JP5689436B2 - 液晶表示装置 - Google Patents
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Description
LCDの表示性能は、電圧を印加した時の液晶分子の配列状態と、印加電界の大きさ及び方向により影響を受ける。このようなLCDの表示モードとしては、電圧が印加されていない時の液晶分子の配列状態と、印加電界の方向とによって各種のものが存在している。
また特許文献1に記載の発明は、その中の例で光配向での配向分割(配向ドメインの分割)を行う際、片側基板において光配向にて複数の配向方向のドメインを形成しなければならないが(特許文献1の図11の上側基板を参照。)、本発明においては、光配向によりドメイン分割する際、当該光配向としては、片側基板において単一方向の光配向のみにて、配向分割がなされた液晶表示装置が成立する。
以上を纏めると、特に画素が大きい場合において、配向規制構造体である構造物のみで構成する場合よりも、少なくとも光配向する領域においては透過率減少を回避することができるので、有利である。なお、26型テレビ等の、画素がより小さくなるような、よりパネルの小さいテレビにおいても同質の効果を発揮することができ、メリットがある。
上記開口部の面積及び/又は可視光の透過率が等しいとは、液晶表示パネルの技術分野において一般的に開口部の面積及び/又は可視光の透過率が等しいと評価される程度に実質的に等しいものであればよい。なお、上記分割された4領域以上とは、互いに配向方向が異なる4領域以上である。この場合、画素内で配向方向が同じ領域が2つ以上に分割されて存在していてもよく、これを1領域として数えて互いに配向方向が異なる4領域以上が存在すればよい。
以下に実施形態を掲げ、本発明を図面を参照して更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。本明細書中、画素とは、特に明示しない限り、絵素(サブ画素)であってもよい。
液晶表示パネルは、TFT基板とCF基板との間に液晶を挟み、貼り合わせることで作製される。第一基板及び第二基板は、一方がTFT基板を指し、他方がCF基板を指す。なお、TFT基板においては、ガラス基板上に、ゲート配線とソース配線とが略直交するように設けられ、更に、ゲート配線とソース配線とで囲まれる領域ごとに画素電極及びTFTが設けられている。
図3は、貼り合わされた基板における1つの画素を示す。
液晶の配向方向を、この図3では4通りに分けることで、視野角を拡大できるようにしている。なお、従来技術も4通りに分けること自体は同様である。
実施形態1では、その状態とするために、図1、及び、図2のような画素構成としている。
第一基板の光配向位置(領域)及び光配向方向と、第二基板の光配向位置(領域)及び光配向方向とは、配向規制構造体の垂直二等分線を対称軸として線対称となるようにする。
スキャン露光の場合、スキャン方向(基板長手方向かどうか)を第一基板と第二基板とで異なるものとする必要も無い。
それを可能としている点は、単一画素における配向手段が2通りとなっている点である。すなわち、配向手段の1つは配向規制構造体による配向であり、もう1つは光配向による配向である。基板が貼り合わされると、画素の全体が、光配向によるものと配向規制構造体によるものとの、両方の手段により液晶配向規制を受けることとなる。
先ず、従来のUV2A液晶パネルは、貼り合わされている第一基板の画素と第二基板の画素が、互いに90°ずれて液晶配向を規制するようになっている(図78、図81)。その組み合わせを1つの画素上で複数通り(例えば4通り)持たせることで、液晶配向方向の領域を複数に分けている(図82)。それにより、高い視野角となっている。
実施形態1及び後述する実施形態においても、第一基板の画素の配向領域の配向方向と、第二基板の画素の配向領域の配向方向とが互いに90°ずれて液晶配向を規制するが、その配向規制手段は上述したように従来のものと相違する。なお、両配向方向が90°ずれることが好ましいが、本発明の効果を発揮する限り、略直交するものであればよい。
これら2通り同士を貼り合わせることにより、4通りの配向領域を持たせることができる。
