JP5907044B2 - 縦型熱処理装置 - Google Patents
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基板保持具に棚状に積載された複数枚の基板に対して、縦型の反応管内にて熱処理を行う縦型熱処理装置において、
前記反応管内の基板を加熱するための加熱部と、
この加熱部により加熱される領域の外側にて前記反応管の側周面を周方向に沿って筒状に囲むように配置され、空隙を含むセラミックスにより構成された本体断熱材と、
この本体断熱材の上方側開口部を塞ぐように配置され、前記本体断熱材と密度が揃うように構成された断熱材からなる上蓋断熱材と、
この上蓋断熱材が熱膨張収縮する時に、当該上蓋断熱材の熱膨張収縮に追随して変形しながら前記上蓋断熱材の損傷を抑えるために、前記上蓋断熱材の下面側周縁部と前記本体断熱材との間に介在して前記上蓋断熱材の周方向に沿って環状に設けられ、前記本体断熱材よりも高い密度であって、当該上蓋断熱材とは別部材である耐火物からなる保護層と、を備え、
この保護層は、無機成分を含む接着剤を用いて当該上蓋断熱材に接着された後、熱処理によって前記上蓋断熱材と一体化していることを特徴とする。
前記保護層の厚み寸法は、前記本体断熱材と前記上蓋断熱材との間の領域を介して前記反応容器が放熱することを抑制するために、且つ前記上蓋断熱材が前記本体断熱材と摺動して摩耗することを抑制するために、1mm以上2mm以下に設定されている態様。
前記反応管内にて行われる熱処理は、1000℃以上の熱処理である態様。
前記本体断熱材及び前記上蓋断熱材の外側には外装体が設けられ、
これら本体断熱材及び上蓋断熱材と前記外装体との間には、前記本体断熱材及び前記上蓋断熱材よりも密度の小さい緩衝材と、これら本体断熱材及び上蓋断熱材が熱膨張する時の伸び代となる隙間領域との少なくとも一方が介在している態様。
即ち、上蓋断熱材22は、既述のように概略円板状になっており、平面で見た時に中実(中央部についても上蓋断熱材22を構成する繊維が配置されている)となっている。一方、本体断熱材21は、平面で見た時に中央部にウエハボート1が配置されていて、中空になっている。従って、平面で見た時に、反応管2の昇降温に伴って熱膨張収縮する長さ寸法は、本体断熱材21と上蓋断熱材22とでは互いに異なる寸法になっている。そのため、反応管2が昇降温する時、保護層23を配置していないと、これら本体断熱材21と上蓋断熱材22とが互いに摺動することになる。
また、以上述べた上蓋断熱材22、本体断熱材21及び保護層23としては、セラミックスの繊維により構成することに代えて、例えばセラミックスからなる粉末と樹脂などからなるバインダーの粉末とを互いに混合して成型及び焼結した多孔質体を各々用いても良い。更に、保護層23としては、上蓋断熱材22及び本体断熱材21を構成する材質(化合物)の少なくとも一つを含むように構成したが、例えば上蓋断熱材22及び本体断熱材21を夫々アルミナなどからなる繊維により構成すると共に、保護層23をシリカなどの繊維により構成しても良い。
1 ウエハボート
2 反応管
3 断熱材
20 ヒータ
21 本体断熱材
22 上蓋断熱材
23 保護層
Claims (6)
- 基板保持具に棚状に積載された複数枚の基板に対して、縦型の反応管内にて熱処理を行う縦型熱処理装置において、
前記反応管内の基板を加熱するための加熱部と、
この加熱部により加熱される領域の外側にて前記反応管の側周面を周方向に沿って筒状に囲むように配置され、空隙を含むセラミックスにより構成された本体断熱材と、
この本体断熱材の上方側開口部を塞ぐように配置され、前記本体断熱材と密度が揃うように構成された断熱材からなる上蓋断熱材と、
この上蓋断熱材が熱膨張収縮する時に、当該上蓋断熱材の熱膨張収縮に追随して変形しながら前記上蓋断熱材の損傷を抑えるために、前記上蓋断熱材の下面側周縁部と前記本体断熱材との間に介在して前記上蓋断熱材の周方向に沿って環状に設けられ、前記本体断熱材よりも高い密度であって、当該上蓋断熱材とは別部材である耐火物からなる保護層と、を備え、
この保護層は、無機成分を含む接着剤を用いて当該上蓋断熱材に接着された後、熱処理によって前記上蓋断熱材と一体化していることを特徴とする縦型熱処理装置。 - 前記保護層は、前記本体断熱材の密度に対して1.5倍以上の密度となるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の縦型熱処理装置。
- 前記保護層は、前記本体断熱材の密度に対して2倍以上の密度となるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の縦型熱処理装置。
- 前記保護層の厚み寸法は、前記本体断熱材と前記上蓋断熱材との間の領域を介して前記反応容器が放熱することを抑制するために、且つ前記上蓋断熱材が前記本体断熱材と摺動して摩耗することを抑制するために、1mm以上2mm以下に設定されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の縦型熱処理装置。
- 前記反応管内にて行われる熱処理は、1000℃以上の熱処理であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一つに記載の縦型熱処理装置。
- 前記本体断熱材及び前記上蓋断熱材の外側には外装体が設けられ、
これら本体断熱材及び上蓋断熱材と前記外装体との間には、前記本体断熱材及び前記上蓋断熱材よりも密度の小さい緩衝材と、これら本体断熱材及び上蓋断熱材が熱膨張する時の伸び代となる隙間領域との少なくとも一方が介在していることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つに記載の縦型熱処理装置。
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JP2012242848A JP5907044B2 (ja) | 2012-11-02 | 2012-11-02 | 縦型熱処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012242848A JP5907044B2 (ja) | 2012-11-02 | 2012-11-02 | 縦型熱処理装置 |
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JP2014093410A JP2014093410A (ja) | 2014-05-19 |
JP5907044B2 true JP5907044B2 (ja) | 2016-04-20 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2012242848A Active JP5907044B2 (ja) | 2012-11-02 | 2012-11-02 | 縦型熱処理装置 |
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2012
- 2012-11-02 JP JP2012242848A patent/JP5907044B2/ja active Active
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