JP5837242B1 - ロープ連結材 - Google Patents
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Abstract
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ケーブル式の防護柵では、ケーブルの柔軟性を利用して車両への衝撃を緩和するようにしているが、ケーブルの柔軟性ゆえに、車両衝突時に、所定の間隔を有する複数本のケーブルがバラバラに上下に動き、ケーブル間の間隔が押し広げられる場合がある。
ケーブル間の間隔が押し広げられると、そこからの飛び出し(突破事故)等が生じる危険性が高くなるため、ケーブル間隔の拡大を抑止するため等の目的で、各支柱間あたり1〜2箇所に、ケーブルの上下間隔を保持するための間隔保持材を設けることが行われている。ケーブル間隔が保持されることにより、衝突車両を面として受け止めることができる。
このような間隔保持材に関する従来技術が、特許文献1によって開示されている。
ワイヤロープ式防護柵は、通常、数百mを1スパンとして、複数のワイヤロープを一定長延展し、両端末を索端金具を介して端末支柱に繋止して張力を与えると共に、端末支柱間に所定の間隔で中間支柱を設置し、ワイヤロープの中間部を支持する構造になっている。
このようなワイヤロープ式防護柵に関する従来技術が、特許文献2によって開示されている。
具体的には、従来の間隔保持材は、丸パイプにケーブル間隔に応じた切り欠きを設け、その切り欠きに各ケーブルを設置し、ピンで固定するものであり、従って、当該間隔保持材が取り付けられる部分においては、各ケーブルの間隔が固定されるものである。
間隔保持材30が取り付けられることにより、ケーブル201間の間隔が押し広げられることは抑止されるが、各ケーブル201の間隔が固定されることで、逆にマイナス作用が生じる場合があり得る。
例えば、図5に示されるように、大型車のタイヤTが接触した際、タイヤTの回転に巻き込まれる形で、ケーブル201を下に押し下げる力が作用する。このような場合、ガードケーブル200の設置高さ及びタイヤTの大きさ等の関係により、5段のケーブル201の内の下3段分のケーブル201にタイヤTが接触する場合が多い。即ち、タイヤTの回転に巻き込まれる下3段分のケーブル201に対して、下に押し下げる力が作用するものであるが、間隔保持材30が取り付けられていると、図6(a)、(b)に示されるように、タイヤTが接触していない上段のケーブル201も間隔保持材30によって下に押し下げられてしまう結果となる。これにより、ケーブル全体が下に押し下げられ、結果、下方に押し下げられて衝突車両の下方に入り込んでしまうため、下方のケーブル201は衝突車両の受け止めにあまり寄与せず、上側の数本のケーブル201のみで衝撃を受け止めることとなり、防護柵としての能力が低下するおそれがある。また、ケーブル全体が下に押し下げられることにより、ケーブル201を乗り越えた飛び出し(突破事故)が生じる危険性が高くなってしまうこともあり得るものであった。
即ち、図7(a)、(b)に示したように、中間支柱102の破壊等により、ワイヤロープ101の中間部を支持する中間支柱102からワイヤロープ101が外れることになり、結果、ワイヤロープ101の支持間隔(スパンL)が非常に長くなり、タイヤの巻き込みによる押し下げが働くと、より容易にワイヤロープ101が押し下げられることとなる。
例えば、図7(b)、(c)に示したように、下段の2本のワイヤロープ101がタイヤに巻き込まれた際に、間隔保持材30によって上段の3本も引きずられるように押し下げられ、これにより、本来はタイヤに触れていなかった上段の3本についてもタイヤに接触・巻き込まれて、さらに押し下げられてしまうことが生じ得る。なお、図7(c)において、中央部の付近の間隔保持材30が短縮することを示しているものではなく、タイヤに巻き込まれることに伴って、間隔保持材30が紙面奥行き方向に倒れた状態を示しているものである。
