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JP5838878B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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JP5838878B2
JP5838878B2 JP2012064504A JP2012064504A JP5838878B2 JP 5838878 B2 JP5838878 B2 JP 5838878B2 JP 2012064504 A JP2012064504 A JP 2012064504A JP 2012064504 A JP2012064504 A JP 2012064504A JP 5838878 B2 JP5838878 B2 JP 5838878B2
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Description

本発明は,使い捨ておむつに関する。具体的に説明すると,本発明は,前身頃に図柄を付した使い捨ておむつであって,図柄の上方が股下部側を向いて描画され,下方がウエスト側を向いて描画された使い捨ておむつに関するものである。
従来から,使い捨ておむつにおいては,胴回り部に動物や乗り物,キャラクターといった図柄を表示したものが数多く出回っている。子供が喜ぶであろうと考えられる図柄をおむつに付すことによって,おむつの交換時に乳幼児や幼児を喜ばせることができる。これにより,ユーザ(例えば,母親や子供)の購買意欲を高めることができるとされている。また,図柄を施した使い捨ておむつには,おむつ換えを嫌がり,逃げたり暴れたりする乳幼児や幼児を大人しくする効果がある。
また,近年,おむつ離れをする年齢が上がっていることもあり,幼児自らがおむつを装着する機会も増えており,図柄によって幼児の装着意欲を引き出したり,おむつの前後が区別できるようにする技術が提案されている。
特許文献1には,おむつのバックシート及びフロントシートに全体的にデザインを施した使い捨ておむつが開示されている。使い捨ておむつに施されたデザインは,例えば動物や乗り物,あるいはキャラクターといった幼児が好み,あるいは関心を示す図柄がおむつ全体に施されるように多数配置されている。これらのデザインは,幼児の興味を引くことができるとされている。
特開2007−236967号公報
しかしながら,従来の図柄を施した使い捨ておむつは,装着時に図柄の上下が逆に見えてしまい,期待したほど幼児の興味を引くものではなかった。このため,おむつの交換時に,乳幼児や幼児を十分に喜ばせることができないという問題があった。図柄が乳幼児や幼児の興味を引かない場合は,おむつ交換を嫌がることを抑えることができず,保護者等のおむつ交換の負担が軽減されないという問題もあった。
また,幼児が自らウエスト開口部を両手で持っておむつを履こうとすると,図柄が上下逆向きに見えてしまうため,装着意欲が高まらないという問題があった。
このため,現在は,乳幼児や幼児の興味を引きやすい図柄を施した使い捨ておむつが求められている。
そこで,本発明者は,上記従来技術の問題点を解消するために鋭意検討した結果,図柄の上部を股下部側に,図柄の下部をウエスト側に描画することにより,装着時に幼児が図柄を正方向の向きから視認することができ,幼児の関心や興味を集めることができるという知見を得た。
具体的に,本発明は,以下の構成を有する。
本発明は,前身頃1,後身頃2,及び前身頃1と後身頃2の間に位置する股下部3から構成され,前身頃1に,第1の図柄10が付された使い捨ておむつに関するものである。本発明の第1の図柄10は,上下非対称の図柄であり,第1の図柄10の上方が股下部3側を向いて描画され,下方がウエスト側を向いて描画されている。
