JP5900953B2 - 金属表面処理剤用水性バインダ組成物 - Google Patents
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下記式
(R)4−n−Si−(X)n
(式中、Rは、反応性を有さない置換基で置換されていてもよい炭素原子数1〜18の炭化水素基を表し、Xは、アルコキシル基を表し、nは1〜3の整数を表す。)で示される少なくとも1種のアルコキシシラン化合物(c)の加水分解生成物(B)と、有機酸、無機リン酸及び硝酸系酸化合物から選ばれる少なくとも一種の安定化剤(C)と、水とを含有せしめてなる、pH4.0〜10.0のバインダ組成物であって、上記シランカップリング剤(a)は、シランカップリング剤(b)中のエポキシ基1当量に対し、シランカップリング剤(a)中のアミノ基の活性水素の量が1.0〜5.0当量となる割合で配合され、反応生成物(A)の少なくとも一部は、上記アミノ基とエポキシ基とが化学結合しており、反応生成物(A)は、シランカップリング剤(b)に基づく未反応のエポキシ基を実質的に有さず、かつ前記シランカップリング剤(a)及びシランカップリング剤(b)に基づく加水分解性基の全てが実質的にシラノール基に加水分解されており、該加水分解生成物(B)/該反応生成物(A)の配合割合が、該加水分解生成物(B)/該反応生成物(A)の固形分質量比が0.01〜2.0となる割合であり、しかも上記安定化剤(C)の量が、シランカップリング剤(a)中のアミノ基の中和当量が0.1〜2.0の範囲内となる量であることを特徴とする金属表面処理剤用水性バインダ組成物に関する。
工程1:水性媒体中で、少なくとも1個の1級又は2級のアミノ基と加水分解性基とを有するシランカップリング剤(a)と、少なくとも1個のエポキシ基と加水分解性基とを有するシランカップリング剤(b)とを反応させて反応生成物(A)の水性液を製造する工程、
工程2:水性媒体中で、下記式
(R)4−n−Si−(X)n
(式中、Rは、反応性を有さない置換基で置換されていてもよい炭素原子数1〜18の炭化水素基を表し、Xは、アルコキシル基を表し、nは1〜3の整数を表す。)で示される少なくとも1種のアルコキシシラン化合物(c)を加水分解して加水分解生成物(B)の水性液を製造する工程、及び
工程3:工程1で得た反応生成物(A)の水性液と工程2で得た加水分解生成物(B)の水性液とを、該加水分解生成物(B)/該反応生成物(A)の固形分質量比が0.01〜2.0となるように混合し、かつ有機酸、無機リン酸及び硝酸系酸化合物から選ばれる少なくとも一種の安定化剤(C)の量が、シランカップリング剤(a)中のアミノ基の中和当量0.1〜2.0の範囲内のとなるよう生成物混合水性液を調製する工程、
該工程1において、上記シランカップリング剤(a)は、シランカップリング剤(b)中のエポキシ基1当量に対し、シランカップリング剤(a)中のアミノ基の活性水素の量が1.0〜5.0当量となる割合で配合され、反応生成物(A)の少なくとも一部は、上記アミノ基とエポキシ基とが化学結合され、反応生成物(A)は、シランカップリング剤(b)に基づく未反応のエポキシ基を実質的に有さず、かつ前記シランカップリング剤(a)及びシランカップリング剤(b)に基づく加水分解性基の全てが実質的にシラノール基に加水分解反応されたものである、に関する。
工程1:水性媒体中で、少なくとも1個の1級又は2級のアミノ基と加水分解性基とを有するシランカップリング剤(a)と、少なくとも1個のエポキシ基と加水分解性基とを有するシランカップリング剤(b)とを反応させて反応生成物(A)の水性液を製造する工程、
工程1A:工程1で得た反応生成物(A)の水性液を脱溶剤して有機溶剤量が3質量%以下の反応生成物(A)の水性液を得る工程、
工程2:水性媒体中で、下記式
(R)4−n−Si−(X)n
(式中、Rは、反応性を有さない置換基で置換されていてもよい炭素原子数1〜18の炭化水素基を表し、Xは、アルコキシル基を表し、nは1〜3の整数を表す。)で示される少なくとも1種のアルコキシシラン化合物(c)を加水分解して加水分解生成物(B)の水性液を製造する工程、
