JP5778378B2 - 非水電解質電池セパレータ及び非水電解質二次電池 - Google Patents
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Description
1. 熱可塑性樹脂を含んで形成されシャットダウン機能を有する微多孔膜と、耐熱性高分子を含んで形成され前記微多孔膜の片面又は両面に積層された耐熱性多孔質層と、を備えた非水電解質電池セパレータであって、前記耐熱性高分子が、融点200℃以上のポリマー、あるいは、融点を有しないが分解温度が200℃以上のポリマーであり、前記耐熱性多孔質層には、下記(a)及び(b)を満足する無機フィラーが含まれていることを特徴とする非水電解質電池セパレータ。
(a)0.01≦d50≦20(μm)
(b)0<α≦2
(但し、d50は、レーザー回折式における粒度分布において、小さな粒子側から起算した質量累計50質量%の平均粒子直径(μm)を表す。αは、無機フィラーの均一性を示し、α=(d90−d10)/d50で表される。d90は、レーザー回折式における粒度分布において、小さな粒子側から起算した質量累計90質量%の平均粒子直径(μm)を表す。d10は、レーザー回折式における粒度分布において、小さな粒子側から起算した質量累計10質量%の平均粒子直径(μm)を表す。)
2. 前記無機フィラーが、下記(c)及び(d)を満足することを特徴とする上記1記載の非水電解質電池セパレータ。
(c)0.1≦d50≦2(μm)
(d)0<α≦1
(但し、d50とαの定義は上記1と同じ。)
3. 前記耐熱性多孔質層が、質量分率で50質量%以上95質量%以下の無機フィラーを含むことを特徴とする上記1又は2記載の非水電解質電池セパレータ。
4. 前記無機フィラーが金属水酸化物からなることを特徴とする上記1〜3のいずれか1項記載の非水電解質電池用セパレータ。
5. 前記金属水酸化物が、水酸化アルミニウムであることを特徴とする上記4記載の非水電解質電池用セパレータ。
6. 前記無機フィラーが多孔質フィラーであることを特徴とする上記1〜3のいずれか1項記載の非水電解質電池用セパレータ。
7. 前記多孔質フィラーは活性アルミナであることを特徴とする上記6記載の非水電解質電池用セパレータ。
8. 前記耐熱性高分子が、芳香族ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルイミドからなる群から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする上記1〜7のいずれか1項記載の非水電解質電池セパレータ。
9. 前記耐熱性高分子が、ポリメタフェニレンイソフタルアミドであることを特徴とする上記8記載の非水電解質電池セパレータ。
10. 前記熱可塑性樹脂が、ポリオレフィンを主体とする熱可塑性樹脂であることを特徴とする上記1〜9のいずれか1項記載の非水電解質電池セパレータ。
11. 前記非水電解質電池セパレータが、リチウムイオン二次電池用セパレータであることを特徴とする上記1〜10のいずれか1項記載の非水電解質電池セパレータ。
12. リチウムのドープ・脱ドープにより起電力を得る非水電解質二次電池であって、上記1〜11のいずれか1項記載の非水電解質電池セパレータを用いたことを特徴とする非水電解質二次電池。
本発明は、熱可塑性樹脂を含んで形成されシャットダウン機能を有する微多孔膜と、耐熱性高分子を含んで形成され前記微多孔膜の片面又は両面に積層された耐熱性多孔質層と、を備えた非水電解質電池セパレータであって、前記耐熱性高分子が、融点200℃以上のポリマー、あるいは、融点を有しないが分解温度が200℃以上のポリマーであり、前記耐熱性多孔質層には、下記(a)及び(b)を満足する無機フィラーが含まれていることを特徴とする非水電解質電池セパレータである。
(a)0.01≦d50≦20(μm)
(b)0<α≦2
そして、好ましくは、下記の(c)と(d)の式を満足するものである。
(c)0.1≦d50≦2(μm)
(d)0<α≦1
但し、上記式において、d50は、レーザー回折式における粒度分布において、小さな粒子側から起算した質量累計50質量%の平均粒子直径(μm)を表す。αは、無機フィラーの均一性を示し、α=(d90−d10)/d50で表される。d90は、レーザー回折式における粒度分布において、小さな粒子側から起算した質量累計90質量%の平均粒子直径(μm)を表す。d10は、レーザー回折式における粒度分布において、小さな粒子側から起算した質量累計10質量%の平均粒子直径(μm)を表す。
