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JP5906889B2 - 画像補正装置、画像補正方法、画像補正プログラム、及び画像読取装置 - Google Patents

画像補正装置、画像補正方法、画像補正プログラム、及び画像読取装置 Download PDF

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Description

開示の技術は、画像補正装置、画像補正方法、画像補正プログラム、及び画像読取装置に関する。
従来、原稿に照明光を照射して原稿からの反射光を読み取ることにより原稿画像を読み取る画像読取装置として、図10に示すようなスタンド型イメージスキャナ80が知られている。このスタンド型イメージスキャナ80では、スタンド82のヘッド部82Aに設けられた照明装置から照明光(自照明)84を原稿に照射し、スタンド82のヘッド部82Aに設けられたラインCCD等のラインセンサで走査しながら原稿からの反射光を読み取る。このように照明光を照射する画像読取装置の場合、自照明が原稿に均一に照射されないことに起因する画像の色ずれを補正する画像補正処理が必要となる場合がある。
画像補正処理としては、デジタルカメラで撮影された画像に対して施されるホワイトバランス補正が一般的である。このホワイトバランス補正では、撮影画像中の最も明るい部分が被写体の白色部分に対応するものとして、この部分の色ずれが照明光に相当する色の成分とみなして撮影画像全体から一律に減算することにより補正する。このような画像補正処理を図10に示すようなスタンド型イメージスキャナ80で読み取った画像に適用した場合、自照明がほぼ均一に原稿に照射される場合には、概ね良好に補正することができる。
しかしながら、自照明が不均一の場合には、精度良く補正することができない。これは、画像中の最も明るい部分を基準として補正量を定めて補正を行った場合、自照明が不均一の場合は、その他の部分の補正量が適切でない補正量となってしまうからである。
スタンド型イメージスキャナでは、原稿に自照明を均一に照射するために照明装置を原稿から遠ざけることは物理的に限界があるため、例えば、サイズが大きい原稿(例えば、A3サイズの紙原稿)に対しては、均一に自照明を照射することは困難である。
また、このようなスタンド型イメージスキャナでは、一般のコピー機等のように原稿をセットして周囲からの光が原稿に照射されないようにカバーをする構造ではない。このため、自照明だけでなく部屋の照明等の周囲光も原稿に照射されるが、仮に周囲光が原稿にほぼ均一に照射されている場合でも、自照明が不均一であると、原稿に照射された周囲光と自照明の双方が合成された合成光は、不均一な色となる。すなわち、自照明の照射が少ない部位では、周囲光の色味が強くなり、自照明の照射が多い部位では、自照明の色味が強くなる。
図11(A)には、原稿本来の色の原稿画像を示し、同図(B)には、図10に示したスタンド型イメージスキャナ80で原稿を読み取った際の原稿画像の一例を示した。同図(B)に示すように、スタンド型イメージスキャナ80で原稿を読み取った場合、自照明が不均一に原稿に照射されることにより、原稿の中央部分が明るく、周辺部分が暗い画像となる。このため、スタンド型イメージスキャナ80で読み取った画像に一般的なホワイトバランス補正を行っても画像全体の色を適切に補正することは困難である。
また、複数のラインセンサを用いて原稿上の画像を読み取る際に、各画素毎にシェーディング補正係数の決定を正確に行うため基準白色版からの反射光の受光強度とラインセンサで読み取ったライン画像データの最大値とに基づいて画像データを補正する技術がある。
この技術では、周囲光の影響のない自照明のみの環境下においては、正確に色ずれを補正することができる。
特開2002−171388号公報 特開2008−199556号公報 特開2003−101772号公報 特開2004−150873号公報
しかしながら、上記従来技術では、自照明のみの環境下を想定しており、この技術を周囲光が原稿に照射されるスタンド型イメージスキャナに適用しても色ずれを適切に補正することは困難である。
開示の技術は、周囲光及び自照明が照射される環境下で被読み取り対象を読み取った画像を精度良く補正することが目的である。
