JP5912397B2 - 化粧液,化粧液の製造方法及び化粧方法 - Google Patents
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Description
従来、ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物を含有する化粧液としては、例えば、ヒアルロン酸化合物としてヒアルロン酸ナトリウムを用い、水に0.1%程度のヒアルロン酸ナトリウムを混合し、微生物の繁殖を防ぐために、防腐剤として例えばフェノキシエタノールやパラべン等の防腐剤を混合したものが普及している。
ところで、この化粧液にあっては、防腐剤が添加されているので、皮膚に対する刺激があり、長期間皮膚に接触した場合、経皮吸収による全身毒性などを誘発することがある等の欠点を有している。
0.01重量%よりも低いと、保湿効果が発揮されにくくなり、2.0重量%を超えると、分散したヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物が多価アルコールに溶解しきれずに析出しやすくなり、品質の低下を招くおそれがある。
望ましくは、上記ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物を0.1〜1.0重量%含有することである。この範囲で確実に分散溶解させることができる。また、化粧液として高価なヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物を大量に使わなくても多価アルコールとの併用で高い保湿効果が得られるので、消費者にとって大きなメリットがある。
一般に、健康な皮膚の表面はpH5.5〜6.0の弱酸性を保っている。ところで、例えば、アルカリ性の石鹸で洗顔した直後は肌表面がアルカリ性に傾いているが、この状態で本化粧液を用いると、本化粧液は有機酸及び/または有機酸塩の分散により弱酸性になっていることから、皮膚をすぐに弱酸性の環境に戻すことができ、皮膚のバリア機能や生理機能を正常に保持し、健康な肌を維持することができるようになる。
好ましくは、0.001〜0.1重量%、より好ましくは、0.005〜0.07重量%、更に好ましくは、0.01〜0.04重量%含有することである。
クエン酸は柑橘類などに含まれる有機化合物で、ヒドロキシ酸のひとつであり、常温で無色あるいは白色の固体である。ここで、クエン酸を用いるのは、生体成分であり、食品添加物としても使用され、安全性が高いからである。
この範囲のクエン酸を含有する化粧液を水に溶解したときに理想的な弱酸性となる。上記のとおり、一般に、健康な皮膚の表面はpH5.5〜6.0の弱酸性を保っている。ところで、例えば、アルカリ性の石鹸で洗顔した直後は肌表面がアルカリ性に傾いているが、この状態で本化粧液を用いると、クエン酸が含まれていることから、すぐに弱酸性の環境に戻すことができ、皮膚のバリア機能や生理機能を正常に保持し、健康な肌を維持することができるようになる。
グリセリンは、皮脂の分解によって生成される天然の皮膚保湿成分でもあり、もっとも古くから用いられてきた保湿剤であり、皮膚に対してうるおいを与え、しっとりとした感触を与える。そのため、ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物と相まって、相乗的に保湿能力を向上させ、より一層、皮膚に弾力性,潤いや張りを与えて皮膚を美しくすることができるようになる。
これにより、上記の化粧液が製造される。この場合、ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物は多価アルコールには溶けにくい物質であり、有機酸及び/または有機酸塩も例えばクエン酸等のように多価アルコールには溶けにくい物質もあり、これらを同時に添加すると、溶解が進まない場合にどちらの物質が溶解しないかなど溶解具合を視認することができないが、本製造方法では、これらの物質を第一溶解工程と第二溶解工程との夫々別の工程で添加するので、溶け具合を確認することができ、そのため、確実に溶解を行うことができるようになる。