このように、ワイヤロープ式防護柵100に対して従来の間隔保持材30を使用した場合、より容易にケーブル全体が下に押し下げられてしまうおそれがあり、防護柵としての能力の低下がより顕著となるおそれがあった。
ケーブル式防護柵に使用するロープ連結材であって、前記ケーブル式防護柵の全てのワイヤロープ若しくは一部のワイヤロープを、上下方向の所定範囲内において遊びを持って保持するワイヤロープ遊嵌保持部を備えることを特徴とするロープ連結材。
ケーブル式防護柵に使用するロープ連結材であって、当該ロープ連結材を、前記ケーブル式防護柵が有する複数のワイヤロープの何れかのワイヤロープに対して取り付ける取付部と、前記取付部が取り付けられるワイヤロープ以外の全てのワイヤロープ若しくは一部のワイヤロープを、上下方向の所定範囲内において遊びを持って保持するワイヤロープ遊嵌保持部と、を備えることを特徴とするロープ連結材。
前記取付部が、らせん状の鋼線で形成され、当該らせん状部分を前記ケーブル式防護柵のワイヤロープに対して巻き付けることで取り付けられることを特徴とする構成2に記載のロープ連結材。
前記らせん状の鋼線の螺旋のピッチが、前記ケーブル式防護柵のワイヤロープの撚りピッチと略同一であることを特徴とする構成3に記載のロープ連結材。
前記ワイヤロープ遊嵌保持部が鋼線で形成されていることを特徴とする構成1乃至構成4の何れかに記載のロープ連結材。
両端部分をらせん状に形成した1本の鋼線に対し、その中央部分をU字型に折り曲げることで前記ワイヤロープ遊嵌保持部を形成し、全体視としてT字型にすることで前記らせん状の両端部分によって前記取付部を形成したことを特徴とする構成5に記載のロープ連結材。
前記ワイヤロープ遊嵌保持部がらせん状に形成されていることを特徴とする構成5又は構成6に記載のロープ連結材。
前記ワイヤロープ遊嵌保持部が、複数の空間部を有し、当該各空間部において前記ワイヤロープが遊嵌状態で保持されることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載のロープ連結材。
前記取付部が取り付けられる前記ワイヤロープより上側のワイヤロープを、前記ワイヤロープ遊嵌保持部によって遊嵌状態で保持することを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載のロープ連結材。
前記ワイヤロープに対して所定以上の押し下げ力若しくは押し上げ力が加わった際に、前記取付部が前記ワイヤロープから外れることを特徴とする請求項2乃至請求項9の何れかに記載のロープ連結材。
同図に示されるように、本実施形態のロープ連結材1は、ロープ連結材をケーブル式の防護柵が有する複数のワイヤロープの何れかのワイヤロープに対して取り付ける取付部12と、取付部12が取り付けられるワイヤロープ以外の全てのワイヤロープ若しくは一部のワイヤロープを、上下方向の所定範囲内において遊嵌状態で保持するワイヤロープ遊嵌保持部11と、を備える。
ワイヤロープ式防護柵100へのロープ連結材1の取り付けは、先ず、ワイヤロープ式防護柵100のワイヤロープ101の下方から、各ワイヤロープ101を、ワイヤロープ遊嵌保持部11のU字型部分の上端の開口部分に通すことで、ワイヤロープ遊嵌保持部11の空間内に各ワイヤロープ101をおさめる。 次に、図2(a)に示されるように、らせん状に形成された取付部12を、ワイヤロープ101(本実施形態では最上段のワイヤロープ101)に対して巻き付けることで、ロープ連結材1をワイヤロープ式防護柵100に取り付ける。
これにより、取付部12が取り付けられる最上段のワイヤロープ101以外の全てのワイヤロープ101が、ワイヤロープ遊嵌保持部11内に納まるように取り付けられる。
