JP5787271B2 - 自動水栓 - Google Patents
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Description
この類の自動水栓では、物体を検知するセンサとして赤外線や超音波を用いた反射型センサが一般的に使用されている。
反射型センサを用いた自動水栓では、反射して返ってきた反射波の大きさによって、被検知物体の検知判断をしている。
このような自動水栓を用いて洗面器に水溜めをする技術として、特許文献1が公知となっている。
図10は、従来の自動水栓装置を示す模式図である。
図10(a)に示すように、物体検知センサ8は検知領域12を持っていて、その先方に洗面器のボウル部43があるとすると、検知領域12はボウル部43よりも手前に設定されることになる。
そして、物体検知センサ8で人体を検知させて水溜めを行い、水位が図10(b)で示す水面76までになった段階で止水する。
その結果、洗濯衣類77が検知領域12の中に入ってしまい、自動水栓から予期せぬ吐水をしてしまうことがあった。
これにより、ボウル部へ水溜めをしている状態で洗濯衣類を漬け置き洗いしていても、水面の揺らぎで物体検知センサの検知領域を出たり入ったりする洗濯衣類を検知することがなくなり、予期せぬ誤吐水をすることがなくなる。
これにより、ボウル部へ水溜めを完了している状態で洗濯衣類を放り込んでも、水溜め完了後の最初の物体検知をキャンセルすることで検知し難くして、洗濯衣類が物体検知センサの検知領域を横切っても吐水することがなくなり、予期せぬ誤吐水をすることがなくなる。
まずは、図1、図2、図3を参照しつつ、第1の実施形態による自動水栓の基本構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる自動水栓を例示する模式図である。
図2は、第1の実施形態にかかる自動水栓を例示するブロック図である。
図3は、第1の実施形態にかかる操作パネルを例示する模式図である。
なお、本実施形態の自動水栓2は、洗面台1以外にも、例えばキッチンといった、吐水が必要な場所に設置することができる。
給水源28からは水又は湯(以下、湯水と呼ぶ)が供給されており、給水経路としての給水ホース52と給水ホース53に接続された電磁弁26を経由して水栓本体4の吐水口30から湯水が吐水される。
また、排水栓75を閉めることにより、ボウル部43に湯水を溜めることができる。排水栓75を開けておけば、ボウル部43に湯水は溜まらずに排水口(図示しない)から排出されていく。
投光素子20は、ボウル部43に臨ませて設けられており、所定の投光量の光をボウル部43に向けて投光する。投光素子20から投光された光は、ボウル部43や使用者の手などによって反射され、この反射光を受光素子22が受光する。
この検知信号は電磁弁駆動手段73へと渡され、電磁弁駆動手段73は検知信号を受け取ることによって、電磁弁26を開駆動して吐水動作を行う。
1つ目の例は、排水栓75に磁石を設けて、排水口にリードスイッチを設けた構成である。排水栓75を閉めたときに排水口のリードスイッチがオンすることで、排水栓75が閉められたことを検出でき、これから水溜め行為が始まるということが判断できる。
2つ目の例は、排水口に流量センサを設けた構成である。吐水が開始したにも関わらずに、流量センサが検知しなければ、吐水した湯水がボウル部43に溜まっていると判断できる。
4つ目の例は、ボウル部43の底部に重量センサを設けた構成である。重量センサがボウル部43に溜まる水の重さを検出することで、湯水がボウル部43に溜まっていることが判断できる。
このように水溜め検知部70を構成することで、自動水栓2は、ボウル部43に湯水が溜められているか否かを判定することができる。
なお、制御部24は、マイクロプロセッサ、メモリ、及びこれらを作動させるプログラム等(以上図示せず)により構成することができる。
モード切替スイッチ51と連続吐水スイッチ61は操作パネル50に設けられており、モード切替スイッチ51を押す毎に、吐水モードが自動吐水モードと連続吐水モードに交互に切り替わる。
図4は、第1の実施形態にかかる自動水栓の動作を示すタイムチャートである。
物体検知センサ8は、先述したように検知領域12を持っているが、この検知領域12の範囲を水溜め検知部70の検知状況によって切り替えている。つまり、期間T11では水溜め検知部70は非検知中であり、このときの検知領域12の範囲は大きくする。また、期間T12では水溜め検知部70は検知中であり、このときの検知領域12の範囲は小さくする。
