JP5724933B2 - 制御装置及びヒートポンプ装置 - Google Patents
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Description
(1−1)空気調和装置の構成の概要
図1は、本発明の一実施形態に係るヒートポンプ式空気調和装置(以下、空気調和装置という)の外観を示す斜視図である。図1の空気調和装置10は、室内機20と室外機30とを備えている。室外機30は、室内に設置される室内機20に冷媒配管によって接続されて、室内機20とともに空気調和装置10の冷媒回路を構成する。そのために、冷媒配管や通信線や伝送線路などが通る連絡配管12によって室内機20と室外機30が連絡されている。
冷房時には、四路切換弁32が実線の接続に切り換わり、圧縮機31で圧縮されて吐出された冷媒が四路切換弁32を介して室外熱交換器33に送られる。冷房時には室外熱交換器33は凝縮器として働き、凝縮により外気との熱交換が行われて熱を奪われた冷媒は、電動弁34に送られる。電動弁34は膨張弁として働き、高圧液状の冷媒が低圧の湿り蒸気の状態に変化する。このように電動弁34で膨張した冷媒は、冷媒連絡配管12aを通って室内熱交換器21に入る。冷房時には室内熱交換器21は蒸発器として働き、蒸発により室内空気と冷媒との間で熱交換が行われ、室内空気の熱を奪って温度が上昇した冷媒は、冷媒連絡配管12aを通って四路切換弁32に送られる。四路切換弁32は、冷媒連絡配管12aとアキュムレータ35とが接続するように切り換えられている。そのため、室内熱交換器21から送られてきた冷媒は、四路切換弁32によって、圧縮機31の吸入側に接続されているアキュムレータ35に送られる。
図1に示されているように、室外機30は、略直方体状の形状をしており、ケーシング15によって覆われている。ケーシング15の前面には、前板組立体16が配置されており、前板組立体16には、その略中央部にファン吹出口17が設けられている。
(2−1)制御系統の概要
空気調和装置10における空気調和の動作を正しく効率よく行わせるために、室内機20及び室外機30は、それぞれの機器の中に組み込まれた室内制御部60及び室外制御部70によって制御される。図4は制御系統の構成の概略を示すブロック図である。室内制御部60と室外制御部70とは、通信線12cを介して互いに接続されて互いにデータの送受信を行っており、一つの制御装置50を構成している。制御装置50は、CPU(中央演算処理装置)やメモリや周辺回路などを含んで構成されており、これらの回路を組み合わせて後述する制御機能を実現している。
図5に、室外ファンモータ部とモータ制御部とそれらの周辺の構成が示されている。室外ファンモータ部38には、商用交流電源48から電力が供給される。商用交流電源48の商用電源ライン48a,48bが整流回路49Bに接続されている。整流回路49Bは、ダイオードからなる整流部495及び、高電圧側の直流バスライン498と低電圧側の直流バスライン499との間に接続されている平滑コンデンサ496を備えている。整流回路49Bで整流された直流バス電圧は、直流バスライン498,499によって室外ファンモータ部38に供給される。
室外ファンモータ部38を制御するためのモータ制御部74には、ゲート制御電圧生成部741とPWM(Pulse−Width Modulation)制御部742と回転方向検知部743と回転数計測部744と放電制御部746と過電流保護部747が含まれる。
ゲート制御電圧生成部741は、図5に示すように、インバータ回路38bのトランジスタQ1〜Q6のオン・オフを制御するための6つのゲート制御電圧Gu,Gv,Gw,Gx,Gy,Gzを出力する。ゲート制御電圧生成部741から出力されるゲート制御電圧Gu,Gv,Gw,Gx,Gy,Gzにより、PWM制御部742から出力されるPWM制御信号v_dutyに応じた駆動電圧Vu,Vv,Vwがロータ位置に基づくタイミングでインバータ回路38bから室外ファンモータ38aに出力される。
PWM制御部742は、室外ファンモータ38aの回転方向及び回転数に基づいてデューティ値などを決定し、パルス幅変調を行うためのPWM制御信号v_dutyをゲート制御電圧生成部741に出力する。
回転方向検知部743は、各ホール素子54a〜54cから出力される位置検出信号Hu,Hv,Hwを用いて、室外ファンモータ38aにおけるロータ381の回転方向(以下、室外ファンモータ38aの回転方向と記載する場合もある)を検知する。回転方向検知部743で検知された室外ファンモータ38aの回転方向は、PWM制御部742に取り込まれる。
回転数計測部744は、各ホール素子54a〜54cから出力される位置検出信号Hu,Hv,Hwを用いて、室外ファンモータ38aにおけるロータ381の回転数(以下、室外ファンモータ38aの回転数と記載する場合もある)を計測する。計測された室外ファンモータ38aの回転数は、PWM制御部742に取り込まれる。
放電制御部746は、放電部497を制御する。具体的には、放電制御部746は、電圧検出部81により検出された直流バス電圧Vdcが第1上限閾値電圧を超えた場合に、平滑コンデンサ496に蓄積された電荷の少なくとも一部が放電されるように、放電部497を制御する。例えば、放電制御部746は、放電される電荷量を、第1上限閾値電圧と直流バス電圧Vdcとの差に基づいて決定し、決定した電荷量から放電部497が放電を行う時間を決定する。ここで、第1上限閾値電圧は、インバータ回路38b内の各トランジスタQ1〜Q6等の定格により決定される。
過電流保護部747は、電流検出部82により検出された電流に基づいて室外ファンモータ38aに流れる電流の調整を行い、インバータ回路38bの各トランジスタQ1〜Q6の定格電流を超えないようにする。例えば、電流検出部82で検出された電流値が閾値電流を超えた場合に、過電流保護部747はゲート制御電圧生成部741に対してインバータ回路38bの駆動の停止を指示する信号を出力する。
室外制御部70には、モータ制御部74以外に、圧縮機モータ部40を制御するための圧縮機モータ制御部76及び圧縮機モータ制御部76や上述の四路切換弁32や電動弁34などを制御するための本体制御部75が含まれる(図5及び図6参照)。本体制御部75とモータ制御部74との間では、制御に必要な情報のやり取りが行われている。暖房や冷房の設定温度や環境温度などの種々の条件から室外ファンモータ38aの目標回転数が本体制御部75で算出され、本体制御部75からモータ制御部74に対して、室外ファンモータ38aの回転数を指示するための回転数指令信号rdが出力される。
室外機30は、図6に示されているように商用交流電源48に接続されており、商用電源ライン48a,48bによって四路切換弁32、電動弁34、整流回路49A,49B及び制御電源71などに電力が供給されている。整流回路49Aは、ダイオードからなる整流部491及び、高電圧側の直流バスライン493と低電圧側の直流バスライン494との間に接続されている平滑コンデンサ492を備えている。整流回路49Aの直流バスライン493,494には、圧縮機モータ部40が接続されている。圧縮機モータ部40は、圧縮機モータ40aとインバータ回路40bとを有している。制御電源71は室外制御部70の電源である。
モータ制御部74における電圧異常検出について、図7のフローチャートに沿って説明する。モータ制御部74は、制御装置50に空気調和装置10の運転が指示されて運転が開始されるときの運転開始信号が伝達されるように構成されている。モータ制御部74は、まず、本体制御部75からモータ制御部74に運転開始信号が伝達されたか否かに基づいて、運転が開始されているか否かの判断を行う(ステップS1)。
(5−1)
上記実施形態では、電圧検出部81で第1上限閾値電圧を用いて商用電源ライン48a,48bにおいて過電圧が生じているか否かを判断する(ステップS3)とともに、同じ第1上限閾値電圧を用いて直流バス電圧Vdcが過電圧になっているか否かの判断も行っている(ステップS9)。
上記実施形態では、ステップS3において、電圧検出部81で第1上限閾値電圧を超えるか否かによって、商用電源ライン48a,48bにおいて過電圧が生じているか否かを判断している。しかし、ステップS3でモータ制御部74に行わせる判断は過電圧の判断には限らない。
上記実施形態や上記変形例5−1及び5−2においては、ステップS1において、本体制御部75からモータ制御部74への運転開始指示の有無によって、室外ファンモータ部38が室外ファンモータ38aを回転させる制御が行われているか否かを判断している。
上記実施形態や上記変形例5−1乃至5−3では、モータ制御部74において商用電源ライン48a,48bに電圧異常が発生しているか否かの判断が行われていたが、この判断を本体制御部75が行うようにしてもよい。例えば、ステップS1の条件を満たしてステップS2に進んだときに、本体制御部75にモータ制御部74の放電制御部746から電圧検出部81での検出結果が出力されるように構成してもよい。例えば、図8に示されているように、図7のステップS3に代えてステップS13において、本体制御部75にモータ制御部74の放電制御部746から電圧検出部81で検出結果が出力する。そして次のステップS14で、商用電源ライン48a,48bから過電圧が供給されているか否かについて、この電圧検出部81の検出結果に基づいて本体制御部75が判断する。従来本体制御部75が電圧検出結果から商用電源ライン48a,48bの過電圧異常を判断していたのであれば、このように、本体制御部75で電圧検出部81の検出結果に基づいて商用電源ライン48a,48bの過電圧異常を判断することにより従来とほぼ同様の構成を取ることができる。同様に、商用電源ライン48a,48bの過電圧異常に代えて、或いは過電圧異常と並行して、商用電源ライン48a,48bの不足電圧の異常を本体制御部75において判断するようにしてもよい。
上述の変形例5−4では、ステップS2において、電圧検出部81で第1上限閾値電圧や第1下限閾値電圧を用いて商用電源ライン48a,48bの過電圧や不足電圧を検出している。しかし、電圧検出部81では、ステップS2において検出した電圧信号をそのまま出力するようにしてもよい。そして、図9に示されているように、このとき電圧検出部81から出力される電圧信号Vvをモータ制御部74の放電制御部746から本体制御部75に出力する。本体制御部75では、室外ファンモータ部38が駆動されていないときの電圧信号Evに基づいて商用電源ライン48a,48bの過電圧や不足電圧の発生を判断するようにしてもよい。
上述の変形例5−5などでは、室外ファンモータ部38が駆動されていないときの直流バス電圧Vdcの値に基づいて商用電源ライン48a,48bの過電圧や不足電圧の発生を本体制御部75が判断するように構成されている。しかし、ステップS14において本体制御部75が判断する事象は、商用電源ライン48a,48bの過電圧や不足電圧の発生には限られない。
上記実施形態では、電磁接触器90で切り離す箇所は整流回路49Bのみであったが、図10に示されているように、制御電源の後段(商用電源から見て下流側)を全て切り離すことにより、室外ファンモータ部のみならず、圧縮機モータ部や他のアクチュエータも保護することが可能となる。
上記実施形態や上述の変形例では、モータを含む電動装置の例として、ブラシレスDCモータが室外機30に設けられている空気調和装置10を例に挙げて説明したが、室内機20の室内ファンモータ部23にブラシレスDCモータが設置されている場合には室内ファンモータ部23に対しても適用することができる。また、モータを含む電動装置は、上記実施形態のような空気調和装置10に限られず、モータを有する他の電動装置に対しても適用することができる。
上記実施形態においては、電源電圧の異常を例として説明しているが、電圧の異なる電源系統が複数存在する場合(日本国内の例では、100V電源と200V電源が同一屋内に混在するような場合)に、その電源接続の間違い(誤接続)を検出することも可能である。
本体制御部への異常信号・電圧信号の伝達は、ディジタルのHigh/Low信号、アナログ電圧信号、通信による状態・電圧の伝達など、その伝達手段を限定するものではない。
上記実施形態や上述の変形例では、電動装置に含まれるモータとして、ブラシレスDCモータを例に挙げて説明したが、電動装置に含まれるモータはブラシレスDCモータには限られない。また、上記実施形態や上述の変形例では、商用電源ライン48a,48bが1系統の2相交流電源に対応したものについて説明したが、商用電源ラインは3相以上の電源に対応したものであってもよく、また空気調和装置が複数の系統の商用電源ラインに接続されているものにも本発明を適用できる。
(6−1)
以上説明したように、直流バス電圧Vdcの過電圧もしくは不足電圧の検出において、室外ファンモータ38aが駆動される前であるという条件や室外ファンモータ38aが駆動制御されていない(停止状態にする制御がされている)という条件など(制御状態の所定条件)を加えることによって、室外ファンモータ38aの駆動による直流バス電圧Vdcの変動がないときに直流バス電圧Vdcの過電圧もしくは不足電圧の検出を行うことができる。それは、このような室外ファンモータ38aの制御状態の所定条件が満たされているときには、直流バス電圧Vdcの変化と商用電源ライン48a,48bの電圧の変化との相関関係が強いからである。このように、インバータ回路38bに供給される直流バス電圧Vdcを検出するための電圧検出部81が、商用電源ラインの過電圧もしくは不足電圧を検出するための検出装置を兼ねることができ、このような検出装置を省いて、過電圧もしくは不足電圧の検出を行うための検出装置の個数を減らすことができる。また、室外ファンモータ38aが駆動される前であるという条件や室外ファンモータ38aが駆動制御されていない(停止状態にする制御がされている)という条件を用いると、室外ファンモータ38aの駆動による影響を排除できるため、商用電源ライン48a,48bの電圧異常の判断の正確さを向上させることができる。
従来、本体制御部75が過電圧もしくは不足電圧を検出するための検出装置から電源異常を示す信号を受け取っていたのであれば、本体制御部75がモータ制御部74から電源異常を示す電圧異常信号Varm2を受け取ることによって従来と同様の構成になり、本体制御部75の構成を変更せずに過電圧もしくは不足電圧を検出するための検出装置の個数を減らすことができる。また、本体制御部75が従来と同様に構成でき、本体制御部75の構成の変更を行わなくても済む場合には、制御装置50のコストの上昇を抑制することができる。
上述の変形例5−5で説明した場合には、インバータ回路38bの直流バス電圧Vdcが過電圧もしくは不足電圧の条件を満たし且つ室外ファンモータ38aが駆動制御されていないという条件(制御状態が所定条件)も満たすときに、モータ制御部74が本体制御部75に対して電圧検出部81で検出される電圧の値Ev(直流バス電圧Vdcに関する電圧信号)を送る。そして、本体制御部75は、この電圧の値Evに基づいて商用電源ラインの電圧異常の発生を判断する。そのため、本体制御部75が電圧異常を判断するためにモータ制御部74から電圧信号Vvを受け取るだけで済むため、本体制御部75の端子数を増やすことなく過電圧もしくは不足電圧を検出するための検出装置の個数を減らすことができる。また、本体制御部75が従来と同様に構成でき、本体制御部75の端子数の増加を抑制できる場合には、制御装置50のコストの上昇を抑制することができる。
本体制御部75は、図6に示されている電磁接触器90により、商用電源ライン48a,48bに電圧異常が発生していると判断したときに、商用電源ライン48a,48bと直流バスライン498,499との間の接続を遮断する。このように、商用電源ライン48a,48bに電圧異常が発生しているときに、商用電源ライン48a,48bと直流バスライン498,499を切り離すことにより、商用電源ライン48a,48bの電圧異常の影響が長時間にわたってインバータ回路38bに及ぶのを防ぐことができ、商用電源ライン48a,48bの電圧異常によってインバータ回路38bが故障するのを防止することができる。
上記実施形態で説明したように、本体制御部75及びモータ制御部74のうちの少なくとも一方は、インバータ回路38bの直流バス電圧Vdcの情報のみに基づいて商用電源ライン48a,48bに電圧異常が発生しているか否かを判断する。この場合には、電圧異常が発生しているか否かの判断のために、本体制御部がモータ制御部74から直流バス電圧Vdcの情報を受け取るだけであるため、電圧異常を検出するための情報を入力する本体制御部75の端子やラインを省くことができる。それにより、本体制御部75の構成が簡素化され、制御装置50に掛かるコストを削減することができる。上記実施形態では、インバータ回路38bの直流バス電圧Vdcの情報のみに基づいて商用電源ライン48a,48bに電圧異常が発生しているか否かを判断しているが、勿論、この判断の正確性を向上させるために他の情報を加味して判断するように構成することもできる。
上述の変形例5−1で説明したように、モータ制御部74及び本体制御部75のうちの少なくとも一方は、直流バス電圧Vdcと比較してインバータ回路38bを保護するか否かを第1上限閾値電圧(第1閾値)に基づいて判断し、直流バス電圧Vdcと比較して商用電源ライン48a,48bの電圧異常を第2上限閾値電圧(第2閾値)に基づいて判断するように構成している。このように、商用電源ライン48a,48bの電圧異常を判断するための第2上限閾値電圧を持つことで、第2上限閾値電圧を商用電源ライン48a,48bの過電圧異常のみを判断するために用いることができ、商用電源ライン48a,48bの過電圧異常についての判断の正確さを向上させることができる。
上述の変形例5−6で説明したように、本体制御部75が、アクチュエータに異常が発生しているか否かを判断するためにインバータ回路38bの直流バス電圧Vdcの情報を用いるように構成することができる。このように構成すると、アクチュエータに異常が発生しているか否かの判断に必要な情報のうちインバータ回路38bの直流バス電圧Vdcから得られる情報で確認できる情報を検出するための装置を省くことができる。
14 冷媒回路
20,20A 室内機
30,30A 室外機
31 圧縮機
37 プロペラファン
38 室外ファンモータ部
38a 室外ファンモータ
38b インバータ回路
48 商用交流電源
48a,48b 商用電源ライン
50 制御装置
60 室内制御部
70 室外制御部
64,74 モータ制御部
65,75 本体制御部
81,81A 電圧検出部
Claims (16)
- インバータ回路(38b,23b)によって駆動電力が供給されるモータ(38a,23a)を含む電動装置(10,10A)の制御装置(50)であって、
前記モータを制御するためのモータ制御部(74,64)と、
前記モータ制御部に接続され、前記電動装置を制御するための本体制御部(75,65)と、
を備え、
前記モータ制御部及び前記本体制御部のうちの少なくとも一方は、前記インバータ回路の直流バス電圧が過電圧もしくは不足電圧の条件を満たし且つ前記モータの制御状態が所定条件も満たすときに、前記インバータ回路が接続されている商用電源ライン(48a,8b)に電圧異常が発生していると判断し、
前記モータ制御部及び前記本体制御部のうちの少なくとも一方は、直流バス電圧と比較して前記インバータ回路を保護するか否かを第1上限閾値電圧に基づいて判断し且つ直流バス電圧と比較して前記商用電源ラインの電圧異常を第2上限閾値電圧に基づいて判断するか、又は、直流バス電圧と比較して前記インバータ回路を保護するか否かを第1下限閾値電圧に基づいて判断し且つ直流バス電圧と比較して前記商用電源ラインの電圧異常を第2下限閾値電圧に基づいて判断する、制御装置。 - 前記モータ制御部は、前記商用電源ラインに電圧異常が発生していると判断したときに、前記商用電源ラインの電圧異常を示す信号を前記本体制御部に対して出力する、
請求項1に記載の制御装置。 - 前記モータ制御部は、前記本体制御部に対して直流バス電圧に関する電圧信号を送り、
前記本体制御部は、直流バス電圧に関する電圧信号に基づいて前記商用電源ラインの電圧異常の発生を判断する、
請求項1に記載の制御装置。 - 前記所定条件は、前記モータを駆動する前であること又は前記モータを停止状態にする制御を行っていることである、
請求項1から3のいずれか一項に記載の制御装置。 - 前記インバータ回路及び前記商用電源ラインに接続されている直流バス(498,499)をさらに備え、
前記モータ制御部及び前記本体制御部のうちの少なくとも一方は、前記商用電源ラインに電圧異常が発生していると判断したときに、前記商用電源ラインと前記直流バスとの間の接続を遮断する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の制御装置。 - 前記モータ制御部及び前記本体制御部のうちの少なくとも一方は、前記インバータ回路の直流バス電圧の情報のみに基づいて前記商用電源ラインに電圧異常が発生しているか否かを判断する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の制御装置。 - 商用電源ライン(48a,48b)に接続されるヒートポンプ装置(10)であって、
冷媒と熱交換される空気の流れを発生させるためのファンモータ(38a,23a)と、
前記ファンモータに駆動電力を供給するため前記商用電源ラインに接続されるインバータ回路(38b,23b)と、
前記インバータ回路の直流バス電圧を検知して異常の検出を行なう電圧検出部(81,81A)と、
前記インバータ回路及び前記電圧検出部に接続され、前記ファンモータを制御するためのファンモータ制御部(74,64)と、
前記ファンモータ制御部に接続され、前記ヒートポンプ装置を制御するための本体制御部(75,65)と、
前記インバータ回路の直流バス電圧とは異なる系統で前記商用電源ラインから供給される電力によって駆動される、前記ファンモータ以外のアクチュエータ(32,34,40,27,28)と、
を備え、
前記ファンモータ制御部及び前記本体制御部のうちの少なくとも一方は、前記インバータ回路の直流バス電圧が過電圧もしくは不足電圧の条件を満たし且つ前記ファンモータの制御状態が所定条件も満たすときに、前記商用電源ラインに電圧異常が発生していると判断し、
前記本体制御部は、前記アクチュエータに異常が発生しているか否かを判断するために前記インバータ回路の直流バス電圧の情報を用いる、ヒートポンプ装置。 - 商用電源ライン(48a,48b)に接続されるヒートポンプ装置(10,10A)であって、
冷媒と熱交換される空気の流れを発生させるためのファンモータ(38a,23a)と、
前記ファンモータに駆動電力を供給するため前記商用電源ラインに接続されるインバータ回路(38b,23b)と、
前記インバータ回路の直流バス電圧を検知して異常の検出を行なう電圧検出部(81,81A)と、
前記インバータ回路及び前記電圧検出部に接続され、前記ファンモータを制御するためのファンモータ制御部(74,64)と、
前記ファンモータ制御部に接続され、前記ヒートポンプ装置を制御するための本体制御部(75,65)と、
前記本体制御部の電源として機能する制御電源(71,61)と、
前記インバータ回路の直流バス電圧とは異なる系統で前記商用電源ラインから供給される電力によって駆動される、前記ファンモータ以外のアクチュエータ(32,34,40,27,28)と、
前記商用電源ラインに接続され、前記本体制御部に制御され、前記インバータ回路及び前記アクチュエータのうちの少なくとも一方を前記商用電源ラインから切り離し可能なスイッチ(90,91)と
を備え、
前記ファンモータ制御部及び前記本体制御部のうちの少なくとも一方は、前記インバータ回路の直流バス電圧が過電圧もしくは不足電圧の条件を満たし且つ前記ファンモータの制御状態が所定条件も満たすときに、前記商用電源ラインに電圧異常が発生していると判断し、
前記本体制御部は、前記商用電源ラインに電圧異常が発生していると判断されたときに、前記制御電源への電力供給を止めないように前記スイッチによって前記インバータ回路及び前記アクチュエータのうちの少なくとも一方を前記商用電源ラインから切り離す、ヒートポンプ装置。 - 前記制御電源は、前記インバータ回路の直流バス電圧とは異なる系統で前記商用電源ラインに接続され、
前記スイッチは、前記制御電源への接続の後段で前記商用電源ラインに接続されている、
請求項8に記載のヒートポンプ装置。 - 商用電源ライン(48a,48b)に接続されるヒートポンプ装置(10)であって、
冷媒と熱交換される空気の流れを発生させるための室内ファンモータ(23a)と、
前記室内ファンモータに駆動電力を供給するため前記商用電源ラインに接続されるインバータ回路(23b)と、
前記インバータ回路の直流バス電圧を検知して異常の検出を行なう電圧検出部(81A)と、
前記インバータ回路及び前記電圧検出部に接続され、前記室内ファンモータを制御するためのファンモータ制御部(64)と、
前記ファンモータ制御部に接続され、前記ヒートポンプ装置を制御するための本体制御部(65)と、
前記インバータ回路の直流バス電圧とは異なる系統で前記商用電源ラインから供給される電力によって駆動される、室外機(30A)と、
前記室外機への前記商用電源ラインからの電源供給を切り離し可能なスイッチ(91)と、
を備え、
前記ファンモータ制御部及び前記本体制御部のうちの少なくとも一方は、前記インバータ回路の直流バス電圧が過電圧もしくは不足電圧の条件を満たし且つ前記室内ファンモータの制御状態が所定条件も満たすときに、前記商用電源ラインに電圧異常が発生していると判断し、
前記本体制御部は、前記商用電源ラインに電圧異常が発生していると判断されたときに、前記スイッチによって前記室外機を前記商用電源ラインから切り離す、ヒートポンプ装置。 - 前記ファンモータ制御部は、前記商用電源ラインに電圧異常が発生していると判断したときに、前記商用電源ラインの電圧異常を示す信号を前記本体制御部に対して出力する、
請求項7から10のいずれか一項に記載のヒートポンプ装置。 - 前記ファンモータ制御部は、前記本体制御部に対して直流バス電圧に関する電圧信号を送り、
前記本体制御部は、直流バス電圧に関する電圧信号に基づいて前記商用電源ラインの電圧異常の発生を判断する、
請求項7から11のいずれか一項に記載のヒートポンプ装置。 - 前記所定条件は、前記ファンモータを駆動する前であること又は前記ファンモータを停止状態にする制御を行っていることである、
請求項7から12のいずれか一項に記載のヒートポンプ装置。 - 前記インバータ回路及び前記商用電源ラインに接続されている直流バス(498,499)をさらに備え、
前記ファンモータ制御部及び前記本体制御部のうちの少なくとも一方は、前記商用電源ラインに電圧異常が発生していると判断したときに、前記商用電源ラインと前記直流バスとの間の接続を遮断する、
請求項7から13のいずれか一項に記載のヒートポンプ装置。 - 前記ファンモータ制御部及び前記本体制御部のうちの少なくとも一方は、前記インバータ回路の直流バス電圧の情報のみに基づいて前記商用電源ラインに電圧異常が発生しているか否かを判断する、
請求項7から14のいずれか一項に記載のヒートポンプ装置。 - 前記ファンモータ制御部及び前記本体制御部のうちの少なくとも一方は、直流バス電圧と比較して前記インバータ回路を保護するか否かを第1閾値に基づいて判断し、直流バス電圧と比較して前記商用電源ラインの電圧異常を第2閾値に基づいて判断する、
請求項7から15のいずれか一項に記載のヒートポンプ装置。
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