JP5769583B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
この発明は、サイドウォール部とビード部とを含むサイド部の外表面に環状の装飾印刷部を設けてなる空気入りタイヤ(以下、「タイヤ」という)に関するものであり、特には、タイヤの装飾性を向上させて付加価値を高めるとともに、他のタイヤとの外観上の十分な差別化を実現する技術を提案するものである。
サイドウォール部およびビード部のそれぞれを含むサイド部の外表面に、会社名、ブランド名、タイヤサイズ、製造時期その他を、文字、図形、バーコードを含む記号等からなる標章によって表示する従来技術では、全ての標章を、隆起部、窪み部およびリッジの少なくとも一つからなる凹凸面によって形成することが広く一般に行われていた。
しかるに、標章をタイヤのサイド部外表面の凹凸面によって形成する場合は、タイヤの負荷転動時に空気抵抗が大きくなって、車両の高速走行時の燃費の低下が否めないという問題があり、また、標章の彩りが、タイヤの地色と同色になるため、標章の視認性が低いという問題があった。
そのため、特許文献1に記載されているような印刷装置を用いて、タイヤのサイド部外表面に標章の印刷を施す技術が提案されている。
この印刷装置では、タイヤサイド部の周方向に、相互に等しい角度間隔をおいて配置した、位置固定の複数の上抑えロールのそれぞれによって、タイヤサイド部の、外径と印刷面との間の領域を押圧して、タイヤの印刷面を、上抑えロールの影響下で間接的に平坦化させた状態で、タイヤを回動変位させながらインクジェットプリンタのヘッドからインキを噴射させることによって、タイヤのサイド部外表面に、所要の彩りの標章を印刷することができるとする。なお、この装置を用いる場合は、標章のみならず、タイヤのサイド部に印刷による装飾を形成することもできる。
この印刷装置では、タイヤサイド部の周方向に、相互に等しい角度間隔をおいて配置した、位置固定の複数の上抑えロールのそれぞれによって、タイヤサイド部の、外径と印刷面との間の領域を押圧して、タイヤの印刷面を、上抑えロールの影響下で間接的に平坦化させた状態で、タイヤを回動変位させながらインクジェットプリンタのヘッドからインキを噴射させることによって、タイヤのサイド部外表面に、所要の彩りの標章を印刷することができるとする。なお、この装置を用いる場合は、標章のみならず、タイヤのサイド部に印刷による装飾を形成することもできる。
しかるに、上記のような印刷装置を用いてタイヤのサイド部外表面に印刷を施す場合であっても、印刷された標章や装飾の明度がタイヤ地色の明度と大きく異なることで、看者が、標章や装飾が印刷された領域と印刷が施されていない領域との境界を強く感じることにより、印刷された領域がタイヤのサイド部に馴染まず違和感(以下、「違和感」という)を感じるという問題があった。
また、印刷の際にムラやインキのにじみが生じた場合、印刷部の特に外縁は、タイヤの地色の黒と印刷部との境界で、色の差が目立ってしまうため、その外縁での印刷不良が顕在化しやすいという問題があった。
また、印刷の際にムラやインキのにじみが生じた場合、印刷部の特に外縁は、タイヤの地色の黒と印刷部との境界で、色の差が目立ってしまうため、その外縁での印刷不良が顕在化しやすいという問題があった。
この発明の目的は、印刷装置を用いて印刷を施す際に生じていた従来のこのような問題点を有効に解決して、タイヤの負荷転動時の空気抵抗を低減させてなお、印刷による、タイヤのサイド部外表面の装飾性を十分に高め、かつ、ムラやインクのにじみによる印刷不良を目立ち難くして印刷済み商品タイヤの歩留まりを向上させたタイヤを提供することにある。
この発明のタイヤは、トレッド部の側部のタイヤ半径方向内方端に連続してタイヤ半径方向内方へ延びるサイドウォール部と、該サイドウォール部のタイヤ半径方向内方端に連続するビード部とを含むサイド部を具え、該サイド部のタイヤ最大幅位置よりもタイヤ半径方向外側の外表面に、環状の装飾印刷部の少なくとも一部を配設してなる空気入り空気入りタイヤであって、該装飾印刷部は、環状の模様部と、該模様部の少なくともタイヤ半径方向外側に配設された、環状のグラデーション部とを具え、該グラデーション部で、明度をタイヤ半径方向外方に向かって徐々に低下させてなるものである。
ここで、この発明において明度とは、HSVモデルにおいて定義され、明度100%を各色相で最も明るい色、明度0%を真黒とする。
また、明度は、分光測色計(例えば、コニカミノルタ社製)を用いて、標章、模様部またはグラデーション部等の測定対象の明度を他系統(例えばLab色空間)で測定した後、必要なソフトウエア(例えば、photoshop(登録商標))を用いてHSV系統に変換する方法によって測定するものとする。