上記構成のように,第1の図柄10の上方が股下部3側を向いて描画され,下方がウエスト側を向いて描画されることによって,乳幼児や幼児がおむつを装着した際に,乳幼児や幼児は,第1の図柄10を正方向から見ることができる。これにより,乳幼児や幼児は第1の図柄10を認識しやすくなる。その結果,第1の図柄10に,乳幼児や幼児の興味や関心を強く引きつけることができる。
乳幼児や幼児の関心や興味を第1の図柄10に引きつけることにより,乳幼児や幼児がおむつ交換を嫌がる程度や頻度を減らすことができる。これにより,保護者等のおむつ交換の負担を軽減することができる。
さらに,第1の図柄10を正方向から見ることができるようにすることで,幼児のおむつの装着意欲を高めることができる。これにより,幼児が自らおむつを履くという行為を助長することができる。
本発明の好ましい態様は,後身頃2にも第2の図柄20が描画されている。ここで,第2の図柄20は,上下非対称の図柄であり,第2の図柄20の上方がウエスト側を向いて描画され,下方が股下部3側を向いて描画されている。
上記構成とすることで,おむつのシートに,第1の図柄10と第2の図柄20を同じ向きに描画することができる。これにより,図柄をおむつに付する工程を簡略化することができる。
また,第2の図柄20は,保護者等からみて正方向であるため,保護者等は図柄を見てそのデザインを楽しむことができる。
本発明の好ましい態様は,前身頃1に,さらに,文字又は第3の図柄50が印字されており,文字又は第3の図柄50の上方がウエスト側を向いて印字され,文字又は第3の図柄50の下方が股下部3側を向いて印字されている。
上記構成とすることで,保護者等のおむつを着用させる者に,おむつの前後方向を正しく認識させることができる。おむつの前後方向を認識させることができる文字が印字されていることにより,第1の図柄10がおむつを着用させる者から見て上下逆向きとなっていても,おむつの前後方向を誤認させることがない。
本発明の好ましい態様は,第1の図柄10は,キャラクターの顔を含み,第1の図柄10の上方は,キャラクターの頭部側であり,第1の図柄10の下方は,キャラクターの顎部側である。
上記構成とすることで,乳幼児や幼児はお気に入りのキャラクターの顔を正方向から見ることができる。これにより,乳幼児や幼児の興味や関心を強く引きつけることができる。
本発明は,図柄の上部を股下部側に,図柄の下部をウエスト側に描画することにより,乳幼児や幼児の関心や興味を強く引きつけることができる使い捨ておむつを得ることができる。これにより,おむつ交換時やおむつ着用時に乳幼児や幼児を効果的に喜ばせることができる。
また,本発明は,乳幼児や幼児の関心や興味を引きつけることにより,おむつ交換をスムーズに行うことができる。これにより,保護者等のおむつ交換の負担を軽減することができる。
さらに,本発明は,図柄10を正方向から見ることができるようにすることで,幼児のおむつの装着意欲を高めることができる。これにより,幼児が自らおむつを履くという行為を助長することができる。
図1は,図柄が施されたパンツ型使い捨ておむつの例を示す斜視図である。 図2は,図柄が施されたパンツ型使い捨ておむつの例を示す展開図である。 図3は,図柄が施されたパンツ型使い捨ておむつの例を示す展開図である。 図4は,図柄が施されたパンツ型使い捨ておむつの例を示す展開図である。る。 図5は,図柄が施されたテープ型使い捨ておむつの例を示す展開図である。る。 図6は,従来の図柄が施されたパンツ型使い捨ておむつの例を示す展開図である。
以下,本発明を実施するための形態について説明する。本発明は,以下に説明する形態に限定されるものではなく,以下の形態から当業者が自明な範囲で適宜修正したものも含む。
(1.使い捨ておむつの基本構成)
本発明は,例えば,公知のパンツ型の使い捨ておむつや,テープ型の使い捨ておむつに広く適用可能である。パンツ型の使い捨ておむつは,前身頃と後身頃の両側部が予め接合されたタイプの使い捨ておむつである。パンツ型の使い捨ておむつとしては,吸収性本体が載置される外装体が前身頃から後身頃に掛けて一体となった一体型のものであってもよいし,外装体が前身頃及び後身頃で分離され,前身頃外装体と後身頃外装体の間に吸収性本体が架橋された架橋型のものであってもよい。また,テープ型の使い捨ておむつは,前身頃又は後身頃の両側部に接着テープが取り付けられ,着用時に接着テープを利用して前身頃と後身頃を接着させるタイプの使い捨ておむつである。
