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JP5691236B2 - マルチコア光ファイバ及びマルチコア光ファイバの単芯分離方法 - Google Patents

マルチコア光ファイバ及びマルチコア光ファイバの単芯分離方法 Download PDF

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Description

本発明は、マルチコア光ファイバ及びこのマルチコア光ファイバの単芯分離方法に関する。
光ケーブルへの光ファイバの高密度実装や、光ケーブルの細径化に対応する光ファイバとして、1本のファイバに複数のコアを収容したマルチコア光ファイバ(Multicorefiber;MCF)の使用が注目されており、種々の形状を有するマルチコア光ファイバが知られている(例えば、特許文献1参照)。このマルチコア光ファイバは、マルチコア光ファイバ相互の接続や、光集積デバイスとの接続を想定していた。他のマルチコア光ファイバの事例としては、マルチコア光ファイバの先端に複数のシングルコア(単芯コア)光ファイバを直接接続して用いられる方向性結合器の場合のほか、プラスチックのマルチコア光ファイバの一方の端をカミソリで単芯分離し、分離されていない他方の端面を他の単芯コア光ファイバに接着剤で接着して使用するための光分配器の事例などがある(例えば、特許文献2,3参照)。
特開平10−104443号公報 特開昭62−144110号公報 特開2003−201140号公報
しかしながら、マルチコア光ファイバのコア及びクラッドが石英系ガラスからなる場合には、マルチコア光ファイバを構成する複数のコアのそれぞれを互いに異なる単芯コア光ファイバのコアと接続して用いることは、想定されておらず、困難である。例えば、上記特許文献1、2記載のマルチコア光ファイバは、単一のクラッドによって複数のコアが覆われていることから、単芯分離して使用することが困難である。
そのため、上記特許文献2記載では、一方の端に他の単芯コア光ファイバを接続し、方向性結合器として機能するマルチコア光ファイバとしている。マルチコア光ファイバと他の単芯コア光ファイバとの接続作業は、特殊な端面加工や、個々の精密なコア位置合わせが必要となるため、非常に煩雑な作業となる。上記特許文献3記載のマルチコア光ファイバでは、複数の単芯コア用のガラス母材とそれらの複数のガラス母材間をガラス製のダミー母材を接した状態で配置して、線引きすることでガラス状態として、ガラス母材から形成される単芯コアファイバで形成される中央の空間部分にダミー母材のガラスで蜜に満たされた状態のマルチコアファイバとなる。このため、線引きされた後のマルチコアファイバから、単芯コアファイバを個々に分離して取り出すことは困難となる。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、コアとクラッドが石英系ガラスからなる単芯コア光ファイバが2次元状に配列され、その単芯コア光ファイバ1本ごとの分離が容易なマルチコア光ファイバ及びこのマルチコア光ファイバの単芯分離方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るマルチコア光ファイバは、光軸に沿って伸びた石英系ガラスからなるコアと、前記コアの外周に設けられた石英系ガラスからなるクラッドとを備えた複数本の単芯コア光ファイバを有し、前記複数本の単芯コア光ファイバは、外表面に被覆樹脂層を有し、前記光軸方向に垂直な断面において2次元となる所定の位置に密着して配置され、前記光軸方向に沿って撚られた状態で樹脂部により一体化され、少なくとも一方の端部において、前記複数本の単芯コア光ファイバが1本毎に分離していることを特徴とする。
また、本発明に係るマルチコア光ファイバの単芯分離方法は、上記のマルチコア光ファイバの前記少なくとも一方の端部において、前記複数本の単芯コア光ファイバが1本毎に分離する方法であって、前記一方の端部において前記樹脂部を機械的に切断することで、前記複数本の単芯コア光ファイバを1本毎に分離することを特徴とする。
また、本発明に係るマルチコア光ファイバの単芯分離方法の別の態様としては、上記のマルチコア光ファイバの前記少なくとも一方の端部において、前記複数本の単芯コア光ファイバが1本毎に分離する方法であって、
前記一方の端部において前記樹脂部を機械的に除去することで、前記複数本の単芯コア光ファイバを1本毎に分離する態様が挙げられる。
