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JP5795067B2 - 照明装置、イメージセンサヘッドおよびこれを備える読取装置 - Google Patents

照明装置、イメージセンサヘッドおよびこれを備える読取装置 Download PDF

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JP5795067B2 JP2013524751A JP2013524751A JP5795067B2 JP 5795067 B2 JP5795067 B2 JP 5795067B2 JP 2013524751 A JP2013524751 A JP 2013524751A JP 2013524751 A JP2013524751 A JP 2013524751A JP 5795067 B2 JP5795067 B2 JP 5795067B2
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Description

本発明は、照明装置、イメージセンサヘッドおよびこれを備える読取装置に関する。
近年、光源である発光部材からの光を均一に読取媒体に出射する照明装置が知られている。この照明装置は、発光部材からの光を導光体の一端部から供給し、導光体の反射部にて光を反射して出射部にて反射した光を出射することで、読取媒体に光を出射している。
そして、2つの導光体を出射部が連続するように接続部にて接続してなる導光部材と、導光部材の両端に配置された発光部材とを備えた照明装置が知られている。
また、この照明装置を備えるファクシミリ、電子黒板、あるいは複写機等の読取装置が知られている。(例えば、特許文献1参照)
WO2006/104203パンフレット
しかしながら、2つの導光体を接続部にて接続して導光部材を形成し、両端から発光部材により導光部材に光を供給すると、供給された光の一部が接続部にて反射される場合がある。接続部にて反射された光は、接続部の近傍における反射部にてさらに反射される場合がある。反射部にて反射された光は、接続部の近傍における出射部より出射され、接続部の近傍における光量が他の部位に比べて多くなる場合がある。そのため、導光部材から読取媒体に均一な光量を供給することができない可能性がある。
本発明の照明装置は、光を出射する出射部および該出射部の反対側に配置された反射部を有した複数の導光体を接着剤を介して接続してなる導光部材と、該導光部材の両端部に配置され、該導光部材に光を供給する発光部材と、を備え、前記接着剤の近傍における前記反射部の外表面上および前記反射部側の前記接着剤上に、黒色の膜が設けられており、前記膜の主走査方向における長さが、前記接着剤の主走査方向における長さよりも長い。
また、本発明のイメージセンサヘッドは、上記に記載の照明装置と、複数の受光素子と、前記出射部と離間して配置され、前記出射部より出射された光を読取媒体に出射し、該読取媒体から反射した光を集光する複数の集光部とを備える。
また、本発明の読取装置は、上記に記載のイメージセンサヘッドと、該イメージセンサヘッドまたは前記読取媒体を搬送方向に駆動させる駆動部とを備える。
本発明によれば、導光部材から読取媒体に均一な量の光を供給することができる。
本発明の第1の実施形態に係る照明装置を示す斜視図である。 (a)は図1に示すI−I線断面図であり、(b)は照明装置の下面図である。 (a)〜(c)は、導光部材から出射される光を示す概念図である。 (a)は図3(a)〜(c)に示す導光部材から出射される光を合成した概念図であり、(b)は図1に示す照明装置から出射される光を示す概念図である。 図1に示す照明装置の変形例を示し、(a)は接続部近傍の斜視図であり、(b)は接続部近傍の断面図である。 図1に示す照明装置の他の変形例を示し、(a)は接続部近傍の断面図であり、(b)は導光体の端面の平面図である。 図1に示す照明装置の変形例を示す斜視図である。 (a)は図7に示す照明装置のII−II線断面図であり、(b)は光拡散部を拡大して示す説明図である。 図1に示す照明装置を備えるイメージセンサヘッドを示す概略斜視図である。 図9に示すイメージセンサヘッドを備える読取装置を示す概略斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る照明装置を示す斜視図である。 (a)は図11に示すIII−III線断面図であり、(b)は照明装置の下面図である。 本発明の第2の実施形態に係る照明装置の変形例を示し、(a)は図11に示すIII−III線断面図に対応する断面図であり、(b)は照明装置の下面図である。 照明装置から出射される光を示す概念図であり、(a)は図11に示す照明装置の変形例を示し、(b)は、図11に示す照明装置のさらに他の変形例を示す。 本発明の第3の実施形態に係る照明装置を示す斜視図である。 図15に示す照明装置を備えるイメージセンサヘッドを示す概略斜視図である。 集光部とプリズムのパターンとの関係を概略的に示す下面図である。 図15に示す照明装置の変形例の概略断面図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明の照明装置に係る第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1に示すように、照明装置X1は、光を出射する出射部9a,9bおよび出射部9a,9bの反対側に配置された反射部11a,11bを有した複数の導光体3a,3bにおける出射部9a,9bが連続するように、複数の導光体3a,3bを接続部8にて接続してなる導光部材1と、導光部材1の両端部に配置され、導光部材1に光を供給する発光部材7a,7bとを備えている。
