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JP5738882B2 - セメントクリンカーの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、セメントクリンカーの製造方法に関し、とりわけ、SP(サスペンションプレヒーター)付セメントキルン設備やNSP(ニューサスペンションプレヒーター)付セメントキルン設備などのセメントクリンカー製造設備におけるセメントクリンカーの製造方法に関する。
一般に、都市ゴミ等の一般廃棄物や事業活動に伴う産業廃棄物を処理する焼却炉等では排気ガスから有害物質であるダイオキシン類が発生しやすい。ダイオキシン類は、150〜500℃で分解、再合成を繰り返す。ダイオキシン類の抑制対策としては、800℃以上の高温で、十分燃焼させ、焼却炉を還元雰囲気としない事、及び、500℃以下での排気ガスの冷却速度を大きくする事、等が示されてきている。
800℃以上の高温で、十分燃焼させ、焼却炉を還元雰囲気としない事としては、「中小企業総合事業団化学物質安全対策用マニュアル平成13年1月」や「廃掃法施行規則の一部を改正する省令、平成9年12月1日施行、厚生省令第65号」等において、構造規準として、燃焼ガスの温度が800℃以上の状態で、2秒以上滞留できる燃焼室を設置することや、燃焼ガスの温度をおおむね200℃以下に冷却出来る冷却設備を設置すること、維持管理基準として、燃焼室への燃焼ガス温度を800℃以上に保つことや、集じん器に流入する燃焼ガスの温度を、おおむね200℃以下に冷却することが示されている。
一方、500℃以下での排気ガスの冷却速度を大きくする事例としてはセメントプラントでの事例が挙げられる。図1に示す通り、セメントプラントでは、キルン排ガスは、約1,000℃のキルン窯尻からサイクロンで調合原料を、向流により、脱炭酸させ、サイクロン上段で約400℃となり、ボイラーで水を蒸発、加熱蒸気を発生させる事により急冷され、ボイラー出口で約250℃迄、冷却される為、約400℃から約250℃への冷却速度が大きい為、一般の都市ゴミ等の産業廃棄物を処理する焼却炉と比較して、ダイオキシン類の発生が抑制される。
しかし、近年の循環型社会形成法の普及によりセメントプラントでの産業廃棄物使用量が増加しており、排熱発電ボイラーを有するSP、及びNSP付セメントキルン設備を用いても、塩素等を有する産業廃棄物のセメントプラントでの原単位の増加により、キルン排ガスからのダイオキシン類の発生量は増加している。
又、セメントプラントで、原燃料消費及び動力消費により排出されるCO2は、原料中石灰石の熱分解、燃料中石炭等の燃焼、エネルギー起源による動力消費からのCO2から形成される。CO2は、地球温暖化ガスである為、これらの原燃料消費及び動力消費によるエネルギーを低減する事は、重要な技術である。
以下、実例を用いて従来の過去の技術を更に明確に説明する。
一般に、セメントプラントにおけるセメントクリンカー製造設備は、図1に示す通り、複数のサイクロン103a、103b、103c、103dを有するプレヒーター110、プレヒーター110からのキルン排ガスを熱交換して排熱発電を行う為の排熱発電用ボイラー106及び調合原料をセメントクリンカーに焼成する為のキルン101を主要部として構成される。上段のサイクロン103aに投入された調合原料は、上段約400℃のプレヒーター110でキルン101からの排ガスと向流を形成し、熱交換、脱炭酸され、約1,000℃で、キルン101へ導入され、セメントクリンカーに焼成される。キルン排ガスはキルン窯尻112で約1,000℃であり、サイクロン103a〜dを通過する間に、調合原料を、向流により、脱炭酸させながら、冷却され、最上段のサイクロン103aで約400℃となり、排熱発電ボイラー106で水を蒸発、加熱蒸気を発生させる事により冷却され、ボイラー106出口で約340℃迄、冷却され、キルンIDF(Induced Draft Fan)105に吸引され、原料粉砕乾燥機107で乾燥用熱量を消費され、スタビライザー108で調温加湿され、電気集塵機109で集塵された後、煙突から排気される。
