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JP5849013B2 - 屋根構造 - Google Patents

屋根構造

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JP5849013B2
JP5849013B2 JP2012102279A JP2012102279A JP5849013B2 JP 5849013 B2 JP5849013 B2 JP 5849013B2 JP 2012102279 A JP2012102279 A JP 2012102279A JP 2012102279 A JP2012102279 A JP 2012102279A JP 5849013 B2 JP5849013 B2 JP 5849013B2
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

本発明は、施工性及びメンテナンス性を向上しうる屋根構造に関する。
図6に示されるように、第1の屋根面a1と、該第1の屋根面a1とは異なる第2の屋根面a2とが交差する棟bを有する屋根構造(例えば、寄棟屋根又は入母屋屋根)が一般的に知られている。このような屋根構造の棟bには、各屋根面a1、a2に配された屋根葺材c1、c2の棟b側の端縁e1、e2を覆って、棟bに沿ってのびる棟カバーdが配置されている。
前記棟カバーdは、例えば、第1の屋根面a1の屋根葺材c1側を覆う第1棟カバー部f1と、第2の屋根面a2の屋根葺材c2側を覆う第2棟カバー部f2とを含む。これらの第1棟カバー部f1及び第2棟カバー部f2は一体に形成され、第1の屋根面a1及び第2の屋根面a2にそれぞれ固着されている。関連する技術としては、次のものがある。
特開2011−32854号公報
上記のような棟カバーdは、第1棟カバー部f1及び第2棟カバー部f2が一体に形成されているため、第1棟カバー部f1及び第2棟カバー部f2の双方を、第1の屋根面a1及び第2の屋根面a2に、同時に取り付けなければならない。このため、棟カバーdの取り付け作業の自由度に欠ける。
また、例えば、第1の屋根面a1又は第2の屋根面a2の一方側のみを修理する場合、第1棟カバー部f1及び第2棟カバー部f2の双方を、屋根面から取り外す必要があった。このため、上述のような屋根構造では、メンテンナンス性が低下するという問題もあった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、第1の屋根面に配された第1棟カバーと、第2の屋根面に配された第2棟カバーとを、それぞれ独立して取り外し可能に屋根面に固着することを基本として、取付作業性及びメンテナンス性を向上しうる屋根構造を提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、第1の屋根面と、該第1の屋根面とは異なる第2の屋根面とが交差する棟を有した屋根構造であって、前記第1の屋根面に配された屋根葺材の棟側の端縁を覆って該棟に沿ってのびる第1棟カバーと、前記第2の屋根面に配された屋根葺材の棟側の端縁を覆って該棟に沿ってのびる第2棟カバーとが設けられ、前記第1棟カバーと、前記第2棟カバーとは、それぞれ独立して取り外し可能に各屋根面に固着されており、前記第1棟カバーと前記第2棟カバーとの間には隙間が設けられていることを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、前記第1棟カバー及び前記第2棟カバーの下方には、前記第1棟カバーと前記第2棟カバーとの間から浸入する雨を前記棟に沿って案内する樋状部材が設けられる請求項1に記載の屋根構造である。
また、請求項記載の発明は、前記第1の屋根面おける野地板から前記屋根葺材の棟側の端縁までの最大高さは、前記第2の屋根面における野地板から前記屋根葺材の棟側の端縁までの最大高さと異なる請求項1又は2に記載の屋根構造である。
