JP5741388B2 - テレスコピックステアリング装置 - Google Patents
テレスコピックステアリング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5741388B2 JP5741388B2 JP2011245237A JP2011245237A JP5741388B2 JP 5741388 B2 JP5741388 B2 JP 5741388B2 JP 2011245237 A JP2011245237 A JP 2011245237A JP 2011245237 A JP2011245237 A JP 2011245237A JP 5741388 B2 JP5741388 B2 JP 5741388B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate portions
- width direction
- elastic
- support plate
- column
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 40
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 39
- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims description 35
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 14
- 238000003825 pressing Methods 0.000 claims description 3
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 2
- 229920001903 high density polyethylene Polymers 0.000 description 5
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 5
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 4
- 230000013011 mating Effects 0.000 description 4
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 4
- 239000002775 capsule Substances 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 2
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000004512 die casting Methods 0.000 description 1
- 239000000806 elastomer Substances 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 229910001234 light alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 238000009958 sewing Methods 0.000 description 1
- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Steering Controls (AREA)
Description
このうちのステアリングコラムは、筒状で、少なくとも軸方向一端部の内径を拡縮可能としたアウタコラムと、このアウタコラムの内径側に軸方向の変位を可能に嵌合支持されたインナコラムとを組み合わせて、伸縮可能としている。
又、前記変位ブラケットは、前記アウタコラムと前記インナコラムとのうちの一方(後側)のコラムで、前記ステアリングホイールの前後移動に伴って軸方向に変位するコラムに固設されている。又、このコラムの軸方向に長い、前後方向長孔を備えている。
又、前記ステアリングシャフトは、前記ステアリングコラムの内径側に回転自在に支持されている。そして、このステアリングコラムの後端開口よりも後方に突出した部分に、ステアリングホイールを固定する。
又、前記支持ブラケットは、前記ステアリングホイールの前後位置を調節可能として前記ステアリングコラムを車体に対し支持するもので、前記変位ブラケットを幅方向両側から挟む1対の支持板部と、これら両支持板部の互いに整合する部分に形成された通孔とを備えており、
又、前記調節ロッドは、これら両通孔及び前記前後方向長孔の内側を前記変位ブラケットの幅方向に挿通している。
更に、前記拡縮機構は、前記調節ロッドの両端部で前記両支持板部の外側面に対向する部分に設けた1対の押圧部同士の間隔を拡縮する事により、これら両支持板部の内側面同士の間隔を拡縮する。