また、有機酸及び/または有機酸塩はpHを調節するものであるが、微量でもpHの変動が大きいものでは、有機酸及び/または有機酸塩を第二溶解工程で後から添加するので、第一溶解工程での溶液の分量等の条件に合わせてその添加量を調整することができ、確実にpH調整を行うことができるようになる。そのため、品質の高い化粧液を製造することができる。
多価アルコールの温度が30℃に満たないと、多価アルコールは粘度が高く撹拌しにくい。70℃を越えると蒸気の影響でヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物が容器(釜)に付着しやすくなる。望ましくは、多価アルコールの溶液を60℃±5℃に加温し、この加温過程で、あるいは加温後に、ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物を添加する。そして、ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物を添加した後、望ましくは撹拌しながら、溶液を80℃±5℃に加温する。これにより、ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物を確実に多価アルコールに溶解することができるようになる。
有機酸及び/または有機酸塩は、80℃±5℃に加温した溶液に添加するのではなく、冷却する等して60℃±5℃にした溶液に添加するのは、温度が高いとpHが変化する等調整が難しく、化粧液の使用温度で添加するのが望ましいが、温度が低すぎると溶解しにくくなる。60℃±5℃にした溶液に有機酸及び/または有機酸塩を溶解することで、溶解させやすく、また、適正なpH調整を行うことができるようになる。更に、40℃以下まで冷却するので、安定化を早めることができる。
これにより、多価アルコールに溶解しないヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物がろ過により除去されるので、より均質になり、品質が向上する。
一般に、洗顔クリーム、洗顔フォームは脂肪酸石鹸やその他の合成界面活性剤と保湿剤、油分等を配合して作られている。合成界面活性剤は、水分と油分のように、表面張力が違い、互いに混じり合わない物質の仲立ちをし、溶け込んだ状態にする物質である。このような合成界面活性剤は、皮膚に塗布した際、表皮の皮脂膜を部分的に溶解する相対的能力のために、皮膚に刺激反応を誘発しやすく、また表皮の角質層蛋白質に合成界面活性剤が結合して、肌荒れの原因となることが指摘されている。また、合成界面活性剤が環境に放出されると水生生物の生態に悪影響を及ぼすという環境上の問題もある。
そのため、本発明のように、洗顔料として合成界面活性剤を含まない石鹸を用いることにより、皮膚に刺激反応を誘発する事態が防止され、肌荒れが防止される。この結果、化粧水ステップにおいて塗布する化粧液の効果をより一層確実に発揮させることができる。
また、5≦pH<7の弱酸性にする上記ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物とは異なる有機酸及び/または有機酸塩を添加すれば、アルカリ性に傾いた肌表面を、すぐに弱酸性の環境に戻すことができ、皮膚のバリア機能や生理機能を正常に保持し、健康な肌を維持することができるようになる。
本発明の実施の形態に係る化粧液は、図1に示すように、ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物を、多価アルコールに分散させるとともに、5≦pH<7の弱酸性にする上記ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物とは異なる有機酸及び/または有機酸塩を該多価アルコールに分散させて、水を含まない形態にしたものである。
本発明において、使用するヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物の分子量は特に限定されない。ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物は、皮膚によく吸収されてべとつかず、角質の水分量を高める効果を奏する。また、空気中の湿度に左右されることなく、その保湿性を一定に保つ特性がある。
グリセリンは、皮膚に於いては皮脂の分解によって生成される天然の皮膚保湿成分でもあり、もっとも古くから用いられてきた保湿剤であり、皮膚に対してうるおいを与え、しっとりとした感触を与える。そのため、ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物と相まって、相乗的に保湿能力を向上させることができる。