導光部材1は、発光部材7a,7bから供給された光を反射部11a,11bにより反射させて、出射部9a,9bから原稿台2へ光を出射している。図1においては、照明装置X1にて出射された光、および光が原稿台2に到達して、照射された領域(照射エリア4)を一点鎖線で示している。
導光部材1は、2つの導光体3a,3bの端面6a,6b(図2参照)を互いに対向させた状態で、導光体3a,3bのそれぞれの出射部9a,9bが連続するように接続部8にて接続されている。導光部材1は、導光体3a,3bの接続部8の反対側の面である導光部材1の両端部に、それぞれ発光部材7が設けられている。
導光体3a,3bは、発光部材7から供給された光を原稿台2の照射エリア4に出射する機能を有している。導光体3a,3bは、原稿台2と反対側に位置する反射部11a,11bにより発光部材7a,7bからの入射光を反射して、出射部9a,9bを介して、入射光を原稿台2へ供給している。導光体3a,3bの接続部8の近傍の反射部11a,11bに、光を吸収するための吸光部5が設けられている。なお、接続部8の近傍における反射部11a,11bとは、接続部8から所定の距離に位置する反射部11a,11bを示している。なお、接続部8の近傍における出射部9a,9bにおいても同様である。
接続部8の近傍とは、発光部材7の光量、導光部材1の長さ、および接続部8の断面積によって様々な値に設定することができる。例えば、接続部8の近傍の領域は、接続部からの長さが、導光部材1の長さの1〜10%の領域を例示することができる。具体的には、第1の実施形態に係る照明装置X1の場合、接続部8から2〜5mmの領域を接続部8の近傍とすることができ、この範囲に吸光部5を設ければよい。接続部8からの距離は、実施形態に合わせて適宜変更することができる。
照明装置X1は、吸光部5の一方の端部と接続部8との間の距離D1は、吸光部5の他方の端部と接続部8との間の距離D2と略等しい構成となっている。ここで吸光部5の一方の端部と接続部8との間の距離D1と、吸光部5の他方の端部と接続部8との間の距離D2とが略等しいとは、製造誤差の範囲を含むものであり、全く等しいものに限定されるものではない。
発光部材7は、導光部材1に光を供給するための部材であり、LED等の光源を用いることができる。導光部材1の両端に配置されるそれぞれの発光部材7は、互いに光量の等しいものを用いることが好ましい。また、一方の発光部材7aを上述した光源により形成し、他方の発光部材7bを鏡等の反射材により形成してもよい。
導光体3a,3bは、図1,2に示すように、細長い円柱形を有している。導光体3a,3bは、原稿台2と対向する出射部9a,9bと、出射部9a,9bの反対側に配置された反射部11a,11bとを有している。導光体3a,3bの反射部11a,11bが設けられている部位は、円柱状の一部に形成された平面上に設けられている。そのため、反射部11a,11bにて反射した光を、原稿台2に出射することができる。
導光体3a,3bは、両端に配置された発光部材7により供給される光を反射部11a,11bにて反射して、出射部9a,9bから出射する必要があるため、透過性があることが必要であり、透過率Tが85〜98%であることが好ましい。このような透過性(透光性)の導光体3a,3bの材料としては、例えば、ガラス、透光性セラミックス、あるいはアクリル樹脂等の有機材料を例示することができる。
透過率Tは、入射光の強度と透過光の強度を比で表したものであり、吸光光度法などにより求めることができる。例えば、LED等を光源として、所定の光量Iを光源より計測体へ出射する。そして、計測体より出射した光量Iを照度計などの光量測定器で測定して、光量Iを光量Iで除して透過率Τを求めることができる。
導光体3a,3bの反射部11a,11bは、図2に示すように、複数のプリズム12を含んでいる。複数のプリズム12は、図2(a)に示すように、断面視して三角形状を有しており、プリズム12は、発光部材7が設けられる一方側よりも他方側に頂点が位置するように設けられている。
プリズム12は導光体3a,3bを加工することにより形成することができ、プリズム12の高さ、プリズム12の長さ、プリズム12の間隔、あるいはプリズム12の傾きは、導光部材1の態様によって適宜設定することができる。また、照明装置X1では、三角形状のプリズム12の例を示しているが、プリズム12の形状は、円筒状、台形状、あるいは矩形状としてもよい。
導光体3a,3bにおいては、図2(b)に示すように、同じ大きさのプリズム12が、等間隔で形成されている。また、導光体3aと導光体3bとではプリズム12の形状が逆となっている。つまり、接続部8を境に線対称な構造となっている。そのため、導光体3aと導光体3bとで同様の形状の導光体を用いることができ、導光部材1を容易に作製することができる。つまり、導光体3aと導光体3bとで同じ導光体3a,3bを用いることができ、導光体3a,3bの端面6a,6b同士を接続することにより、導光部材1を作製することができる。
図2(a)に示すように、導光部材1は、導光体3a,3bの接続部8近傍の反射部11a,11bに、吸光部5が設けられている。吸光部5は、導光体3a,3bの反射部11aにおける、接続部8側の2つのプリズム12上に設けられている。そのため、導光部材1は、導光体3a,3bの接続部8近傍の4つのプリズム12上に、吸光部5が設けられた構成となる。