又、本発明を実施する場合、具体的には、前記アウタコラムを後側に、前記インナコラムを前側に、それぞれ配置して、前記一方のコラムを、このうちのアウタコラムとする事ができる。又、このアウタコラムの前端部に軸方向に長いスリットを形成して、このアウタコラムの前端部の内径を弾性的に拡縮可能とする事ができる。又、前記変位ブラケットを、前記スリットを両側から挟む状態でこのアウタコラムの外周面に固設された、1対の被挟持板部から成るものとする事ができる。更に、前記前後方向長孔をこれら両被挟持板部の互いに整合する部分に形成する事ができる。
特に、本発明のテレスコピックステアリング装置に於いては、単一の弾性スリーブを備える。この弾性スリーブは、前記両前後方向長孔にその幅方向両端部がそれぞれ内嵌されて、前記両被挟持板部同士の間に掛け渡される状態で装着された扁平筒状で、その内側に前記調節ロッドを挿通している。又、前記両支持板部の内側面には、前記拡縮機構によりこれら両支持板部の内側面同士の間隔を拡縮可能な範囲で、常に前記弾性スリーブの幅方向端部が接触した状態になっている。又、この弾性スリーブの幅方向端部は、前記両支持板部の内側面を前記変位ブラケットの幅方向両側面に接触させた状態で、その全体が前記前後方向長孔の内側に収まる。
この場合に、より好ましくは、請求項4に記載した発明の様に、前記弾性スリーブの幅方向中間部で、この幅方向に関して前記各突部と重畳する部分に、当該部分を上下方向に貫通する状態で形成された除肉部を設ける。
この場合に、より好ましくは、請求項6に記載した発明の様に、前記弾性スリーブの一部を上下方向に貫通する状態で形成された除肉部を、この弾性スリーブの前後方向に関する何れの断面位置にも存在する様に、この弾性スリーブの幅方向中間部の複数箇所に設ける。
図1〜6は、本発明に関連する参考例の第1例を示している。本参考例の構造では、車体に対し支持固定される車体側固定ブラケット27に対して支持ブラケット12bを、二次衝突時に加わる衝撃荷重により、前方への離脱を可能に支持している。この為に本参考例の場合には、前記固定ブラケット27の幅方向中央部に形成した、前方が開口した係止切り欠き28の周縁部を、前記支持ブラケット12bの上板部29の上面の幅方向両端寄り部分と、この上板部29の上面に溶接固定した抑えブラケット30の抑え板部31の下面との間で挟持している。更に、前記固定ブラケット27のうちで前記係止切り欠き28の周縁部と、前記支持ブラケット12bの上板部29と、前記抑えブラケット30の抑え板部31との互いに整合する部分に形成した、小通孔乃至は切り欠きに、合成樹脂等の裂断し易い材料製の結合部材を掛け渡している。この構成により前記車体側固定ブラケット27と支持ブラケット12bとを、通常時にがたつく事がなく、且つ、二次衝突時にこの支持ブラケット12bの前方への離脱を可能に結合している。尚、この部分に関しては、本発明の要旨とは関係せず、従来から知られている各種構造を含めて、図示以外の構成も採用できるので、詳しい説明は省略する。
図8は、本発明に関連する参考例の第2例を示している。本参考例の場合には、前後方向長孔25aに対する弾性スリーブ36の装着方向を、上述した参考例の第1例の場合と左右逆にしている。これと共に、この弾性スリーブ36を構成する本体37の、前記前後方向長孔25aに対する嵌合状態を隙間嵌とする事により、この前後方向長孔25aに対する前記本体37の、幅方向(図8の左右方向)に関する変位を可能としている。そして、本参考例の場合には、段差面35、35に接触させた各弾性片38、38の弾力に基づいて、本体37の幅方向他端面(図8の左端面)が、支持板部23aの内側面に対し、拡縮機構により1対の支持板部23aの内側面同士の間隔を拡縮可能な範囲で、常に弾性的に接触した状態となる様にしている。
その他の部分の構成及び作用は、上述の図1〜7に示した参考例の第1例の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
図9は、本発明に関連する参考例の第3例を示している。本参考例の場合、弾性スリーブ36aは、1対の弾性片38a、38aの基端部である、これら両弾性片38a、38aの互いに遠い側の側縁部を、1対の平板部39、39の幅方向片端面(図9に於ける左端面)の互いに遠い側の側縁部に結合している。又、自由状態で、前記両弾性片38a、38aは、図示の様に、それぞれの先端部である互いに近い側の側縁部に向かう程、本体37から離れる方向に傾斜している。
その他の部分の構成及び作用は、上述の図1〜7に示した参考例の第1例(又は、上述の図8に示した参考例の第2例)の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