図5(a)は、水溜め検知部70が非検知中における、物体検知センサ8の検知領域12aを示しており、図5(b)は、水溜め検知部70が検知中における、物体検知センサ8の検知領域12bを示している。また、図5(b)では、水面76の位置まで水溜めをして、そこに漬け置き洗い用の洗濯衣類77を放り込んでいる状態である。
水溜め検知部70が検知中における検知領域12bは、水溜め検知部70が非検知中における検知領域12aよりも小さくなっているので、水面76に浮かんでいる洗濯衣類77は検知しない。
図6は、第1の実施形態にかかる物体検知センサの送信パワーの調整方法を示す模式図である。
送信パワーを調整する1つ目の例は、図6(a)に示すように、伝播波の送信時間を変える方法である。赤外の発光波で言えば、赤外の発光時間が変わるということであり、発光時間が長ければ送信パワーは大きくなり、発光時間が短くなれば送信パワーは小さくなる。
3つ目の例は、図(c)に示すように、伝播波の送信回数を変える方法である。赤外の発光波で言えば、赤外の発光回数が変わるということであり、発光回数が多ければ送信パワーは大きくなり、発光回数が少なければ送信パワーは小さくなる。
これらのように送信パワーを変えることによって、物体検知センサ8の検知領域12の範囲を変えることが可能となる。
このように、送信部20又は受信部22の制御を変更することで、物体検知センサ8の検知領域12の範囲を変化させることは可能である。
つまり、水溜めをしている状態のボウル部43に洗濯衣類77を放り込むと、洗濯衣類77は溜められた湯水の水面76付近を漂うことになる。そうなると、物体検知センサ8が通常の検知領域12aのままだと浮遊する洗濯衣類77を検知してしまい、予期せぬ誤吐水がなされてしまうことがある。
このようにして、ボウル部43へ水溜めをしている状態で洗濯衣類77を漬け置き洗いしていても、物体検知センサ8の検知領域12を小さくすることで検知し難くして、物体検知センサ8の検知領域12が水面76に浮遊する洗濯衣類77の位置まで及ばなくすることで、洗濯衣類77を検知することがなくなり、予期せぬ誤吐水をすることがなくなる。
ここからは、第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態による自動水栓2の基本構成については、図1の模式図、図2のブロック図、図3の模式図を参照しつつ説明した内容と同様でよいため、その説明は省略する。
水溜め検知部70が非検知中のとき、物体検知センサ8の検知オンディレイ時間は短く、被検知物体が検知領域12に入ってくると即座に吐水を開始する(時刻T21)。ここで言う検知オンディレイ時間とは、被検知物体が検知領域12に入ってきてから被検知物体を有りと判定するまでの判定時間のことである。このときの検知オンディレイ時間は、例えば、0.1秒といった短い時間でよい。そして、被検知物体が検知領域12から出ていくと吐水を終了して止水する(時刻T22)。
そして、再び被検知物体が検知領域12に入ってきて(時刻T26)、その状態が検知オンディレイ時間である1秒が経過した時点で吐水開始する(時刻T27)。その後、被検知物体が検知領域12から出て行くと吐水を終了して止水する(時刻T28)。
つまり、水溜めをしている状態のボウル部43に洗濯衣類77を放り込むと、洗濯衣類77は溜められた湯水の水面76付近を漂うことになる。そうなると、物体検知センサ8が通常の検知オンディレイ時間のままだと、浮遊する洗濯衣類77が水面76の揺らぎで検知領域12を出たり入ったりすることで検知と非検知を繰り返し、予期せぬ誤吐水を繰り返してしまうことがある。
このようにして、ボウル部43へ水溜めをしている状態で洗濯衣類77を漬け置き洗いしていても、物体検知センサ8の被検知物体を有りと判定するまでの判定時間を長くすることで検知し難くして、物体検知センサ8の検知領域12を出たり入ったりする洗濯衣類77を検知することがなくなり、予期せぬ誤吐水をすることがなくなる。
ここからは、第3の実施形態について説明する。
第3の実施形態による自動水栓2の基本構成については、図1の模式図、図2のブロック図、図3の模式図を参照しつつ説明した内容と同様でよいため、その説明は省略する。
