JP5904814B2 - 粒状体処理装置及びこれを用いた粒状体処理方法 - Google Patents
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Description
流入路及び流出路に接続された粒状体処理容器であり、その内壁に接して粒状体層を鉛直方向に充填する粒状体処理容器と、
粒状体層を保持し、かつ、流体の通過が可能な粒状体保持器と、
を有する粒状体処理装置であって、前記粒状体処理容器は、その鉛直方向における少なくとも前記粒状体層が存在する部分において、幅が一定で、且つ、厚み方向に広がり角0.5°〜20°の範囲で上方に向かうにつれ増大する矩形の水平断面積を有すること、そして当該装置は、前記粒状体保持器を昇降させることにより粒状体層全体を昇降させて、前記粒状体と前記内壁との摩擦を生じさせると共に前記粒状体層の充填率を変動させるための駆動機構を具備するとともに、
前記粒状体処理容器が、前記粒状体として粒状の触媒を収納する連続式固定床触媒反応器であり、前記供給流体がガスであり、前記流出流体が当該反応容器での触媒反応生成物のガスであり、その触媒反応では副生物の固体が触媒上に析出して、前記触媒層中に堆積することを特徴とする、粒状体処理装置。
前記粒状体層の鉛直方向の高さが、前記粒状体処理容器の最小厚みの3倍以下であり、かつ、粒状体の3層分以上であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の粒状体処理装置。
aM・bNi・cMg・dOで表わされる複合酸化物であるタール含有ガスの改質用触媒であって、
a、b、及びcは、a+b+c=1、0.02≦a≦0.98、0.01≦b≦0.97、かつ、0.01≦c≦0.97を満たし、
dは、酸素と陽性元素が電気的に中立となる値であり、
Mは、Ti、Zr、Ca、W、Mn、Zn、Sr、Ba、Ta、Co、Mo、Re、白金、ルニウム、パラジウム、ロジウム、Li、Na、K、Fe、Cu、Cr、La、Pr、Ndから選ばれる少なくとも1種類の元素であり、
前記複合酸化物に、シリカ、アルミナ、ゼオライトから選ばれる少なくとも1種類の酸化物を加え、シリカ、アルミナ、ゼオライトから選ばれる前記酸化物の含有量が、前記複合酸化物に対し1〜90質量%である、
ことを特徴とする、上記(1)〜(7)のいずれか1つに記載の粒状体処理。
(12)前記広がり角が2.5°〜4°の範囲であり、前記触媒層のアスペクト比である、触媒層高さ/触媒層下端厚が、3以下であることを特徴とする、上記(4)から(11)のいずれか1つに記載の粒状体処理装置。
(1)固定床触媒層中の隣り合う複数の触媒で形成される触媒間空間において、主流の上流側の隙間から原料ガス(一部改質済み)が流入し、主流の下流側の隙間から改質されたガス(一部は残留した原料ガス)が改質ガスとして流出する。
(2)触媒間空間に供給された原料ガスが触媒反応によって改質される際、触媒表面で生成した固体カーボンの一部が触媒表面に付着する。
(3)触媒間空間に供給された原料ガスが触媒反応によって改質される際、触媒表面で生成し、気流によって触媒表面から離脱した固体カーボン微粒子は、上記の既に触媒表面に付着した固体カーボン上に付着して、触媒表面で直径数十μmから約1mmのカーボン球が成長する。
(4)上記のカーボン球は、時に触媒表面から離脱し、既に存在する他のカーボン球の上に再付着するなどして、触媒表面に多層のカーボン球から構成される厚みが数mmにもおよぶ固体カーボンの堆積層が形成される。
(5)この固体カーボン堆積層は実質的に多孔質であるので、高速のガスが通気する際には大きな圧力損失を生じる。