本実施形態では、図2(a)に示されるように、ワイヤロープ遊嵌保持部11が、最下段のワイヤロープ101よりさらに下側まで延設されたものを例としている。これにより、最上段のワイヤロープ101に対し、ワイヤロープ遊嵌保持部11の上下方向の寸法h内において遊嵌状態に下側4本のワイヤロープ101が保持される。即ち、ワイヤロープ遊嵌保持部11は、ワイヤロープ101が、ワイヤロープ遊嵌保持部11内において上方向または下方向へ移動することを可能とすると共に、ワイヤロープ101の上方向または下方向への移動が所定範囲を超える場合に、ワイヤロープ101に対し移動を制限する力を加えるものである。
図2(b)に示されるように、本実施形態では、ワイヤロープ式防護柵100の中間支柱102の間に1つのロープ連結材1を取り付けたものを例としている。
なお、ワイヤロープ式防護柵100は、図2(b)に示されるように、数百mを1スパンとして、複数のワイヤロープを一定長延展し、両端末を索端金具を介して端末支柱103に繋止して張力を与えると共に、端末支柱103の間に所定の間隔で中間支柱102を設置し、ワイヤロープの中間部を支持する構造になっている。本実施形態では、ワイヤロープが5段のものを用いている。
図3(a)は、前述のごとく、ロープ連結材1がワイヤロープ式防護柵100に取り付けられた状態を示し、図3(b)は、車両衝突時の中間支柱102の破壊等により、ワイヤロープ101が中間支柱102から外れ、中間支柱102の間隔が広くなってしまっている状態を示している。
この際、本実施形態のロープ連結材1では、ワイヤロープ101を上下方向の所定範囲(寸法h)内において遊嵌状態で保持するワイヤロープ遊嵌保持部11を有するため、ワイヤロープ遊嵌保持部11内において、ワイヤロープ101は拘束されずに上下に移動することができる。なお、本実施形態では、ワイヤロープ遊嵌保持部11が、らせん状の鋼線によって形成されているため、ワイヤロープ遊嵌保持部11に張力がかかった図3(c)の状態では、張力がかかっていない図3(a)の状態より寸法hの長さが長くなる。
従って、図3(c)からも理解されるように、下段の2本のワイヤロープ101が押し下げられても、これによって即座に上段側のワイヤロープ101が押し下げられることはなく、且つ、ワイヤロープ遊嵌保持部11によって、所定間隔(寸法h)以上ワイヤロープ101の間隔が広がることが抑止されているため、衝突車両を面として受け止めることができるものである。
次に、本発明に係るロープ連結材に関する実験結果を示す。当該実験は、ワイヤロープ式防護柵の性能確認試験のために、苫小牧寒地試験道路においてテストドライバーによる実車衝突実験を行ったものである。
衝突実験に使用したワイヤロープ式防護柵の仕様(各実験に共通する条件)は以下の通りである。
支柱径 :89.1mm
支柱板厚 :4.2mm
支柱埋込長 :700mm
ロープ段数 :5段
最上段ロープ高さ:970mm
最下段ロープ高さ:530mm
各ロープの間隔 :110mm
Am種実験2で使用したロープ連結材Aは、ワイヤロープ遊嵌保持部11の長さが620mmであり、図2(a)に示したごとく、最下段のワイヤロープ101よりさらに下側までワイヤロープ遊嵌保持部11が延設されたものである。一方、Am種実験3では、ワイヤロープ遊嵌保持部11の長さが460mmであり、図4(a)に示したごとく、ワイヤロープ遊嵌保持部11の下端が、最下段のワイヤロープ101とほぼ同等の位置となるロープ連結材Bを使用した。
即ち、同じAm種の実験結果として、ロープ連結材を使用しなかったAm種実験1では、進入行程が1.18mであったのに対して、本発明に係るロープ連結材を使用したAm種実験2とAm種実験3では、それぞれ、0.69mと0.96mであった。
Bm種実験とAm種実験では、衝撃度において2倍以上の差があるが、ロープ連結材を使用しなかったBm種実験1と、本発明に係るロープ連結材を使用したAm種実験2において、同程度の進入行程であった。
例えば、取付部12は、ロープ連結材1をワイヤロープ101に対して取り付けることができるものであればよい。即ち、ワイヤロープ遊嵌保持部11内にワイヤロープ101をおさめた上で、その範囲内(図3(c)におけるh内)において遊嵌的、且つ、hの範囲以上に広がらないように保持することができるように、取り付けることができるものであればよい。例えば、各種取付金具(クリップ金具やカシメ金具等)によって、取付部12が構成されてもよいが、本実施形態のものによれば、簡便な構造で部品点数の増加等も無く、好適である。
実験例としては、取付部12の長さが300mmのものを使用しているが、取付力や作業性の観点から適宜その長さを変更してもよい。また、図4(a)に示したように、端部等において結束バンド13を使用する等してもよい。
本実施形態のごとく、取付部12をらせん状の鋼線で形成する場合には、そのピッチをワイヤロープ101の撚りのピッチと同じにしてもよい。これにより、ワイヤロープ101の撚りの谷部に、取付部12であるらせん状の鋼線を這わせて取り付けることができ、ワイヤロープ101と取付部12の間の摩擦力が増大されると共に、外観的にもすっきりとした施工が可能となる。
実施形態では、ワイヤロープ遊嵌保持部11が1つの空間であり、その中に下段側の4本のワイヤロープ101が全ておさめられるものを例としたが、ワイヤロープ遊嵌保持部11が複数の空間で形成され、それぞれの空間に1本または複数のワイヤロープ101がおさめられるものであってもよい。例えば、図4(b)に示したように、ワイヤロープ遊嵌保持部11のU字部分をツイストすることにより、ワイヤロープ遊嵌保持部11を2つの空間11A、11Bに分割し、それぞれに2本ずつワイヤロープ101を通すようなものであってもよいし、ワイヤロープ遊嵌保持部11を4つの空間に分割し、それぞれにワイヤロープ101を通すようなものであってもよい。これにより、各ワイヤロープの上下方向に動ける自由度を調節することも可能であり、その自由度の個別設定も可能である。
また、実験例では、ワイヤロープ遊嵌保持部11の長さが620mmと460mmのものを使用しているが、取付対象であるワイヤロープ式防護柵の仕様等に応じて適宜その長さを変更してよい。ここまでの説明から明らかなように、ワイヤロープ遊嵌保持部11を短くすると、各ワイヤロープの間隔が押し広げられることを抑止する力が強くなるが、一部のワイヤロープに対して押し下げ若しくは押し上げの力が作用した場合に、その力が他のワイヤロープ影響し易い傾向となる。一方、ワイヤロープ遊嵌保持部11を長くすると、各ワイヤロープの間隔が押し広げられることを抑止する力が弱くなるが、一部のワイヤロープに対して押し下げ若しくは押し上げの力が作用した場合に、その力が他のワイヤロープ影響し難い傾向となる。これらのトレードオフを考慮し、ワイヤロープ式防護柵の仕様や設置環境等を考慮した上で、適宜ワイヤロープ遊嵌保持部11の長さを定めればよい。
例えば、図4(c)に示したごとく、2段目のワイヤロープ101に取付部12を取り付けるようなものであってもよく(任意のワイヤロープ101に取り付けることができる)、ワイヤロープ遊嵌保持部11におさめるワイヤロープ101の数も任意に設定してよい。例えば、上側の2〜4本をワイヤロープ遊嵌保持部11におさめるものや、下側の2〜4本をワイヤロープ遊嵌保持部11におさめるもの等であってよい。
また、図4(d)に示したごとく、下段側のワイヤロープ101に対して取付部12を取り付け、上段側に向けたワイヤロープ遊嵌保持部11によってワイヤロープ101を収めるものであってもよい。