吸光部5は、光を吸収する機能を有しており、黒色の塗料を塗布することにより黒色の膜が形成されている。吸光部5としては、例えば、油性塗料、一液常温熱硬化系接着剤、一液湿気硬化性弾性接着剤等をあげることができる。光を吸収する機能の点から、反射率の低いものが好ましい。そのため、これらの色彩は、暗い色彩を用いることが好ましく、特に黒色のものを用いることが好ましい。
また、吸光部5は、吸光部5を形成する材料を全面に塗布して形成してもよく、メッシュ状に塗布して形成してもよい。これにより、吸光部による吸光量を調整することができる。さらにまた、スリット等のパターン状に塗布してもよい。この場合においても、吸光部による吸光量を調整することができる。
反射率は、光が物質の表面で反射されるときの入射光強度に対する反射光強度の割合を示し、入射する光束Φ、反射する光束Φrとすると、反射率RはΦr/Φと表すことができる。なお、拡散反射法を利用することにより反射率を測定することができる。接続部8の近傍における光量を減らすために、吸光部5の反射率は1〜20%であることが好ましい。
次に、図3、4を用いて、反射部11a,11bによって反射される光について説明する。なお、図3、4についてはハッチングを省略して示している。
図3(a)に示すように、導光体3a側の発光部材7aから供給された光の一部は、反射部11aのプリズム12に反射して、出射部9aを介して原稿台2へ光が出射される。同様に、導光体3b側の発光部材7bから供給された光は、反射部11bのプリズム12に反射して、出射部9bを介して原稿台2へ光が出射される。以下、この反射を通常反射と称する場合がある。
また、図3(b)に示すように、導光体3a側の発光部材7aから供給された光の一部は、接続部8を通過して隣り合う導光体3bに入射して、導光体3bの反射部11bにより反射されて、出射部9bを介して原稿台2へ光が出射される。同様に、導光体3b側の発光部材7bから供給された光の一部は、接続部8を通過して隣り合う導光体3aに入射して、導光体3aの反射部11aにより反射されて、出射部9aを介して原稿台2へ光が出射される。以下、この反射を透過反射と称する場合がある。
また、図3(c)に示すように、導光体3a側の発光部材7aから供給された光の一部は、接続部8において反射して、導光体3aの反射部11aにより反射されて、出射部9aを介して原稿台2へ光が出射される。同様に、導光体3b側の発光部材7bから供給された光の一部は、接続部8において反射して、導光体3bの反射部11bにより反射されて、出射部9bを介して原稿台2へ光が出射される。以下、この反射を接続反射と称する場合がある。
導光体3a,3bを接続してなる照明装置X1は、上記の透過反射および接続反射に起因して、原稿台2へ供給される光量は、接続部8近傍が他の領域に比べて多くなる可能性がある。
図4(a)は、図3(a)〜(c)に示した光の反射を合成した概念図であり、図4(b)は、接続部8近傍に吸光部5を設けた導光部材1の光の出射を示す概念図である。図4(a)に示すように、接続部8の近傍においては、導光体3aの反射部11aは、導光体3aを通過した光、導光体3bを通過した光、および接続部8にて反射された光を反射する。同様に、接続部8の近傍においては、導光体3bの反射部11bは、導光体3bを通過した光、導光体3aを通過した光、および接続部8にて反射された光を反射する。
照明装置X1は、導光部材1の接続部8の近傍における反射部11a,11bに、吸光部5が設けられている。そのため、図4(b)に示すように、吸光部5により反射部11a,11bに供給された光が吸光されて、吸光部5が設けられたプリズム12から、原稿台に光が反射されないこととなる。つまり、反射部11a,11bに供給された光の一部が、吸光部5により吸光されて一点鎖線で示すように反射した光が原稿台に供給されないこととなる。
それにより、接続部8の近傍から出射される光量を減らすことができ、接続部8の近傍における原稿台2に供給される光量を減らすことができる。そのため、導光部材1から原稿台2へ均一な量の光を供給することができる。
また、導光部材1が、一端部に発光部材7が接続された導光体9aの他端部(端面6a)と、一端部に発光部材7が接続された導光体9bの他端部(端面6b)とを接続部8にて接続してなることから、導光体1を組み合わせることにより、大きな導光部材1を作製することができる。なお、接続部8にて接続する導光部材9a,9bの端面6a,6bを鏡面加工することが好ましい。接続部8を鏡面加工することで、接続部8での反射を低減させることができる。
さらに、吸光部5の一方の端部と接続部8との間の距離D1が、吸光部5の他方の端部と接続部8との間の距離D2と略等しい構成となっている。言い換えると、接続部8を境界として、導光部材1が線対称に構成されていることとなる。そのため、導光体3aと導光体3bとから出射される光量を均一に近づけることができる。それにより、プリズム12の配列方向に均一な量の光を出射することができる。
図5,6を用いて照明装置X1の変形例を説明する。
図5に示す照明装置X1´は、吸光部5が、接続部8の近傍における出射部9a,9bに設けられている。その他の点は照明装置X1と同等であるため説明を省略する。
吸光部5は、接続部8の近傍の出射部9a,9bに設けられている。これにより、接続部8の近傍の出射部9a,9bから出射される光量を低減することができ、原稿台2に均一な量の光を供給することができる。
図6に示す照明装置X1´´は、吸光部5が接続部8に設けられており、接続部8にて反射される反射光の一部を吸光している。また、接続部8を透過する透過光の一部を吸光している。これにより、透過反射および接続反射を低減させることができ、接続部8の近傍における出射光を低減させることができる。そのため、原稿台2に均一な量の光を供給することができる。