(6)特定の触媒間空間での通気抵抗が過大となれば、主流は、他のより通気抵抗の低い触媒間空間を優先的に通気するようになる。但し、固体カーボン堆積層が多孔質であるため、固体カーボンの堆積によって通気抵抗が過大になった空間においても、触媒間空間へのガスの流れが完全に遮断されるわけではなく、触媒表面には低流量で原料ガスが供給され続ける。この結果、触媒表面でのガス改質による固体カーボンの成長は常に進行し続ける(但し、触媒表面での露出面積は減少するので、改質速度は初期に比べて大幅に低下する)。
(7)触媒層中の大半の触媒間空間において固体カーボンの堆積が進むと触媒層全体としての圧力損失が過大となり、「閉塞状態」が生じる(触媒反応容器では所与の流量で原料ガスを処理しなければならず、この所与のガス流量時にいずれの触媒間空間を通気しても圧力損失が反応装置の許容値(ガス搬送能力や容器の強度等によって定まる)を超えることが避けられない状態で触媒層は実質的な「閉塞」となる)。
すなわち、一般に、閉塞を生じた触媒層においては、
[個々の堆積カーボンの大きさ]>[当該触媒間空間の隙間]
の状態となっており、
[個々の堆積カーボンの大きさ]<[当該触媒間空間の隙間]
としない限り、触媒層からカーボンを大量に除去することはできず、触媒層外部からのブローによる触媒層の逆洗はこれに有効ではない。
[個々の堆積カーボンの大きさ]<[当該触媒間空間の隙間]
の関係が実現されて、堆積していたカーボンは、触媒層中を落下し、遂には触媒層から除去された。
すなわち、1回限りの閉塞解消効果では、多くの場合、触媒反応容器における所要処理継続時間を満足できないので、反応容器外面の槌打は堆積カーボンの継続的な除去のためには不十分である。触媒層から堆積カーボンを継続的に除去するためには、
[個々の堆積カーボンの大きさ]<[当該触媒間空間の隙間]
とした後に、触媒層の最密充填状態を解消する手段が必要である。
触媒層アスペクト比(触媒層高さ/触媒層下端厚)に対して、特定の条件において触媒層を押し上げる際の触媒層下端の押し上げストロークを基準として規格化した触媒層上端高さの変位の測定結果をプロットした図2を参照して説明すると、従来の反応容器形状である、垂直断面の形状・寸法が一定で水平断面積が均一の反応容器(広がり角0°)の場合、触媒層全体で触媒を相対運動させるためには、触媒層のアスペクト比は2以下であることが必要である。これは、先に図1を参照してした説明と一致する。即ち、触媒層撹拌の観点から、触媒層は、高さ方向に薄く設定しなければならない。
第1の問題は、吹き抜け現象の発生に関するものである。吹き抜け現象とは、触媒層に流入する原料ガスが触媒層中の局所を集中的に流通し、かつ、ほとんど改質されることなく触媒層から流出する状態のことをいう。吹き抜け現象は、触媒層中の特定の部位において触媒活性が何らかの原因で低く、かつ、そこでの通気抵抗が低い場合に生じ易い。コーキングを生じる触媒改質反応の場合、触媒活性の低い領域ではコーキングによる局所での圧損上昇を生じにくいので触媒活性の低い領域を集中的に原料ガスが通気しやすい。このため、この様な触媒層では吹き抜け現象が生じる可能性がある。但し、このような触媒の低活性領域は一般に局所的なものであり、高さ方向(即ち、原料ガスの通気方向)に連続して存在することは稀なので、触媒層が高さ方向に十分に厚ければ吹き抜け現象は容易には生じない。しかし、高さ方向に触媒層が極端に薄い場合、例えば、上記局所的に発生しうる触媒低活性領域長さと同程度の触媒層厚みしかない場合、一旦、触媒低活性領域が発生すると、そこを集中的に原料ガスが通気することになり、吹き抜け現象を生じてしまう。従って、吹き抜け防止の観点から、高さ方向に触媒層を可能な限り厚く設定することが好ましい。
図4(従来技術、触媒反応容器の広がり角=0)と、図5(本発明、触媒反応容器の広がり角>0)を用いて説明する。前提として、第一に、粒子層(触媒層)の移動に対して反応容器壁の影響の大きい粒子層(図3でアスペクト比が大きい状態に相当)を想定する。第二に、初期条件を粒子の最密充填状態とする。従来技術では、粒子層の槌打(容器を外部から打撃等)等を行う場合があり、そうすると粒子層の充填率は徐々に高まり、最密充填状態に向かうので、ここでは粒子の代表的状態として最密充填状態を採用した。図4、5において、(a)は、初期条件で粒子層の下部から荷重を加えて粒子層が動き出す直前の状態(粒子−粒子間および粒子−反応容器内壁間は、静止摩擦)を示し、(b)は、(a)の状態から粒子層が上方に動いている最中の状態を示す。