また、本発明に係るマルチコア光ファイバの単芯分離方法の別の態様としては、上記のマルチコア光ファイバの前記少なくとも一方の端部において、前記複数本の単芯コア光ファイバが1本毎に分離する方法であって、前記一方の端部において前記樹脂部を溶液で溶解して除去することで、前記複数本の単芯コア光ファイバを1本毎に分離する態様が挙げられる。
上記のマルチコア光ファイバ及びマルチコア光ファイバの単芯分離方法では、コア及びクラッドが石英系ガラスからなる複数本の単芯コア光ファイバが樹脂部により一体化されている。そして、マルチコア光ファイバの端部での複数本の単芯コア光ファイバの1本毎の分離は、樹脂部を機械的に切断するか、機械的に除去するか、又は、溶液で溶解して除去することによって達成される。したがって、コア及びクラッドが石英系ガラスからなる単芯コア光ファイバを用いたマルチコア光ファイバであっても、単芯分離が容易となる。
また、本発明に係るマルチコア光ファイバは、光軸に沿って伸びた石英系ガラスからなるコアと、前記コアの外周に設けられた石英系ガラスからなるクラッドとを備えた複数本の単芯コア光ファイバを有し、前記複数本の単芯コア光ファイバは、前記光軸方向に垂直な断面において2次元となる所定の位置に配置された状態で、隣接する前記単芯コア光ファイバの前記クラッド同士がその表面で一体化し、前記光軸方向に沿って撚られた状態でその周囲を樹脂部で覆われ、少なくとも一方の端部において、前記複数本の単芯コア光ファイバが1本毎に分離していることを特徴とする。
また、本発明に係るマルチコア光ファイバの単芯分離方法は、上記のマルチコア光ファイバの前記少なくとも一方の端部において、前記複数本の単芯コア光ファイバが1本毎に分離する方法であって、前記樹脂部を機械的に除去し、隣接して一体化された前記クラッドの一体化された部分を溶液で溶解することで、前記複数本の単芯コア光ファイバを1本毎に分離することを特徴とする。
上記のマルチコア光ファイバ及びマルチコア光ファイバの単芯分離方法では、光軸方向に垂直な断面において2次元となるように配置され、コア及びクラッドが石英系ガラスからなる複数本の単芯コア光ファイバのうち、隣接する単芯コア光ファイバのクラッド同士が一体化されていて、この複数本の単芯コア光ファイバの外側が樹脂部により覆われている。そして、マルチコア光ファイバの端部での複数本の単芯コア光ファイバの1本毎の分離は、樹脂部及び隣接する単芯コア光ファイバのクラッドを機械的に除去した後に、隣接する単芯コア光ファイバのクラッドの一体化された部分を溶液で溶解させることによって達成される。したがって、コア及びクラッドが石英系ガラスからなる単芯コア光ファイバを用いたマルチコア光ファイバであっても、単芯分離が容易となる。
ここで、上記のマルチコア光ファイバは、複数本の単芯コア光ファイバが一体化された領域において、前記マルチコア光ファイバはファイバ中心に関して2回以上の回転対称性を有し、前記複数本の単芯コア光ファイバが1本毎に分離している領域において、前記複数本の単芯コア光ファイバは一次元に配列されている態様とすることができる。
上記のように、単芯コア光ファイバがファイバ中心に関して2回以上の回転対称性を有することにより、単芯コア光ファイバの1本毎の分離が容易に行われる。そして、1本毎に分離された複数本の単芯コア光ファイバを一次元に配列することにより、他の光ファイバとの融着接続やコネクタ加工を容易に行うことが可能となる。
また、複数本の単芯コア光ファイバは、それぞれ個別に捻回しながら線引きされたものであってもよい。
このように、それぞれ個別に捻回して線引きされた単芯コア光ファイバを用いることにより、この光ファイバによる偏波モード分散が低減される。
また、上記のマルチコア光ファイバは、前記樹脂部に捻回を付与された状態でボビンに巻かれて態様とすることができる。
このように、捻回を付与された状態でボビンに巻かれることで、マルチコア光ファイバに含まれる複数本の単芯コア光ファイバの間での巻き取り長の差に由来する歪の発生が大きくなることを防止することができる。
本発明によれば、石英系ガラスからなる単芯コア光ファイバの1本毎の分離が容易なマルチコア光ファイバ及びこのマルチコア光ファイバの単芯分離方法が提供される。