一方、セメントクリンカー製造設備では、キルン窯尻部112、ライジングダクト部111及びプレヒーター110では、ダイオキシン類の有機塩素化合物が、排ガス中で、分解、再合成を繰り返して、キルン排ガス中に含まれている。
これらのセメントクリンカー製造設備からのダイオキシン類の有機塩素化合物の低減方法としては、排ガスを工業的に循環する等、プロセスを大規模に変更する方法がある。
特開2004−244308号公報(特許文献1)には、(A)セメント製造装置の排ガスを、集塵手段を用いて処理し、有機塩素化合物を含むダストを捕集する一方、前記集塵手段による処理後の排ガスを排出する工程と、(B)前記捕集されたダストの少なくとも一部を、前記セメント製造装置内の800℃以上の場所に投入する工程とを含むことを特徴とするセメント製造装置の排ガスの処理方法が記載されている。
特開2007−70173号公報(特許文献2)にはセメント製造装置内の有機塩素化合物低減方法として、プレヒーターの上部からの排ガスを原料粉砕工程部に供給する途中、その排ガスの一部を第一の排ガス分岐管により分取し、これをセメント製造設備の通常運転時に800℃以上となるプレヒーターの下段部に投入する方法が記載されている。こうして、排ガスに含まれるダイオキシン類、PCBなどの有機塩素化合物を熱分解すれば、セメント製造設備から排出される有機塩素化合物の排出量を、従来に比べて低減出来るとされている。
更に、特開2007−91547号公報(特許文献3)には、(A)セメントの製造過程において発生した排ガスを前記プレヒーター内に流入させる工程と、(B)前記プレヒーターに設けられた加熱手段により、前記プレヒーター内の800℃以上の領域を拡大する工程とを含むことを特徴とするセメント製造装置の排ガス処理方法が記載されている。
特開2009−184902号公報(特許文献4)にはセメント製造方法として、セメント焼成設備のサスペンジョンプレヒーター上部から排出される排ガスを、原料粉砕工程でセメント原料の乾燥に使用し、原料粉砕工程から排出される排ガスを集塵機で浄化排ガスと集塵ダストとに分離した後、浄化排ガスを大気中に放出し、集塵ダストをセメント原料の一部としてサスペンジョンプレヒーター上部に送入するセメント製造工程において、(A)集塵ダストの一部を、セメントクリンカー製造工程の循環経路から排出する工程と、(B)工程(A)により排出した集塵ダストを、加熱装置内に導入し、還元雰囲気中で加熱処理する工程と、(C)工程(B)により加熱処理した集塵ダストを急速冷却する工程と、(D)工程(C)により急速冷却した集塵ダストを、セメントクリンカー製造工程の循環経路に戻し、サスペンジョンプレヒーター上段からセメント原料として再度送入する工程とを含む事を特徴とするセメントの製造方法が記載されている。
更に、これらのセメントプラントからのダイオキシン類の有機塩素化合物の低減方法としては、添加物を加えて化学反応を生じさせる方法がある。
特開2007−90261号公報(特許文献5)には、(A)塩素分を含むセメント原料を用いたセメント製造過程において、塩化水素を含む排ガスが発生する工程と、(B)工程(A)において発生した塩化水素を含む排ガスに対し、乾燥機又は粉砕機の排ガス上流側の地点において、CaOとCa(OH)2から選択された少なくとも1つのカルシウム化合物を投入し、該カルシウム化合物と前記排ガス中の塩化水素との中和生成物である塩化カルシウムを生成させる工程とを含む事を特徴とするセメント製造装置の排ガス処理方法が記載されている。当該方法では、塩化水素が中和されて、固体分である塩化カルシウムになる事によって、排ガス中の塩化水素の量が低減し、その結果、カルシウム化合物投入口の排ガス下流側の領域において、ダイオキシン類等の残留性有機汚染物質の生成が抑制される。排ガス中の塩化水素1当量当たりのCaO又はCa(OH)2の投入量を1.0〜10当量とするのが良いことも記載されている。