以下では,主に,これらの種々のタイプの使い捨ておむつのうち,パンツ型の使い捨ておむつを例に挙げて,本発明の内容を具体的に説明する。
図1は,パンツ型の使い捨ておむつの例を示す斜視図であり,前身頃1に第1の図柄10が描画されたものである。図2は,使い捨ておむつの例を示す展開図であり,使い捨ておむつを,装着時において着用者の肌に当接しない面(肌非当接面)側から見た状態を示している。
図1及び図2に示されるように,使い捨ておむつ100は,前身頃1から後身頃2にかけて形成された外装体30と,この外装体30の肌当接面側に股下部3を中心として固定された吸収性本体40を有する。図2の展開図に示されるように,外装体30は,装着時において着用者の両脚部が位置する股下部3の部分がくり抜かれた形状となっている。また,吸収性本体40は,股下部3を中心として前身頃1側から後身頃2側に掛けて延びる略矩形状に形成されている。吸収性本体40は,着用者の尿などの排泄物を吸収し保持するための各種吸収性部材によって構成される。
図2に示された展開状態から,外装体30における前身頃1と後身頃2の幅方向両端部を接合することにより,図1に示される状態に組み上がる。図1に示されるように,パンツ型の使い捨ておむつ100では,おむつの長手方向における前身頃1の端縁と後身頃2の端縁により,ウエスト開口部5が形成される。また,前身頃1と後身頃2の両端部同士が接合されることにより,装着時に着用者の脚部周りに位置する脚部周り開口部6が形成される。このため,着用者は,ウエスト開口部5から両脚部を入れ,各脚部を脚部周り開口部6から出すことで,パンツ型の使い捨ておむつ100を装着できる。
前身頃1には,第1の図柄10が描画されている。第1の図柄10の上方は股下部3側を向いて描画され,下方はウエスト側を向いて描画される。これにより,乳幼児や幼児がおむつを装着した際に,乳幼児や幼児は,図柄10を正方向から見ることができる。その結果,図柄10に,乳幼児や幼児の興味や関心を強く引きつけることができる。
(2.使い捨ておむつの各部構成)
以下,本発明に係るパンツ型使い捨ておむつの各部の構成について説明する。
(2−1.外装体)
使い捨ておむつ100の外装体30は,吸収性本体40を着用者の身体にあてがった状態で保持するための部材である。図2に示されるように,外装体30は,基本的に,アウターシート31と,インナーシート32と,複数のウエスト伸縮部材33と,複数のレッグ伸縮部材37とを有している。また,外装体30は,複数のタミー伸縮部材35やクッション形成シートを有するものであっても良い。
アウターシート31とインナーシート32の間には,複数のウエスト伸縮部材33よりもおむつの股下部3寄りの位置に,複数のタミー伸縮部材35が伸長状態で固定されている。複数のタミー伸縮部材35は,おむつの幅方向に沿って伸長状態で固定されており,この複数のタミー伸縮部材35が収縮することにより,前身頃1と後身頃2の腹周りにタミーギャザー36が形成される。
また,アウターシート31とインナーシート32の間には,装着時に着用者の両脚部が位置するくり抜かれた部分に沿って,複数のレッグ伸縮部材37が伸長状態で固定されている。レッグ伸縮部材37が収縮することにより,装着時における着用者の両脚部周りの位置に,レッグギャザー38が形成される。
本実施の形態において,外装体30は,肌非当接面側の最外層にアウターシート31を備えている。アウターシート31を構成する材料としては,織布や不織布が用いることができ,特にポリエチレン,ポリプロピレン,又はポリエステルのような熱可塑性樹脂からなる不織布又は湿式不織布を用いることが好ましい。なお,本願明細書において,「アウターシート」とは,ウエスト伸縮部材33が固定されるシート材を意味する。このため,アウターシート31は,必ずしも使い捨ておむつの最外層に位置するものに限られない。例えば,アウターシート31の肌非当接面側を覆うように,さらに他のシート材をアウターシート31に対して接合することとしてもよい。