また、明度は、分光測色計(例えば、コニカミノルタ社製)を用いて、標章、模様部またはグラデーション部等の測定対象の明度を他系統(例えばLab色空間)で測定した後、必要なソフトウエア(例えば、photoshop(登録商標))を用いてHSV系統に変換する方法によって測定するものとする。
なお、前記グラデーション部のタイヤ半径方向の幅は3mm以上10mm以下とし、該グラデーション部で、明度をタイヤ半径方向外方に向かって徐々に低下させることが好ましい。
また、前記装飾印刷部は、サイド部の外表面に、トレッド端のタイヤ半径方向内側に隣接して、前記グラデーション部との間で、タイヤ半径方向で3mm以上5mm以下の幅を持つ環状の黒色部をさらに設けるものとし、該黒色部の明度を20%以下とすることが好ましい。
このようなタイヤにおいては、前記装飾印刷部のタイヤ半径方向の幅をDp、前記トレッド端とタイヤ最大幅位置との間のタイヤ半径方向の幅をDとした場合、Dp≧Dとすることが好ましい。
そしてまた、前記グラデーション部の、タイヤ半径方向の両端の明度の差を30%以上とすること、また、前記グラデーション部のタイヤ半径方向の少なくとも外側の端部の明度を20%以下とすることが好ましい。なお、グラデーション部のタイヤ半径方向の端部の明度とは、グラデーション部のタイヤ半径方向境界線からグラデーション部内にタイヤ半径方向で1mmの幅の、環状の領域における明度をいう。
そしてさらに、前記装飾印刷部は前記模様部のタイヤ半径方向内側にもグラデーション部を具えるものとし、該グラデーション部のタイヤ半径方向の幅を3mm以上10mm以下とするとともに、タイヤ半径方向内方に向かって、明度を徐々に低下させることが好ましい。
以上に述べたところにおいて、前記装飾印刷部とリムライン位置との間に、タイヤ半径方向で15mm以上かつ前記装飾印刷部のタイヤ半径方向の幅DPの50%以下の間隔を設けることが好ましい。
なお、本発明において、グラデーション部のタイヤ半径方向の幅等の各寸法の測定は、タイヤを適用リムに装着して所定内圧を充填した無負荷状態で行うものとする。
また、「リムライン位置」とは、タイヤを適用リムに装着して所定内圧を充填した無負荷状態で、リムフランジ高さとほぼ面一になる個所に設けた周方向に連続する凸条の位置をいう。
ここで「適用リム」とは、タイヤが生産されまたは、使用される地域に有効な産業規格であって、日本ではJATMA(日本自動車タイヤ協会) YEAR BOOK、欧州ではETRTO(European Tyre and Rim Technical Organisation)のSTANDARD MANUAL、米国ではTRA(THE TIRE and RIM ASSOCIATION INC.)のYEAR BOOK等に規定されたリムを指す。
また、「所定内圧」とは、JATMA等の規格で、タイヤサイズに応じて規定される、タイヤの最大負荷能力に対応する充填空気圧(最高空気圧)をいい、「最大負荷能力」とは、上記の規格でタイヤに負荷することが許される最大の質量をいう。
なお、ここでいう空気は、窒素ガスその他の不活性ガスに置換することもできる。
また、「リムライン位置」とは、タイヤを適用リムに装着して所定内圧を充填した無負荷状態で、リムフランジ高さとほぼ面一になる個所に設けた周方向に連続する凸条の位置をいう。
ここで「適用リム」とは、タイヤが生産されまたは、使用される地域に有効な産業規格であって、日本ではJATMA(日本自動車タイヤ協会) YEAR BOOK、欧州ではETRTO(European Tyre and Rim Technical Organisation)のSTANDARD MANUAL、米国ではTRA(THE TIRE and RIM ASSOCIATION INC.)のYEAR BOOK等に規定されたリムを指す。
また、「所定内圧」とは、JATMA等の規格で、タイヤサイズに応じて規定される、タイヤの最大負荷能力に対応する充填空気圧(最高空気圧)をいい、「最大負荷能力」とは、上記の規格でタイヤに負荷することが許される最大の質量をいう。
なお、ここでいう空気は、窒素ガスその他の不活性ガスに置換することもできる。
この発明のタイヤでは、タイヤサイド部外表面の、環状の装飾印刷部の模様部の、少なくともタイヤ半径方向外側に環状のグラデーション部を設け、このグラデーション部で、印刷模様の明度を、タイヤ半径方向に徐々に変化させていることから、平坦な印刷によりサイド部外表面に凹凸を持たせることなく装飾を形成することができ、これにより、タイヤの転動時の空気抵抗を低減させることができる。また、グラデーション部の形成により、看者が感じていた違和感を解消して装飾性を十分向上させするとともに、印刷不良を目立ち難くすることができる。