本発明の第1実施形態に係るマルチコア光ファイバの概略構成図である。 図1のII−II矢視図である。 第1実施形態のマルチコア光ファイバの製造装置を説明する図である。 第1実施形態のマルチコア光ファイバの製造装置の他の構成を説明する図である。 第1実施形態のマルチコア光ファイバの製造装置に含まれる樹脂被覆ダイスについて説明する図である。 第1実施形態のマルチコア光ファイバの単芯分離方法を説明する図である。 第1実施形態のマルチコア光ファイバの他の構成を説明する図である。 第2実施形態に係るマルチコア光ファイバの断面図であって、図1のII-II矢視図に対応する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るマルチコア光ファイバの構成を示す図であり、図2は、図1のII−II矢視図である。図1,2に示すように、マルチコア光ファイバ1は、4本の単芯コア光ファイバ11〜14と、この単芯コア光ファイバ11〜14のそれぞれの外周部を覆う樹脂部30とにより構成される。この単芯コア光ファイバ11〜14は、ファイバ中心の光軸Aに沿って延びる石英系ガラスからなるコア15と、このコア15の外周を覆う石英系ガラスからなるクラッド16と、このクラッド16の外周を覆う被覆樹脂層17とによりそれぞれ構成される。また、図1に示すように、マルチコア光ファイバ1の一方(図1の右側)の端部領域1Aでは、内部の単芯コア光ファイバ11〜14がそれぞれ外部に露出した形状とされている。被覆樹脂層17は、必要に応じて除去されていても良い。なお、本実施形態では、マルチコア光ファイバ1は4本の単芯コア光ファイバ11〜14を含んで構成される態様について説明する。
上記の単芯コア光ファイバ11〜14は、それぞれコア15及びクラッド16が石英系ガラスから形成される。その外周には、樹脂被覆17が形成されている。樹脂被覆層17は、薄膜のコーティングや樹脂による1層または2層の薄層が用いられても良い。薄膜としては、カーボンコートや、ポリイミドコート等が挙げられる。樹脂としては、紫外線硬化樹脂や、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等で低ヤング率のものが挙げられる。また、この樹脂被覆層17には、後述の被覆部20の除去のために離型剤が添加されたものでもよい。また、樹脂部30を構成する樹脂は特に限定されず、紫外線硬化型樹脂を始めとして、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等を用いることができるが、柔軟性が高いものが好ましい。
樹脂部30に覆われた単芯コア光ファイバ11〜14は、それらがファイバ中心の光軸Aに沿って撚られた状態で配置されている。この単芯コア光ファイバ11〜14は一方向に撚られている必要はなく、撚られる方向が周期的に変更される所謂SZ撚りであってもよい。なお、単芯コア光ファイバ11〜14は、それぞれが互いに密着した状態で撚られているのではなく、隣接する単芯コア光ファイバとの間にはそれぞれ樹脂部30が介在した状態で撚られている。
図2に示すように、マルチコア光ファイバ1の内部では、4本の単芯コア光ファイバ11〜14が光軸方向に垂直な断面(すなわち、図2で示す面)において2次元となるように配置されている。この単芯コア光ファイバ11〜14は、後述の1本毎の単芯分離を考慮すると、ファイバ中心に関して2回以上の回転対称性を有していることが好ましい。また、これらの単芯コア光ファイバ11〜14は、細径化の観点から、4芯のマルチコア光ファイバの場合は、外径が60μm以下であるものが好適であり、より好ましくは50μm程度のものが用いられ、マルチコア光ファイバの芯数が増えるほど小さな外径に設定されたものが用いられる。
そして、マルチコア光ファイバ1の外周を形成する樹脂部30は略円形であるが、隣接する単芯コア光ファイバ11と12との間には、マルチコア光ファイバ1の中心方向へと伸びる凹部31が形成される。同様に、隣接する単芯コア光ファイバ12と13との間には凹部32が形成され、隣接する単芯コア光ファイバ13と14との間には凹部33が形成され、そして、隣接する単芯コア光ファイバ14と11との間には凹部34が形成される。これらの凹部31〜34は光軸方向に沿って形成されている。この凹部31〜34の機能については後述する。また、本実施形態では、マルチコア光ファイバ1の外周を形成する樹脂部30に凹部31〜34が設けられた形状について説明するが、この樹脂部30の形状は種々の変更をすることができる。
次に、図3〜7を用いて、このマルチコア光ファイバ1の製造方法について説明する。まず、図3〜5を用いて、単芯コア光ファイバからマルチコア光ファイバを形成する方法について説明し、次に、図6を用いて、マルチコア光ファイバの一方の端部での単芯分離方法について説明する。また、図7を用いて、マルチコア光ファイバ1の他の構成について説明する。