このとき、線状の配向規制構造体等の構造物由来の配向方向と垂直な2通りの配向は、光配向によって行う。その際、第一基板と第二基板とを貼り合わせるときに互いに逆方向へ(180°ずれて)配向するようにする。すると、互いに光配向による配向は1方向同士で、両基板を貼り合わせた後の液晶表示装置の画素を4通りの配向領域とすることができる。
図10は、実施形態1の第1変形例に係る液晶表示装置の第一基板の画素を示す平面模式図である。図11は、実施形態1の第1変形例に係る液晶表示装置の第二基板の画素を示す平面模式図である。図12は、実施形態1の第1変形例に係る液晶表示装置の画素を示す平面模式図である。実施形態1の第1変形例の構成は、第一基板及び第二基板における光配向膜の光配向方向を逆方向へ変更した以外は、実施形態1の構成と同様である。このような配向領域(配向方向)の組み合わせでもよく、実施形態1と同様の作用効果を発揮することができる。その断面図は、図4に示したのと同様である。
図13は、実施形態1の第2変形例に係る液晶表示装置の第一基板の画素を示す平面模式図である。図14は、実施形態1の第2変形例に係る液晶表示装置の第二基板の画素を示す平面模式図である。図15は、実施形態1の第2変形例に係る液晶表示装置の画素を示す平面模式図である。実施形態1の第2変形例の構成は、第一基板及び第二基板における線状の配向規制構造体としてリブ15R、25Rの代わりに透明電極のスリット15S、25Sを設けた以外は、実施形態1の構成と同様である。このような配向領域(配向方向)の組み合わせでもよく、実施形態1と同様の作用効果を発揮することができる。なお、実施形態1の第2変形例では、両基板が透明電極のスリットを有することから、両基板がそれぞれ透明電極を有する。
図16は、実施形態1の第2変形例に係る液晶表示装置の画素の断面を示す断面模式図である。図16中、第一基板10のガラス基板11の液晶層30側に線状の配向規制構造体として透明電極13の開口部15Sが設けられ、第二基板20にもガラス基板21の液晶層側に線状の配向規制構造体として透明電極23の開口部であるスリット25Sが設けられている。第一基板10と、第二基板20が、液晶層30を挟持する。両基板に設けられている配向膜、偏光板、その他の通常液晶表示装置に用いられる部材については、図示を省略している。
図17は、実施形態1の第3変形例に係る液晶表示装置の第一基板の画素を示す平面模式図である。図18は、実施形態1の第3変形例に係る液晶表示装置の第二基板の画素を示す平面模式図である。図19は、実施形態1の第3変形例に係る液晶表示装置の画素を示す平面模式図である。実施形態1の第3変形例の構成は、第一基板及び第二基板における光配向膜の光配向方向を逆方向へ変更した以外は、実施形態1の第2変形例の構成と同様である。このような配向領域(配向方向)の組み合わせでもよく、実施形態1及びその上述した変形例と同様の作用効果を発揮することができる。なお、実施形態1の第3変形例では、両基板が透明電極のスリットを有することから、両基板がそれぞれ透明電極を有する。また、実施形態1の第3変形例に係る液晶表示装置の画素の断面図は、図16に示したのと同様である。
図20は、実施形態2に係る液晶表示装置の第一基板の画素を示す平面模式図である。図21は、実施形態2に係る液晶表示装置の第二基板の画素を示す平面模式図である。図22は、実施形態2に係る液晶表示装置の画素を示す平面模式図である。
実施形態1と異なる点は、線状の配向規制構造体としてのリブ(リブ215R、リブ225R)が設けられる範囲が異なることである。すなわち、図20、図21に示すように、光配向により液晶を配向させる光配向部には配向規制構造体は必要ないため、当該領域に配向規制構造体を設けず、配向規制構造体による配向部(図20における画素の下半分、及び、図21における画素の上半分)を配向させるための配向規制構造体を当該配向部に設ける構成である。実施形態2では、当該領域に配向規制構造体を設けていない構成を示すが、光配向部に長さは任意の部分的な配向規制構造体があってもよい。
実施形態2が実施形態1と異なる点は、このように線状の配向規制構造体が光配向部全体に構成されていない点である。配向規制構造体が無い分、光配向による配向規制の安定性は増し、好ましい。その他の構成、効果は、上述した実施形態1と同様である。なお、実施形態2に係る液晶表示装置の画素の断面図は、図4に示したのと同様である。
