JP5724341B2 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents
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Description
これに関連する技術として、例えば、特許文献1には、2値画像データ上の指定した線分のみを高速に部分消去したり、指定した線分のみを高速に検出しベクトル化処理できる方法を提供することを課題とし、画面上で消去線分の開始,終了点を指定すると、位置関係から線分追跡方向を求め、黒ランの探索方向を縦か横か決定し、開始点を含む一定領域内の画素データを探索し、端末処理を行い追跡線分の幅に相当する黒ランを検出する開始点処理を行い、この黒ランを起点に既検出黒ランと直交方向に連結した連結黒ランを検出し既検出黒ランを消去する逐次追跡消去処理を繰り返し、終了点を検出すると終了点処理を行い、途中でランレングスが急変すると交差点処理を開始し、ランレングスが元の値になると交差点区間の線分の消去及び復旧を一括行い、逐次追跡消去処理に戻り、交差点処理の間に終了点があれば中断して終了点処理を行うことが開示されている。
請求項1の発明は、線の可能性がある画像に関する情報であって、線を構成し得る矩形の画素塊である線要素を示す情報の集合を受け付ける線情報受付手段と、前記線情報受付手段によって受け付けられた線要素を示す情報と線の追跡方向に基づいて、線の開始点から末尾点まで追跡を行うことによって線を抽出する線抽出手段と、前記線抽出手段によって抽出された線の末尾点を開始点とし、前記線の追跡方向を反転させ、前記線抽出手段へ該開始点と線の追跡方向を渡す反転手段と、前記反転手段による処理を行わせるか否かを判別する判別手段と、を具備し、前記判別手段は、前記線抽出手段又は前記反転手段による処理の回数を計数し、該回数と予め定められた回数とを比較することによって、該反転手段による処理を行わせるか否かを判別することを特徴とする画像処理装置である。
図1は、第1の実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するの意である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態に応じて、又はそれまでの状況・状態に応じて定まることの意を含めて用いる。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
図2は、対象とする画像の例を示す説明図である。この画像内には、線である画像(パタン)と線でない画像がある。
図3は、図2に例示した画像をスキャナ等で読み取った画像(画素データ)の例を示す説明図である。このとき、スキャナ等での読み取りノイズ、点線、破線、線でないパタン等の影響により、抽出しようとする線は、対象としている画像において、必ずしも、直線とみなせる1つの領域として現れない。具体的には、線に対して、つぶれ、欠け等が発生する。
線を、線の方向と交差する方向(例えば、直交)に連なる画素ランに対応する領域の集合と捉える。以下では、この領域を線要素とよぶ。
第1の実施の形態は、図4の例に示すように、抽出しようとする線に対応する画素ラン(すなわち、観測された線要素)を検出し、統合するものである。画素ランを統合した結果が線の画像となる。
また、これら画素ランに基づいて、真の線要素(すなわち、修正された線要素)を生成してもよい。例えば、図4では、点線で示した観測線要素411〜428は画像内の観測された線要素であり、灰色の矩形で示した修正線要素451〜468は観測線要素411等に基づいて修正された線要素である。例えば、観測線要素411と修正線要素451は同じであるが、観測線要素412は下に移動して修正線要素452となり、観測線要素414は上に移動して修正線要素454となり、観測線要素422と観測線要素425の間に観測された線要素はないが、修正線要素463と修正線要素464を追加している。
図5は、ノイズがある線画像から線を抽出した例を示す説明図である。図5(a)の例に示す線には交差がある。
いま、対象とする画像106として図5(a)の例に示す線から、図5(b)の例に示す線を抽出しようとする。
前述の特許文献1、特許文献2、非特許文献1に記載の技術を用いて図5(a)の例から線を抽出するとき、開始点探索走査510の最初の黒画素を開始線要素520とした場合、線抽出の始点を誤って与えることとなってしまう。そして、図5(c)の例に示すように、線抽出方向530に線追跡を行って線を抽出することになるので、図5(d)の例に示すように、誤った線を抽出することになる。