本発明では、上述した粒度分布を有する無機フィラーを用いることで、塗工液中の無機フィラーの分散性が向上し、耐熱性高分子の加工性や多孔質層の形成性を向上することができる。また、上述した粒度分布を有する無機フィラには、大小異なる粒子径の無機フィラーが耐熱性多孔質層に入っているので、無機フィラーの充填密度が高くなり、無機フィラーの有する機能(例えば耐熱特性等)を最大限引き出すことが可能となる。また、径が小さい粒子は孔形成に寄与するため良好な多孔質構造を形成することができ、一方、径が大きい粒子は耐熱性多孔質層の表面に出現するためセパレータのすべり性が向上するといった作用効果も得られる。
なお、無機フィラーとしては、上述した多孔質フィラーと非多孔質フィラーを適当な比率で混合して用いてもよい。
本発明で用いられる耐熱性高分子は、融点200℃以上のポリマーあるいは融点を有しないが分解温度が200℃以上のポリマーが適当である。具体的には、芳香族ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルイミドからなる群から選ばれる1種又は2種以上が好ましい。特に、耐久性の観点から全芳香族ポリアミドが好適であり、多孔質層を形成しやすく耐酸化還元性に優れるという観点から、メタ型全芳香族ポリアミドが好ましい。中でもポリメタフェニレンイソフタルアミドが好適である。
本発明において、耐熱性多孔質層とは、内部に多数の微細孔を有し、これら微細孔が連結された構造となっており、一方の面から他方の面へと気体あるいは液体が通過可能となった層を意味する。なお、耐熱性多孔質層は、主として、即ち、約90質量%以上が耐熱性高分子および無機フィラーからなるものであれば良く、約10質量%以下の、電池特性に影響を与えない他の成分を含んでいても良い。
本発明における微多孔膜とは、内部に多数の微細孔を有し、これら微細孔が連結された構造となっており、一方の面から他方の面へと気体あるいは液体が通過可能となった膜を意味する。かかる微多孔膜は、電池の温度が上昇したときに熱可塑性樹脂の一部が溶融して、微多孔膜の孔が閉塞し電流を遮断するといった、シャットダウン機能を発現する。なお、微多孔膜は、主として、即ち、約90質量%以上が熱可塑性樹脂からなるものであれば良く、約10質量%以下の、電池特性に影響を与えない他の成分を含んでいても良い。
X=K(τ2・L)/(ε・d)…(式1)
式1において、Kは測定由来の比例定数であり、τは曲路率、Lは膜厚、εは空孔率、dは平均孔径である。また、膜抵抗Yは下記の式2で与えられる。
Y=ρ・τ2・L/ε…(式2)
式2において、ρはセパレータに含浸させた電解液の比抵抗である。上記式1および式2よりY/Xは下記の式3のように表される。
Y/X=(ρ/K)・d…(式3)
非水電解質電池セパレータのガーレ値(JIS・P8117)は、10〜1000sec/100ccであることが好ましく、さらには100〜400sec/100ccであると好適である。非水電解質電池セパレータのガーレ値が10sec/100cc未満である場合は、微多孔膜のガーレ値が低過ぎであり、シャットダウン機能の低下が著しく実用的でない。また、ガーレ値が1000sec/100ccを超えると、イオン透過性が不十分となり、セパレータの膜抵抗が増加して電池の出力低下を招くという不具合が生じる。
本発明の非水電解質電池セパレータの製造方法は特に限定されないが、例えば、以下の(i)〜(iv)の工程を経て製造することが可能である。即ち、(i)耐熱性高分子の水溶性有機溶剤溶液に、上記(a)及び(b)を満足する無機フィラーを分散させ、塗工用スラリーを作製する工程と、(ii)得られた塗工用スラリーを微多孔膜の片面又は両面に塗工する工程と、(iii)塗工された微多孔膜上の耐熱性高分子を、凝固液を用いて凝固させる工程と、(iv)この凝固工程後の微多孔膜を水洗し乾燥する工程と、を実施することからなる製造方法である。
非水電解質電池セパレータが上述したような構成である限り、本発明の非水電解質電池セパレータは、公知のいかなる構成の非水電解質電池にも適用することができ、安全性および電池特性に優れた電池が得られる。