開示の技術は、画像読取装置は、照明部、基準色票、読取部、及び保持部を備える。照明部は、被読み取り対象に対し周囲からの周囲光が照射される状態で自照明光を前記被読み取り対象に照射する。基準色票は、前記自照明光が照射される照射領域のうち前記被読み取り対象が載置される載置領域外に設けられる。読取部は、前記被読み取り対象の画像を読み取ると共に前記基準色票の画像を読み取る。保持部は、前記自照明光のみが照射された状態で前記載置領域に対応したサイズの基準チャートを前記読取部により予め読み取った自照明基準チャート画像を保持する。また、保持部は、予め定めた均一光源からの均一光のみが照射された状態で前記基準色票を前記読取部により予め読み取った均一光基準色票画像を保持する。また、保持部は、前記均一光のみが照射された状態で前記基準チャートを前記読取部により予め読み取った均一光基準チャート画像を保持する。制御部は、画像読取装置に対し、前記周囲光及び前記自照明光が合成された合成光が照射された状態で前記被読み取り対象の画像を読み取るように前記照明部及び前記読取部を制御する。また、制御部は、前記周囲光のみが照射された状態で前記基準色票の周囲光基準色票画像を読み取るように、前記照明部及び前記読取部を制御する。補正部は、前記保持部に保持された自照明基準チャート画像、前記均一光基準色票画像、及び前記均一光基準チャート画像と、前記読取部により読み取った前記被読み取り対象の画像及び前記周囲光基準色票画像と、に基づいて前記被読み取り対象の画像を補正する。
開示の技術は、周囲光及び自照明が照射される環境下で被読み取り対象を読み取った画像を精度良く補正することができる、という効果を有する。
第1実施形態に係る画像補正装置の機能ブロック図である。 第1実施形態に係る画像読取装置の外観図である。 自照明基準チャート画像の読み取りについて説明するための図である。 均一光基準色票画像の読み取りについて説明するための概略図である。 画像補正装置として機能するコンピュータの概略ブロック図である。 第1実施形態に係る画像補正処理の一例を示すフローチャートである。 原稿の読み取りについて説明するための図である。 周囲光基準色票画像の読み取りについて説明するための図である。 第2実施形態に係る画像補正処理の一例を示すフローチャートである。 従来例に係る画像読取装置の外観図である。 (A)は本来の原稿の画像の一例を示す図、(B)は自照明が照射された原稿の画像の一例を示す図である。
以下、図面を参照して開示の技術の実施形態の一例を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1には、本実施形態に係る画像読取装置10が示されている。画像読取装置10は、画像補正装置20、照明部22、読取部24、通信部26、及び保持部28を備えている。画像補正装置20は、制御部30及び補正部32を備えている。
図2には、画像読取装置10の外観図が示されている。同図に示すように、画像読取装置10は、被読み取り対象、例えば原稿Pを載置する載置台40にスタンド42が取り付けられている。スタンド42のヘッド部42Aには、照明部22及び読取部24が設けられている(図1も参照)。なお、被読み取り対象は原稿等の紙状のものに限られるものではなく、本等の厚みのある形状のものでもよい。
画像読取装置10は、図1に示すように、例えばパーソナルコンピュータ等の外部装置50と通信部26を介して接続され、外部装置50からの指示により載置台40の載置領域に載置された原稿Pの画像を読み取る。そして、読み取った画像を画像補正装置20により補正し、通信部26を介して外部装置50へ送信する。なお、通信部26は、例えばUSB(Universal Serial Bus)等の通信インタフェースにより外部装置50と通信する。
図2に示すように、載置台40には、照明部22から自照明光が照射される照射領域のうち原稿Pが載置される載置領域外に基準色票44が設けられている。なお、基準色票44は、例えば全面均一の白色の色票とすることができるが、他の色の色票でもよい。また、基準色票44は、全面均一な色が基本的には望ましいが、全面均一の色でなくても、基準色票44の範囲の各画素の画素値(色値)の平均値等を算出して代表値とし、これを基準色票44の色値とすればよい。また、基準色票44は、原稿Pの載置領域と比較して十分に小さいサイズでよく、例えば数ピクセル〜数十ピクセル四方の画像が得られる程度のサイズでよい。
照明部22は、第1の方向Aを長手方向とするライン状の自照明光を第1の方向Aと直交する第2の方向Bに走査しながら原稿P及び基準色票44に照射する。照明部22は、例えば蛍光灯やLED等の光源が用いられる。
図2に示すように、照明部22は、スタンド42のヘッド部42Aに設けられた構成であるため、原稿P及び基準色票44には、照明部22からの自照明光だけでなく、画像読取装置10の周囲からの周囲光も照射される。従って、原稿P及び基準色票44を読み取る際には、自照明光及び周囲光が合成された合成光が原稿Pに照射される。
読取部24は、第1の方向Aを長手方向とし且つ第2の方向Bに走査しながら原稿P及び基準色票44の画像を読み取るライン状の読み取りセンサであり、例えばR,G,B各色のラインCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサが用いられる。なお、モノクロのラインCCDイメージセンサを用いてもよい。また、読取部24は、照明部22と同期し、照明部22によりライン状の自照明光が照射された領域の画像を読み取る。
