JP5866824B2 - 加減速度制御装置、加減速度制御方法 - Google Patents
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Description
特許文献1の従来技術では、アクセル開度が所定開度以下の領域では、アクセルペダルを踏み戻すほど車両を減速させ、アクセル開度が所定開度以上の領域では、アクセルペダルを踏み増すほど車両を加速させている。
本発明の課題は、アクセル操作子にブレーキ操作子の機能を統合する場合の操作性を向上させることである。
ここで、増加操作とは、アクセル操作子の操作位置を最大操作位置に向けて増加させる操作である。また、減少操作とは、増加操作の後にアクセル操作子の操作位置を非操作位置に向けて減少させる操作である。
また、加減速度の正値を加速度とし、負値を減速度とし、減少操作を検知した時点の操作位置及び加減速度を、夫々、減少操作検知時操作位置及び減少操作検知時加減速度とする。そして、減少操作を検知した場合には、アクセル操作子の操作位置が減少操作検知時操作位置から非操作位置まで減少するときに、車両の加減速度が減少操作検知時加減速度から予め定められた負側の最小加減速度まで減少する特性である復路制御特性に従う。
《第1実施形態》
《構成》
図1は、加減速度制御装置の概略構成図である。
加減速度制御装置は、車輪回転センサ1と、アクセルセンサ2と、加速度センサ3と、シフトセンサ4と、コントローラ5と、駆動力制御装置6と、ブレーキアクチュエータ7と、を備える。
車輪回転センサ1は、各車輪の車輪速度を検出する。この車輪回転センサ1は、例えばセンサロータの磁力線を検出回路によって検出しており、センサロータの回転に伴う磁界の変化を電流信号に変換してコントローラ5へ入力する。コントローラ5は、入力した電流信号から車輪速度を判断する。
シフトセンサ4は、トランスミッションのシフトポジションを検出する。このシフトセンサ4は、例えば複数のホール素子を備え、夫々のON/OFF信号をコントローラ5へ入力する。コントローラ5は、ON/OFF信号の組み合わせからシフトポジションを判断する。
駆動力制御装置6は、回転駆動源の駆動力を制御する。例えば、回転駆動源がエンジンであれば、スロットルバルブの開度、燃料噴射量、点火時期などを調整することで、エンジン出力(回転数やエンジントルク)を制御する。また、回転駆動源がモータであれば、インバータを介してモータ出力(回転数やモータトルク)を制御する。
ブレーキアクチュエータ7は、マスターシリンダ10と各ホイールシリンダ11FL〜11RRとの間に介装してある。
マスターシリンダ10は、運転者のペダル踏力に応じて2系統の液圧を作るタンデム式のもので、プライマリ側をフロント左・リア右のホイールシリンダ11FL・11RRに伝達し、セカンダリ側を右前輪・左後輪のホイールシリンダ11FR・11RLに伝達するダイアゴナルスプリット方式を採用している。
ブレーキアクチュエータ7は、アンチスキッド制御(ABS)、トラクション制御(TCS)、スタビリティ制御(VDC:Vehicle Dynamics Control)等に用いられる制動流体圧制御回路を利用したものであり、運転者のブレーキ操作に係らず各ホイールシリンダ11FL〜11RRの液圧を増圧・保持・減圧できる。
プライマリ側は、第1ゲートバルブ12Aと、インレットバルブ13FL(13RR)と、アキュムレータ14と、アウトレットバルブ15FL(15RR)と、第2ゲートバルブ16Aと、ポンプ17と、ダンパー室18と、を備える。
第1ゲートバルブ12A・12Bと、インレットバルブ13FL〜13RRと、アウトレットバルブ15FL〜15RRと、第2ゲートバルブ16A・16Bとは、夫々、2ポート2ポジション切換・シングルソレノイド・スプリングオフセット式の電磁操作弁である。また、第1ゲートバルブ12A・12B及びインレットバルブ13FL〜13RRは、非励磁のノーマル位置で流路を開放し、アウトレットバルブ15FL〜15RR及び第2ゲートバルブ16A・16Bは、非励磁のノーマル位置で流路を閉鎖するように構成してある。