<1.測定法>
本発明における各種の測定方法は、以下の通りである。
[無機フィラーの平均粒子径および粒度分布]
レーザー回折式粒度分布測定装置(シスメックス社製、マスターサイザー2000)を用いて測定を行った。分散媒としては水を用い、分散剤として非イオン性界面活性剤Triton・X−100を微量用いた。なお、d50は、レーザー回折式における粒度分布において、小さな粒子側から起算した質量累計50質量%の平均粒子直径(μm)を表し、d90は質量量累計90質量%の平均粒子直径(μm)を表し、d10は質量累計10質量%の平均粒子直径(μm)を表す。αは、α=(d90−d10)/d50で求めた。
DMFにLiClを0.01モル/L溶解させた溶液にポリマーを1質量%溶解し、これを測定サンプルとしてGPC測定を実施し、分子量分布を算出した。測定には島津クロマトパックC−R4A、GPCカラム(昭和電工社製、GPC・KD−802)を用い、検出波長280nmで測定した。リファレンスは、ポリスチレン分子量標準物質を用いた。なお、微多孔膜と耐熱性多孔質層が複合化された状態のセパレータについては、まず、複合型セパレータ1gをサンプリングし、LiClを0.01モル/L溶解させたDMF20gに当該サンプルを加えて、80℃でアラミドだけを溶解させて測定サンプルを得た。耐熱性高分子中における低分子量ポリマーの含有量(質量%)は、図1に示すように、GPC曲線を分子量0から8.0×103までの区間で積分した値S1を、GPC曲線を分子量0から1.0×106までの区間で積分した値S2で割って、これに100を乗じて求めた。また、ここでいう分子量分布(MWD)はGPCで求められる重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比で表わされ、MWD=Mw/Mnで求められる。なお、重量平均分子量(Mw)および数平均分子量(Mn)は、分子量0から1.0×106までの全区間において計算したものである。
サンプルとなるポリマーを硫酸アンモニウム、硫酸、硝酸、過塩素酸と共に混合して、約300℃で9時間湿式分解後、蒸留水で希釈し、理学電機工業株式会社製ICP発光分析装置(JY170 ULTRACE)を用いて、定性及び定量を行なった。この方法により、アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属及び珪素の含有量を測定した。
また、サンプルとなるポリマーを自動試料燃焼装置AQF−100(ダイアインスツルメンツ社製)によって燃焼させ、発生したガスを過酸化水素水30ppmに吸収させてイオンクロマトグラフ(ICS−1500、ダイオネクス社製)、カラム(IonPacAG12A/AS12A)によって、ハロゲンの定性および定量を実施した。
接触式の膜厚計(ミツトヨ社製)にて、サンプルについて20点測定し、これを平均することで求めた。ここで、接触端子は底面が直径0.5cmの円柱状のものを用い、接触端子に1.2kg/cm2の荷重が印加されるような条件で測定した。
ガーレ値(秒/100cc)はJIS P8117に従い測定した。
1質量の%ポリマーと0.05%質量の塩化リチウムを含むDMF溶液を測定サンプルとして用い、島津クロマトパックC−R4AおよびODS(OctaDecylSilyl)カラムを使用して、検出波長280nmで測定した。評価するポリマーは、ポリマー製造後のポリマー、あるいは、複合型セパレータに組み込まれた耐熱層から採取した。複合型セパレータに組み込まれた耐熱層からアラミドの分子量分布を測定する方法としては、まず複合型セパレータ1gをサンプリングし、LiClを0.01モル/L溶解させたDMF20gに当該サンプルを加えて、80℃でアラミドだけを溶解させて測定サンプルを得た。
構成材料がa、b、c…、nからなり、構成材料の質量がWa、Wb、Wc…、Wn(g・cm2)であり、それぞれの真密度がda、db、dc…、dn(g/cm3)で、着目する層の膜厚をt(cm)としたとき、空孔率ε(%)は以下の式4により求めた。
ε={1−(Wa/da+Wb/db+Wc/dc+…+Wn/dn)/t}×100…(式4)