図6は、本実施の形態による往復処理の例を示す説明図である。図6(a)の例に示す線は、図5(a)の例に示した線と同じものであり、交差がある線である。線追跡の始点を開始点探索走査610A、610B、610Cと順に探索し、最初に発見した黒画素を始点とする。これは前述の方法と同じである。したがって、誤った始点(開始線要素620)から線追跡を行うことになる。したがって、図6(b)の例に示すように、線抽出方向630に線追跡を行うので、いったんは誤った線抽出を行うことになる。ここで、図6(b)における、抽出された線の終点(末尾線要素640)を始点として、再度線抽出を行う。すなわち、往復する。具体的には、図6(b)の例に示す末尾線要素640を図6(c)の例に示す開始線要素650とし、そこから線抽出方向660に線追跡を行う。なお、線追跡の処理において、交差が発生している場合は、それまでに追跡してきた線の方向に基づいて、その方向の線を選択して追跡を行うようにする。すると、この2回目の線抽出によって、図6(c)の例に示すように、より直線である方向へ追跡が進むことから、分岐点670において誤りが修正されることになる。よって、正しい線抽出が行われ、結果として、図6(d)の例に示すような正しい線が抽出されることになる。
線抽出の始点の探索が図6の例とは異なる。つまり、図7(a)の例に示すように開始点探索走査710A、710B、710C、710Dの間隔が広い(走査が粗い、具体的には走査の間隔を予め定められた値とする)ため、線抽出の始点が開始線要素720となり、線の端点ではない。この点から線抽出方向730に線追跡を行うことになるため、図7(b)の例に示すように、いったんは誤った線抽出を行うことになる。ここで、往復する。具体的には、図7(b)の例に示す末尾線要素740を図7(c)の例に示す開始線要素750とし、そこから線抽出方向760に線追跡を行う。すると、正しい線抽出が行われ、結果として図7(d)の例に示すような正しい線が抽出されることになる。すなわち、図7(a)の例に示すように、線抽出の始点の探索の精度が粗くなったとしても線抽出が行われる。なお、処理全体の高速化を図る場合に、このような処理(始点探索の間隔を予め定められた間隔以上にあけて行う処理)を行ってもよい。線抽出の始点の探索の高速化が図れるためである。また、線抽出の距離が長くなる(すなわち、線要素の個数が多くなる)ため、追跡が進むにつれ直進性が高まり、その直進性を利用して、前述したような交差に対応した線抽出を行い得るようになる。
図8(a)の例に示す線は、2つの交差があり、欠けがある線である。図8(a)の例に示すように、開始点探索走査810A、810B、810Cと開始点の探索を行って、誤った始点(開始線要素820)から線抽出を行う。この場合、始点が誤っており、図8(b)の例に示すように線抽出方向830に線追跡を行う。また、欠けが発生している分岐点(欠け)840において、誤った方向へ線抽出を進め、末尾線要素850まで追跡している。これは、この時点の線抽出の直進性が、分岐点(欠け)840の欠けを直進するに足りないため発生した誤りである。ここで、往復する。具体的には、図8(b)の例に示す末尾線要素850を図8(c)の例に示す開始線要素860とし、そこから線抽出方向870に線追跡を行う。すると、図8(c)の例に示すように、より直線である方向へ追跡が進むことから、分岐点880において誤りが修正される。ただし、分岐点(欠け)840の誤りが残るため、誤った線抽出を行っていることになる。ここで、図8(d)の例に示すように、線抽出方向895へさらに往復を行う。すると、この時点の線抽出の直進性が、分岐点(欠け)840の欠けを直進するに足る場合(つまり、図8(c)の例に示すように、分岐点880で直線方向に進み開始線要素890に到達することによって、分岐点880から開始線要素890までの分だけ直進性が増加していることになり、その直進性の値が分岐点(欠け)840の欠け部分を修正するだけの値以上である場合)、分岐点(欠け)840の誤りが修正されることとなる。すると、図8(d)の例に示すような線抽出が行われ、図8(e)の例に示すような線が抽出される。なお、ここで、直進性とは、追跡している直線部分の距離をいい、その距離が予め定められた値以上であれば、欠け部分があった場合は直進してその欠け部分を埋め、交差部分があった場合はその直線を延長する方向の線を選択する。また、直進性とは、追跡している線における直線部分の距離の割合としてもよく、その割合が予め定められた値以上であれば、欠け部分があった場合は直進してその欠け部分を埋め、交差部分があった場合はその直線を延長する方向の線を選択するようにしてもよい。
図9は、受け付けた画像の例を示す説明図である。受け付けた画像900は、背景画素910、パタン画素920に分かれ、パタン画素920は画素ラン930等によって構成されている。この画像900から水平な線を抽出する例を示す。
図10は、受け付けた画像から抽出した線要素の例を示す説明図である。パタン画素920は、線要素1040等の集合によって構成されている。ここで、線要素とは、線を構成し得る矩形の画素塊、又は前述の画素ランに対応する領域である。「線要素を示す情報」としては、例えば、線要素を描画するための情報があり、具体的には、その線要素を描画する位置、その線要素の大きさである。