また、請求項記載の発明は、前記棟と直角な断面において、前記棟から前記第1の屋根面の前記屋根葺材の棟側の端縁までの最小長さは、前記棟から前記第2の屋根面の前記屋根葺材の棟側の端縁までの最小長さと異なる請求項1乃至のいずれかに記載の屋根構造である。
また、請求項記載の発明は、前記第1の屋根面の前記屋根葺材は瓦であり、前記第2の屋根面の前記屋根葺材が太陽光発電パネルである請求項1乃至のいずれかに記載の屋根構造である。
また、請求項記載の発明は、前記第1棟カバーは、第1の支持材を用いて前記屋根面に固着され、前記第1の支持材は、下端部が前記第2の屋根面の野地板に固着されるとともに上端部が前記棟を越えて第1の屋根面上に位置して前記第1棟カバーを支持し、前記第2棟カバーは、第2の支持材を用いて前記屋根面に固着され、前記第2の支持材は、下端部が前記第1の屋根面の野地板に固着されるとともに上端部が前記棟を越えて第2の屋根面上に位置して前記第2棟カバーを支持し、前記第1の支持材と、前記第2の支持材とが、前記棟に沿って交互に配置されている請求項1乃至のいずれかに記載の屋根構造である。
また、請求項記載の発明は、前記第1の支持材は、前記第2の屋根面の前記野地板に沿って位置する基部と、該基部に連なりかつ前記第1の屋根面上で水平にのびる水平部と、該水平部から上方にのびる立片部と、該立片部の上端で折れ曲がりかつ下地材を介して前記第1棟カバーに固着される支持部とを有し、前記第2の支持材は、前記第1の屋根面の前記野地板に沿って位置する基部と、該基部に連なりかつ前記第2の屋根面上で水平にのびる水平部と、該水平部から上方にのびる立片部と、該立片部の上端で折れ曲がりかつ下地材を介して前記第2棟カバーに固着される支持部とを有し、前記第1の支持材と前記第2の支持材との間かつ前記水平部の上面に前記棟に沿ってのびる下地棟材が支持され、該下地棟材の上に、前記第1棟カバーと前記第2棟カバーとの間から浸入する雨を前記棟に沿って案内する樋状部材が設けられている請求項記載の屋根構造である。また、請求項8記載の発明は、第1の屋根面と、該第1の屋根面とは異なる第2の屋根面とが交差する棟を有した屋根構造であって、前記第1の屋根面に配された屋根葺材の棟側の端縁を覆って該棟に沿ってのびる第1棟カバーと、前記第2の屋根面に配された屋根葺材の棟側の端縁を覆って該棟に沿ってのびる第2棟カバーとが設けられ、前記第1棟カバーと、前記第2棟カバーとは、それぞれ独立して取り外し可能に各屋根面に固着されており、前記第1棟カバーは、第1の支持材を用いて前記屋根面に固着され、前記第1の支持材は、下端部が前記第2の屋根面の野地板に固着されるとともに上端部が前記棟を越えて第1の屋根面上に位置して前記第1棟カバーを支持し、前記第2棟カバーは、第2の支持材を用いて前記屋根面に固着され、前記第2の支持材は、下端部が前記第1の屋根面の野地板に固着されるとともに上端部が前記棟を越えて第2の屋根面上に位置して前記第2棟カバーを支持し、前記第1の支持材と、前記第2の支持材とが、前記棟に沿って交互に配置されていることを特徴とする。
本発明の屋根構造は、第1の屋根面に配された第1棟カバーと、第2の屋根面に配された第2棟カバーとが、それぞれ独立して取り外し可能に屋根面に固着されている。このような屋根構造は、第1の屋根面及び第2の屋根面に、第1棟カバー及び第2棟カバーを独立して固着することができる。このため、第1の屋根面と第2の屋根面とを、夫々独立して仕上げることができ、取付作業性の自由度が向上し、ひいては施工性が向上する。
さらに、本発明の屋根構造は、第1棟カバー又は第2棟カバーの一方のみを取り外して、第1の屋根面又は第2の屋根面を修理することができるため、メンテナンス性が向上する。