サンプルとなるセパレータを、2.6cm×2.0cmのサイズに切り出した。非イオン性界面活性剤(花王社製;エマルゲン210P)を3質量%溶解したメタノール溶液に、切り出したセパレータを浸漬し、風乾した。厚さ20μmのアルミ箔を、2.0cm×1.4cmに切り出しリードタブを付けた。このアルミ箔を2枚用意して、アルミ箔間に切り出したセパレータを、アルミ箔が短絡しないように挟んだ。電解液には、プロピレンカーボネートとエチレンカーボネートが1対1の質量比で混合された溶媒中にLiBF4を1M溶解させたものを用い、この電解液を上記セパレータに含浸させた。これをアルミラミネートパック中に、タブがアルミパックの外に出るようにして減圧封入した。このようなセルを、アルミ箔中にセパレータが1枚、2枚、3枚となるようにそれぞれ作製した。このセルを20℃の恒温槽中に入れ、交流インピーダンス法で、振幅10mV、周波数100kHzにてこのセルの抵抗を測定した。測定されたセルの抵抗値を、セパレータの枚数に対してプロットし、このプロットを線形近似し、傾きを求めた。この傾きに、電極面積である2.0cm×1.4cmを乗じて、セパレータ1枚当たりの膜抵抗(ohm・cm2)を求めた。
東洋精機社製のカード摩擦試験機を用いて評価した。1kgの重り(76mm角)にサンプルを貼り付けこれをSUS製ステージの上に置いた。これを速度90cm/分で10cm滑らせた。そして、SUS製ステージと接触していた側のサンプル表面を観察し、黒くなっているか否かを確認した。黒くなっている場合はステージ材料のSUSが研磨されていると判断し×と判定した。また、黒くなっていない場合はSUSが研磨されていないと判断し○と判定した。
得られたセパレータをロール状に巻き取り、これを室温で一ヶ月間保管した。その後、再び解除して、耐熱性多孔質層の表面状態を目視にて観察し、耐熱性多孔質層の欠落の有無を観察した。欠落が観察されない場合は○と判定した。また、欠落が観察される場合は×と判定した。
まず、セパレータをΦ19mmに打ち抜き、非イオン性界面活性剤(花王社製;エマルゲン210P)の3質量%メタノール溶液中に浸漬して風乾する。そしてセパレータに電解液を含浸させSUS板(Φ15.5mm)に挟んだ。ここで電解液は1M LiBF4 プロピレンカーボネート/エチレンカーボネート(1/1質量比)を用いた。これを2032型コインセルに封入した。コインセルからリード線をとり、熱電対を付けてオーブンの中に入れた。昇温速度1.6℃/分で昇温させ、同時に振幅10mV、1kHzの周波数の交流を印加することでセルの抵抗を測定した。
上記測定で135〜150℃の範囲で抵抗値が103ohm・cm2以上となった場合はSD特性を○とし、そうでなかった場合はSD特性を×とした。
上記のSD特性の評価において、シャットダウン機能が発現した後、150〜190℃の温度下においても抵抗値が1.0×103ohm・cm2以上のレベルを維持し続けた場合は、メルトダウンが生じておらず耐熱性に優れているため、耐熱性が良好(○)と判断した。一方、150〜190℃における抵抗値が1.0×103ohm・cm2を下回った場合は、耐熱性が不良(×)と判断した。
以下の実施例および比較例に示すセパレータを用いて、以下の通りリチウムイオン二次電池を作成し、そのサイクル特性を評価した。
コバルト酸リチウム(LiCoO2、日本化学工業社製)粉末89.5質量部と、アセチレンブラック4.5質量部及びPVdFの乾燥質量が6質量部となるように、6質量%のPVdFのNMP溶液を用い、正極剤ペーストを作製した。得られたペーストを、厚さ20μmのアルミ箔上に塗布乾燥後プレスして、厚さ97μmの正極を得た。
負極活物質としてメソフェーズカーボンマイクロビーズ(MCMB、大阪瓦斯化学社製)粉末87質量部と、アセチレンブラック3質量部及びPVdFの乾燥質量が10質量部となるように、6質量%のPVdFのNMP溶液を用い、負極剤ペーストを作製した。得られたペーストを、厚さ18μmの銅箔上に塗布乾燥後プレスして、厚さ90μmの負極を作製した。
エチレンカーボネートとエチルメチルカーボネートを3:7の質量比で混合した溶液に、LiPF6が1mol/Lとなるように溶解したものを用いた。
上記正極(2cm×1.4cm)及び負極(2.2cm×1.6cm)を以下の実施例および比較例で作製したセパレータ(2.6cm×2.2cm)を介して対向させた。これに上記電解液(0.15〜0.19g)を含浸させアルミラミネートフィルムからなる外装に封入してリチウムイオン二次電池を作製した。
