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JP5785424B2 - 外反母趾用靴下、および外反母趾用靴下の編成方法 - Google Patents

外反母趾用靴下、および外反母趾用靴下の編成方法 Download PDF

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Description

本発明は、外反母趾の矯正・予防に用いられる外反母趾用靴下と、外反母趾用靴下の製造方法に関する。
特に、デザインを重視してつま先の幅が狭い靴を選ぶ女性において、親指が人差指側に曲がる外反母趾に悩む人が増えている。この外反母趾を着用により矯正、あるいは予防する靴下が種々提案されている。
例えば、特許文献1には、親指を挿入する袋部とそれ以外の指を挿入する袋部との間に、固形物(後入れ部材)を挿入できる袋部を形成した靴下が開示されている。この靴下を着用すれば、親指と人差指との間に固形物が挟まれることになるので、外反母趾を矯正・予防できる。
また、特許文献2には、靴下の筒内部に、パッド材(後入れ部材)を挿入できる袋部を縫製で形成した靴下が開示されている。この靴下もパット材で外反母趾を矯正・予防できる。
特開平7−324202号公報 実用新案登録第3101118号公報
しかし、特許文献1、2の靴下にはそれぞれ、次のような問題点があった。
まず、特許文献1の靴下は、袋部が外部から見える靴下であるので、靴下のデザインを重視する女性に敬遠される傾向がある。
一方、特許文献2の靴下は、袋部が内部に形成される靴下であるので、デザイン上の問題はない。しかし、袋部を縫製で靴下内部に接合しているため、靴下の生産性が芳しくない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、見栄えが良く、かつ生産性に優れる外反母趾用靴下を提供することにある。また、本発明の別の目的は、見栄えが良く、かつ生産性に優れる外反母趾用靴下の製造方法を提供することにある。
本発明外反母趾用靴下は、少なくとも前後一対の針床を有し、当該針床の編針に係止される編目を別の編針に目移しが可能な横編機を用いて無縫製に編成された外反母趾用靴下である。この本発明外反母趾用靴下は、筒状の靴下本体部と、その靴下本体部の内部における靴下着用者の親指と人差指との間に相当する位置で、靴下本体部の幅方向に並び、かつ、靴下本体部の甲側編地部と足裏側編地部とに繋がる少なくとも2つの内部編地部と、を備える。これら内部編地部により、外反母趾用靴下とは別個に用意される後入れ部材を保持する部材保持部が形成されている。
一方、本発明外反母趾用靴下の編成方法は、少なくとも前後一対の針床を有し、当該針床の編針に係止される編目を別の編針に目移しが可能な横編機を用いて、外反母趾用靴下を無縫製に編成するための外反母趾用靴下の編成方法であって、以下の工程を備えることを特徴とする。
[工程α]…靴下本体部を筒状に編成していき、当該靴下本体部の内部における靴下着用者の親指と人差指との間に相当する位置に差しかかったところで、編成途中の靴下本体部の編幅内に靴下本体部を編成する編糸で複数の掛け目を形成する。
[工程β]…工程αで形成した複数の掛け目のウエール方向に続く新たな編目を編成すること、及びその新たな編目を編幅方向の一方に移動させ、かつ当該移動により空針となった編針と、移動させた新たな編目の移動方向端部にほぼ対向する空針とに、掛け目を形成することを繰り返す。
[工程γ]…靴下本体部を編成しながら、工程βによって形成された掛け目に続く新たな編目を編成することを繰り返すことで靴下本体部の幅方向に並び、かつ、当該靴下本体部の甲側編地部と足裏側編地部とに繋がる少なくとも2つの内部編地部を編成し、これら内部編地部によって外反母趾用靴下とは別個に用意される後入れ部材を保持する部材保持部を形成する。
本発明外反母趾用靴下の編成方法は、さらに下記工程δを備えていても良い。
[工程δ]…工程γの後に、前記靴下本体部の編幅内に複数の掛け目を形成し、その複数の掛け目のウエール方向に続く新たな編目を形成すること、及びその新たな編目の両端部をそれぞれ、2つの内部編地部に接合することを繰り返し、当該2つの内部編地部の端部を閉じる閉じ面編地部を形成する。