図3は、マルチコア光ファイバ製造装置の構成を示す図である。図3に示すように、このマルチコア光ファイバ製造装置100は、4つの単芯コア光ファイバ母材201A〜201Dの端部を加熱するヒータ202と、樹脂被覆ダイス203と、樹脂硬化装置204と、樹脂被覆ダイス205と、樹脂硬化装置206と、巻取り用捻回装置207と、巻取りボビン208とを備える。4つの単芯コア光ファイバ母材201A〜201Dは2次元状に配置され、ヒータ202により加熱された単芯コア光ファイバ母材201A〜201Dの先端部分から、単芯コア光ファイバ11〜14のガラス部分が引き出され、マルチコア光ファイバ1に加工され、巻取りボビン208が矢印S1で示された方向に回転し、巻き取られる。この単芯コア光ファイバ11〜14のガラス部分にはそれぞれに対して樹脂被覆ダイス203により樹脂被覆層17が付与される。さらに、樹脂硬化装置204によってそれぞれの樹脂被覆層17が硬化されることにより、単芯コア光ファイバ11〜14が個々に形成される。なお、樹脂被覆ダイス203と樹脂硬化装置204の組合せを多段に設け、2層以上の樹脂被覆層を単芯コア光ファイバ11〜14に設けるようにしても良い。その後、樹脂被覆ダイス205により、4本の単芯コア光ファイバの周囲及び4本の単コア芯光ファイバの間が一括樹脂被覆部30により被覆され、樹脂硬化装置206によって樹脂被覆部30が硬化され、マルチコア光ファイバ1が形成される。このとき、単芯コア光ファイバ11〜14は、単芯コア光ファイバ同士の間にも樹脂が充填されている。
なお、樹脂硬化装置204までの工程と、樹脂被覆ダイス205以降の工程とを別々に行うように、製造装置を2つに分けても良い。その場合、単芯コア光ファイバ樹脂硬化装置204後、樹脂が十分硬化した後に、巻取り装置で、単芯コア光ファイバ11〜14は、一緒に線引きする必要はなく、個々に線引きして、個々に樹脂被覆層を設けた後、個々にボビンに巻取る。その後、別の製造装置で、単芯コア光ファイバ11〜14は、個々のボビンから繰り出し、樹脂被覆ダイス205以降の工程を行う。単芯コア光ファイバ11〜14を撚り合わせてから、樹脂被覆ダイス205を通過するようにしても良い。この場合は、必ずしも、巻取り用捻回装置207を用いる必要はない。
ここで、樹脂被覆ダイス205において4本の単芯コア光ファイバ11〜14が通過するダイスの形状がマルチコア光ファイバ1の外形(すなわち、図2に示すマルチコア光ファイバの矢視図の外周形状)とされる。これにより、図5に示すように、樹脂被覆ダイス205を通過した後は、凹部31〜34が樹脂部30の表面に形成される。このように、樹脂被覆ダイス205の出口部の形状を適宜変形することによりマルチコア光ファイバ1の外形を変更することができる。
さらに、樹脂被覆ダイス205を通過して単芯コア光ファイバ11〜14のそれぞれの周囲に樹脂部30が形成されたマルチコア光ファイバ1の樹脂は、樹脂硬化装置206によって硬化される。樹脂被覆ダイス205により塗布される樹脂が紫外線硬化樹脂である場合、樹脂硬化装置206としては紫外線照射装置が用いられる。このように、樹脂硬化装置206は樹脂を硬化するための装置であって、樹脂の性状に応じて適切な装置が適宜選択され用いられる。なお、必要があれば単芯コア光ファイバ11〜14に対して、樹脂硬化装置204と樹脂被覆ダイス205の間に単芯コア光ファイバ捻回装置を設けても良い。この場合、単芯コア光ファイバ11〜14のガラス部は、ガラスが軟化した状態で個々に捻回を受け、樹脂被覆層の硬化とともにガラス部が硬化し、物理的捻回歪は残らない。しかし、上記のように撚られた状態の単芯コア光ファイバ11〜14に対して樹脂被覆ダイス205により単芯コア光ファイバ11〜14の表面を覆うように塗布するため、単芯コア光ファイバ11〜14が樹脂中で捻回した状態で固定される。さらに、巻取りボビン208により、マルチコア光ファイバ1を巻き取る際に、巻取りボビン208の内側に巻かれた単芯コア光ファイバと外側に巻かれた単芯コア光ファイバとの間で、巻かれた時の長さの差に由来する歪の発生を防止するために、巻取りボビン208の前段に、樹脂が硬化した後のマルチコア光ファイバ1を捻回するための巻取り用捻回装置207が設けられ、マルチコア光ファイバ1は、巻取り用捻回装置207で捻回が付与され、巻取りボビン208に巻き取られる。この捻回の際、巻取り用捻回装置207での捻回が、樹脂硬化装置206にできるだけ伝わらないように途中にローラを設け、捻回を抑制するとよい。巻取り用捻回装置207による捻回方向は、一方向撚りでも、方向が周期的に反転するSZ撚りでも良い。以上により、外周が全て樹脂部30により覆われたマルチコア光ファイバ1が製造される。
