JP5798797B2 - 液化燃料輸送船及び船舶の改造方法、船舶並びに液化燃料輸送船 - Google Patents
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Description
上述したバラスト水には、種々の微生物類(水生生物)が含まれている。この微生物類には、微小な生物(バクテリア等の微生物やプランクトン等の浮遊生物等)に加えて、魚類等の卵や幼生等も含まれる。
このため、国際海事機関(International Maritime Organization:IMO)においては、バラスト水に含まれる微生物類の管理に関する条約が批准され、バラスト水の取水時または排水時に微生物類を除去または死滅させることが求められる。
また、バラスト水中の微生物類を除去または死滅させる他の装置としては、スリット位置をずらしたスリット板を前後に配置しておき、前のスリット板で剪断により破壊されなかった微生物については、前のスリット板で発生させたキャビテーションを後側のスリット板で潰す際に生じる衝撃圧を利用して破壊することにより、さらに殺減させるようにした液中微生物殺滅装置も提案されている。
このような背景から、今後設置が義務づけられるバラスト水処理装置について、たとえば下記の特許文献1に開示されているように、船体設計の大幅な変更を必要とせず、しかも、新造船に設置する場合はもとより、既存の船舶を改造して設置する場合にも容易に適用可能な構造の船舶が提案されている。すなわち、特許文献1には、バラスト水処理装置を船舶後方の舵取機室内に配設することにより、多種多様な船舶(特に一般商船)に対して、多種多様な方式のバラスト水処理装置を船内適所に容易に設置可能とする構造の船舶が提案されている。
しかし、バラストポンプとバラスト水処理装置とが離れていると、バラスト水を流す配管長が増加するとともに、圧力損失の増大という問題が生じてくる。
さらに、就航船にバラスト水処理装置を搭載する改造工事は、狭い船内での作業となるため、多くの制約を受けて工期が長くなるという問題も指摘されている。
また、危険物を輸送する船舶においては、非防爆仕様のバラスト水処理装置を使用できる船舶及び船舶の改造方法が望まれている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、多種多様な船舶に対して、特に、貨物船や液化燃料輸送船のような船舶に対して、各種のバラスト水処理装置を容易に設置可能とする液化燃料輸送船及び船舶の改造方法、船舶並びに液化燃料輸送船を提供することにある。
本発明の第1態様に係る液化燃料輸送船の改造方法は、球形の液化燃料艙と、該液化燃料艙と機関室との間を船体縦方向に区画する隔壁とを備えた液化燃料輸送船の改造方法において、前記船体縦方向で前記機関室の前記隔壁側となる領域の舷側側外板部にバラスト水処理装置の搬入開口部を設け、次に、前記搬入開口部から2組の前記バラスト水処理装置の処理ユニットを搬入し、次に、前記機関室に設置されている船幅方向の左右一対のバラストポンプの横となる、それぞれの前記バラストポンプに対して舷側側に前記処理ユニットを1組ずつ配置し、次に、前記バラストポンプと前記処理ユニットとの間をそれぞれ1組ずつ配管すると共に、既存のバラスト水配管と処理ユニット側配管とを1組ずつ連結し、前記隔壁の下端壁部を分離して、前記下端壁部を前記機関室側から前記液化燃料艙の船尾側下方位置まで延設し、同延設部に前記バラスト水処理装置を設置することを特徴とするものである。
そして、このような改造により、バラスト水処理装置はバラストポンプの近傍に設置されるので、バラスト水処理装置の設置に伴う配管長や圧力損失を最小限に抑えることが可能になり、しかも、非防爆仕様のバラスト水処理装置を使用可能となる。
そして、このような改造により、バラスト水処理装置はバラストポンプの近傍に設置されるので、バラスト水処理装置の設置に伴う配管長や圧力損失を最小限に抑えることが可能になり、しかも、非防爆仕様のバラスト水処理装置を使用可能となる。
そして、このような改造により、バラスト水処理装置はバラストポンプの近傍に設置されるので、バラスト水処理装置の設置に伴う配管長や圧力損失を最小限に抑えることが可能になる。
この場合、前記隔壁を前記機関室側から前記船艙または前記居住区の船尾側下方位置まで延設し、同延設部に前記フィルターユニットを設置することが好ましく、これにより、貨物船等の船舶においては、バラスト水処理装置の設置に伴う船艙の積載スペース低減を最小限に抑えることができる。
この場合、前記隔壁を前記機関室側から前記液化燃料艙の船尾側下方位置まで延設し、同延設部に前記フィルターユニットを設置することが好ましく、これにより、液化燃料輸送船においては、液化燃料艙の船尾側下方に存在する未使用スペース(たとえばボイドスペース)を有効利用して、バラスト水処理装置を効率よく設置することができる。