特開2004−244308号公報 特開2007−70173号公報 特開2007−91547号公報 特開2009−184902号公報 特開2007−90261号公報
特許文献1〜4の方法では、いずれも大幅で高価なプロセスの変更を必要とし、且つそのダイオキシン類の有機塩素化合物の低減効果も定かでない。特許文献5に記載の方法によれば、このような大規模なプロセス変更を必要せず、カルシウム化合物は排ガス中の塩化水素の量を低減し、ダイオキシン類等の残留性有機汚染物質の生成が抑制されるとしているが、ダイオキシン類の有機塩素化合物の低減効果は定かでなく、未だ改善の余地が残されている。
そこで、本発明は大幅なプロセスの変更をせずに、排ガス中のダイオキシン類(DXNS)の濃度を効果的に抑制することのできるセメントクリンカーの製造方法を提供することを課題の一つとする。
本発明者は上記課題を解決するために鋭意研究したところ、所定の温度領域の排ガスが通過するサイクロン内に、所定の終末沈降速度を有する消石灰を添加すると、セメントクリンカー製造設備の排ガス中のダイオキシン類(DXNS)の濃度が有意に減少することを見出した。
従って、本発明は一側面において、複数のサイクロンを有するプレヒーター及びロータリーキルンを備えたセメントクリンカー製造設備におけるセメントクリンカー製造方法であって、終末沈降速度が0.5〜10cm/secである消石灰を排ガス出口における排ガス温度が350〜500℃のサイクロン内に投入する工程を含む方法である。
本発明に係るセメントクリンカー製造方法の一実施形態においては、セメントクリンカー1t当たり前記消石灰20〜200kgとなる様に、前記消石灰が投入される。
本発明に係るセメントクリンカー製造方法の別の一実施形態においては、前記消石灰は最上段のサイクロンに投入される。
本発明に係るセメントクリンカー製造方法の更に別の一実施形態においては、前記消石灰はセメント調合原料と混合してから若しくは調合原料と並行して原料粉砕乾燥機に供給され、セメント調合原料と共に調合原料供給ラインを通って最上段のサイクロンに投入される。
本発明に係るセメントクリンカー製造方法の更に別の一実施形態においては、セメントクリンカー調合原料の終末沈降速度に対する、前記消石灰の終末沈降速度の比が0.5〜1.5である。
本発明に係るセメントクリンカー製造方法の更に別の一実施形態においては、前記消石灰はカルシウムカーバイドからアセチレンを発生する際に副生する消石灰である。
本発明によれば、セメントクリンカー製造設備において、大幅なプロセスの変更をせずに、排ガス中のダイオキシン類(DXNS)の濃度を効果的に抑制することが可能となる。本発明によれば、セメントクリンカー製造設備の排ガス中のダイオキシン類の濃度を、例えば20ng/m3N以下に抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るセメントクリンカー製造設備のシステム図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳述する。本実施形態に係るセメントクリンカー製造設備はNSP(ニューサスペンションプレヒーター)付セメントキルン設備であり、図1に示すように、ロータリーキルン101、プレヒーター110、排熱発電用ボイラー106、キルンIDF105、原料粉砕乾燥機107、スタビラーザー108、及び、電気集塵機109で構成されている。