保持部28は、図3に示すように、照明部22からの自照明光L1のみが照射された状態で載置台40の載置領域に載置された基準チャートCを読取部24により予め読み取った自照明基準チャート画像を保持している。自照明基準チャート画像は、例えば工場における製造出荷時等に取得し、保持部28に予め保持しておく。基準チャートCは、載置台40の載置領域に対応したサイズ、すなわち読取部24による原稿の読み取り領域に対応したサイズの例えば白色用紙や白色板等が用いられる。なお、白色板を載置台に予め設けた構成としてもよい。
また、保持部28は、図4に示すように、予め定めた均一光源46からの均一光L2のみが照射された状態で基準色票44を読取部24により予め読み取った均一光基準色票画像を保持している。この均一光基準チャート画像も、例えば工場における製造出荷時に取得し、予め保持部28に保持しておく。
また、保持部28は、図4に示すように、均一光源46からの均一光L2のみが照射された状態で基準チャートCを読取部24により予め読み取った均一光基準チャート画像を保持している。均一光源46は、基準色票44及び基準チャートCの全領域に対し均一な光を照射する光源である。
なお、基準チャートは白色に限らず、他の色でもよい。また、1色に限らず2色以上でもよい。すなわち、自照明光のみが照射された状態で基準チャートを読み取る際に用いる基準チャートと、均一光が照射された状態で基準チャートを読み取る際に用いる基準チャートが同一であれば、色の種類や数は限定されるものではない。
制御部30は、画像読取装置10の周囲からの周囲光及び自照明光が合成された合成光が照射された状態で原稿Pの画像を読み取る。また、制御部30は、周囲光のみが照射された状態、すなわち照明部22からの照明をオフした状態で基準色票44の周囲光基準色票画像を読み取るように照明部22及び読取部24を制御する。
補正部32は、保持部28に保持された自照明基準チャート画像、均一光基準色票画像、及び均一光基準チャート画像と、読取部24により読み取った原稿Pの画像及び周囲光基準色票画像と、に基づいて、原稿Pの画像を補正する。
画像補正装置20は、例えば図5に示すコンピュータ60で実現することができる。コンピュータ60はCPU62、メモリ64、及び不揮発性の記憶部66を備え、これらはバス68を介して互いに接続されている。
また、記憶部66はHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等によって実現できる。記録媒体としての記憶部66には、コンピュータ60を画像補正装置20として機能させるための画像補正プログラム70が記憶されている。CPU62は、画像補正プログラム70を記憶部66から読み出してメモリ64に展開し、画像補正プログラム70が有するプロセスを順次実行する。
画像補正プログラム70は、制御プロセス72及び補正プロセス74を有する。CPU62は、制御プロセス72を実行することで、図1に示す制御部30として動作する。また、CPU62は、補正プロセス74を実行することで、図1に示す補正部32として動作する。
これにより、画像補正プログラム70を実行したコンピュータ60が、画像補正装置20として機能することになる。なお、画像補正プログラム70は開示の技術における画像補正プログラムの一例である。
なお、画像補正装置20は、例えば半導体集積回路、より詳しくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等で実現することも可能である。
次に第1実施形態の作用を説明する。ユーザーが載置台40に原稿Pを載置し、外部装置50を操作して原稿Pの読み取りを指示すると、通信部26を介して画像補正装置20に原稿Pの読み取りが指示される。これにより、画像補正装置20では、図6に示す画像補正処理を実行する。
ステップ100において、制御部30は、照明部22をオンする。これにより、図7に示すように、自照明光L1が原稿Pに照射される。また、原稿Pには、画像読取装置10が設置された周囲の周囲光源48からの周囲光L3も照射される。なお、周囲光源48は、画像読取装置10がユーザーの部屋に設置され、その部屋の天井に設けられた照明装置がオンした状態の場合には、その照明装置であり、周囲光L3はその照明装置からの光となる。また、この照明装置がオフの場合は、周囲光L3は、部屋の窓等から差し込む光等となる。このような周囲光L3は、照明部22と比較して原稿Pから十分に離れた位置から照射される光であるため、ほぼ均一とみなしてよい。
ステップ102において、制御部30は、周囲光L3及び自照明光L1が合成された合成光が照射された状態で原稿Pの画像を読み取るように読取部24を制御する。
具体的には、制御部30は、図2の矢印B方向上流側から下流側へ向けて原稿Pに照明部22からの自照明光L1が照射されるように照明部22を制御する。また、制御部30は、照明部22の制御と同期して、矢印B方向上流側から原稿Pの矢印A方向に沿ったライン画像を順次読み取るように読取部24を制御する。これにより、矢印B方向上流側から下流側へ向けて原稿Pが走査され、原稿Pの画像(R,G,Bの各画像)が読み取られる。