工程2A:工程2で得た加水分解生成物(B)の水性液を脱溶剤して有機溶剤量が3質量%以下の加水分解生成物(B)の水性液を得る工程、
及び
工程3A:工程1Aで得た反応生成物(A)の水性液と工程2Aで得た加水分解生成物(B)の水性液とを、該加水分解生成物(B)/該反応生成物(A)の固形分質量比が0.01〜2.0となるように混合し、かつ有機酸、無機リン酸及び硝酸系酸化合物から選ばれる少なくとも一種の安定化剤(C)の量が、シランカップリング剤(a)中のアミノ基の中和当量0.1〜2.0の範囲内のとなるよう生成物混合水性液を調製する工程、
該工程1において、上記シランカップリング剤(a)は、シランカップリング剤(b)中のエポキシ基1当量に対し、シランカップリング剤(a)中のアミノ基の活性水素の量が1.0〜5.0当量となる割合で配合され、反応生成物(A)の少なくとも一部は、上記アミノ基とエポキシ基とが化学結合され、反応生成物(A)は、シランカップリング剤(b)に基づく未反応のエポキシ基を実質的に有さず、かつ前記シランカップリング剤(a)及びシランカップリング剤(b)に基づく加水分解性基の全てが実質的にシラノール基に加水分解反応されたものである、に関する。
まず、金属表面処理剤用水性バインダ組成物について説明する。
本発明の金属材料表面処理用バインダ組成物は、2種以上のシランカップリング剤を反応させてなる反応生成物(A)と、下記式
(R)4−n−Si−(X)n
(式中、Rは、反応性を有さない置換基で置換されていてもよい炭素原子数1〜18の炭化水素基を表し、Xは、アルコキシル基を表し、nは1〜3の整数を表す。)で示される少なくとも1種のアルコキシシラン化合物(c)の加水分解生成物(B)と、安定化剤(C)と、水とを含有せしめてなる、pH4.0〜10.0好ましくはpH6.0〜10.0のバインダ組成物である。
本発明組成物における反応生成物(A)は、少なくとも1個の1級又は2級のアミノ基と加水分解性基とを有するシランカップリング剤(a)と、少なくとも1個のエポキシ基と加水分解性基とを有するシランカップリング剤(b)とを付加反応及び加水分解反応させてなるものである。
本明細書において、「加水分解性基」と「アルコキシシリル基」との両者の包括して、「加水分解性官能基」ということがある。
前記水性媒体が含有する酸中和剤としては、上記混和液における酸中和剤として挙げたものを使用することができる。
本発明組成物における加水分解生成物(B)は、下記式
(R)4−n−Si−(X)n
(式中、Rは、反応性を有さない置換基で置換されていてもよい炭素原子数1〜18、好ましくは1〜4の炭化水素基を表し、Xは、アルコキシル基を表し、nは1〜3の整数を表す。)で示される少なくとも1種のアルコキシシラン化合物(c)の加水分解生成物(B)である。
上記アルコキシシラン化合物(c)(以下、「(c)成分」と略称することがある。)としては、トリアルコキシシラン化合物、ジアルコキシシラン化合物、モノアルコキシシラン化合物であることができるが、水性媒体中への溶解性の点などから、トリアルコキシシラン化合物を80質量%以上含有するもの、なかでもトリアルコキシシラン化合物からなるものが好適である。
安定化剤(C)は、本発明の水性バインダ組成物の液安定性の向上に寄与する成分であり、水性バインダ組成物や水性バインダ組成物を用いた金属表面処理剤中における反応生成物(A)及び加水分解生成物(B)のシラノール基の縮合反応を抑制し、液安定性を向上させるものである。また、安定化剤(C)は、表面処理剤から形成される表面処理皮膜の耐食性の向上に役立つ場合もある。
安定化剤(C)は、有機酸、無機リン酸及び硝酸系酸化合物から選ばれる少なくとも1種の酸である。
上記安定化剤(C)として使用できる硝酸系酸化合物としては、硝酸、亜硝酸を挙げることができる。
上記安定化剤(C)のうち、なかでも、蟻酸、酢酸、乳酸、リン酸、硝酸が好適である。これらの安定化剤は単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。