吸光部5は、図6(b)に示すように、導光体3aの端面6aの下部に設けられている。なお、対応する導光体3bの端面6bにも、吸光部5を設けてもよい。吸光部は、上述したように、油性塗料等を端面6aに塗布することにより設けることができるが、横方向あるいは縦方向にスリットが設けられるように塗布してもよい。その場合、透過光が、スリットにて回折されて透過光を散乱させることができる。それにより、接続部8の近傍における透過反射を低減させることができる。なお、導光体3aの端面6aの下部に設けた例を示したが、吸光部5を端面6aの上部に設けてもよい。
なお、第1の実施形態では、吸光部5が、接続部8、接続部8の近傍における出射部9a,9b、あるいは接続部8の近傍における反射部11a,11bにそれぞれ別々に設けられた例を示したが、これに限定されるものではない。
例えば、接続部8の近傍における出射部9a,9b、および接続部8の近傍における反射部11a,11bに吸光部5を設けてもよい。また、接続部8、および接続部8の近傍における出射部9a,9bに吸光部5を設けてもよい。また、接続部8、および接続部8の近傍における反射部11a,11bに吸光部5を設けてもよい。さらにまた、接続部8、接続部8の近傍における出射部9a,9b、および接続部8の近傍における反射部11a,11bのすべてに吸光部5を設けてもよい。
照明装置X1の変形例である照明装置X1´´´について図7,8を用いて説明する。照明装置X1´´´は、接続部8の近傍における反射部11a,11bに光拡散部10が設けられている。
光拡散部10は、光拡散部10に入光した光を拡散させる機能を有している。光拡散部10として、図8(b)に示すように、表面に第1凹凸部としてドットパターンが形成された光拡散部材あるいは摺り加工施した材料により形成された光拡散部材等を例示することができる。光拡散部材を両面テープあるいは接着剤等の接合部材により、接続部8の近傍における反射部11a,11bに接着することにより光拡散部10が形成されている。なお、ドットパターンとは、凸部として設けられたドットが、所定の繰り返しパターンに配置された部材である。
第1凹凸部は、図8(b)においては、半球状のドットを示したが、ドットの形状は、円錐形状、立方体形状、あるいは円柱形状でもよい。また、繰り返しパターンを千鳥状ではなく、列状としてもよい。光拡散部10として、光拡散部材を接着する代わりに、反射部11a,11bにドットパターンあるいは複数の溝等を設けて光拡散部10としてもよい。また、反射部11a,11bに、顔料あるいは金属粒子等の光拡散粒子を含有させてもよい。
上記のような構成とすることにより、光拡散部10に出射された光が、光拡散部10によって拡散され、光が散乱することとなる。それにより、接続部8の近傍に光拡散部10を設けることで、接続部8の近傍における出射される光量を低減することができる。
照明装置X1を備えるイメージセンサヘッドY1、およびイメージセンサヘッドY1を備える読取装置Z1について、図9,10を用いて説明する。
イメージセンサヘッドY1は、照明装置X1を構成する導光部材1と、図9においては省略して示すが導光部材1の両端に設けられた発光部材と、複数の受光素子16と、複数のレンズが配列された集光部18とを枠体20の内部に収納して構成されている。そして枠体20の上面はカバーガラス17で覆われている。
受光素子16は、主走査方向である1直線上に複数個配置されており、スイッチング素子の入力端子に接続されている。受光素子16は、光が照射されると電流を流す機能を有しており、例えば、薄膜のフォトダイオードより構成される光電変換素子を用いることができる。
受光素子16と読み取られる読取媒体(不図示)との間には、受光素子16に対応した複数レンズが配列された集光部18が配置されている。つまり、集光部18も主走査方向である一直線状に複数個配置されている。集光部18は、導光部材1より読取媒体に出射した光が読取媒体により反射されて生じた反射光を受光素子16に供給するための部材である。集光部18としては、レンズを用いることができる。
カバーガラス17は、枠体20に固定されており、カバーガラスの上面に配置された読取媒体を保持する機能を有している。また、枠体20の内部に設けられた各部材を保護する機能を有している。カバーガラス17は、導光部材1より供給された光を、読取媒体に到達させるために透過性を有する必要がある。
枠体20は、導光部材1と、受光素子16と、集光部18とを収納するための筐体であり、プラスチック等により構成されている。枠体20は受光素子16と集光部18とを所定の間隔をあけて保持する機能を有している。
イメージセンサヘッドY1は、照射装置X1により読取媒体に光を出射し、読取媒体により反射された反射光を、集光部18を介して受光素子16により読み取る機能を有している。つまり、読取媒体の画像情報を電気信号に変換する機能を有している。そして、イメージセンサヘッドY1は、枠体20を副走査方向に駆動させる駆動部22(図10参照)と、駆動を制御する制御部(不図示)とをさらに備える読取装置Z1に組み込まれることで、ファックス、スキャナまたはこれらの複合機あるいは電子黒板のような読取装置Z1とすることができる。
イメージセンサヘッドY1を備える読取装置Z1として、電子黒板を例に挙げて図10を用いて説明する。
読取装置Z1は、イメージセンサヘッドY1と、イメージセンサヘッドY1を読取方向である副走査方向に駆動させる駆動部22とを備えている。
イメージセンサヘッドY1のカバーガラス17の面と、読取装置Z1の読取面23とが対向するように配置されており、イメージセンサヘッドY1の上部に駆動部22が接続されている。
