係るエタノールエンジンシステムで燃料として使用されるエタノール水溶液の、燃料低位発熱量に対する蒸発潜熱の比を、他の燃料(ガソリン、トルエン)との対比で示すグラフである。
次に参照する図7は、本発明の実施形態に係るエタノールエンジンシステムで燃料として使用されるエタノール水溶液の、モル換算のエタノール濃度と、質量換算のエタノール濃度との関係を示すグラフである。
次に、本実施形態に係るエタノールエンジンシステムSの動作について説明する。
なお、以下の動作説明では、貯留タンク4内に70質量%エタノール水溶液(エタノール濃度50モル%未満のエタノール水溶液)が貯留され、エンジン1の圧縮比が14に設定されているエタノールエンジンシステムSを想定している。
図8は、本発明の実施形態に係るエタノールエンジンシステムを構成する制御部の実行する手順を示すフロー図である。以下では、主に図8を参照しながら適宜図1を参照して説明する。
ちなみに、本実施形態でのインジェクタI2,I3は、反応セル21(図3(a)参照)の温度が、200℃〜400℃程度となるように噴射パルス幅が制御され、改質器2へのエタノール水溶液の供給量が制御される。
これに対して、制御部7は、エタノール濃度センサDで検出したエタノール濃度、及び操作者の所定の入力装置(例えば、アクセル操作子)によるエンジン1への要求トルクに応じて、インジェクタI1の燃料噴射パルス幅の補正、スロットル5の開度の補正等を行う(ステップS5参照)。
なお、このバルブV1が閉じられることに連動して、分離装置3で分離されたエタノール水溶液は、ドレインタンク32に代えて、図示しない前記の予備タンクに貯留先が変更されることとなる。また、この予備タンクの容量が満たされたとき、又はこの予備タンク自体を備えていないエタノールエンジンシステムSにおいては、制御部7は、バルブV1の制御をオフ(通常、閉弁状態)とすると共に、インジェクタI2,I3をオフとする構成とすることができる。つまり改質器2へのエタノール水溶液の供給を停止し、エタノール水溶液のみを燃料としてエンジン1は運転される。
そして、制御部7は、このようなステップS7を実行した後に次のステップS8に進む。
このステップS8では、操作者によって、このエタノールエンジンシステムSに対する停止指令が入力されているか否か(停止指令があったか否か)が判断される。この際、制御部7は、停止指令が無いと判断した場合には(ステップS8のNo)、再びステップS5に戻って、このエタノールエンジンシステムSの運転を継続する。
以上のような本実施形態に係るエタノールエンジンシステムSによれば、エタノールの改質温度が200〜400℃程度と他の燃料に比べて低く、エンジン1の排気温度で改質可能である。また、エタノールは、水を使って改質を行う水蒸気改質を行うことで、改質時の吸熱量が大きくなる。そして、エンジン1の排熱を改質ガスの生成に利用することで、改質ガス(燃料)へのエネルギーの回収量が増加することとなる。したがって、このエタノールエンジンシステムSは、エンジン1の高効率化を図ることができる。また、エタノールは、水に容易に溶けるために、燃料としてのエタノール水溶液は、安定して貯留タンク4に貯留することができる。
そのため、本実施形態に係るエタノールエンジンシステムSによれば、エンジン1の低負荷運転条件においても、空気を絞る必要がなくなり、ポンピングロスを低減することができ、エンジン1の熱効率を更に向上させることができる。そして、エンジン1の作動ガスが空気過剰になることから、作動ガスの比熱比が向上し、これによってもエンジン1の熱効率が向上することとなる。
また、改質ガスが分離装置3を通ることで、エンジン1へ供給される改質ガスの温度を下げることができる。これにより、エタノールエンジンシステムSは、水素によるバックファイアを防止することができると共に、エンジン1への吸入空気量の低下を防止することができる。
そして、改質器2からの改質ガスが分離装置3を介してターボチャージャ6の上流側に供給されること以外は、前記実施形態に係るエタノールエンジンシステムSと同様の構成となっている。
また、この第1変形例によれば、エンジン1のトルクが向上するので、例えば建設機械といった高トルクが必要なエンジン分野への適用範囲が広がる。
これに対して、エタノール水溶液は、「蒸発潜熱/燃料低位発熱量」の比が大きく、オクタン価も高い。そのため、この第1変形例に係るエタノールエンジンシステムSでは、エンジン1の圧縮比を14以上に設定した構成にターボチャージャ6を併設したとしてもノッキングを生じることなく、高トルク及び高出力を達成することができる。
また、本発明においては、この第1変形例でのターボチャージャ6に代えて、蒸気タービン等のランキンサイクルを利用した他の排熱回収手段を併設した構成とすることもできる。
図10に示すように、この第2変形例においては、エンジン1の排気ガスの一部をエンジン1の吸気管13(図2参照)に戻す、排気再循環(EGR:Exhaust Gas Recirculation)用の配管(図10中、符号EGRで示す)を備えている。この配管EGRは、エンジン1と改質器2との接続配管の途中から分岐すると共に、その先端がエンジン1の吸気管13に合流している。この配管EGRには、常法によって制御部(図示省略)が排気再循環ガスの流量を調整するための流量調整バルブV2が設けられている。