本発明の屋根構造が用いられた住宅の斜視図である。 本実施形態の屋根構造の隅棟付近の部分斜視図である。 図1のA−A断面図である。 図3の分解図である。 他の実施形態の屋根構造の断面図である。 従来の屋根構造の部分断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1示されるように、本発明の屋根構造は、例えば、住宅等の建物1の屋根2に採用することができる。この屋根2は、例えば、4つの屋根面3を有する寄棟屋根である場合が示される。
前記屋根構造は、第1の屋根面3Aと、該第1の屋根面3Aとは異なる第2の屋根面3Bとが交差する棟4を有する。この棟4は、屋根2の頂部で水平にのびる大棟4Aと、該大棟4Aの両端から屋根2の隅に向かってのびる隅棟4Bとを含む。
図2及び図3には、第1の屋根面3Aが東側を向き、かつ第2の屋根面3Bが南側を向くとともに、棟4が隅棟4Bである場合が示される。図3に示されるように、これらの第1の屋根面3A及び第2の屋根面3Bには、垂木5等で支持された野地板6と、該野地板6の上に配置される屋根葺材7とが設けられている。
前記野地板6は、例えば、強度の高い構造用合板からなり、垂木5の勾配に沿って固着されている。また、野地板6の上面には、例えば、防水性に優れるアスファルトルーフィング(図示省略)が配されるのが望ましい。
本実施形態では、第1の屋根面3A側の屋根葺材7が瓦11であり、かつ、第2の屋根面3B側の屋根葺材7が太陽光発電パネル12である。このように、屋根葺材7は、各屋根面3A、3Bで夫々異なるため、第2の屋根面3Bの野地板6から太陽光発電パネル12の隅棟側の端縁7iまでの最大高さH2が、第1の屋根面3Aの野地板6から瓦11の隅棟側の端縁7iまでの最大高さH1よりも大に設定される。
前記瓦11は、図1に示されるように、第1の屋根面3Aにおいて、屋根の流れ方向F及び該屋根の流れ方向Fと交わる向き(水平方向)に複数個配置されている。本実施形態の瓦11は、図3に示されるように、平面視略矩形の板状に形成された基部11aと、基部11aの隅棟側の下面から小長さで突出する係止部11bと、基部11aの軒側(隅棟側と反対方向)の下面から小長さで突出する下突部11cとが設けられている。この瓦11は、第1の屋根面3Aの野地板6の上に固着される横桟13に釘等で固定されている。
本実施形態の太陽光発電パネル12は、第2の屋根面3Bの野地板6と平行にのびるフレーム枠17と、該フレーム枠17の上側で支持される太陽光電池モジュール18から構成されている。この太陽光発電パネル12は、第2の屋根面3Bの野地板6に金属板8を介して固定された支持金具16によって固定された支持金具16によって固定されている。
本実施形態のフレーム枠17は、太陽光電池モジュール18を支持する本体部17Aと、本体部17Aから隅棟側に延びる延長部17Bとを含んでいる。また、フレーム枠17には、延長部17Bの上面に固着される延長カバー19が設けられる。
前記延長カバー19は、延長部17Bの上面に沿ってのびる基部20と、該基部20の隅棟側の端部から上方へのびる立片部21とを含んでいる。また、延長カバー19は、図2に示されるように、隅棟4Bに沿って上下に連続して配置されている。このような延長カバー19は、太陽光電池モジュール18と隅棟4Bとの間に形成される隙間を覆って、野地板6に雨水が浸入するのを防ぐことができる。
本実施形態では、瓦11の隅棟側の端縁7iを覆う第1棟カバー25と、太陽光発電パネル12の隅棟側の端縁7iを覆う第2棟カバー26とが設けられている。図2に示されるように、これらの第1棟カバー25及び第2棟カバー26は、隅棟4Bに沿って上下にのびている。また、第1棟カバー25及び第2棟カバー26は、隅棟4Bの傾斜方向に交互に配置される第1の支持材27及び第2の支持材28によって野地板6に固着されている。
本実施形態の第1棟カバー25は、図3、図4に示されるように、隅棟側から軒側に向かって下方に傾斜してのびる基部31と、該基部31の隅棟側の内縁に連なって下方に折れ曲がる第1垂下部32とを含み、本実施形態では板金からなる。この第1垂下部32は、隅棟4Bを第2の屋根面3B側に越えることなく終端している。