プレヒーター110は縦方向に配列された4つのサイクロン(1段目サイクロン103a、2段目サイクロン103b、3段目サイクロン103c、4段目サイクロン103d)、仮焼炉102、及び、これらを連結するダクトを有する。セメントクリンカー調合原料は一般に石灰石、粘土、珪石、及び鉄原を含有しており、その他に都市ごみの焼却で発生する主灰や、鋳物砂等廃棄物を適宜添加してもよい。セメントクリンカー調合原料は原料粉砕乾燥機107で粉砕、混合、及び乾燥される。セメントクリンカー調合原料はその後、調合原料供給ライン104を通って最上段の1段目サイクロン103aからプレヒーター110に投入されると、図1中の実線に沿って順に、ロータリーキルン101から排出される高温の排ガスと熱交換を行いながら調合原料が予熱される。仮焼炉102では予熱されたセメントクリンカー調合原料を仮焼する。サイクロンの数は適宜増減することができる。仮焼炉102は焼成効果を高めるために設置されるが、必ずしも設置されていなくてもよい。
約1000℃でロータリーキルン101に投入されたセメントクリンカー調合原料は、ロータリーキルン101内を出口に向かって徐々に移動しながら温度が約1400〜1500℃程度にまで上昇する。調合原料はこの間に焼成されて、セメントクリンカーが製造される。ロータリーキルン101からはキルン窯尻112で約1000℃の排ガスが排出される。排ガス中には、ダイオキシン類(DXNS)が含まれている。
排ガスは、キルン窯尻112から直上に延びたライジングダクト111、仮焼炉102、及びサイクロン103a〜103dを図1中の点線に沿って順に進んでいき、キルンIDFファン105へと向かう。排ガスはこの間に熱交換によって冷却され、典型的な実施形態においては、最下段の4段目サイクロン103dの排ガス出口で820〜870℃、3段目サイクロン103cの排ガス出口で730〜790℃、2段目サイクロン103bの排ガス出口で590〜650℃、最上段の1段目サイクロン103aの排ガス出口で350〜500℃となり、排熱発電ボイラー106で水を蒸発する際の蒸発潜熱により更に冷却され、ボイラー106の出口で約340℃迄冷却される。更に、キルンIDF105に吸引され、原料粉砕乾燥機107で乾燥用熱量を消費され、スタビライザー108で調温加湿され、電気集塵機109で集塵された後、煙突から排気される。
本発明においては、排ガス中のダイオキシン類(DXNS)の濃度を低減するために、終末沈降速度が0.5〜10cm/secである消石灰を排ガス出口における排ガス温度が350〜500℃のサイクロン内に投入することを特徴の一つとする。
理論によって本発明が限定されることを意図しないが、このような特定の終末沈降速度を有する消石灰を添加することでダイオキシン類の濃度が低減される推定メカニズムについて説明する。図1を参照すると、1段目サイクロン103a入口温度は590〜650℃程度であり、出口温度は350〜500℃である。従って、1段目サイクロン103aを通過する排ガスはダイオキシン類が再合成しやすい温度領域にある。一方で、消石灰は400〜500℃の温度で次式:Ca(OH)2→CaO+H2Oによって脱水反応(吸熱反応)を起こすと共に、生成した水は蒸発によって潜熱を奪うから温度を低下させる。従って、排ガスの出口温度が上記範囲にある1段目サイクロン103aに消石灰を投入すると、消石灰が当該サイクロン内で脱水反応することにより急冷効果が生まれ、ダイオキシン類の再合成を抑制できるものと考えられる。