原稿Pの画像の読み取りが終了すると、ステップ104において、制御部30は、照明部22をオフする。
ステップ106において、制御部30は、基準色票44の画像を読み取るように読取部24を制御する。これにより、図8に示すように、周囲光L3のみが照射された状態で基準色票44の周囲光基準色票画像(R,G,Bの各画像)が読み取られる。
このように、1回の走査で原稿Pの読み取り及び基準色票44の読み取りを実行するので、読み取り時間を短縮することができる。
ステップ108において、補正部32は、保持部28に保持された自照明基準チャート画像、均一光基準色票画像、及び均一光基準チャート画像と、読取部24により読み取った原稿Pの画像及び周囲光基準色票画像と、に基づいて、原稿Pの画像を補正する。なお、補正はR,G,Bの各画像毎に行う。
具体的には、補正部32は、まず保持部28に保持された均一光基準色票画像の各画素値の平均値を算出し、これを均一光の強度A1とする。なお、予め算出した強度A1を保持部28に予め保持しておいてもよい。また、補正部32は、周囲光基準色票画像の各画素値の平均値を算出し、これを周囲光の強度A2とする。なお、各画素値の平均値に限らず、中央値や最大値、予め定めた代表画素の画素値等を強度としてもよい。そして、補正部32は、均一光L2に対する周囲光L3の周囲光強度比H1(=A2/A1)を算出する。
この周囲光強度比H1は、厳密には基準色票44の位置における均一光L2に対する周囲光L3の強度比である。しかしながら、一般に、例えば室内等の環境では、天井に設けられた照明装置から原稿Pまでの距離は離れているため、周囲光L3の強度は原稿Pの全体で均一と見なしてよい。従って、周囲光強度比H1も原稿Pの全体で均一と見なしてよい。
次に、補正部32は、均一光基準チャート画像D1の各画素の画素値に周囲光強度比H1を乗算する。このD1×H1によって得られる画像は、周囲光L3のみが基準チャートCに照射された場合の画像と見なすことができる。
次に、補正部32は、周囲光強度比H1を乗算した均一光基準チャート画像D1の各画素の画素値の各々に、自照明基準チャート画像D2の対応する画素の画素値を加算することにより各画素の補正係数Kを各々算出する。この補正係数K1(=D1×H1+D2)は、周囲光L3のみが基準チャートCに照射された場合の画像に自照明光L1のみが照射された基準チャートCの画像を加算したものである。従って、補正係数K1が表す画像は、周囲光L3と自照明光L1との合成光が基準チャートCに照射された場合の画像と見なすことができる。
次に、補正部32は、画素毎の補正係数K1の各々で、ステップ102で読み取った原稿Pの画像D3の対応する画素の画素値を除算する。このD3/K1によって得られる画像は、合成光が照射されない状態の原稿Pそのものの画像D4と見なすことができる。
次に、補正部32は、補正された原稿Pの画像D4の各画素の画素値の各々に、自照明基準チャート画像D2の対応する画素の画素値を乗算する。このD4×D2によって得られる画像は、自照明光のみが照射された状態の原稿Pの画像D5と見なすことができる。そして、補正部32は、補正された画像D5を通信部26を介して外部装置50に送信する。
このように、第1実施形態では、原稿Pを読み取った画像を、自照明光だけでなく周囲光の影響も考慮して原稿Pを読み取った画像を補正するので、周囲光及び自照明光が照射される環境下で原稿Pを読み取った場合でも画像を精度良く補正することができる。また、1回の走査で原稿Pの画像及び基準色票44の画像を読み取るだけでよく、自照明光をオンして原稿Pの画像を読み取って自照明光をオフして再び原稿Pの画像を読み取るといったように、原稿Pの画像を2回読み取る必要がない。このため、読み取り時間を大幅に短縮することができる。
なお、第1実施形態では、原稿Pの画像を読み取った後に基準色票44の画像を読み取っているが、逆のシーケンスでもよい。
ただし、照明をオンし光量が安定するまでと読取部24の起動に時間がかかる場合、基準色票44の画像を先に読み取ると、読取部24の起動を待って基準色票44の画像を読み取った後、照明をオンし光量の安定を待ってから原稿Pの画像を読み取ることとなる。このため、読み取り時間が増加する。これに対し、原稿Pの画像を先に読み取る場合は、照明をオンし光量が安定する時間と読取部24の起動時間を重複させることができるため、読み取り時間が増加するのを抑えることができる。
(第2実施形態)
次に開示の技術の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
第2実施形態では、照明部22の劣化を考慮して原稿Pの画像を補正する場合について説明する。
本実施形態では、保持部28は、例えば工場における製造出荷時等において、自照明光L1のみが照射された状態で基準色票44を読取部24により予め読み取った自照明基準色票画像を保持している。
図9には、第2実施形態に係る画像補正処理のフローチャートが示されている。同図に示すフローチャートが第1実施形態に係る図6に示すフローチャーと異なるのは、ステップ103の処理が追加されている点とステップ108Aの画像補正処理である。