図23は、実施形態2の第1変形例に係る液晶表示装置の第一基板の画素を示す平面模式図である。図24は、実施形態2の第1変形例に係る液晶表示装置の第二基板の画素を示す平面模式図である。図25は、実施形態2の第1変形例に係る液晶表示装置の画素を示す平面模式図である。実施形態2の第1変形例の構成は、第一基板及び第二基板における光配向膜の光配向方向を逆方向へ変更した以外は、実施形態2の構成と同様である。このような配向領域(配向方向)の組み合わせでもよく、実施形態2と同様の作用効果を発揮することができる。なお、実施形態2の第1変形例に係る液晶表示装置の画素の断面図は、図4に示したのと同様である。
図26は、実施形態2の第2変形例に係る液晶表示装置の第一基板の画素を示す平面模式図である。図27は、実施形態2の第2変形例に係る液晶表示装置の第二基板の画素を示す平面模式図である。図28は、実施形態2の第2変形例に係る液晶表示装置の画素を示す平面模式図である。実施形態2の第2変形例の構成は、第一基板及び第二基板における線状の配向規制構造体としてリブ215R、225Rの代わりに透明電極のスリット215S、225Sを設けた以外は、実施形態2の構成と同様である。このような配向領域(配向方向)の組み合わせでもよく、実施形態2と同様の作用効果を発揮することができる。なお、実施形態2の第2変形例では、両基板が透明電極のスリットを有することから、両基板がそれぞれ透明電極を有する。なお、実施形態2の第2変形例に係る液晶表示装置の画素の断面図は、図16に示したのと同様である。
図29は、実施形態2の第3変形例に係る液晶表示装置の第一基板の画素を示す平面模式図である。図30は、実施形態2の第3変形例に係る液晶表示装置の第二基板の画素を示す平面模式図である。図31は、実施形態2の第3変形例に係る液晶表示装置の画素を示す平面模式図である。実施形態2の第3変形例の構成は、第一基板及び第二基板における光配向膜の光配向方向を逆方向へ変更した以外は、実施形態2の第2変形例の構成と同様である。このような配向領域(配向方向)の組み合わせでもよく、実施形態2及びその上述したその変形例と同様の作用効果を発揮することができる。なお、実施形態2の第3変形例では、両基板が透明電極のスリットを有することから、両基板がそれぞれ透明電極を有する。なお、実施形態2の第3変形例に係る液晶表示装置の画素の断面図は、図16に示したのと同様である。
図32は、実施形態3に係る液晶表示装置の第一基板の画素を示す平面模式図である。図33は、実施形態3に係る液晶表示装置の第一基板の画素の断面を示す断面模式図である。図34は、実施形態3に係る液晶表示装置の第二基板の画素を示す平面模式図である。図35は、実施形態3に係る液晶表示装置の画素を示す平面模式図である。図36は、実施形態3に係る液晶表示装置の画素の断面を示す断面模式図である。図33及び図35に示すように、実施形態3では、線状の配向規制構造体として柱状のリブ(配向規制構造体)415Cを設ける。実施形態3及びその変形例で用いられる柱状のリブは、基板を貼り合わせたときに対向基板と接する形状である。なお、実施形態3及びその変形例以外の実施形態及びその変形例で用いられるリブは、基板を貼り合わせたときに対向基板と接しない形状である。
実施形態3において第一基板に設けられるリブは、第一基板及び第二基板が貼り合わされることで、配向規制構造体の設けられていない基板側の液晶層にも、配向規制構造体による配向規制を与える。図34において、点線で示した矢印は、両基板を貼り合わせしたときに、第一基板に設けられた柱状のリブにより発現する配向方向を示す。その他の構成、効果は、上述した実施形態1と同様である。
実施形態3のような一対の基板の一方に柱状の配向規制構造体を備える形態であっても、図34に点線で示された矢印を記載した領域が、一対の基板の他方における配向制御構造体により液晶分子を配向させるものに該当する。