またここで、前記グラデーション部のタイヤ半径方向の幅を3mm以上10mm以下とし、該グラデーション部で、明度をタイヤ半径方向外方に向かって徐々に低下させた場合には、グラデーション部内での明度の変化をより自然に見せるとともに、模様部のタイヤ半径方向の幅を十分に確保することができ、看者が感じる違和感を一層少なくして装飾性を一層向上させることができる。また一定の幅を確保することによって、印刷の際に生じるムラやインキのにじみを、印刷部の外縁で一層目立たちにくくすることができる。
サイド部のトレッド端付近には凹凸状の特殊な形状を設けることが多い。また、サイド部のトレッド付近に印刷を施した場合には、縁石等による擦れによって摩滅や汚損が生じて装飾性が低下するおそれがある。
ここで、前記サイド部の外表面が、前記トレッド端のタイヤ半径方向内側に隣接して、前記グラデーション部との間で、タイヤ半径方向で3mm以上5mm以下の幅を持つ環状の黒色部を具えるものとし、該黒色部の明度を20%以下とした場合には、サイド部のトレッド付近を凹凸状の特殊な形状としても、該黒色部をもって、印刷不良等を十分に隠すことができ、縁石等による摩滅や汚損の影響を少なくすることができるとともに、装飾印刷部のタイヤ半径方向の幅を十分に確保して、装飾性を確保することができる。
すなわち、黒色部のタイヤ半径方向の幅を3mm未満とした場合には、サイド部のトレッド付近が凹凸状の特殊な形状の場合に、印刷不良を十分に隠すことができず、また、縁石等による摩滅や汚損の影響を受けやすくなる。
また、黒色部のタイヤ半径方向の幅を5mmよりも大きくした場合には、装飾印刷部のタイヤ半径方向の幅が小さくなり、装飾性を十分に発揮させることができない。
ここで、前記サイド部の外表面が、前記トレッド端のタイヤ半径方向内側に隣接して、前記グラデーション部との間で、タイヤ半径方向で3mm以上5mm以下の幅を持つ環状の黒色部を具えるものとし、該黒色部の明度を20%以下とした場合には、サイド部のトレッド付近を凹凸状の特殊な形状としても、該黒色部をもって、印刷不良等を十分に隠すことができ、縁石等による摩滅や汚損の影響を少なくすることができるとともに、装飾印刷部のタイヤ半径方向の幅を十分に確保して、装飾性を確保することができる。
すなわち、黒色部のタイヤ半径方向の幅を3mm未満とした場合には、サイド部のトレッド付近が凹凸状の特殊な形状の場合に、印刷不良を十分に隠すことができず、また、縁石等による摩滅や汚損の影響を受けやすくなる。
また、黒色部のタイヤ半径方向の幅を5mmよりも大きくした場合には、装飾印刷部のタイヤ半径方向の幅が小さくなり、装飾性を十分に発揮させることができない。
ところで、前記装飾印刷部のタイヤ半径方向の幅をDp、前記トレッド端とタイヤ最大幅位置との間のタイヤ半径方向の幅をDとして、Dp≧Dとした場合は、トレッド端からタイヤ最大幅位置にかけて存在することのある、カーカスプライの折り返し端の存在に起因してタイヤサイド部に発生する円形状の凹凸部上に装飾印刷部を形成することで、該凹凸部を目立ちにくくして、看者がサイド部を観察する際に、凹凸部によって生じていた違和感を減じて装飾性を向上させて、タイヤユーザの不安感を払拭し、またタイヤの見映えを高めることができる。
ここで、前記グラデーション部において、タイヤ半径方向の両端の明度の差を30%以上50%未満の範囲とした場合には、模様部の色味を活かしつつ、装飾印刷部によって、看者が感じていた違和感を解消して、装飾性を向上させることができる。
この一方で、該グラデーション部の明度の差を50%以上としたときには、模様部により明度の高い模様を施して模様部をより鮮明にしつつ、明度が高い模様部のタイヤ半径方向外側域から、さらにタイヤ半径方向外側の、明度が低い黒色部またはトレッド端にかけて、明度を徐々に低下させることで、装飾がより自然に見えるようになり、装飾性をさらに向上させることができる。
なお、前記グラデーション部において、タイヤ半径方向の少なくとも外側の端部の明度を20%以下とした場合には、印刷された装飾の明度が、トレッド端に近づくにつれて、トレッド端の明度に近づくことになるので、ユーザの違和感を低減させることができ、装飾性をさらに向上させることができる。併せて、印刷の際に生じることのあるムラやインキのにじみがグラデーション部外縁でより一層目立たなくなり、印刷不良がより一層目立ち難くなる。
さらに、前記装飾印刷部が模様部のタイヤ半径方向内側にもグラデーション部を具え、前記タイヤ半径方向内側のグラデーション部の、タイヤ半径方向の幅を3mm以上10mm以下とし、タイヤ半径方向の内方に向かって明度を徐々に低下させた場合には、3mm以上の幅の該グラデーション部が、タイヤの模様部に比して奥まって見えることになり、幅広のタイヤを求めるユーザの要望に応えることができる他、模様等を印刷することで看者が感じていた違和感を解消し、また、印刷不良を一層目立ち難くすることができるとともに、模様部のタイヤ半径方向の幅が十分に確保され、装飾性を向上させることができる。