さらに、第1棟カバー25は、基部31の軒側の外縁から瓦11の上面に向かってのびる第2垂下部33と、該第2垂下部33の下端から軒側に折れ曲がる軒側端部34とを含んでいる。この軒側端部34の下面と、瓦11の上面との間には、水密材35が設けられて雨仕舞されている。
また、第1棟カバー25は、図4に示されるように、第1の支持材27に、下地材52を介して取り外し可能に固着される。この第1棟カバー25の固着には、基部31から下地材52に挿通される釘等の固着具36が用いられるのが望ましい。
このような第1棟カバー25は、図3に示されるように、瓦11の端縁7iを確実に覆うとともに、基部31の傾斜によって、該基部31の上面の雨水を瓦11側に円滑に案内することができる。さらに、軒側端部34の下面と瓦11の上面とが、水密材35を介して連結されているため、第1棟カバー25と瓦11との間に隙間が形成されるのを抑制することができる。従って、第1棟カバー25は、防水性及び美観性を向上することができる。
本実施形態の第2棟カバー26は、図4に示されるように、基部41及び第1垂下部42を含み、板金からなる。この第2棟カバー26は、第2の支持材28に、下地材60を介して取り外し可能に固着される。この第2棟カバー26の固着には、第1棟カバー25と同様に、釘等の固着具43(図4に示す)が用いられるのが望ましい。
前記基部41は、第2の屋根面3Bの野地板6に沿った傾斜でのび、その軒側の外縁41oが、太陽光発電パネル12の端縁7iよりも軒側に配置されている。図4に示されるように、隅棟4Bと直角な断面において、基部41の長さL2が、第1棟カバー25の基部31の長さL1よりも小に設定されている。また、第1垂下部42は、隅棟4Bを第1の屋根面3A側に越えることなく終端している。
このような第2棟カバー26は、図3に示されるように、太陽光発電パネル12の端縁7iを確実に覆う。また、第2棟カバー26は、基部41の傾斜によって、該基部41の上面の雨水を太陽光発電パネル12側に円滑に案内することができる。従って、第2棟カバー26は、防水性及び美観性を向上することができる。
しかも、本実施形態の第2棟カバー26には、第1棟カバー25の第2垂下部33及び軒側端部34が設けられていない。これにより、太陽光発電パネル12の前記最大高さH2が、瓦11の前記最大高さH1よりも大であっても、第2棟カバー26は、太陽光発電パネル12に干渉するのを防ぎつつ、太陽光発電パネル12の隅棟側の端縁7iを確実に覆うことができる。
このように、本発明の屋根構造は、第1棟カバー25と第2棟カバー26とが別部材として形成されているため、第1の屋根面3A及び第2の屋根面3Bに独立して固着することができる。従って、本発明では、第1の屋根面3Aと第2の屋根面3Bとを夫々個別に仕上げることができるため、取付作業性の自由度が向上し、ひいては施工性が向上する。とりわけ、本実施形態のように、各屋根面3A、3Bの屋根葺材7が、瓦11と太陽光発電パネル12とで異なり、かつ夫々の施工開始日及び施工終了日が大きく異なる場合には、施工性を大幅に向上することができる。
また、瓦11と太陽光発電パネル12とでは、最大高さH1、H2等が異なるため、第1棟カバー25及び第2棟カバー26を一体として形成すると、その形状が複雑となり、板金では製造が困難となる。しかし、本実施形態では、第1棟カバー25と第2棟カバー26とが別部材として形成されるため、屋根葺材7に応じた形状に夫々作成することができ、各棟カバー25、26の生産性及び屋根葺材7との間の水密性を向上しうる。
また、本発明の屋根構造は、第1棟カバー25又は第2棟カバー26の一方のみを取り外して、第1の屋根面3A又は第2の屋根面3Bを修理することができるため、メンテナンス性が向上する。
また、第1棟カバー25の第1垂下部32と、第2棟カバー26の第1垂下部42との間には、隙間(図示省略)が設けられてもよい。このような隙間は、例えば、第1棟カバー25及び第2棟カバー26が熱で膨張しても、互いに干渉するのを防ぐことができる。