本発明の金属材料表面処理用バインダ組成物は、pH4.0〜10.0、好ましくはpH6.0〜10.0の範囲内である。また、本発明のバインダ組成物は、固形分割合が、5〜30質量%であることが好ましく、5〜20質量%の範囲内であることがさらに好ましい。
金属表面処理剤用水性バインダ組成物の製造方法
本発明の、pHが4.0〜10.0である金属表面処理剤用水性バインダ組成物は、例えば、下記製造方法(I)や後記製造方法(II)によって得ることができる。
本発明の金属表面処理剤用水性バインダ組成物の製造方法(I)は、下記工程1〜3を有する。
工程1:水性媒体中で、少なくとも1個の1級又は2級のアミノ基と加水分解性基とを有するシランカップリング剤(a)と、少なくとも1個のエポキシ基と加水分解性基とを有するシランカップリング剤(b)とを反応させて反応生成物(A)の水性液を製造する工程、
工程2:水性媒体中で、下記式
(R)4−n−Si−(X)n
(式中、Rは、反応性を有さない置換基で置換されていてもよい炭素原子数1〜18の炭化水素基を表し、Xは、アルコキシル基を表し、nは1〜3の整数を表す。)で示される少なくとも1種のアルコキシシラン化合物(c)を加水分解して加水分解生成物(B)の水性液を製造する工程、及び
工程3:工程1で得た反応生成物(A)の水性液と工程2で得た加水分解生成物(B)の水性液とを、該加水分解生成物(B)/該反応生成物(A)の固形分質量比が0.01〜2.0となるように混合し、かつ有機酸、無機リン酸及び硝酸系酸化合物から選ばれる少なくとも一種の安定化剤(C)の量が、シランカップリング剤(a)中のアミノ基の中和当量0.1〜2.0の範囲内のとなるよう生成物混合水性液を調製する工程。
該工程1において、上記シランカップリング剤(a)は、シランカップリング剤(b)中のエポキシ基1当量に対し、シランカップリング剤(a)中のアミノ基の活性水素の量が1.0〜5.0当量となる割合で配合され、反応生成物(A)の少なくとも一部は、上記アミノ基とエポキシ基とが化学結合され、反応生成物(A)は、シランカップリング剤(b)に基づく未反応のエポキシ基を実質的に有さず、かつ前記シランカップリング剤(a)及びシランカップリング剤(b)に基づく加水分解性基の全てが実質的にシラノール基に加水分解反応されたものである。工程1で得られる反応生成物(A)は、重量平均分子量500〜20000を有することが好ましい。
上記工程1において、上記シランカップリング剤(a)、シランカップリング剤(b)は、前記本発明の水性バインダ組成物の反応生成物(A)の項で説明したものと同じものを使用することができる。
上記シランカップリング剤(a)は、シランカップリング剤(b)中のエポキシ基1当量に対し、シランカップリング剤(a)中のアミノ基の活性水素の量が1.0〜5.0当量、好ましくは1.5〜4.0当量、さらに好ましくは2.0〜3.5当量となる割合で配合される。
また、工程1の水性媒体には、シランカップリング剤(a)のアミノ基1.0当量に対して0.1〜1.0当量、好ましくは0.1〜0.5当量となる量の酸中和剤が配合されていることが溶解性などの点から好ましい。
反応生成物(A)の水性液の製法1は、水性媒体中に、アミノ基を有する(a)成分を添加し、(a)成分に基づく加水分解性基を加水分解させた後、酸中和剤を配合し、ついエポキシ基を有する(b)成分を添加し加水分解反応及び付加反応させて、反応生成物(A)の水性液を得る方法である。
反応生成物(A)の水性液の製法2は、酸中和剤を含有する水性媒体中にて、エポキシ基を有する(b)成分の加水分解性基を加水分解させた後、アミノ基を有する(a)成分を添加して加水分解反応及び付加反応させて、反応生成物(A)の水性液を得る方法である。
反応生成物(A)の水性液の製法3は、有機溶剤中で又は無溶剤下で、シランカップリング剤(a)と、シランカップリング剤(b)とを、アミノ基とエポキシ基との反応に基づき付加反応させ、ついで該付加反応物を、水及び酸中和剤を含有する水性媒体中に溶解ないし分散させ、加水分解反応させて、反応生成物(A)の水性液を得る方法である。
上記製法1〜3などによって得られる反応生成物(A)の水性液は、水性液に基づき、反応生成物(A)の固形分が3〜30質量%、好ましくは5〜20質量%の範囲内であることが好適である。
工程2において、上記アルコキシシラン化合物(c)は、前記本発明の水性バインダ組成物の加水分解生成物(B)の項で説明したものと同じものを使用することができる。
このようにして得られる加水分解生成物(B)の水性液は、水性液に基づき、加水分解生成物(B)の固形分が3〜30質量%、好ましくは5〜20質量%の範囲内であることが好適である。
上記工程3において、安定化剤(C)は、前記本発明の水性バインダ組成物の安定化剤(C)の項で説明したものと同じものを使用することができる。
工程4は、上記工程3で調製された生成物混合水性液を脱溶剤して、バインダ組成物における固形分割合が、5〜30質量%であり、かつバインダ組成物における有機溶剤量が3質量%以下であって、バインダ組成物が引火点を有さない非危険物とする工程である。
上記製造方法(I)において、工程4の後、必要に応じて、固形分調整、pH調整のため、水、中和剤などを配合することができる。
上記製造方法(I)の工程3において、前記工程1で得られる反応生成物(A)の水性液と、上記工程2で得られる加水分解生成物(B)の水性液とを混合するが、本発明の金属表面処理剤用水性バインダ組成物の製造方法(II)においては、この両者の水性液を混合する前に、反応生成物(A)の水性液及び加水分解生成物(B)の水性液のそれぞれを、別々に脱溶剤する工程を有する製造方法である。
工程1:上記製造方法(I)における工程1と同じ工程、
工程1A:工程1で得た反応生成物(A)の水性液を脱溶剤して有機溶剤量が3質量%以下の反応生成物(A)の水性液を得る工程、
工程2:上記製造方法(I)における工程2と同じ工程、
工程2A:工程2で得た加水分解生成物(B)の水性液を脱溶剤して有機溶剤量が3質量%以下の加水分解生成物(B)の水性液を得る工程、及び
工程3A:工程1Aで得た反応生成物(A)の水性液と工程2Aで得た加水分解生成物(B)の水性液とを、該加水分解生成物(B)/該反応生成物(A)の固形分質量比が0.01〜2.0となるように混合し、かつ有機酸、無機リン酸及び硝酸系酸化合物から選ばれる少なくとも一種の安定化剤(C)の量が、シランカップリング剤(a)中のアミノ基の中和当量0.1〜2.0の範囲内のとなるよう生成物混合水性液を調製する工程。
上記工程2Aにおいて、脱溶剤前に、工程2で得た加水分解生成物(B)の水性液に、必要に応じて、水、安定化剤(C)などを混合することができる。
本発明の金属表面処理剤は、上記金属表面処理剤用バインダ組成物及び防錆剤を含有するものである。
本発明の表面処理方法は、上記金属表面処理剤を、金属材料表面に塗布し、乾燥して、金属材料表面に、乾燥皮膜重量0.05〜3.0g/m2、好ましくは0.1〜1.0g/m2、さらに好ましくは0.2〜0.8g/m2の乾燥質量を有する表面処理皮膜を形成することを特徴とする。
乾燥後の皮膜質量が0.05g/m2未満の場合、金属材料を被覆することが困難になり、耐食性が不十分になる。また乾燥後の皮膜質量が3.0g/m2を超えると、導電性が低下する傾向がある。
製造例1
還流冷却器、温度計、攪拌機を取り付けたセパラブルフラスコに、脱イオン水850部を配合し、氷浴で冷却しながらN−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン53部を徐々に投入し溶解させた。ついで、この内容物に酢酸23部を配合して中和した後、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン57部を投入し、30分間攪拌して溶解させた後、89%リン酸水溶液11部を加え、ついで80℃で5時間加熱し反応を完了させ反応生成物の水性液を得た。1H−NMR測定結果からこの反応生成物にはエポキシ基は残存していないことを確認した。反応生成物の水性液における中和当量は1.0である。
還流冷却器、温度計、攪拌機を取り付けたセパラブルフラスコに、脱イオン水850部と酢酸19部を配合し、攪拌しながら、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン61部を徐々に投入し、10分間攪拌して溶解させた。ついで、この中にN−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン57部を徐々に投入し30分間攪拌して溶解させた後、89%リン酸水溶液6部を加え、ついで80℃で5時間加熱し反応を完了させ反応生成物の水性液を得た。1H−NMR測定結果からこの反応生成物にはエポキシ基は残存していないことを確認した。反応生成物の水性液における中和当量は0.7である。
還流冷却器、温度計、攪拌機を取り付けたセパラブルフラスコに、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン57部を配合し、これにγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン61部を撹拌下にて3時間かけて滴下した。滴下により発熱したが、40℃以下となるよう保持し、滴下終了後、1時間、撹拌下にて熟成、放冷した後、加熱し80℃で5時間反応させた。ついで、酢酸28部と脱イオン水850部を配合して30分間攪拌して反応後の内容物を溶解、加水分解反応させ、ついで89%リン酸水溶液6部を加えてさらに30分間攪拌し、溶解させて反応生成物の水性液を得た。1H−NMR測定結果から、この反応生成物にはエポキシ基は残存していないことを確認した。反応生成物の水性液における中和当量は1.0である。
製造例3において、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシランの配合量57部を62部に、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランの配合量61部を56部に変更し、酢酸の配合量28部を30部に変更する以外は製造例3と同様の操作を行い、反応生成物の水性液を得た。
反応生成物の水性液は、1H−NMR測定結果から、エポキシ基は残存していないことを確認した。反応生成物の水性液における中和当量は1.0である。
製造例1において、N−2−(アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン53部を3−アミノプロピルトリエトキシシラン65部に変更し、酢酸の配合量23部を7部に、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランの配合量61部を70部に、89%リン酸水溶液の配合量6部を3部に変更する以外は、製造例1と同様の操作を行い、反応生成物の水性液を得た。
反応生成物の水性液は、1H−NMR測定結果から、エポキシ基は残存していないことを確認した。反応生成物の水性液における中和当量は0.5である。
製造例2において、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン61部をγ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン72部に変更する以外は、製造例2と同様の操作を行い、反応生成物の水性液を得た。
反応生成物の水性液は、1H−NMR測定結果から、エポキシ基は残存していないことを確認した。反応生成物の水性液における中和当量は0.7である。
製造例1において、最初に配合する脱イオン水850部を856部に変更し、かつ反応生成物の水性液に脱イオン水300部を添加せず、かつ減圧蒸留による脱溶剤を行わない以外は、製造例1と同様にして反応生成物水性液A7を得た。
ビーカー中に、脱イオン水100部、酢酸1部を配合し攪拌した。室温にて、この液中に、メチルトリメトキシシラン27部を攪拌しながら徐々に添加し、添加終了後、30分間攪拌し、無色透明の液体を得た。この液体をナス型フラスコに移し、脱イオン水128部を加えて希釈し、ロータリー型エバポレータで、内容物が128部になるまで濃縮して、メチルトリメトキシシランの加水分解生成物の水性液B1を得た。得られた水性液B1は、固形分10%、pH4であった。