またさらに、前記装飾印刷部とリムライン位置との間に、タイヤ半径方向で15mm以上かつ前記装飾印刷部のタイヤ半径方向の幅DPの50%以下の間隔を設ける場合には、模様部のタイヤ半径方向の幅を確保して装飾性を確保しつつ、法規上必要なセリアル番号等が刻印されるリムライン付近に、模様等が存在しなくなることで、それらのセリアル番号等の視認性を高めることができる。
すなわち、該間隔が前記DPの50%よりも大きくなる場合には、サイド部のタイヤ半径方向内側の略黒色のタイヤ地色が目立ち、模様部のタイヤ半径方向の幅も小さくなるため、装飾性を十分向上させることができない。
すなわち、該間隔が前記DPの50%よりも大きくなる場合には、サイド部のタイヤ半径方向内側の略黒色のタイヤ地色が目立ち、模様部のタイヤ半径方向の幅も小さくなるため、装飾性を十分向上させることができない。
以下に、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態を説明する。
なお、下記の説明はあくまで例示であり、各部材の構成や作用効果等は、これに限定されるものではない。
図1に例示する空気入りタイヤ10は、トレッド部1と、トレッド部1の側部のタイヤ半径方向内方端に連続してタイヤ径方向内方に延びる各サイドウォール部2、及びサイドウォール部2のタイヤ半径方向内方端に連なる各ビード部3を含むサイド部4とを具えてなる。
なお、下記の説明はあくまで例示であり、各部材の構成や作用効果等は、これに限定されるものではない。
図1に例示する空気入りタイヤ10は、トレッド部1と、トレッド部1の側部のタイヤ半径方向内方端に連続してタイヤ径方向内方に延びる各サイドウォール部2、及びサイドウォール部2のタイヤ半径方向内方端に連なる各ビード部3を含むサイド部4とを具えてなる。
ここで、タイヤ10は、一対のビード部3間に延在するカーカスプライ6を具えており、該カーカスプライ6は、トレッド部1から一対のサイドウォール部2を介して一対のビード部3にわたってトロイド状に延び、ビード部3内に埋設されたビードコア5の周りに折り返すことで係止されている。
また、図2に示すように、タイヤサイド部4の外表面に、会社名等を示す標章11及び、環状の装飾印刷部12のそれぞれを印刷により形成する一方、装飾印刷部12とリムライン位置との間に、例えばタイヤサイズ等を示す従来通りの凹凸面からなる刻印13を施す。
装飾印刷部12は、サイド部4のタイヤ最大幅位置4aよりもタイヤ半径方向外側の外表面に少なくとも一部が配設されるが、図2及び図3に示す実施の形態のように、サイド部4の外表面の、トレッド端1aの近傍から、タイヤ最大幅位置4aを越えてビード部3またはその近傍まで設けるのが、十分な装飾を施し得る観点から望ましい。
ここで、環状の装飾印刷部12は、完全な環状、すなわちタイヤ周方向に1周連続して形成することが装飾性の観点から好ましいが、断続して形成することもでき、また、周上の一部に形成することもできる。この点は後述する、環状の模様部12a、環状グラデーション部12b、及び環状の黒色部14等についても同様である。
印刷により標章11及び、装飾印刷部12を所要の明度の下に形成することにより、視認性が向上することに加えて、印刷部分が平坦面であるため、走行時の空気抵抗が少なくなり、燃費性能が良くなり、また、タイヤサイド部のゴム表面へのクラックも発生し難くなるので、耐久性を向上させることができる。
装飾印刷部12は、サイド部4のタイヤ最大幅位置4aよりもタイヤ半径方向外側の外表面に少なくとも一部が配設されるが、図2及び図3に示す実施の形態のように、サイド部4の外表面の、トレッド端1aの近傍から、タイヤ最大幅位置4aを越えてビード部3またはその近傍まで設けるのが、十分な装飾を施し得る観点から望ましい。
ここで、環状の装飾印刷部12は、完全な環状、すなわちタイヤ周方向に1周連続して形成することが装飾性の観点から好ましいが、断続して形成することもでき、また、周上の一部に形成することもできる。この点は後述する、環状の模様部12a、環状グラデーション部12b、及び環状の黒色部14等についても同様である。
印刷により標章11及び、装飾印刷部12を所要の明度の下に形成することにより、視認性が向上することに加えて、印刷部分が平坦面であるため、走行時の空気抵抗が少なくなり、燃費性能が良くなり、また、タイヤサイド部のゴム表面へのクラックも発生し難くなるので、耐久性を向上させることができる。
一方、装飾印刷部12の内周側領域には、凹凸面からなる刻印13を施すことで、摩滅等による意図しない消滅を有効に防止することができる。
