JP5691254B2 - 吸収性物品用積層シートの製造方法、吸収性物品用積層シート及び吸収性物品 - Google Patents
吸収性物品用積層シートの製造方法、吸収性物品用積層シート及び吸収性物品 Download PDFInfo
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Description
本発明の吸収性物品用積層シートの製造方法の一実施形態は、図1に示すように、不織布からなる第1長尺シート11と、液不透過性材料からなる第2長尺シート12とを積層した状態で、第1長尺シート11と第2長尺シート12とを、各シート11,12の長手方向Xに間欠的に接合して、第1長尺シート11と第2長尺シート12とが積層された積層シート13を得る工程を備えた吸収性物品用積層シートの製造方法である。
次に、本発明の吸収性物品用積層シートの一の実施形態について詳細に説明する。本発明の吸収性物品用積層シートは、これまでに説明した吸収性物品用積層シートの製造方法によって得られた吸収性物品用積層シートである。即ち、図5に示すように、不織布からなる第1シート51と、液不透過性材料からなる第2シート52とが積層され、且つ、第1シート51と第2シート52とは、少なくとも一の方向に間欠的に接合されてなる吸収性物品用積層シート60であって、間欠的に接合された接合部分55の間に存在する第1シート51の非伸張状態における長さが、接合部分55の間に存在する第2シート52の非伸張状態における長さよりも大であり、この接合部分55の間にて、第1シート51の表面側が間欠的に盛り上がった弛み部54を有している。ここで、図5は、本発明の吸収性物品用積層シートの一の実施形態を模式的に示す斜視図である。
次に、本発明の吸収性物品の一の実施形態について使い捨ておむつを例に説明する。本発明の吸収性物品は、吸収性物品の構成要素の1つであるバックシートに対して、これまでに説明した吸収性物品用積層シートが用いられたものである。ここで、図7は、本発明の吸収性物品としての使い捨ておむつの一の実施形態をトップシート側から見た状態を模式的に示す一部切り欠き平面図であり、図8は、本発明の吸収性物品としての使い捨ておむつの一の実施形態をバックシート側から見た状態を模式的に示す平面図である。
「吸収体」は、着用者の尿等を吸収し、保持するための部材であり、吸収性材料によって構成される。吸収体はトップシートとバックシートの間に挟み込まれ、両シートと一体化された状態で用いられる。
トップシートは、吸収体の表面(装着時において着用者の肌側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。トップシートは、着用者の尿等を透過させる必要から、その少なくとも一部(全部又は一部)が液透過性材料により構成される。
バックシートは、吸収体の裏面(装着時において着用者の肌から遠い側に位置する面)を被覆するように配置されるシートである。バックシートは、着用者の尿が外部に漏洩してしまうことを防止する必要から、液不透過性材料によって構成されるものであり、本発明の吸収性物品としての使い捨ておむつにおいては、これまでに説明した吸収性物品用積層シートの第2シート(液不透過性材料からなる第2シート)が、少なくとも吸収体の裏面を被覆するように配置され、実質的なバックシートとして機能する。
本発明の吸収性物品は、バックシートとして、本発明の吸収性物品用積層シートを用いること以外は、従来公知の使い捨ておむつに採用されている種々の構成要素を更に備えたものであってもよい。
41,42:ダンサーロール、41a,42a:変位ロール、41b,42b:中間ロール、43:ニップロール、45,46:駆動ロール、47:ガイドロール、48,49:タッチロール、51:第1シート、52:第2シート、54:弛み部、55:接合部分、60,61:吸収性物品用積層シート、100:吸収性物品用積層シート製造装置、102:前身頃、104:股下部、106:後身頃、110:止着テープ、113:止着領域、118:トップシート、120:バックシート、122:吸収体、126,126a,126b:立体ギャザー、130:ウエスト周り伸縮材、132:脚周り伸縮材、200:使い捨ておむつ。
Claims (6)