図10は、本発明に関連する参考例の第4例を示している。本参考例の場合、弾性スリーブ36bを構成する1対の弾性片38b、38bの、前後方向から見た(図10に表れた)形状を、それぞれ単なる直線形状ではなく、中間部に鋭角の折れ曲がり部を有するV字形状としている。そして、この様な構成を採用する事により、拡縮機構によって1対の支持板部23a、23a(図3、5参照)同士の間隔を拡縮する事に伴う、前記各弾性片38b、38bの基端部及び中間部(折れ曲がり部)毎の、個々の部分の弾性変形量を抑えられる様にして、これら各弾性片38b、38bの耐久性を確保し易くしている。
その他の部分の構成及び作用は、前述の図1〜7に示した参考例の第1例(又は、前述の図8に示した参考例の第2例)の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
図11は、本発明に関連する参考例の第5例を示している。本参考例の場合、弾性スリーブ36cは、1対の平板部39、39の幅方向片端面{図11の(B)(C)に於ける左端面}の長さ方向{使用時の前後方向で、図11の(A)(B)に於ける上下方向}等間隔の複数箇所(図示の例では、各4箇所)に、それぞれ矩形平板状の弾性片38c、38cの基端部を結合している。自由状態で、これら各弾性片38c、38cは、それぞれ前記両平板部39、39から離れる方向に向かう程、これら両平板部39、39の長さ方向に関して同方向に向かう方向に傾斜している。使用時には、前記各弾性片38c、38cを前後方向長孔25aの段差面35、35(図8参照)に、本体37の幅方向他端面(平坦面)を支持板部23a(図8参照)の内側面に、それぞれ弾性的に接触させた状態とする。
その他の部分の構成及び作用は、前述の図8に示した参考例の第2例の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
図12は、本発明に関連する参考例の第6例を示している。上述した参考例の第5例の場合が、弾性スリーブ36cを構成する各弾性片38c、38cの自由状態での形状を、それぞれ矩形平板状としていたのに対し、本参考例の場合には、弾性スリーブ36dを構成する各弾性片38d、38dの自由状態での形状を、それぞれ幅方向外側{図12の(B)(C)に於ける左側}に向けて凸となる、部分円筒状としている。これら各弾性片38d、38dはそれぞれ、基端部が弾性変形する事に加えて、全体の曲率を弾性的に変化させる事に基づいて、幅方向に関する寸法を弾性的に拡縮可能としている。本参考例の場合も、使用時には、前記各弾性片38d、38dを前後方向長孔25aの段差面35、35(図8参照)に、本体37の幅方向他端面(平坦面)を支持板部23a(図8参照)の内側面に、それぞれ弾性的に接触させた状態とする。
その他の部分の構成及び作用は、前述の図8に示した参考例の第2例の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
図13は、本発明に関連する参考例の第7例を示している。本参考例の場合、弾性スリーブ36eは、1対の平板部39、39の幅方向(図13の左右方向)両側面に、それぞれ弾性片38、38eを設けている。そして、使用時には、本体37を前後方向長孔25a(図5参照)の幅方向外半部に隙間嵌で内嵌する。これと共に、前記各弾性片38、38eの少なくとも先端部を、それぞれ段差面35、35と支持板部23a(図5参照)の内側面とに対し、拡縮機構により1対の支持板部23aの内側面同士の間隔を拡縮可能な範囲で、常に弾性的に接触した状態とする。この様な構成を有する本参考例の場合には、前記両平板部39、39の幅方向両端面に前記各弾性片38、38を1対ずつ設けている為、拡縮機構により1対の支持板部23aの内側面同士の間隔を拡縮する事に伴う、前記各弾性片38、38eの個々の弾性変形量を抑えられる。従って、これら各弾性片38、38eの耐久性を確保し易い。又、前記弾性スリーブ36eは、左右対称構造を有する為、組み付けの方向性をなくして、組み付け作業の容易化を図れる。
その他の部分の構成及び作用は、前述の図1〜7に示した参考例の第1例、及び、前述の図8に示した参考例の第2例の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
尚、本発明を実施する場合で、上述した参考例の第7例の様に、弾性スリーブに関して、1対の平板部39、39を含んで構成される本体37の幅方向両端面にそれぞれ弾性片を設ける場合には、これら幅方向両端面に設ける弾性片の形態(個数、形状、寸法、向き、配置等)は、互いに異ならせる事もできる。