ビーカー中に、脱イオン水80部、メタノール20部、酢酸1部を配合し攪拌した。室温にて、この液中に、プロピルトリメトキシシラン22部を攪拌しながら徐々に添加し、添加終了後、30分間攪拌し、無色透明の液体を得た。この液体をナス型フラスコに移し、脱イオン水123部を加えて希釈し、ロータリー型エバポレータで、内容物が123部になるまで濃縮して、プロピルトリメトキシシランの加水分解生成物の水性液B2を得た。得られた水性液B2は、固形分10%、pH4であった。
ビーカー中に、脱イオン水80部、エタノール20部、酢酸1部を配合し、攪拌した。室温にて、この液中に、メチルトリエトキシシラン38部を攪拌しながら徐々に添加し、添加終了後、30分間攪拌し、無色透明の液体を得た。この液体をナス型フラスコに移し、脱イオン水139部を加えて希釈し、ロータリー型エバポレータで、内容物が123部になるまで濃縮して、メチルトリエトキシシランの加水分解生成物の水性液B3を得た。得られた水性液B3は、固形分10%、pH4であった。
ビーカー中に、脱イオン水100部、酢酸1部を配合し攪拌した。室温にて、この液中に、メチルトリメトキシシラン27部を攪拌しながら徐々に添加し、添加終了後、30分間攪拌し、無色透明の液体である、メチルトリメトキシシランの加水分解生成物の水性液B4を得た。得られた水性液B4は、固形分10%、pH2であった。
製造例1で得た反応生成物水性液A1の量100部に対し、製造例8で得た加水分解生成物水性液B1を5部配合し混合し、pHが6.0未満の場合にはアンモニア水を添加してpH6.0に調整し固形分10%の水性バインダ組成物を得た。
実施例1において、下記表3に示す種類及び配合とする以外、実施例1と同様に行い、各水性バインダ組成物を得た。
製造例7で得た反応生成物水性液A7の量100部に対し、製造例11で得た加水分解生成物水性液B4を20部徐々に配合、混合し、無色透明の液体を得た。この液体をナス型フラスコに移し、脱イオン水50部を加えて希釈し、ロータリー型エバポレータで、内容物が120部になるまで濃縮し、pHが6.0未満の場合にはアンモニア水を添加してpH6.0に調整し固形分10%の水性バインダ組成物を得た。
製造例8で得た加水分解生成物水性液B1そのものを水性バインダ組成物とした。
製造例1で得た反応生成物水性液A1そのものを水性バインダ組成物とした。
実施例1〜17ならびに比較例1〜3で作成した水性バインダ組成物を、各々20℃、30℃、40℃、50℃の各温度で30日間貯蔵し、液状態を、液外観、液粘度に基づき下記基準で貯蔵安定性を評価した。その結果を下記表3に示す。初期の液状態も併せて記載する。液粘度は、測定温度20℃、B型回転粘度計にて60rpmの条件で測定した。
○:液外観は無色〜単黄色透明で、かつ粘度2.5mPa・s以下
△:液外観はわずかな濁り、沈殿物もしくは浮遊物が見られる、又は粘度が2.5mPa・sを超えるが著しい増粘やゲル化は認めらない。
×:液外観はかなりの濁り、沈殿物もしくは浮遊物が見られる、又は著しい増粘もしくはゲル化が認められる。
実施例18〜22ならびに比較例4〜6
金属表面処理剤の配合及び液安定性を下記表4に示す。下記表4に示す配合組成となるように各成分を配合し、酢酸又はアンモニア水を用いてpH7.0に調整して各金属表面処理剤を得た。
○:透明、粘度10mPa・s以下
△:液外観はわずかな濁り、沈殿物もしくは浮遊物が見られる、又は粘度が10mPa・sを超えるが著しい増粘やゲル化は認めらない。
×:液外観はかなりの濁り、沈殿物もしくは浮遊物が見られる、又は著しい増粘もしくはゲル化が認められる。
実施例40〜67ならびに比較例7及び8
板厚0.6mm両面電気亜鉛めっき鋼板(EG材、片面の目付量20g/m2)の表面を、アルカリ脱脂剤(日本シービーケミカル社製、商品名「ケミクリーナー561B」)を溶解した濃度2%の水溶液を使用して、温度60℃の条件で2分間スプレー処理により脱脂することにより表面に付着しているゴミや油を除去し、水洗したのちに乾燥した。得られた脱脂処理した亜鉛めっき鋼板に、下記表4に示すように前記実施例及び比較例で得た各金属表面処理剤をロールコート法により塗布し、素材到達温度が100℃になるように20秒間焼付けて表面処理板を得た。金属表面処理剤は、製造後、初期のもの及び20℃で7日間貯蔵後のものを使用した。