アウターシート31の肌当接面側には,インナーシート32が配設される。インナーシート32は,アウターシート31との間において複数のタミー伸縮部材35や複数のレッグ伸縮部材37を挟持する。また,インナーシート32は,ウエスト開口部5を形成する両端縁近傍のウエスト端部4の位置までは達しない長さで,アウターシート31に貼合されている。このため,アウターシート31との間で,複数のウエスト伸縮部材33うちの全部を挟持するものではない。ただし,ウエスト伸縮部材33の幾つかは,アウターシート31とインナーシート32の間に位置するものであってもよい。インナーシート32は,アウターシート31と同様,例えば,ポリエチレン,ポリプロピレン,又はポリエステルのような熱可塑性樹脂からなる不織布等を用いることが好ましい。
(2−2.吸収性本体)
吸収性本体40は,外装体30の股下部3を中心に前身頃1及び後身頃2にかけて配置され,使い捨ておむつ100の着用時おいて,着用者の股下に当接して尿などの液体を吸収保持する。吸収性本体40は,吸収体と,トップシートと,バックシートと,立体ギャザーを基本構成とすることが好ましい。
吸収体は,尿などの液体を吸収し,吸収した液体を保持するための部材である。吸収体は,液透過性のトップシートと,液不透過性のバックシートの間に配置される。吸収体は,トップシートを透過した液体を吸収する機能を有し,吸収性材料により構成される。吸収体を構成する吸収性材料には,公知の材料を採用することができる。吸収性材料としては,例えば,フラッフパルプ,高吸収性ポリマー,又は親水性シートを用いることとしても良い。また,吸収性材料には,フラッフパルプ,高吸収性ポリマー,又は親水性シートのうち1種類を単独で用いてもよいし,2種類以上を併用することとしてもよい。吸収性材料は,通常,単層又は複数層のマット状に形成され,用いられる。
トップシートは,着用者の股下部の肌に直接接し,尿などの液体を吸収体へ透過させるための部材である。このため,トップシートは,柔軟性が高い液透過性材料で構成される。また,トップシートは,吸収体の肌当接面側を被覆するように配置される。トップシートを構成する不透過性材料の例は,織布,不織布,又は多孔性フィルムである。また,例えばポリプロピレンやポリエチレン,ポリエステル,ナイロンのような熱可塑性樹脂の繊維を親水化処理してさらに不織布にしたものを用いることとしてもよい。
バックシートは,トップシートを透過し吸収体に吸収された液体が,おむつの外側へ漏出することを防止するための部材である。このため,バックシートは,液不透過性材料によって構成される。そして,バックシートは,吸収体の底面からの液漏れを防止するため,吸収体を肌非当接面側から被覆する。バックシートを構成する不透過材料の例は,ポリエチレン樹脂からなる液不透過性のフィルムである。特に,微多孔性ポリエチレンフィルムを用いることが好ましい。この微多孔性ポリエチレンフィルムは,0.1μm程度の微細な孔が多数形成されており,液不透過性ではあるが透湿性を有するためおむつ内部の蒸れを防止することができるという点において好ましい。
立体ギャザーは,吸収体の両側縁部に沿って起立し,着用者が排泄した尿の横漏れを防止するための部材である。一対の立体ギャザーのそれぞれには,その先端部に,複数の立体ギャザー伸縮部材が配置されており,立体ギャザー伸縮部材が収縮した際に,着用者の肌当接方向に向かって立ち上がる。このため,一対の立体ギャザーは,尿の防漏壁となり,トップシートを透過しなかった尿や,吸収体により吸収しきれなった尿が,使い捨ておむつの脚部周り開口部などから漏出する横漏れを防止する。立体ギャザーは,従来の使い捨ておむつに用いられている公知の構成を採用することができる。立体ギャザーは,例えば,撥水性シートの層間に伸張状態の立体ギャザー伸縮部材を挟み込んで固定することにより,形成することができる。撥水性シートとしては,例えば,カードエンボスやスパンボンド等の製法により得られた不織布シートを使用することができ,特に防水性が高いSMSやSMMS等の不織布シートを用いることが好ましい。