作製したリチウムイオン二次電池について、充放電測定装置(北斗電工社製 HJ−101SM6)を使用し、充放電を100サイクル繰り返した(充放電の条件として、充電については、1.6mA/hで4.2Vまでの充電を行い、放電については1.6mA/hで2.75Vまでの放電を行った)。そして、1サイクル目の放電容量と100サイクル目の放電容量から、サイクル特性を以下の式5により算出した。
サイクル特性(%)=(100サイクル目の放電容量)÷(1サイクル目の放電容量)×100…(式5)
サイクル特性が80%以上であれば良好(○)と評価し、80%未満であれば不良(×)と判断した。
まず、無機フィラーの分子量分布の効果について検討した。
[実施例1]
1)ポリメタフェニレンイソフタルアミドの製造
イソフタル酸クロライド160.5gをテトラヒドロフラン1120mlに溶解し、撹拌しながら、メタフェニレンジアミン85.2gをテトラヒドロフラン1120mlに溶解した溶液を、細流として徐々に加えていくと白濁した乳白色の溶液が得られた。撹拌を約5分間継続した後、更に撹拌しながら炭酸ソーダ167.6g、食塩317gを3400mlの水に溶かした水溶液を速やかに加え、5分間撹拌した。反応系は数秒後に粘度が増大後、再び低下し、白色の懸濁液が得られた。これを静置し、分離した透明な水溶液層を取り除き、ろ過によってポリメタフェニレンイソフタルアミドの白色重合体185.3gが得られた。
ポリエチレンパウダーとして、Ticona社製のGUR2126(重量平均分子量415万、融点141℃)とGURX143(重量平均分子量56万、融点135℃)を用いた。GUR2126とGURX143を、1:9(質量比)となるようにして、ポリエチレン濃度が30質量%となるように流動パラフィン(松村石油研究所社製;スモイルP−350P;沸点480℃)とデカリンの混合溶媒中に溶解させ、ポリエチレン溶液を作製した。このポリエチレン溶液の組成は、ポリエチレン:流動パラフィン:デカリン=30:45:25(質量比)であった。
前記で得られたポリメタフェニレンイソフタルアミドとポリエチレン多孔膜を用い、そして、これに無機フィラーを併用して、本発明の非水電解質電池セパレータを製造した。
具体的には、ポリメタフェニレンイソフタルアミドと、水酸化アルミニウムからなる無機フィラー(昭和電工社製;H−43M)が、質量比で25:75となるように調整し、これらをポリメタフェニレンイソフタルアミド濃度が5.5質量%となるように、ジメチルアセトアミド(DMAc)とトリプロピレングリコール(TPG)が質量比50:50となっている混合溶媒に混合し塗工用スラリーを得た。なお、前記無機フィラーは、レーザー回折式における粒度分布において、d90が1.05、d50が0.75、d10が0.38であった。また、この無機フィラーにおいては、水分が0.3%、SiO2が0.01%、Fe2O3が0.01%、Na2Oが0.34%含まれていた。
得られた非水電解質電池セパレータの特性を分析し、その評価結果を表1に示した。なお、以下の実施例2,3および比較例1,2の評価結果についても同様に表1に示した。
レーザー回折式における粒度分布において、d90が1.07、d50が1.02、d10が0.50の水酸化アルミニウム(昭和電工社製;H−42M)に変更した以外は、実施例1と同様の方法で本発明の非水系二次電池用セパレータを得た。なお、この無機フィラーにおいては水分が0.23%、SiO2が0.01%、Fe2O3が0.01%、Na2Oが0.33%であった。
水酸化アルミニウム(昭和電工製;H−43M)を280℃で熱処理し、平均粒子径0.8μm、比表面積400m2/gの活性アルミナ(多孔質フィラー)を得た。この活性アルミナを無機フィラーとして用いた点以外は、実施例1と同様にして、本発明の非水系二次電池用セパレータを得た。なお、この無機フィラーにおいては、SiO2が0.01%、Fe2O3が0.01%、Na2Oが0.34%含まれていた。
レーザー回折式における粒度分布において、d90が22.0、d50が8.0、d10が1.50の水酸化アルミニウム(昭和電工社製;H−32)に変更した以外は、実施例1と同様の方法で非水系二次電池用セパレータを得た。
レーザー回折式における粒度分布において、d90が58.0、d50が23.0、d10が5.10の水酸化アルミニウム(昭和電工社製;H−21)に変更した以外は、実施例1と同様の方法で非水系二次電池用セパレータを得た。