なお、刻印13が施されている領域は、回転半径が小さく、回転周速もまた小さくなることから、刻印が空気抵抗に及ぼす影響は比較的小さい。
なお、刻印13が施されている領域は、回転半径が小さく、回転周速もまた小さくなることから、刻印が空気抵抗に及ぼす影響は比較的小さい。
ところで、装飾印刷部12は、図3に示すところから明らかなように、模様部12aと、模様部12aのタイヤ半径方向外側に配設されたグラデーション部12bとを具える。
図示はしていないが、この実施形態では、模様部12aには、地球の衛星写真の中心部をくり抜き、半径方向に一定の幅を持った環状の模様が施されており、雲を示す部分は白く、海を示す部分は青く印刷されている。また、図に示すところからは明確ではないが、グラデーション部12bには、模様部12aからタイヤ半径方向の外周側に向かって明度を徐々に低下させて、色を白または青から黒へと変化させる印刷が施されている。
なお、グラデーション部12bでは、明度を、任意の態様で変化させることができる他、たとえば、タイヤ半径方向の外側に向けて、明度を線形的に低下させることもできる。
図示はしていないが、この実施形態では、模様部12aには、地球の衛星写真の中心部をくり抜き、半径方向に一定の幅を持った環状の模様が施されており、雲を示す部分は白く、海を示す部分は青く印刷されている。また、図に示すところからは明確ではないが、グラデーション部12bには、模様部12aからタイヤ半径方向の外周側に向かって明度を徐々に低下させて、色を白または青から黒へと変化させる印刷が施されている。
なお、グラデーション部12bでは、明度を、任意の態様で変化させることができる他、たとえば、タイヤ半径方向の外側に向けて、明度を線形的に低下させることもできる。
以上のように、サイド部4のトレッド端1a付近にグラデーション部12bを設けることで、従来技術ではトレッド端1a付近に印刷を施すことで看者が感じていた違和感を解消し、タイヤの装飾性を向上させることができるとともに、印刷不良を発生しにくくすることができる。
また、グラデーション部12bで、明度をタイヤ半径方向の外周側に向かって低下させることによって、装飾印刷部12の明度が、トレッド端1aに近づくにつれて、例えば明度を10%としたトレッド部1の明度に近づくことになるので、装飾印刷部12とトレッド端1aとの間に大きな明度差が生じず、ユーザの違和感を低減させることができる。しかも、サイド部4のなかでも大きな面積を占めるトレッド端1a付近の明度を、トレッド部自体の明度に近づけることで、タイヤの地の明度に一層近づくため、印刷に必要なインキの量を減少させて、製造コストを大きく低減させることができるとともに、塗布されるインキが薄くなることにより、印刷層へのひび割れの発生のおそれを取り除くことができる。
また、グラデーション部12bで、明度をタイヤ半径方向の外周側に向かって低下させることによって、装飾印刷部12の明度が、トレッド端1aに近づくにつれて、例えば明度を10%としたトレッド部1の明度に近づくことになるので、装飾印刷部12とトレッド端1aとの間に大きな明度差が生じず、ユーザの違和感を低減させることができる。しかも、サイド部4のなかでも大きな面積を占めるトレッド端1a付近の明度を、トレッド部自体の明度に近づけることで、タイヤの地の明度に一層近づくため、印刷に必要なインキの量を減少させて、製造コストを大きく低減させることができるとともに、塗布されるインキが薄くなることにより、印刷層へのひび割れの発生のおそれを取り除くことができる。
また、地球の衛星写真を模様部12aに形成する場合は、グラデーション部12bが成層圏のように見えるので、ユーザがタイヤのサイド部を見た際の違和感が生じにくい。
地球の衛星写真を模様部12aに形成する場合以外にも、模様部12aに、端部がブラックアウトしても違和感がない素材を選択して印刷することで、同様の効果を発生させ得ることは勿論であるが、それ以外の模様を模様部12aに印刷することも可能である。
地球の衛星写真を模様部12aに形成する場合以外にも、模様部12aに、端部がブラックアウトしても違和感がない素材を選択して印刷することで、同様の効果を発生させ得ることは勿論であるが、それ以外の模様を模様部12aに印刷することも可能である。
さらに、図3に示す、グラデーション部12bのタイヤ半径方向の幅DGを、3mm以上、好ましくは5mm以上とし、グラデーション部12bで、明度をタイヤ半径方向外方に向かって線形的に低下させた場合には、グラデーション部12bにおける明度の変化が緩やかになることによって、装飾印刷部12をより自然に見せることができ、装飾性を一層向上させることができる。ここで、グラデーション部12bのタイヤ半径方向の幅DGが広すぎる場合には、模様部12aのタイヤ半径方向の幅が狭くなり、装飾性が低下するため、グラデーション部12bのタイヤ半径方向の幅DGは10mmを限度とすることが好ましい。