有機酸塩としては、例えば、上記の有機酸の、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等が挙げられる。
これらの有機酸及び有機酸塩は、1種を単独で又は二種以上を組合わせて使用することができる。有機酸及び/または有機酸塩を多価アルコールに分散させることにより、5≦pH<7の弱酸性にする。
実施の形態では、クエン酸を用いた。クエン酸は、柑橘類などに含まれる有機化合物で、ヒドロキシ酸のひとつであり、常温で無色あるいは白色の固体である。このクエン酸を分散させることで、弱酸性にすることができる。ここで、クエン酸を用いるのは、生体成分であり、食品添加物としても使用され、安全性が高いからである。
0.01重量%よりも低いと、保湿効果が発揮されにくくなり、2.0重量%を超えると、分散したヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物が多価アルコールに溶解しきれずに析出しやすくなり、品質の低下を招くおそれがある。
望ましくは、上記ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物を0.1〜1.0重量%含有することである。この範囲で確実に分散溶解させることができる。
好ましくは、0.001〜0.1重量%、より好ましくは、0.005〜0.07重量%、更に好ましくは、0.01〜0.04重量%含有することである。
この範囲のクエン酸を含有する化粧液を水に溶解したときに理想的な弱酸性となる。
図2に示すように、実施の形態では、ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物としてヒアルロン酸ナトリウムを用い、多価アルコールをグリセリン単体で構成し、有機酸及び/または有機酸塩として、有機酸であるクエン酸を用いた。実施の形態に係る化粧液の製造方法は、多価アルコール(グリセリン)の溶液に、ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物(ヒアルロン酸ナトリウム)を添加して溶解する第一溶解工程と、この第一溶解工程後の溶液に有機酸及び/または有機酸塩(クエン酸)を添加して溶解し5≦pH<7の弱酸性にする第二溶解工程と、ろ過工程とを備えている。
この場合、ヒアルロン酸ナトリウムとクエン酸とは、夫々、グリセリンには溶けにくい物質であり、同時にこれらを添加すると、溶解が進まない場合にどちらの物質が溶解しないかなど溶解具合を視認することができないが、本製造方法では、これらの物質を第一溶解工程と第二溶解工程との夫々別の工程で添加するので、溶け具合を確認することができ、そのため、確実に溶解を行うことができるようになる。
また、クエン酸はpHを調節するものであり、微量でもpHの変動が大きいが、クエン酸を第二溶解工程で後から添加するので、第一溶解工程での溶液の分量等の条件に合わせてその添加量を調整することができ、確実にpH調整を行うことができるようになる。そのため、品質の高い化粧液を製造することができる。
グリセリンの温度が30℃に満たないと、グリセリンは粘度が高く撹拌しにくい。70℃を越えると蒸気の影響でヒアルロン酸ナトリウムが容器(釜)に付着しやすくなる。60℃±5℃に加温する過程で、あるいは加温後に、ヒアルロン酸ナトリウムを添加することで、撹拌が容易で溶解が確実に行われる。そして、ヒアルロン酸ナトリウムを添加した後、望ましくは撹拌しながら、溶液を80℃±5℃に加温するので、ヒアルロン酸ナトリウムをより一層確実にグリセリンに溶解することができるようになる。
クエン酸は、80℃±5℃に加温した溶液に添加するのではなく、冷却して60℃±5℃にした溶液に添加するのは、温度が高いとpHが変化する等調整が難しく、化粧液の使用温度で添加するのが望ましいが、温度が低すぎると溶解しにくくなる。60℃±5℃にした溶液にクエン酸を溶解することで、溶解させやすく、また、適正なpH調整を行うことができるようになる。更に、40℃以下まで冷却するので、安定化を早めることができる。