(3.図柄)
前身頃1には,第1の図柄10が描画されている。ここで,第1の図柄10は,上下非対象の図柄である。上下非対象の図柄とは,図柄に上側半分と下側半分に分割する線を設けた場合,上側半分の図柄と下側半分の図柄が線対称とならない図面のことをいう。すなわち,上下非対象の図柄は,例えばキャラクターの顔など,一目見て上下方向を認識できる図柄のことをいう。
例えば,第1の図柄10が動物の顔である場合,動物の頭部が上方であり,動物の顎部が下方である。また,第1の図柄10が人や動物などのキャラクターの体全体である場合,頭部が上方であり,脚部が下方である。人や動物などのキャラクターの体全体が逆立ちしている図柄の場合は,脚部が上方であり,腕部が下方となる。
第1の図柄10は,例えば,花,植物,乗り物又は食べ物といった図柄とすることができる。図柄は,乳幼児や幼児の関心を引くものであることが好ましい。
また,第1の図柄10は,キャラクターを描いたものであっても良い。キャラクターの例としては,動物や人間,架空のおばけ,アニメーションの登場人物といったものがある。キャラクターは,1つ描かれていてもよいし,複数のキャラクターが並んで描かれていても良い。
さらに,第1の図柄10は,キャラクターの顔を含むものであることが特に好ましい。キャラクターは乳幼児や幼児に特に好まれ,乳幼児や幼児の興味や関心を強く引きつけることができる。また,乳幼児や幼児が好むキャラクターをおむつに付すことにより,ユーザ(例えば,母親や子供)の購買意欲を高めることができる。
第1の図柄10は,キャラクターとそれに関連する風景といった背景を一緒に描いたものであっても良い。また,キャラクターが幼児に向かって発しているメッセージなどを一緒に描いても良い。
本発明においては,第1の図柄10は前身頃1に付されている。第1の図柄10は,その上方が股下部3側を向いて描画され,下方がウエスト側を向いて描画されている。前身頃1の股下部3側とは,図2の展開図において,前身頃1の下端側のことをいう。また,前身頃1のウエスト側とは,図2の展開図において,前身頃1の上端側のことをいう。
第1の図柄10は,おむつを着用させる者から前身頃1を見た場合,上下が逆さまに描画されていることになる。しかし,おむつを装着している乳幼児や幼児は,第1の図柄10を正方向から見ることができる。乳幼児や幼児は,前身頃1を覗き込むように見ることによって,第1の図柄10を正方向から視認することができる。
乳幼児や幼児は,視力や知覚力は発達してきているが,上下逆さまの図柄を上下反転させて認識するまでには至っていない場合が多い。このため,本発明のように,乳幼児や幼児から見た場合に,第1の図柄10が正方向の向きとなるようにすることにより,乳幼児や幼児に第1の図柄10をより明確に認識させることができる。
乳幼児や幼児に第1の図柄10をより明確に認識させることによって,第1の図柄10に乳幼児や幼児の関心や興味を強く引きつけることができる。これにより,おむつ交換時やおむつ着用時に乳幼児や幼児を効果的に喜ばせることができる。
また,本発明は,乳幼児や幼児の関心や興味を引きつけることにより,おむつ交換をスムーズに行うことができことができる。これにより,保護者等のおむつ交換の負担を軽減することができる。
さらに,本発明は,幼児に第1の図柄10を正方向から認識させることで,幼児のおむつの装着意欲を高めることができる。これにより,幼児が自らおむつを履くという行為を助長することができる。
本発明は,前身頃1のみに第1の図柄10が付されたものであっても良い。さらに,本発明は前身頃1の他に後身頃2に模様11が付されたものであっても良い。