また、ポンプ17は、負荷圧力に係りなく略一定の吐出量を確保できる歯車ポンプ、ピストンポンプ等、容積形のポンプで構成してある。
上記の構成により、プライマリ側を例に説明すると、第1ゲートバルブ12A、インレットバルブ13FL(13RR)、アウトレットバルブ15FL(15RR)、及び第2ゲートバルブ16Aが全て非励磁のノーマル位置にあるときに、マスターシリンダ10からの液圧がそのままホイールシリンダ11FL(11RR)に伝達され、通常ブレーキとなる。
したがって、コントローラ5は、第1ゲートバルブ12A・12Bと、インレットバルブ13FL〜13RRと、アウトレットバルブ15FL〜15RRと、第2ゲートバルブ16A・16Bと、ポンプ17とを駆動制御することによって、各ホイールシリンダ11FL〜11RRの液圧を増圧・保持・減圧する。
また、本実施形態では、バネ形のアキュムレータ14を採用しているが、これに限定されるものではなく、各ホイールシリンダ11FL〜11RRから抜いたブレーキ液を一時的に貯え、減圧を効率よく行うことができればよいので、重錘形、ガス圧縮直圧形、ピストン形、金属ベローズ形、ダイヤフラム形、ブラダ形、インライン形など、任意のタイプでよい。
図3は、加減速度制御処理を示すフローチャートである。
先ずステップS101では、切換えフラグfsが0にリセットされているか否かを判定する。この切換えフラグfsは、制御特性の切換え状態を表し、初期設定ではfs=0にリセットしてある。判定結果がfs=0のときには、往路制御特性に従って加減速度制御を実行するためにステップS102に移行する。一方、判定結果がfs=1のときには、復路制御特性に従って加減速度制御を実行するためにステップS117に移行する。
ステップS103では、目標加減速度Gを算出するための往路制御特性に従ったマップを設定する。
横軸は操作位置Sであり、縦軸は目標加減速度Gである。目標加減速度Gは、便宜上、正値を加速度とし、負値を減速度とする。
往路制御特性では、操作位置Sが非操作位置S0から予め定められた初期位置S1の範囲にあれば、目標加減速度Gが0を維持する。ここで、初期位置S1までの区間は、アクセルペダル8の所謂ロスストロークや遊びに相当し、操作フィーリングによって調整するパラメータである。また、操作位置Sが初期位置S1から最大操作位置SMAXの範囲で増加するときに、目標加減速度Gが0から正側の最大加減速度GMAXの範囲で増加する。ここで、操作位置Sが初期位置S1で目標加減速度Gが0となる座標を点Aとし、操作位置Sが最大操作位置SMAXで目標加減速度Gが最大加減速度GMAXとなる座標を点Bとする。点Aと点Bとを結ぶ直線を特性線L1とする。なお、特性線L1は、線形でなくとも、非線形としてもよい。
GMAX=GsMAX×ka
ここで、勾配係数kaの設定について説明する。
車両の進行方向は、シフトセンサ4によって検出し、シフトポジションが例えばDレンジにあれば、前進方向が進行方向であり、シフトポジションが例えばRレンジにあれば、後退方向が進行方向である。また、路面勾配θは、加速度センサ3で検出した加減速度に基づいて判断する。
図5は、勾配係数kaの設定に用いるマップである。
このマップは、路面勾配θが0のときには勾配係数kaが1となり、路面勾配θが上り勾配であるほど勾配係数kaが1よりも大きくなり、路面勾配θが下り勾配であるほど勾配係数kaが1よりも小さくなるように設定してある。したがって、進行方向に対する路面勾配θが上り方向に大きくなるほど、最大加減速度GMAXは大きくなり(加速度が大きくなり)、進行方向に対する路面勾配が下り方向に大きくなるほど、最大加減速度GMAXは小さくなる(加速度が小さくなる)。
続くステップS104では、現在の操作位置S(n)が1サンプリング前の操作位置S(n-1)以上であるか否かを判定する。判定結果がS(n)≧S(n-1)のときには、運転者がアクセルペダル8の操作位置Sを増加させている、又は保持していると判断してステップS105に移行する。一方、判定結果がS(n)<S(n-1)のときには、運転者がアクセルペダル8の操作位置Sを減少させていると判断してステップS108に移行する。