そして、容器に充填して製品とした。これにより、液状になって容器に保存しておくことができるので、化粧液は、水を含まない形態になっているとともに、従来の粉末と異なって液状であることから空気に触れても水分が吸収されにくく、細菌、カビなどの微生物の繁殖が抑止され保存性が極めて良くなる。
以下、各工程について、詳細に説明する。
クレンジング料を用いてメイクを落とすステップである。クレンジング料として、合成界面活性剤を含まない油性材料のみを用いる。
油性原料としては、天然資源からの植物油脂、動物油脂、ロウ類を精製してそのまま用いるほか、加水分解、水添、高圧水素還元、エステル化などの工程を経てそれぞれ誘導体として用いてもよい。例えば、アボガド油、亜麻仁油、アルガン油、アーモンド油、エゴマ油、オリーブ油、カカオ脂、カロットエキス、カロフィラムイノフィラム油、キュウリ油、キャンドルナッツ油、テオブロマグランジフロルム種子脂、クランベアビシニカ種子油、ブドウ種子油、ゴマ油、コムギ胚芽油、オリザオイル、コメヌカ油、ベニバナ油、シアバター、ダイズ油、茶油、月見草油、ツバキ油、コーン油、ナタネ油、パーシック油、パーム油、水添パーム油、パーム核油、ハトムギ油、ピスタチオナッツ油、ヒマシ油、水添ヒマシ油、ヒマワリ油、ヘーゼルナッツ油、加水分解ヘーゼルナッツタンパク、ヘンプオイル、ボラージ油、マカデミアナッツ油、マンゴバター、メドウフォーム油、綿実油、モクロウ、ヤシ油、ユチャ油、落花生油、ローズヒップ油、オレンジラフィー油、牛脂、タートル油、ミンク油、卵黄油、ホホバ油、ミツロウ、ラノリン、ラノリン誘導体、水添ラノリン、α―オレフィンオリゴマー、水添ポリデセン、スクワラン、植物スクワラン、ミネラルオイル、ワセリン及び、これらの混合物が含まれる。
一般に、油性の化粧は洗顔料のみでは落とせない。そこでメイクとなじみのよい油性成分に合成界面活性剤を配合した洗い流せるメイク落しがよく使用されている。合成界面活性剤は、水分と油分のように、表面張力が違い、互いに混じり合わない物質の仲立ちをし、溶け込んだ状態にする物質である。このような合成界面活性剤は、皮膚に塗布した際、表皮の皮脂膜を部分的に溶解する相対的能力のために、皮膚に刺激反応を誘発しやすく、また表皮の角質層蛋白質に合成界面活性剤が結合して、肌荒れの原因となることが指摘されている。また、合成界面活性剤が環境に放出されると水生生物の生態に悪影響を及ぼすという環境上の問題もある。
そのため、本実施の形態のように、合成界面活性剤を含まないクレンジング料を用いることにより、皮膚に刺激反応を誘発する事態が防止され、肌荒れが防止される。
洗顔料を用いて洗顔を行うステップである。洗顔料として、合成界面活性剤を含まない石鹸を用いる。石鹸とは、高級脂肪酸の塩の総称であり天然の界面活性剤である。メイク落としで、油性成分が肌に残っているものを石鹸の天然の界面活性剤が洗い流す役割をする。石鹸の製法としてはけん化法、中和法がある。合成界面活性剤を含まなければどの方法で製造してもよい。
一般に、洗顔クリーム、洗顔フォームは脂肪酸石鹸やその他の合成界面活性剤と保湿剤、油分等を配合して作られている。上記の通り、合成界面活性剤は、皮膚に刺激反応を誘発しやすく、肌荒れの原因となることが指摘されているが、本実施の形態のように、洗顔料として合成界面活性剤を含まない石鹸を用いることにより、皮膚に刺激反応を誘発する事態が防止され、肌荒れが防止される。この結果、メイク落としステップでの効果をより一層確実に保持することができる。
実施の形態に係る化粧液を皮膚に塗布するステップである。化粧液を使用するときは、容器から適量を吐出させ、例えば、手のひら等に1回分の分量を吐出させて、この使用化粧液を、そのまま皮膚に塗布し、あるいは、新鮮な水と混合して皮膚に塗布する。そのまま使用すると、粘性により使用感が重たく感じるので、一般には水を混合する。水としては、水道水で良いが、好ましくは、浄水器により肌に刺激になる塩素を取り除いた水道水、あるいは、ペットボトルの水を用いると良い。水を混合するときは、水を、例えば、使用化粧液の自重の0.5〜100倍量、好ましくは、5〜50倍量、より好ましくは、10〜20倍量用いる。この場合、従来の粉末と比較して、液状なのでそのまま用いるときは勿論のこと、新鮮な水で薄めて用いる場合にも混合が容易であり、取扱いがきわめて良いものになる。
