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JP5737375B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、接続端子がハウジングに組みこまれているコネクタに関する。
特許文献1には、応力集中が生じにくい接続端子30が組みこまれたコネクタが開示されている。図24(a)、(b)は、特許文献1の接続端子30の断面図である。図24に示すように、特許文献1の接続端子30は、支持部32と、分岐部33と、延在部34と、可動接点部36と、位置規制用突部37とを備える。分岐部33は、支持部32の一端に設けられている。延在部34は、支持部32の先端から湾曲して延在する。延在部34は、互いに概ね平行に離隔して蛇行する第1、第2、第3延在部34a、34b、34cを含む。可動接点部36は、第1、第2、第3延在部34a、34b、34cを一体化した先端に設けられている。位置規制用突部37は、第1延在部34aの先端から、第1延在部34aの湾曲した開口外側に向かって突出している。ハウジング10には、可動接点部36が突出可能な接点孔14と、接点孔14の一方に配置された位置規制用受け部17とが設けられている。
可動接点部36がハウジング10内に押し込まれる前においては、図24(a)に示すように位置規制用突部37が位置規制用受け部17に係止している。可動接点部36がハウジング10内に押し込まれると、可動接点部36は図24(b)の状態に移動する。つまり、可動接点部36が押し込まれる前においては、図24(a)に示すように位置規制用突部37が位置規制用受け部17に係止しており、可動接点部36は位置規制用受け部17と離隔している。そして、可動接点部36がハウジング10内に最大に押し込まれると、図24(b)に示すように、可動接点部36と位置規制用受け部17とが接触する。
特許第4883215号明細書
特許文献1の接続端子30では、延在部34が複数の第1、第2、第3延在部34a、34b、34cで構成されているため、応力集中が生じにくい。しかし、可動接点部36を押し込む場合、図24(a)及び図24(b)に示すように可動接点部36が位置規制用受け部17に向かって移動する。このような移動を所謂ワイピングと称する。一般的にはワイピングは接続端子30及び相手側基板の表面に発生した酸化皮膜を削り取り、接触信頼性を高める目的で利用される。しかし、ワイピング量が大きくなると、接続端子30と相手側基板との結合時に接触のずれ量が大きくなり相手側基板の接触面の面積を大きくとらないと接触不良が生じ易い。
そこで、本発明は、接触不良を抑制するためにワイピング量を制御することができるコネクタを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るコネクタは、ハウジングと、接続端子とを備える。ハウジングは、接点孔及び接点孔に隣接する係止受け部を有する。接続端子は、ハウジングに収容される。ここで、接続端子は、固定部と、延在部と、可動接点部と、係止部と、連結剛体部とを含む。固定部は、ハウジングに固定される。延在部は、一端が固定部から湾曲して延在し、弾性を有する。可動接点部は、ハウジングの接点孔の外部から押圧可能に突出する。また、可動接点部は、押圧方向に沿って延在するガイド部を有し、接点孔に面する係止受け部の端面と、ガイド部とが、接点孔の外部から最大変位量で押圧される前に接触する。係止部は、延在部の他端に連結され、可動接点部が押圧されていない状態においてハウジングの係止受け部に係止される。連結剛体部は、係止部と可動接点部とを連結する。
上記構成によれば、可動接点部のガイド部は、可動接点部がハウジング内に最大変位量で押圧される前に、ハウジングの接点孔に面する係止受け部の端面に接触する。
例えば、ガイド部は、係止受け部の端面に対して平行ではなく、基部から先端に向かって係止受け部から離れる側に所定の傾斜を有して形成され得る。この場合には、可動接点部が押圧されていない状態において、ガイド部とハウジングの係止受け部の端面との間には所定の隙間があり得る。そして、可動接点部が所定距離分だけハウジング内に押し込まれると、延在部からの係止受け部側に押し付ける力によって、ガイド部がハウジングの係止受け部の端面に接触し得る。その後、傾斜したガイド部と係止受け部の端面とが接触した状態で可動接点部がハウジング内に押し込まれる。よって、ガイド部の傾斜角度及び最大変位量等に応じて可動接点部の移動量、つまりワイピング量を抑制するように制御することができる。そのため、可動接点部がワイピングすることによる、可動接点部と相手側基板との接触不良を抑制することができる。例えば、可動接点部のワイピング量を小さくするにはガイド部の傾斜角度を小さくする。逆に、可動接点部のワイピング量を大きくするにはガイド部の傾斜角度を大きくする。
また、ガイド部の係止受け部側の端面は、係止受け部の端面に対して平行に、鉛直方向に沿って延在していてもよい。この場合には、可動接点部が押圧されていない状態において、ガイド部とハウジングの係止受け部の端面とは接触している。可動接点部がハウジング内に押し込まれた場合においても、その接触状態が維持される。よって、前述と同様にワイピング量を抑制するように制御することができる。
また、可動接点部がハウジングから最大で突出している状態において、延在部は弾性変形してハウジング内に収納されている。よって、可動接点部は、延在部からハウジングの接点孔から突出する方向に押し出す力を受けている。そして、可動接点部が相手側基板により押し込まれた場合には、可動接点部は延在部からさらに大きな押し出す力を受ける。そのため、可動接点部と相手側基板との接触力を高めることができる。
また、可動接点部がハウジングから突出する長さ及び延在部の弾性力等を調整することで、可動接点部の押し込み方向のストローク量を調整することができる。
好ましくは、ガイド部と係止受け部の端面とが接触した後、可動接点部は、ガイド部が係止受け部の端面と接触したまま押し込まれる。
傾斜したガイド部と係止受け部の端面とが接触した状態で可動接点部がハウジング内に押し込まれる。よって、ガイド部の傾斜角度及び最大変位量等に応じて可動接点部の移動量、つまりワイピング量を抑制するように制御することができる。
好ましくは、ガイド部と係止受け部の端面との接触領域は直線状である。よって、ガイド部の係止受け部側の端面と、係止受け部の端面とが密着する。このような密着した状態で可動接点部がハウジング内に押し込まれるため、上述の通りワイピング量を抑制するように制御することができる。
好ましくは、ハウジングの係止受け部の端面と可動接点部のガイド部とは、可動接点部の押し込み方向への変位が最大変位量の1/5に至るまでに接触する。
可動接点部をハウジング内に押し込んだ場合に、最大変位量の1/5に至るまでにハウジングの係止受け部の端面と可動接点部のガイド部とが接触する。この場合、ガイド部の係止受け部の端面に対する傾斜角度が小さく設定されており、可動接点部をハウジング内に押し込んだ場合にすぐに、ハウジングの係止受け部の端面と可動接点部のガイド部とが接触する。これにより、可動接点部のワイピング量を抑制することができる。
好ましくは、ハウジングの係止受け部の端面と可動接点部のガイド部とは、可動接点部の押し込み方向への変位が、最大変位量の1/10に至るまでに接触する。
可動接点部をハウジング内に押し込んだ場合に、最大変位量の1/10に至るまでにハウジングの係止受け部の端面と可動接点部のガイド部とが接触する。ガイド部の係止受け部の端面に対する傾斜角度は、最大変位量の1/5に至るまでに係止受け部の端面とガイド部とが接触する場合よりもさらに小さく設定されている。よって、可動接点部のワイピング量をさらに抑制することができる。