消石灰を投入するサイクロンの排ガス出口における排ガス温度は、サイクロン及びサイクロン以降のボイラー、キルンIDF、スタビライザー、原料粉砕乾燥機、電気集塵機等を構成するプラントの鉄の耐久性を確保する理由により、好ましくは440℃以下である。一般に、キルンやプレヒーター下段のサイクロンは耐火物で保護されているが、1段目サイクロン以降のプラントを構成する材料は鉄であることが多く、鉄の降伏点は440℃であるためである。一方、排ガス温度の下限については、ダイオキシン類の発生抑制を行う点と、ボイラー内で高圧蒸気回収を行う点が、考慮される。即ち、ダイオキシン類の発生抑制には、400〜250℃における冷却速度を高めるとよい事は、前述の通りであり、あまり低い温度でボイラー内に排ガスを送るとボイラーにおける急冷によるダイオキシン類の発生抑制効果を十分に得られない可能性がある。また、ボイラーの高圧蒸気回収は高温になる程、タービンでの発電エネルギーが得られる事は、公知である。更には、前述したように、消石灰の脱水反応が進行しやすいのは400〜500℃である。従って、サイクロンの排ガス出口温度を400℃に比べて過度に低い温度に設定することは適切ではないため、370℃以上とすることが好ましく、390℃以上とするのがより好ましい。
但し、サイクロン内で消石灰の保持時間が十分に確保ない場合には、消石灰は脱水反応が完了する前に当該サイクロンから流出してしまう。本発明者の検討結果によれば、サイクロン内で十分な保持時間を得るためには、消石灰は終末沈降速度が0.5cm/sec以上あることが必要であり、1cm/sec以上あることが好ましく、2cm/sec以上あることがより好ましく、4cm/sec以上あることが更により好ましい。一方で、消石灰の終末沈降速度が10cm/sec超えると、通常のプレヒーターではサイクロン内で旋回流れを十分形成せず、サイクロン内を落下することによりショートパスし、運転が困難となる可能性がある。そのため、消石灰の終末沈降速度は10cm/sec以下とすることが好ましく、7cm/sec以下がより好ましい。
消石灰の投入地点は、上記サイクロン内に投入できる限り特に制限はなく、例えば専用の供給ラインを設けることができ、原料粉砕乾燥機107と1段目サイクロン103aの間の調合原料供給ライン104に投入することができ、又は、調合原料と混合してから若しくは調合原料と並行して原料粉砕乾燥機107に投入することもできる。
クリンカーの組成を制御する為の原料調合制御を行う原料分析計は、調合原料を合算一括分析して、その結果により原料供給器を演算制御するところ、本発明で投入する消石灰は最終的にはクリンカーの石灰成分をなす。従って、調合原料値に含まれ、分析され、石灰原料としての供給量を制御された方が、クリンカーの組成の変動が少なく制御される為、消石灰は調合原料として原料一括に含まれ、調合原料と混合してから若しくは調合原料と並行して原料粉砕乾燥機107に投入されるのが好ましい。
次に、消石灰の投入量について述べる。前記所定の終末沈降速度をもつ消石灰の投入量が少なくなるにつれて、ダイオキシン類の低減効果が小さくなる一方で、消石灰の投入量が多くなりすぎると、プレヒーターで大きな圧力損失を生じて、正常な運転が困難となる可能性がある。そこで、セメントクリンカー1t当たり前記消石灰20〜200kg(20〜200kg/tcl)となる様に、セメントクリンカーの調合原料中に前記消石灰を添加することが好ましく、セメントクリンカー1t当たり前記40〜100kg(40〜100kg/tcl)となる様に、セメントクリンカーの調合原料中に前記消石灰を添加することがより好ましい。
終末沈降速度が0.5〜10cm/secである消石灰としては、副産消石灰はカーバイド法によるアセチレンガスの製造工程で発生するものを利用することが便宜であり、資源の有効利用にも役立つ。カルシウムカーバイドからアセチレンが発生する化学反応は次式:CaC2+2H2O→C22+Ca(OH)2によって表すことができる。
消石灰の終末沈降速度の調整は、篩い分け、造粒及び粉砕などの方法により行うことができる。