図14は、本発明に関連する参考例の第8例を示している。本参考例の場合、弾性スリーブ36fは、本体37aを構成する1対の平板部39a、39aの幅方向{図14の(B)(C)に於ける左右方向}片端面(同じく左端面)の長さ方向{使用時の前後方向で、図14の(A)(B)に於ける上下方向}複数箇所(図示の例では、各2箇所ずつ合計4箇所)と、1対の曲板部40a、40aの幅方向片端面とに、突部46a、46bを設けている。これら各突部46a、46bの先端面は、それぞれ凸曲面としている。これに対し、前記本体37aの幅方向他端面{図13の(B)(C)に於ける右端面}は、長さ方向に関して幅方向に関する起伏のない無起伏面である、平坦面としている。又、前記両平板部39a、39aの幅方向片端寄り部分で、幅方向に関して前記各突部46a、46aと重畳する部分に、それぞれが除肉部である、前後方向に長い透孔47a、47aを形成している。更に、前記本体37aの幅方向他端寄り部分のうち、それぞれが幅方向に関して前記各突部46b、46bと重畳する部分である前後両端部に、それぞれが除肉部である、前後方向に長い透孔47b、47bを、前記本体37aの前後両端縁に開口する状態で形成している。特に、本参考例の場合には、前記各透孔47a、47aの両端部と、前記各透孔47b、47bの端部とを、それぞれ幅方向に関して重畳配置する事により、前記弾性スリーブ36fの前後方向に関する何れの断面位置にも、何れかの透孔47a、47bが存在する様にしている。そして、以上に述べた様な位置関係で、前記各突部46a、46bと前記各透孔47a、47bとを形成する事により、前記弾性スリーブ36fのうち、長さ方向に関して前記各突部46a、46bに対応する部分の(特に、本参考例の場合には、前記弾性スリーブ36f全体の)、幅方向に関する弾性的な拡縮量を十分に確保している。
その他の部分の構成及び作用は、前述の図1〜6に示した参考例の第1例(又は、前述の図8に示した参考例の第2例)の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
図15は、本発明に関連する参考例の第9例を示している。上述した参考例の第8例の場合が、弾性スリーブ36fを構成する本体37aの幅方向片端面にのみ、複数の突部46a、46bを設けていたのに対し、本参考例の場合には、弾性スリーブ36gを構成する本体37b(平板部39b、39b及び曲板部40b、40b)の幅方向他端面にも、複数の突部46c、46dを、長さ方向{使用時の前後方向で、図15の(A)(B)に於ける上下方向}に関して、幅方向片端面に設けた各突部46a、46bと同位相となる位置に設けている。本参考例の場合、前記各突部46c、46dの先端面は、使用時にこれら各先端面を接触させる相手面と平行な平面としている。又、本参考例の場合には、前記本体37bに設ける各透孔47c、47dを、この本体37bの幅方向中央部で、前後方向に関して重畳配置している。
その他の部分の構成及び作用は、上述した参考例の第8例の場合と同様である。
図16は、本発明に関連する参考例の第10例を示している。本参考例の場合、弾性スリーブ36hは、本体37c(平板部39c、39c及び曲板部40c、40c)の幅方向{図16の(B)(C)に於ける左右方向}両端面を、それぞれ長さ方向{使用時の前後方向で、図16の(A)(B)に於ける上下方向}に関しても幅方向に関しても起伏のない無起伏面である、平坦面としている。又、前記両平板部39c、39cの幅方向中央部に、それぞれが除肉部である、前後方向に長い透孔47e、47eを形成している。又、前記本体37cの幅方向両端寄り部分の前後両端部に、それぞれが除肉部である、前後方向に長い透孔47f、47fを、前記本体37cの前後両端縁に開口する状態で形成している。特に、本参考例の場合には、前記各透孔47e、47eの両端部と、前記各透孔47f、47fの端部とを、それぞれ前記本体37cの幅方向に関して重畳配置する事により、前記弾性スリーブ36hの前後方向に関する何れの断面位置にも、何れかの透孔47e、47fが存在する様にしている。そして、この様な各透孔47e、47fを形成する事により、前記弾性スリーブ36h全体の幅方向に関する弾性的な拡縮量を十分に確保している。
その他の部分の構成及び作用は、前述の図1〜6に示した参考例の第1例の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
図17〜18は、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例の場合には、アウタコラム13cと一体に設けた、変位ブラケット22bを構成する左右1対の被挟持板部34a、34aにそれぞれ形成された1対の前後方向長孔25b、25bに、単一の弾性スリーブ36iの幅方向両端部をそれぞれ隙間嵌で内嵌している。要するに、この弾性スリーブ36iを、前記両被挟持板部34a、34a同士の間に掛け渡される状態で装着している。又、本例の場合、前記弾性スリーブ36iは、図18に詳示する様に、幅方向両半部が、幅方向中央部を境として、互いに鏡面対称な形状になっている。即ち、前記弾性スリーブ36iは、本体37d(平板部39d、39d及び曲板部40d、40d)の幅方向両端部の形状を、それぞれ前述の図14に示した弾性スリーブ36fと同様の形状とすると共に、前記両平板部39d、39dの幅方向中央部に、矩形の透孔47g、47gを形成している。そして、上述の様に弾性スリーブ36iを前後方向長孔25b、25bの内側に装着した状態で、この弾性スリーブ36iの幅方向両端面に存在する各突部46a、46bの先端部を、それぞれ1対の支持板部23a、23aの内側面に対し、拡縮機構によりこれら両支持板部23a、23aの内側面同士の間隔を拡縮可能な範囲で、常に弾性的に接触させる。