ある線が、複数の線要素で構成されているとき、例えば、k番目の線要素は以下の情報を持つ。
sk : 線要素のサイズ
Pk : 線要素の位置
skは、線要素の形状に関する情報であり、線の方向と交差(例えば、直交)する方向の長さである、つまり、線の太さに対応する情報である。
Pkは、位置に関する情報であり、水平方向の線であれば、画像上のy方向の位置に対応する情報である。必要によって、画像上のx方向の位置を含めるようにしてもよい。
追跡方向とは、水平方向の線であれば、x方向であり、正負のうちのいずれかで表せる。このとき、メモリ効率の改善を図るために、追跡方向と線要素のインデックス(k)を同じものとして処理してもよい。つまり、追跡方向に線要素のインデックスの順番が昇順に並んでいる場合は、インデックスの順番が増加する方向に進めば追跡方向に進むことになり、インデックスの順番が減少する方向に進めば追跡方向とは逆の方向に進むことになる。追跡方向に線要素のインデックスの順番が降順に並んでいる場合は、インデックスの順番が減少する方向に進めば追跡方向に進むことになり、インデックスの順番が増加する方向に進めば追跡方向とは逆の方向に進むことになる。
例えば、線抽出モジュール110は、予測、観測との繰り返しにより、逐次、線要素を求め、これらを統合する。まず、始点に対応する線要素を含む線要素の集合と追跡方向である(線要素,追跡方向)108を受け付ける。線要素の集合内には、いずれが始点に対応する線要素であるかが判明するようになっている。例えば、線要素のインデックス(k)が0であるものを始点の線要素としてもよい。そして、その始点から始めて連続している線要素を辿ることによって、線追跡を行い、予測した線要素と観測した線要素が合致すれば統合(観測した線要素を線の一部とすること)し、合致しない場合は修正処理を行って、終点まで追跡したときは、抽出した線として線情報112を往復判別モジュール120に渡す。なお、ここでの合致とは、予測した線要素と観測した線要素の値が完全同一である場合のみならず、その値の差が予め定められた値未満である場合も含む。
そして、予測を行う。すなわち,ekの予測値Ekを算出する。予測は、線要素の集合{e0,・・・,ek−1}(又は、その一部であってもよい)と追跡方向に基づいて、予測値Ekを算出する。なお、線要素が追跡方向の情報を保持してもよい。例えば、Pk=pk−1+σpk−1等の計算を行い、つづく線要素に対する変化量σpk−1を用いてもよい。例えば、変化量σpk−1として、skが±α、pkが+β以下等がある。
次に、観測を行う。すなわち、ekを抽出する。観測は、予測値Ekに基づいて、画像106からekを抽出する。すなわち、予測値Ekとの差異が十分に小さいekが観測されたとき、ekを統合する。ここで差異とは、観測値ekと予測値Ekの前述のskとpkの値の差異が、予め定められた値未満であることを指す。線抽出は,以上の処理を終点(観測値の予め定められた範囲内に線要素がない場合の線要素)まで繰り返す。また、線抽出の処理として、非特許文献1に記載の技術を利用してもよい。
なお、線抽出モジュール110が受け付ける(線要素,追跡方向)108は、最初の抽出処理の場合は、開始点の探索処理によって抽出された始点における開始線要素と予め定められた追跡方向が少なくともあり、2回目以降の抽出処理(往復処理)の場合は、反転処理モジュール130から受け取った(線要素,追跡方向)108である。
また、往復判別モジュール120は、線抽出モジュール110の前回の処理による線の開始点又は末尾点と往復判別モジュール120の今回の処理による線の末尾点又は開始点とを比較することによって、反転処理モジュール130による処理を行わせるか否かを判別するようにしてもよい。比較対象の組み合わせは、前回の処理による線の開始点と今回の処理による線の末尾点、前回の処理による線の末尾点と今回の処理による線の開始点となる。そして、いずれか一方の組み合わせの比較をして判別してもよいし、両方の組み合わせの比較を行って判別するようにしてもよい。特に、前回の処理による線の開始点と今回の処理による線の末尾点とを比較することを採用すると、無駄な比較は発生しない。この判別処理のために、もちろんのことながら、前回の処理による線の開始点と末尾点を記憶する。
また、往復判別モジュール120は、線抽出モジュール110によって抽出された線の特徴量に基づいて、反転処理モジュール130による処理を行わせるか否かを判別するようにしてもよい。
なお、これらの判別処理の2つ以上を組み合わせて行ってもよい。
往復判別モジュール120は、線情報112が予め定められた条件を満たすか否かによって、反転処理モジュール130に反転処理を行わせるか否かを判別する。