耐食性:得られた各表面処理板について、各表面処理板の端面部及び裏面部をシールし、JIS Z 2371による塩水噴霧試験(SST)を行った。試験時間120時間及び240時間での錆の発生程度下記基準により評価した。
a:錆発生が認められない。
b:錆発生が全面積の5%未満。
c:錆発生が全面積の5%以上でかつ10%未満。
d:錆発生が全面積の10%以上でかつ50%未満。
e:錆発生が全面積の50%以上。
a :10回全て
b :6〜9回
c :1〜5回
d :0回。
Claims (11)
- 下記工程1〜4を有することを特徴とする、pHが4.0〜10.0である金属表面処理剤用水性バインダ組成物の製造方法、
工程1:水性媒体中で、少なくとも1個の1級又は2級のアミノ基と加水分解性基とを有するシランカップリング剤(a)と、少なくとも1個のエポキシ基と加水分解性基とを有するシランカップリング剤(b)とを反応させて反応生成物(A)の水性液を製造する工程、
工程2:水性媒体中で、下記式
(R)4−n−Si−(X)n
(式中、Rは、反応性を有さない置換基で置換されていてもよい炭素原子数1〜18の炭化水素基を表し、Xは、アルコキシル基を表し、nは1〜3の整数を表す。)で示される少なくとも1種のアルコキシシラン化合物(c)を加水分解して加水分解生成物(B)の水性液を製造する工程、
工程3:工程1で得た反応生成物(A)の水性液と工程2で得た加水分解生成物(B)の水性液とを、該加水分解生成物(B)/該反応生成物(A)の固形分質量比が0.01〜2.0となるように混合し、かつ有機酸、無機リン酸及び硝酸系酸化合物から選ばれる少なくとも一種の安定化剤(C)の量が、シランカップリング剤(a)中のアミノ基の中和当量0.1〜2.0の範囲内のとなるよう生成物混合水性液を調製する工程、及び
工程4:工程3で調製された生成物混合水性液を脱溶剤して、バインダ組成物における固形分割合が、5〜30質量%であり、かつバインダ組成物における有機溶剤量が3質量%以下であって、バインダ組成物が引火点を有さない非危険物とする工程、
該工程1において、上記シランカップリング剤(a)は、シランカップリング剤(b)中のエポキシ基1当量に対し、シランカップリング剤(a)中のアミノ基の活性水素の量が1.0〜5.0当量となる割合で配合され、反応生成物(A)の少なくとも一部は、上記アミノ基とエポキシ基とが化学結合され、反応生成物(A)は、シランカップリング剤(b)に基づく未反応のエポキシ基を実質的に有さず、かつ前記シランカップリング剤(a)及びシランカップリング剤(b)に基づく加水分解性基の全てが実質的にシラノール基に加水分解反応されたものである。 - 下記工程を有することを特徴とする、pHが4.0〜10.0である金属表面処理剤用水性バインダ組成物の製造方法、
工程1:水性媒体中で、少なくとも1個の1級又は2級のアミノ基と加水分解性基とを有するシランカップリング剤(a)と、少なくとも1個のエポキシ基と加水分解性基とを有するシランカップリング剤(b)とを反応させて反応生成物(A)の水性液を製造する工程、
工程1A:工程1で得た反応生成物(A)の水性液を脱溶剤して有機溶剤量が3質量%以下の反応生成物(A)の水性液を得る工程、
工程2:水性媒体中で、下記式
(R)4−n−Si−(X)n
(式中、Rは、反応性を有さない置換基で置換されていてもよい炭素原子数1〜18の炭化水素基を表し、Xは、アルコキシル基を表し、nは1〜3の整数を表す。)で示される少なくとも1種のアルコキシシラン化合物(c)を加水分解して加水分解生成物(B)の水性液を製造する工程、
工程2A:工程2で得た加水分解生成物(B)の水性液を脱溶剤して有機溶剤量が3質量%以下の加水分解生成物(B)の水性液を得る工程、及び