本発明外反母趾用靴下は、後入れ部材を挿入するための部材保持部が、靴下本体部の内部に形成されているため、指袋のない通常の靴下と同じ外見を備える。そのため、本発明外反母趾用靴下は、見栄えを気にする女性であっても使用し易い。また、本発明外反母趾用靴下は、横編機により無縫製で編成されるため、生産性に優れる。
本発明外反母趾用靴下の編成方法によれば、後入れ部材を挿入するための部材保持部を靴下本体部の内部に形成した外反母趾用靴下を無縫製で編成することができる。
(A)は、実施形態1に示す外反母趾用靴下の概略図、(B)は(A)の部分拡大透視図である。 実施形態1に示す外反母趾用靴下の編成工程の前半部分を示す編成工程図である。 実施形態1に示す外反母趾用靴下の編成工程の後半部分を示す編成工程図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態に記載の編成はいずれも、左右方向に延び、かつ前後方向に互いに対向する前後一対の針床と、前後の針床間で編目の目移しが可能な2枚ベッド横編機を用いた編成例を説明する。もちろん、使用する横編機は4枚ベッド横編機であっても良い。
<実施形態1>
図1(A)に示す本実施形態の外反母趾用靴下100は、履き口部分10から編出され、つま先部分30の先端を閉じることによって完成される。この外反母趾用靴下100の最も特徴とするところは、図1(B)に示すように、靴下着用者の親指と人差指との間に相当する位置に、靴下100とは別に用意される後入れ部材(図示略)を収納・保持することができる部材保持部2を有することである。
この実施形態における外反母趾用靴下100の部材保持部2は、合計6つの編地部3〜8によって形成される。編地部3は面acgeの位置にある編地部(内部編地部)であり、編地部4は面bdhfの位置にある編地部(内部編地部)である。これら編地部3,4は、靴下100の幅方向に並んで、靴下本体部1のつま先部分30における甲側編地部31と足裏側編地32に連結されている。また、編地部5は面abdcの位置にある編地部であり、編地部3,4のかかと側を繋いでおり、編地部(閉じ面編地部)6は面efhgの位置にある編地部であり、編地部3,4のつま先側を繋いでいる。また、編地部7は面cdhgの位置にある編地部で、甲側編地部31の一部であり、編地部8は面abfeの位置にある編地部で、足裏側編地部32の一部である。
ここで、編地部5(面abdc)の辺cdは、甲側編地部31と繋がっておらず、開口している。この開口部から部材保持部2の内部に後入れ部材を挿入できるようになっている。編地部5の辺cd以外の辺と、他の編地部3,4,6,7,8の辺は全て閉じており、それによって部材保持部2から後入れ部材が脱落しないようになっている。
上記部材保持部2を編成するには、部材保持部2の手前まで、筒状に靴下本体部1を編成した後、編地部5の編出し部となる辺abを形成し、その辺abから紙面上方向き矢印の方向に編成コースを増していく。その際、編地部5の辺acと辺bdの両端以外は、靴下本体部1に連結されないように、靴下本体部1が係止される編針とは異なる空針に係止する。そうすることで、辺abが足裏側編地部32に連結され、辺cdに開口部が形成された編地部5が編成される。
次いで、靴下本体部1を編成しながら、編地部5の辺acから紙面手前向き矢印の方向に編成コースを増していくと共に、編地部5の辺bdから紙面手前向き矢印の方向に編成コースを増していく。その際、編地部3の辺cg、および編地部4の辺dhは甲側編地部31に連結し、編地部3の辺ae、および編地部4の辺bfは足裏側編地部32に連結する。その結果、編地部3,4,7,8が形成される。
最後に、編地部6の編出し部となる辺efを形成し、編地部6を編成する。その際、編地部6の辺egは編地部3の辺egと連結し、編地部6の辺fhは編地部4の辺fhと連結する。以降は、筒状に靴下本体部1の編成を継続し、つま先部分30の先端を閉じ合わせて外反母趾用靴下100を完成させる。