また、この場合、メイク落としステップ及び洗顔ステップにおいては、合成界面活性剤を含まないクレンジング料や石鹸を用いているので、皮膚に刺激反応を誘発する事態が防止され、肌荒れが防止されていることから、化粧液の使用において、より一層、その効果を確実に発揮させることができる。
仕上げ料を皮膚に塗布するステップである。仕上げ料として、合成界面活性剤を含まない油性材料のみを用いる。一般的な乳液、クリームの代わりに使用する。
油性原料としては、天然資源からの植物油脂、動物油脂、ロウ類を精製してそのまま用いるほか、加水分解、水添、高圧水素還元、エステル化などの工程を経てそれぞれ誘導体として用いてもよい。例えば、アボガド油、亜麻仁油、アルガン油、アーモンド油、エゴマ油、オリーブ油、カカオ脂、カロットエキス、カロフィラムイノフィラム油、キュウリ油、キャンドルナッツ油、テオブロマグランジフロルム種子脂、クランベアビシニカ種子油、ブドウ種子油、ゴマ油、コムギ胚芽油、オリザオイル、コメヌカ油、ベニバナ油、シアバター、ダイズ油、茶油、月見草油、ツバキ油、コーン油、ナタネ油、パーシック油、パーム油、水添パーム油、パーム核油、ハトムギ油、ピスタチオナッツ油、ヒマシ油、水添ヒマシ油、ヒマワリ油、ヘーゼルナッツ油、加水分解ヘーゼルナッツタンパク、ヘンプオイル、ボラージ油、マカデミアナッツ油、マンゴバター、メドウフォーム油、綿実油、モクロウ、ヤシ油、ユチャ油、落花生油、ローズヒップ油、オレンジラフィー油、牛脂、タートル油、ミンク油、卵黄油、ホホバ油、ミツロウ、ラノリン、ラノリン誘導体、水添ラノリン、α―オレフィンオリゴマー、水添ポリデセン、スクワラン、植物スクワラン、ミネラルオイル、ワセリン及び、これらの混合物が含まれる。
実施例に係る化粧水おいては、ヒアルロン酸ナトリウム(「ヒアルロン酸Na」とも表記)((株)紀文フードケミファ製「ヒアルロン酸FCH60」)を用いた。
クエン酸として、昭和化工株式会社製「無水クエン酸」を用いた。
多価アルコールとして、グリセリン(花王(株)製「化粧品用濃グリセリン」)、1−3ブチレングリコール(「BG」とも表記する)(ダイセル科学工業(株)製「1,3-ブチレングリコール」)、プロピレングリコール(「PG」とも表記する)(アズマ(株)製「プロピレングリコール」)を単独もしくはこれらを組み合わせて用いた。
この各実施例,比較例1(グリセリンのみ)について、添加成分の溶解安定性(添加成分の析出がなく良く溶解している状態)について視認した。結果を図3に示す。実施例3の結果から、ヒアルロン酸ナトリウムは2.0重量%以下の範囲で良好であることが分かった。
また、ヒアルロン酸ナトリウムが1.0重量%を超えると、安定性は良いが、粘性が強くなって取り扱いが難しくなるので、ヒアルロン酸ナトリウムは1.0重量以下の範囲が望ましいことが分かった。
この結果から、実施例1では、防腐剤を使用していないにも関わらず、防腐剤を使用した比較例2と同等に、微生物の発生が認められず、優れていることが分かった。
<メイク落としステップ>
実施例に係るクレンジング料としては、オリーブ果実のオリーブオイルを搾油した残渣から、スクワレンを搾取、蒸留し、水素添加し精製した、高級アルコール工業株式会社製「オリーブスクワラン」100%を使用した。オリーブスクワランは化学的に安定で、油性感が少なく、感触の非常に良い油である。皮膚刺激はほとんどなく、エモリエント効果に優れ、クレンジングオイルとして使用するには最適な油である。
実施例に係る洗顔料としては、パーム油80%、パーム核油20%、けん化率85〜95%、けん化コールド製法、スクワランを5〜10%添加した石鹸とした。けん化コールド法で製造された石鹸は、未反応の油脂やグリセリンが残るため、洗浄力がマイルドな石鹸となる。
実施例に係る化粧水としては、実施例1のものを用いた。具体的には、ヒアルロン酸ナトリウム(「ヒアルロン酸Na」とも表記)として、(株)紀文フードケミファ製「ヒアルロン酸FCH60」)を用いた。クエン酸として、昭和化工株式会社製「無水クエン酸」を用いた。多価アルコールとして、グリセリン(花王(株)製「化粧品用濃グリセリン」)を用いた。成分比は、図3に示すとおりである。この実施例1においては、pH5.24(22.0℃)、粘度17050cps(20℃、B型粘度計、4号ローター、12rpm、60sでの測定)であった。