駆動部22は、読取装置Z1の読取面23上をイメージセンサヘッドY1が副走査方向に移動するように設けられている。駆動部22は、読取装置Z1のガイドレール(不図示)上に車輪(不図示)が配置されており、モータ等の駆動機構(不図示)を駆動させることにより、読取面23上のイメージセンサヘッドY1を副走査方向へ移動することができる。なお、イメージセンサヘッドY1の内部に駆動部22を設けてもよい。
読取装置Z1は、読取面23に記載された画像等を読み取る際に、まず1画素分の幅の1ラインの画像等を線状に読み取る。次に、制御部は、読み取った1ラインの隣の画素を読み取るために、駆動部22を動作させて、読取装置Z1がガイドレール上を1画素分隣に移動するように駆動部22を動作させる。そして、読取装置Z1は、読み取り対象の位置にある画像等の読取媒体を読み取る。この作動を複数回繰り返すことにより、画像等の全体を読み取る。
なお、読取装置Z1として、電子黒板の例を示したが、複合機等に本技術を用いてもよい。その場合、イメージセンサヘッドY1は、複合機に固定されており、駆動部22は、読取媒体を主走査方向である搬送方向に駆動させて読取媒体を読み取る。また、カバーガラス17を備えるイメージセンサヘッドY1を例示したが、イメージセンサヘッドY1はカバーガラス17を備えていなくともよい。
<第2の実施形態>
図11,12を用いて照明装置X2について説明する。照明装置X2は、光拡散部10が接続部8の近傍における反射部11a,11bに設けられるとともに、導光体3aと導光体3bとの間に接続部8として接着剤13が配置されており、導光体3aと導光体3bとが接着剤13により接続されて構成されている。また、図12に示すように、導光部材1の端部から接続部8に向かうに従って、プリズム12同士の間隔(以下、プリズムピッチと称する)が狭くなっている。そのため、プリズムピッチが、発光部材7側よりも接続部8側のほうが短くなっている。その他の構成は、照明装置X1と同じである。
接着剤13は、アクリル系などのシリコーン樹脂を用いることができる。また、上述した一液常温熱硬化系接着剤、あるいは一液湿気硬化性弾性接着剤を用いることができる。
接着剤13の透過率Tは、透過率パーセントで75〜96%であることが好ましく、導光体3a,3bの透過率Tと同等または導光体3a,3bの透過率よりも低いことが好ましい。接着剤13の透過率Tを導光体3a,3bの透過率Tと同等とすることで、接続部8にて反射が生じにくくなり、接続反射を低減させることができることから、接続部8の近傍から出射する光量を減らすことができる。
また、接着剤13の透過率を導光体3a,3bの透過率よりも低くすることにより、接続部8にて反射が生じにくくなり、接続部8の近傍から出射する光量を減らすことができる。
プリズムピッチは、導光部材1の端部から接続部8に向かうに従って、プリズムピッチが狭くなっている。つまり、図12で示すように発光部材7側よりも接続部8側のほうが短くなっている。照明装置X2では、発光部材7側ではプリズムピッチL1を0.6〜1.0mm、接続部8側ではプリズムピッチL2を0.1〜0.6mmとして形成されている。そして、照明装置X2は、発光部材7側から接続部8側に向けて漸次プリズムピッチが短くなるように構成されている。
このように、接続部8側のプリズムピッチL2が、発光部材7側のプリズムピッチL1よりも短く形成されていることにより、発光部材7からの距離が遠い接続部8側においても、接続部8側の光量を確保することができる。
ここで、照明装置は、作動時に発熱する場合があり、導光部材の両端が固定されている場合に、導光体が熱膨張することにより、導光体同士の接続部に応力が生じて、導光体に反りが生じる場合がある。このように導光体に反りが生じると導光部材の光出射面にゆがみを発生させ、照明装置の照明光に輝度むらが生じる場合、あるいは平均輝度を低下する場合がある。
また、照明装置を用いて、例えば、電子黒板用の読取装置を形成する場合、照明装置を重錘方向に立てた状態で作動する場合があり、この場合においても接続部に応力が集中して、導光体が変形を生じる場合がある。
これに対して、照明装置X2は、接続部8として接着剤13を用いたことから、導光体3a,3bの熱膨張を緩和することができ、両端部が固定されていた場合においても、導光体3a,3bの反りを抑えることができる。それにより、導光部材1の光出射面のゆがみの発生を抑えることができ、照明装置の輝度むら、あるいは平均輝度の低下を低減することができる。
さらに、照明装置X2を、下方に位置する導光体3aを枠体にねじ止め等により強固に固定して、導光体3aと導光体3bとを接着剤13により接続し、上方に位置する導光体3bを枠体に接着剤13により固定することで、照明装置X2は、下方の導光体3aは強固に固定され、上方の導光体3bは変形可能に固定されることとなる。それにより、導光体3a,3bが熱膨張した場合においても、導光部材1が上方に伸びることができ、導光部材1の反りを抑えることができる。
接着剤13として弾性を有する弾性接着剤を用いることが、さらに好ましい。弾性を有する弾性接着剤を用いることで、導光体3a,3bの熱膨張に起因した応力をさらに緩和することができる。また、導光体3a,3bの自重に起因した応力も緩和することができる。
さらに、接着剤13にて導光体3aと導光体3bとを接続することから、温度変化のみならず湿度変化が生じた場合においても、信頼性を向上させることができる。
なお、発光部材7側から接続部8側に向けて漸次プリズムピッチが短くなるように構成した例を示したが、発光部材7側のプリズムピッチL1に比べて接続部8側のプリズムピッチL2が段階的に短くなるように構成してもよい。