マルチコア光ファイバ製造装置の他の構成を示す図として、図4を示す。このマルチコア光ファイバ製造装置100は、4つの単芯コア光ファイバ母材201A〜201Dの端部を加熱するヒータ202と、樹脂被覆ダイス205と、樹脂硬化装置206と、巻取り用捻回装置207と、巻取りボビン208とを備える。4つの単芯コア光ファイバ母材201A〜201Dは2次元状に配置され、単芯コア光ファイバ21〜24のガラス部分が引き出される。この際、ガラス部分は、クラッド部分16が接触して一体化された状態で線引きする。この単芯コア光ファイバ21〜24のガラス部分は、樹脂被覆ダイス205により、樹脂部30により被覆され、樹脂硬化装置206によって被覆部30が硬化され、マルチコア光ファイバ2が形成される。図3の場合と同様に、マルチコア光ファイバ1は、巻取り用捻回装置207で捻回が付与され、巻取りボビン208に巻き取られる。この捻回の際、巻取り用捻回装置207での捻回が、樹脂硬化装置206にできるだけ伝わらないように途中にローラを設け、捻回を抑制するとよい。また、図3の場合と異なり、巻取り用捻回装置207での捻回が、樹脂硬化装置206にできるだけ伝わるようにしても良い。この場合、単芯コア光ファイバ21〜24のガラス部は、ガラスが軟化した状態で一体化して捻回を受け、樹脂被覆層の硬化とともにガラス部が硬化し、物理的捻回歪は残らない。マルチコアファイバ2は撚り合わされて捻回した状態で樹脂部があるので、巻取りボビン208で、内側に巻かれた単芯コア光ファイバと外側に巻かれた単芯コア光ファイバとの間で、巻かれた時の長さの差に由来する歪の発生を防止する。
次に、マルチコア光ファイバ1の一方側の端部での単芯分離方法について図5を用いて説明する。図6(a)に示すように、まず、治具51〜54を用いて、マルチコア光ファイバ1の樹脂部30を機械的に切断する。具体的には、図6(a)に示すように、治具51,53を用いてマルチコア光ファイバ1を図示上下方向から挟むと共に、治具52,54を用いてマルチコア光ファイバ1を図示左右方向から挟む。このとき、錐状の治具51〜54の先端が、マルチコア光ファイバ1の樹脂部30に形成された凹部31〜34に対してそれぞれ挿入される。次に、それぞれの治具51〜54をマルチコア光ファイバ1の中心方向へ移動させることで、樹脂部30に亀裂が入る。さらに、この治具51〜54を凹部31〜34に沿ってマルチコア光ファイバ1の延在方向に沿って移動させることで、樹脂部30に発生した亀裂が広がり、図6(a)の破線S2で示す位置で樹脂部30が分断され、樹脂部30によりその周囲が覆われた4本の単芯コア光ファイバ11〜14が1本毎に分離される。なお、マルチコア光ファイバ1の単芯コア光ファイバ11〜14が、ファイバ中心に関して2回以上の回転対称性を有して配置されている場合、この上記の治具51〜54を用いた分離が好適に行われる。
次に、単芯コア光ファイバ11〜14の周囲に残存する樹脂部30を除去する。単芯コア光ファイバ11〜14の周囲に残存する樹脂部30は、ブラシ状の部材を用いて樹脂部30の表面を軽く擦ることにより容易に除去することができる。なお、アルコール等の有機溶剤により樹脂部30が膨潤して柔らかになることで樹脂部30の除去が容易になる場合等、必要に応じて、樹脂部30の除去の際に有機溶剤を用いてもよい。また、有機溶剤を塗布することのみで樹脂部30を除去することでもよい。また、治具51〜54により樹脂部30を切断することなく、ブラシ状の部材により樹脂部30の表面を擦ることのみによって、樹脂部30を除去すると共に、単芯コア光ファイバ11〜14を1本毎に分離する態様としてもよい。