また、セメントクリンカー調合原料の終末沈降速度に対して、投入される消石灰の終末沈降速度の比が大きすぎる場合には消石灰がサイクロン内で旋回流れを充分形成せず、ショートパスし、沈降する為、熱交換が充分行われなくなり、キルンの燃料効率が悪化して、クリンカー焼成量が低下する傾向にある一方で、当該比が小さすぎる場合にはサイクロン内の圧力差が大きくなる傾向があり、また、投入した消石灰の捕集効率も低下するために熱交換が充分行われず、キルンIDFのガス流量が低下し、キルンの燃料効率が悪化して、クリンカー焼成量が低下する傾向となりやすい。そこで、セメントクリンカー調合原料の終末沈降速度に対する、添加される消石灰の終末沈降速度の比が0.5〜1.5であるのが好ましく、0.7〜1.3であるのがより好ましい。原料粉砕乾燥機107を通過した後のセメントクリンカー調合原料は、一般的には0.2〜15cm/sec、典型的には0.5〜13cm/sec、より典型的には1〜10cm/secの終末沈降速度を有する。
以下、実施例を用いて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
<例1:副産消石灰の製造>
粒度4.0mm以下のカルシウムカーバイドに、水を添加し、アセチレンガスを発生させ、終末沈降速度が0.5〜15cm/secである消石灰を副生した。副産消石灰の水分量は7〜10質量%であり、終末沈降速度は5cm/secであった。カルシウムカーバイドの品位及びアセチレン発生機の仕様を表1に、得られた副産消石灰の成分量を表2に示す。カルシウムカーバイドの粒度はJISZ8801金属性鋼篩を用いて測定した。終末沈降速度はJIS Z 8821に規定されるアンドレアゼンピペット沈降法により測定した。成分量はJIS R5202に準拠して測定した。水分量は赤外線水分計(ケット科学研究所製型式「FD−800」)にて測定した。
Figure 0005738882
Figure 0005738882
<例2:副産消石灰の終末沈降速度が与える排ガス中のダイオキシン類濃度等への影響>
表3に記載の成分組成を有し、終末沈降速度が4cm/secであるセメント調合原料を用意した。また、例1で製造した終末沈降速度5cm/secの副産消石灰を適宜粉砕して製造した種々の終末沈降速度の消石灰、及び市販の消石灰「ヒシカール」(菱光石灰工業)を用意した(表4参照)。比較例で用いた消石灰「ヒシカール」(菱光石灰工業)は、一般焼却炉のダイオキシン抑制吸着剤として使用されているものである。終末沈降速度はJIS Z 8821に規定されるアンドレアゼンピペット沈降法により測定した。
次に、上記セメント調合原料を使用して、図1に示す構成のセメントクリンカー製造設備を運転した。この際に、上記各消石灰を原料粉砕乾燥機107にセメント調合原料と並行して供給することにより、各々50kg/tclの原単位で最上段のサイクロン103aに投入した。各サイクロンの内径は3mとした。
Figure 0005738882
Figure 0005738882
この場合の電気集塵機(EP)の出口における排ガス中のダイオキシン類(DXNS)の濃度、キルンIDF出口圧力、1段目サイクロン103a出口消石灰捕集効率、サイクロン各段の圧力差平均値、1段目サイクロン103aの排ガス入口及び排ガス出口の排ガス温度、IDF出口ガス流量、IDF効率、及び動力原単位の差を表5に示す。
DXNSの濃度測定は、「JIS K 0311 排ガス中のダイオキシン類分析」に準拠して行い、キルン排ガス1m3N当たりのダイオキシン類(PCDDs、PCDFs及びDL−PCB)の有機塩素化合物の濃度(ng/m3N)の総和として評価した。
1段目サイクロン103a出口消石灰捕集効率は、1段目サイクロン103aの排ガス出口におけるガス中のダストをJIS Z 8814「ロウボリウムエアサンプラ」に示される分粒特性に適合する分粒方法、及びJIS K 0901「気体中のダスト試料捕集用ろ過材の形状、寸法並びに性能試験方法」により捕集し、ダスト中の消石灰をX線回折により定量し、1段目サイクロン103aに加えた消石灰の量で割って求めた。
サイクロン各段の圧力差平均値は、サイクロン103a〜dそれぞれについて、サイクロン出口圧力−サイクロン入口圧力を求め、その平均値を測定値とした。