次に、部材保持部2の具体的な編成工程の一例を図2,3に基づいて説明する。図2,3における左欄の「S+数字」は工程番号を示す。図中の中欄のA〜Zは前針床(以下、FB)および後針床(以下、BB)の編針の位置を、a〜hは図1(B)に示す編地部3〜8の各頂点の近傍に位置する編目(あくまで目安)を示す。また、当該中欄の○は旧編目を、●は各工程で編成される新たな編目を、V字は掛け目もしくはタック目を、◎は重ね目を、■は伏目処理を示し、各編成工程で実際に編成動作を行った部分は太線で示す。さらに、図中の右欄における左右方向の矢印+『K』は、矢印の方向に給糸口を移動させる間に編成を行うことを、上下方向の矢印は、矢印の方向に目移しを行うことを示し、紙面左側にある操作が先に行われる。なお、説明を分かり易くするため、編針の数を実際の編成で使用する数より少なくして説明し、目移しの際のラッキングは省略する。
図2のS0には、周回編成により編成された靴下本体部1がFBとBBに係止された状態が示されている。この状態から以降の編成により、部材保持部2を編成していく。まず、S1では、FBの編針X,V,T,Rに編目を形成した後、BBの編針P,N,L,Jと、FBの編針P,N,L,Jとに交互に掛け目と編目を形成する。
次のS2では、FBの編針Qに掛け目を形成した後、BBの編針P,N,L,Jの掛け目に続く新たな編目を形成する。そして、BBの編針P,N,L,Jに形成した新たな編目をそれぞれ、FBの編針を経由させて、BBの編針R,P,N,Lに目移しする。
S3では、BBの編針Jに掛け目を形成した後、BBの編針L,N,P,Rに新たな編目を形成し、最後にFBの編針Sに掛け目を形成する。そして、BBの編針L,N,P,Rに形成した新たな編目をそれぞれ、FBの編針を経由させて、BBの編針N,P,R,Tに目移しする。
上記S2,S3とほぼ同様の編成を2回繰り返し、S4の状態とする。これまでの編成によって、図1(B)における部材保持部2の編地部5が形成され、その編地部5の辺cdの編目がBBの編針P,R,T,Vに、辺acの掛け目がBBの編針J,L,Nに、辺bdの掛け目がFBの編針Q,S,Uに係止される。なお、図中のS4の欄では特別に編地部5の編目を太線で示す。
次のS5では、BBの編針P,R,T,Vに係止される編地部5の辺cdを伏目処理する。そうすることで、編地部5の辺cdの両端部以外が靴下本体部1の甲側編地部31に繋がらずに開口し、その開口部が部材保持部2への後入れ部材の挿入口となる。
S6では、BBの編針J,L,Nに係止される掛け目(編地部5の辺ac)を一旦、FBの編針I,K,Mに逃がしてから、BBの編針C,E,G,I,K,M,O,Q,S,U,W,Yに編目を形成する。このS6により、甲側編地部31が、つま先部分30の先端に向かって1コース分編成される。ここで、部材保持部2の上面である編地部7は甲側編地部31の一部であるので、このS6により編地部7が、当該先端に向かって1コース編成されることにもなる。
S7では、S6においてFBの編針I,K,Mに逃がしておいた掛け目を、BBの編針J,L,Nに戻すと共に、FBの編針Q,S,Uに係止される掛け目(編地部5の辺bdであって編地部4の辺bd)を一旦、BBの編針R,T,Vに逃がしてから、FBの編針X,V,T,Rに編目を形成する。このS7により、足裏側編地部32の編幅方向の一部が、つま先部分30の先端に向かって編成される。
S8では、S7においてBBの編針R,T,Vに逃がしておいた掛け目を、FBの編針Q,S,Uに戻してから、その掛け目に続く新たな編目を形成する。このS8により、編地部4が、つま先部分30の先端に向かって1コース分編成される。
S9では、FBの編針Q,S,Uに係止される編目に続く新たな編目を形成すると共に、FBの編針P,N,L,Jに編目を、FBの編針Hにタック目を形成する。このS9により、編地部3がつま先部分30の先端に向かって1コース分編成され、かつ、足裏側編地部32の一部が編成される。ここで、部材保持部2の下面である編地部8は足裏側編地部32の一部であるので、このS9により編地部8が当該先端に向かって1コース編成されることにもなる。なお、FBの編針Hのタック目は、次のS10をスムースに行うためのものである。