そして、改質器2からの改質ガスが分離装置3を介して流量調整バルブV2の下流側の配管EGRに供給されること以外は、前記実施形態に係るエタノールエンジンシステムSと同様の構成となっている。
また、この第2変形例では、排気再循環ガスを通流させる配管EGRにて改質ガスをエンジン1に供給することができるので、分離装置3からエンジン1に改質ガスを供給するための配管の長さを短縮することができる。これにより、第2変形例のエタノールエンジンシステムSを、よりコンパクトな構成とすることができる。
また、この第2変形例においては、配管EGRを通流する排気再循環ガスと熱交換させてこの排気再循環ガスを冷却する熱交換器をこの配管EGRに設ける構成とすることができる。
図11に示すように、この変形例に係るエンジン1は、シリンダヘッド部分に副燃焼室16が設けられている。そして、この副燃焼室16内に、点火プラグ15及びインジェクタI3が臨むように配置されている。
このような変形例によれば、より少ない改質ガスであってもこれを効率よく燃焼させることができる。なぜなら、改質ガスの燃焼火炎によってエンジン1の燃焼室12(主燃焼室)に供給されたエタノール水溶液に引火させることができるため、エンジン1に供給する空気と燃料(改質ガスとエタノールの合計)の比(空燃比)を大きくすることができる。つまり、希薄燃焼させることができるため、効率向上を達成することができる。特にポンピング損失の大きい低負荷域は、その効果が大きい。
2 改質器
3 分離装置
4 貯留タンク
5 スロットル
6 ターボチャージャ
7 制御部
10 シリンダ
11 ピストン
12 燃焼室
13 吸気管
14 排気管
16 副燃焼室
D エタノール濃度センサ
EGR 配管
I1 インジェクタ
I2 インジェクタ
I3 インジェクタ
P1 低圧ポンプ
P2 高圧ポンプ
S エタノールエンジンシステム
Claims (6)
- エタノール水溶液の貯留タンクと、
この貯留タンクから供給されるエタノール水溶液を原料に改質ガスを生成する改質器と、
前記貯留タンクに貯留されるエタノール水溶液がその燃焼室内に直接噴射されると共に前記改質器から改質ガスが供給されて、当該燃焼室内でエタノール水溶液に含まれるエタノールと改質ガスとが燃焼することにより動力を発生させるエンジンと、
を備え、
前記改質器と前記エンジンとの間には、この改質器から送出される改質ガスと未改質のエタノールを含むエタノール水溶液とを分離し、分離したエタノール水溶液を前記貯留タンクに返送する分離装置を備え、
前記分離装置と前記貯留タンクとを接続するエタノール返送配管の延在途中に設けられて、このエタノール返送配管を通流するエタノール水溶液の流量を調整する流量調整装置を備え、
前記貯留タンクから前記エンジン及び前記改質器に送出されるエタノール水溶液の濃度のうち、少なくとも一方の濃度を検出するエタノール濃度検出器を備え、
前記流量調整装置は、前記エタノール濃度検出器で検出したエタノール水溶液の濃度に応じて前記エタノール返送配管を通流するエタノール水溶液の流量を調整することを特徴とするエタノールエンジンシステム。 - 請求項1に記載のエタノールエンジンシステムにおいて、
前記エンジンは、前記燃焼室で発生した燃焼熱の放熱を抑制する放熱抑制機構を更に備えることを特徴とするエタノールエンジンシステム。 - 請求項2に記載のエタノールエンジンシステムにおいて、
エンジン冷却機構を省略したことを特徴とするエタノールエンジンシステム。 - エタノール水溶液の貯留タンクと、
この貯留タンクから供給されるエタノール水溶液を原料に改質ガスを生成する改質器と、
前記貯留タンクに貯留されるエタノール水溶液がその燃焼室内に直接噴射されると共に前記改質器から改質ガスが供給されて、当該燃焼室内でエタノール水溶液に含まれるエタノールと改質ガスとが燃焼することにより動力を発生させるエンジンと、
を備え、
前記改質器と前記エンジンとの間には、この改質器から送出される改質ガスと未改質のエタノールを含むエタノール水溶液とを分離し、分離したエタノール水溶液を前記貯留タンクに返送する分離装置を備え、
前記分離装置と前記貯留タンクとを接続するエタノール返送配管の延在途中に設けられて、このエタノール返送配管を通流するエタノール水溶液の流量を調整する流量調整装置を備え、
前記貯留タンクから前記エンジン及び前記改質器に送出されるエタノール水溶液の濃度のうち、少なくとも一方の濃度を検出するエタノール濃度検出器を備え、
前記エンジンは、前記エタノール濃度検出器で検出したエタノール濃度が所定の閾値を超えた場合に、エンジンに供給したエタノール水溶液のエタノールの燃焼のみによって動力を発生し、前記エタノール濃度検出器で検出したエタノール濃度が所定の閾値以下の場合に、エタノール及び改質ガスの燃焼によって動力を発生させることを特徴とするエタノールエンジンシステム。 - 請求項4に記載のエタノールエンジンシステムにおいて、
前記エンジンは、前記燃焼室で発生した燃焼熱の放熱を抑制する放熱抑制機構を更に備えることを特徴とするエタノールエンジンシステム。 - 請求項5に記載のエタノールエンジンシステムにおいて、
エンジン冷却機構を省略したことを特徴とするエタノールエンジンシステム。
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