その他の部分の構成及び作用は、前述の図1〜6に示した参考例の第1例の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
図19は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、鋼板製の(電縫管又は引き抜き管である)アウタコラム13dの下面に、変位ブラケット22cを構成する1対の被挟持板部34b、34bを、このアウタコラム13dに形成した軸方向スリット32aを左右両側から挟む状態で、溶接固定している。そして、前記両被挟持板部34b、34bの互いに整合する部分に形成した前後方向長孔25b、25bに、単一の弾性スリーブ36iの幅方向両端部をそれぞれ隙間嵌で内嵌して、この弾性スリーブ36iを、前記両被挟持板部34b、34b同士の間に掛け渡している。本例の構造の場合には、これら両被挟持板部34b、34bの板厚による制約がある為、前記両前後方向長孔25b、25bの内周面と、前記弾性スリーブ36iの外周面との接触面積を任意には調節しにくい。
その他の部分の構成及び作用は、上述した実施の形態の第1例の場合と同様であるから、重複する図示並びに説明は省略する。
又、本発明は、変位ブラケットをステアリングコラムの上側に配置した構造を対象として実施する事もできる。又、本発明の技術的範囲からは外れるが、アウタコラムを前側に、インナコラムを後側に、それぞれ配置した構造を対象として実施する事もできる。
又、1対の前後方向長孔に単一の弾性スリーブの両端部を内嵌する構造を採用する場合、この弾性スリーブとしては、本体の幅方向両端面に、それぞれ1乃至複数の弾性片を設けたものを使用する事もできる。
2 ステアリングギヤユニット
3 入力軸
4 タイロッド
5、5a、5b ステアリングシャフト
6、6a、6b ステアリングコラム
7 自在継手
8 中間シャフト
9 自在継手
10 車体
11 枢軸
12、12a〜12c 支持ブラケット
13、13a〜13d アウタコラム
14、14a、14b インナコラム
15、15a、15b アウタシャフト
16、16a、16b インナシャフト
17 電動モータ
18、18a 調節レバー
19、19a 調節ロッド
20、20a カム装置
21 カム部材
22、22a〜22c 変位ブラケット
23、23a 支持板部
24、24a 上下方向長孔
25、25a〜25c 前後方向長孔
26a、26b スリーブ
27 車体側固定ブラケット
28 係止切り欠き
29 上板部
30 抑えブラケット
31 抑え板部
32、32a 軸方向スリット
33 周方向スリット
34、34a、34b 被挟持板部
35 段差面
36、36a〜36i 弾性スリーブ
37、37a〜37d 本体
38、38a〜38d 弾性片
39、39a〜39d 平板部
40、40a〜40d 曲板部
41 頭部
42 ナット
43 スラスト軸受
44 駆動側カム
45 被駆動側カム
46a〜46d 突部
47a〜47g 透孔
48 係止カプセル
Claims (7)
- ステアリングコラムと、変位ブラケットと、ステアリングシャフトと、支持ブラケットと、調節ロッドと、拡縮機構とを備え、
前記ステアリングコラムは、筒状で、少なくとも軸方向一端部の内径を拡縮可能としたアウタコラムと、このアウタコラムの内径側に軸方向の変位を可能に嵌合支持されたインナコラムとを組み合わせて伸縮可能としたものであり、前記アウタコラムが後側に、このインナコラムが前側に、それぞれ配置されていると共に、このアウタコラムの前端部に軸方向に長いスリットが形成されていて、このアウタコラムの内径が弾性的に拡縮可能であり、
前記変位ブラケットは、前記ステアリングホイールの前後移動に伴って軸方向に変位する前記アウタコラムの外周面に、前記スリットを両側から挟む状態で固設された1対の被挟持板部から成るものであり、これら両被挟持板部の互いに整合する部分に、前記アウタコラムの軸方向に長い前後方向長孔がそれぞれ形成されており、
前記ステアリングシャフトは、前記ステアリングコラムの内径側に回転自在に支持されて、このステアリングコラムの後端開口よりも後方に突出した部分にステアリングホイールを固定するものであり、
前記支持ブラケットは、前記ステアリングホイールの前後位置を調節可能として前記ステアリングコラムを車体に対し支持するもので、前記変位ブラケットを幅方向両側から挟む1対の支持板部と、これら両支持板部の互いに整合する部分に形成された通孔とを備えており、
前記調節ロッドは、これら両通孔及び前記前後方向長孔の内側を前記変位ブラケットの幅方向に挿通しており、
前記拡縮機構は、前記調節ロッドの両端部で前記両支持板部の外側面に対向する部分に設けた1対の押圧部同士の間隔を拡縮する事により、これら両支持板部の内側面同士の間隔を拡縮するものである