図2及び図4に示されるように、前記第1の支持材27は、第2の屋根面3Bの野地板6に固着される下端部27Aと、該下端部27Aに連なりかつ第1の屋根面3A上で第1棟カバー25が固着される上端部27Bとを含んで構成されている。
第1の支持材27の下端部27Aは、第2の屋根面3Bの野地板6に沿って配置される基部46と、該基部46に連なりかつ隅棟4Bを越えて第1の屋根面3A上で水平にのびる水平部47とを含んでいる。これにより、第1の支持材27の下端部27Aは、隅棟4Bを跨って、各屋根面3A、3Bの両側に配置されている。また、基部46には、該基部46から第2の屋根面3Bの野地板6に向かって、釘等の固着具50が挿通される。これにより、下端部27Aは、第1棟カバー25の荷重を安定して支持することができる。
第1の支持材27の上端部27Bは、水平部47から上方にのびる立片部48と、該立片部48の上端48uで軒側に折れ曲がる支持部49とを含んでいる。これにより、第1支持材27は、断面略逆Z状に形成されている。
第1の支持材27の支持部49は、第1棟カバー25の基部31と平行にのびている。また、支持部49の軒側の端部49oは、第1棟カバー25の第2垂下部33に至ることなく終端している。これにより、支持部49は、第2垂下部33への干渉を防ぎつつ、第1棟カバー25を安定して支持することができる。
さらに、第1の支持材27の支持部49の上面には、隅棟4Bに沿って上下にのびる前記下地材52が配置されている。この下地材52は、例えば、構造用合板からなり、ビス等の固着具53によって、予め支持部49の上面に固定されている。また、下地材52は、隅棟側の端部52iが、第1棟カバー25の第1垂下部32側に配置されるとともに、軒側の端部52oが、第2垂下部33側に配置される。
このような下地材52は、第1棟カバー25の基部31の略全域に亘って配置されるため、第1棟カバー25と第1の支持材27との接触を防ぎつつ、該第1棟カバー25を安定して支持することができる。
前記第2の支持材28は、第1の屋根面3Aの野地板6に固着される下端部28Aと、該下端部28Aに連なりかつ第2の屋根面3B上で第2棟カバー26が固着される上端部28Bとを含んで構成されている。
第2の支持材28の下端部28Aは、第1の屋根面3Aの野地板6に沿って配置される基部55と、該基部55に連なり、かつ隅棟4Bを越えて第2の屋根面3B上で水平にのびる水平部56とを含んでいる。これにより、下端部28Aは、第1の支持材27と同様に、隅棟4Bを跨って各屋根面3A、3Bの両側に配置されるため、第2棟カバー26の荷重を安定して支持することができる。
第2の支持材28の上端部28Bは、水平部56から上方にのびる立片部57と、該立片部57の上端57uで隅棟側に折れ曲がる支持部58とを含んでいる。これにより、第2の支持材28は、断面逆略コ状に形成されている。また、第2の支持材28は、第1の屋根面3Aの野地板6に挿通される釘等の固着具59によって固定されている。
第2の支持材28の支持部58は、第2棟カバー26の基部41と平行にのび、かつその隅棟側の端部58iが、第2棟カバー26の第1垂下部42に至ることなく終端している。このような支持部58は、立片部57の上端57uから隅棟側にのびるため、軒側に配置される太陽光発電パネル12への干渉を確実に防ぎつつ、第2棟カバー25を安定して支持することができる。
さらに、第2の支持材28の支持部58の上面には、前記下地材60が配置されている。本実施形態の下地材60は、隅棟側の端部60iが、第2棟カバー26の第1垂下部42側に配置される。また、軒側の端部60oは、第2の支持材28の立片部57の上端57u付近に配置される。
このように、下地材60は、隅棟4Bと直角な断面において、支持部58と略同一の長さに形成されるため、太陽光発電パネル12への干渉や、第1棟カバー25と第1の支持材27との接触を防ぎつつ、第2棟カバー25を安定して支持することができる。
本実施形態では、第1の支持材27と第2の支持材28との間に、隅棟4Bに沿ってのびる下地棟材63が支持される。この下地棟材63は、断面略矩形の角材からなり、その下面が各水平部47、56の上面に載置され、かつ両側面が各立片部48、57に狭持されている。このような下地棟材63は、隅棟4Bにおいて、第1の支持材27及び第2の支持材28を補強することができるため、第1棟カバー25及び第2棟カバー26を安定して支持することができる。
さらに、本実施形態では、下地棟材63の上、かつ第1棟カバー25及び第2棟カバー26の各第1垂下部32、42の下方に、隅棟4Bに沿ってのびる樋状部材64が設けられている。この樋状部材64は、例えば、下地棟材63の上面に配置される底部64dと、該底部64dの両端から上方に立ち上がる側部64s、64sとを含む溝型をなしている。また、樋状部材64は、側部64s、64sの上端を係止して下地棟材63まで延びる係止部65(図2に示す)が設けられている。この係止部65は、その下端側が、下地棟材63に固定されることにより、樋状部材64を該下地棟材63の上に、安定して固定することができる。
このような樋状部材64は、第1棟カバー25及び第2棟カバー26の各第1垂下部32、42の間から浸入する雨を、隅棟4Bに沿って下方に案内することができる。また、樋状部材64は、側部64s、64sが、第1の支持材27及び第2の支持材28の立片部48、57を補強することができるため、各支持材27、28が第1棟カバー25及び第2棟カバー26を安定して支持するのに役立つ。
本実施形態では、第1の屋根面3Aの屋根葺材7が瓦11であり、かつ第2の屋根面3Bの屋根葺材7が太陽光発電パネル12である場合が例示されたが、このような態様に限定されるわけではない。例えば、各屋根面3A、3Bの各屋根葺材7、7が、瓦11、11のみから構成されても良いし、太陽光発電パネル12、12のみから構成されてもよい。
図5には、本発明の他の実施形態が示される。この実施形態では、第1の屋根面3の屋根葺材7が、太陽光発電パネル(以下、単に「第1の太陽光発電パネル」ということがある)12Aからなり、かつ第2の屋根面3の屋根葺材7が、太陽光発電パネル(以下、単に「第2の太陽光発電パネル」ということがある)12Aからなる場合が示される。この実施形態では、隅棟4Bと直角な断面において、該隅棟4Bから第1の太陽光発電パネル12Aの端縁7iまでの最小長さL3が、該隅棟4Bから第2の太陽光発電パネル12Bの端縁7iまでの最小長さL4よりも大に設定されている。
また、本実施形態の第1棟カバー25は、第2棟カバー26と同様に、基部31及び垂下部32からなり、図3に示した前実施形態の垂下部33及び軒側端部34が含まれていない。さらに、図5に示されるように、基部31の軒側の外縁31oは、第1の太陽光発電パネル12Aの端縁7iよりも軒側に配置されている。
このように、第1の太陽光発電パネル12Aの前記最小長さL3が、第2の太陽光発電パネル12Bの前記最小長さL4と異なる場合であっても、個々に応じた第1棟カバー25を取り付けることにより、該第1の太陽光発電パネル12Aの端縁7iを確実に覆うことができる。
本実施形態では、第1棟カバー25及び第2棟カバー26が、隅棟4Bに設けられるものが示されたが、図1に示した大棟4Aに設けられてもよい。これにより、大棟4Aを挟んで両側に配置される屋根面3、3を夫々独立して、仕上げ又は修理することができ、施工性及びメンテナンス性を向上しうる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
3A 第1の屋根面
3B 第2の屋根面
4 棟
7 屋根葺材
25 第1棟カバー
26 第2棟カバー

Claims (8)

  1. 第1の屋根面と、該第1の屋根面とは異なる第2の屋根面とが交差する棟を有した屋根構造であって、
    前記第1の屋根面に配された屋根葺材の棟側の端縁を覆って該棟に沿ってのびる第1棟カバーと、
    前記第2の屋根面に配された屋根葺材の棟側の端縁を覆って該棟に沿ってのびる第2棟カバーとが設けられ、