そして、バラスト水処理装置をバラストポンプの近傍に設置可能となるため、バラスト水処理装置の設置に伴う配管物量や圧力損失の増大を抑制できる。
さらに、既存の就航船においては、搬入開口部を設けてバラスト水処理装置を設置するため狭い船内での作業が容易になり、改造に要する工期の短縮が可能となる。
図6は、船舶の一例として液化燃料輸送船の船舶右舷を示す側面図である。この液化燃料輸送船は、MOSS型の液化天然ガス輸送船(以下、「LNG輸送船」と呼ぶ。)であり、船体縦方向(長さ方向)の進行方向前方から順に、船首部、船体中央部、船尾部と呼ばれている。
また、LNG輸送船1の船尾部には、操舵室や乗員居室等よりなる居住区4や、船舶の運行に必要となる主要設備を設置した機関室10が設けられている。
図示のLNG輸送船1において、居住区4の下方に設けた機関室10の内部には、図1及び図2に示すように、船底甲板12、第1甲板13及び第2甲板14が船底5側から順に設けられている。なお、図1において、図中の符号15はプロペラ、16は舵である。
なお、バラストタンクは、たとえばホールドスペース3等の空間部分を利用して設けられており、また、バラストタンクは、船舶の舷側や船底に設置されている。
一方のフィルターユニット31は、バラストポンプ17で吸排水するバラスト水から、処理ユニット32の上流側で所定の粒径より大きい固体状の物質を物理的に除去する装置である。また、フィルターユニット31の下流側に設置される処理ユニット32は、バラストポンプ17で吸排水するバラスト水中の各種微生物類を、薬剤等により殺滅処理するための装置である。
すなわち、機関室10の内部には、バラストポンプ17、フィルターユニット31及び処理ユニット32が直列に配管接続された二組のバラスト水系統が設置されている。
そして、たとえば新造船の場合、隔壁11をLNGタンク2側へ移動させてバラスト水処理装置30の設置スペースを確保する配置構成とすれば、バラスト水処理装置30の設置に伴う配管長や圧力損失の増大を最小限に抑えることができる。なお、本実施例では、図示しない船底の海水取入れ口はバラストポンプ17の近傍にあるが、前記海水取入れ口から配管を延設してバラストポンプ17の位置を変更してもよい。
この場合のフィルターユニット31は、たとえば他の実施形態として図3に示す機関室10Aのように、最後尾となるLNGタンク2の船尾側下方に延設した隔壁部位に配置することが好ましい。
このため、機関室10A内に形成された凹部空間を利用し、フィルターユニット31の設置が可能となる。すなわち、機関室10A内のバラストポンプ17と隔壁11との間に配置することが望ましいフィルターユニット31は、機関室拡張部18を利用して容易に設置可能となる。
なお、機関室拡張部18は、フィルターユニット31の設置を容易にするだけでなく、処理ユニット32の設置やバラスト水処理配管34等の取り回し等についても自由度を増し、バラスト水処理装置30の追加設置を容易にする。
このため、機関室拡張部18の形成は、LNG輸送船1の基本的な構造や機器類の配置を実質的に変更することなく、未使用空間を有効に利用して効率よくバラスト水処理装置30を追加設置可能とするので、就航船及び新造船の双方にとって、機関拡張部18の形成は有効なバラスト水処理装置30の設置構造となる。
すなわち、球形のLNGタンク2と、このLNGタンク2と機関室10との間を区画する隔壁11とを備えたLNG輸送船1の改造方法では、図1及び図2に示すように、第1工程として機関室10の舷側側の外板部6にバラスト水処理装置30の搬入開口部20を設ける。この搬入開口部20は、バラスト水処理装置30を構成するフィルターユニット31及び処理ユニット32の外径寸法を考慮して、ユニット毎に搬入可能な幅寸法W及び高さ寸法Hを決定する。
また、図4に示す搬入開口部20Aは、機関室拡張部18を形成した隔壁11により機関室10Aとホールドスペース3Aとが区画された構造のLNG輸送船1Aに適用されるものであり、隔壁11より船首側に設けられている。なお、図中の符号Aは、LNG輸送船1Aの船台を示している。
なお、図示の搬入開口部20は右舷側の外板部6に設けられているが、左舷側の外板部6に設けてもよい。
この場合、フィルターユニット31及び処理ユニット32の搬入時には、たとえば図5に示すように、2基のクレーン40を用いて搬入開口部20付近まで搬送する。
フィルターユニット31及び処理ユニット32の機関室10内への搬入は、各ユニットをクレーン40で吊るした状態で、機関室10側からたとえばチェーンブロックなどの引張吊下げ具で索引し、引張吊下げ具で吊下げた状態で機関室10の所定位置上まで移動させ、引張吊下げ具を緩めて所定位置に着座設置する。