図2には,後身頃2に模様11が付されたおむつの展開図が示されている。模様11は,例えば,図2に示すように星型の図柄を複数個付して,模様としたものであっても良い。また,模様11は,水玉模様や縞柄模様としても良いし,第1の図柄10を縮小したものを複数個並べたものとしても良い。
模様11は,上下非対称の図柄を複数個付して模様としたものであっても良いし,上下対称の図柄を複数個付して模様としたものであっても良い。
図3には,後身頃2にさらに,第2の図柄20が付されたおむつの展開図が示されている。第2の図柄20は,上下非対称の図柄である。また,第2の図柄20は,上方がウエスト側を向いて描画され,下方が股下部3側を向いて描画される。後身頃2のウエスト側とは,図3の展開図において,後身頃2の下端側をいい,後身頃2の股下部3側とは,図3の展開図において,後身頃2の上端側のことをいう。
乳幼児や幼児がおむつを着用した状態で,おむつを着用させる者から後身頃2を見た場合,第2の図柄20は,正方向から視認されるように描画されている。乳幼児や幼児は,おむつの交換時や着用時に後身頃2を覗き込んで見ることはできない。このため,後身頃2に付される第2の図柄20は,おむつの着用者以外の者からみて,正方向から視認されるように描画されることが好ましい。本発明において,第1の図面10は乳幼児や幼児を楽しませることができ,第2の図柄20は乳幼児などの着用者以外の者を楽しませることができる。
第2の図柄20は,第1の図柄10と同じ図柄であっても良いし,異なる図柄であっても良い。例えば,第1の図柄10をウサギの図柄とし,第2の図柄をクマの図柄としても良い。また,第1の図柄を1匹のウサギの図柄とし,第2の図柄を複数匹のウサギの図柄としても良い。
第2の図柄20を,上方がウエスト側,下方が股下部3側を向くように描画することによって,第1の図柄10と第2の図柄20を同じ向きに描画することができる。第1の図柄10と第2の図柄20が同じ図柄である場合,図柄を描画する版型を1種類のみ用いればよく,図柄と描画する印刷工程を簡略化することができる。また,印刷工程を簡略化することによって,おむつの製造コストを抑えることができる。
図6には,従来のおむつの例を示している。図6では,前身頃に描画された図柄と,後身頃に描画された図柄が互いに逆向きとなっている。図柄が互いに逆向きとなる場合は,前身頃と後身頃にそれぞれ同じ図柄が描画される場合であっても,版型を2種類用いなければならず,印刷工程を簡略化することができない。
図4に示すように,前身頃1には,さらに,文字又は第3の図柄50が印字されていることが好ましい。文字は,保護者等のおむつを着用させる者が,おむつの前後方向を認識させやすくするものである。
本発明において,第1の図柄10は,おむつを着用させる者から見た場合,上下方向が逆さまとなって視認される。このため,おむつを着用させる者が,前後方向を誤って認識しないよう,おむつの前身頃1に,「前」又は「まえ」といった前方向を認識させる文字を記載することが好ましい。
さらに,文字は後身頃2に付されても良い。この場合,後身頃2には「後」又は「うしろ」といった後方向を認識させる文字を記載することが好ましい。
また,第3の図柄50は,おむつを着用させる者にとって,有用情報やおむつを着用させる者を楽しませるような図柄であることが好ましい。例えば,第3の図柄50は,取り扱い方法を示す図柄,おむつのサイズを示す図柄,又は製品名やブランド名のロゴを示す図柄である。
図5には,テープ型の使い捨ておむつを例示している。テープ型の使い捨ておむつの後身頃2には,後身頃2の左右の各側縁から延出するようにして,二対の止着テープ61が取り付けられている。
また,前身頃1には,止着テープ61を止め付けるためのフロントパッチ60が設けられている。
図5に示すように,第1の図柄10及び,文字又は第3の図柄50は,テープ型の使い捨ておむつのフロントパッチ60に設けられても良い。フロントパッチ60は,使い捨ておむつの前身頃1の表面に設けられているため,第1の図柄10及び,文字又は第3の図柄50を使い捨ておむつの目立つ場所に描画することができる。