水溜め検知部70が非検知から検知状態に変わった後(時刻T31)、最初に被検知物体が検知領域12に入ってきても物体検知センサ8は有りの判定はせず、吐水は開始しない(時刻T32)。そして、被検知物体が検知領域12からそのまま出て行くと吐水を開始せずに終了する(時刻T33)。その後、再び被検知物体が検知領域12に入ってきたときは、物体検知センサ8は有りの判定をして、吐水を開始する(時刻T34)。そして、被検知物体が検知領域12から出ていくと吐水を終了して止水する(時刻T35)。
つまり、水溜めを完了した後にボウル部43に洗濯衣類77を放り込んだとき、洗濯衣類77はどうしても検知領域12を横切ってしまう。そうなると、洗濯衣類77が検知領域12を横切ったタイミングで洗濯衣類77を検知してしまい、予期せぬ誤吐水がなされてしまうことがある。
このようにして、ボウル部43へ水溜めを完了している状態で洗濯衣類77を放り込んでも、水溜め完了後の最初の被検知物体検知をキャンセルすることで検知し難くして、洗濯衣類77が検知領域12を横切っても吐水することがなくなり、予期せぬ誤吐水をすることがなくなる。
図9は、水溜め検知にかかる自動水栓の動作を示すタイムチャートである。
連続吐水スイッチ61などで、ボウル部43への水溜めを開始し(時刻T41)、水溜めが完了した時点で吐水を終了して止水する(時刻T42)。この時刻T41から時刻T42までの間に、物体検知センサ8が一度も検知しなければ水溜めがなされたと判断する(時刻T42)。これにより、特別なセンサや機構を設けることなく、吐水パターンと物体検知センサ8の検知情報で水溜め行為を検出できるので、コストを削減できる。
その後、被検知物体が検知領域12に入ってきたときは吐水を開始し(時刻T43)、検知領域12から出ていったときは吐水を終了して止水する(時刻T44)。
つまり、吐水中にも関わらず、検知領域12に被検知物体が入ってこないということは、その行為は手洗いや洗顔といった洗浄行為ではなく、ただ湯水を吐水させているだけの行為、即ちボウル部43に湯水を溜めている行為だと判断しても差し支えない。
このようにして、特別なセンサや機構を設けることなく、吐水パターンと物体検知センサ8の検知情報で水溜め行為を検出できるので、コストを削減できる。
例えば、自動水栓2などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや物体検知センサ8、水溜め検知部70の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
例えば、第2の実施形態と第3の実施形態を組み合わせた制御も本発明の特徴から容易に発明可能である。
2…自動水栓
4…水栓本体
8…物体検知センサ
12…検知領域
12a…検知領域
12b…検知領域
20…投光素子(送信部)
22…受光素子(受信部)
24…制御部
26…電磁弁
28…給水源
30…吐水口
43…ボウル部
50…操作パネル
51…モード切替スイッチ
52、53…給水ホース(給水経路)
55…配線
56…配線
61…連続吐水スイッチ
70…水溜め検知部
73…電磁弁駆動手段
74…配線
75…排水栓
76…水面
77…洗濯衣類
Claims (2)
- 給水経路から給水された湯水を吐出する吐水口と、
前記給水経路に接続された電磁弁と、
前記吐水口から吐出される湯水を溜めるボウル部に湯水が溜められていることを検知する水溜め検知部と、
検知領域に向けて伝播波を送信し、その反射量に基づいて被検知物体の有り無しを判定して出力する物体検知センサと、
前記物体検知センサの出力に基づいて、前記電磁弁を駆動する電磁弁駆動手段と、
を備えた自動水栓において、
前記物体検知センサは、前記水溜め検知部が検知中には前記被検知物体を有りと判定するまでの判定時間を、前記水溜め検知部が非検知中のときよりも長くする、
ことを特徴とする自動水栓。 - 給水経路から給水された湯水を吐出する吐水口と、
前記給水経路に接続された電磁弁と、
前記吐水口から吐出される湯水を溜めるボウル部に湯水が溜められていることを検知する水溜め検知部と、
検知領域に向けて伝播波を送信し、その反射量に基づいて被検知物体の有り無しを判定して出力する物体検知センサと、
前記物体検知センサの出力に基づいて、前記電磁弁を駆動する電磁弁駆動手段と、
を備えた自動水栓において、
前記物体検知センサは、前記水溜め検知部が検知中には最初に前記被検知物体が前記検知領域に入ってきても有りと判定せず、その後、前記被検知物体が前記検知領域を出て、再び前記検知領域に入ってきたときは有りと判定する、
ことを特徴とする自動水栓。
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