S10では、BBの編針J,L,Nに編目を形成し、S11では、BBの編針N,L,Jと、FBの編針H,F,D,Bに編目を形成する。S10により、編地部3がつま先部分30の先端に向かって1コース分編成され、S11により、編地部3がさらに1コース分編成されると共に、足裏側編地部32の一部が編成される。
以後、部材保持部2の編地部3,4,7,8が完成するまで、S6〜S11と同様の編成を所定回数、繰り返す。編地部3,4,7,8が完成すれば、次に部材保持部2の編地部6を完成させる。その手順は、図3の編成工程図の通りである。
図3のS12〜S17では、編地部3,4が靴下本体部1に編み込まれないように編地部3,4と靴下本体部1を編成する。編成の際の考え方は図2と同じであるので、簡単に説明する。まず、BBの編針に係止される編地部3の辺egの編目を、FBの空針に目移ししておいて、BBの編針に係止される甲側編地部31を往復編成する(図3のS12,S13)。次いで、FBの編針に係止される編地部3の辺egと編地部4の辺fhの編目をBBの空針に目移ししておいて、FBの編針で足裏側編地部32を1コース分編成する(S14)。次に、FBの編針で足裏側編地部32の一部を編成してから、BBの編針に逃がしておいた編地部4の辺fhの編目をFBの編針に戻す(S15)。そして、S15においてFBの編針に戻した辺fhの編目に続く新たな編目を形成し(S16)、さらに、S16で形成した編目に続く新たな編目を形成すると共に、足裏側編地部32の一部を編成する(S17)。
S18では、FBの編針Q,S,Uに係止される編地部4の辺fhの編目を、BBの編針R,T,Vに目移しした後、FBの編針H〜Pに編目と掛け目を交互に形成する。FBの編針I,K,M,Oの掛け目は、編地部6の辺efとなる。
S19では、BBの編針J(R)に係止される編地部3(4)の編目を、FBの編針I(O)に係止される編地部6の編目に重ね、FBの編針O,M,K,Iに新たな編目を形成する。このS19により、足裏側編地部32から甲側編地部31に向かって編地部6が1コース分編成され、かつ編地部8の両端部がそれぞれ編地部3と編地部4とに連結される。
S20では、S19において形成したFBの編針I,K,M,Oに係止される編地部6の編目を、BBを経由させてFBの編針K,M,O,Qに目移しする。そして、BBの編針L,Tに係止される編地部3,4の編目をそれぞれ、FBの編針K,Qに係止される編地部6の両端の編目に重ね合わせた上で、FBの編針K,M,O,Qに新たな編目を形成する。このS20により、編地部6が1コース分編成されると共に、編地部6の左右端が編地部3,4に連結される。
S21では、S20において形成したFBの編針K,M,O,Qに係止される編地部6の編目を、BBを経由させてFBの編針M,O,Q,Sに目移しする。そして、BBの編針N,Vに係止される編地部3,4の編目をそれぞれ、FBの編針M,Sに係止される編地部6の両端の編目に重ね合わせた上で、FBの編針M,O,Q,Sに新たな編目を形成する。このS21により、編地部6がさらに1コース分編成されると共に、編地部6の左右端が編地部3,4に連結される。
S22では、FBの編針M,O,Q,Sに係止される編地部6の編目を、BBの編針K,M,O,Qに係止される甲側編地部31の編目に重ね合わせる。そして、S23では、BBの編針K,M,O,Q、S,U,W,Yに新たな編目を形成する。このS22,S23により、編地部6が甲側編地部31に連結される。
以降は、筒状に周回編成を行って靴下本体部1をつま先部分30の先端まで靴下本体部1を形成し、当該先端を閉じ合わせて外反母趾用靴下100を完成させる。
<実施形態2>
実施形態2では、実施形態1の説明に利用した図1〜3を用いて実施形態1の変形例を説明する。
実施形態1では、足裏側編地部32から編地部5(面abdc)を編出したが、甲側編地部31から編地部5を編出しても良い。その場合、編地部6(面efhg)も甲側編地部31から編出すことになる。後入れ部材を挿入するための開口部は、編地部5の辺abに形成すると良い。
上記開口部は、編地部6に形成することもできる。その場合、開口部は、編地部6の辺gh,ef,fh,egに設けることもできる。但し、辺gh(ef)に開口部を形成するには、編地部6を辺ef(gh)から編出す必要がある。これに対して、辺fh、egに開口部を形成する場合、編地部6を辺efから編出しても良いし、辺ghから編出しても良い。