テレスコピックステアリング装置に於いて、
単一の弾性スリーブを備え、この弾性スリーブは、前記両前後方向長孔にその幅方向両端部がそれぞれ内嵌されて、前記両被挟持板部同士の間に掛け渡される状態で装着された扁平筒状で、その内側に前記調節ロッドを挿通しており、前記両支持板部の内側面には、前記拡縮機構によりこれら両支持板部の内側面同士の間隔を拡縮可能な範囲で、常に前記弾性スリーブの幅方向端部が接触した状態になっており、この弾性スリーブの幅方向端部は、前記両支持板部の内側面を前記変位ブラケットの幅方向両側面に接触させた状態で、その全体が前記前後方向長孔の内側に収まる事を特徴とする、
テレスコピックステアリング装置。 - 前記弾性スリーブの幅方向端部に、この幅方向に関する寸法を弾性的に拡縮可能とした弾性片が、前後方向に連続した状態で設けられており、この弾性片の先端部が、前記両支持板部の内側面のうちでこの弾性片と対向する内側面に対し、前記拡縮機構によりこれら両支持板部の内側面同士の間隔を拡縮可能な範囲で、常に弾性的に接触した状態になっている、請求項1に記載したテレスコピックステアリング装置。
- 前記弾性スリーブが前記前後方向長孔の内側に隙間嵌で内嵌されていると共に、この弾性スリーブの幅方向端面の前後方向複数箇所に突部が設けられており、これら各突部の先端部が、前記両支持板部の内側面のうちでこれら各突部と対向する内側面に対し、前記拡縮機構によりこれら両支持板部の内側面同士の間隔を拡縮可能な範囲で、常に弾性的に接触した状態になっている、請求項1に記載したテレスコピックステアリング装置。
- 前記弾性スリーブの幅方向中間部で、この幅方向に関して前記各突部と重畳する部分に、当該部分を上下方向に貫通する状態で形成された除肉部が存在している、請求項3に記載したテレスコピックステアリング装置。
- 前記弾性スリーブが前記前後方向長孔の内側に隙間嵌で内嵌されていると共に、この弾性スリーブの幅方向端面が、前後方向に関して起伏のない無起伏面になっており、この無起伏面が、前記両支持板部の内側面のうちでこの無起伏面と対向する内側面に対し、前記拡縮機構によりこれら両支持板部の内側面同士の間隔を拡縮可能な範囲で、常に弾性的に接触した状態になっている、請求項1に記載したテレスコピックステアリング装置。
- 前記弾性スリーブの一部を上下方向に貫通する状態で形成された除肉部が、この弾性スリーブの前後方向に関する何れの断面位置にも存在する様に、この弾性スリーブの幅方向中間部の複数箇所に設けられている、請求項5に記載したテレスコピックステアリング装置。
- 前記ステアリングコラムの前端部が、上下方向の揺動を可能に支持されており、前記両支持板部に形成された前記両通孔が、それぞれ前記ステアリングコラムの揺動中心を中心として上下方向に長い、上下方向長孔である、請求項1〜6のうちの何れか1項に記載したテレスコピックステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011245237A JP5741388B2 (ja) | 2011-11-09 | 2011-11-09 | テレスコピックステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011245237A JP5741388B2 (ja) | 2011-11-09 | 2011-11-09 | テレスコピックステアリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013100038A JP2013100038A (ja) | 2013-05-23 |
JP5741388B2 true JP5741388B2 (ja) | 2015-07-01 |
Family
ID=48621140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011245237A Active JP5741388B2 (ja) | 2011-11-09 | 2011-11-09 | テレスコピックステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5741388B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6369045B2 (ja) * | 2014-02-21 | 2018-08-08 | 日本精工株式会社 | ステアリング装置 |
JP6369046B2 (ja) * | 2014-02-21 | 2018-08-08 | 日本精工株式会社 | ステアリング装置 |
JP6387298B2 (ja) * | 2014-12-26 | 2018-09-05 | 富士機工株式会社 | ステアリング装置 |
JP6680571B2 (ja) * | 2016-03-04 | 2020-04-15 | 株式会社山田製作所 | ステアリング装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6449728A (en) * | 1987-08-17 | 1989-02-27 | Yotaro Hatamura | Multilayer spring |