工程3A:工程1Aで得た反応生成物(A)の水性液と工程2Aで得た加水分解生成物(B)の水性液とを、該加水分解生成物(B)/該反応生成物(A)の固形分質量比が0.01〜2.0となるように混合し、かつ有機酸、無機リン酸及び硝酸系酸化合物から選ばれる少なくとも一種の安定化剤(C)の量が、シランカップリング剤(a)中のアミノ基の中和当量0.1〜2.0の範囲内のとなるよう生成物混合水性液を調製する工程、
該工程1において、上記シランカップリング剤(a)は、シランカップリング剤(b)中のエポキシ基1当量に対し、シランカップリング剤(a)中のアミノ基の活性水素の量が1.0〜5.0当量となる割合で配合され、反応生成物(A)の少なくとも一部は、上記アミノ基とエポキシ基とが化学結合され、反応生成物(A)は、シランカップリング剤(b)に基づく未反応のエポキシ基を実質的に有さず、かつ前記シランカップリング剤(a)及びシランカップリング剤(b)に基づく加水分解性基の全てが実質的にシラノール基に加水分解反応されたものである。 - 反応生成物(A)が、酸中和剤を含有する水性媒体中で、少なくとも1個の1級又は2級のアミノ基と加水分解性基とを有するシランカップリング剤(a)と、少なくとも1個のエポキシ基と加水分解性基とを有するシランカップリング剤(b)とを付加反応及び加水分解反応させてなるものである請求項1又は2に記載の金属表面処理剤用水性バインダ組成物の製造方法。
- シランカップリング剤(a)が、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン及び3−アミノプロピルトリエトキシシランから選ばれる少なくとも1種の化合物であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の金属表面処理剤用水性バインダ組成物の製造方法。
- シランカップリング剤(b)がγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン及びγ−グリシドキシプロピルトリエトキシシランから選ばれる少なくとも1種の化合物であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の金属表面処理剤用水性バインダ組成物の製造方法。
- 上記アルコキシシラン化合物(c)が、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、エチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、プロピルトリメトキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、ブチルトリメトキシシラン、メチルトリス(メトキシエトキシ)シラン、エチルトリス(メトキシエトキシ)シランから選ばれる少なくとも1種のトリアルコキシシランである請求項1〜5のいずれか一項に記載の金属表面処理剤用水性バインダ組成物の製造方法。
- 上記安定化剤(C)の一部として、リン酸を、反応生成物(A)の製造に用いられるシランカップリング剤(a)中のアミノ基1当量に対して、0.03〜0.6当量含有する請求項1〜6のいずれか一項に記載の金属表面処理剤用水性バインダ組成物の製造方法。
- バインダ組成物における固形分割合が、5〜30質量%であり、かつバインダ組成物が引火点を有さない非危険物である請求項1〜7のいずれか一項に記載の金属表面処理剤用水性バインダ組成物の製造方法。
- バインダ組成物のpHが6.0〜10.0の範囲内である請求項1〜8のいずれか一項に記載の金属表面処理剤用水性バインダ組成物の製造方法。
- 請求項1〜9のいずれか一項に記載の金属表面処理剤用水性バインダ組成物の製造方法によって製造された金属表面処理剤用水性バインダ組成物に防錆剤を含有させることを特徴とする金属表面処理剤の製造方法。
- 請求項10記載の金属表面処理剤の製造方法によって製造された金属表面処理剤を、金属材料表面に塗布し、乾燥して、金属材料表面に、乾燥皮膜重量0.05〜3.0g/m2の表面処理皮膜を形成することを特徴とする金属材料の表面処理方法。
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