次に、耐熱性樹脂の分子量等の効果について検討した。
[実施例4]
実施例3と同様の方法で本発明の非水系二次電池用セパレータを得た。このセパレータの物性は、耐熱性多孔質層の空孔率71%、ガーレ値309秒/100cc、膜抵抗2.7ohm・cm2、全体の膜厚20μmであった。なお、実施例3におけるポリマーの分子量分布Mw/Mnは6で、重量平均分子量Mwは1.5×105で、分子量8000以下の低分子量体の含有量は3.4質量%であった。また、このポリマー中のナトリウムの含有量は100ppm、鉄の含有量は2ppm、珪素の含有量は3ppm、マグネシウムの含有量は3ppm、塩素の含有量は80ppmであった。
イソフタル酸クロライド160.5gをテトラヒドロフラン1120mlに溶解した溶液と、メタフェニレンジアミン83.9gをテトラヒドロフラン1120mlに溶解した溶液を用いた以外は、実施例1と同様にしてポリメタフェニレンイソフタルアミドの白色重合体185.0gを得た。このポリメタフェニレンイソフタルアミドは、分子量分布Mw/Mnが10で、重量平均分子量Mwが2.0×105で、分子量8000以下の低分子量体の含有量は3.0質量%であった。
温度計、撹拌装置及び原料投入口を備えた反応容器に、水分率が100ppm以下のNMP753gを入れ、このNMP中にメタフェニレンジアミン85.5gを溶解し、0℃に冷却した。この冷却したジアミン溶液にイソフタル酸クロライド160.5gを撹拌しながら徐々に添加し反応させた。この反応で溶液の温度は70℃に上昇した。粘度変化が止まった後、水酸化カルシウム粉末を58.4g添加し、さらに40分間撹拌して反応を終了させて重合溶液を取り出し、水中で再沈殿させポリメタフェニレンイソフタルアミドを184.0g得た。このポリマーの分子量分布Mw/Mnは4で、重量平均分子量Mwは1.0×105で、分子量8000以下の低分子量体の含有量は0.8質量%であった。また、このポリマー中のカルシウムの含有量は120ppm、塩素の含有量は198ppmであった。
以上の結果を表3にまとめて示す。なお、実施例4〜6のセパレータについてポリメタフェニレンイソフタルアミドのGPC測定を実施したところ、分子量分布Mw/Mnおよび重量平均分子量Mwは塗布前のポリマーと同等であった。
次に、全芳香族ポリアミドの末端基濃度比の影響について検討した。
[実施例7]
イソフタル酸クロライド160.5gをテトラヒドロフラン1120mlに溶解し、撹拌しながら、メタフェニレンジアミン84.9gをテトラヒドロフラン1120mlに溶解した溶液を、細流として徐々に加えていくと白濁した乳白色の溶液が得られた。撹拌を約5分間継続した後、更に撹拌しながら炭酸ソーダ167.6g、食塩317gを3400mlの水に溶かした水溶液を速やかに加え、5分間撹拌した。反応系は数秒後に粘度が増大後、再び低下し、白色の懸濁液が得られた。これを静置し、分離した透明な水溶液層を取り除き、ろ過によってポリメタフェニレンイソフタルアミドの白色重合体185.3gが得られた。このポリアミドの末端基濃度比は、[COOX]/[NH2]=2.2であった。そして、上記のようにして得られたポリメタフェニレンイソフタルアミドを用いた以外は、実施例3と同様の方法で本発明の非水系二次電池用セパレータを得た。
このセパレータを用いてサイクル特性評価を行った。その際の100サイクル目の放電容量の測定結果を表4に示す。
温度計、撹拌装置及び原料投入口を備えた反応容器に、水分率が100ppm以下のNMP753gを入れ、このNMP中にメタフェニレンジアミン84.9gを溶解し、0℃に冷却した。この冷却したジアミン溶液にイソフタル酸クロライド160.5gを撹拌しながら徐々に添加し反応させた。この反応で溶液の温度は70℃に上昇した。粘度変化が止まった後、水酸化カルシウム粉末を58.4g添加し、さらに40分間撹拌して反応を終了させて重合溶液を取り出し、水中で再沈殿させポリメタフェニレンイソフタルアミドを184.0g得た。このポリアミドの末端基濃度比は、[COOX]/[NH2]=2.1であった。そして、このようにして得られたポリメタフェニレンイソフタルアミドを用いた以外は、実施例3と同様の方法で本発明の非水系二次電池用セパレータを得た。
このセパレータを用いてサイクル特性評価を行った。その際の100サイクル目の放電容量の測定結果を表4に示す。