また、編地部6(面efhg)を有さない外反母趾用靴下を編成することもできる。その場合、面efhgに後入れ部材を挿入するための開口部が形成される。この外反母趾用靴下を編成するには、編地部3,4を完成させたときに、その編地部3の辺egと編地部4の辺fhを伏目処理し、図3のS18に示す編地部6を編出すための掛け目の形成を行わなければ良い。なお、編地部6を有さない部材保持部2とする場合、編地部5の辺cdと甲側編地部31との間に開口部を形成しないことが好ましい。
その他、外反母趾用靴下のつま先側から編成を開始し、部材保持部を形成した後、履き口部分10に向かって筒状に靴下本体部1を編成しても良い。その場合、部材保持部2を編成するには、まず編地部6を編成して、その編地部6を足掛かりに編地部3,4,7,8を編成し、最後に編地部5を編成すると良い。この場合も、編地部5の形成を省略することができる。また、開口部は、編地部6の辺ef,gh、編地部5の辺ab,cd,ac,bdのいずれに形成しても良い。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるわけではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更して実施することができる。例えば、靴下本体部1は、リブ組織であっても良い。
100 外反母趾用靴下
10 履き口部分
30 つま先部分 31 甲側編地部 32 足裏側編地部
1 靴下本体部
2 部材保持部
3,4 編地部(内部編地部)
5,7,8 編地部
6 編地部(閉じ面編地部)

Claims (3)

  1. 少なくとも前後一対の針床を有し、当該針床の編針に係止される編目を別の編針に目移しが可能な横編機を用いて無縫製に編成された外反母趾用靴下であって、
    筒状の靴下本体部と、
    前記靴下本体部の内部における靴下着用者の親指と人差指との間に相当する位置で、前記靴下本体部の幅方向に並び、かつ、当該靴下本体部の甲側編地部と足裏側編地部とに繋がる少なくとも2つの面状に編成された内部編地部と、を備え、
    これら内部編地部により、外反母趾用靴下とは別個に用意される後入れ部材を保持する部材保持部が形成されていることを特徴とする外反母趾用靴下。
  2. 少なくとも前後一対の針床を有し、当該針床の編針に係止される編目を別の編針に目移しが可能な横編機を用いて、外反母趾用靴下を無縫製に編成するための外反母趾用靴下の編成方法であって、
    靴下本体部を筒状に編成していき、当該靴下本体部の内部における靴下着用者の親指と人差指との間に相当する位置に差しかかったところで、編成途中の靴下本体部の編幅内に靴下本体部を編成する編糸で複数の掛け目を形成する工程αと、
    前記工程αで形成した複数の掛け目のウエール方向に続く新たな編目を編成すること、及びその新たな編目を編幅方向の一方に移動させ、かつ当該移動により空針となった編針と、移動させた新たな編目の移動方向端部にほぼ対向する空針とに、掛け目を形成することを繰り返す工程βと、
    前記靴下本体部を編成しながら、前記工程βによって形成された掛け目に続く新たな編目を編成することを繰り返すことで、前記靴下本体部の幅方向に並び、かつ、当該靴下本体部の甲側編地部と足裏側編地部とに繋がる少なくとも2つの面状の内部編地部を編成し、これら内部編地部によって外反母趾用靴下とは別個に用意される後入れ部材を保持する部材保持部を形成する工程γと、
    を備えることを特徴とする外反母趾用靴下の編成方法。
  3. 前記工程γの後に、前記靴下本体部の編幅内に複数の掛け目を形成し、その複数の掛け目のウエール方向に続く新たな編目を形成すること、及びその新たな編目の両端部をそれぞれ、前記2つの内部編地部に接合することを繰り返し、当該2つの内部編地部の端部を閉じる閉じ面編地部を形成する工程δを備えることを特徴とする請求項2に記載の外反母趾用靴下の編成方法。
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