ステップ103では、制御部30は、ステップ102で原稿Pの画像を読み取った後、照明部22をオンしたままで引き続き基準色票44の画像を読み取る。これにより、周囲光L3及び自照明光L1が合成された合成光が照射された状態で読み取られた基準色票44の合成光基準色票画像D6が得られる。
ステップ108Aでは、補正部32は、まず合成光基準色票画像D6の各画素値の平均値を算出し、これを合成光の強度A3とする。
次に、補正部32は、保持部28に保持された自照明基準色票画像の各画素値の平均値を算出し、これを自照明光の強度A4(工場における製造出荷時等の自照明光の強度)とする。
次に、補正部32は、合成光の強度A3から周囲光の強度A2を減算する。この(A3−A2)で表される強度は、現在の自照明光の強度A5と見なすことができる。
次に、補正部32は、工場における製造出荷時等の自照明光の強度に対する現在の自照明光の強度の自照明光強度比H2(=A5/A4)を算出する。
次に補正部32は、第1実施形態と同様に、均一光L2に対する周囲光L3の周囲光強度比H1(=A2/A1)を算出し、均一光基準チャート画像D1の各画素の画素値に周囲光強度比H1を乗算する。
次に、補正部32は、周囲光強度比H1を乗算した均一光基準チャート画像D1の各画素の画素値の各々に、自照明基準チャート画像D2の対応する画素の画素値に自照明光強度比H2を乗算した画素値を加算することにより、各画素の補正係数K2を各々算出する。その後の処理は第1実施形態と同様である。
このように、第2実施形態では、工場における製造出荷時等の自照明光の強度に対する現在の自照明光の強度の比である自照明光強度比H2を用いた補正係数K2により、原稿Pの画像を補正する。このため、経時劣化等により自照明光の強度が低下したような場合でも、精度良く補正することができる。
なお、第2実施形態では、照明部22をオンして原稿Pの画像を読み取った後に基準色票44の画像を読み取り、照明部22をオフして基準色票44の画像を読み取っているが、逆のシーケンスでもよい。この場合、照明部22をオフした状態で基準色票44の画像を読み取り、その後照明部22をオンして基準色票44を読み取り、照明部22はオンしたままで原稿Pの画像を読み取ればよい。
また、上記では、自照明基準チャート画像、均一光基準色票画像、及び均一光基準色票画像は、工場における製造出荷時等に取得して保持部28に保持しておく場合について説明したが、これに限られない。例えば、ユーザーが画像読取装置10を利用する環境下においてユーザーが取得するようにしてもよい。この場合、均一光源46は、周囲光源48と同一となり、精度良く原稿Pを読み取った画像を補正することができる。
また、上記では、読取部24としてラインCCDイメージセンサを用いた場合について説明したが、基準色票44及び原稿Pを含む領域を一度に読み取ることができるエリアイメージセンサを用いてもよい。この場合、照明部22は、基準色票44及び原稿Pを含む領域全体に自照明光L1を同時に照射することができる光源を用いる。また、この場合は、照明部22をオンして基準色票44及び原稿Pの画像を読み取ると共に、照明部22をオフして基準色票44及び原稿Pの画像を読み取る必要がある。
また、上記では開示の技術に係る画像補正プログラムの一例である画像補正プログラム70が記憶部66に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されるものではない。開示の技術に係る画像処理プログラムは、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体に記録されている形態で提供することも可能である。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
コンピュータが、
被読み取り対象に対し周囲からの周囲光が照射される状態で自照明光を前記被読み取り対象に照射する照明部と、前記自照明光が照射される照射領域のうち前記被読み取り対象が載置される載置領域外に設けられた基準色票と、前記被読み取り対象の画像を読み取ると共に前記基準色票の画像を読み取る読取部と、前記自照明光のみが照射された状態で前記載置領域に対応したサイズの基準チャートを前記読取部により予め読み取った自照明基準チャート画像、予め定めた均一光源からの均一光のみが照射された状態で前記基準色票を前記読取部により予め読み取った均一光基準色票画像、及び前記均一光のみが照射された状態で前記基準チャートを前記読取部により予め読み取った均一光基準チャート画像を保持する保持部と、を備えた画像読取装置に対し、前記周囲光及び前記自照明光が照射された状態で前記被読み取り対象の画像を読み取ると共に、前記周囲光のみが照射された状態で前記基準色票の周囲光基準色票画像を読み取るように、前記照明部及び前記読取部を制御し、