上記において、被覆部30は、図7(a)に示すように薄皮状の被覆であってもよい。この場合は、薄皮状の被覆部30を上記の方法と同じように、ブラシ等の可撓性部材で擦ることで除去することにより、単芯コア光ファイバを分離することができる。また、2芯毎に一体化した被覆構造が連結した構造、例えば、図7(b)に示すような構造とすることも可能である。この図7(b)に示す構成では、2芯毎に一体化した被覆構造は、60A,60Bの箇所で一体化されている。60A,60Bの被覆部の樹脂を上述と同様に、可撓性部材で擦ることで除去することにより、2つの単芯コア光ファイバテープに分離することができる。また、事前に単芯コア光ファイバを、図7(c)のような2芯のテープ状光ファイバ3とし、図7(d)のように、このテープ状光ファイバ3を積層させた状態で、薄皮状の被覆部30で一体化した構造としても良い。上述と同様に、60A,60Bの被覆部の樹脂を可撓性部材で擦ることで除去することにより、2つの単芯コア光ファイバテープに分離することができる。なお、被覆部の樹脂を除去するための可撓性部材のヤング率は100MPa以上2000MPa以下であることが好ましい。なお、アルコール等の有機溶剤により樹脂部30が膨潤して柔らかなることで樹脂部30の除去が容易になる場合等、必要に応じて、樹脂部30の除去の際に有機溶剤を用いてもよい。また、有機溶剤を塗布することのみで樹脂部30を除去することでもよい。
単芯コア光ファイバ11〜14の周囲の樹脂部30をそれぞれ除去して単芯コア光ファイバ11〜14のクラッド16の表面を露出させた後、4本の単芯コア光ファイバ11〜14を平面上に配列する。具体的には、図6(b)に示すように、治具61,62により単芯コア光ファイバ11〜14を挟み込むことで、単芯コア光ファイバ11〜14が一列に配列される。このように、1本毎に分離された単芯コア光ファイバ11〜14を一平面上に一列に配列することで、テープ状光ファイバのようなその端部が直線上に配列されるため、従来の既知の方法を利用して、容易に各単芯コア光ファイバとの融着接続やコネクタ付け加工を行うことができる。
以上のように、本実施形態に係るマルチコア光ファイバ1及びこのマルチコア光ファイバ1の単芯分離方法によれば、コア15及びクラッド16が石英系ガラスからなる4本の単芯コア光ファイバ11〜14が樹脂部30により一体化されている。そして、マルチコア光ファイバ1の端部1Aにおいて、単芯コア光ファイバ11〜14を1本毎に分離する際は、樹脂部30を機械的に切断するか、機械的に除去するか、又は化学的に除去することによって達成される。したがって、コア及びクラッドが石英系ガラスからなる単芯コア光ファイバを用いたマルチコア光ファイバであっても、単芯分離が容易となる。
また、上記実施形態のマルチコア光ファイバ1のように、単芯コア光ファイバ11〜14がそれぞれ捻回しながら線引きされたものである場合、マルチコア光ファイバ1の樹脂部30内で単芯コア光ファイバ11〜14が捻回された状態のものである場合、あるいは、マルチコア光ファイバ1自身が捻回された状態のものである場合、各コアにおける偏波モード分散が低減される。また、マルチコア光ファイバ特有の問題として、コア間クロストークの問題があり、マルチコア光ファイバ1を曲げた場合に、各コア間でのクロストークばらつきが顕著に発生しやすくなるが、上記の各捻回により、曲げによる影響が平均化され、各コア間でのクロストークのばらつきが低減する。
また、マルチコア光ファイバ1が巻取り用捻回装置207によって捻回を付与された状態で巻取りボビン208に巻かれることで、マルチコア光ファイバ1に含まれる単芯コア光ファイバ11〜14の間での巻き取り長の差に由来する歪の発生が大きくなることを防止することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るマルチコア光ファイバについて説明する。図8は、本発明の第2実施形態に係るマルチコア光ファイバの構成を示す図であって、図1のII−II矢視図に対応するマルチコア光ファイバの断面図である。
第2実施形態に係るマルチコア光ファイバ2が第1実施形態に係るマルチコア光ファイバ1と異なる点は以下の通りである。すなわち、本実施形態に係るマルチコア光ファイバ2は、隣接する単芯コア光ファイバのクラッド同士が接触して一体化されたものである点が第1実施形態のマルチコア光ファイバ1と相違する。