この判別処理では、往復回数turnを参照する。往復回数turnとは、抽出している線について、過去に往復を行った回数である。具体的には、線抽出モジュール110又は反転処理モジュール130が行った処理の回数である。そして、予め定められた値に満たない場合、反転処理を行う。そのために、変数として往復回数turnを保持する。
反転処理モジュール130は、今回の線抽出モジュール110の処理で抽出した線の終点である線要素を、次の線抽出モジュール110の処理の開始のための線要素として、線抽出モジュール110へ出力する。また、追跡方向を反転し、次の線抽出モジュール110での線抽出の追跡方向として、線抽出モジュール110へ出力する。
線がN個の線要素である集合{e0,・・・,eN−1}とする。この線に反転処理を行うとする。
反転処理は、線の終点である線要素eN−1に基づいて、次の線抽出の開始のための線要素e’0を出力する。
この具体例を図15に示す。図15の例は、左から右へ線要素1511、1512、1513、1514、1515(eN−1)と追跡(追跡方向:d)し、反転処理を行った結果、線要素1515を始点(e’0)として追跡方向を表す値dの正負が反転している。
具体的には、変化量が微分値であれば、値の正負を反転すればよい。また、変化量が角度であれば、π[rad]を加減算すればよい。これらの具体例を図16、図17に示す。図16の例において、変化量δPN−21621、変化量δPN−11622、変化量δP’01623はつづく線要素への変化量を表す。変化量δP’01623に変化量δPN−11622の正負を反転した−δPN−1を設定することが、追跡方向の反転に対応する。また、図17の例において、角度ωN−21721、角度ωN−11722、角度ω’01723はつづく線要素への角度を表す。角度ω’01723に角度ωN−11722にπ[rad]を加算したもの(ωN−1+π)を設定することが、追跡方向の反転に対応する。
また、反転した場合は、より対象の線に適応した線抽出を行うために、線抽出モジュール110の線抽出で参照するパラメータを更新してもよい。
また、開始線要素探索モジュール1810は、細線化処理、エッジ抽出処理等を行って、端点を抽出し、その端点を用いて線要素を抽出するようにしてもよい。
なお、線抽出モジュール110は、開始線要素探索モジュール1810、往復判別モジュール120、反転処理モジュール130と接続されており、最初の線追跡処理においては開始線要素探索モジュール1810から受け付けた(線要素,追跡方向)108を用い、2回目以降の線追跡処理において反転処理モジュール130から受け付けた(線要素,追跡方向)108を用いる。
画像受付モジュール1910、文字列抽出モジュール1920、画像処理モジュール1930、文字認識モジュール1940、出力モジュール1950を有している。
画像受付モジュール1910は、文字列抽出モジュール1920と接続されており、文字列を含む画像を受け付ける。画像内には、下線、取り消し線等が含まれていてもよい。
文字列抽出モジュール1920は、画像受付モジュール1910、画像処理モジュール1930と接続されており、画像受付モジュール1910によって受け付けられた画像から文字列を抽出し、その文字列の方向と画像を画像処理モジュール1930に渡す。文字列の抽出は、既存の技術を用いてもよい。例えば、縦方向、横方向に黒画素のヒストグラムをとり、その分布から縦書き、横書きの方向を抽出してもよい。その文字列の方向を線の方向として、線の可能性がある画像を抽出する。
文字認識モジュール1940は、画像処理モジュール1930、出力モジュール1950と接続されており、画像処理モジュール1930によって画像から線として判別された画像を削除して、文字画像だけとなった画像を文字認識する。
出力モジュール1950は、文字認識モジュール1940と接続されており、文字認識モジュール1940による文字認識結果を出力する。
画像受付モジュール2010、枠線方向指定モジュール2020、画像処理モジュール2030、帳票処理モジュール2040、出力モジュール2050を有している。
画像受付モジュール2010は、枠線方向指定モジュール2020と接続されており、枠線を含む画像を受け付ける。例えば、帳票の画像を受け付ける。
枠線方向指定モジュール2020は、画像受付モジュール2010、画像処理モジュール2030と接続されており、画像受付モジュール2010によって受け付けられた画像から枠線の方向を抽出し、その枠線の方向と画像を画像処理モジュール2030に渡す。例えば、帳票に主に用いられている垂直方向の線、水平方向の線をそれぞれ試すようにしてもよい。具体的には、垂直方向又は水平方向に連なる線のいずれが多いかによって、枠線の方向を抽出してもよい。また、垂直方向及び水平方向に連なる画素の数がいずれも予め定められた値以上である場合は、枠線の方向として垂直方向、水平方向の両方を抽出してもよい。
帳票処理モジュール2040は、画像処理モジュール2030、出力モジュール2050と接続されており、画像処理モジュール2030によって画像から線として判別された線画像の位置から帳票内の欄を判別して、その欄内にある文字画像を文字認識して、欄と文字認識結果を対応付けるようにしてもよい。
出力モジュール2050は、帳票処理モジュール2040と接続されており、帳票処理モジュール2040による帳票処理結果を出力する。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通などのために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray Disc(登録商標))、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)等が含まれる。
そして、前記のプログラム又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、あるいは無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分であってもよく、あるいは別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して
記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化など、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
120…往復判別モジュール
130…反転処理モジュール
1810…開始線要素探索モジュール
1910…画像受付モジュール
1920…文字列抽出モジュール
1930…画像処理モジュール
1940…文字認識モジュール
1950…出力モジュール
2010…画像受付モジュール
2020…枠線方向指定モジュール
2030…画像処理モジュール
2040…帳票処理モジュール
2050…出力モジュール
Claims (6)
- 線の可能性がある画像に関する情報であって、線を構成し得る矩形の画素塊である線要素を示す情報の集合を受け付ける線情報受付手段と、
前記線情報受付手段によって受け付けられた線要素を示す情報と線の追跡方向に基づいて、線の開始点から末尾点まで追跡を行うことによって線を抽出する線抽出手段と、
前記線抽出手段によって抽出された線の末尾点を開始点とし、前記線の追跡方向を反転させ、前記線抽出手段へ該開始点と線の追跡方向を渡す反転手段と、
前記反転手段による処理を行わせるか否かを判別する判別手段と、
を具備し、
前記判別手段は、前記線抽出手段又は前記反転手段による処理の回数を計数し、該回数と予め定められた回数とを比較することによって、該反転手段による処理を行わせるか否かを判別する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記判別手段は、前記線抽出手段の前回の処理による線の開始点又は末尾点と該線抽出手段の今回の処理による線の末尾点又は開始点とを比較することによって、前記反転手段による処理を行わせるか否かを判別する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記判別手段は、前記線抽出手段によって抽出された線の特徴量に基づいて、前記反転手段による処理を行わせるか否かを判別する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記線抽出手段は、文字列を含む画像から文字列の方向を線の追跡方向として、線を抽出する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - 前記線抽出手段は、枠線を含む画像から枠線の方向を線の追跡方向として、線を抽出する
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置。 - コンピュータを、
線の可能性がある画像に関する情報であって、線を構成し得る矩形の画素塊である線要素を示す情報の集合を受け付ける線情報受付手段と、
前記線情報受付手段によって受け付けられた線要素を示す情報と線の追跡方向に基づいて、線の開始点から末尾点まで追跡を行うことによって線を抽出する線抽出手段と、
前記線抽出手段によって抽出された線の末尾点を開始点とし、前記線の追跡方向を反転させ、前記線抽出手段へ該開始点と線の追跡方向を渡す反転手段と、
前記反転手段による処理を行わせるか否かを判別する判別手段、
として機能させ、
前記判別手段は、前記線抽出手段又は前記反転手段による処理の回数を計数し、該回数と予め定められた回数とを比較することによって、該反転手段による処理を行わせるか否かを判別する
ことを特徴とする画像処理プログラム。
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