前記保持部に保持された自照明基準チャート画像、前記均一光基準色票画像、及び前記均一光基準チャート画像と、前記読取部により読み取った前記被読み取り対象の画像及び前記周囲光基準色票画像と、に基づいて、前記被読み取り対象の画像を補正する
画像補正方法。
(付記2)
前記均一光基準色票画像及び前記周囲光基準色票画像に基づいて、前記均一光に対する前記周囲光の周囲光強度比を算出し、前記均一光基準チャート画像の各画素の画素値に前記周囲光強度比を乗算し、当該周囲光強度比を乗算した各画素の画素値の各々に、前記自照明基準チャート画像の対応する画素の画素値を加算することにより各画素の補正係数を各々算出し、当該補正係数の各々で前記被読み取り対象の画像の対応する画素の画素値を除算することにより、前記合成光が照射されない状態の前記被読み取り対象の画像を生成する
付記1記載の画像補正方法。
(付記3)
前記合成光が照射されない状態の前記被読み取り対象の画像の各画素の画素値の各々に、前記自照明基準チャート画像の対応する画素の画素値を乗算することにより、前記自照明光のみが照射された状態の前記被読み取り対象の画像を生成する
付記2記載の画像補正方法。
(付記4)
前記読取部は、第1の方向を長手方向とし且つ前記第1の方向と直交する第2の方向に走査しながら前記被読み取り対象の画像を読み取るライン状の読み取りセンサであり、
1回の走査で、前記周囲光及び前記自照明光が照射された状態で前記被読み取り対象の画像を読み取ると共に、前記周囲光のみが照射された状態で前記基準色票の周囲光基準色票画像を読み取るように前記照明部及び前記読取部を制御する
付記1〜3の何れかに記載の画像補正方法。
(付記5)
1回の走査で、前記周囲光及び前記自照明光が照射された状態で前記被読み取り対象の画像を読み取った後、前記周囲光のみが照射された状態で前記基準色票の周囲光基準色票画像を読み取るように前記照明部及び前記読取部を制御する
付記4記載の画像補正方法。
(付記6)
前記保持部は、前記自照明光のみが照射された状態で前記基準色票を前記読取部により予め読み取った自照明基準色票画像を保持し、
前記合成光が照射された状態で前記基準色票の合成光基準色票画像を読み取るように前記照明部及び前記読取部を制御し、
前記合成光基準色票画像、前記周囲光基準色票画像、及び前記自照明基準色票画像に基づいて、前記自照明基準色票画像を予め読み取った際の前記自照明光に対する前記合成光基準色票画像を読み取った際の前記自照明光の自照明光強度比をさらに算出し、前記均一光基準チャート画像の各画素の画素値に前記周囲光強度比を乗算した各画素の画素値の各々に、前記自照明基準チャート画像の対応する画素の画素値に前記自照明光強度比を乗算した画素値を加算することにより、各画素の補正係数を各々算出する
付記1〜5の何れかに記載の画像補正装置。
(付記7)
コンピュータが、
被読み取り対象に対し周囲からの周囲光が照射される状態で自照明光を前記被読み取り対象に照射する照明部と、前記自照明光が照射される照射領域のうち前記被読み取り対象が載置される載置領域外に設けられた基準色票と、前記被読み取り対象の画像を読み取ると共に前記基準色票の画像を読み取る読取部と、前記自照明光のみが照射された状態で前記載置領域に対応したサイズの基準チャートを前記読取部により予め読み取った自照明基準チャート画像、予め定めた均一光源からの均一光のみが照射された状態で前記基準色票を前記読取部により予め読み取った均一光基準色票画像、及び前記均一光のみが照射された状態で前記基準チャートを前記読取部により予め読み取った均一光基準チャート画像を保持する保持部と、を備えた画像読取装置に対し、前記周囲光及び前記自照明光が照射された状態で前記被読み取り対象の画像を読み取ると共に、前記周囲光のみが照射された状態で前記基準色票の周囲光基準色票画像を読み取るように、前記照明部及び前記読取部を制御し、
前記保持部に保持された自照明基準チャート画像、前記均一光基準色票画像、及び前記均一光基準チャート画像と、前記読取部により読み取った前記被読み取り対象の画像及び前記周囲光基準色票画像と、に基づいて、前記被読み取り対象の画像を補正する
処理を実行させるための画像補正プログラム。
(付記8)
前記均一光基準色票画像及び前記周囲光基準色票画像に基づいて、前記均一光に対する前記周囲光の周囲光強度比を算出し、前記均一光基準チャート画像の各画素の画素値に前記周囲光強度比を乗算し、当該周囲光強度比を乗算した各画素の画素値の各々に、前記自照明基準チャート画像の対応する画素の画素値を加算することにより各画素の補正係数を各々算出し、当該補正係数の各々で前記被読み取り対象の画像の対応する画素の画素値を除算することにより、前記合成光が照射されない状態の前記被読み取り対象の画像を生成する
付記7記載の画像補正プログラム。
(付記9)
前記合成光が照射されない状態の前記被読み取り対象の画像の各画素の画素値の各々に、前記自照明基準チャート画像の対応する画素の画素値を乗算することにより、前記自照明光のみが照射された状態の前記被読み取り対象の画像を生成する
付記8記載の画像補正プログラム。
(付記10)