好ましくは、可動接点部が押圧されていない状態において、ハウジングの係止受け部の端面と可動接点部のガイド部とは接触するように配置される。なお、「接触するように配置される」とは、必ずしも接触していることを意味するものでは無く、部品間の寸法公差に相当する分の隙間は許容される。具体的には、寸法公差に相当する分の隙間とは、0.1mm以下であり、さらに可動接点部を寸法公差分押し込んだ時点では係止受け部の端面とガイド部とが接触するように構成されていることを意味する。
係止受け部の端面とガイド部とが接触しており、その状態のまま可動接点部がハウジング内に押し込まれるため、ワイピング量を抑制することができる。
好ましくは、係止部は、延在部の自由端側に設けられた連結剛体部に対して固定部とは反対側に延在しており、可動接点部が押圧されていない状態においてハウジングの係止受け部に係止される。
係止部は、延在部の延在方向に沿って延在するため、延在部の弾性を効率よく利用することができる。また、係止部は、延在部の先端に位置するため、延在部からの弾性力を受けて係止部を係止受け部に安定して係止することができる。
好ましくは、連結剛体部の強度は延在部の強度よりも強い。
連結剛体部の強度は延在部の強度よりも強いため、逆に連結剛体部の弾性は延在部の弾性よりも小さい。連結剛体部には可動接点部が連結されているが、連結剛体部の弾性が小さいため、可動接点部が連結剛体部に安定して固定される。よって、連結剛体部の弾性による可動接点部のワイピングを抑制することができる。
好ましくは、連結剛体部の幅は延在部の幅よりも広い。
連結剛体部の幅は延在部の幅よりも広いため、連結剛体部の強度を延在部の強度よりも強くできる。よって、連結剛体部の弾性による可動接点部のワイピングを抑制することができる。ただし、連結剛体部の幅を大きくしすぎると延在部の弾性が失われるため、延在部の弾性を失わせない程度に連結剛体部の幅が調整される。
好ましくは、可動接点部は、ハウジングの接点孔から外部に突出する方向において、ガイド部の先端に設けられた接触部をさらに含む。
接触部は可動接点部の中でも小さく形成されており、この接触部と相手側基板とが接触するため、相手側基板と接触部との接触面積は小さい。ここで、接続端子とハウジングとの間、コネクタと相手側基板との間等において、嵌合ずれ及び実装ずれが生じ得る。しかし、相手側基板と接触部との接触面積が小さく、接触部の相手側基板内でのずれ量が小さいため、XY方向のずれがある場合でも接触部と相手側基板との間での接触が維持される。よって、コネクタ等の嵌合工程及び実装工程でのずれによる接触不良の影響を抑制することができる。
好ましくは、可動接点部は、ガイド部に対向し、先端に行くほどガイド部との距離が狭まる対向辺部をさらに含む。
可動接点部は、ガイド部と対向辺部とを有し、先端に行くほどガイド部と対向辺部との距離が狭まる形状を有している。よって、ハウジングの接点孔から可動接点部を挿入し易い。
好ましくは、対向辺部は湾曲した形状である。
対向辺部が湾曲した形状を有することで、可動接点部の押し込み方向と交差する方向の断面における応力を、いずれの断面箇所においても概ね均等にすることができる。よって、可動接点部の強度を高めることができる。
好ましくは、延在部は、互いに離隔して湾曲する複数本の延在部からなる。
延在部が複数本の延在部からなるため、延在部の弾性力を強くすることができる。よって、係止部をハウジングの係止受け部に安定して係止することができるとともに、可動接点部と相手側基板との接触力を確保することができる。
好ましくは、延在部は、開口方向が異なる方向の第1湾曲部及び第2湾曲部を含む。第1湾曲部と第2湾曲部との間において、複数本の延在部どうしが規制連結部によって連結されている。
規制連結部は、第1湾曲部と第2湾曲部との間において、複数本の延在部どうしを連結する。よって、複数本の延在部が連動して動くようにすることができる。そのため、複数本の延在部の動きを制御し易くなる。規制連結部が設けられていない場合には、例えば、複数本の延在部が別々に動き、互いに重なる等して動きの制御が困難となり得る。また、第1湾曲部と第2湾曲部との間は応力が掛かりにくい部分であり、この部分に規制連結部を設けることで、規制連結部への応力を回避することができるとともに、複数本の延在部の動きを制御し易くなる。
本発明によれば、接触不良を抑制するためにワイピング量を制御することができるコネクタを提供することができる。
本発明の一実施形態例に係るコネクタ300の斜視図である。 可動接点部210の突出方向から見た図1のコネクタ300の上面図である。 コネクタ300の側面図である。 可動接点部210の突出方向とは反対の裏面側から見たコネクタ300の底面図である。 図2におけるA−A断面図である。 接続端子200の斜視図である。 (a)は接続端子200の正面図であり、(b)は右側面図であり、(c)は左側面図であり、(d)は可動接点部210側から見た接続端子200の上面図であり、(e)は第1固定部201a側から見た接続端子200の底面図である。 (a)は、延在部203が押圧されていない状態を示す正面図であり、(b)は延在部203がハウジング100内に収容されている状態を示す正面図である。 (a)は接続端子200が押圧されることなくハウジング100内に収容されている様子を示す断面図であり、(b)は可動接点部210がハウジング100内に最大に押し込まれている様子を示す断面図である。 図9(a)における接続端子200の可動接点部210と係止受け部105との関係を示す拡大図である。 可動接点部210の押し込み方向への変位が最大変位量の1/5の場合における、可動接点部210と係止受け部105との関係を示す拡大図である。 可動接点部210の押し込み方向への変位が最大変位量の1/10の場合における、可動接点部210と係止受け部105との関係を示す拡大図である。 相手側基板400の斜視図である。 (a)は相手側基板400の正面図であり、(b)は背面図、(c)は右側面図、(d)は左側面図、(e)は上面図、(f)は底面図である。 アセンブリ500をコネクタ300の底面側から見た斜視図である。 アセンブリ500をコネクタ300の上面側から見た斜視図である。 アセンブリ500の側面図である。 可動接点部210の対向辺部213の他の一例を示す拡大図である。 可動接点部210のガイド部211の他の一例を示す拡大図である。 別の変形例に係る接続端子200の斜視図である。 (a)は図20の接続端子200の正面図であり、(b)は右側面図であり、(c)は左側面図であり、(d)は可動接点部210側から見た接続端子200の上面図であり、(e)は第1固定部201a側から見た接続端子200の底面図である。 さらに別の変形例に係る接続端子200の斜視図である。 (a)は図22の接続端子200の正面図であり、(b)は右側面図であり、(c)は左側面図であり、(d)は可動接点部210側から見た接続端子200の上面図であり、(e)は第1固定部201a側から見た接続端子200の底面図である。 (a)、(b)は、特許文献1の接続端子30の断面図である。
<実施形態例>
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態例について説明する。なお、以下の実施形態例は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)コネクタ300の構成
