JP5872396B2 - クエリ発生周期の安定度を利用した端末情報推定装置、dnsサーバ、プログラム及び方法 - Google Patents
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Description
当該照会名毎に、当該照会名に対応するソフトウェア種別と、当該クエリの発生する時間間隔であるクエリ発生周期と、少なくとも当該クエリの発生する時間間隔の分布における分散から決定される周期安定度とを記録した判定規則であって、少なくとも1組の複数の照会名の各々に同一のソフトウェア種別が対応した判定規則を登録する判定規則登録手段と、
当該端末から発信された当該クエリを収集するクエリ収集手段と、
収集された各クエリに含まれる照会名を抽出して、判定規則登録手段を用いて当該照会名に対応するソフトウェア種別を識別し、当該照会名毎に、所定時間内に収集された当該照会名を含むクエリの数をカウントする種別識別・計数手段と、
上記1組に含まれる複数の照会名の各々について、対応するクエリ発生周期とカウントされたクエリ数とから対応する当該ソフトウェア種別の仮総数を算出し、算出された複数の当該仮総数を、当該複数の照会名の各々に対応する周期安定度をもって加重平均して当該ソフトウェア種別の総数を推定する総数推定手段と
を有する端末情報推定装置が提供される。
種別識別・計数手段は、さらに、収集された各クエリに含まれる照会名を抽出して、当該照会名に対応する端末種別を識別し、当該照会名毎に、所定時間内に収集された当該照会名を含むクエリの数をカウントし、
総数推定手段は、さらに、前記1組に含まれる複数の照会名の各々について、対応するクエリ発生周期とカウントされたクエリ数とから対応する当該端末種別の仮総数を算出し、算出された複数の当該仮総数を、当該複数の照会名の各々に対応する周期安定度をもって加重平均して当該端末種別の総数を推定することも好ましい。
本端末情報推定装置は、
1つの端末内で、当該端末に搭載可能なOS種別と、当該端末に搭載されたOS種別上で動作可能なアプリケーション種別とを含むソフトウェア種別の組合せを、共存可能な複数のソフトウェア種別の組合せとして登録する共存種別登録手段と、
クエリの発信元アドレス毎に、異なるソフトウェア種別を含む複数のクエリが受信された際に、共存種別登録手段を用いてこれら異なるソフトウェア種別が共存し得る関係にあるか否かを判定する共存種別判定手段と
を更に有しており、
種別識別・計数手段は、共存種別判定手段が真の判定を行った際、当該発信元アドレスを含んでおり当該ソフトウェア種別に対応するクエリをカウント対象とすることも好ましい。
種別識別・計数手段は、識別対象となるクエリについて、ネットワーク種別登録手段を用いて、当該クエリの発信元アドレスからネットワーク種別を更に識別することも好ましい。
当該照会名毎に、当該照会名に対応するソフトウェア種別と、当該クエリの発生する時間間隔であるクエリ発生周期と、少なくとも当該クエリの発生する時間間隔の分布における分散から決定される周期安定度とを記録した判定規則であって、少なくとも1組の複数の照会名の各々に同一のソフトウェア種別が対応した判定規則を登録する判定規則登録手段と、
当該端末から発信された当該クエリを収集するクエリ収集手段と、
収集された各クエリに含まれる照会名を抽出して、判定規則登録手段を用いて当該照会名に対応するソフトウェア種別を識別し、当該照会名毎に、所定時間内に収集された当該照会名を含むクエリの数をカウントする種別識別・計数手段と、
上記1組に含まれる複数の照会名の各々について、対応するクエリ発生周期とカウントされたクエリ数とから対応する当該ソフトウェア種別の仮総数を算出し、算出された複数の当該仮総数を、当該複数の照会名の各々に対応する周期安定度をもって加重平均して当該ソフトウェア種別の総数を推定する総数推定手段と
を有するDNSサーバが提供される。
当該照会名毎に、当該照会名に対応するソフトウェア種別と、当該クエリの発生する時間間隔であるクエリ発生周期と、少なくとも当該クエリの発生する時間間隔の分布における分散から決定される周期安定度とを記録した判定規則であって、少なくとも1組の複数の照会名の各々に同一のソフトウェア種別が対応した判定規則を登録する判定規則登録手段と、
当該端末から発信された当該クエリを収集するクエリ収集手段と、
収集された各クエリに含まれる照会名を抽出して、判定規則登録手段を用いて当該照会名に対応するソフトウェア種別を識別し、当該照会名毎に、所定時間内に収集された当該照会名を含むクエリの数をカウントする種別識別・計数手段と、
上記1組に含まれる複数の照会名の各々について、対応するクエリ発生周期とカウントされたクエリ数とから対応する当該ソフトウェア種別の仮総数を算出し、算出された複数の当該仮総数を、当該複数の照会名の各々に対応する周期安定度をもって加重平均して当該ソフトウェア種別の総数を推定する総数推定手段と
してコンピュータを機能させる端末情報推定プログラムが提供される。
当該照会名毎に、当該照会名に対応するソフトウェア種別と、当該クエリの発生する時間間隔であるクエリ発生周期と、当該クエリの発生する当該時間間隔の分布における分散、尖度及び歪度から決定される周期安定度とを記録した判定規則であって、少なくとも1組の複数の照会名の各々に同一のソフトウェア種別が対応した判定規則を登録する判定規則登録手段を用い、
当該端末から発信された当該クエリを収集する第1のステップと、
収集された各クエリに含まれる照会名を抽出して、判定規則登録手段を用いて当該照会名に対応するソフトウェア種別を識別し、当該照会名毎に、所定時間内に収集された当該照会名を含むクエリの数をカウントする第2のステップと、
上記1組に含まれる複数の照会名の各々について、対応するクエリ発生周期とカウントされたクエリ数とから対応する当該ソフトウェア種別の仮総数を算出し、算出された複数の当該仮総数を、当該複数の照会名の各々に対応する周期安定度をもって加重平均して当該ソフトウェア種別の総数を推定する第3のステップと
を有する端末情報推定方法が提供される。
図1は、本発明による端末情報推定装置が接続されるネットワークの構成図である。
《OS種別OSr》 《照会名Nd》
Windows OS(Microsoft社) download.windowsupdate.com
Android(Google社) android.clients.google.com
Mac OS(Apple社) swscan.apple.com
iOS(Apple社) push.apple.com、phobos.apple.com、
iphone-ld.apple.com
OS更新確認の時間間隔は、OS種別にもよるが、例えばApple社のiOSでは、12時間となる。
《ウェブブラウザ》 《照会名Nd》
Mozilla Firefox(Mozilla Foundation) www.mozilla.com
Chrome(Google社) www.google.com
Opera(Opera Software社) autoupdate.opera.com
アプリケーション更新確認の時間間隔は、アプリケーション種別にもよるが、例えばアップル(Apple)社の「iCloud」では、1.5時間となる。
(a)照会名毎に、後に説明する「クエリ発生周期」と「周期安定度」とを記録した「判定規則」であって、少なくとも1組の複数の照会名の各々に同一のソフトウェア種別が対応した「判定規則」である判定規則112tを登録し、
(b)クエリ収集部110によって、端末2から発信されたDNSクエリを、通信インタフェース100を介して収集し、
(c)種別識別・計数部111によって、収集された各DNSクエリに含まれる照会名を抽出して、判定規則112tを用いて当該照会名に対応するソフトウェア種別を識別し、照会名毎に、所定時間内に収集された当該照会名を含むDNSクエリの数をカウントし、
(d)総数推定部117によって、上述した1組に含まれる複数の照会名の各々について、対応する「クエリ発生周期」とカウントされたクエリ数とから、対応する当該ソフトウェア種別の仮総数を算出し、算出された複数の当該仮総数を、照会名の組における各照会名に対応する「周期安定度」をもって加重平均することによって、より高い精度で当該ソフトウェア種別の総数を推定する。
図2は、判定規則の一実施形態を示す構成図である。
図3は、本発明による端末情報推定装置1の一実施形態を示す機能構成図である。また、図4は、端末情報推定に使用する各種テーブルの一実施形態を示す構成図である。
Microsoft社のWindows OS:TTLの初期値=128
LinuxのKernel 2.6:TTLの初期値=64
であり、互いに異なっている。
図5は、本発明によるDNSサーバの一実施形態を示す機能構成図である。
図6は、本発明の端末情報推定方法のうち、端末2の端末種別及び端末2に搭載されたソフトウェア種別の識別・計数方法の一実施形態を示すフローチャートである。
(S601)OS種別OSi毎に、TTLの測定値可能範囲TRiを予め登録する。
(S602)所定アドレスレンジARk毎に、ネットワーク種別{NW1,NW2,・・・,NWk,・・・,NWnw}を予め登録する。
ntmi=0(i=1,2,・・・,tm)
nswj=0(j=1,2,・・・,sw)、
ntm(NWk)i=0(i=1,2,・・・,tm、k=1,2,・・・,nw)
nsw(NWk)j=0(j=1,2,・・・,sw、k=1,2,・・・,nw)
(S605)DNSサーバ5宛のパケットを収集する。
(S606)収集したパケットが、端末種別又はソフトウェア種別に対応した照会名Ndを有するDNSクエリであるか否かを判定する。この際、判定規則112tを用いて、このクエリに含まれる照会名Ndに対応する端末種別又はソフトウェア種別が存在するか否かを判定する。
(S609a)測定されたTTL値が、TTLテーブル114tに登録された、識別されたOS(ソフトウェア)種別OSrに対応するTTL測定値可能範囲TRrに含まれるか否かを判定する。ここで、偽の判定がなされた際、ステップS615に移行し、カウント時間の経過を確認しつつ、クエリ数カウントループを繰り返す。また、TTL測定値可能範囲が規定できないアプリケーション種別等の場合、このステップの判定を行わず、次のステップS610aに移行する。
nswj=nswj+1
一方、ステップS610aで偽の判定がなされた際、ステップS615に移行し、カウント時間の経過を確認しつつ、クエリ数カウントループを繰り返す。
ntmi=ntmi+1
一方、ステップS608bで偽の判定がなされた際、ステップS615に移行し、カウント時間の経過を確認しつつ、クエリ数カウントループを繰り返す。
(S613)識別対象であるDNSクエリのIPアドレス値から、ネットワークテーブル115tを用いて、ネットワーク種別をNWkと識別する。
(S614)識別されたネットワーク種別NWkに係る識別された端末種別TMi又はソフトウェア種別SWjのカウント数ntm(NWk)i又はnsw(NWk)jを、1だけ増加させる。
ntm(NWk)i=ntm(NWk)i+1、又は
nsw(NWk)j=nsw(NWk)j+1
ここで、TMiは、現時点の解析対象であるDNSクエリにおいて識別された端末種別である。また、SWjは、現時点の解析対象であるDNSクエリにおいて識別されたソフトウェア種別である。
(S701)クエリ発生周期Tqip及びTqjqを用いて、照会名Nd(TMip)及びNd(SWjq)毎に、当該端末種別TMi及びソフトウェア種別SWjの仮総数Mを、
(1) Mtmip=ntmip×Tqip/(60×tco)
(2) Mswjq=nswjq×Tqjq/(60×tco)
(3) Mtm(NWk)ip=ntm(NWk)ip×Tqip/(60×tco)
(4) Msw(NWk)jq=nsw(NWk)jq×Tqjq/(60×tco)
として算出する。
Mswjq=100×43200/(60×10)=7200
となる。即ち、プロバイダネットワーク4に接続されたiOSを搭載した端末の仮総数は、7200台であると算出される。
Msw11=1672×350.7/(60×10)=約977.28
Msw12=7×86405.5/(60×10)=約1008.06
Msw13=8×86389.2/(60×10)=約1151.86
と3つ算出される。
(5) Ntmi=Σ(Mtmip×STip)/ΣSTip
(6) Nswj=Σ(Mswjq×STjq)/ΣSTjq
として算出・推定する。
(7) Ntm(NWk)i=Σ(Mtm(NWk)ip×STip)/ΣSTip
(8) Nsw(NWk)j=Σ(Msw(NWk)jq×STjq)/ΣSTjq
として算出・推定する。ここで、k=1,2,・・・,nwの全てについて、式(7)及び式(8)の算出がなされる。さらに、式(7)のΣはいずれもp=1,2,・・・についての総和(summation)である。また、式(8)のΣはいずれもq=1,2,・・・についての総和である。
{Ntm1,Ntm2,・・・,Ntmi,・・・,Ntmtm}、
ソフトウェア種別毎の総数
{Nsw1,Nsw2,・・・,Nswj,・・・,Nswsw}、及び
各ネットワーク種別NWkに係る端末種別TMi及びソフトウェア種別SWjの各々の数
Ntm(NWk)i(i=1,2,・・・,tm、k=1,2,・・・,nw)
Nsw(NWk)j(j=1,2,・・・,sw、k=1,2,・・・,nw)
を蓄積する。
図8は、種別分布テーブル118tの一実施形態を示す構成図である。種別分布テーブル118tは、図7のステップS705において、種別分布蓄積部118(図3)が作成するテーブルである。
図9は、本発明による判定規則生成方法の一例を示すフローチャートである。ここで、本方法は、例えば図1の判定規則生成装置8で実施される。この際、複数の端末9が装置8に接続され、これら複数の端末9にIPアドレスが付与される。
(S902)端末9から発信されたDNSクエリを収集する。
(S903)収集されたDNSクエリに含まれる照会名Nd及び発信元IPアドレスを抽出する。
(S905)抽出された照会名Ndが、新規であるか否かを判定する。
(S906a)抽出された照会名Ndが新規である場合、この照会名Ndを新たにクエリ周期テーブルにエントリする。
(S907a)次いで、この照会名Ndに対応する値として、クエリ発生周期Tq及び周期安定度STを算出し、クエリ周期テーブルに記録する。これらの値の算出は以下の通りに実行される。
(9) Δtn=tn+1−tn (tn:DNSクエリのn番目の発生時刻)
を用いてΔt1をまず算出し、このΔt1を、照会名Nd毎に、クエリ発生周期Tqとしてクエリ周期テーブルに記録する。
(10) Tq=Σ(Δtm)/n
として、クエリ周期テーブルのクエリ発生周期Tqを更新する。ここで、Σはm=1,2,・・・,nについての総和(summation)である。即ち、クエリ発生周期Tqは、発生時間間隔Δt1、Δt2、・・・、Δtnの平均値として順次更新される。
(11) Vq=Σ(Δtm−Tq(n))2/n
を用いて順次算出し、クエリ周期テーブルにおいて逐次記録・更新する。ここで、Σはm=1,2,・・・,nについての総和である。また、Tq(n)は、発生時間間隔Δtnまで考慮して算出されたクエリ発生周期である。
(12) Kq=Σ(Δtm−(Tq(n))4)/(nVq 2)−3
を用いて順次算出し、クエリ周期テーブルにおいて逐次記録・更新する。ここで、Σはm=1,2,・・・,nについての総和である。一般に、正規分布よりも尖った(扁平な)分布の尖度Kqは、ゼロより大きく(小さく)なる。正規分布相当の分布の尖度はゼロである。
(13) Sq=Σ(Δtm−Tq(n))3/(nVq 1.5)
を用いて順次算出し、クエリ周期テーブルにおいて逐次記録・更新する。ここで、Σはm=1,2,・・・,nについての総和である。一般に、左側(右側)に偏った分布の歪度Sqは、ゼロより大きく(小さく)なる。左右対称な分布の歪度はゼロである。
(14a) ST=1−AST
(14b) AST=N[(Vq 2+Kq 2+Sq 2)0.5]
を用いて順次算出し、クエリ周期テーブルにおいて逐次記録・更新する。ここで上式(14b)の関数N[X]は、ゼロ又は正値をとる変数Xを0から1までの値に規格化する関数であり、例えば、
(15) N[X]=−(X+1)−1+1
とすることができる。これにより、ASTは、発生時間間隔Δt1、Δt2、・・・、Δtnの分布における平均値(クエリ発生周期Tq)の不安定度(不確からしさ)に相当し、分布がより分散していて、より正規分布から逸脱しており、より偏りが大きいほど、大きな値をとる。
(S907b)次いで、この照会名Nd毎に、上述したようにクエリ発生周期Tq及び周期安定度STを算出し、クエリ周期テーブルに記録されたこれらの値を更新する。
(S910)生成した判定規則(112t)を出力する。この際、この判定規則を、端末情報推定装置1に送信してもよく、又はディスプレイ表示し、紙等の媒体として出力し、若しくはデータとして外部装置に出力することもできる。
100、100’ 通信インタフェース
101、101’ 出力部
11’ 端末情報推定部
110、110’ クエリ収集部
111、111’ 種別識別・計数部
111c クエリ数カウント部
111d IPアドレス抽出部
111m 端末種別識別部
111n ネットワーク種別識別部
111q 照会名抽出部
111s ソフトウェア種別識別部
112 判定規則登録部
112t 判定規則
113 共存種別登録部
113t 共存可能テーブル
114 TTL範囲登録部
114t TTLテーブル
115 ネットワーク種別登録部
115t ネットワークテーブル
116、116’ 共存種別判定部
117、117’ 総数推定部
117a 総数推定部
117c 仮総数算出部
117n ネットワーク推定部
118、118’ 種別分布蓄積部
118t 種別分布テーブル
12’ 名前解決機能部
2、9 端末
3 プロバイダネットワーク
4 IMS
5 DNSサーバ
6 ネットワークタップ
7 インターネット
8 判定規則生成装置
Claims (9)
- DNS(Domain Name System)サーバに、ネットワークを介し、照会名を含むクエリであって、搭載されたソフトウェアで使用される名前を解決するためのクエリを発信する複数の端末における端末情報を推定する端末情報推定装置であって、
当該照会名毎に、当該照会名に対応するソフトウェア種別と、当該クエリの発生する時間間隔であるクエリ発生周期と、少なくとも当該クエリの発生する時間間隔の分布における分散から決定される周期安定度とを記録した判定規則であって、少なくとも1組の複数の照会名の各々に同一のソフトウェア種別が対応した判定規則を登録する判定規則登録手段と、
当該端末から発信された当該クエリを収集するクエリ収集手段と、
収集された各クエリに含まれる照会名を抽出して、前記判定規則登録手段を用いて当該照会名に対応するソフトウェア種別を識別し、当該照会名毎に、所定時間内に収集された当該照会名を含むクエリの数をカウントする種別識別・計数手段と、
前記1組に含まれる複数の照会名の各々について、対応するクエリ発生周期とカウントされたクエリ数とから対応する当該ソフトウェア種別の仮総数を算出し、算出された複数の当該仮総数を、当該複数の照会名の各々に対応する周期安定度をもって加重平均して当該ソフトウェア種別の総数を推定する総数推定手段と
を有することを特徴とする端末情報推定装置。 - 前記判定規則は、当該照会名毎に、当該照会名を含む当該クエリの発生する時間間隔の平均であるクエリ発生周期と、当該クエリの発生する当該時間間隔の分布における分散、尖度及び歪度から決定される周期安定度とを記録していることを特徴とする請求項1に記載の端末情報推定装置。
- 前記ソフトウェア種別は、OS(Operating System)種別及び/又はアプリケーション種別であり、
前記照会名は、当該OS種別及び/又はアプリケーション種別におけるソフトウェア更新確認時の、又は処理実行に必要な情報要求時の接続先アドレスを含む
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の端末情報推定装置。 - 前記判定規則は、当該照会名毎に、当該照会名に対応する端末種別と、当該クエリの発生する時間間隔であるクエリ発生周期と、少なくとも当該クエリの発生する時間間隔の分布における分散から決定される周期安定度とを更に記録したものであって、該判定規則において少なくとも1組の複数の照会名の各々に同一の端末種別が対応しており、
前記種別識別・計数手段は、さらに、収集された各クエリに含まれる照会名を抽出して、当該照会名に対応する端末種別を識別し、当該照会名毎に、所定時間内に収集された当該照会名を含むクエリの数をカウントし、
前記総数推定手段は、さらに、前記1組に含まれる複数の照会名の各々について、対応するクエリ発生周期とカウントされたクエリ数とから対応する当該端末種別の仮総数を算出し、算出された複数の当該仮総数を、当該複数の照会名の各々に対応する周期安定度をもって加重平均して当該端末種別の総数を推定する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の端末情報推定装置。 - 前記ソフトウェア種別は、OS種別及びアプリケーション種別であり、
前記端末情報推定装置は、
1つの端末内で、当該端末に搭載可能なOS種別と、当該端末に搭載されたOS種別上で動作可能なアプリケーション種別とを含むソフトウェア種別の組合せを、共存可能な複数のソフトウェア種別の組合せとして登録する共存種別登録手段と、
前記クエリの発信元アドレス毎に、異なるソフトウェア種別を含む複数のクエリが受信された際に、前記共存種別登録手段を用いて該異なるソフトウェア種別が共存し得る関係にあるか否かを判定する共存種別判定手段と
を更に有しており、
前記種別識別・計数手段は、前記共存種別判定手段が真の判定を行った際、当該発信元アドレスを含んでおり当該ソフトウェア種別に対応するクエリをカウント対象とする
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の端末情報推定装置。 - 前記複数の端末の発信元アドレスにおける所定アドレス範囲毎に、ネットワーク種別を予め登録するネットワーク種別登録手段を更に有し、