また、図中に想像線で示すように、搬入開口部20付近に複数の回転水平ロールCを備えた台車Bを設け、各ユニットを台車B上で水平移動させて機関室10内に搬入してもよい。
また、バラスト水処理装置30は、隔壁11で仕切られてLNGが存在しない機関室10内に設置されるので、電気・計装機器類を非防爆仕様としたバラスト水処理装置の使用が可能となり、コスト面でも有利になる。
このような改造方法でも、バラスト水処理装置30の追加設置に伴う配管長や圧力損失の増大を抑制し、しかも、非防爆仕様のバラスト水処理装置30を設置できる。
また、他の実施形態では、以下に説明するように、貨物船のような船舶についても同様に適用可能である。この場合、図1及び図2のホールドスペース3を船艙と読み替えればよい。
このような貨物船においても、バラストポンプ17の舷側側にバラスト水処理装置30の処理ユニット32を配置し、さらに、バラストポンプ17と隔壁11との間にバラスト水処理装置30のフィルターユニット31を配置する。
この場合のフィルターユニット31は、船艙の船尾側下方に延設した隔壁部位に配置することが好ましい。
この結果、機関室10Aには、隔壁11の下端部側が船艙側へ突出するようにして、隔壁部位となる機関室拡張部18が形成される。
すなわち、船艙と機関室10との間を区画する隔壁11とを備えた貨物船の改造方法では、図1及び図2に示すように、第1工程として機関室10の舷側側の外板部6にバラスト水処理装置30の搬入開口部20を設ける。この搬入開口部20は、バラスト水処理装置30を構成するフィルターユニット31及び処理ユニット32の外径寸法を考慮して、ユニット毎に搬入可能な幅寸法W及び高さ寸法Hを決定する。なお、LNG輸送船1の構造等によっては、フィルターユニット31及び処理ユニット32を分解して搬入可能な寸法としてもよい。
また、図4に示す搬入開口部20Aは、機関室拡張部18を形成した隔壁11により機関室10Aと船艙とが区画された構造の貨物船に適用されるものであり、隔壁11より船艙(船首)側に設けられている。
次の第4工程では、バラストポンプ17とフィルターユニット31との間を吐出側配管33で、そして、フィルターユニット31と処理ユニット32との間をバラスト水処理配管34で、それぞれ配管により接続する。また、処理ユニット32にバラスト水供給配管35を接続するとともに、必要な電気・計装工事が施工されることで、バラスト水処理装置30を設置する改造は完了する。
その後、搬入開口部20を開けて得られた開口外板を搬入開口部20に溶接取付する。この際、搬入開口部20を設ける前に切断線上をまたいでヒンジを溶接固定しておき、開口外板をヒンジ扉式に開放設置しておいてもよい。
また、危険物を輸送するLNG船1のような船舶においては、隔壁11の機関室10側に非防爆仕様のバラスト水処理装置30を設置できるため、コスト面でも有利になる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更することができる。
2 LNGタンク(液化燃料艙)
3,3A ホールドスペース
5 船底
6 外板部
10,10A 機関室
11 隔壁
11a 下端隔壁
11b 天井壁部
12 船底甲板
16 主機
17 バラストポンプ
18 機関室拡張部
20,20A 搬入開口部
30 バラスト水処理装置
31 フィルターユニット
32 処理ユニット
33 吐出側配管
34 バラスト水処理配管
35 バラスト水供給配管
40 クレーン
Claims (8)
- 球形の液化燃料艙と、該液化燃料艙と機関室との間を船体縦方向に区画する隔壁とを備えた液化燃料輸送船の改造方法において、
前記船体縦方向で前記機関室の前記隔壁側となる領域の舷側側外板部にバラスト水処理装置の搬入開口部を設け、
次に、前記搬入開口部から2組の前記バラスト水処理装置の処理ユニットを搬入し、
次に、前記機関室に設置されている船幅方向の左右一対のバラストポンプの横となる、それぞれの前記バラストポンプに対して舷側側に前記処理ユニットを1組ずつ配置し、
次に、前記バラストポンプと前記処理ユニットとの間をそれぞれ1組ずつ配管すると共に、既存のバラスト水配管と処理ユニット側配管とを1組ずつ連結し、
前記隔壁の下端壁部を分離して、前記下端壁部を前記機関室側から前記液化燃料艙の船尾側下方位置まで延設し、同延設部に前記バラスト水処理装置を設置することを特徴とする液化燃料輸送船の改造方法。 - 球形の液化燃料艙と、該液化燃料艙と機関室との間を船体縦方向に区画する隔壁とを備えた液化燃料輸送船の改造方法において、