JP2001347814A (ja) * | 2000-06-05 | 2001-12-18 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | サスペンションサポート |
JP3945706B2 (ja) * | 2002-07-31 | 2007-07-18 | 株式会社山田製作所 | ステアリングハンドルの位置調整装置 |
JP2007083879A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Nsk Ltd | ステアリングコラム装置 |
JP5169554B2 (ja) * | 2007-09-26 | 2013-03-27 | 日本精工株式会社 | 車両用ステアリングコラムの支持構造 |
SG10201408227PA (en) * | 2009-12-11 | 2015-02-27 | Saint Gobain Performance Plast | System, method and apparatus for spring-energized dynamic sealing assembly |
-
2011
- 2011-11-09 JP JP2011245237A patent/JP5741388B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013100038A (ja) | 2013-05-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5812194B2 (ja) | 電動ステアリングホイールの位置調節装置 | |
JP5293737B2 (ja) | テレスコピックステアリング装置 | |
JP5787036B2 (ja) | アウタコラム | |
WO2013047048A1 (ja) | テレスコピックステアリング装置 | |
JP6493211B2 (ja) | 位置調節式ステアリング装置 | |
WO2014069140A1 (ja) | チルト式ステアリング装置 | |
JP5609838B2 (ja) | ステアリングコラム装置 | |
JP5737456B2 (ja) | ステアリングコラムおよびテレスコピック式ステアリング装置 | |
JP5741388B2 (ja) | テレスコピックステアリング装置 | |
JPWO2015133017A1 (ja) | テレスコピックステアリング装置用アウタコラム及びテレスコピックステアリング装置 | |
JP6493550B2 (ja) | ブラケット付アウタコラム、ブラケット付ステアリングコラム、及びステアリング装置 | |
JP4192626B2 (ja) | ラックピニオン式舵取装置 | |
JP5724800B2 (ja) | テレスコピックステアリング装置 | |
JP5796589B2 (ja) | チルト式ステアリング装置 | |
JP5967234B2 (ja) | チルト式ステアリング装置 | |
JP5742978B2 (ja) | ステアリングコラム装置 | |
JP6379863B2 (ja) | ステアリングホイールの位置調節装置及びその製造方法 | |
JP5692257B2 (ja) | チルト式ステアリング装置 | |
JP6102205B2 (ja) | ステアリングホイールの位置調節装置 | |
JP6613820B2 (ja) | ステアリング装置 | |
JP5626176B2 (ja) | テレスコピックステアリング装置 | |
JP2014076806A5 (ja) | ||
JP2014100968A5 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140328 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150126 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150203 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150312 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150331 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150413 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5741388 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |