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JP5732780B2 - トナー補給制御システム及び画像形成装置 - Google Patents

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JP5732780B2 JP2010187908A JP2010187908A JP5732780B2 JP 5732780 B2 JP5732780 B2 JP 5732780B2 JP 2010187908 A JP2010187908 A JP 2010187908A JP 2010187908 A JP2010187908 A JP 2010187908A JP 5732780 B2 JP5732780 B2 JP 5732780B2
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Description

本発明は、画像形成装置の二成分現像剤を用いる現像部にトナーを補給するトナー補給制御システム、及び、そのトナー補給制御システムを備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、あるいはこれらの機能を有する複合機等の画像形成装置に関する。
現像剤にトナーを用いた画像形成方法や画像形成装置において、高品質な画像を形成するためには現像器内のトナー濃度を一定に保つ事が重要である。そのため、トナー補給を行う際にはトナーが消費された箇所に必要な量を補給する事が望ましい。現在主流の方法としては、出力される画像情報を元にトナー補給を行っている。画像情報は消費されたトナー量と直接に関係する情報であり、精度が高いためである。しかし、トナー補給駆動においてはトナーが粉体であるため正確な分量を補給する事が難しい。これには機械個体差も当然含まれる。また、画像品質を保証するために温度や湿度などの環境状況やユーザ設定などにも対応する必要がある。そのため、センサによるトナー濃度を検出し、その結果に基づいた補給も行っている。この2つの考え方に基づくトナー補給システムは現時点での主流技術であり、既に知られている。
ここで、特許文献1(特開2010−91784号公報)に記載の従来技術においては、トナー濃度検出により現像剤内のトナー消費量を算出し、次の循環周期においてトナー消費量と相殺するようにトナー補給を行うように構成されている。
しかし、トナー濃度センサを用いたフィードバック(FB)制御が存在していないため目標のトナー濃度への追従機能は不十分であり、必要な機能を満足する事は難しい。さらに、画像情報を用いた方法ではないため、センサの誤差なども含んでトナー補給を行ってしまうため、トナー不足やトナー過多が発生してしまうという欠点がある。
また、特許文献2(特開2010−91785号公報)に記載の従来技術においては、画像情報を用いたフィードフォワード(FF)制御と、トナー濃度センサを用いたFB制御を組み合わせ、それぞれをトナー補給量算出後、両者を加減算して最終的なトナー補給量を算出している。
しかし、FF制御が必要なタイミングに間に合う前提での技術であり、間に合わない場合にはトナー不足の状態でFB制御に渡ってしまう。これにより、タイミングがずれた分、FF制御から過剰にトナーが補給されてしまう事や、FF制御で補給できない分をFB制御側がトナー補給を過剰に行ってしまう事などの欠点がある。
トナー補給を行う際、主に出力される画像情報を元にトナー補給を行うことが望ましい。これは画像情報はトナー消費量と直接に結びついた情報であり、トナー消費量に関してはトナー濃度検出手段によるセンシングよりも精度が高いためである。しかしながら、トナー補給駆動においては、いかにメカやソフトを高精度に構成したとしても、実際に搬送するトナーが粉体であるため正確な分量を搬送する事が難しい。当然、製造された機械個体差も含まれる。また、画像品質で求められる濃度を得るため、温度や湿度などの環境状況やユーザ設定などに対応するため、制御上で現像器内のトナー濃度変更を行なっている。これは画像情報に基づいたトナー補給のみで達成する事は非常に困難である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、画像情報を用いてトナー濃度変動を打ち消す逆位相のトナー補給を行う事を特徴としたトナー補給制御システム及び、そのトナー補給制御システムを有する画像形成装置において、画像情報から必要なトナー補給量を計算する際、トナー濃度検出手段によるトナー補給量を加味して、画像情報からのトナー補給量を算出することにより、高精度に目標となるトナー濃度にすることである。
上記の目的を達成するため、本発明では、以下の[1]〜[]の解決手段を採っている。
[1]:潜像形成手段により潜像担持体上に形成された潜像を二成分現像剤により現像する現像手段を有し、前記現像手段は、現像剤循環搬送路に沿って二成分現像剤を搬送する現像剤搬送手段と、前記現像剤循環搬送路を循環する二成分現像剤を表面に担持して前記潜像担持体と対向する現像領域へ搬送し、前記現像領域を通過した二成分現像剤を再び前記現像剤循環搬送路へ戻す現像剤担持体と、1つの駆動源からの駆動力により駆動するトナー補給部材を駆動することで前記現像剤循環搬送路における所定の補給箇所で循環中の二成分現像剤へトナーを補給するトナー補給手段とを備えている構成の画像形成装置に具備され、前記現像手段のトナー補給を制御するトナー補給制御システムにおいて、前記トナー補給手段が補給する位置よりも現像剤搬送方向下流側に配置され前記二成分現像剤のトナー濃度を連続的または断続的に検出するトナー濃度検出手段と、前記潜像形成手段より、形成した画像情報を取得して画像トナー消費量を推測する消費推測手段と、前記トナー濃度検出手段の検出結果から必要な検出トナー消費量を推測する濃度検出推測手段と、前記画像情報に基づいた画像を形成するためにトナーを消費された前記二成分現像剤が前記トナー補給手段の補給位置を少なくとも2回目に到達するタイミングを検出し、前記画像トナー消費量と前記検出トナー消費量とから必要なトナー補給信号を算出する画像補給手段とを用い、1回の補給動作により補給されるトナー量によって生じるトナー濃度の時間変化に基づいて、前記トナー補給信号からトナー補給量を算出し、かつ、前記検出トナー消費量に基づくトナー補給量に応じて、前記画像トナー消費量に基づくトナー補給量を変更して、前記最終トナー補給量を算出する補給制御手段を有することを特徴とする(請求項1)。
]:潜像形成手段により潜像担持体上に形成された潜像を二成分現像剤により現像する現像手段を有し、前記現像手段は、現像剤循環搬送路に沿って二成分現像剤を搬送する現像剤搬送手段と、前記現像剤循環搬送路を循環する二成分現像剤を表面に担持して前記潜像担持体と対向する現像領域へ搬送し、前記現像領域を通過した二成分現像剤を再び前記現像剤循環搬送路へ戻す現像剤担持体と、1つの駆動源からの駆動力により駆動するトナー補給部材を駆動することで前記現像剤循環搬送路における所定の補給箇所で循環中の二成分現像剤へトナーを補給するトナー補給手段とを備えている構成の画像形成装置に具備され、前記現像手段のトナー補給を制御するトナー補給制御システムにおいて、前記トナー補給手段が補給する位置よりも現像剤搬送方向下流側に配置され前記二成分現像剤のトナー濃度を連続的または断続的に検出するトナー濃度検出手段と、前記潜像形成手段より、形成した画像情報を取得して画像トナー消費量を推測する消費推測手段と、前記トナー濃度検出手段の検出結果から必要な検出トナー消費量を推測する濃度検出推測手段と、前記画像情報に基づいた画像を形成するためにトナーを消費された前記二成分現像剤が前記トナー補給手段の補給位置に少なくとも到達し画像情報からの補給が可能となるタイミングを検出し、前記タイミングに応じて前記画像トナー消費量と、前記濃度検出推測手段からの情報から必要なトナー補給信号を算出する画像補給手段とを用い、必要な最終トナー補給量を算出して調整する補給制御手段を有し、前記補給制御手段は、前記タイミング前の画像情報からはトナー補給量を換算し、前記タイミング後の画像情報からは、前記濃度検出推測手段からの結果と合算して、前記最終トナー補給量を算出することを特徴とする(請求項)。
]:[]に記載のトナー補給制御システムにおいて、前記補給制御手段は、前記タイミング前の画像情報からは1回の補給動作により補給されるトナー量によって生じるトナー濃度の時間変化に基づいて、トナー濃度ムラを打ち消すようなトナー濃度の時間変化を生じさせるトナー補給量を前記最終トナー補給量として算出し前記現像剤が再び前記トナー補給手段の補給位置へ来た時に補給し、前記タイミング後の画像情報に対しては直後から補給することを特徴とする(請求項)。
]:潜像担持体と、前記潜像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、前記潜像担持体上に形成された潜像を二成分現像剤により現像する現像手段とを有し、前記現像手段は、現像剤循環搬送路に沿って二成分現像剤を搬送する現像剤搬送手段と、前記現像剤循環搬送路を循環する二成分現像剤を表面に担持して前記潜像担持体と対向する現像領域へ搬送し、前記現像領域を通過した二成分現像剤を再び前記現像剤循環搬送路へ戻す現像剤担持体と、1つの駆動源からの駆動力により駆動するトナー補給部材を駆動することで前記現像剤循環搬送路における所定の補給箇所で循環中の二成分現像剤へトナーを補給するトナー補給手段とを備えている構成であり、前記現像手段により現像されることで前記潜像担持体上に形成されたトナー像を転写手段で最終的に記録材上に転移させて画像形成を行う画像形成装置において、[1]乃至]の何れか一つに記載のトナー補給制御システムを有することを特徴とする(請求項)。
[1]に記載のトナー補給制御システムでは、画像情報を用いたトナー補給方式に対して、補給が間に合わない構成に対しては現像器内を循環後の変動に対して、画像情報と循環による変化に加え、トナー濃度検出手段を用いたFB制御によるトナー補給量を加味した、トナー濃度変動を打ち消す逆位相のトナー補給を行う事で、高精度に目標トナー濃度へ追従させる事が可能となり、最終的な高品質画像を満足する事が可能となる。また、[1]に記載のトナー補給制御システムでは、上述の効果に加え、トナー濃度検出手段からのトナー補給量を画像情報に基づいてトナー補給量を計算する計算値、あるいは計算後のゲイン値を変更する事で、全ての補給計算を画像面積に基づいたトナー補給量として算出が可能となり、高精度に目標トナー濃度へ追従させる事が可能となり、最終的な高品質画像を満足する事が可能となる。
]に記載のトナー補給制御システムでは、画像情報を用いたトナー補給方式に対して、補給が間に合う箇所についてはそのまますぐに画像情報に基づくトナー補給量を計算して補給し、補給が間に合わない箇所については、間に合わない分量だけ、現像器内を循環後の変動に対して、画像情報と循環による変化に加え、トナー濃度検出手段を用いたFB制御によるトナー補給量を加味した、トナー濃度変動を打ち消す逆位相のトナー補給を行う事で、高精度に目標トナー濃度へ追従させる事が可能となり、最終的な高品質画像を満足する事が可能となる。
]に記載のトナー補給制御システムでは、上述の効果に加え、画像情報を用いたトナー補給方式に対して、補給が間に合わない箇所については、トナー濃度検出手段からのトナー補給量を画像情報に変換する事で、全ての補給計算を画像面積に基づいたトナー補給量として算出が可能となり、高精度に目標トナー濃度へ追従させる事が可能となり、最終的な高品質画像を満足する事が可能となる。
]に記載のトナー補給制御システムでは、[]の効果に加え、画像情報を用いたトナー補給方式に対して、補給が間に合わない箇所については、トナー濃度検出手段からのトナー補給量を画像情報に基づいてトナー補給量を計算する計算値、あるいは計算後のゲイン値を変更する事で、全ての補給計算を画像面積に基づいたトナー補給量として算出が可能となり、高精度に目標トナー濃度へ追従させる事が可能となり、最終的な高品質画像を満足する事が可能となる。
]に記載の画像形成装置では、[1]乃至]の何れか一つに記載のトナー補給制御システムを有するので、[1]乃至]の何れか一つと同様の効果が得られ、高品質画像を得ることが可能となる。
本発明の画像形成装置の一実施形態に係るプリンタの構成例を示す概略構成図である。 図1に示すプリンタのYトナー像を生成するためのプロセスユニットの構成例を示す概略図である。 図2に示すプロセスユニットの外観を示す斜視図である。 現像剤循環搬送路内を二成分現像剤が循環する構成の現像ユニットの断面構成例を示す説明図である。 本発明に係るトナー補給制御を行う機構の機能ブロック図である。 本発明の実施形態におけるトナー補給装置の補給基礎パターンを示すグラフである。 トナー濃度検出手段の検出箇所における単位消費波形と、トナー補給口の位置における単位消費波形とを比較したグラフである。 単位消費波形S2と、この単位消費波形S2によるトナー濃度ムラを打ち消す単位補給波形とを示すグラフである。 トナー補給がまったく間に合わない場合の補給と消費のタイミングと濃度ムラの説明図である。 トナー補給がまったく間に合わないが、FB制御補給ができる場合の補給と消費のタイミングと濃度ムラの説明図である。 FB制御の補給分を考慮し、現像器1周後の消費波形に補給を相殺させる場合の補給と消費のタイミングと濃度ムラの説明図である。 図11に示す補給と消費のタイミングを発生するためのトナー補給制御システムの一例を示すブロック線図である。 図11に示す補給と消費のタイミングを発生するためのトナー補給制御システムの別の例を示すブロック線図である。 図11に示す補給と消費のタイミングを発生するためのトナー補給制御システムの別の例を示すブロック線図である。 画像からの補給開始が消費による濃度ムラに対して部分的に間に合うが、補給の一部が間に合わない場合の補給と消費のタイミングと濃度ムラの説明図である。 画像からの補給開始が消費による濃度ムラに対して部分的に間に合うが、補給の一部が間に合わず、FB制御による補給がある場合の補給と消費のタイミングと濃度ムラの説明図である。 FB制御の補給分を考慮し、間に合う分は補給し、間に合わない分は1周後の消費波形に補給を相殺させる場合の補給と消費のタイミングと濃度ムラの説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
ここでは本発明を画像形成装置である電子写真方式のプリンタに適用した実施形態について説明する。まず、本実施形態に係るプリンタの基本的な構成例について説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態に係るプリンタの構成例を示す概略構成図である。このプリンタは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック(以下、Y、C、M、Kと記す。)用の4つのプロセスユニット1Y、IC、1M、1K備えている。これらは、画像を形成する画像形成物質として、互いに異なる色のY、C、M、Kのトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっている。
図2は、図1に示すプリンタのYトナー像を生成するためのプロセスユニットの構成例を示す概略図である。また、図3は、図2に示すプロセスユニット1Yの外観を示す斜視図である。このプロセスユニット1Yは、感光体ユニット2Yと、現像手段を構成する現像ユニット(現像器)7Yとを有している。感光体ユニット2Y及び現像ユニット7Yは、プロセスユニット1Yとして一体的にプリンタ本体に対して着脱可能に構成されている。ただし、プリンタ本体から取り外した状態では、現像ユニット7Yを感光体ユニット2Yに対して着脱することができるようになっている。
感光体ユニット2Yは、潜像担持体としてのドラム状の感光体3Y、ドラムクリーニング装置4Y、図示しない除電装置、帯電装置5Yなどを有している。帯電手段である帯電装置5Yは、図示しない駆動手段によって図2中時計回り方向に回転駆動する感光体3Yの表面を帯電ローラ6Yにより一様に帯電させる。具体的には、図2中反時計回りに回転駆動する帯電ローラ6Yに対して図示しない電源から帯電バイアスを印加し、その帯電ローラ6Yを感光体3Yに近接又は接触させることで、感光体3Yを一様に帯電させる。
なお、帯電ローラ6Yの代わりに、帯電ブラシ等の他の帯電部材を近接又は接触させるものを用いてもよい。
また、スコロトロンチャージャのように、チャージャ方式によって感光体3Yを一様に帯電させるものを用いてもよい。
帯電装置5Yによって一様に帯電した感光体3Yの表面は、後述する潜像形成手段としての光書込ユニット20から発せられるレーザー光によって露光走査されてY用の静電潜像を担持する。
図4は、現像器の現像剤循環搬送路内を二成分現像剤が循環する構成の現像ユニットの現像剤循環搬送路周辺の断面構成例を示す説明図である。
現像手段である現像ユニット7Yは、図2、図4に示すように、現像器内に、現像剤搬送手段としての第1搬送スクリュー8Yが配設された第1剤収容部9Yを有している。また、トナー濃度検出手段としての透磁率センサからなるトナー濃度センサ10Y、現像剤搬送手段としての第2搬送スクリュー11Y、現像剤担持体としての現像スリーブ12Y、現像剤規制部材としてのドクターブレード13Yなどが配設された第2剤収容部14Yも有している。これら2つの剤収容部9Y,14Yで構成される現像剤循環搬送路内には、磁性キャリアとマイナス帯電性のYトナーとからなる二成分現像剤である図示しないY現像剤が内包されている。
第1搬送スクリュー8Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動することで、第1剤収容部9Y内のY現像剤を図2中手前側へ搬送する。搬送途中のY現像剤は、第1搬送スクリュー8Yの近傍に固定されたトナー濃度センサ10Yによって、第1剤収容部9Yにおけるトナー補給口17Yに対向する箇所(以下「補給箇所」という。)よりも現像剤循環方向下流側に位置する所定の検出箇所を通過するY現像剤のトナー濃度が検知される。そして、第1搬送スクリュー8Yにより第1剤収容部9Yの端部まで搬送されたY現像剤は、連通口18Yを経て第2剤収容部14Y内に進入する。
第2剤収容部14Y内の第2搬送スクリュー11Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動することで、Y現像剤を図2中奥側へ搬送する。このようにしてY現像剤を搬送する第2搬送スクリュー11Yの図2中上方には、現像スリーブ12Yが第2搬送スクリュー11Yと平行な姿勢で配設されている。この現像スリーブ12Yは、図2中反時計回り方向に回転駆動する非磁性スリーブからなる現像ローラ15Y内に固定配置されたマグネットローラ16Yを内包した構成となっている。第2搬送スクリュー11Yによって搬送されるY現像剤の一部は、マグネットローラ16Yの発する磁力によって現像ローラ15Yの表面に汲み上げられる。
そして、現像ローラ15Yの表面と所定の間隙を保持するように配設されたドクターブレード13Yによってその層厚が規制された後、感光体3Yと対向する現像領域まで搬送され、感光体3Y上のY用の静電潜像にYトナーを付着させる。この付着により、感光体3Y上にYトナー像が形成される。
現像によってYトナーを消費したY現像剤は、現像ローラ15Yの回転に伴って第2搬送スクリュー11Y上に戻される。そして、第2搬送スクリュー11Yにより第2剤収容部14Yの端部まで搬送されたY現像剤は、連通口19Yを経て第1剤収容部9Y内に戻る。このようにして、Y現像剤は現像ユニット内を循環搬送される。
図5は、本発明に係るトナー補給制御を行う機構の機能ブロック図である。
トナー濃度センサ10YによるY現像剤のトナー濃度の検出結果は、電気信号として制御部100に送られる。
この制御部100は、演算手段たるCPU(Central Processing Unit)、データ記憶手段であるRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等から構成され、各種の演算処理や、制御プログラムの実行を行うことができる。制御部100は、RAMの中にトナー濃度センサ10Yからの出力電圧の目標値であるY用Vtrefや、他の現像ユニット7C、7M、7Kに搭載された各トナー濃度検出手段10C、10M、10Kからの出力電圧の目標値であるC用Vtref、M用Vtref、K用Vtrefのデータを格納している。
Y用の現像ユニット7Yについては、トナー濃度センサ10Yからの出力電圧の値とY用Vtrefを比較し、比較結果に応じた量のYトナーをトナー補給口17Yから供給するように、Y用のトナー補給手段であるトナー補給装置70の駆動源71Yを制御する。
この制御により、現像に伴うYトナーの消費によってYトナー濃度が低下したY現像剤に対し、第1剤収容部9Yで適量のYトナーが供給される。このため、第2剤収容部14Y内のY現像剤のトナー濃度は目標トナー濃度範囲内に維持される。他色用の現像ユニット7C、7M、7K内における現像剤についても同様である。なお、本実施形態におけるトナー補給制御は、トナー濃度ムラを打ち消すように行うものであるが、その詳細については後述する。
プロセスユニット1Yにおいて、潜像形成、現像の工程を経て潜像坦持体である感光体3Y上に形成されたYトナー像は、転写手段を構成する転写ユニット40の無端ベルト状の中間転写体(中間転写ベルト)41に中間転写される。
図2に示す感光体ユニット2Yのドラムクリーニング装置4Yは、中間転写工程を経た後の感光体3Yの表面に残留したトナーを除去する。これによってクリーニング処理が施された感光体3Yの表面は、図示しない除電装置によって除電される。この除電により、感光体3Yの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。
また、他色用のプロセスユニット1C、1M、1Kにおいても、同様にして感光体3C、3M、3K上にCトナー像、Mトナー像、Kトナー像が形成されて、中間転写ベルト41上に中間転写される。
プロセスユニット1Y、1C、1M、1Kの図1中下方には、潜像形成手段である光書込ユニット20が配設されている。
光書込ユニット20は、画像情報に基づいて発したレーザー光Lを、各プロセスユニット1Y、1C、1M、1Kの感光体3Y、3C、3M、3Kに照射する。これにより、感光体3Y、3C、3M、3K上には、それぞれY用、C用、M用、K用の静電潜像が形成される。
なお、光書込ユニット20は、光源から発したレーザー光Lを、モータによって回転駆動されるポリゴンミラー21によって偏向せしめながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体3Y、3C、3M、3Kに照射するものである。
また、かかる構成のものに代えて、LEDアレイを採用したものを用いてもよい。
光書込ユニット20の下方には、第1給紙カセット31、第2給紙カセット32が鉛直方向に重なるように配設されている。
これらの給紙カセット内には、それぞれ、記録材である記録紙Pが複数枚重ねられた記録紙束の状態で収容されており、一番上の記録紙Pには、第1給紙ローラ31a及び第2給紙ローラ32aがそれぞれ当接している。第1給紙ローラ31aが図示しない駆動手段によって図1中反時計回りに回転駆動すると、第1給紙カセット31内の一番上の記録紙Pが、給紙カセットの図1中右側方において鉛直方向に延在するように配設された給紙路33に向けて排出される。
また、第2給紙ローラ32aが図示しない駆動手段によって図1中反時計回りに回転駆動すると、第2給紙カセット32内の一番上の記録紙Pが給紙路33に向けて排出される。給紙路33内には、複数の搬送ローラ対34が配設されており、給紙路33に送り込まれた記録紙Pは、これら搬送ローラ対34のローラ間に挟み込まれながら、給紙路33内を図1中下側から上側に向けて搬送される。また、給紙路33の末端には、レジストローラ対35が配設されている。
レジストローラ対35は、搬送ローラ対34から送られてくる記録紙Pをローラ間に挟み込むとすぐに、両ローラの回転を一旦停止させる。そして、記録紙Pを適切なタイミングで後述の2次転写ニップに向けて送り出す。
各プロセスユニット1Y、1C、1M、1Kの図1中上方には、中間転写ベルト41を張架しながら図1中反時計回りに無端移動させる転写ユニット40が配設されている。転写ユニット40は、中間転写ベルト41の他、ベルトクリーニングユニット42、第1ブラケット43、第2ブラケット44などを備えている。また、4つの1次転写ローラ45Y、45C、45M、45K、2次転写バックアップローラ46、駆動ローラ47、補助ローラ48、テンションローラ49なども備えている。中間転写ベルト41は、これらのローラに張架されながら、駆動ローラ47の回転駆動によって図1中反時計回りに無端移動する。
4つの1次転写ローラ45Y、45C、45M、45Kは、このように無端移動する中間転写ベルト41を感光体3Y、3C、3M、3Kとの間に挟み込んでそれぞれ1次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト41の内周面にトナーとは逆極性(本実施形態ではプラス極性)の転写バイアスを印加する。中間転写ベルト41は、その無端移動に伴ってY用、C用、M用、K用の1次転写ニップを順次通過していく過程で、その外周面に感光体3Y、3C、3M、3K上の各色トナー像が重なり合うように1次転写される。これにより、中間転写ベルト41上に4色重ね合わせトナー像(以下「4色トナー像」という。)が形成される。
2次転写バックアップローラ46は、中間転写ベルト41のループ外側に配設された2次転写ローラ50との間に中間転写ベルト41を挟み込んで2次転写ニップを形成している。先に説明したレジストローラ対35は、ローラ間に挟み込んだ記録紙Pを、中間転写ベルト41上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで、2次転写ニップに向けて送り出す。中間転写ベルト41上の4色トナー像は、2次転写バイアスが印加される2次転写ローラ50と2次転写バックアップローラ46との間に形成される2次転写電界や、ニップ圧の影響により、2次転写ニップ内で記録紙Pに一括して2次転写される。そして、記録紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。
2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト41には、記録紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、ベルトクリーニングユニット42によってクリーニングされる。なお、ベルトクリーニングユニット42は、クリーニングブレード42aを中間転写ベルト41の表面に当接させており、これによってベルト上の転写残トナーを掻き取って除去するものである。
なお、転写ユニット40の第1ブラケット43は、図示しないソレノイドの駆動のオン・オフに伴って、補助ローラ48の回転軸線を中心にして所定の回転角度で揺動するようになっている。
本実施形態のプリンタは、モノクロ画像を形成する場合には、前述のソレノイドの駆動によって第1ブラケット43を図中反時計回りに少しだけ回転させる。
この回転により、補助ローラ48の回転軸線を中心にしてY用、C用、M用の1次転写ローラ45Y、45C、45Mを図中反時計回りに公転させることで、中間転写ベルト41をY用、C用、M用の感光体3Y、3C、3Mから離間させる。
そして、4つのプロセスユニット1Y、1C、1M、1Kのうち、K用のプロセスユニット1Kだけを駆動して、モノクロ画像を形成する。
これにより、モノクロ画像形成時にY用、C用、M用のプロセスユニットを無駄に駆動させることによるそれらプロセスユニットの消耗を回避することができる。
2次転写ニップの図中上方には、定着手段としての定着ユニット60が配設されている。この定着ユニット60は、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する加圧加熱ローラ61と、定着ベルトユニット62とを備えている。
定着ベルトユニット62は、定着ベルト64、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する加熱ローラ63、テンションローラ65、駆動ローラ66、図示しない温度センサ等を有している。そして、無端状の定着ベルト64を加熱ローラ63、テンションローラ65及び駆動ローラ66によって張架しながら、図1中反時計回り方向に無端移動せしめる。この無端移動の過程で、定着ベルト64は加熱ローラ63によって裏面側から加熱される。このようにして加熱される定着ベルト64の加熱ローラ63の掛け回し箇所には、図1中時計回り方向に回転駆動される加圧加熱ローラ61が表面側から当接している。これにより、加圧加熱ローラ61と定着ベルト64とが当接する定着ニップが形成されている。
定着ベルト64のループ外側には、図示しない温度センサが定着ベルト64の表面と所定の間隙を介して対向するように配設されており、定着ニップに進入する直前の定着ベルト64の表面温度を検知する。
この検知結果は、図示しない定着電源回路に送られる。定着電源回路は、温度センサによる検知結果に基づいて、加熱ローラ63に内包される発熱源や、加圧加熱ローラ61に内包される発熱源に対する電源の供給をオン・オフ制御する。
これにより、定着ベルト64の表面温度が約140℃に維持される。2次転写ニップを通過した記録紙Pは、中間転写ベルト41から分離した後、定着ユニット60内に送られる。そして、定着ユニット60内の定着ニップに挟まれながら図中下側から上側に向けて搬送される過程で、定着ベルト64によって加熱されたり、押圧されたりして、フルカラートナー像が記録紙Pに定着する。
このようにして定着処理が施された記録紙Pは、排紙ローラ対67のローラ間を経た後、機外へと排出される。
プリンタ本体の筺体の上面には、スタック部68が形成されており、排紙ローラ対67によって機外に排出された記録紙Pは、このスタック部68に順次スタックされる。
転写ユニット40の上方には、Yトナー、Cトナー、Mトナー、Kトナーをそれぞれ収容する4つのトナー収容器であるトナーカートリッジ72Y、72C、72M、72Kが配設されている。トナーカートリッジ72Y、72C、72M、72K内の各色トナーは、後述するトナー補給装置70により、それぞれ、プロセスユニット1Y、1C、1M、1Kの現像ユニット7Y、7C、7M、7Kに適宜供給される。
なお、トナーカートリッジ72Y、72C、72M、72Kは、プロセスユニット1Y、1C、1M、1Kとは独立してプリンタ本体に脱着可能である。
なお、図1ではプリンタを例に挙げて説明したが、図1のプリンタのスタック部68の上方に原稿画像の読み取り部(スキャナ部)を設置すればカラー複写機の構成とすることができ、また、通信機能を持たせて外部回線(電話回線や光回線)や、ローカルエリアネットワーク(LAN)と接続すれば、ファクシミリ装置や、デジタル複合機として利用することができる。
以下、本発明の特徴部分であるトナー補給制御システムについて説明する。
なお、トナー補給制御システムの内容は、各色とも同様であるので、以下はYトナーの補給制御を例に挙げて説明する。
本実施形態のトナー補給制御システムでは、Y現像剤のトナー濃度を目標トナー濃度範囲内に維持するために必要な量のYトナーをトナー補給口17Yから補給する。ただし、本実施形態では、その量のYトナーを、トナー補給口17Yに対向する箇所(補給箇所)から、現像スリーブ12YへY現像剤を供給する箇所(第2剤収容部14Y)までの間、詳しくは補給箇所から第2剤収容部14Yの現像剤循環方向下流端部までの間に位置する任意の箇所(特定箇所)である後述の測定箇所Bを通過するY現像剤のトナー濃度の時間変化が無くなるように、補給箇所でのトナー補給量を調整する。補給箇所でのトナー補給量の調整は、図5に示すように、補給制御手段として機能する制御部100の補給制御部102により、トナー補給装置70のトナー補給部材を駆動する駆動源71Yの駆動タイミング、駆動時間、駆動速度等を制御することで行う。なお、トナー補給部材は、駆動源71Yの駆動力によりトナー補給口17YからY現像剤へのトナー供給を調整できるものであれば、公知のものを広く利用できる。
補給制御部102は、予測データ算出手段として機能する制御部100の予測データ算出部101が算出した予測データに基づいて、トナー補給装置70がもつ1つの駆動源71Yを制御する。
ここで、予測データ算出部101は、トナー濃度センサ10Yの検出結果に基づき、ROMに記憶されている演算プログラムや演算テーブルを用いて、後述の測定箇所BにおけるY現像剤のトナー濃度の時間変化の予測データを算出する。そして、補給制御手段として機能する制御部100の補給制御部102は、予測データ算出部101が算出した予測データに基づき、後述する単位補給パターンの組み合わせで1つの駆動源71Yの駆動制御を行うことで、トナー濃度ムラを解消する。
上記単位補給パターンは、予め実験等を行うことで得ることができる。以下、単位補給パターンの具体的な作成手順について説明する。
まず、上記トナー濃度センサ10Yとは別に、第1剤収容部9Yにおける上記トナー補給口17Yよりも現像剤循環方向下流側に位置する図4の符号Bで示す測定箇所を通過するY現像剤のトナー濃度を検出する測定用センサを実験用として配置する。この測定用センサは、上記トナー濃度センサ10Yと同じものである。
そして、最初に、トナー補給装置70によるトナー補給動作の基礎パターン(以下「補給基礎パターン」という。)を測定する。
図6は、本実施形態におけるトナー補給装置70の補給基礎パターンを示すグラフである。
各波形H1、H2、H3、H4、H5は、トナー濃度ムラがない状態のY現像剤に対し、1回の駆動源71Yの駆動動作(以下「補給動作」という。)により補給されるトナー量(以下「単位補給量」という。)が互いに異なる5つの補給パターンでトナー補給を行ったときに、測定用センサにより測定箇所Bでのトナー濃度の時間変化を検出した結果を示す波形(以下「補給基礎波形」という。)である。なお、補給基礎波形H1、H2、H3、H4、H5の順に、単位補給量が多くなる。また、単位補給量は、1回の補給動作における駆動源71Yの駆動時間や駆動速度を変更することで変動させることができる。
次に、上記トナー濃度センサ10Yの検出箇所における単位消費波形と、上記測定箇所Bにおける単位消費波形とを測定する。
図7は、上記トナー濃度センサ10Yの検出箇所における単位消費波形と、上記測定箇所Bにおける単位消費波形とを比較したグラフである。図7に示す各単位消費波形S1、S2は、トナー濃度ムラがない状態のY現像剤を用い、記録紙P上でのトナー濃度検出用の単位面積に相当する同一の単位画像をそれぞれプリントしてYトナーを消費した後、トナー補給を行わずに各センサでトナー濃度の時間変化をそれぞれ検出したときの検出結果を示す波形(これを「単位消費波形」という。)である。なお、単位消費波形S1、S2を求める際のトナー濃度検出用の単位面積としては、画像情報の1ドット面積が理想ではあるが、現実的にはセンサの分解能やノイズの影響あるいはトナー補給装置70の微小量補給性能などにより制限されるので、これらを考慮してなるべく小さく設定可能なトナー濃度検出用の単位面積を決定するのがよい。
図7において、2つの単位消費波形S1、S2を比較すると、半値幅(ブロード状態)及び最小トナー濃度とが互いに異なっている。これは、各センサによる検出位置の違いにより、Yトナーを消費したY現像剤が各センサの検出箇所まで搬送される間に第1搬送スクリュー8Yから受ける攪拌量の違いによるものである。
次に、上記単位消費波形S2によるトナー濃度ムラを打ち消す単位補給波形を求める。図8は、単位消費波形S2と、この単位消費波形S2によるトナー濃度ムラを打ち消す単位補給波形とを示すグラフである。
上記測定箇所Bにおける単位消費波形S2と、各補給基礎波形H1、H2、H3、H4、H5とから、単位消費波形S2を打ち消すような単位補給波形H’を、各補給基礎波形H1、H2、H3、H4、H5を組み合わせて作成する。ここで、単位消費波形S2は、トナー濃度検出用の単位面積に相当する潜像を現像した後のY現像剤が測定箇所Bを通過するときのトナー濃度の時間変化を示している。一方、各補給基礎波形H1、H2、H3、H4、H5は、単位補給量が互いに異なる補給動作を1回だけ行ったときにそのトナー補給を受けたY現像剤が測定箇所Bを通過するときのトナー濃度の時間変化を示している。したがって、図8に示すように、各補給基礎波形H1、H2、H3、H4、H5を適宜組み合わせた単位補給波形H’が単位消費波形S2の逆位相に相当する波形に近い波形となるようにトナー補給動作を行えば、少なくとも上記測定箇所Bを通過した後のY現像剤のトナー濃度ムラを解消することができる。すなわち、トナー濃度検出用の単位面積に相当する潜像を現像したY現像剤が再び第2剤収容部14Yに搬送されて現像に寄与する前に、そのトナー濃度ムラを解消することができる。
このようにして単位補給波形H’を求めたら、その単位補給波形H’を構成する補給基礎波形H1、H2、H3、H4、H5の組み合わせに対応するトナー補給動作が、単位補給パターンとなる。図8に示したグラフでは、第2補給基礎波形H2の補給動作を行い、次に第3補給基礎波形H3の補給動作を行い、最後に第2補給基礎波形H2の補給動作を行うというトナー補給動作を行うことで、これらの補給基礎波形を合成した単位補給波形H’が単位消費波形S2の逆位相に相当する波形に近い波形となる。すなわち、このトナー補給動作が本実施形態における単位補給パターンとなる。
次に、ここまで説明したトナー補給に関しての問題について説明する。
図9はトナー補給がまったく間に合わない場合の補給と消費のタイミングと濃度ムラの説明図である。図9において、aで示す画像出力開始位置より現像が開始されてトナー消費が始まる。その後、bの消費による濃度ムラに示すようにトナーの薄い状態となる。そして、画像出力が開始され、任意の時間が過ぎてから、予想されるトナー消費量から相殺するトナー補給量が計算され、トナー補給が開始される。これはcの画像からの補給開始で示す位置からである。基本的には出力される画像が全て光学系より書き込まれ、その後に補給量計算が行なわれてから補給動作が開始されるために、必ず消費開始からは遅れが生じる。図9においては、消費による濃度ムラが終わってからでないと補給ができないタイミングとして考えている。このタイミングであった場合、そこから補給が開始されるため、消費による濃度ムラが終わってから、eの画像情報からの逆位相補給による濃度ムラが発生する。その後、先ほどの消費による濃度ムラが現像ユニット7Yの現像器内を1周してfの状態となり、続いて画像情報からの逆位相補給による濃度ムラが現像器を1周してgの状態となり、という状態が繰り返し行われる。よって、dの太線で示すように合計の濃度ムラは徐々に現像剤の拡散によって減衰していくものの、振動を繰り返し、しばらくの間、継続してしまう。
これに対して、トナー濃度センサによるFB制御が組み込まれた場合の補給と消費のタイミングについて図10を用いて説明する。
図10は、トナー補給がまったく間に合わないが、FB制御補給ができる場合の補給と消費のタイミングと濃度ムラの説明図であり、図10において、aで示す画像出力開始位置より現像が開始されてトナー消費が始まる。しかし、この時にトナー濃度センサによって薄い、という濃度ムラが検出されるために徐々にFB制御からのトナー補給が行われる。そして、画像出力が開始され、任意の時間が過ぎてから、予想されるトナー消費量から相殺するトナー補給量が計算され、トナー補給が開始される。これはcの画像からの補給開始で示す位置からである。基本的には出力される画像が全て光学系より書き込まれ、その後に補給量計算が行なわれてから補給動作が開始されるために、必ず消費開始からは遅れが生じる。図10においては、bの消費による濃度ムラが終わってからでないと補給ができないタイミングとして考えている。このタイミングであった場合、そこから補給が開始されるため、消費による濃度ムラが終わってからeの画像情報からの逆位相補給による濃度ムラが発生する。
ここまでの挙動において、図9と比較するとFB制御によるトナー補給により、dの太線で示す合計の濃度ムラにおいて、初期の消費部分の濃度ムラは低減する事が分かる。ただし、この図10では分かりにくいが、画像情報からの逆位相補給は、消費されたトナー量に対して相殺するように補給が行われるため、画像情報からの逆位相補給の終了時点ではFB制御からのトナー補給量は過剰である。トナー補給システムにおいては、補給は制御できるが、消費は制御できないため、一時的に過補給になってしまう。そのため、お客様の使い方によっては、この過補給状態がずっと継続してしまう場合もあり、そうなると十分な高品質の画像出力を行う事が出来なくなってしまう。
その後、残ってしまった消費による濃度ムラが現像器を1周し、それがトナー濃度センサによって検出されるとFB制御によるトナー補給が行われ、徐々に濃度ムラは低減される。ただし、gの画像情報からの逆位相補給による濃度ムラが現像器を1周した分については残ってしまう。図9と図10を比較するとFB制御によって初期の消費による濃度ムラb、現像器を1周した後の濃度ムラfが低減している事が分かるが、それでもdの合計の濃度ムラで示すように徐々に現像剤の拡散によって減衰していくものの、振動を繰り返す濃度ムラがしばらくの間、継続してしまう。
そこで本発明では、以上のようなトナー補給の問題を解消するため、画像情報から必要なトナー補給量を計算する際、トナー濃度センサによるトナー補給量を加味して、画像情報からのトナー補給量を算出することにより、高精度に目標となるトナー濃度にするものである。
ここで、本発明に係る第1のトナー補給制御システムにおいては、トナー補給装置70が補給する位置よりも現像剤搬送方向下流側に配置され二成分現像剤のトナー濃度を連続的または断続的に検出するトナー濃度センサ10(10Y〜10K)と、光書込ユニット20より、形成した画像情報を取得して画像トナー消費量を推測する消費推測手段と、トナー濃度センサ10から必要な検出トナー消費量を推測する濃度検出推測手段と、画像情報から消費されたトナーがトナー補給装置70の補給位置を少なくとも2回目に到達するタイミングを検出し、画像トナー消費量と、濃度検出推測手段からの情報から必要なトナー補給信号を算出する画像補給手段とを用い、必要な最終トナー補給量を算出して調整する補給制御部102を有している。
また、補給制御部102は、前記画像情報において消費されたトナーによって生じるトナー濃度ムラを相殺する逆位相のトナー補給パターンを有する最終トナー補給量を算出して調整する補給制御手段を有し、該補給制御手段は、1回の補給動作により補給されるトナー量によって生じるトナー濃度の時間変化に基づいて、前記トナー補給信号からトナー補給量を算出し、かつ、前記検出トナー消費量に基づくトナー補給量に応じて、前記画像トナー消費量に基づくトナー補給量を変更して、前記最終トナー補給量を算出する。
なお、上記の消費推測手段、濃度検出推測手段、画像補給手段の機能は、制御部100の予測データ算出部101が担っている。
上記のトナー補給制御システムでは、画像情報を用いたトナー補給方式に対して、補給が間に合わない構成に対しては現像器内を循環後の変動に対して、画像情報と循環による変化に加え、トナー濃度センサを用いたFB制御によるトナー補給量を加味した、トナー濃度変動を打ち消す逆位相のトナー補給を行う事で、高精度に目標トナー濃度へ追従させる事が可能となり、最終的な高品質画像を満足する事が可能となる。
また、トナー濃度センサからのトナー補給量を画像情報に変換する事で、全ての補給計算を画像面積に基づいたトナー補給量として算出が可能となり、高精度に目標トナー濃度へ追従させる事が可能となり、最終的な高品質画像を満足する事が可能となる。
さらに、トナー濃度センサからのトナー補給量を画像情報に基づいてトナー補給量を計算する計算値、あるいは計算後のゲイン値を変更する事で、全ての補給計算を画像面積に基づいたトナー補給量として算出が可能となり、高精度に目標トナー濃度へ追従させる事が可能となり、最終的な高品質画像を満足する事が可能となる。
また、本発明に係る第2のトナー補給制御システムにおいては、トナー補給装置70が補給する位置よりも現像剤搬送方向下流側に配置され二成分現像剤のトナー濃度を連続的または断続的に検出するトナー濃度センサ10(10Y〜10K)と、光書込ユニット20より、形成した画像情報を取得して画像トナー消費量を推測する消費推測手段と、トナー濃度センサ10から必要な検出トナー消費量を推測する濃度検出推測手段と、画像情報から消費されたトナーがトナー補給装置70の補給位置に少なくとも到達したタイミングを検出し、そのタイミングに応じて画像トナー消費量と、濃度検出推測手段からの情報から必要なトナー補給信号を算出する画像補給手段とを用い、必要な最終トナー補給量を算出して調整する補給制御部102を有している。
そして、補給制御部102は、タイミング前の画像情報からはトナー補給量を換算し、タイミング後の画像情報からは、濃度検出推測手段からの結果と合算して、最終トナー補給量を算出する。
また、補給制御部102は、タイミング前の画像情報からは1回の補給動作により補給されるトナー量によって生じるトナー濃度の時間変化に基づいて、トナー濃度ムラを打ち消すようなトナー濃度の時間変化を生じさせるトナー補給量を前記最終トナー補給量として算出し現像剤が再びトナー補給装置の補給位置へ来た時に補給し、タイミング後の画像情報に対しては直後から補給する。
なお、上記の消費推測手段、濃度検出推測手段、画像補給手段の機能は、制御部100の予測データ算出部101が担っている。
上記のトナー補給制御システムでは、画像情報を用いたトナー補給方式に対して、補給が間に合う箇所についてはそのまますぐに画像情報に基づくトナー補給量を計算して補給し、補給が間に合わない箇所については、間に合わない分量だけ、現像器内を循環後の変動に対して、画像情報と循環による変化に加え、トナー濃度センサを用いたFB制御によるトナー補給量を加味した、トナー濃度変動を打ち消す逆位相のトナー補給を行う事で、高精度に目標トナー濃度へ追従させる事が可能となり、最終的な高品質画像を満足する事が可能となる。
また、画像情報を用いたトナー補給方式に対して、補給が間に合わない箇所については、トナー濃度センサからのトナー補給量を画像情報に変換する事で、全ての補給計算を画像面積に基づいたトナー補給量として算出が可能となり、高精度に目標トナー濃度へ追従させる事が可能となり、最終的な高品質画像を満足する事が可能となる。
さらに、画像情報を用いたトナー補給方式に対して、補給が間に合わない箇所については、トナー濃度検出手段からのトナー補給量を画像情報に基づいてトナー補給量を計算する計算値、あるいは計算後のゲイン値を変更する事で、全ての補給計算を画像面積に基づいたトナー補給量として算出が可能となり、高精度に目標トナー濃度へ追従させる事が可能となり、最終的な高品質画像を満足する事が可能となる。
以下、本発明のトナー補給制御システムの具体的な実施例を説明する。
[実施例1]
前述の問題に対して、トナー濃度を検出してFB制御によりトナー濃度補正を行い、かつ、消費箇所へ補給が間に合わないトナー補給制御系において、現像器内を循環後、補給が間に合うタイミングとなった消費箇所に対して、FB制御によってすでに補給されたトナー補給量を考慮して作成された、トナー濃度変動を打ち消す逆位相のトナー補給を行う場合の実施例が実施例1である。
実施例1におけるトナー補給と消費のタイミングについて図11を用いて説明する。
図11は、FB制御の補給分を考慮し、現像器1周後の消費波形に補給を相殺させる場合の補給と消費のタイミングと濃度ムラの説明図である。図11において、aで示す画像出力開始位置より現像が開始されてトナー消費が始まる。その後、bの消費による濃度ムラに示すようにトナーの薄い状態となる。この時、トナー濃度センサにより検知されたレベルに応じてFB制御が機能し、トナー補給が行われる。その後、画像からの補給が行える補給可能タイミングとなるが、ここでは予想されるトナー消費量から相殺するトナー補給を行わない。よって、図9や図10と異なり、この部分での濃い側の濃度ムラが発生しない。
その後、消費による濃度ムラが現像器を1周した時、ここでトナー消費による薄い側の濃度ムラを相殺する逆位相のトナー補給を行なう。当然、補給可能タイミングを過ぎた後であるため薄い側の濃度ムラ開始タイミングに合わせる事は容易である。また、この相殺する逆位相を作る際、すでに補給されたFB制御からの補給量を加味する事で、現像器内全体のトナー量を過剰にする事なく、薄い側で不足している濃度ムラに必要な量とタイミングでトナー補給を行う事が可能となる。よって、dの合計の濃度ムラで示すように最初の消費による濃度ムラbは発生するものの、その後に発生する薄い側の濃度ムラfと、ずれたタイミングでの補給による濃い側の濃度ムラe’は発生しない。
次に、図11に示す補給と消費のタイミングを発生するためのトナー補給制御システムのブロック線図を図12〜図14に示す。
図12において、FB制御による補給量を考慮し、画像情報から逆位相補給を生成した後のゲイン調整を行なう場合について説明する。
まずトナー濃度目標値と現在のトナー濃度を検出するトナー濃度センサ値とが比較され、FBコントローラに入力される。FBコントローラ部分では、求められた比較値から必要なトナー補給量を算出する。また、画像情報や用紙情報など、出力される画像に関係する情報が補給量計算部に入力される。補給量計算部では画像情報から求められるトナー消費量や消費タイミングから、それを相殺するための逆位相トナー補給量やタイミングを計算する部分である。特に、消費による濃度ムラが発生してすぐに信号を出すのではなく、現像器1周分だけ遅れを持たせ、かつ、現像器による拡散などの計算もこの部分で行なわれる。このFBコントローラから求められるトナー補給量と補給量計算部からのトナー補給量が合算されて最終的なトナー補給量が求められる。
ここで、FBコントローラから出力されるトナー補給量にゲイン1でゲインを乗算した値によって、補給量計算部から出力されるトナー補給量を調節するゲイン2のパラメータを変更する。これによって、FB制御によって補給されたトナー量に応じて、例えばゲイン2の値を減らす事で、補給量計算部からのトナー補給量が減り、図11に示すようにFB制御ですでに補給された分を考慮し、過補給が発生する事なく濃度ムラを低減させる事が可能となる。
次に図13において、FB制御による補給量を考慮し、画像情報のゲイン調整を行う場合について説明する。