前記種別識別・計数手段は、識別対象となるクエリについて、前記ネットワーク種別登録手段を用いて、当該クエリの発信元アドレスからネットワーク種別を更に識別する
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の端末情報推定装置。 - 照会名を含むクエリであって、搭載されたソフトウェアで使用される名前を解決するためのクエリを発信する複数の端末における端末情報を推定する機能を搭載したDNSサーバであって、
当該照会名毎に、当該照会名に対応するソフトウェア種別と、当該クエリの発生する時間間隔であるクエリ発生周期と、少なくとも当該クエリの発生する時間間隔の分布における分散から決定される周期安定度とを記録した判定規則であって、少なくとも1組の複数の照会名の各々に同一のソフトウェア種別が対応した判定規則を登録する判定規則登録手段と、
当該端末から発信された当該クエリを収集するクエリ収集手段と、
収集された各クエリに含まれる照会名を抽出して、前記判定規則登録手段を用いて当該照会名に対応するソフトウェア種別を識別し、当該照会名毎に、所定時間内に収集された当該照会名を含むクエリの数をカウントする種別識別・計数手段と、
前記1組に含まれる複数の照会名の各々について、対応するクエリ発生周期とカウントされたクエリ数とから対応する当該ソフトウェア種別の仮総数を算出し、算出された複数の当該仮総数を、当該複数の照会名の各々に対応する周期安定度をもって加重平均して当該ソフトウェア種別の総数を推定する総数推定手段と
を有することを特徴とするDNSサーバ。 - DNSサーバに、ネットワークを介し、照会名を含むクエリであって、搭載されたソフトウェアで使用される名前を解決するためのクエリを発信する複数の端末における端末情報を推定するようにコンピュータを機能させる端末情報推定プログラムであって、
当該照会名毎に、当該照会名に対応するソフトウェア種別と、当該クエリの発生する時間間隔であるクエリ発生周期と、少なくとも当該クエリの発生する時間間隔の分布における分散から決定される周期安定度とを記録した判定規則であって、少なくとも1組の複数の照会名の各々に同一のソフトウェア種別が対応した判定規則を登録する判定規則登録手段と、
当該端末から発信された当該クエリを収集するクエリ収集手段と、
収集された各クエリに含まれる照会名を抽出して、前記判定規則登録手段を用いて当該照会名に対応するソフトウェア種別を識別し、当該照会名毎に、所定時間内に収集された当該照会名を含むクエリの数をカウントする種別識別・計数手段と、
前記1組に含まれる複数の照会名の各々について、対応するクエリ発生周期とカウントされたクエリ数とから対応する当該ソフトウェア種別の仮総数を算出し、算出された複数の当該仮総数を、当該複数の照会名の各々に対応する周期安定度をもって加重平均して当該ソフトウェア種別の総数を推定する総数推定手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする端末情報推定プログラム。 - DNSサーバに、ネットワークを介し、照会名を含むクエリであって、搭載されたソフトウェアで使用される名前を解決するためのクエリを発信する複数の端末における端末情報を推定する端末情報推定方法であって、
当該照会名毎に、当該照会名に対応するソフトウェア種別と、当該クエリの発生する時間間隔であるクエリ発生周期と、少なくとも当該クエリの発生する時間間隔の分布における分散から決定される周期安定度とを記録した判定規則であって、少なくとも1組の複数の照会名の各々に同一のソフトウェア種別が対応した判定規則を登録する判定規則登録手段を用い、
当該端末から発信された当該クエリを収集する第1のステップと、
収集された各クエリに含まれる照会名を抽出して、前記判定規則登録手段を用いて当該照会名に対応するソフトウェア種別を識別し、当該照会名毎に、所定時間内に収集された当該照会名を含むクエリの数をカウントする第2のステップと、
前記1組に含まれる複数の照会名の各々について、対応するクエリ発生周期とカウントされたクエリ数とから対応する当該ソフトウェア種別の仮総数を算出し、算出された複数の当該仮総数を、当該複数の照会名の各々に対応する周期安定度をもって加重平均して当該ソフトウェア種別の総数を推定する第3のステップと
を有することを特徴とする端末情報推定方法。
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