- 不織布からなる第1長尺シートと、液不透過性材料からなる第2長尺シートとを積層した状態で、前記第1長尺シートと前記第2長尺シートとを、各シートの長手方向に間欠的に接合して、前記第1長尺シートと前記第2長尺シートとが積層された積層シートを得る工程を備え、
前記第1長尺シートと前記第2長尺シートとを前記シートの長手方向に送り出し、且つ、前記第2長尺シートを、前記第1長尺シートよりも、前記第2長尺シートの長手方向に伸張させた状態で、前記第1長尺シートと前記第2長尺シートとを、前記シートの長手方向に直交する方向に間欠的に接合するとともに、前記シートの長手方向にも間欠的に接合することにより、間欠的に接合した接合部分の間にて前記第1長尺シートの表面が間欠的に盛り上がった弛み部を有する吸収性物品用積層シートを製造する吸収性物品用積層シートの製造方法であって、
前記第1長尺シートと前記第2長尺シートとを、前記接合部分の間に形成される前記弛み部が、前記シートの幅方向に整列に配置、又は前記シートの幅方向に千鳥状に配置されるように間欠的に接合するとともに、
前記シートの長手方向に間欠的に接合する接合部分の長さよりも、前記シートの長手方向に直交する方向に間欠的に接合する接合部分の長さを大とし、且つ、前記シートの長手方向に間欠的に接合する際の間隔Pを5〜10mmとし、
前記第1長尺シートと前記第2長尺シートとの接合が熱エンボスによって行われ、前記熱エンボスによる凹凸パターンを、前記第1長尺シートが配置された面側に形成し、且つ、前記第2長尺シートが配置された面側は、平坦面のエンボスロールを用いて、当該第2長尺シートの表面に凹凸が形成されないようにする吸収性物品用積層シートの製造方法。 - 前記第2長尺シートを、非伸張状態における長さを100%とした場合に、103〜125%となる長さに伸張させた状態で、前記第1長尺シートと間欠的に接合する請求項1に記載の吸収性物品用積層シートの製造方法。
- 非伸張状態における前記第2長尺シートの送り出し量を100%とした場合に、前記第1長尺シートの送り出し量を、103〜120%とする請求項1又は2に記載の吸収性物品用積層シートの製造方法。
- 前記第1長尺シートと前記第2長尺シートとを、前記シートの長手方向における接合部分の間隔を、5〜15mmとする請求項1〜3のいずれか一項に記載の吸収性物品用積層シートの製造方法。
- 不織布からなる第1シートと、液不透過性材料からなる第2シートとが積層され、且つ、前記第1シートと前記第2シートとが、各シートの一の方向に直交する方向に間欠的に接合されるとともに、前記シートの前記一の方向にも間欠的に接合されることにより、間欠的に接合した接合部分の間にて前記第1シートの表面が間欠的に盛り上がった弛み部を有する吸収性物品用積層シートであって、
前記接合部分の間に形成される前記弛み部が、前記シートの前記一の方向に直交する方向に整列に配置、又は前記シートの前記一の方向に直交する方向に千鳥状に配置されるように、前記第1シートと前記第2シートとが、間欠的に接合されるとともに、
前記シートの前記一の方向に間欠的に接合する接合部分の長さよりも、前記シートの前記一の方向に直交する方向に間欠的に接合する接合部分の長さが大であり、且つ、前記シートの前記一の方向に間欠的に接合する際の間隔Pが5〜10mmであり、
前記一の方向に前記間欠的に接合された接合部分の間に存在する第1シートの非伸張状態における長さが、前記接合部分の間に存在する第2シートの非伸張状態における長さよりも大であり、前記接合部分の間にて、第1シートの表面側が間欠的に盛り上がった前記弛み部を有し、前記第1シートと前記第2シートとが熱エンボスによって接合されており、前記第1シートが配置された面側に、前記熱エンボスによる凹凸パターンが形成され、且つ、前記第2シートが配置された面側には、前記熱エンボスにおいて平坦面のエンボスロールが用いられて、当該第2シートの表面に凹凸が形成されないように構成された吸収性物品用積層シート。 - 吸収体と、少なくとも一部が液透過性材料からなり、前記吸収体の表面を被覆するように配置されたトップシートと、液不透過性材料からなり、前記吸収体の裏面を被覆するように配置されたバックシートと、を備え、
前記バックシートの少なくとも一部として、請求項5に記載の吸収性物品用積層シートが用いられた吸収性物品。
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