キルンIDFファン効率[%]は次式に従って求めた。
キルンIDFファン効率[%]=風量[m3/min]/60[sec/min]×圧力[MPa]/軸動力[kW]×100
IDF動力原単位は、1トンのクリンカーを製造するのに必要な重油量に換算して、No.1に対する差として表示した。
Figure 0005738882
副産消石灰(No.1)は終末沈降速度が5cm/secであり、調合原料の終末沈降速度4cm/secに近いことから、サイクロン各段の圧力差平均値は−1.0kPaと小さく、キルンIDF出口圧力は−7kPaと小さく、通常の運転範囲内であった。また、1段目サイクロン103a出口での投入消石灰の捕集効率は99%と良好で、EP出口でのDXNS濃度は14ng/m3Nと抑制されていた。副産消石灰をミルで粉砕した場合(No.2及び3)は、粉砕度合が進んで終末沈降速度が低下するに従ってセメントクリンカー製造設備の性能が低下したが、目標とするDXNS濃度である20ng/m3N以下は達成した。
一方、No.4の粉砕法製造消石灰「ヒシカール」は終末沈降速度が0.1cm/secであり調合原料の終末沈降速度4cm/secに対して著しく小さい。この為、サイクロン各段の圧力差平均値は−1.25kPaと大きくなった。また、キルンIDF出口圧力は−8kPaと大きく、通常の運転範囲を外れ、1段目サイクロン出口での投入消石灰の捕集効率は5%と小さく、EP出口でのDXNS濃度は70ng/m3Nと高かった。
終末沈降速度5cm/secの副産消石灰を原単位50kg/tclで使用した場合、キルンIDF出口圧力=−7kPaでは、キルンIDF風量=6,000m3/minが得られている。これに対して、終末沈降速度0.1cm/secの微粉消石灰を原単位50kg/tclでセメントクリンカー製造設備にフィードした場合、セメントSP各段での圧力損失=約−1.25MPaであり、キルンIDF出口圧力=−8MPaと負圧が大きくなった為、キルンIDF風量=4,000m3/minと低下し、セメントクリンカー製造設備プレヒーターの熱交換効率、捕集効率が低下した。
消石灰の終末沈降速度が排ガス中のダイオキシン類濃度等へ影響する原因について以下、考察する。1段目サイクロンの排ガス入口温度及び出口温度から、消石灰Ca(OH)2から生石灰CaOへの脱水反応が生じる温度である400〜500℃は1段目サイクロン内部で行われている事が理解出来る。
この際、No.1では、投入した消石灰の終末沈降速度が適切であったため、消石灰粒子が1段目サイクロン内で充分旋回し、サイクロン内での十分な熱交換保持時間が確保されて高い冷却効果が得られたために、ダイオキシン類の抑制効果が高かったと考えられる。また、消石灰が高い捕集効率で回収されたために、キルンIDFに流入する消石灰の量が少なくなり、大きなIDF風量が得られ、IDF効率も高かったと考えられる。
これに対して、消石灰の終末沈降速度を小さくしていくと、消石灰粒子の1段目サイクロン内における保持時間が短くなり、冷却効果が低減してダイオキシン類の抑制効果が徐々に低下したと考えられる。また、消石灰の捕集効率が低下し、圧力損失やIDF効率が徐々に低下していったと考えられる。No.4ではその低下度合いが甚だしく、ダイオキシン類の濃度を目安である20ng/m3N以下にすることはできなかったと考えられる。
<例3:副産消石灰の投入量が与える排ガス中のダイオキシン類濃度等への影響>
例1で得られた終末沈降速度5cm/secの副産消石灰の投入量を変化させた場合の、排ガス中のダイオキシン類濃度等への影響について調べた。例2と同様に、図1に示す構成のセメントクリンカー製造設備において、副産消石灰を種々の原単位で原料粉砕乾燥機107から上段のサイクロン103aに投入し、セメントクリンカー製造設備を運転した。