図13を用いて第2の実施形態に係る照明装置X2の変形例について説明する。照明装置X2´は、導光部材1の端部から接続部8に向かうに従って、プリズム12の長さが短くなっている。つまり、プリズム12の配列方向における、発光部材7側に位置するプリズム12の長さL3よりも、プリズム12の配列方向における、接続部8側に位置するプリズム12の長さL4のほうが短くなっている。また、接着剤13に光拡散粒子を含有させており、接着剤13が光拡散部10として機能している。その他の構成は照明装置X2と同様であり説明を省略する。
照明装置X2´は、導光部材1の端部から接続部8に向かうに従って、プリズム12の長さが短くなっていることから、発光部材7からの距離が遠い接続部8側においても、読取媒体に出射する光量を確保することができる。
プリズム12の長さは、例えば、発光部材7側のプリズムの長さL3を0.4mmとして、接続部8側のプリズムの長さL4を0.2mmとすることができる。これらの値は実施形態に合わせて適宜設定すればよい。
また、照明装置X2と照明装置X2´とを組み合わせて、発光部材7側と接続部8側とのプリズムピッチおよびプリズムの長さを変えてもよい。つまり、発光部材7側のプリズムピッチL1に比べて、接続部8側のプリズムピッチL2を短くするとともに、発光部材7側のプリズムの長さL3に比べて、接続部8側のプリズム長さL4を短くする構成とすることで、さらに接続部8側の読取媒体に出射する光量を確保することができる。
接着剤13は、内部に光拡散粒子として、炭酸カルシウムを1.0〜10.0重量%含有している。なお、炭酸カルシウムではなく、酸化チタンあるいは、乳白色の顔料を光拡散粒子として含有させてもよい。
接着剤13が光拡散部10として機能することから、透過反射および接続反射を低減することができ、接続部8の近傍における光量を低減することができる。また、接着剤10に光拡散粒子を含有させることにより、光拡散部10を形成するため、照明装置X2´に容易に光拡散部10を形成することができる。
図14を用いて、光拡散部10の変形例について説明する。
図14(a)に示す照明装置X2´´は、接着剤13のかわりに光拡散部10を備えており、プリズム12のうち接続部8に最も近い側に位置するプリズム12に、光拡散粒子が含有されており、光拡散部10として機能している。その他の点は、照明装置X2と同様である。
導光体3a,3bの端面6a,6bの間に配置された光拡散部10は、アクリル等の透明な部材の両面に摺り加工が施されており、不透明に形成されている。導光体3a,3bの端面6a,6bは、それぞれ鏡面加工が施されており、導光体3a,3bの端面6a,6bは、光拡散部10とそれぞれ接触している。それにより、光拡散部10と導光体3a,3bの端面6a,6bとの境界にて、反射が生じる可能性を低減することができる。それにより、接続反射を低減することができる。
また、接続部8に最も近い側に位置するプリズム12が、光拡散部10として機能している。そのため、接続部8の近傍における通常反射、透過反射および接続反射を低減することができ、接続部8の近傍から出射される光量を低減することができる。
図14(b)に示す照明装置X2´´´は、導光体3a,3bの端面6a,6bに第2凹凸部が設けられている。導光体3a,3bの端面6a,6bは、サンドブラスト工法等により、表面処理されており第2凹凸部が形成されている。導光体3a,3bの端面6a,6b同士の間には、接着剤13が設けられており、導光体3a,3b同士を接続している。
このように、導光体3a,3bの端面6a,6bに第2凹凸部が形成されていることにより、導光体3a,3bの端面6a,6bにて光を拡散することができ、導光体3a,3bの端面6a,6bが光拡散部10として機能する。そのため、導光体3a,3bの端面6a,6bにて反射する光を低減することができる。また、導光体3a,3bの端面6a,6bに凹凸部が設けられているため、接着剤13が、第2凹凸部に入り込むことにより、導光体3a,3b同士の接続強度を向上させることができる。なお、第2凹凸部を第1凹凸部と同様の部材により形成してもよい。
なお、プリズム12同士の間隔とは、プリズムピッチを意味しており、図12(a)に示すように、隣り合うプリズム12の頂点同士の間隔L1,L2を意味する。プリズム12の長さとは、図13(a)に示すように、1つのプリズム12の長さL3,L4を示す。また、プリズム12の高さとは、反射部11a,11bより突出したプリズム12の高さを示す。さらにまた、プリズム12の傾斜とは、三角形状のプリズム12を用いた場合に、プリズム12を構成する斜面の傾きを意味する。
なお、照明装置X2においては、光拡散部10を接続部8の近傍における反射部11a,11bの下方、および接着剤13の下方に設けた例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、光拡散部10を、接続部8の近傍における出射部9a,9bに設けてもよい。また、光拡散部10を、接続部8および接続部8の近傍における出射部9a,9bに設けてもよい。また、光拡散部10を、接続部8、および接続部8の近傍における反射部11a,11bに設けてもよい。また、光拡散部10を、接続部8の近傍における出射部9a,9b、および接続部8の近傍における反射部11a,11bに設けてもよい。さらにまた、光拡散部10を、接続部8、接続部8の近傍における出射部9a,9b、および接続部8の近傍における反射部11a,11bのすべてに設けてもよい。
<第3の実施形態>