実施例に係る仕上げ料として、深海にすむサメ類の肝油から得られるスクワレンに水素添加して得られるスクワランを使用した。スクワランは化学的に安定で、代表的な良質オイルである。皮膚刺激はほとんどなく、エモリエント効果に優れている。更に、スクワランにフラーレンを溶解することで、保湿効果以外に、抗酸化作用を発揮し、老化しにくい美しい肌を保つことができる。
今まで使用していた基礎化粧品より保湿力高かった 50名/50名 100%
同じ、わからない 0名 0%
保湿力低かった 0名 0%
かゆみ、ひりひり等の肌に対する刺激感に関しなにか不都合なことがあったか
ない 50名/50名 100%
あった 0名 0%
とても使用したい 49名/50名 98%
まあ使用したい 1名 2%
どちらでもない 0名 0%
使用したくない 0名 0%
また、化粧料に防腐剤、合成界面活性剤が入ってないことで、皮膚刺激がなくなり、かぶれる人が減り、医療費の軽減につながるなど、有用性がきわめて高くなる。
Claims (9)
- ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物を含有する化粧液において、
上記ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物を、多価アルコールに分散させ、水を含まない形態にし、
上記ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物を0.01〜2.0重量%、上記多価アルコールを97重量%以上含有し、
上記ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物とは異なる有機酸であるクエン酸を上記多価アルコールに分散させ、該クエン酸を0.0005〜0.2重量%含有し、5≦pH<7の弱酸性にしたことを特徴とする化粧液。 - 上記ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物を0.1〜1.0重量%含有することを特徴とする請求項1記載の化粧液。
- 上記多価アルコールを、グリセリン単体若しくはグリセリンと他の多価アルコールとの混合物で構成したことを特徴とする請求項1または2記載の化粧液。
- 上記請求項1乃至3何れかに記載の化粧液の製造方法において、
多価アルコールの溶液に、ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物を添加して溶解する第一溶解工程と、該第一溶解工程後の溶液に、上記ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物とは異なる有機酸であるクエン酸を添加して溶解し5≦pH<7の弱酸性にする第二溶解工程とを備え、
上記第一溶解工程において、30℃〜70℃の多価アルコールの溶液に、ヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物を添加して撹拌し、次に、該溶液を80℃±5℃に加温し、
上記第二溶解工程において、溶液を60℃±5℃にし、この状態で上記クエン酸を添加して撹拌し、その後、40℃以下まで冷却したことを特徴とする化粧液の製造方法。 - 上記第二溶解工程後に、溶液をろ過して上記多価アルコールに溶解しないヒアルロン酸及び/またはヒアルロン酸化合物を除去するろ過工程を設けたことを特徴とする請求項4記載の化粧液の製造方法。
- 上記請求項1乃至3何れかに記載の化粧液を皮膚に塗布する化粧液ステップを備えた化粧方法において、該化粧液ステップにおいて、使用する使用化粧液をそのまま用い、あるいは、当該使用化粧液にその自重の0.5〜100倍量の水を混合して用いることを特徴とする化粧方法。
- 上記化粧水ステップの前に、洗顔料を用いて洗顔を行う洗顔ステップを備え、該洗顔料として、合成界面活性剤を含まない石鹸を用いることを特徴とする請求項6記載の化粧方法。
- 上記洗顔ステップの前に、クレンジング料を用いてメイクを落とすメイク落としステップを備え、該クレンジング料として、合成界面活性剤を含まない油性材料のみを用いることを特徴とする請求項7記載の化粧方法。
- 上記化粧水ステップの後に、仕上げ料を皮膚に塗布する仕上げステップを備え、該仕上げ料として、合成界面活性剤を含まない油性材料のみを用いることを特徴とする請求項6乃至8何れかに記載の化粧方法。
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