    前記第1棟カバーと、前記第2棟カバーとは、それぞれ独立して取り外し可能に各屋根面に固着されており、
    前記第1棟カバーと前記第2棟カバーとの間には隙間が設けられていることを特徴とする屋根構造。
  2. 前記第1棟カバー及び前記第2棟カバーの下方には、前記第1棟カバーと前記第2棟カバーとの間から浸入する雨を前記棟に沿って案内する樋状部材が設けられる請求項1に記載の屋根構造。
  3. 前記第1の屋根面おける野地板から前記屋根葺材の棟側の端縁までの最大高さは、前記第2の屋根面における野地板から前記屋根葺材の棟側の端縁までの最大高さと異なる請求項1又は2に記載の屋根構造。
  4. 前記棟と直角な断面において、前記棟から前記第1の屋根面の前記屋根葺材の棟側の端縁までの最小長さは、前記棟から前記第2の屋根面の前記屋根葺材の棟側の端縁までの最小長さと異なる請求項1乃至3のいずれかに記載の屋根構造。
  5. 前記第1の屋根面の前記屋根葺材は瓦であり、前記第2の屋根面の前記屋根葺材が太陽光発電パネルである請求項1乃至4のいずれかに記載の屋根構造。
  6. 前記第1棟カバーは、第1の支持材を用いて前記屋根面に固着され、
    前記第1の支持材は、下端部が前記第2の屋根面の野地板に固着されるとともに上端部が前記棟を越えて第1の屋根面上に位置して前記第1棟カバーを支持し、
    前記第2棟カバーは、第2の支持材を用いて前記屋根面に固着され、
    前記第2の支持材は、下端部が前記第1の屋根面の野地板に固着されるとともに上端部が前記棟を越えて第2の屋根面上に位置して前記第2棟カバーを支持し、
    前記第1の支持材と、前記第2の支持材とが、前記棟に沿って交互に配置されている請求項1乃至5のいずれかに記載の屋根構造。
  7. 前記第1の支持材は、前記第2の屋根面の前記野地板に沿って位置する基部と、該基部に連なりかつ前記第1の屋根面上で水平にのびる水平部と、該水平部から上方にのびる立片部と、該立片部の上端で折れ曲がりかつ下地材を介して前記第1棟カバーに固着される支持部とを有し、
    前記第2の支持材は、前記第1の屋根面の前記野地板に沿って位置する基部と、該基部に連なりかつ前記第2の屋根面上で水平にのびる水平部と、該水平部から上方にのびる立片部と、該立片部の上端で折れ曲がりかつ下地材を介して前記第2棟カバーに固着される支持部とを有し、
    前記第1の支持材と前記第2の支持材との間かつ前記水平部の上面に前記棟に沿ってのびる下地棟材が支持され、
    該下地棟材の上に、前記第1棟カバーと前記第2棟カバーとの間から浸入する雨を前記棟に沿って案内する樋状部材が設けられている請求項6記載の屋根構造。
  8. 第1の屋根面と、該第1の屋根面とは異なる第2の屋根面とが交差する棟を有した屋根構造であって、
    前記第1の屋根面に配された屋根葺材の棟側の端縁を覆って該棟に沿ってのびる第1棟カバーと、
    前記第2の屋根面に配された屋根葺材の棟側の端縁を覆って該棟に沿ってのびる第2棟カバーとが設けられ、
    前記第1棟カバーと、前記第2棟カバーとは、それぞれ独立して取り外し可能に各屋根面に固着されており、
    前記第1棟カバーは、第1の支持材を用いて前記屋根面に固着され、
    前記第1の支持材は、下端部が前記第2の屋根面の野地板に固着されるとともに上端部が前記棟を越えて第1の屋根面上に位置して前記第1棟カバーを支持し、
    前記第2棟カバーは、第2の支持材を用いて前記屋根面に固着され、
    前記第2の支持材は、下端部が前記第1の屋根面の野地板に固着されるとともに上端部が前記棟を越えて第2の屋根面上に位置して前記第2棟カバーを支持し、
    前記第1の支持材と、前記第2の支持材とが、前記棟に沿って交互に配置されていることを特徴とする屋根構造。
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