図15〜17を用いて照明装置X3について説明する。照明装置X3は、接続部8の近傍における反射部11a,11bに吸光部5が設けられており、接続部8に光拡散粒子を含有した接着剤13が塗布されており、光拡散部10として機能している。
集光部18は、中央部、および中央部の外側に位置する縁部を有しており、光を集光する機能を有する。集光部18は一般に知られるレンズ等を用いることができる。なお、集光部18の中央部とは、集光部18の中心から70〜85%程度の領域を示し、集光部18の端部とはそれ以外の部位を示す。
図16は、照明装置X3を備えるイメージセンサヘッドY2を概略的に示す斜視図である。イメージセンサヘッドY2は、読取媒体Pに光を照射して読取媒体Pからの反射光を読み取ることにより、読取媒体Pの画像データを読み取っている。より詳細に説明すると、導光部材1から読取媒体Pに向けて光が出射される。読取媒体Pに出射された光は読取媒体Pにより反射される。読取媒体Pにより反射された光は、複数設けられた集光部18にて集光され、集光部18に対応する受光素子16に供給される。複数の受光素子16は、読取媒体Pからの反射光を読取り、読取媒体Pの画像情報を電子データへと変換する。
ここで、集光部は、集光部の中央部と縁部とでは集光する光量に差が生じる場合がある。詳細には、集光部は、集光部の中央部と縁部とで周辺光量の低下により光量に差が生じる場合があり、集光部の縁部において、集光部の中央部に比べて光量が少なくなる可能性がある。そのため、受光素子に供給される光量にばらつきが生じる可能性がある。
しかしながら、図17に示す照明装置X3は、集光部18の縁部に対応するプリズム12同士の間隔が、集光部18の中央部に対応するプリズム12同士の間隔よりも小さい構成となっている。つまり、集光部18の縁部に対応する反射部11a,11bの領域に存在するプリズム12の数が、集光部18の中央部に対応する反射部11a,11bの領域に存在するプリズム12の数よりも多い構成となる。
そのため、集光部18の縁部に対応する反射部11a,11bにより反射される光量が、集光部18の中央部に対応する反射部11a,11bにより反射される光量よりも多くなる。それゆえ、集光部18の縁部に供給される光量が、集光部18の中央部に供給される光量よりも多くなり、受光素子16に供給される光量のばらつきを低減させることができる。
また、反射部11a,11bに吸光部5を設け、接続部8に光拡散部10を設けたことにより、透過光および接続部8における反射光を低減することができるとともに、反射部11a,11bに設けられた吸光部5により、透過反射および接続反射をさらに低減することができる。そのため、接続部8の近傍の光量を低減することができる。
なお、集光部18の縁部に対応するプリズム12とは、集光部18の縁部に光を供給する位置に存在するプリズム12を意味する。また、集光部18の縁部に対応する反射部11a,11bの領域とは、集光部18の縁部に光を供給する位置に存在する反射部11a,11bの領域を意味する。集光部18の中央部に対応するプリズム12とは、集光部18の中央部に光を供給する位置に存在するプリズム12を意味する。また、集光部18の中央部に対応する反射部11a,11bの領域とは、集光部18の中央部に光を供給する位置に存在する反射部11a,11bの領域を意味する。
つまり、集光部18の縁部に対応する反射部11a,11bの領域に位置するプリズム12により反射された反射光は、読取媒体Pに照射され、読取媒体Pにて反射された反射光は、集光部18の端部に供給されることとなる。集光部18の中央部においても同様である。これらの対応関係については、例えば、シミュレーションにより求めることができる。具体的には、導光部材1の各種寸法、集光部18の位置情報、およびプリズム12の形状等の情報を演算手段に入力し、プリズム12の反射光が集光部18に照射する領域を求めることができる。そのため、プリズム12の反射光と、集光部18との対応関係を求めることができる。
照明装置X3では、集光部18の縁部に対応するプリズム12同士の間隔を、集光部18の中央部に対応するプリズム12同士の間隔よりも小さくする例を示したが、プリズム12の長さを変化させてもよい。つまり、集光部18の縁部に対応する反射部11a,11bの領域におけるプリズム12の長さが、集光部18の中央部に対応する反射部11a,11bの領域におけるプリズム12の長さよりも長い構成としてもよい。この場合においても、集光部18の縁部に供給する光量を増加させることができ、受光素子16に供給される光量のばらつきを低減させることができる。
図18を用いて、照明装置X3の変形例である照明装置X3´について説明する。照明装置X3´は、プリズム12が、断面視して、第1面14aと、第1面14aよりも接続部8から遠い側に位置する第2面14bとを有しており、第1面14aおよび第2面14bにより三角形状を構成しており、第2面14bに吸光部5が設けられている。
このように、吸光部5が、プリズム12の第2面14bに設けられていることから、透過反射および接続反射を低減することができる。つまり、プリズム12は第1面14aにより通常反射を低減せずに、接続部8の光量増加の原因となる透過反射および接続反射を第2面14bに設けられた吸光部5により吸光することができるため、接続部8の近傍における光量を低減することができる。なお、プリズム12の第2面14bに吸光部5を設けた例を示したが、光拡散部10を設けてもよい。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、実施形態X1〜X3を任意に組み合わせてもよい。