前記読取部は、第1の方向を長手方向とし且つ前記第1の方向と直交する第2の方向に走査しながら前記被読み取り対象の画像を読み取るライン状の読み取りセンサであり、
1回の走査で、前記周囲光及び前記自照明光が照射された状態で前記被読み取り対象の画像を読み取ると共に、前記周囲光のみが照射された状態で前記基準色票の周囲光基準色票画像を読み取るように前記照明部及び前記読取部を制御する
付記7〜9の何れかに記載の画像補正プログラム。
(付記11)
1回の走査で、前記周囲光及び前記自照明光が照射された状態で前記被読み取り対象の画像を読み取った後、前記周囲光のみが照射された状態で前記基準色票の周囲光基準色票画像を読み取るように前記照明部及び前記読取部を制御する
付記10記載の画像補正プログラム。
(付記12)
前記保持部は、前記自照明光のみが照射された状態で前記基準色票を前記読取部により予め読み取った自照明基準色票画像を保持し、
前記合成光が照射された状態で前記基準色票の合成光基準色票画像を読み取るように前記照明部及び前記読取部を制御し、
前記合成光基準色票画像、前記周囲光基準色票画像、及び前記自照明基準色票画像に基づいて、前記自照明基準色票画像を予め読み取った際の前記自照明光に対する前記合成光基準色票画像を読み取った際の前記自照明光の自照明光強度比をさらに算出し、前記均一光基準チャート画像の各画素の画素値に前記周囲光強度比を乗算した各画素の画素値の各々に、前記自照明基準チャート画像の対応する画素の画素値に前記自照明光強度比を乗算した画素値を加算することにより、各画素の補正係数を各々算出する
付記7〜付記11の何れかに記載の画像補正プログラム。
10 画像読取装置
20 画像補正装置
22 照明部
24 読取部
26 通信部
28 保持部
30 制御部
32 補正部
40 載置台
42 スタンド
42A ヘッド部
44 基準色票
46 均一光源
48 周囲光源
50 外部装置
60 コンピュータ

Claims (9)

  1. 被読み取り対象に対し周囲からの周囲光が照射される状態で自照明光を前記被読み取り対象に照射する照明部と、前記自照明光が照射される照射領域のうち前記被読み取り対象が載置される載置領域外に設けられた基準色票と、前記被読み取り対象の画像を読み取ると共に前記基準色票の画像を読み取る読取部と、前記自照明光のみが照射された状態で前記載置領域に対応したサイズの基準チャートを前記読取部により予め読み取った自照明基準チャート画像、予め定めた均一光源からの均一光のみが照射された状態で前記基準色票を前記読取部により予め読み取った均一光基準色票画像、及び前記均一光のみが照射された状態で前記基準チャートを前記読取部により予め読み取った均一光基準チャート画像を保持する保持部と、を備えた画像読取装置に対し、前記周囲光及び前記自照明光が合成された合成光が照射された状態で前記被読み取り対象の画像を読み取ると共に、前記周囲光のみが照射された状態で前記基準色票の周囲光基準色票画像を読み取るように、前記照明部及び前記読取部を制御する制御部と、
    前記保持部に保持された自照明基準チャート画像、前記均一光基準色票画像、及び前記均一光基準チャート画像と、前記読取部により読み取った前記被読み取り対象の画像及び前記周囲光基準色票画像と、に基づいて、前記被読み取り対象の画像を補正する補正部と、
    を備えた画像補正装置。
  2. 前記補正部は、前記均一光基準色票画像及び前記周囲光基準色票画像に基づいて、前記均一光に対する前記周囲光の周囲光強度比を算出し、前記均一光基準チャート画像の各画素の画素値に前記周囲光強度比を乗算し、当該周囲光強度比を乗算した各画素の画素値の各々に、前記自照明基準チャート画像の対応する画素の画素値を加算することにより各画素の補正係数を各々算出し、当該補正係数の各々で前記被読み取り対象の画像の対応する画素の画素値を除算することにより、前記合成光が照射されない状態の前記被読み取り対象の画像を生成する
    請求項1記載の画像補正装置。
  3. 前記保持部は、前記自照明光のみが照射された状態で前記基準色票を前記読取部により予め読み取った自照明基準色票画像を保持し、
    前記制御部は、前記合成光が照射された状態で前記基準色票の合成光基準色票画像を読み取るように前記照明部及び前記読取部を制御し、
    前記補正部は、前記均一光基準色票画像及び前記周囲光基準色票画像に基づいて、前記均一光に対する前記周囲光の周囲光強度比を算出すると共に、前記合成光基準色票画像、前記周囲光基準色票画像、及び前記自照明基準色票画像に基づいて、前記自照明基準色票画像を予め読み取った際の前記自照明光に対する前記合成光基準色票画像を読み取った際の前記自照明光の自照明光強度比を算出し、前記均一光基準チャート画像の各画素の画素値に前記周囲光強度比を乗算した各画素の画素値の各々に、前記自照明基準チャート画像の対応する画素の画素値に前記自照明光強度比を乗算した画素値を加算することにより、各画素の補正係数を各々算出し、当該補正係数の各々で前記被読み取り対象の画像の対応する画素の画素値を除算することにより、前記合成光が照射されない状態の前記被読み取り対象の画像を生成する