図4(e)には、下段側のワイヤロープ101に対して取付部12を取り付け、上段側に向けたワイヤロープ遊嵌保持部11によってワイヤロープ101を収めるものであって、ワイヤロープ101に対して所定以上の押し下げ力が加わった際に、取付部12がワイヤロープ101から外れるように構成されたものを示した。 ここではらせん状に形成される取付部12の長さを適宜短くすることにより、所定の押し下げ力が加わった際に、取付部12がワイヤロープ101から外れるようにしたものを示している。
図4(f)は、図4(e)に対し、ワイヤロープ遊嵌保持部11をツイストすることにより、ワイヤロープ遊嵌保持部11を4つの空間に分割し、それぞれに1本ずつワイヤロープ101を通すようにしたものである。これにより、図4(e)に対し、各ワイヤロープの連動性が高くなり、押し下げ力に対する抵抗力が強くなる。
図4(g)には、図4(f)に対し、取付部12を、ワイヤロープ101に対して巻き付けるのではなく、取付部12どうしを撚り合わせることによって、ワイヤロープ101に対して取り付けるものを示した。これにより、ワイヤロープ101に対して押し下げ力が加わった際に、取付部12がより外れやすくなる。
11...ワイヤロープ遊嵌保持部
12...取付部
100...ワイヤロープ式防護柵(ケーブル式防護柵)
101...ワイヤロープ
102...中間支柱
Claims (10)
- 衝突車両の受け止めのためのケーブル式防護柵に取り付けるロープ連結材であって、
前記ケーブル式防護柵の全てのワイヤロープ若しくは一部のワイヤロープを、上下方向の所定範囲内において遊びを持って保持するワイヤロープ遊嵌保持部を備えることを特徴とするロープ連結材。 - 衝突車両の受け止めのためのケーブル式防護柵に取り付けるロープ連結材であって、
当該ロープ連結材を、前記ケーブル式防護柵が有する複数のワイヤロープの何れかのワイヤロープに対して取り付ける取付部と、
前記取付部が取り付けられるワイヤロープ以外の全てのワイヤロープ若しくは一部のワイヤロープを、上下方向の所定範囲内において遊びを持って保持するワイヤロープ遊嵌保持部と、
を備えることを特徴とするロープ連結材。 - 前記取付部が、らせん状の鋼線で形成され、当該らせん状部分を前記ケーブル式防護柵のワイヤロープに対して巻き付けることで取り付けられることを特徴とする請求項2に記載のロープ連結材。
- 前記らせん状の鋼線の螺旋のピッチが、前記ケーブル式防護柵のワイヤロープの撚りピッチと略同一であることを特徴とする請求項3に記載のロープ連結材。
- 前記ワイヤロープ遊嵌保持部が鋼線で形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載のロープ連結材。
- 両端部分をらせん状に形成した1本の鋼線に対し、その中央部分をU字型に折り曲げることで前記ワイヤロープ遊嵌保持部を形成し、全体視としてT字型にすることで前記らせん状の両端部分によって前記取付部を形成したことを特徴とする請求項5に記載のロープ連結材。
- 前記ワイヤロープ遊嵌保持部がらせん状の鋼線によって形成されていることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のロープ連結材。
- 前記ワイヤロープ遊嵌保持部が、複数の空間部を有し、当該各空間部において前記ワイヤロープが遊嵌状態で保持されることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記載のロープ連結材。
- 前記取付部が取り付けられる前記ワイヤロープより上側のワイヤロープを、前記ワイヤロープ遊嵌保持部によって遊嵌状態で保持することを特徴とする請求項2乃至請求項8の何れかに記載のロープ連結材。
- 前記ワイヤロープに対して所定以上の押し下げ力若しくは押し上げ力が加わった際に、前記取付部が前記ワイヤロープから外れることを特徴とする請求項2乃至請求項9の何れかに記載のロープ連結材。
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