例えば、反射部11a,11bにおけるプリズム12の形状を位置によって異なる形状としてもよい。例えば、接続部8側のプリズムの高さを、発光部材7側のプリズム12の高さよりも高くすることにより、接続部8の近傍の光量を多くすることができる。
また、導光体3a,3bを2本組み合わせた導光部材1について例示したが、2本以上の導光体3a,3bを組み合わせて導光部材1を形成してもよい。
さらにまた、出射部9a,9b、反射部11a,11bおよび接続部8のすべての部位に光拡散部10を設けてもよく、出射部9a,9b、反射部11a,11bおよび接続部8のすべての部位に吸光部5を設けてもよい。また、光拡散部10と吸光部5とを組み合わせて両方同時に用いてもよい。好ましくは、出射部9a,9bおよび接続部8に光拡散部10を設けて、反射部11a,11bに吸光部5を設けることが好ましい。これにより、導光部材1から出射される全体の光量の低下を抑えるとともに、接続部5の近傍の光量を低減することができ、導光部材1から均一な光量を供給することができる。
なお、照明装置X1を用いたイメージセンサヘッドY1を備える読取装置Z1の例について説明したが、このイメージセンサヘッドY1に代えて、イメージセンサヘッドY2を採用した読取装置Z1を構成してもよい。
X1〜X3 照明装置
Y1,Y2 イメージセンサヘッド
Z1 読取装置
1 導光部材
3a,3b 導光体
5 吸光部
6a,6b 端面
7a,7b 発光部材
8 接続部
9a,9b 出射部
10 光拡散部
11a,11b 反射部
12 プリズム
13 接着剤
14a 第1面
14b 第2面
16 受光素子
18 集光部
20 枠体

Claims (12)

  1. 光を出射する出射部および該出射部の反対側に配置された反射部を有した複数の導光体を接着剤を介して接続してなる導光部材と、
    該導光部材の両端部に配置され、該導光部材に光を供給する発光部材と、を備え、
    前記接着剤の近傍における前記反射部の外表面上および前記反射部側の前記接着剤上に、黒色の膜が設けられており、
    前記膜の主走査方向における長さが、前記接着剤の主走査方向における長さよりも長いことを特徴とする照明装置。
  2. 前記接着剤の透過率が、前記導光体の透過率よりも低い、請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記接着剤は、弾性を有する弾性接着剤である、請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記接着剤は、光拡散粒子を含有している、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の照明装置。
  5. 前記反射部は複数のプリズムを含んでおり、
    前記プリズムは、断面視して、第1面と、該第1面よりも前記接着剤から遠い側に位置する第2面とを有しており、前記第1面および前記第2面により三角形状を構成しており、
    前記第2面に前記膜が設けられている、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記導光体は、前記接着剤にて接続される端面に、第2凸凹部を有する、請求項1乃至のいずれか1項に記載の照明装置。
  7. 前記反射部は複数のプリズムを含んでおり、
    前記導光部材の端部から前記接着剤に向かうに従って、前記プリズム同士の間隔が狭くなっている、請求項1に記載の照明装置。
  8. 前記反射部は複数のプリズムを含んでおり、
    前記導光部材の端部から前記接着剤に向かうに従って、前記プリズムの長さが短くなっている、請求項1に記載の照明装置。
  9. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の照明装置と、
    前記出射部と離間して配置され、前記出射部より出射された光を読取媒体に出射し、該読取媒体から反射した光を集光する複数の集光部と、
    複数の該集光部により集光された光を受光する複数の受光素子と、を備えることを特徴とするイメージセンサヘッド。
  10. 前記照明装置の前記反射部は複数のプリズムを含んでおり、
    前記集光部は、中央部、および該中央部の外側に位置する縁部を有しており、
    前記集光部の前記縁部に対応する前記反射部の領域には複数の前記プリズムが配置され、前記集光部の前記中央部に対応する前記反射部の領域にも複数の前記プリズムが配置されており、
    前記集光部の前記縁部に対応する前記反射部の領域における前記プリズム同士の間隔が、前記集光部の前記中央部に対応する前記反射部の領域における前記プリズム同士の間隔よりも小さい、請求項に記載のイメージセンサヘッド。
  11. 前記照明装置の前記反射部は複数のプリズムを含んでおり、
    前記集光部は、中央部、および該中央部の外側に位置する縁部を有しており、
    前記集光部の前記縁部に対応する前記反射部の領域には複数の前記プリズムが配置され、前記集光部の前記中央部に対応する前記反射部の領域にも複数の前記プリズムが配置されており、
    前記集光部の前記縁部に対応する前記反射部の領域のプリズムの長さが、前記集光部の前記中央部に対応する前記反射部の領域のプリズムの長さよりも長い、請求項に記載のイメージセンサヘッド。
  12. 請求項10乃至11のいずれか1項に記載のイメージセンサヘッドと、
    該イメージセンサヘッドまたは前記読取媒体を搬送方向に駆動させる駆動部と、を備えることを特徴とする読取装置。
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