(1−1)コネクタ300の全体構成
図1は、本発明の一実施形態例に係るコネクタ300の斜視図である。図2は、可動接点部210の突出方向から見た図1のコネクタ300の上面図である。図3はコネクタ300の側面図であり、図4は可動接点部210の突出方向とは反対の裏面側から見たコネクタ300の底面図である。
本発明の実施形態例に係るコネクタ300は、ハウジング100及び接続端子200を含む。ハウジング100は、図1に示すように、接続端子200を収容可能なように例えば、内部が空洞であり下部が開口した箱状の形状を有している。接続端子200は、ハウジング100内に収容され、ハウジング100の接点孔107から押圧可能に突出する可動接点部210を有する。
本実施形態例のコネクタ300では、一例として、2本の接続端子200a、200bを1組として、4つの領域から可動接点部210が突出している。2本の接続端子200を1組として相手側基板400(図13)と接触するため、1本の接続端子200により相手側基板400と接触する場合よりも接触不良を抑制することができる。
なお、接続端子200は板状面に沿う形状を有している。この板状面に沿う方向を以下ではX方向とし、X方向と概ね90°に交差する方向をY方向とする。つまり、図1〜図4に示すように、接続端子200はY方向の厚みがX方向の幅よりも十分に小さく、X方向に沿う形状を有している。また、接続端子200の可動接点部210がハウジング100から突出する方向を上面方向又は上面とし、上面の反対側方向を底面方向又は底面とする。
(1−2)ハウジング100
次に、ハウジング100の構成について以下に説明する。図5は、図2におけるA−A断面図である。図5のA−Aの断面図では、第2壁103を中心として2つの接続端子200が左右対称に隣接している。同様の構成であるので、図5中、左側の接続端子200及びその接続端子200が収容されているハウジング100のみについて説明する。
ハウジング100は、図5に示すように所定の厚みを有した第1壁101及び第2壁103を含む。第1壁101は、ハウジング100の外壁の一部となる。第2壁103は、X方向に隣接する接続端子200それぞれが収容される空間を仕切る。
ハウジング100の上面近傍には、挿入壁109及び係止受け部105が設けられている。挿入壁109は、第1壁101に隣接して設けられている。この挿入壁109と第1壁101との間の開口により固定挿入孔111が形成されている。後述の接続端子200の第2固定部201bの先端が固定挿入孔111に挿入される。
係止受け部105は、概ね一定の厚みを有しており、第2壁103に対して概ね直角の角度を有して第2壁103から延在している。係止受け部105と挿入壁109との間には接点孔107が形成されている。この接点孔107からは、接続端子200の可動接点部210が押圧可能に突出する。挿入壁109の上面と係止受け部105の上面とは面一となっており、ハウジング100の上面の一部を構成している。
ハウジング100の底面近傍には、図1、図5に示すように、接続端子200の第1固定部201aが挿入される係止孔112が設けられている。
(1−3)接続端子200
次に、接続端子200の構成について図5〜図8を用いて以下に説明する。図6は接続端子200の斜視図である。図7は(a)は接続端子200の正面図であり、(b)は右側面図であり、(c)は左側面図であり、(d)は可動接点部210側から見た接続端子200の上面図であり、(e)は第1固定部201a側から見た接続端子200の底面図である。図8の(a)は、延在部203が押圧されていない状態を示す正面図であり、(b)は延在部203がハウジング100内に収容されている状態を示す正面図である。
接続端子200は、固定部201、分岐部202、延在部203、係止部207、規制連結部209、可動接点部210及び連結剛体部220を含む。図6に示すように、固定部201、分岐部202、延在部203、係止部207、規制連結部209、可動接点部210及び連結剛体部220は、X方向の板状面に沿うように連結されている。つまり、接続端子200のY方向の厚みは、X方向の厚みに比べて十分に小さい。
(a)固定部201
固定部201は、第1固定部201a及び第2固定部201bを含む。第1固定部201aは、ハウジング100の底面の係止孔112に挿入される。また、第1固定部201aの底部は、図5に示すように、他の基板と接触可能なように所定距離だけハウジング100の底面から突出している。第2固定部201bは、第1固定部201aの所定箇所から概ね直角に上方に向かって突出している。第2固定部201bは、ハウジング100の第1壁101に沿って挿入され、その先端が固定挿入孔111に挿入される。このように、固定部201は、第1固定部201aがハウジング100の係止孔112に挿入され、第2固定部201bが第1壁101に沿って固定挿入孔111に挿入されることでハウジング100に固定される。これにより、接続端子200がハウジング100に固定される。
(b)分岐部202、延在部203
第2固定部201bのうち第1固定部201a近傍から第1壁101とは反対側に分岐部202が突出して設けられている。分岐部202からは、弾性を有する2つの延在部203が分岐、湾曲しながら延在している。延在部203は、第1延在部203a及び第2延在部203bを含む。第1延在部203aと第2延在部203bとは、スリット205を介して概ね平行に離隔して延在している。スリット205の幅は、第1延在部203aと第2延在部203bとが接触しない大きさとなっている。
第1延在部203a及び第2延在部203bは、湾曲部208を有している。具体的には、図5、図6に示すように、第1延在部203a及び第2延在部203bは、第1湾曲部208a及び第2湾曲部208bを有する。第1湾曲部208a及び第2湾曲部208bは、延在部203のうち概ね直線状の部分を除いた湾曲している部分である。第2湾曲部208bは、延在部203が分岐部202から最初に湾曲する部分であり、第2固定部201b側に開口を有して概ねU字状に湾曲している。第1湾曲部208aは、延在部203が第2湾曲部208bの次に湾曲する部分であり、第2湾曲部208bの開口方向に対して反対側に開口を有する。つまり、第1湾曲部208aは、第2固定部201bと対向する第2壁103側に開口を有して概ねU字状に湾曲している。これら2つの第1湾曲部208a及び第2湾曲部208bを有することにより、延在部203は2か所において蛇行した形状を有している。このような湾曲部208を有することにより、延在部203は上面方向から押圧された場合にしなやかな弾性を有する。そして、可動接点部210が押圧された場合に延在部203はその弾性により押し縮められる。また、逆に可動接点部210の押圧が解放された場合には、延在部203はその弾性により可動接点部210を上方に押し上げる。
第1湾曲部208a及び第2湾曲部208bは同程度の湾曲及びX方向の幅を有している。ただし、第1湾曲部208a及び第2湾曲部208bの湾曲の程度及びX方向の幅がそれぞれ異なっていても良い。
また、上述の通り、延在部203は互いに離隔した複数本の第1延在部203a及び第2延在部203bを含む。よって、1本の延在部203の場合よりも延在部203の弾性力を強くすることができる。そのため、係止部207をハウジング100の係止受け部105に安定して係止することができるとともに、可動接点部210と相手側基板400との接触力を確保することができる。
(c)規制連結部209
規制連結部209は、第1延在部203aと第2延在部203bとを連結する部材である。規制連結部209は、第1湾曲部208aと第2湾曲部208bとの間に設けられている。つまり、規制連結部209は、第1湾曲部208aと第2湾曲部208bとの間の概ね直線状の部分に設けられている。規制連結部209を設けることで、第1延在部203a及び第2延在部203bが連動して動くようにすることができる。よって、第1延在部203a及び第2延在部203bの動きを制御し易くなる。規制連結部209が設けられていない場合には、例えば、第1延在部203a及び第2延在部203bが別々に動き、互いに重なる等して動きの制御が困難となり得る。
また、可動接点部210を上方からハウジング100内に押し込んだ場合に、延在部203の中でも大きな弾性力を有する第1湾曲部208a及び第2湾曲部208bに応力が掛かる。言い換えれば、第1湾曲部208aと第2湾曲部208bとの間は応力が掛かりにくい部分である。この部分に規制連結部209を設けることで、規制連結部209への応力を回避するとともに、第1延在部203a及び第2延在部203bの動きを制御し易くなる。
(d)係止部207
係止部207は、分岐部202から延在する延在部203の他端である自由端に設けられている。係止部207は、図5に示すように、接続端子200の可動接点部210が押圧されていない状態において、ハウジング100の係止受け部105に係止される。具体的には、係止部207の上面が係止受け部105の下面に係止される。係止部207は、延在部203の自由端側に設けられた連結剛体部220に対して第1湾曲部208aとは反対側に配置される。つまり、延在部203は、第1湾曲部208aから係止受け部105に向かって延在しているが、係止部207は延在部203の終端方向に向って延びる形状を有している。このように、係止部207は延在部203の終端方向に向って延在するため、延在部203の弾性を効率よく利用することができる。また、係止部207は、延在部203の終端に設けられているため、延在部203からの弾性力を受けて係止部207を係止受け部105に安定して係止することができる。言い換えれば、係止部207は、延在部203の弾性を効率よく利用した形状及び配置となっている。
ここで、図8の(a)は、延在部203が押圧されていない状態を示し、(b)は延在部203がハウジング100内に収容されている状態を示す。図8の(a)、(b)に示すように、延在部203がハウジング100内に収容されると(図8の(b)参照)、延在部203が押圧されておらず自由長の状態にある場合(図8の(a)参照)よりも押込長さLd分だけ延在部203が押し縮められる。よって、図5に示すように接続端子200がハウジング100内に収容されると、押し縮められた押込長さLd分に相当する弾性力により係止部207が係止受け部105を押圧する。これにより、前述の通り、係止部207は、延在部203からの弾性力を受けて係止受け部105に安定して係止される。
(e)連結剛体部220
連結剛体部220は、係止部207と可動接点部210とを連続的に連結する。具体的には、連結剛体部220は、可動接点部210の基部214近傍であり、かつ係止部207側に位置する部分である。言い換えれば、可動接点部210と第2延在部203bとの間には屈曲部221が設けられているが、この屈曲部221の開口の底部近傍に連結剛体部220が設けられている。
連結剛体部220の強度は延在部203の強度よりも強い。言い換えれば、連結剛体部220の弾性は延在部203の弾性よりも小さい。連結剛体部220には可動接点部210が連結されているが、連結剛体部220の弾性が小さいため、可動接点部210が連結剛体部220に安定して固定される。さらに言い換えれば、屈曲部221の弾性力は、延在部203の第1湾曲部208a及び第2湾曲部208bの弾性力よりも小さい。よって、連結剛体部220の弾性及び/又は屈曲部221の弾性による可動接点部210のワイピングを抑制することができる。
また、後述の図10に示すように、連結剛体部220の最も狭い部分の幅Wcは、第1延在部203aの幅Wa及び第2延在部203bの幅Wbよりも広い。よって、連結剛体部220の強度は第1延在部203a及び第2延在部203bの強度よりも強い。そのため、連結剛体部220の弾性による可動接点部210のワイピングを抑制することができる。
ただし、連結剛体部220の幅Wcを大きくしすぎると延在部203の弾性が失われるため、延在部203の弾性を失わせない程度に連結剛体部220の幅Wcが調整される。
(f)可動接点部210
可動接点部210は、固定部201から延在する延在部203の自由端側に設けられている。より具体的には、可動接点部210は、連結剛体部220を介して、延在部203の自由端に設けられた係止部207と連結されている。
可動接点部210は、ハウジング100の接点孔107の外部から押圧可能に突出する部材である。可動接点部210の押圧方向は、概ね、ハウジング100の第1壁101の鉛直方向、つまり、第2固定部201bの延在方向に沿った方向である。
可動接点部210は、第2固定部201bと、延在部203の自由端の終端に設けられた係止部207との間に設けられている。より詳細には、可動接点部210は、接続端子200がハウジング100内に収容された場合に、可動接点部210のガイド部211が係止受け部105の接点孔107に面する端面105a(図10参照)の近傍に位置するように配置されている。また、可動接点部210は、ハウジング100内に押圧された場合には、延在部203から係止部207側、つまり係止受け部105側に押し付けられる力を受ける。よって、後述のように、可動接点部210のガイド部211と係止受け部105の端面105aとが接触する(図11参照)。
可動接点部210は、ガイド部211、対向辺部213、基部214及び接触部215を有する。可動接点部210はX方向に沿う板状の形状を有している。また、可動接点部210の板状面は、係止部207から離れる先端側ほど、ガイド部211と対向辺部213との距離が狭まる概ね台形形状を有している。ガイド部211は、係止受け部105側に面しており、押圧方向に沿って直線状に延在する。ガイド部211は、基部214から接触部215の方向に向って係止受け部105から離れる側に若干傾斜している。ガイド部211が所定の傾斜を有していると、可動接点部210をハウジング100の接点孔107に挿入する際の抵抗が少なく挿入し易い。ガイド部211の傾斜については後述する。
対向辺部213は、ガイド部211に対向して、係止受け部105とは反対側の固定挿入孔111側に面して直線状に延在している。対向辺部213は基部214から接触部215の方向に向って係止受け部105に向かう側に傾斜している。例えば、対向辺部213の鉛直方向に対する傾斜角度は、ガイド部211の傾斜角度よりも大きい。ガイド部211の傾斜及び対向辺部213の傾斜によって、可動接点部210は先端に行くほどガイド部211と対向辺部213との距離が狭まる。よって、可動接点部210を接点孔107に挿入する際の抵抗が少なく挿入し易い。
基部214は、可動接点部210の底面方向に位置し、可動接点部210の底部となる。この基部214と、第2延在部203bの係止部207側の終端近傍との間により屈曲部221が形成される。
接触部215は、基部214よりもX方向の幅が狭く、ハウジング100の接点孔107から外部に突出する方向において、ガイド部211の先端に設けられている。接触部215は可動接点部210の中でも小さく形成されており、この接触部215と相手側基板400とが接触するため、相手側基板400と接触部215との接触面積は小さい。ここで、接続端子200とハウジング100との間、コネクタ300と相手側基板400との間等において、嵌合ずれ及び実装ずれが生じ得る。しかし、可動接点部210が押し込まれる間に接触部215が移動しても、相手側基板400と接触部215との接触面積が小さく、接触部215は相手側基板400内に収まる。そのため、XY方向のずれがある場合でも接触部215と相手側基板400との間での接触が維持される。よって、コネクタ300の嵌合工程及び実装工程でのずれによる接触不良の影響を抑制することができる。なお、上記では接触部215はガイド部211の先端に設けられているが、可動接点部210の突出方向の先端であれば他の位置に設けられていてもよい。ただし、ガイド部211に連続するように設けられている方が接触部215の強度を高めることができ好ましい。
また、図5に示すように、可動接点部210がハウジング100から最大で突出している状態において、延在部203は押込長さLd分だけ弾性変形してハウジング100内に収納されている(図8参照)。このとき、可動接点部210は、係止部207及び連結剛体部220を介して延在部203から、ハウジング100の接点孔107から突出する方向に押し出す力を受けている。図5の状態からさらに、可動接点部210が相手側基板400により押し込まれた場合には、可動接点部210は延在部203からさらに大きな押し出す力を受ける。そのため、可動接点部210と相手側基板400との接触力を高めることができる。
また、可動接点部210がハウジング100から突出する長さ及び延在部203の弾性力を調整することで、可動接点部210の押し込み方向のストローク量を調整することができる。
(g)製造方法の例
上述のような接続端子200は、電気鋳造方法、エッチング及び切削などの種々の方法により製造可能である。特に、電気鋳造方法は、微細で加工精度の高い接続端子200の製造に好適である。
(2)接続端子200のハウジング100内への押込動作
次に、ハウジング100内に収容された接続端子200が、さらにハウジング100内に押し込まれる様子について説明する。図9の(a)は接続端子200が押圧されることなくハウジング100内に収容されている様子を示す断面図であり、(b)は可動接点部210がハウジング100内に最大に押し込まれている様子を示す断面図である。図10は、図9(a)における接続端子200の可動接点部210と係止受け部105との関係を示す拡大図である。図11は、可動接点部210の押し込み方向への変位が最大変位量の1/5の場合における、可動接点部210と係止受け部105との関係を示す拡大図である。図12は、可動接点部210の押し込み方向への変位が最大変位量の1/10の場合における、可動接点部210と係止受け部105との関係を示す拡大図である。
(2−1)可動接点部210の押し込み前
図9の(a)に示すように可動接点部210がハウジング100内に押し込まれる前においては、接続端子200は、可動接点部210が押圧されることなくハウジング100内に収容されている。このとき、第1固定部201aはハウジング100底面の係止孔112に挿入され、第2固定部201bが第1壁101に沿って固定挿入孔111に挿入されている。また、図8に示すように、接続端子200の係止部207は、押込長さLd分に相当する延在部203の弾性力によってハウジング100の係止受け部105に係止されている。
このとき、図10に示すように係止部207の上面は係止受け部105の下面と接触している。そして、可動接点部210が押圧されていない状態において、ハウジング100の係止受け部105の端面105aと、可動接点部210のガイド部211とは概ね接触するように配置される。ここで、「接触するように配置される」とは、必ずしも接触していることを意味するものでは無く、部品間の寸法公差に相当する分の隙間は許容される。具体的には、寸法公差に相当する分の隙間とは、0.1mm以下である。さらに、寸法公差に相当する分の隙間とは、可動接点部210を寸法公差分押し込んだ時点では係止受け部105の端面105aとガイド部211とが接触するように構成されていることを意味する。この寸法公差分に相当する分の隙間によって、図10に示すように、可動接点部210のガイド部211は、基部214から接触部215の方向に向って、係止受け部105から離れる方向に傾斜角度θ分だけ傾斜している。ここで、係止受け部105の端面105aは、接点孔107に面し、鉛直方向に沿う壁面である。よって、ガイド部211は、係止受け部105の端面105aに対して傾斜角度θ分だけ傾斜している。そのため、可動接点部210がハウジング100内に押し込まれる前においては、ガイド部211と係止受け部105の端面105aとは、寸法公差に相当する傾斜角度θからなる所定の隙間を有している。
(2−2)可動接点部210の最大変位量Dmax
図9の(b)においては、可動接点部210は、ハウジング100内に最も深く押し込まれている。可動接点部210がハウジング100内に押し込まれる前の図9の(a)の状態と比較して、可動接点部210は最大変位量Dmaxだけハウジング100内に押し込まれている。このとき、接続端子200は、第1固定部201aが係止孔112に挿入され、第2固定部201bが固定挿入孔111に挿入されて固定されている。また、接続端子200の係止部207は、最大変位量Dmax分だけ係止受け部105から離れている。第1延在部203a及び第2延在部203bもまた、最大変位量Dmaxに相当する分だけ押し込み方向に沿って湾曲して押し縮められている。よって、可動接点部210は、第1延在部203a及び第2延在部203bから上方に押し上げる力を受けている。この押し上げる力は、最大変位量Dmaxの押し込み分による延在部203の弾性力に相当する。
(2−3)ガイド部211と係止受け部105の端面105aとの接触
(a)最大変位量Dmaxに至るまでの接触
図11において、一点鎖線は可動接点部210がハウジング100内に押し込まれていない状態を示している。一方、二点鎖線は可動接点部210がハウジング100内に最大変位量Dmaxだけ押し込まれている状態を示している。可動接点部210がハウジング100内に押し込まれていない場合には、図11の一点鎖線に示すように、ガイド部211と係止受け部105の端面105aとの間には傾斜角度θに相当する隙間がある。なお、傾斜角度θは寸法公差分に相当する分の隙間である。寸法公差を設計において考慮しない場合には、可動接点部210がハウジング100内に押し込まれていない場合においても、ガイド部211と係止受け部105の端面105aとは接触している。
さらに、可動接点部210が最大変位量Dmaxで押し込まれると、図11の二点鎖線に示すように、ガイド部211は係止受け部105の端面105aに接触する。つまり、可動接点部210が最大変位量Dmaxで押し込まれている場合には、ガイド部211と係止受け部105の端面105aとの間には隙間が無い。
結局、可動接点部210が最大変位量Dmaxだけハウジング100内に押し込まれるまでに、可動接点部210のガイド部211と係止受け部105の端面105aとが接触する。
より具体的に説明すると、前述の通り、接続端子200及びハウジング100等が寸法公差を考慮して設計されている場合には、ガイド部211は、係止受け部105の端面105aに対して傾斜角度θの傾斜を有している。そのため、可動接点部210が押圧されていない状態において、ガイド部211とハウジング100の係止受け部105の端面105aとの間には寸法公差に相当する傾斜角度θの隙間がある。そして、可動接点部210が最大変位量Dmaxで押し込まれる前に、延在部203からの係止受け部105側に押し付ける力によって、ガイド部211が係止受け部105の端面105aに接触する。このとき、係止受け部105が延在するX方向と交差するY方向側から見た場合に、図11に示すようにガイド部211と係止受け部105の端面105aとは直線状に接触している。より具体的には、ガイド部211の係止受け部105側の端面と、係止受け部105の端面105aとは密着している。その後、ガイド部211と係止受け部105の端面105aとが接触した状態で可動接点部210がハウジング100内に押し込まれる。つまり、ガイド部211と係止受け部105の端面105aとが接触した後においては、可動接点部210は鉛直方向に沿って下方に押し下げられる。よって、可動接点部210のX方向の移動、つまりワイピングは阻止される。これにより、ガイド部211の傾斜角度θ及び最大変位量Dmax等に応じて可動接点部210の移動量、つまりワイピング量を抑制するように制御することができる。そのため、可動接点部210がワイピングすることによる、可動接点部210と相手側基板400との接触不良を抑制することができる。例えば、可動接点部210のワイピング量を小さくするにはガイド部211の傾斜角度θを小さくする。逆に、可動接点部210のワイピング量を大きくするにはガイド部211の傾斜角度θを大きくする。
さらに、可動接点部210のハウジング100内への押し込み量と、ガイド部211と係止受け部105の端面105aとの関係を説明すると以下のようになる。
(b)最大変位量Dmaxの1/5に至るまでの接触
図11の実線に示すように、係止受け部105の端面105aとガイド部211とは、可動接点部210の押し込み方向への変位が最大変位量Dmaxの1/5に至るまでに接触する。
この場合、ガイド部211の係止受け部105の端面105aに対する傾斜角度θが小さく設定されており、可動接点部210をハウジング100内に押し込んだ場合にすぐに、係止受け部105の端面105aとガイド部211とが接触する。これにより、可動接点部210のワイピング量を抑制することができる。
なお、図11において、一点鎖線は可動接点部210がハウジング100内に押し込まれていない状態を示している。一方、二点鎖線は可動接点部210がハウジング100内に最大変位量Dmaxだけ押し込まれている状態を示している。
(c)最大変位量Dmaxの1/10に至るまでの接触
図12の実線に示すように、係止受け部105の端面105aとガイド部211とは、可動接点部210の押し込み方向への変位が最大変位量Dmaxの1/10に至るまでに接触する。
この場合、ガイド部211の係止受け部105の端面105aに対する傾斜角度θは、最大変位量の1/5に至るまでに係止受け部105の端面105aとガイド部211とが接触する場合よりもさらに小さく設定されている。よって、可動接点部210のワイピング量をさらに抑制することができる。
なお、図12において、一点鎖線は可動接点部210がハウジング100内に押し込まれていない状態を示している。一方、二点鎖線は可動接点部210がハウジング100内に最大変位量Dmaxだけ押し込まれている状態を示している。
(3)アセンブリ500
次に、コネクタ300と相手側基板400とを結合したアセンブリ500について説明する。まず相手側基板400について説明する。
(3−1)相手側基板400
図13は相手側基板400の斜視図である。図14の(a)は相手側基板400の正面図であり、(b)は背面図、(c)は右側面図、(d)は左側面図、(e)は上面図、(f)は底面図である。
相手側基板400の正面側には、樹脂材料からなる絶縁部403と、絶縁部403により仕切られた接触面401とが設けられている。絶縁部403は、接触面401を取り囲み電気的に絶縁された部分である。絶縁部403は樹脂などの絶縁材料で形成されている。接触面401は、絶縁部403に取り囲まれ、概ね四角形状の凹部からなる。接触面401では絶縁材料が除去されており、電気的に接続可能なように金属材料が露出している。図13の相手側基板400では、4つの接触面401が設けられている。図13の4つの接触面401それぞれは、図1の4つの領域から突出した可動接点部210に対応している。なお、接触面401の形状は、可動接点部210との接触が可能な形状であれば、四角形状に限定されない。例えば円形状であってもよい。
相手側基板400の底面側には、絶縁部403により取り囲まれた概ね円形状のランド405が設けられている。ランド405は、絶縁材料が除去されており、電気的に接続可能なように金属材料が露出している。ランド405は、例えば、相手側基板400と他の電子部材との接続部分となる領域である。各ランド405は、相手側基板400の正面側に設けられた接触面401それぞれと電気的に導通している。なお、接触面401の形状は、他の電子部材との接続が可能な形状であれば、円形状に限定されない。
(3−2)コネクタ300と相手側基板400との結合
次に、コネクタ300と相手側基板400とを結合したアセンブリ500について説明する。図15はアセンブリ500をコネクタ300の底面側から見た斜視図である。図16はアセンブリ500をコネクタ300の上面側から見た斜視図である。図17はアセンブリ500の側面図である。
コネクタ300の可動接点部210が突出した側と、相手側基板400の接触面401が設けられた正面側とを対向させる。このとき、相手側基板400の4つの接触面401それぞれを、コネクタ300の可動接点部210が突出した4つの領域それぞれと対向させる。本実施形態例のコネクタ300は2本の接続端子200を1組としているため、1つの接触面401には2本の可動接点部210が対応する。
次に、コネクタ300の可動接点部210の接触部215を接触面401により押圧するように、コネクタ300と相手側基板400とを所定距離まで近づける。このとき、可動接点部210はハウジング100内に押し込まれる。よって、可動接点部210は延在部203によりハウジング100から押し出す方向の力を受ける。これにより、コネクタ300の可動接点部210と相手側基板400の接触面401との接触力が向上し、可動接点部210と接触面401との導通が確保される。
また、上述の通り、可動接点部210のX方向への移動が抑制されるため、可動接点部210と相手側基板400とが接触する位置を厳密に定めることができる。その結果、コネクタ300と相手側基板とを実装する際に、X方向の位置精度の許容範囲を広くとることができる。
(4)変形例
(4−1)
図18は可動接点部210の対向辺部213の他の一例を示す拡大図である。上記実施形態では、対向辺部213は直線状に延在している。しかし、図18に示すように対向辺部213は湾曲していてもよい。対向辺部213が湾曲した形状を有することで、可動接点部210の押し込み方向と交差する方向の断面における応力を、いずれの断面箇所においても概ね均等にすることができる。よって、可動接点部210の強度を高めることができる。
(4−2)
図19は可動接点部210のガイド部211の他の一例を示す拡大図である。上記実施形態では、ガイド部211は鉛直方向に対して若干傾斜している。しかし、寸法公差等を考慮しない場合には、ガイド部211は例えば図19に示すように鉛直方向に沿って延在していてもよい。つまり、ガイド部211は、係止受け部105の端面105aに対して平行に形成されていてもよい。
このとき、可動接点部210は、接続端子200がハウジング100内に収容された場合に、ガイド部211が係止受け部105の端面105aの近傍に位置するように配置されている。そして、可動接点部210は、延在部203から係止部207の上面が係止受け部105の下面に係止されるような力を受ける。よって、可動接点部210が押圧されていない状態において、図19に示すようにガイド部211が係止受け部105の端面105aに接触する。そして、ガイド部211が係止受け部105の端面105aに接触した状態で、可動接点部210が係止受け部105の端面105aに対して平行にハウジング100内に押し込まれる。よって、上記実施形態例と同様に、可動接点部210の押し込み方向と交差する方向の動き、所謂ワイピングを抑制できる。
ただし、上記実施形態例のようにガイド部211が鉛直方向に対して所定の傾斜角度θを有していると、可動接点部210をハウジング100の接点孔107に挿入する際の抵抗が少なく挿入し易い。
<その他の実施形態例>
(1)
接続端子200の形状は上記実施形態例に示す接続端子200に限定されない。接続端子200の変形例の一例について以下に説明する。
(1−1)1つの湾曲部208を有する接続端子200
図20は別の変形例に係る接続端子200の斜視図である。図21は(a)は図20の接続端子200の正面図であり、(b)は右側面図であり、(c)は左側面図であり、(d)は可動接点部210側から見た接続端子200の上面図であり、(e)は第1固定部201a側から見た接続端子200の底面図である。
接続端子200は、固定部201、分岐部202、延在部203、係止部207、可動接点部210及び連結剛体部220を含む。上記実施形態例と同様の構成については説明を省略するか簡略化する。なお、本変形例では、上記実施形態例と異なり、規制連結部209は設けられていない。
固定部201は、ハウジング100の係止孔112に挿入される第1固定部201a及び固定挿入孔111に挿入される第2固定部201bを含む。
第2固定部201bから分岐部202が延在している。分岐部202の一端からは第1延在部203aと第2延在部203bが延在している。第1延在部203aと第2延在部203bとは、スリット205を介して概ね平行に離隔して延在している。第1延在部203a及び第2延在部203bは、1つの湾曲部208を有している。湾曲部208は第2固定部201b側に開口を有するように湾曲している。このような湾曲部208を有することにより、延在部203はしなやかな弾性を有する。
係止部207は、分岐部202から延在する延在部203の他端である自由端に設けられている。連結剛体部220は、係止部207と可動接点部210とを連続的に連結する。
可動接点部210は、ガイド部211、対向辺部213、基部214及び接触部215を有する。また、可動接点部210は、固定部201から延在する延在部203の自由端側に設けられている。より詳細には、可動接点部210は、接続端子200がハウジング100内に収容された場合に、ガイド部211が係止受け部105の端面105aの近傍に位置するように配置されている。例えば、可動接点部210は、湾曲部208の最もふくらみを有する部分と第2固定部201bとの間に設けられている。また、湾曲部208のふくらみの程度及び延在部203の弾性力等にもよるが、例えば可動接点部210は、湾曲部208の最もふくらみを有する部分と第2固定部201bとの間において、第2固定部201b側に設けられている。このような位置に可動接点部210が設けられることで、可動接点部210は、ハウジング100内に押圧されていない場合には、延在部203から係止部207の上面が係止受け部105の下面に係止されるような力を受ける。また、可動接点部210は、ハウジング100内に押圧された場合には、延在部203から係止部207側、つまり係止受け部105側に押し付けられる力を受ける。よって、可動接点部210のガイド部211と係止受け部105の端面105aとが接触する(図11参照)。
上述の図20及び図21に示す接続端子200は、1つの湾曲部208を有することにより、延在部203に弾性を与える。よって、接続端子200がハウジング100に収容された場合に、延在部203の弾性力により係止部207がハウジング100の係止受け部105に係止される。また、可動接点部210がハウジング100内に押圧された場合には、延在部203の弾性力により可動接点部210に押し出す力が与えられる。よって、可動接点部210と相手側基板400との接触力を高めることができる。
(1−2)3つの湾曲部208を有する接続端子200
図22はさらに別の変形例に係る接続端子200の斜視図である。図23は(a)は図22の接続端子200の正面図であり、(b)は右側面図であり、(c)は左側面図であり、(d)は可動接点部210側から見た接続端子200の上面図であり、(e)は第1固定部201a側から見た接続端子200の底面図である。
接続端子200は、固定部201、分岐部202、延在部203、係止部207、規制連結部209、可動接点部210及び連結剛体部220を含む。上記実施形態例と同様の構成については説明を省略するか簡略化する。
固定部201は、ハウジング100の係止孔112に挿入される第1固定部201a及び固定挿入孔111に挿入される第2固定部201bを含む。
第2固定部201bから分岐部202が延在している。分岐部202の一端からは第1延在部203aと第2延在部203bが延在している。第1延在部203aと第2延在部203bとは、スリット205を介して概ね平行に離隔して延在している。
第1延在部203a及び第2延在部203bは、複数の湾曲部208を有している。具体的には、第1延在部203a及び第2延在部203bは、第1湾曲部208a、第2湾曲部208b及び第3湾曲部208cを有する。第1湾曲部208a、第2湾曲部208b及び第3湾曲部208cは、延在部203のうち概ね直線状の部分を除いた湾曲している部分である。第3湾曲部208cは、延在部203が分岐部202から最初に湾曲する部分であり、第2固定部201b側に開口を有して概ねU字状に湾曲している。第2湾曲部208bは、延在部203が第3湾曲部208cの次に湾曲する部分であり、第3湾曲部208cの開口方向に対して反対側に開口を有する。つまり、第2湾曲部208bは、第2固定部201bと対向する側に開口を有して概ねU字状に湾曲している。第1湾曲部208aは、延在部203が第2湾曲部208bの次に湾曲する部分であり、第3湾曲部208cの開口方向と同じ方向に開口を有して概ねU字状に湾曲している。これら3つの第1湾曲部208a、第2湾曲部208b及び第3湾曲部208cを有することにより、延在部203は3か所において蛇行した形状を有している。このような湾曲部208を有することにより、延在部203はしなやかな弾性を有する。
第1湾曲部208a、第2湾曲部208b及び第3湾曲部208cは同程度の湾曲及びX方向の幅を有している。ただし第1湾曲部208a、第2湾曲部208b及び第3湾曲部208cの湾曲の程度及びX方向の幅がそれぞれ異なっていても良い。
規制連結部209は、第1延在部203aと第2延在部203bとを連結する部材である。規制連結部209は、第1規制連結部209a及び第2規制連結部209bを含む。第1規制連結部209aは、第1湾曲部208a及び第2湾曲部208bの間に設けられている。第2規制連結部209bは、第2湾曲部208b及び第3湾曲部208cの間に設けられている。規制連結部209を設けることで、第1延在部203a及び第2延在部203bが連動して動くようにすることができる。よって、第1延在部203a及び第2延在部203bの動きを制御し易くなる。第1湾曲部208a及び第2湾曲部208bの間と、第2湾曲部208b及び第3湾曲部208cの間は応力が掛かりにくい部分である。この部分にそれぞれ第1規制連結部209a及び第2規制連結部209bが設けられている。よって、第1規制連結部209a及び第2規制連結部209bへの応力を回避することができるとともに、第1延在部203a及び第2延在部203bの動きを制御し易くなる。
係止部207は、分岐部202から延在する延在部203の他端である自由端に設けられている。連結剛体部220は、係止部207と可動接点部210とを連続的に連結する。
可動接点部210は、ガイド部211、対向辺部213、基部214及び接触部215を有する。可動接点部210は、固定部201から延在する延在部203の自由端側に設けられている。より詳細には、可動接点部210は、接続端子200がハウジング100内に収容された場合に、ガイド部211が係止受け部105の端面105aの近傍に位置するように配置されている。例えば、可動接点部210は、第1湾曲部208a及び第3湾曲部208cと第2固定部201bとの間に設けられている。また、延在部203の弾性力等にもよるが、例えば可動接点部210は、第1湾曲部208a及び第3湾曲部208cと第2固定部201bとの間において、第2固定部201b側に設けられている。このような位置に可動接点部210が設けられることで、可動接点部210は、ハウジング100内に押圧されていない場合には、延在部203から係止部207の上面が係止受け部105の下面に係止されるような力を受ける。また、可動接点部210は、ハウジング100内に押圧された場合には、延在部203から係止部207側、つまり係止受け部105側に押し付けられる力を受ける。よって、可動接点部210のガイド部211と係止受け部105の端面105aとが接触する(図11参照)。
上述の図22及び図23に示す接続端子200は、3つの第1湾曲部208a、第2湾曲部208b及び第3湾曲部208cを有することにより、延在部203に弾性を与える。よって、接続端子200がハウジング100に収容された場合に、延在部203の弾性力により係止部207がハウジング100の係止受け部105に係止される。また、可動接点部210がハウジング100内に押圧された場合には、延在部203の弾性力により可動接点部210に押し出す力が与えられる。よって、可動接点部210と相手側基板400との接触力を高めることができる。
(2)
上記実施形態では、コネクタ300は2本の接続端子200を1組として、相手側基板400の接触面401と接触する。しかし、接続端子200の数はこれに限定されず、3本以上の接続端子200を1組として接触面401と接触してもよいし、1本の接続端子200のみが接触面401と接触してもよい。
また、上記実施形態では、図1に示すように接続端子200は2本を1組として、ハウジング100の4箇所から突出して形成されている。しかし、1つのハウジング100から接続端子200を突出させる箇所はこれに限定されない。例えば、1つのハウジング100の1箇所、2箇所、3箇所又は5箇所以上から接続端子200を突出させてもよい。また、前述と同様に、突出させる接続端子200の1組の組み合わせ本数も2本には限定されない。
(3)
上記実施形態では、延在部203は、2本の第1延在部203a及び第2延在部203bを含む。しかし、延在部203は1本の延在部のみから構成されてもよいし、3本以上の延在部から構成されてもよい。
本発明の接続端子によればワイピング量を抑制することができるため、相手側基板と接続端子との接触の位置ずれを制御し、相手側基板と接続端子との実装時の位置精度の許容範囲を広げることが要求されるコネクタに有用である。
100 ハウジング
105 係止受け部
105a 端面
107 接点孔
111 固定挿入孔
112 係止孔
200 接続端子
201 固定部
202 分岐部
203 延在部
203a 第1延在部
203b 第2延在部
205 スリット
207 係止部
208 湾曲部
208a 第1湾曲部
208b 第2湾曲部
209 規制連結部
210 可動接点部
211 ガイド部
213 対向辺部
214 基部
215 接触部
220 連結剛体部
221 屈曲部
300 コネクタ
400 相手側基板
401 接触面
500 アセンブリ

Claims (14)

  1. 接点孔及び前記接点孔に隣接する係止受け部を有するハウジングと、
    前記ハウジングに収容される接続端子と、
    を備え、
    前記接続端子は、
    前記ハウジングに固定される固定部と、
    一端が前記固定部から湾曲して延在し、弾性を有する延在部と、
    前記ハウジングの接点孔の外部から押圧可能に突出し、押圧方向に沿って延在するガイド部を有し、前記接点孔に面する前記係止受け部の端面と、前記ガイド部とが、前記接点孔の外部から最大変位量で押圧される前に接触する可動接点部と、
    前記延在部の他端に連結され、前記可動接点部が押圧されていない状態において前記ハウジングの係止受け部に係止される係止部と、
    前記係止部と前記可動接点部とを連結する連結剛体部と、
    を含む、コネクタ。
  2. 前記ガイド部と前記係止受け部の端面とが接触した後、前記可動接点部は、前記ガイド部が前記係止受け部の端面と接触したまま押し込まれる、請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記ガイド部と前記係止受け部の端面との接触領域は直線状である、請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記ハウジングの係止受け部の端面と前記可動接点部のガイド部とは、前記可動接点部の押し込み方向への変位が前記最大変位量の1/5に至るまでに接触する、請求項1に記載のコネクタ。
  5. 前記ハウジングの係止受け部の端面と前記可動接点部のガイド部とは、前記可動接点部の押し込み方向への変位が記最大変位量の1/10に至るまでに接触する、請求項4に記載のコネクタ。
  6. 前記可動接点部が押圧されていない状態において、前記ハウジングの係止受け部の端面と前記可動接点部の前記ガイド部とは接触するように配置される、請求項1に記載のコネクタ。
  7. 前記係止部は、前記延在部の自由端側に設けられた前記連結剛体部に対して前記固定部とは反対側に延在しており、前記可動接点部が押圧されていない状態において前記ハウジングの係止受け部に係止される、請求項1に記載のコネクタ。
  8. 前記連結剛体部の強度は前記延在部の強度よりも強い、請求項1に記載のコネクタ。
  9. 前記連結剛体部の幅は前記延在部の幅よりも広い、請求項8に記載のコネクタ。
  10. 前記可動接点部は、前記ハウジングの接点孔から外部に突出する方向において、前記ガイド部の先端に設けられた接触部をさらに含む、請求項1に記載のコネクタ。
  11. 前記可動接点部は、前記ガイド部に対向し、先端に行くほど前記ガイド部との距離が狭まる対向辺部をさらに含む、請求項1に記載のコネクタ。
  12. 前記対向辺部は湾曲した形状である、請求項11に記載のコネクタ。
  13. 前記延在部は、互いに離隔して湾曲する複数本の延在部からなる、請求項1に記載のコネクタ。
  14. 前記延在部は、開口方向が異なる方向の第1湾曲部及び第2湾曲部を含み、
    前記第1湾曲部と前記第2湾曲部との間において、複数本の延在部どうしが規制連結部によって連結されている、請求項13に記載のコネクタ。
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