これらの文字又は第3の図柄50は,文字又は第3の図柄50の上方がウエスト側を向いて印字され,文字又は第3の図柄50の下方が股下部3側を向いて印字されることが好ましい。文字又は第3の図柄50は,おむつを着用させる者にとって有用な情報であるため,おむつを着用させる者から見て正方向となるように印字される。これにより,おむつを着用させる者は,おむつの前後方向を容易に認識できる。さらに,おむつを着用させる者は,おむつの使用方法や製品情報を正しく認識することができるため,おむつ交換をスムーズに行うことができる。
文字は,おむつの前後方向を認識させるものだけではなく,おむつの製品名や製品情報といった他の情報を表示するものであっても良い。おむつを着用させる者に製品名といった情報を繰り返し視認させることにより,製品のリピート購入を促進することができる。さらに,製品情報を効果的に伝えることにより,おむつの機能等を効果的に使用者に伝えることができる。
図柄,模様又は文字は,肌非当接面側から視認できる場所に描画されれば,図柄等が描画される部材については特に限定されるものではない。特に,パンツ型使い捨ておむつの場合,図柄,模様又は文字は,外装体30のアウターシート又はインナーシートに描画されても良いが,吸収体のバックシートに描画されることが好ましい。
吸収体のバックシートは,液不透過性材料のポリエチレン樹脂からなるフィルムから構成される。液不透過性材料のポリエチレン樹脂は,その表面に図柄等を鮮明に印刷することができる。これにより,図柄等の細部まで鮮明に描画することができ,色彩豊かに図柄等を印刷することができる。
図柄,模様又は文字が吸収体のバックシートに描画される場合,外装体30は,光透過性の高い不織布から構成されることが好ましい。外装体30が光透過性の高い不織布から構成されることにより,外装体30は吸収体のバックシートに描画された図柄,模様又は文字を透かして透過させることができ,図柄等を多い隠すことがない。これにより,乳幼児や幼児,及びおむつを装着させる者は,図柄等が外装体30に覆われていても,図柄等を外側から視認することができる。
本発明,乳幼児用の使い捨ておむつに適用することができる。従って,本発明は,育児産業等において好適に利用し得る。
1 前身頃
2 後身頃
3 股下部
4 ウエスト端部
5 ウエスト開口部
6 脚部周り開口部
10 第1の図柄
11 図柄模様
20 第2の図柄

30 外装体
31 アウターシート
32 インナーシート
33 ウエスト伸縮部材
34 ウエストギャザー
35 タミー伸縮部材
36 タミーギャザー
37 レッグ伸縮部材
38 レッグギャザー
40 吸収性本体
50 第3の図柄
60 フロントパッチ
61 止着テープ

100 使い捨ておむつ

Claims (2)

  1. 前身頃(1),後身頃(2),及び前記前身頃(1)と前記後身頃(2)の間に位置する股下部(3)から構成され,
    前記前身頃(1)に,第1の図柄(10)が描画されているとともに,文字が印字されており,
    前記第1の図柄(10)は,上下非対称のキャラクターの顔を含み,
    前記第1の図柄(10)は,前記キャラクターの頭部側が股下部(3)側を向いて描画され,前記キャラクターの顎部側がウエスト側を向いて描画されており,
    前記文字は,上方がウエスト側を向いて印字され,下方が股下部(3)側を向いて印字されている
    使い捨ておむつ。
  2. 前記後身頃(2)に,第2の図柄(20)が描画されており,
    前記第2の図柄(20)は,上下非対称の図柄であり,
    前記第2の図柄(20)の上方がウエスト側を向いて描画され,下方が股下部(3)側を向いて描画されている,
    請求項1に記載の使い捨ておむつ。
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