前記船体縦方向で前記機関室の前記隔壁側となる領域の舷側側外板部にバラスト水処理装置の搬入開口部を設け、
次に、前記搬入開口部から2組の前記バラスト水処理装置の処理ユニットとフィルターユニットとを搬入し、
次に、前記機関室に搭載されている主機よりも船首側の船幅方向に左右一対設置されたバラストポンプと前記隔壁との間に前記フィルターユニットを1組ずつ配置し、前記バラストポンプの横となる、それぞれの前記バラストポンプに対して舷側側に前記処理ユニットを1組ずつそれぞれ配置し、
次に、前記バラストポンプの吐出側と前記フィルターユニット、及び前記フィルターユニットと前記処理ユニットとの間をそれぞれ1組ずつ配管して、前記バラストポンプ、前記フィルターユニット及び前記処理ユニットの順に直列に配管接続すると共に、既存のバラスト水配管とユニット側配管とを1組ずつ連結することを特徴とする液化燃料輸送船の改造方法。 - 前記隔壁を前記機関室側から前記液化燃料艙の船尾側下方位置まで延設し、同延設部に前記バラスト水処理装置を設置することを特徴とする請求項2に記載の液化燃料輸送船の改造方法。
- 船艙または居住区と機関室との間を区画する隔壁を備えた船舶の改造方法において、
前記機関室の舷側外板部の前記隔壁に近接した位置にバラスト水処理装置の搬入開口部を設け、
次に、前記搬入開口部から2組の前記バラスト水処理装置のフィルターユニットと処理ユニットとをそれぞれユニット毎に搬入し、前記機関室内において前記各ユニットをそれぞれ吊下げた状態で前記機関室内の所定位置上まで搬入し、
次に、前記吊下げを緩め、船底より上の前記機関室内の船底甲板上に前記機関室に搭載されている主機よりも船首側の船幅方向に左右一対設置されたバラストポンプと前記隔壁との間の前記船底甲板に、前記フィルターユニットを1組ずつ配置し、前記バラストポンプの横となる、それぞれの前記バラストポンプに対して舷側側の前記船底甲板に前記処理ユニットを1組ずつそれぞれ配置し、前記バラストポンプの吐出側と前記フィルターユニット、及び同フィルターユニットと前記処理ユニットとの間をそれぞれ1組ずつ配管して、前記バラストポンプ、前記フィルターユニット及び前記処理ユニットの順に直列に配管接続すると共に、前記処理ユニットと前記船舶に既存しているバラスト水供給配管とをそれぞれ接続することを特徴とする船舶の改造方法。 - 船艙または居住区と機関室との間を区画する隔壁と、船底より上の前記機関室内の船底甲板上に、前記機関室内に搭載されている主機よりも船首側の船幅方向に左右一対設置されているバラストポンプとを備えた船舶において、
前記機関室の前記船底甲板上に設置され、フィルターユニット及び処理ユニットを備えている2組のバラスト水処理装置がそれぞれ、前記複数のバラストポンプの一方と他方にそれぞれ接続され、
前記処理ユニットのそれぞれを、前記バラストポンプの横となる、それぞれの前記バラストポンプに対して舷側側に1組ずつ配置し、かつ、前記フィルターユニットのそれぞれを前記バラストポンプと前記隔壁との間に1組ずつ配置し、前記バラストポンプの吐出側と前記フィルターユニット、及び前記フィルターユニットと前記処理ユニットとの間をそれぞれ1組ずつ配管して、前記バラストポンプ、前記フィルターユニット及び前記処理ユニットの順に直列に配管接続したことを特徴とする船舶。 - 前記隔壁を前記機関室側から前記船艙または前記居住区の船尾側下方位置まで延設し、同延設部に前記フィルターユニットを設置することを特徴とする請求項5に記載の船舶。
- 球形の液化燃料艙と、前記液化燃料艙と機関室との間を区画する隔壁と、前記機関室内の船底甲板上に、前記機関室内に搭載されている主機よりも船首側の船幅方向に左右一対設置されたバラストポンプとを備えた液化燃料輸送船において、
前記機関室の前記船底甲板上に設置され、フィルターユニット及び処理ユニットを備えている2組のバラスト水処理装置がそれぞれ、前記複数のバラストポンプと接続され、
前記処理ユニットのそれぞれを、前記バラストポンプの横となる、それぞれの前記バラストポンプに対して舷側側に1組ずつ配置し、かつ、前記フィルターユニットのそれぞれを前記バラストポンプと前記隔壁との間に1組ずつ配置し、前記バラストポンプの吐出側と前記フィルターユニット、及び前記フィルターユニットと前記処理ユニットとの間をそれぞれ1組ずつ配管して、前記バラストポンプ、前記フィルターユニット及び前記処理ユニットの順に直列に配管接続したことを特徴とする液化燃料輸送船。 - 前記隔壁を前記機関室側から前記液化燃料艙の船尾側下方位置まで延設し、同延設部に前記フィルターユニットを設置することを特徴とする請求項7に記載の液化燃料輸送船。
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