またここでは、装飾印刷部12に、トレッド端1aのタイヤ半径方向内側に隣接して、タイヤ半径方向で3mm以上、好ましくは5mm以上の幅を持つ環状の黒色部14を設け、該黒色部14の明度を20%以下、例えば10%とすることが望ましい。この場合は、サイド部1のトレッド端1a付近には実質上装飾が施されず、実質的な装飾は、サイドリング付近よりもタイヤ半径方向内側に施されることになるので、サイド部4のトレッド付近を特殊な形状としても、装飾性を確保することができる。
なお、サイド部4のトレッド付近を特殊な形状とする例として、加硫工程時にモールドのサイドリングとトレッドリングとの間に空気だまりが発生することを防止するために、サイドリング付近に曲率を持たせることが考えられる。
ここで、黒色部14のタイヤ半径方向幅が広すぎる場合には、装飾印刷部12のタイヤ半径方向の幅が狭くなり、装飾性が低下するため、黒色部14のタイヤ半径方向の幅は、5mm以下とすることが好ましい。
なお、黒色部14には印刷を施さず、タイヤの地の色のままとすることができる。この場合、印刷に必要なインキをより少なくすることができるので、製造コストをより低減させることができるとともに、塗布されるインキを薄くして、印刷層へのひび割れの発生をより効果的に防止することができる。
この一方で、黒色部14に印刷を施して、黒色部14の明度が、トレッド端1aの明度や模様部12bのタイヤ半径方向外側の端部の明度と等しくなるように、黒色部14を形成することもできる。
なお、サイド部4のトレッド付近を特殊な形状とする例として、加硫工程時にモールドのサイドリングとトレッドリングとの間に空気だまりが発生することを防止するために、サイドリング付近に曲率を持たせることが考えられる。
ここで、黒色部14のタイヤ半径方向幅が広すぎる場合には、装飾印刷部12のタイヤ半径方向の幅が狭くなり、装飾性が低下するため、黒色部14のタイヤ半径方向の幅は、5mm以下とすることが好ましい。
なお、黒色部14には印刷を施さず、タイヤの地の色のままとすることができる。この場合、印刷に必要なインキをより少なくすることができるので、製造コストをより低減させることができるとともに、塗布されるインキを薄くして、印刷層へのひび割れの発生をより効果的に防止することができる。
この一方で、黒色部14に印刷を施して、黒色部14の明度が、トレッド端1aの明度や模様部12bのタイヤ半径方向外側の端部の明度と等しくなるように、黒色部14を形成することもできる。
このように、黒色部14を設けた場合は、トレッド端1a付近の装飾印刷部12の明度を、タイヤの地の明度により一層近づけることができて、印刷に必要なインキの量をより少なくすることができるので、製造コストをより低減させることができるとともに、塗布されるインキを薄くして、印刷層へのひび割れの発生をより効果的に防止することができる。
ところで、図3に示すように、装飾印刷部12のタイヤ半径方向の幅をDp、トレッド端1aとタイヤ最大幅位置4aとの間のタイヤ半径方向の幅をDとして、Dp≧Dとした場合には、トレッド端からタイヤ最大幅位置までの範囲内に存在することのある、カーカスプライの折り返し端の存在に起因する、円形状の凹凸部上に装飾が施されることになるので、該凹凸部を目立ちにくくして、外観品質を向上させることができる。
ここで、グラデーション部12bにおける、タイヤ半径方向の両端の明度の差を30%以上とした場合には、トレッド部1と模様部12aとの明度差が大きくなり、模様部12aがより鮮やかに見えるとともに、サイド部4のトレッド端1a付近の印刷ブレないしはピンぼけがより目立ちにくくなり、装飾性がさらに向上する。
なお、グラデーション部12bにおいて、タイヤ半径方向の少なくとも外側の端部の明度を20%以下とした場合には、印刷された装飾の明度が、トレッド端1aに近づくにつれて、トレッド端1aそれ自体の明度に一層近づくことになるので、ユーザ等の違和感を一層低減させることができ、また、タイヤ半径方向の少なくとも外側の端部の明度を、タイヤの地の明度により一層近づけることができるため、印刷に必要なインクの量を一層減少させて、製造コストを一層低減させることができるとともに、塗布されるインキを薄くできることで、印刷層へのひび割れの発生を防止することができる。
図示の実施形態ではさらに、模様部12aのタイヤ半径方向内側にもまたグラデーション部12cを設けることができる。図4に示すように、このグラデーション部12cでは、該グラデーション部12cの、タイヤ半径方向の幅DIを3mm以上、好ましくは5mm以上とし、図からは明確ではないが、タイヤ半径方向の内周側に向かって明度を徐々に低下させている。この場合には、グラデーション部12cが模様部12aに対して奥まって見え、広幅のタイヤを装着しているが如くに見えるようになるので、幅の広いタイヤを求めるユーザの要望に応えることができるとともに、印刷によって装飾を形成する際に、看者が感じていたリム21付近での違和感を解消し、装飾性を向上させることができ、また印刷不良を一層発生しにくくすることができる。
ここで、グラデーション部12cのタイヤ半径方向の幅DIが広すぎる場合には、模様部12aまたはグラデーション部12cのタイヤ半径方向の幅が狭くなり、装飾性が低下するため、グラデーション部12cのタイヤ半径方向の幅DIは10mm以下とすることが好ましい。
ここで、グラデーション部12cのタイヤ半径方向の幅DIが広すぎる場合には、模様部12aまたはグラデーション部12cのタイヤ半径方向の幅が狭くなり、装飾性が低下するため、グラデーション部12cのタイヤ半径方向の幅DIは10mm以下とすることが好ましい。
なお、グラデーション部12cにおいて、タイヤ半径方向の両端の明度の差を30%以上としたり、タイヤ半径方向の少なくとも内側の端部の明度を20%以下としたりすることもできる。これらの場合には、装飾性をさらに向上させることができる。
またさらに、図2のように、装飾印刷部12とリムライン位置との間に、タイヤ半径方向で15mm以上かつ前記装飾印刷部12のタイヤ半径方向の幅DPの50%以下の間隔DSを設ける場合には、模様部のタイヤ半径方向の幅を確保して装飾性を確保しつつ、法規上必要なセリアル番号等の刻印13が設けられるリムライン付近から装飾を取り除いて、それらのセリアル番号等の視認性を高めることができる。
以下、本発明に従う実施例タイヤ1〜26、比較例タイヤを試作して、それぞれの模様部を形成したタイヤに対して看者が感ずる違和感について調査した。具体的には、試作したタイヤのそれぞれを、50人の看者が観察して違和感を感ずるかどうかアンケート調査を行い、それぞれのタイヤについて違和感を感じない看者の数を集計した。その結果を表1に示す。なお、違和感の値は、比較例タイヤの調査結果をコントロールとして、各タイヤの調査結果を指数で示したものであり、数字が大きいほど、タイヤに対して感ずる違和感が少なく、装飾性に優れていることを示す。
ここで、実施例タイヤ1〜26は、サイズが195/65R15であり、タイヤ半径方向の幅が75mmであるタイヤのサイド部に、リムライン位置からタイヤ半径方向に15mmの間隔を設け、タイヤ半径方向の幅をそれぞれDI、DD、DG、DBとしてなる内側グラデーション部、模様部、グラデーション部、黒色部を、タイヤ半径方向の外側に向けて、順次隣接させて配設する。なお、トレッド端とタイヤ最大幅位置との間のタイヤ半径方向の幅Dは35mmである。
また、装飾印刷部には、地球の衛星写真の中心部をくり抜いた装飾が施されている。サイド部及びトレッド部のタイヤの地色の明度及び、黒色部の明度は10%であり、グラデーションは、タイヤ半径方向の両端の明度の差がΔV(%)となるように、タイヤ半径方向に線形的に明度を変化させている。
一方、比較例タイヤは、サイド部にグラデーション部、黒色部を設けず、その代わりに、リムライン位置からタイヤ半径方向に15mmの幅を持つ領域以外の全面を、模様部で形成していること以外は、実施例タイヤ1〜26と同様のタイヤである。
その結果、サイド部にグラデーション部を設けた実施例タイヤでは、比較例タイヤよりもユーザが感ずる違和感が低減し、装飾性が向上することが明らかになった。特にDGを5mm以上としたときに、違和感が大きく低減していることが明らかになった。また、黒色部、内側グラデーション部を設けることで、違和感がさらに低減することが明らかになった。
さらに、グラデーション部の半径方向の明度の差を50%以上とすることで、違和感が一層低減することが明らかになった。
以下、本発明に従う実施例タイヤ1、2、比較例タイヤをそれぞれ50本試作して、印刷ムラやインクのにじみによる印刷不良が発見されたタイヤの本数について調査した。その結果を表2に示す。ここで試作した実施例タイヤ1、2及び比較例タイヤは、それぞれ実施例1の実施例タイヤ1、20及び比較例タイヤと同じものである。すなわち、実施例タイヤ1は装飾部のタイヤ半径方向外側のみにグラデーション部が形成され、実施例タイヤ2はタイヤ半径方向外側及び内側にグラデーション部が形成され、比較例タイヤにはグラデーション部が形成されていない。
その結果、タイヤ半径方向外側にグラデーション部を設けた実施例タイヤでは、比較例タイヤよりも印刷不良が発生したタイヤの数が低減することが明らかになった。また、タイヤ半径方向内側にもグラデーション部を設けることで、印刷不良が発生するタイヤの数がさらに低減することが明らかになった。
1 トレッド部
1a トレッド端(トレッド部の側部のタイヤ半径方向内方端)
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 サイド部
4a タイヤ最大幅位置
5 ビードコア
6 カーカスプライ
10 タイヤ
11 標章
12 装飾印刷部
12a 模様部
12b グラデーション部
12c 内側グラデーション部
13 刻印
14 黒色部
D トレッド端とタイヤ最大幅位置との間のタイヤ半径方向の幅
DB 黒色部グラデーション部のタイヤ半径方向の幅
DD 模様部のタイヤ半径方向の幅
DG グラデーション部のタイヤ半径方向の幅
DI 内側グラデーション部のタイヤ半径方向の幅
DP 装飾印刷部のタイヤ半径方向の幅
DS リムライン付近の刻印部
1a トレッド端(トレッド部の側部のタイヤ半径方向内方端)
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 サイド部
4a タイヤ最大幅位置
5 ビードコア
6 カーカスプライ
10 タイヤ
11 標章
12 装飾印刷部
12a 模様部
12b グラデーション部
12c 内側グラデーション部
13 刻印
14 黒色部
D トレッド端とタイヤ最大幅位置との間のタイヤ半径方向の幅
DB 黒色部グラデーション部のタイヤ半径方向の幅
DD 模様部のタイヤ半径方向の幅
DG グラデーション部のタイヤ半径方向の幅
DI 内側グラデーション部のタイヤ半径方向の幅
DP 装飾印刷部のタイヤ半径方向の幅
DS リムライン付近の刻印部
Claims (9)
- トレッド部の側部のタイヤ半径方向内方端に連続してタイヤ半径方向内方へ延びるサイドウォール部と、該サイドウォール部のタイヤ半径方向内方端に連続するビード部とを含むサイド部を具え、該サイド部のタイヤ最大幅位置よりもタイヤ半径方向外側の外表面に、環状の装飾印刷部の少なくとも一部を配設してなる空気入り空気入りタイヤであって、
該装飾印刷部は、環状の模様部と、該模様部の少なくともタイヤ半径方向外側に配設された、環状のグラデーション部とを具え、
HSV色空間で明度100%を純色、明度0%を真黒とした場合に、該グラデーション部で、明度をタイヤ半径方向外方に向かって徐々に低下させてなる空気入りタイヤ。 - 前記グラデーション部のタイヤ半径方向の幅を3mm以上10mm以下とし、該グラデーション部で、明度をタイヤ半径方向外方に向かって徐々に低下させてなる請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- サイド部の外表面に、トレッド部の側部のタイヤ半径方向内方端のタイヤ半径方向内側に隣接して、前記グラデーション部との間で、タイヤ半径方向で3mm以上5mm以下の幅を持つ環状の黒色部をさらに設け、
該黒色部の明度を20%以下としてなる請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。 - 前記装飾印刷部のタイヤ半径方向の幅をDp、前記トレッド部の側部のタイヤ半径方向内方端とタイヤ最大幅位置との間のタイヤ半径方向の幅をDとした場合、Dp≧Dとしてなる請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記グラデーション部の、タイヤ半径方向の両端の明度の差を30%以上50%未満としてなる請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記グラデーション部の、タイヤ半径方向の両端の明度の差を50%以上としてなる請求項1〜4のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記グラデーション部の、タイヤ半径方向の少なくとも外側の端部の明度を20%以下としてなる請求項1〜6のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
- 前記装飾印刷部は前記模様部のタイヤ半径方向内側にもグラデーション部を具え、
該グラデーション部の、タイヤ半径方向の幅を3mm以上10mm以下とするとともに、
タイヤ半径方向内方に向かって、明度を徐々に低下させてなる請求項1〜7のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。 - 前記装飾印刷部とリムライン位置との間に、タイヤ半径方向で15mm以上かつ前記DPの50%以下の間隔を設けてなる、請求項1から8のいずれか一項に記載の空気入りタイヤ。
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