図12と同じ部分については説明を省略する。FBコントローラから求められるトナー補給量と補給量計算部からのトナー補給量が合算されて最終的なトナー補給量が求められるが、このFBコントローラから出力されるトナー補給量にゲイン1でゲインを乗算した値によって、画像情報を調節するゲイン3のパラメータを変更する。これによって、FB制御によって補給されたトナー量に応じて、例えばゲイン3の値を減らす事で、入力される画像情報が減り、図11に示すようにFB制御ですでに補給された分を考慮し、過補給が発生する事なく濃度ムラを低減させる事が可能となる。
次に図14において、FB制御による補給量を考慮し、補給量計算部の構成パラメータ調整を行う場合について説明する。
図12と同じ部分については説明を省略する。FBコントローラから求められるトナー補給量と補給量計算部からのトナー補給量が合算されて最終的なトナー補給量が求められるが、このFBコントローラから出力されるトナー補給量にゲイン1でゲインを乗算した値を補給量計算部に入力する。補給量計算部では画像情報に応じてトナー補給量やタイミングを計算しているため、FBコントローラからの出力値に応じてトナー補給量やタイミングを変更する。例えば、構成パラメータを変更したり、内部に複数の構成パラメータテーブルを持っており、FBコントローラからの出力値に応じてテーブルを切り換える方法でも良い。これによって、FB制御によって補給されたトナー量に応じて、図11に示すようにFB制御ですでに補給された分を考慮し、過補給が発生する事なく濃度ムラを低減させる事が可能となる。
なお、図12〜図14に示す以外の箇所にFB制御からの補正値を反映させる構成としても良い。また、説明の都合から、説明に必要な箇所のみゲインを示しているが、説明している以外の場所にゲインが存在しても良く、また、図12〜図14のシステムを組み合わせた方法としても良い。
このように実施例1ではトナー補給制御システムを構成しているが、この実施例1によれば、トナー補給制御において、高精度に目標トナー濃度へ追従させることが可能となり、最終的な高品質画像を可能となる。
また、その他の状況として、画像からの補給開始が、消費による濃度ムラに対して部分的に間に合う場合について、以下で説明する。
図15は、画像からの補給開始が消費による濃度ムラに対して部分的に間に合うが、補給の一部が間に合わない場合の補給と消費のタイミングと濃度ムラの説明図である。図15において、aで示す画像出力開始位置より現像が開始されてトナー消費が始まる。その後、bの消費による濃度ムラに示すようにトナーの薄い状態となる。そして、画像出力が開始され、任意の時間が過ぎてから、予想されるトナー消費量から相殺するトナー補給量が計算され、トナー補給が開始される。これはcの画像からの補給開始で示す位置からである。基本的には出力される画像が全て光学系より書き込まれ、その後に補給量計算が行なわれてから補給動作が開始されるために、必ず消費開始からは遅れが生じる。図15においては、消費による濃度ムラの途中から補給が可能となるタイミングとして考えている。このタイミングであった場合、そこから補給が開始されるため、bの消費による濃度ムラが終わってからeの画像情報からの逆位相補給による濃度ムラが発生する。その後、先ほどの消費による濃度ムラが現像器を1周してfの濃度ムラとなり、続いて画像情報からの逆位相補給による濃度ムラが現像器を1周してgの濃度ムラとなり、という状態が繰り返し行われる。よって、dの太線で示すように合計の濃度ムラは徐々に現像剤の拡散によって減衰していくものの、振動を繰り返し、しばらくの間、継続してしまう。
これに対して、トナー濃度センサによるFB制御が組み込まれた場合の補給と消費のタイミングについて図16を用いて説明する。
図16は、画像からの補給開始が消費による濃度ムラに対して部分的に間に合うが、補給の一部が間に合わず、FB制御による補給がある場合の補給と消費のタイミングと濃度ムラの説明図である。図16において、aで示す画像出力開始位置より現像が開始されてトナー消費が始まる。しかし、この時にトナー濃度センサによって薄い、という濃度ムラが検出されるために徐々にFB制御からのトナー補給が行われる。そして、画像出力が開始され、任意の時間が過ぎてから、予想されるトナー消費量から相殺するトナー補給量が計算され、トナー補給が開始される。これはcの画像からの補給開始で示す位置からである。基本的には出力される画像が全て光学系より書き込まれ、その後に補給量計算が行なわれてから補給動作が開始されるために、必ず消費開始からは遅れが生じる。図16においては、消費による濃度ムラの途中から補給が可能となるタイミングとして考えている。このタイミングであった場合、そこから補給が開始されるため、bの消費による濃度ムラが終わってからeの画像情報からの逆位相補給による濃度ムラが発生する。
ここまでの挙動において、図15と比較するとFB制御によるトナー補給により、マゼンタで示す合計の濃度ムラにおいて、初期の消費部分の濃度ムラは低減する事が分かる。ただし、この図16では分かりにくいが、画像情報からの逆位相補給は、消費されたトナー量に対して相殺するように補給が行われるため、画像情報からの逆位相補給の終了時点ではFB制御からのトナー補給量は過剰である。トナー補給制御システムにおいては、補給は制御できるが、消費は制御できないため、一時的に過補給になってしまう。そのため、お客様の使い方によっては、この過補給状態がずっと継続してしまう場合もあり、そうなると十分な高品質の画像出力を行う事が出来なくなってしまう。
その後、残ってしまった消費による濃度ムラが現像器を1周し、その濃度ムラfがトナー濃度センサによって検出されるとFB制御によるトナー補給が行われ、徐々に濃度ムラは低減される。ただし、画像情報からの逆位相補給による濃度ムラが現像器を1周した分gについては残ってしまう。
図15と図16を比較すると、FB制御によって初期の消費による濃度ムラb、現像器を1周した後の濃度ムラfが低減している事が分かるが、それでもdの太線の合計の濃度ムラで示すように徐々に現像剤の拡散によって減衰していくものの、振動を繰り返す濃度ムラがしばらくの間、継続してしまう。
[実施例2]
前述の問題に対して、トナー濃度を検出してFB制御によりトナー濃度補正を行い、かつ、消費箇所への補給が間に合わないトナー補給制御系において、補給が間に合う分はそのまま補給を行い、間に合わない分は現像器内を循環後、補給が間に合うタイミングとなった消費箇所に対して、FB制御によってすでに補給されたトナー補給量を考慮して作成された、トナー濃度変動を打ち消す逆位相のトナー補給を行う場合の実施例が実施例2である。
実施例2における補給と消費のタイミングについて図17を用いて説明する。
図17は、FB制御の補給分を考慮し、間に合う分は補給し、間に合わない分は1周後の消費波形に補給を相殺させる場合の補給と消費のタイミングと濃度ムラの説明図である。図17において、aで示す画像出力開始位置より現像が開始されてトナー消費が始まる。その後、bの消費による濃度ムラに示すようにトナーの薄い状態となる。この時、トナー濃度センサにより検知されたレベルに応じてFB制御が機能しトナー補給が行われる。その後、画像からの補給が行える補給可能タイミングとなり、ここでは補給が間に合う分量だけの、画像情報からの逆位相補給1回目の補給を行う。これによって、FB制御からのトナー補給に加え、間に合う範囲内で画像情報からのトナー補給を行うことで、消費による濃度ムラをできるだけ軽減する事が可能となる。
その後、消費による濃度ムラが現像器を1周した時、ここでトナー消費による薄い側の濃度ムラを相殺する逆位相のトナー補給を行なう。当然、補給可能タイミングを過ぎた後であるため薄い側の濃度ムラ開始タイミングに合わせる事は容易である。また、この相殺する逆位相を作る際、すでに補給されたFB制御からの補給量と画像情報からの逆位相補給1回目の補給量を加味する事で、現像器内全体のトナー量を過剰にする事なく、薄い側で不足している濃度ムラに必要な量とタイミングでトナー補給を行う事が可能となる。よって、dの太線の合計の濃度ムラで示すように、最初の消費による濃度ムラbは発生するものの、その後に発生する薄い側の濃度ムラfと、ずれたタイミングでの補給による濃い側の濃度ムラgは発生しない。
図17に示す補給と消費のタイミングを発生するためのトナー補給制御システムのブロック線図は実施例1と同様の図12〜図14で構成することができる。そのため、同じ説明部分は省略し、異なる部分のみを記載する。
実施例1と異なる部分は補給量計算部の働きだけである。補給量計算部では入力される画像情報から必要なトナー補給量を算出すると同時に、補給開始可能なタイミングから残りの濃度ムラ分を算出し、まずは逆位相補給1回目の補給量とタイミングを算出する。その後、画像情報から必要な全体量に対して、逆位相補給1回目の補給を考慮して現像器1周後の逆位相補給の補給量を計算する。ここで、図12の場合はゲイン2がFB制御による補給量を加味しているため、そのまま出力し、図13では画像情報そのものがゲイン3によってFB制御による補給量を加味しているため、こちらもそのまま出力する。図14では補給量計算部にFB制御による補給量情報が入力されるため、現像器1周後の逆位相補給の補給量計算で用いるパラメータ、あるいは参照テーブルなどが変更され、FB制御による補給量が加味されて出力される。
こちらの構成でも、図12〜図14に示す以外の箇所にFB制御からの補正値を反映させる構成としても良い。また、説明の都合から、説明に必要な箇所のみゲインを示しているが、説明している以外の場所にゲインが存在しても良く、また、図12〜図14のシステムを組み合わせた方法としても良い。
このように実施例2ではトナー補給制御システムを構成しているが、この実施例2によれば、トナー補給制御において、高精度に目標トナー濃度へ追従させることが可能となり、最終的な高品質画像を可能となる。
なお、以上に説明した実施例1と実施例2において、FB制御によるトナー補給量を考慮して設計する事が基本であるが、実際には出力される画像面積によってこの量は変化する。そのため、FB制御によるトナー補給量が少ない場合や、機械の特性上、FB制御による補給量をもともと少なく設定している場合、あるいはFB制御コントローラで積分的な働きをするパラメータが強くて時定数が低い場合、などでは、FB制御によるトナー補給量を無視する構成としても良い。
1Y、1C、1M、1K:プロセスユニット
2Y:感光体ユニット
3C、3M、3K:感光体(潜像担持体)
4Y:ドラムクリーニング装置
5Y:帯電装置(帯電手段)
6Y:帯電ローラ
7Y、7C、7M、7K:現像ユニット(現像手段)
8Y:第1搬送スクリュー
9Y:第1剤収容部
10Y:トナー濃度センサ(トナー濃度検出手段)
11Y:第2搬送スクリュー
12Y:現像スリーブ
13Y:ドクターブレード
14Y:第2剤収容部
15Y:現像ローラ
16Y:マギネットローラ
17Y:トナー補給口
20:光書込ユニット(潜像形成手段)
31:第1給紙カセット
32:第2給紙カセット
33:給紙路
34:搬送ローラ対
35:レジストローラ対
40:転写ユニット(転写手段)
41:中間転写ベルト(中間転写体)
42:ベルトクリーニングユニット
43:第1ブラケット
44:第2ブラケット
45Y、45C、45M、45K:1次転写ローラ
46:2次転写バックアップローラ
47:駆動ローラ
50:2次転写ローラ
60:定着ユニット
61:加圧加熱ローラ
62:定着ベルトユニット
63:加熱ローラ
64:定着ベルト
65:テンションローラ
66:駆動ローラ
67:排紙ローラ対
68:スタック部
70:トナー補給装置(トナー補給手段)
71Y、71C、71M、71K:駆動源
100:制御部
101:予測データ算出部
102:補給制御部(補給制御手段)
P:記録紙(記録材)
特開2010−91784号公報 特開2010−91785号公報

Claims (4)

  1. 潜像形成手段により潜像担持体上に形成された潜像を二成分現像剤により現像する現像手段を有し、前記現像手段は、現像剤循環搬送路に沿って二成分現像剤を搬送する現像剤搬送手段と、前記現像剤循環搬送路を循環する二成分現像剤を表面に担持して前記潜像担持体と対向する現像領域へ搬送し、前記現像領域を通過した二成分現像剤を再び前記現像剤循環搬送路へ戻す現像剤担持体と、1つの駆動源からの駆動力により駆動するトナー補給部材を駆動することで前記現像剤循環搬送路における所定の補給箇所で循環中の二成分現像剤へトナーを補給するトナー補給手段とを備えている構成の画像形成装置に具備され、前記現像手段のトナー補給を制御するトナー補給制御システムにおいて、
    前記トナー補給手段が補給する位置よりも現像剤搬送方向下流側に配置され前記二成分現像剤のトナー濃度を連続的または断続的に検出するトナー濃度検出手段と、
    前記潜像形成手段より、形成した画像情報を取得して画像トナー消費量を推測する消費推測手段と、
    前記トナー濃度検出手段の検出結果から必要な検出トナー消費量を推測する濃度検出推測手段と、
    前記画像情報に基づいた画像を形成するためにトナーを消費された前記二成分現像剤が前記トナー補給手段の補給位置を少なくとも2回目に到達するタイミングを検出し、前記画像トナー消費量と前記検出トナー消費量とから必要なトナー補給信号を算出する画像補給手段とを用い、
    1回の補給動作により補給されるトナー量によって生じるトナー濃度の時間変化に基づいて、前記トナー補給信号からトナー補給量を算出し、かつ、前記検出トナー消費量に基づくトナー補給量に応じて、前記画像トナー消費量に基づくトナー補給量を変更して、前記最終トナー補給量を算出する補給制御手段を有することを特徴とするトナー補給制御システム。
  2. 潜像形成手段により潜像担持体上に形成された潜像を二成分現像剤により現像する現像手段を有し、前記現像手段は、現像剤循環搬送路に沿って二成分現像剤を搬送する現像剤搬送手段と、前記現像剤循環搬送路を循環する二成分現像剤を表面に担持して前記潜像担持体と対向する現像領域へ搬送し、前記現像領域を通過した二成分現像剤を再び前記現像剤循環搬送路へ戻す現像剤担持体と、1つの駆動源からの駆動力により駆動するトナー補給部材を駆動することで前記現像剤循環搬送路における所定の補給箇所で循環中の二成分現像剤へトナーを補給するトナー補給手段とを備えている構成の画像形成装置に具備され、前記現像手段のトナー補給を制御するトナー補給制御システムにおいて、
    前記トナー補給手段が補給する位置よりも現像剤搬送方向下流側に配置され前記二成分現像剤のトナー濃度を連続的または断続的に検出するトナー濃度検出手段と、
    前記潜像形成手段より、形成した画像情報を取得して画像トナー消費量を推測する消費推測手段と、
    前記トナー濃度検出手段の検出結果から必要な検出トナー消費量を推測する濃度検出推測手段と、
    前記画像情報に基づいた画像を形成するためにトナーを消費された前記二成分現像剤が前記トナー補給手段の補給位置に少なくとも到達し画像情報からの補給が可能となるタイミングを検出し、前記タイミングに応じて前記画像トナー消費量と、前記濃度検出推測手段からの情報から必要なトナー補給信号を算出する画像補給手段とを用い、
    必要な最終トナー補給量を算出して調整する補給制御手段を有し、
    前記補給制御手段は、前記タイミング前の画像情報からはトナー補給量を換算し、前記タイミング後の画像情報からは、前記濃度検出推測手段からの結果と合算して、前記最終トナー補給量を算出することを特徴とするトナー補給制御システム。
  3. 請求項2に記載のトナー補給制御システムにおいて、
    前記補給制御手段は、前記タイミング前の画像情報からは1回の補給動作により補給されるトナー量によって生じるトナー濃度の時間変化に基づいて、トナー濃度ムラを打ち消すようなトナー濃度の時間変化を生じさせるトナー補給量を前記最終トナー補給量として算出して前記現像剤が再び前記トナー補給手段の補給位置へ来た時に補給し、前記タイミング後の画像情報に対しては直後から補給することを特徴とするトナー補給システム。
  4. 潜像担持体と、前記潜像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、前記潜像担持体上に形成された潜像を二成分現像剤により現像する現像手段とを有し、前記現像手段は、現像剤循環搬送路に沿って二成分現像剤を搬送する現像剤搬送手段と、前記現像剤循環搬送路を循環する二成分現像剤を表面に担持して前記潜像担持体と対向する現像領域へ搬送し、前記現像領域を通過した二成分現像剤を再び前記現像剤循環搬送路へ戻す現像剤担持体と、1つの駆動源からの駆動力により駆動するトナー補給部材を駆動することで前記現像剤循環搬送路における所定の補給箇所で循環中の二成分現像剤へトナーを補給するトナー補給手段とを備えている構成であり、前記現像手段により現像されることで前記潜像担持体上に形成されたトナー像を転写手段で最終的に記録材上に転移させて画像形成を行う画像形成装置において、
    請求項1乃至3の何れか一つに記載のトナー補給制御システムを有することを特徴とする画像形成装置。
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