粒子層を移動させるための推力(粒子層下端での押し力)50は、全ての粒子51についての壁面摩擦力の積算値によって支配される。壁面摩擦力52は、全粒子51のうち壁面に接触する特定の粒子59が反応容器壁面58から受ける反力53に比例する。粒子59が壁面から受ける反力53は、推力50が粒子間を伝わる際の粒子間力54の水平成分である。一般に、上方の粒子51ほど、粒子に働く力は等方化する。従って、粒子間力54が大きいほど、粒子が壁面から受ける反力53も上昇し、その結果、粒子の壁面摩擦力が増大する。粒子の壁面摩擦力は全て下向きの力であるので、上下方向の力の釣り合いから、特定高さに位置する粒子全体に与えられる粒子間力54の合計は、粒子の下面側(正味で上向きの力)の方が上面側(正味で下向きの力)よりも常に大きい。その結果、粒子層の下方ほど粒子間力54は急速に増大する。このように、粒子層の上昇時に、粒子層の最下端における推力は、全ての粒子の壁面摩擦力と同等以上の力が必要なので、粒子層高さが増大すると(アスペクト比が増大すると)急激に所要推力が増大する。
(全体構造)
図6に、本発明の第1の実施形態の粒状体処理装置である連続式固定床触媒反応装置10を示す。この図の(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。図1の触媒反応装置10は、反応容器11を含み、その内部に触媒保持器12によって支持された触媒層13が収容され、触媒層13中の触媒のうち反応容器内壁に隣接する触媒(図示せず)は反応容器内壁に接触している。本発明では、触媒を反応容器内壁に接触させて触媒層を昇降させるので、昇降作業時の触媒の移動の妨げとならないように、反応容器11の内面は平滑であることが好ましい。保持器12の下には、保持器12を昇降させることにより触媒層13を上下に移動させるための駆動機構20が位置し、この駆動機構20は昇降装置21と、昇降装置21を保持器12につなぐ伝導軸22で構成されている。
反応容器11は、上方に向けて水平断面積が増大する「上広型」であって、両端に開口17a、18aを有し、これらの開口間に触媒を収納できるものであればどのような形状でもよい。例えば、円筒状、角型ダクト状などの任意の形状であることができる。反応容器11の開口17aは、触媒反応用流体(原料ガス)の流入路17を構成する供給管に通じており、触媒反応用の原料ガスの反応容器11への流入口に当たるものである。開口18aは、反応容器11からの改質ガスの流出路18を構成する排出管に通じており、改質ガスの反応容器11からの流出口に当たるものである。
粒状体層下端の断面積×下端での変位量(上昇量)
=粒状体層上端の断面積×上端での変位量(上昇量および水平移動量)
があるため、広がり角αが大きすぎると、粒状体層(触媒層)上端での面積が過大となり、下端を上昇させても、上方での粒状体(触媒)移動量は微小となってしまう問題を生じる。所要推力を低減することと同時に、粒状体層全体の変位量を十分に大きく確保することが、本発明の目的である粒状体間の相対位置の変更にとって重要である。この観点から、本発明においては、所要推力削減効果と粒状体層全体の変位量確保を両立させるために、広がり角αは0.5°以上20°以下が好ましい。広がり角は、より好ましくは1°以上10°以下、さらに好ましくは2.5°以上4°以下である。