メタフェニレンジアミン86.4gを用いた以外は、実施例7と同様にして、ポリメタフェニレンイソフタルアミドの白色重合体16.4gを得た。ポリアミドの末端基濃度比は、[COOX]/[NH2]=0.8であった。そして、このようにして得られたポリメタフェニレンイソフタルアミドを用いた以外は、実施例3と同様の方法で本発明の非水系二次電池用セパレータを得た。
このセパレータを用いてサイクル特性評価を行った。その際の100サイクル目の放電容量の測定結果を表4に示す。
Claims (12)
- 熱可塑性樹脂を含んで形成されシャットダウン機能を有する微多孔膜と、耐熱性高分子を含んで形成され前記微多孔膜の片面又は両面に積層された耐熱性多孔質層と、を備えた非水電解質電池セパレータであって、
前記耐熱性高分子が、融点200℃以上のポリマー、あるいは、融点を有しないが分解温度が200℃以上のポリマーであり、
前記耐熱性多孔質層には無機フィラーが含まれており、当該無機フィラーとしては下記(a)及び(b)を満足する無機フィラーのみが含まれており、
前記耐熱性多孔質層の空孔率は60〜90%である、非水電解質電池セパレータ。
(a)0.01≦d50≦20(μm)
(b)0<α≦2
(但し、d50は、レーザー回折式における粒度分布において、小さな粒子側から起算した質量累計50質量%の平均粒子直径(μm)を表す。αは、無機フィラーの均一性を示し、α=(d90−d10)/d50で表される。d90は、レーザー回折式における粒度分布において、小さな粒子側から起算した質量累計90質量%の平均粒子直径(μm)を表す。d10は、レーザー回折式における粒度分布において、小さな粒子側から起算した質量累計10質量%の平均粒子直径(μm)を表す。) - 前記無機フィラーが、下記(c)及び(d)を満足することを特徴とする請求項1記載の非水電解質電池セパレータ。
(c)0.1≦d50≦2(μm)
(d)0<α≦1
(但し、d50とαの定義は請求項1と同じ。) - 前記耐熱性多孔質層が、質量分率で50質量%以上95質量%以下の無機フィラーを含む
ことを特徴とする請求項1又は2記載の非水電解質電池セパレータ。 - 前記無機フィラーが金属水酸化物からなる
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の非水電解質電池セパレータ。 - 前記金属水酸化物が、水酸化アルミニウムである
ことを特徴とする請求項4項記載の非水電解質電池セパレータ。 - 前記無機フィラーが多孔質フィラーである
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の非水電解質電池セパレータ。 - 前記多孔質フィラーは活性アルミナである
ことを特徴とする請求項6記載の非水電解質電池セパレータ。 - 前記耐熱性高分子が、芳香族ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルスルホン、ポリスルホン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルイミドからなる群から選ばれる1種又は2種以上である
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の非水電解質電池セパレータ。 - 前記耐熱性高分子が、ポリメタフェニレンイソフタルアミドである
ことを特徴とする請求項8記載の非水電解質電池セパレータ。 - 前記熱可塑性樹脂が、ポリオレフィンを主体とする熱可塑性樹脂である
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項記載の非水電解質電池セパレータ。 - 前記非水電解質電池セパレータが、リチウムイオン二次電池用セパレータである
ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項記載の非水電解質電池セパレータ。 - リチウムのドープ・脱ドープにより起電力を得る非水電解質二次電池であって、
請求項1〜11のいずれか1項記載の非水電解質電池セパレータを用いた
ことを特徴とする非水電解質二次電池。
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