    請求項1記載の画像補正装置。
  4. 前記補正部は、前記合成光が照射されない状態の前記被読み取り対象の画像の各画素の画素値の各々に、前記自照明基準チャート画像の対応する画素の画素値を乗算することにより、前記自照明光のみが照射された状態の前記被読み取り対象の画像を生成する
    請求項2又は請求項3記載の画像補正装置。
  5. 前記読取部は、第1の方向を長手方向とし且つ前記第1の方向と直交する第2の方向に走査しながら前記被読み取り対象の画像を読み取るライン状の読み取りセンサであり、
    前記制御部は、1回の走査で、前記周囲光及び前記自照明光が照射された状態で前記被読み取り対象の画像を読み取ると共に、前記周囲光のみが照射された状態で前記基準色票の周囲光基準色票画像を読み取るように前記照明部及び前記読取部を制御する
    請求項1〜の何れか1項記載の画像補正装置。
  6. 前記制御部は、1回の走査で、前記周囲光及び前記自照明光が照射された状態で前記被読み取り対象の画像を読み取った後、前記周囲光のみが照射された状態で前記基準色票の周囲光基準色票画像を読み取るように前記照明部及び前記読取部を制御する
    請求項記載の画像補正装置。
  7. コンピュータが、
    被読み取り対象に対し周囲からの周囲光が照射される状態で自照明光を前記被読み取り対象に照射する照明部と、前記自照明光が照射される照射領域のうち前記被読み取り対象が載置される載置領域外に設けられた基準色票と、前記被読み取り対象の画像を読み取ると共に前記基準色票の画像を読み取る読取部と、前記自照明光のみが照射された状態で前記載置領域に対応したサイズの基準チャートを前記読取部により予め読み取った自照明基準チャート画像、予め定めた均一光源からの均一光のみが照射された状態で前記基準色票を前記読取部により予め読み取った均一光基準色票画像、及び前記均一光のみが照射された状態で前記基準チャートを前記読取部により予め読み取った均一光基準チャート画像を保持する保持部と、を備えた画像読取装置に対し、前記周囲光及び前記自照明光が照射された状態で前記被読み取り対象の画像を読み取ると共に、前記周囲光のみが照射された状態で前記基準色票の周囲光基準色票画像を読み取るように、前記照明部及び前記読取部を制御し、
    前記保持部に保持された自照明基準チャート画像、前記均一光基準色票画像、及び前記均一光基準チャート画像と、前記読取部により読み取った前記被読み取り対象の画像及び前記周囲光基準色票画像と、に基づいて、前記被読み取り対象の画像を補正する
    画像補正方法。
  8. コンピュータが、
    被読み取り対象に対し周囲からの周囲光が照射される状態で自照明光を前記被読み取り対象に照射する照明部と、前記自照明光が照射される照射領域のうち前記被読み取り対象が載置される載置領域外に設けられた基準色票と、前記被読み取り対象の画像を読み取ると共に前記基準色票の画像を読み取る読取部と、前記自照明光のみが照射された状態で前記載置領域に対応したサイズの基準チャートを前記読取部により予め読み取った自照明基準チャート画像、予め定めた均一光源からの均一光のみが照射された状態で前記基準色票を前記読取部により予め読み取った均一光基準色票画像、及び前記均一光のみが照射された状態で前記基準チャートを前記読取部により予め読み取った均一光基準チャート画像を保持する保持部と、を備えた画像読取装置に対し、前記周囲光及び前記自照明光が照射された状態で前記被読み取り対象の画像を読み取ると共に、前記周囲光のみが照射された状態で前記基準色票の周囲光基準色票画像を読み取るように、前記照明部及び前記読取部を制御し、
    前記保持部に保持された自照明基準チャート画像、前記均一光基準色票画像、及び前記均一光基準チャート画像と、前記読取部により読み取った前記被読み取り対象の画像及び前記周囲光基準色票画像と、に基づいて、前記被読み取り対象の画像を補正する
    処理を実行させるための画像補正プログラム。
  9. 被読み取り対象に対し周囲からの周囲光が照射される状態で自照明光を前記被読み取り対象に照射する照明部と、
    前記自照明光が照射される照射領域のうち前記被読み取り対象が載置される載置領域外に設けられた基準色票と、
    前記被読み取り対象の画像を読み取ると共に前記基準色票の画像を読み取る読取部と、
    前記自照明光が照射された状態で予め定めた基準チャートを前記読取部により予め読み取った自照明基準チャート画像、予め定めた均一光源からの均一光が照射された状態で前記基準色票を前記読取部により予め読み取った均一光基準色票画像、及び前記均一光が照射された状態で前記基準チャートを前記読取部により予め読み取った均一光基準チャート画像を保持する保持部と、
    請求項1〜6の何れか1項に記載の画像補正装置と、
    を備えた画像読取装置。
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