図6に示すように、マルチコア光ファイバ2は、一体化した4本の単芯コア光ファイバ21〜24と、この一体化した単芯コア光ファイバ21〜24の外周を覆う樹脂部40とにより構成される。この単芯コア光ファイバ21〜24は、ファイバ中心の光軸Aに沿って延びる石英系ガラスからなるコア15と、このコア15の外周を覆う石英系ガラスからなるクラッド16と、によりそれぞれ構成される。そして、単芯コア光ファイバ21のクラッドと単芯コア光ファイバ22のクラッドとが隣接する領域C1において、両単芯コア光ファイバのクラッドが接触し一体化している。同様に、単芯コア光ファイバ22のクラッドと単芯コア光ファイバ23のクラッドとは領域C2で接触し一体化し、単芯コア光ファイバ23のクラッドと単芯コア光ファイバ24のクラッドとは領域C3で接触し一体化し、単芯コア光ファイバ24のクラッドと単芯コア光ファイバ21のクラッドとは領域C4で接触し一体化している。各単芯コア光ファイバ21〜24により形成されるマルチコア光ファイバ2の中心の空間には、基本的には、ガラス及び樹脂は存在しない。単芯コア光ファイバ21〜24は、細径化の観点から、外径が60μm以下であるものが好適に用いられ、一般的には50μm程度のものが用いられる。
また、マルチコア光ファイバ2の単芯コア光ファイバ21〜24の外周に設けられる樹脂部40は、単芯コア光ファイバ21〜24を保護するためのものである。樹脂部40を構成する樹脂は特に限定されず、紫外線硬化型樹脂を始めとして、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等を用いることができる。また、樹脂部40の形状は特に限定されず、例えば、柔軟性の高い材料を樹脂部40として用いる場合には、樹脂部40は単芯コア光ファイバ21〜24の外形に沿った形状とすることもできる。
上記のマルチコア光ファイバ2は、第1実施形態のマルチコア光ファイバ1と同様に、4つの光ファイバ母材を互いに接触させて2次元状に配置し、ヒータによりこれらを加熱することで、光ファイバ母材からそれぞれ単芯コア光ファイバが引き出される。ここで、単芯コア光ファイバが硬化する前に隣接する単芯コア光ファイバ同士を接触させた状態とすることで、4本の単芯コア光ファイバが一体化されることにより、第2実施形態のマルチコア光ファイバ2を構成する一体化された単芯コア光ファイバ21〜24の群が形成される。そして、この4本の単芯コア光ファイバの群に対して保護用の樹脂を付着させることによって外周を覆う樹脂部40が形成される。
なお、第1実施形態のマルチコア光ファイバ1と同様に、クラッドが溶融した状態の単芯コア光ファイバをそれぞれ捻回しながら線引きすることもできる。例えば、線引き前に複数の光各単芯コア用ファイバ母材の先端部の廃却部分のみを、表面を加熱軟化させて一体化し、その一体化された部分を落とし種として、加熱して引き落とすことで、それに続く部分を一体化された単芯コア光ファイバ群として線引きすることができる。上記の単芯コア光ファイバ群の一体化の方法としては、単芯コア用光ファイバ母材の先端部の一体化に限らず、各単芯コア用光ファイバ母材の本体部分のクラッド表面において一体化しておいても良い。この場合に、第1実施形態のマルチコア光ファイバ1と同様に、各単芯コア光ファイバの偏波モード分散を低減させることができる。また、線引後に巻取りボビンによってマルチコア光ファイバ2を巻き取る際に、第1実施形態のマルチコア光ファイバ1と同様に、捻回を付与された状態で巻取られる構成とした場合には、マルチコア光ファイバ2に含まれる単芯コア光ファイバ21〜24の間での巻き取り長の差に由来する歪の発生が大きくなることを防止することができる。
次に、マルチコア光ファイバ2の一方側の端部での単芯分離方法について説明する。まず、マルチコア光ファイバ2の外周に設けられた樹脂部40を除去する。この除去は、第1実施形態に記載の方法と同様に、ブラシ等の可撓性部材を用いて樹脂部40の表面を軽く擦る方法あるいは有機溶剤の塗布等により行われる。次に、樹脂部40が除去されたマルチコア光ファイバ2(すなわち、単芯コア光ファイバ21〜24)を、化学薬品で各単芯コア光ファイバ間の結合部のガラスを溶かすことにより分断する。
なお、クラッド16がガラスからなる部分は、フッ化水素酸を単芯21〜24の領域C1〜C4に塗布することで、領域C1〜C4のクラッド16の一部を溶解させることで、単芯コア光ファイバ21〜24を1本毎に分離することができる。なお、エッチング量を安定させるためには、フッ化水素酸の重量濃度を10%±1%の範囲で行うことが好ましい。また、その際のフッ化水素酸の温度は、25℃±5℃であることが好ましい。これらにより、エッチング量は±50nmの範囲で調整でき、エッチングの再現性の良い分離が可能となる。