続くステップS107では、目標加減速度Gに基づいて、駆動力制御装置6とブレーキアクチュエータ7とを駆動制御してから、所定のメインプログラムに復帰する。
具体的には、目標加減速度Gが正値であるときには、車両を加速させるために、駆動力制御装置6を介して駆動力を増加させる。一方、目標加減速度Gが負値であるときには、車両を減速させるために、駆動力制御装置6を介して駆動力を制限し、ブレーキアクチュエータ7を介して制動力を増加させる。
ステップS109では、現在の操作位置S(n)及び目標加減速度G(n)を、夫々、減少操作検知時操作位置Sd及び減少操作検知時目標加減速度Gdとして記憶する。
続くステップS111では、操作位置Sが、減少操作検知時操作位置Sdから設定値αだけ減じた値(=Sd−α)よりも小さいか否かを判定する。αはハンチングを避けるための値である。判定結果がS≧Sd−αであるときには、減少操作を検知したものの、意図的な減少操作ではない可能性があると判断してステップS112に移行する。一方、判定結果がS<Sd−αであるときには、意図的な減少操作であると判断してステップS113に移行する。
ステップS112では、1サンプリング前の目標加減速度G(n-1)を、今回の目標加減速度G(n)としてから前記ステップS107に移行する。
ステップS113では、検知フラグfdを0にリセットする。
続くステップS114では、目標加減速度Gを算出するための復路制御特性に従ったマップを設定する。
横軸は操作位置Sであり、縦軸は目標加減速度Gである。目標加減速度Gは、便宜上、正値を加速度とし、負値を減速度とする。
先ず、S≦Sd−αの範囲について説明する。
復路制御特性では、操作位置Sが(Sd−α)から初期位置S1の範囲で減少するときに、目標加減速度Gが正側の値から負側の最小加減速度GMINの範囲で減少する。また、操作位置Sが初期位置S1から非操作位置S0の範囲にあれば、目標加減速度Gが最小加減速度GMINを維持する。目標加減速度Gが正値から負値へと転じる境界では、操作位置Sの変化に対して目標加減速度Gが0を維持する不感帯βを設ける。この不感帯βは、分解能(どの程度のコントロール幅が取れるか)によって決定する。
図7は、特性線L2及びL3の傾きが異なる復路制御特性のマップである。
ここでは、一例として特性線L2の傾きよりも、特性線L3の傾きを大きくしている。すなわち、操作位置Sの変化量が同一である場合、特性線L3に従った領域では、特性線L2に従った領域よりも、目標加減速度Gの変化量が大きくなる。すなわち、加速側ではコントロール性を重視したスローな操作フィーリングを実現し、減速側では軽快さを重視したクイックな操作フィーリングを実現する。
最小加減速度GMINは、車両の進行方向に対する路面勾配θに応じて設定する。具体的には、下記に示すように、予め定められた負側の第一基準値Gs1MINに、勾配係数krを乗じることにより、最小加減速度GMINを設定する。
GMIN=Gs1MIN×kr
ここで、勾配係数krの設定について説明する。
車両の進行方向は、シフトセンサ4によって検出し、シフトポジションが例えばDレンジにあれば、前進方向が進行方向であり、シフトポジションが例えばRレンジにあれば、後退方向が進行方向である。また、路面勾配θは、加速度センサ3で検出した加減速度に基づいて判断する。
図8は、勾配係数krの設定に用いるマップである。
このマップは、路面勾配θが0のときには勾配係数krが1となり、路面勾配θが上り勾配であるほど勾配係数krが1よりも小さくなり、路面勾配θが下り勾配であるほど勾配係数krが1よりも大きくなるように設定してある。したがって、進行方向に対する路面勾配θが上り方向に大きくなるほど、最小加減速度GMINは大きくなり(減速度が小さくなり)、進行方向に対する路面勾配が下り方向に大きくなるほど、最小加減速度GMINは小さくなる(減速度が大きくなる)。
図9は、減少操作検知時操作位置Sdが小さいときの復路制御特性のマップである。
すなわち、減少操作検知時操作位置Sdが予め定められた閾値th未満のときには、最小加減速度GMINを、第一基準値Gs1MINよりも大きい(絶対値は小さい)負側の第二基準値Gs2MINに設定する。
操作位置Sが(Sd−α)から減少操作検知時操作位置Sdの範囲にあれば、目標加減速度Gが減少操作検知時目標加減速度Gdを維持する。また、操作位置Sが減少操作検知時操作位置Sdから最大操作位置SMAXの範囲にあれば、前述した往路制御特性の特性線L1に従う。なお、減少操作検知時操作位置Sdが最大操作位置SMAXであれば、必然的に特性線L1に従う領域が消失する。
このようにして、復路制御特性のマップを設定する。
続くステップS115では、切換えフラグfsを1にセットする。
続くステップS116では、図6の復路制御特性に従ったマップを参照し、アクセルペダル8の操作位置Sに応じて目標加減速度Gを算出してから前記ステップS107に移行する。
続くステップS118では、目標加減速度Gに演算周期毎に予め定められたΔGずつ加算することにより、目標加減速度Gを予め定められた変化速度で0へと復帰させる。
ステップS120では、切換えフラグfsを0にリセットしてから前記ステップS107に移行する。
ステップS122では、検知フラグfdを0にリセットしてから前記ステップS106に移行する。
先ず、比較例について説明する。
従来から、アクセルペダル8にブレーキペダルの機能を統合し、アクセルペダル8の操作だけで車両を加速させたり減速させたりする技術思想があり、例えばアクセルペダル8の操作位置(絶対位置)だけで、車両の加減速を切換えるものがある。
図10は、比較例の概念図である。
すなわち、操作位置が小さい領域では、アクセルペダル8を踏み戻すほど車両を減速させることができ、操作位置が大きい領域では、アクセルペダル8を踏み増すほど車両を加速させることができる。しかしながら、操作位置が大きい領域になるまで加速制御が行われないので、操作位置が0の状態から車両を加速させるには、ある程度までアクセルペダル8を踏み込んで、加速制御が開始される位置を探さなければならない。したがって、運転者にとって加速が開始されるアクセル踏み込み開度を探る動作が運転負担となる可能性があった。
本実施形態は、アクセルペダル8の操作位置Sに応じて車両の加減速度を制御すると共に、増加操作の場合と減少操作の場合とで、操作位置Sに応じた加減速度の制御特性を変化させるものである。
図11は、本実施形態の動作を示す一例である。
先ず、運転者がアクセルペダル8を踏み込んでいないとする。このとき、アクセルペダル8は非操作位置S0にあるので(S102の判定が“Yes”)、アクセルペダル8を非操作位置S0から踏み込んでゆくときの往路制御特性となるマップを設定する(S103)。この往路制御特性では、点A[S1,0]と点B[SMAX,GMAX]とを結ぶ特性線L1を設定する。
これにより、上り勾配では、車両が加速しやすくなり、下り勾配では、車両が加速しにくくなる。したがって、アクセルペダル8の踏み込み量を同一としても、上り勾配であっても下り勾配であっても、平坦路のときと同等の加速度を得られる。したがって、平坦路のときと同じ感覚でアクセルペダル8を踏み込んでも、加速度の過不足を抑制し、運転者の意図した加速度を達成することができる。
そして、操作位置Sが減少操作検知時操作位置Sdから(Sd−α)までの範囲で減少するときには(S111の判定が“No”)、減少操作検知時目標加減速度Gdを維持する(S112)。これは、減少操作が運転者の意図的なものであるか否かを判定するための猶予区間である。
そして、操作位置Sが点Eから点Fの不感帯βにあれば、目標加減速度Gを0に設定する(S116)。すなわち、駆動力制御装置6を介して駆動力を0にすると共に、ブレーキアクチュエータ7を介して制動力を0にする。このとき、車両は惰性によって走行状態を維持する。このように、減速側と加速側との境界に不感帯βを設けているので、運転者は減速側から加速側への切換え位置、及び加速側から減速側への切換え位置を容易に把握することができる。
さらに、最小加減速度GMINは、減少操作検知時操作位置Sdに応じて設定する。具体的には、減少操作検知時操作位置Sdが予め定められた閾値th未満のときには、最小加減速度GMINを、第一基準値Gs1MINよりも大きい(絶対値は小さい)負側の第二基準値Gs2MINに設定する。
そして、目標加減速度Gが0まで復帰したら(S119の判定が“Yes”)、切換えフラグfsを0にリセットする(S120)。そして、駆動力制御装置6を介して駆動力を0にすると共に、ブレーキアクチュエータ7を介して制動力を0にする。このとき、車両は惰性によって走行状態を維持する。
また、増加操作のときには、ワンペダル方式ではないコンベンショナルな車両と同様の加速特性を得ることができ、一方の減少操作では、ワンペダル方式に基づく加速特性と減速特性を得ることができる。
また、本実施形態では、運転者が足で操作するアクセルペダル8について説明したが、これに限定されるものではなく、運転者が手で操作するアクセルレバーに本実施形態を適用してもよい。
以上より、アクセルペダル8が「アクセル操作子」に対応し、加減速度制御処理が「加減速度制御手段」に対応する。
(1)本実施形態の加減速度制御装置によれば、増加操作の場合と減少操作の場合とで、操作位置Sに応じた目標加減速度Gの制御特性を変化させている。
このように、増加操作の場合と減少操作の場合とで、操作位置Sに応じた目標加減速度Gの制御特性を変化させることで、同じ操作位置Sであっても、減少操作のときには車両を減速させ、増加操作のときには車両を加速させることができる。したがって、増加操作の初期から車両を加速させることもできるので、従来技術のように加速制御が開始される位置を探す必要がなく、操作性が向上する。
このように、増加操作のときには、ワンペダル方式ではないコンベンショナルな車両と同様の加速特性を得ることができる。
このように、減少操作のときには、ワンペダル方式に基づく加速特性と減速特性を得ることができる。
このように、再増加操作のときにも、ワンペダル方式に基づく加速特性と減速特性を得ることができる。
このように、路面勾配に応じて最大加減速度GMAXを可変とすることで、平坦路のときと同じ感覚でアクセルペダル8を踏み込んでも、加速度の過不足を抑制し、運転者の意図した加速度を達成することができる。
このように、路面勾配に応じて最大加減速度GMAXを可変とすることで、平坦路のときと同じ感覚でアクセルペダル8を踏み戻しても、減速度の過不足を抑制し、運転者の意図した減速度を達成することができる。
このように、減少操作検知時操作位置Sdに応じて最小加減速度GMINを可変とすることで、無駄な減速を抑制すると共に、ピッチ挙動など発生も抑制することができる。
このように、増加操作の場合と減少操作の場合とで、操作位置Sに応じた目標加減速度Gの制御特性を変化させることで、同じ操作位置Sであっても、減少操作のときには車両を減速させ、増加操作のときには車両を加速させることができる。したがって、増加操作の初期から車両を加速させることもできるので、従来技術のように加速制御が開始される位置を探す必要がなく、操作性が向上する。
本実施形態では、減少操作の際に、操作位置Sが非操作位置S0まで戻されたときに、目標加減速度Gを徐々に0に戻しているが、これに限定されるものではない。例えば、操作位置Sが非操作位置S0まで戻された後も、最小加減速度GMINを維持し、その後の増加操作を検知したときに、目標加減速度Gを0まで戻し、操作位置Sが初期位置S1を超えた時点から目標加減速度Gを正側に増加させてもよい。
2 アクセルセンサ
3 加速度センサ
4 シフトセンサ
5 コントローラ
6 駆動力制御装置
7 ブレーキアクチュエータ
8 アクセルペダル
10 マスターシリンダ
11FL〜11RR 各ホイールシリンダ
12A・12B ゲートバルブ
13FL〜13RR インレットバルブ
14 アキュムレータ
15FL〜15RR アウトレットバルブ
16A・16B ゲートバルブ
17 ポンプ
18 ダンパー室
fd 検知フラグ
fs 切換えフラグ
Gd 減少操作検知時目標加減速度
GMAX 最大加減速度
GMIN 最小加減速度
Gs1MIN 第一基準値
Gs2MIN 第二基準値
GsMAX 基準値
ka 勾配係数
kr 勾配係数
S 操作位置
S0 非操作位置
S1 初期位置
Sd 減少操作検知時操作位置
SMAX 最大操作位置
th 閾値
α 設定値
β 不感帯
Claims (7)
- 非操作位置から最大操作位置までの範囲で運転者が操作可能なアクセル操作子と、
前記アクセル操作子の操作位置に応じて車両の加減速度を制御する加減速度制御手段と、を備え、
前記アクセル操作子の操作位置を前記最大操作位置に向けて増加させる操作を増加操作とし、前記増加操作の後に前記アクセル操作子の操作位置を前記非操作位置に向けて減少させる操作を減少操作とし、
加減速度の正値を加速度とし、負値を減速度とし、
前記減少操作を検知した時点の前記操作位置及び前記加減速度を、夫々、減少操作検知時操作位置及び減少操作検知時加減速度とし、
前記加減速度制御手段は、
前記増加操作の場合と前記減少操作の場合とで、前記操作位置に応じた前記加減速度の制御特性を変化させ、
前記減少操作を検知した場合、
前記アクセル操作子の操作位置が前記減少操作検知時操作位置から前記非操作位置まで減少するときに、車両の加減速度が前記減少操作検知時加減速度から予め定められた負側の最小加減速度まで減少する特性である復路制御特性に従うことを特徴とする加減速度制御装置。 - 加減速度の正値を加速度と定義し、負値を減速度と定義し、
前記加減速度制御手段は、
前記増加操作を検知した場合、
前記アクセル操作子の操作位置が前記非操作位置から前記最大操作位置まで増加するときに、車両の加減速度が0から予め定められた正側の最大加減速度まで増加する特性である往路制御特性に従うことを特徴とする請求項1に記載の加減速度制御装置。 - 前記減少操作の後に前記非操作位置を除く範囲で前記アクセル操作子の操作位置を前記最大操作位置に向けて増加させる操作を再増加操作と定義し、
前記加減速度制御手段は、
前記再増加操作を検知した場合、
前記アクセル操作子の操作位置が前記非操作位置を超え且つ前記減少操作検知時操作位置までの範囲にあれば、前記復路制御特性に沿って車両の加減速度を増加させ、
前記アクセル操作子の操作位置が前記減少操作検知時操作位置から前記最大操作位置までの範囲にあれば、前記往路制御特性に沿って車両の加減速度を増加させることを特徴とする請求項1又は2に記載の加減速度制御装置。 - 前記加減速度制御手段は、
車両の進行方向に対して路面が上り勾配であるほど、前記最大加減速度を大きくし、
車両の進行方向に対して路面が下り勾配であるほど、前記最大加減速度を小さくすることを特徴とする請求項2に記載の加減速度制御装置。 - 前記加減速度制御手段は、
車両の進行方向に対して路面が上り勾配であるほど、前記最小加減速度を大きくし、
車両の進行方向に対して路面が下り勾配であるほど、前記最小加減速度を小さくすることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の加減速度制御装置。 - 前記加減速度制御手段は、
前記減少操作検知時操作位置が小さいほど、前記最小加減速度を大きくすることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の加減速度制御装置。 - アクセル操作子を非操作位置から最大操作位置までの範囲で操作可能とし、
前記アクセル操作子の操作位置を前記最大操作位置に向けて増加させる操作を増加操作とし、前記増加操作の後に前記アクセル操作子の操作位置を前記非操作位置に向けて減少させる操作を減少操作とし、
加減速度の正値を加速度とし、負値を減速度とし、
前記減少操作を検知した時点の前記操作位置及び前記加減速度を、夫々、減少操作検知時操作位置及び減少操作検知時加減速度とし、
前記アクセル操作子の操作位置に応じて車両の加減速度を制御すると共に、前記増加操作の場合と前記減少操作の場合とで、前記操作位置に応じた前記加減速度の制御特性を変化させ、
前記減少操作を検知した場合、
前記アクセル操作子の操作位置が前記減少操作検知時操作位置から前記非操作位置まで減少するときに、車両の加減速度が前記減少操作検知時加減速度から予め定められた負側の最小加減速度まで減少する特性である復路制御特性に従うことを特徴とする加減速度制御方法。
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