この場合の電気集塵機(EP)の出口における排ガス中のダイオキシン類の有機塩素化合物(DXNS)の濃度を測定した。また、DXNSと共に、DXNSの発生機構と一般的に関係があるとされている、排ガス中のHClも測定した。結果を表6に示す。
DXNSの濃度測定は、「JIS K 0311 排ガス中のダイオキシン類分析」に準拠して行い、キルン排ガス1m3N当たりのダイオキシン類の有機塩素化合物の濃度(ng/m3N)として評価した。
排ガス中のHClは、「JIS K 0107排ガス中の塩化水素分析方法」により求めた。
Figure 0005738882
副産消石灰添加量を0、2、5、10、20、50、200、300kg/tclと増加させる事でDXNSは低下するが、特に、副産消石灰が20kg/tcl以上の原単位の場合は、排ガス中のダイオキシン類の有機塩素化合物の濃度が20ng/m3N以下に低下することが分かる。副産消石灰が200kg/tclの原単位の場合は、1段サイクロン出口温度が上昇し、300kg/tclでは1段サイクロン出口温度が460℃となる。副産消石灰の原単位過多の場合は、1段サイクロンの出口温度が上昇傾向にあった。1段サイクロンを構成する鉄材料の降伏点は440℃程度の領域である為、副産消石灰の原単位は200kg/tcl以下が適切である。
特開2007−90261号公報(特許文献5)では、塩化水素を含む排ガスに対しCaO又はCa(OH)2を投入し、排ガス中の塩化水素の量が低減し、中和生成物である塩化カルシウムを生成させその結果、ダイオキシン類等の残留性有機汚染物質の生成が抑制されるとしている。しかしながら、本発明の結果では、消石灰添加量が増しても排ガス中の塩化水素の量は低減されず、排ガス中の塩化水素の量の消石灰添加量依存性は無い。
理論によって本発明が限定されることを意図しないが、これらの事から、本発明による排ガス中のダイオキシン類の有機塩素化合物の濃度の低減効果は、特開2007−90261号公報(特許文献5)に記述されている中和機構ではなく、むしろ、消石灰の脱水反応による1段目サイクロン103aにおける温度低下が影響しているものと考えられる。
101 ロータリーキルン
102 仮焼炉
103a 1段目サイクロン
103b 2段目サイクロン
103c 3段目サイクロン
103d 4段目サイクロン
104 調合原料供給ライン
105 キルンIDF
106 排熱発電用ボイラー
107 原料粉砕乾燥機
108 スタビライザー
109 電気集塵機
110 プレヒーター
111 ライジングダクト部
112 キルン窯尻部

Claims (6)

  1. 複数のサイクロンを有するプレヒーター及びロータリーキルンを備えたセメントクリンカー製造設備におけるセメントクリンカー製造方法であって、終末沈降速度が0.5〜10cm/secである消石灰を排ガス出口における排ガス温度が350〜500℃のサイクロン内に投入する工程を含む方法。
  2. セメントクリンカー1t当たり前記消石灰20〜200kgとなる様に、前記消石灰が投入される請求項1に記載のセメントクリンカー製造方法。
  3. 前記消石灰は最上段のサイクロンに投入される請求項1又は2に記載のセメントクリンカー製造方法。
  4. 前記消石灰はセメント調合原料と混合してから若しくは調合原料と並行して原料粉砕乾燥機に供給され、セメント調合原料と共に調合原料供給ラインを通って最上段のサイクロンに投入される請求項1〜3の何れか一項に記載のセメントクリンカー製造方法。
  5. セメントクリンカー調合原料の終末沈降速度に対する、前記消石灰の終末沈降速度の比が0.5〜1.5である請求項1〜4の何れか一項に記載のセメントクリンカー製造方法。
  6. 前記消石灰はカルシウムカーバイドからアセチレンを発生する際に副生する消石灰である請求項1〜5の何れか一項に記載のセメントクリンカー製造方法。
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