以上のように、本実施形態に係るマルチコア光ファイバ2及びこのマルチコア光ファイバ2の単芯分離方法によれば、光軸方向に垂直な断面において2次元となるように配置され、コア15及びクラッド16が石英系ガラスからなる4本の単芯コア光ファイバ21〜24のうち、隣接する単芯コア光ファイバのクラッド同士が一体化されていて、この4本の単芯コア光ファイバ21〜24の外側が樹脂部40により覆われている。そして、マルチコア光ファイバ2の端部で4本の単芯コア光ファイバ21〜24を1本毎に分離する場合は、樹脂部40を機械的に除去した後に隣接する単芯コア光ファイバ21〜24のクラッド16の一部を溶解させることによって達成される。このように、コア15及びクラッド16が石英系ガラスからなる単芯コア光ファイバ21〜24を用いたマルチコア光ファイバ2であっても、単芯分離が容易となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されず、種々の変更を行うことができる。
例えば、上記実施形態では、4本の単芯コア光ファイバを含んで構成されたマルチコア光ファイバについて説明したが、単芯コア光ファイバの本数は特に限定されない。
また、第1実施形態に係るマルチコア光ファイバの樹脂部40の外形の形状は、第1実施形態で説明したような1本毎単芯コア光ファイバへ分離するための凹部を設ける形状に限定されず、当該マルチコア光ファイバの使用環境等に応じて適宜変更することができる。変更する場合には、樹脂を被覆するためのダイスの形状を変更すればよい。
1,2…マルチコア光ファイバ、11〜14,21〜24…単芯コア光ファイバ、15…コア、16…クラッド、17…被覆樹脂層、30,40…樹脂部、31〜34…凹部、51〜54、61,62…治具、100…マルチコア光ファイバ製造装置。

Claims (9)

  1. 光軸に沿って伸びた石英系ガラスからなるコアと、前記コアの外周に設けられた石英系ガラスからなるクラッドとを備えた複数本の単芯コア光ファイバを有し、
    前記複数本の単芯コア光ファイバは、それぞれ、ファイバ外径が60μm以下であって、個別に外表面に被覆樹脂層を有し、前記光軸方向に垂直な断面において2次元となる所定の位置に配置され、前記光軸方向に沿って撚られ、前記被覆樹脂層とは異なる樹脂により全体を一括被覆する樹脂部により一体化され、
    少なくとも一方の端部において、前記樹脂部が除去され、前記複数本の単芯コア光ファイバが1本毎に分離している
    ことを特徴とするマルチコア光ファイバ。
  2. 前記被覆樹脂層には、前記樹脂部を除去するための離型剤が添加されていることを特徴とする請求項1記載のマルチコア光ファイバ。
  3. 前記樹脂部は、ブラシ状の部材を用いて擦ることにより除去可能であることを特徴とする請求項1記載のマルチコア光ファイバ。
  4. 前記複数本の単芯コア光ファイバが一体化された領域において、前記マルチコア光ファイバはファイバ中心に関して2回以上の回転対称性を有し、
    前記複数本の単芯コア光ファイバが1本毎に分離している領域において、前記複数本の単芯コア光ファイバは一次元に配列されていることを特徴とする請求項1記載のマルチコア光ファイバ。
  5. 前記複数本の単芯コア光ファイバは、前記被覆樹脂層の形成時にそれぞれ個別に捻回しながら線引きされたものであることを特徴とする請求項1記載のマルチコア光ファイバ。
  6. 前記マルチコア光ファイバは、前記樹脂部に捻回を付与された状態でボビンに巻かれていることを特徴とする請求項1記載のマルチコア光ファイバ。
  7. 請求項1記載のマルチコア光ファイバの前記少なくとも一方の端部において、前記複数本の単芯コア光ファイバを1本毎に分離する方法であって、
    前記一方の端部において前記樹脂部を機械的に切断することで、前記複数本の単芯コア光ファイバを1本毎に分離する
    ことを特徴とするマルチコア光ファイバの単芯分離方法。
  8. 請求項1記載のマルチコア光ファイバの前記少なくとも一方の端部において、前記複数本の単芯コア光ファイバを1本毎に分離する方法であって、
    前記一方の端部において前記樹脂部を機械的に除去することで、前記複数本の単芯コア光ファイバを1本毎に分離する
    ことを特徴とするマルチコア光ファイバの単芯分離方法。
  9. 請求項1記載のマルチコア光ファイバの前記少なくとも一方の端部において、前記複数本の単芯コア光ファイバを1本毎に分離する方法であって、
    前記一方の端部において前記樹脂部を溶液で溶解して除去することで、前記複数本の単芯コア光ファイバを1本毎に分離する
    ことを特徴とするマルチコア光ファイバの単芯分離方法。
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