反応容器11の材質は、触媒を保持する強度、触媒反応に関与する流体への耐熱・耐食性、反応生成物への耐汚染性を有する材料であれば、どのようなものでも使用できる。例えば、炭素鋼、ステンレス鋼、ニッケル合金、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、チタン、チタン合金等の金属材料、シリカ、アルミナ、窒化ケイ素、炭化ケイ素等のセラミックス材料(煉瓦に加工されたものを含む)、ソーダガラス、溶融石英等のガラス材料を使用することができる。
反応容器11の厚みは、下限が粒状触媒の代表寸法(例:直径)以上でなければならない(例えば、10mm)。一般に触媒反応では発熱または吸熱があり、かつ、反応容器11の表面を通じてこれらの熱を外部と授受するため、触媒反応容器内部まで伝熱を確保するために、厚みには上限が存在する。上限の値は、反応熱・流量・伝熱特性等によってエンジニアリング的に定めればよい(例えば、200mm)。
通常の反応容器における触媒保持器の例としては、網やパンチングメタルなどを挙げることができる。このタイプの保持器は、触媒を保持するとともに、網の目明きやパンチングメタルの開口を流路として利用することができる。
本発明による棒を用いた保持器12では、図6に示したように、棒31の中心軸を反応容器11の幅方向とすることができる。あるいはまた、棒31の中心軸を反応容器11の厚方向とすることもできる。
棒31は、中心軸が直線であることが好ましいが、設計上の便宜等の理由で曲がり棒としてもよい。断面形状は円形が好ましいが、楕円、多角形等であってもよい。
棒31は、保持器12の推力に耐えうる太さ以上である必要がある。直径3mm以上が好ましい。反応容器11に収まり、かつ、周囲に通気のための空間を設ける必要があるので、反応容器厚の50%未満(棒中心軸が反応容器幅方向の場合)、または、反応容器幅の50%未満(棒中心軸が反応容器厚方向の場合)である必要がある。
保持器12の棒31は、触媒層13を押し上げるために大きな強度と靭性が必要なので、金属材料が好ましい。金属材料の一例として、ステンレス鋼、ハステロイ(登録商標)等のNi合金、アルミニウム、アルミニウム合金、銅合金、チタン、チタン合金等を挙げることができる。
棒31の両端に板等の固定具32を配置し、棒を共通の固定具32に溶接して固定することができる。場合によっては、複数組の固定具を用いることも可能であり、この場合には保持器は固定具の組数に分割されることになる。固定具32は、棒31と同様の材料により製作することができる。
本発明では、保持器12を昇降させることによってその上の触媒層13を反応容器11内で昇降させる。そのために、本発明の反応容器11には触媒保持器12を昇降させる駆動機構20が装備される。駆動機構20には、エアシリンダ、ラックピニオン等の歯車を利用した昇降装置21などの、一般的な駆動機構を用いることができる。保持器12は、伝導軸22を用いて昇降装置21に結合される。昇降装置21を作動させると、保持器12の全体が反応容器11の軸線に沿って移動して、触媒層13の全体をやはり反応容器11の軸線に沿って上下に移動させる。
触媒間の相対運動を十分行うためには、保持器12の昇降ストロークは大きいことが好ましい。例えば、触媒外面の代表寸法(例:直径)の0.1倍程度の昇降ストロークであっても加振の効果は存在するので、触媒表面の固体カーボンなどの堆積物の除去効果は一定程度は得られる。とは言え、十分な堆積物除去効果を挙げるためには、保持器12の昇降ストロークは触媒外面代表寸法の0.5倍以上であることが好ましく、1倍以上であることがより好ましい。
保持器12とともに触媒層13を上昇させるのに要する所要上昇力は、上昇速度が小さいほど小さい。本発明者らの調査の結果、10mm/sで保持器とともに触媒層を上昇させるときの所要上昇力は、1mm/sで上昇させる場合の2倍が必要であることがわかった。また、大きな上昇速度では、触媒が破壊しやすくなる。従って、上昇速度は小さいことが好ましい。但し、1mm/sで上昇させる場合と0.5mm/sで上昇させる場合の所要上昇力の差は小さいので、1mm/sよりも遅くする必要は必ずしもない。また、10mm/sの上昇速度であっても、触媒が破壊しないのであれば、適用してよい。
一般に触媒作用を有する物質を多孔質の単体に担持して構成される触媒は、保持器12の上に位置する触媒層13にとどまる必要がある。そのため、触媒は、保持器12の開口を通過しない大きさである必要がある。
前述のように、特定の保持器で触媒を保持する際、同一触媒外面の代表寸法のうち最小のものに下限値が存在する。触媒層13の容積が一定の場合、一般に触媒の数が多いほど、触媒の総表面積は増大し、反応容器11の反応速度を向上できる。従って、球や球に近い形状の触媒は、一定の体積の中で触媒の数を増やしやすいので好ましい。触媒の外周で囲まれる体積が同一でも、表面積のより大きい形状、例えば、円筒やリング状の形状も好ましい。一方、棒状あるいは円盤状の形状は、保持しにくいので、好ましくない。
触媒層13の上昇時に、触媒層中では上にいくほど触媒間に働く力が等方化し、触媒層13を押し上げるための上下方向の力と同程度の力がこれ以外の方向にも生じ、この力に比例した摩擦力が触媒間で生じる。この摩擦力の下向き成分が触媒層押し上げの抵抗力として働く。触媒層13を下端から押し上げる際には触媒層の下側ほど触媒間の反力および触媒−反応容器内壁間で働く力が大きい。上昇中の触媒層内での上下方向の力は、その位置より上方の抵抗力の上下方向成分の合計以上でなければならないので、触媒層の下側ほど、押し上げに必要な力は急速に上昇する。触媒層の下端では最大の押し力となり、この力が過大であれば、触媒や反応容器の破壊を招き得る。
反応容器11内において保持器12とともに上昇させた触媒は、反応容器内で棚吊り(触媒層13を保持器12で上昇させた後、保持器12を下降させても触媒同士のセルフロックを生じて触媒が下降しない現象)を起こすことがある。反応容器11内での触媒の棚吊り防止の観点から、触媒層13における粒体群としての触媒の流動性は、低いことが好ましく、安息角が50°未満であることが好ましい。
本発明の触媒反応装置を適用できる触媒の材質や触媒作用は、流体、特にガスを原料とする触媒反応に用いられる触媒であれば、特に制限はない。流体がガスであり、触媒反応による生成物がガスと固体または液体とである触媒反応、中でも、触媒反応用流体が炭化水素を含有するガスであり、触媒反応による生成物がガスおよび固体または液体である触媒反応、特に、触媒反応用流体がタールを含有するガスであり、触媒反応による生成物が固体の炭化水素または固体のカーボンを含む触媒反応に用いられる触媒に好適に使用できる。
本発明は、上記に例示した触媒反応装置及び触媒のほか、コーキング等を生じる、下記の触媒反応装置にも好適に使用できる。
1)メタン改質触媒反応装置: 特開2006−35172号公報の「比較例」には、炭化水素であるメタンガスを原料ガスとして大量のコーキング(炭素析出)が発生することが記載されている。
2)都市ガス改質触媒反応装置: 特許文献2にコーキングの事例が記載されている。
3)その他、LPG等の各種石油精製ガスや天然ガスの改質のための触媒反応装置、水素を含有するガスと酸化剤ガスを作用させて発電し、水を副生する、燃料電池用の触媒反応装置(例:特開2009−48797号公報)等に適用できる。
(全体構造)
本発明の粒状体処理装置は、図9のような触媒反応装置であってもよい。この図の(a)は平面図であり、(b)は正面図、(c)は側面図である。図9の触媒反応装置10は、後に詳しく説明するように複数のピンを底板に立設した触媒保持器12’を用いていることと、それに関連した触媒に関する要件を除いて、図6を参照して説明した第1の実施形態のものと同様である。
この実施形態の触媒保持器12’は、図10に示されるような多数のピン25を底板26で保持した構造物であり、ピン25の先端部で粒状の触媒(図示せず)を保持する触媒保持手段である。隣り合うピン25の間隔を粒状触媒の大きさより小さく設定することで、ピン25の先端部で粒状の触媒を保持することが可能であり、ピン間の隙間が触媒反応用流体の触媒層13への流入口または流出口として機能する。
[ピンの軸間距離]−[ピンの外径寸法]<[触媒の通過しうる最小のメッシュ目明き寸法]
[ピンの径]: ピンの外径寸法は、2つのピンの軸間における半径(ピンの軸から外径までの距離)の合計、好ましい円筒ピンの配列ではピンの直径になる。
「メッシュ」: 篩の目のこと。
「目明き寸法」: 正方形の開口を前提とした、JIS等の一般的な定義に基づくが、本発明においては、単一の触媒粒外形の代表寸法(直径、高さ等)のうち、最小のものに相当する。
触媒が保持器12’の上に位置する触媒層13にとどまる必要から、この実施形態の反応容器11の触媒層13中の粒状触媒は、前記ピンにおける寸法制約を満足できなければならない。例えば、次の例1の触媒を用いることができる。
(例1)直径10mmの球形触媒粒を見かけ断面が直径100mmの円筒触媒反応容器に収めた場合、ピン高さは、100mmあれば十分である。一方、ピン直径を5mmにできるので、このときのピンのアスペクト比は20程度であり、実現可能である。
(例2)直径0.1mmの球形触媒粒を見かけ断面が直径100mmの円筒触媒反応容器に納めた場合、ピン高さは、少なくとも数十mm必要である。一方、ピン直径は触媒粒直径よりも小さくなければならない。従って、ピンのアスペクト比は100を超えるので、実現不可能である。
前述のように、特定の触媒保持器で触媒を保持する際、同一触媒外面の代表寸法のうち最小のものに下限値が存在する。触媒層13の容積が一定の場合、一般に触媒の数が多いほど、触媒の総表面積は増大し、反応容器の反応速度を向上できる。従って、球や球に近い形状のものは、一定の体積の中で触媒の数を増やしやすいので好ましい。また、触媒の外周で囲まれる体積が同一でも、触媒粒の表面積の大きい形状、例えば、円筒やリング状の形状も好ましい。
本発明は、第1及び第2の実施形態を例に説明したような触媒反応器に限らず、粒状体充填層の乾燥器、熱交換器、高温フィルタ等にも適用することができる。
図9に示した触媒反応装置で試験した。
石炭供給装置(石炭ホッパー定量供給器)から、加熱されたキルンに20kg/時の速度で石炭を供給して石炭乾留ガス(石炭中の水分に起因する水蒸気を含む)を連続発生させた。触媒反応装置の流入口は、保温管によってキルンに接続し、触媒反応装置流出口は、保温管によってスクラバ経由で誘引ファンに接続した。石炭乾留ガスは、ガス中のタールが触媒反応容器で改質されて軽質ガス(水素等)を生成し、改質ガスとして誘引ファンによってフレアスタック(改質ガスを燃焼する)経由で大気中に放散させた。触媒反応容器は、炉温が一定温度に制御された電気加熱炉内に収容した。誘引ファンは、流量を調節でき、石炭乾留ガスの発生速度に対応する流量に制御された。
触媒としては、Ni0.1Ce0.1Mg0.8Oなる成分系のものを使用した。
硝酸ニッケル、硝酸セリウム、硝酸マグネシウムを各金属元素のモル比が1:1:8になるように精秤して、60℃の加温で混合水溶液を調製したものに、60℃に加温した炭酸カリウム水溶液を加えて、ニッケル、マグネシウム、及びセリウムを水酸化物として共沈させ、スターラーで十分に攪拌した。その後、60℃に保持したまま一定時間攪拌を続けて熟成を行った後、吸引ろ過を行い、80℃の純水で十分に洗浄を行った。洗浄後に得られた沈殿物を120℃で乾燥し粗粉砕した後、空気中600℃で焼成(か焼)したものを解砕した後にビーカーに入れ、アルミナゾルを加えて攪拌羽根を取り付けた混合器で十分混合したものをなすフラスコに移してロータリーエバポレーターに取り付け、攪拌しながら吸引することで、水分を蒸発させた。なすフラスコ壁面に付着したニッケルとマグネシウムとセリウムとアルミナの化合物を蒸発皿に移して120℃で乾燥、600℃でか焼後、粉末を圧縮成形器を用いて3mmφの錠剤状にプレス成型し、外径15mm、内径5mm、高さ15mmの円筒状成型体を得た。
使用した触媒反応装置は、次のとおりであった。
・反応容器形状: 矩形水平断面の上広型ダクト状
・反応容器材質: ステンレス鋼
・反応容器厚: 120mm(容器下部にて)
・反応容器幅: 300mm
・反応容器広がり角: 2.5°
・触媒層高さ: 350mm
・触媒層アスペクト比: 2.9
・触媒保持器: スレンレス丸棒製のピン式
・ピン: 直径5.1mm、長さ90mm、頂部平坦、コーナ部1mmを面取り
・ピンの配置: 底辺16mm(反応容器幅方向)、高さ13.5mm(反応容器厚方向)の二等辺三角形、全て触媒保持器底板に溶接
・ピン開口率: 92%
・使用触媒量: 7kg
・駆動装置昇降ストローク: 15mm
・駆動装置上昇速度: 2mm/秒
・駆動装置下降速度: 10mm/秒
改質反応を始める前に、まず反応器を窒素雰囲気下で800℃まで昇温した後、水素ガスを80Nl/min流しながら30分間還元処理を行った。その後、コークス炉ガスを調整して導入し、常圧下、反応させた。
駆動装置の操作タイミングは、石炭乾留ガスの通気を開始してから3時間40分後及び5時間15分後に、それぞれ第1回及び第2回の昇降を、各2往復実施した。
作業条件は、次のとおりであった。
・石炭乾留キルン温度: 750℃
・電気加熱炉温度: 800℃
・石炭乾留ガス流量: 平均10Nm3/h
・石炭乾留ガス通気時間: 5時間15分
通気性(圧力損失)についての試験結果を図11に示す。通気とともに、触媒間でのコーキングによって通気抵抗が徐々に増大したが、第1回、第2回の昇降操作によって、十分に圧力損失を低下させることができた。
また、改質特性に関しては、水素増幅率(改質ガス中水素流量/原料ガス中水素流量)の連続測定値を用いて評価した。試験を通じて水素増幅率は、約2以上の良好な状態を維持した。
硝酸ニッケル、硝酸セリウム、硝酸酸化ジルコニウム、硝酸マグネシウムを各金属元素のモル比が1:1:1:7になるように精秤して、60℃の加温で混合水溶液を調製したものに、60℃に加温した炭酸カリウム水溶液を加えて、ニッケル、セリウム、ジルコニウム、及びマグネシウムを水酸化物として共沈させ、スターラーで十分に攪拌した。
ニッケル、マグネシウム、ナトリウムの原子量%がそれぞれ10%、80%、10%になるように精秤して、60℃の加温で混合水溶液を調製したものに、60℃に加温した炭酸カリウム水溶液を加えて、ニッケルとマグネシウムとナトリウムを水酸化物として共沈させ、スターラーで十分に攪拌した。その後、60℃に保持したまま一定時間攪拌を続けて熟成を行った後、吸引ろ過を行い、80℃の純水で十分に洗浄を行った。
11 反応容器
12、12’ 触媒保持器
13 触媒層
15 原料ガス
16 改質ガス
17 原料ガス流入路
18 改質ガス流出路
20 駆動機構
21 昇降装置
22 伝導軸
25 ピン
26 底板
31 棒
32 固定具
35 触媒
Claims (13)
- 供給流体の流入路及び流出流体の流出路と、
流入路及び流出路に接続された粒状体処理容器であり、その内壁に接して粒状体層を鉛直方向に充填する粒状体処理容器と、
粒状体層を保持し、かつ、流体の通過が可能な粒状体保持器と、
を有する粒状体処理装置であって、前記粒状体処理容器は、その鉛直方向における少なくとも前記粒状体層が存在する部分において、幅が一定で、且つ、厚み方向に広がり角0.5°〜20°の範囲で上方に向かうにつれ増大する矩形の水平断面積を有すること、そして当該装置は、前記粒状体保持器を昇降させることにより粒状体層全体を昇降させて、前記粒状体と前記内壁との摩擦を生じさせると共に前記粒状体層の充填率を変動させるための駆動機構を具備するとともに、
前記粒状体処理容器が、前記粒状体として粒状の触媒を収納する連続式固定床触媒反応器であり、前記供給流体がガスであり、前記流出流体が当該反応容器での触媒反応生成物のガスであり、その触媒反応では副生物の固体が触媒上に析出して、前記触媒層中に堆積することを特徴とする、粒状体処理装置。 - 前記保持器が、前記粒状体を略平行に配置された複数のピンの先端部で保持し、且つ、前記複数のピンにおける隣り合うピンの間隔が前記粒状体の大きさよりも小さいように配置され、前記供給流体が当該ピンの間の空間を流通できる構造を有することを特徴とする、請求項1に記載の粒状体処理装置。
- 前記保持器が、粒状体が隙間を落下しないように間隔をあけて配列した2以上の棒で粒状体を保持し、棒の中心軸の水平面投影成分は互いに平行とし、隣り合う棒の中心軸の鉛直面投影成分またはその延長線は互いに交差する構造を有することを特徴とする、請求項1に記載の粒状体処理装置。
- 前記粒状体処理容器が、角型ダクト状であり、
前記粒状体層の鉛直方向の高さが、前記粒状体処理容器の最小厚みの3倍以下であり、かつ、粒状体の3層分以上であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の粒状体処理装置。 - 前記駆動機構の下降時の速度が上昇時の速度よりも速いことを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載の粒状体処理装置。
- 前記供給流体が炭化水素を含有するガスであり、触媒反応による生成物がガスと固体の炭化水素または固体のカーボンとであることを特徴とする、請求項5に記載の粒状体処理装置。
- 前記炭化水素を含有するガスがタールを含有することを特徴とする、請求項6に記載の粒状体処理装置。
- 前記触媒が、ニッケル、マグネシウム、セリウム、アルミニウムを含む複合酸化物であって、アルミナを含まない複合酸化物からなる触媒であり、前記複合酸化物が、NiMgO、MgAl2O4、CeO2の結晶相からなることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の粒状体処理装置。
- 前記触媒が、ニッケル、マグネシウム、セリウム、ジルコニウム、アルミニウムを含む複合酸化物からなる触媒であり、前記複合酸化物が、NiMgO、MgAl2O4、CeXZr1−XO2(0<x<1)の結晶相を含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の粒状体処理装置。
- 前記触媒が、
aM・bNi・cMg・dOで表わされる複合酸化物であるタール含有ガスの改質用触媒であって、
a、b、及びcは、a+b+c=1、0.02≦a≦0.98、0.01≦b≦0.97、かつ、0.01≦c≦0.97を満たし、
dは、酸素と陽性元素が電気的に中立となる値であり、
Mは、Ti、Zr、Ca、W、Mn、Zn、Sr、Ba、Ta、Co、Mo、Re、白金、ルニウム、パラジウム、ロジウム、Li、Na、K、Fe、Cu、Cr、La、Pr、Ndから選ばれる少なくとも1種類の元素であり、
前記複合酸化物に、シリカ、アルミナ、ゼオライトから選ばれる少なくとも1種類の酸化物を加え、シリカ、アルミナ、ゼオライトから選ばれる前記酸化物の含有量が、前記複合酸化物に対し1〜90質量%である、
ことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の粒状体処理装置。 - 前記粒状体層とそれを保持する粒状体保持器とを複数有し、隣接する粒状体保持器どうしが連結して一体化されていることを特徴とする、請求項1から10のいずれか1項に記載の粒状体処理装置。
- 前記広がり角が2.5°〜4°の範囲であり、前記触媒層のアスペクト比である、触媒層高さ/触媒層下端厚が、3以下であることを特徴とする、請求項4から11のいずれか1項に記載の粒状体処理装置。
- 請求項1から12のいずれか1項に記載の粒状体処理装置を使用し、前記粒状体層を昇降させることで前記粒状体の処理を行い、前記粒状体層中に堆積する固体堆積物を除去することを特徴とする、粒状体処理方法。
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