図37は、実施形態3の変形例に係る液晶表示装置の第一基板の画素を示す平面模式図である。図38は、実施形態3の変形例に係る液晶表示装置の第二基板の画素を示す平面模式図である。図39は、実施形態3の変形例に係る液晶表示装置の画素を示す平面模式図である。実施形態3の変形例の構成は、第一基板及び第二基板における光配向膜の光配向方向を逆方向へ変更した以外は、実施形態3の構成と同様である。このような配向領域(配向方向)の組み合わせでもよく、実施形態3と同様の作用効果を発揮することができる。なお、実施形態3の変形例に係る第一基板の画素の断面図、液晶表示装置の画素の断面図は、それぞれ、図33、図36に示したのと同様である。
図40は、実施形態4に係る液晶表示装置の第一基板の画素を示す平面模式図である。図41は、実施形態4に係る液晶表示装置の第二基板の画素を示す平面模式図である。図42は、実施形態4に係る液晶表示装置の画素を示す平面模式図である。
実施形態4の実施形態1と異なる点は、マスキングの方向である。実施形態1は、光配向をスキャン露光で行う場合、スキャン方向(光配向膜の液晶配向規制方向)と垂直に配向領域を区切るよう、マスキングする。一方、実施形態4は、スキャン方向と平行に配向領域を区切るようマスキングする。言い換えれば、線状の配向規制構造体と平行に配向領域を区切るようマスキングする。それに伴い、線状の配向規制構造体(リブ615R、625R)の位置も異なる。画素の中心線(画素の短辺の垂直二等分線)から半分(図40では、左半分。図41では、右半分。)を光配向領域とし、他方の半分(図40では、右半分。図41では、左半分。)を配向規制構造体由来の配向規制領域とする。配向規制構造体は、画素中心線と画素端(画素の長辺)の中心線上に設ける。実施形態4では、図42に示されるように、画素の長辺方向に沿っては、複数方向(4方向)に配向領域が分割され、画素の短辺方向に沿っては、配向領域が分割されていない。なお、画素の短辺方向に沿っては、複数方向(4方向)に配向領域が分割され、画素の長辺方向に沿っては、配向領域が分割されていない形態であってもよい。
スキャン露光の場合、スキャン方向(基板長手方向かどうか)を第一基板と第二基板で分ける必要も無い。
光配向による配向方向と垂直に分割する形でマスキングする必要が無いため、一般的に使用されているスキャン露光装置の多くで実行可能な形となる。
実施形態1と異なる点は、マスキングの方向、及び、それに伴う線状の配向規制構造体の位置である。その他の構成、効果は、上述した実施形態1と同様である。
図44は、実施形態4の第1変形例に係る液晶表示装置の第一基板の画素を示す平面模式図である。図45は、実施形態4の第1変形例に係る液晶表示装置の第二基板の画素を示す平面模式図である。図46は、実施形態4の第1変形例に係る液晶表示装置の画素を示す平面模式図である。実施形態4の第1変形例の構成は、第一基板及び第二基板における光配向膜の光配向方向を逆方向へ変更した以外は、実施形態4の構成と同様である。このような配向領域(配向方向)の組み合わせでもよく、実施形態4と同様の作用効果を発揮することができる。なお、実施形態4の第1変形例に係る液晶表示装置の画素の断面図は、図43に示したのと同様である。
図47は、実施形態4の第2変形例に係る液晶表示装置の第一基板の画素を示す平面模式図である。図48は、実施形態4の第2変形例に係る液晶表示装置の第二基板の画素を示す平面模式図である。図49は、実施形態4の第2変形例に係る液晶表示装置の画素を示す平面模式図である。実施形態4の第2変形例の構成は、第一基板及び第二基板における線状の配向規制構造体としてリブ615R、625Rの代わりに透明電極のスリット615S、625Sを設けた以外は、実施形態4の構成と同様である。このような配向領域(配向方向)の組み合わせでもよく、実施形態4と同様の作用効果を発揮することができる。なお、実施形態4の第2変形例では、両基板が透明電極のスリットを有することから、両基板がそれぞれ透明電極を有する。
図50は、実施形態4の第2変形例に係る液晶表示装置の画素の断面を示す断面模式図である。図50中、第一基板610のガラス基板611の液晶層630側に線状の配向規制構造体として透明電極613のスリット615Sが設けられ、第二基板620にもガラス基板621の液晶層側に線状の配向規制構造体として透明電極623のスリット625Sが設けられている。第一基板610と、第二基板620が、液晶層630を挟持する。両基板に設けられている配向膜、偏光板、その他の通常液晶表示装置に用いられる部材については、図示を省略している。
図51は、実施形態4の第3変形例に係る液晶表示装置の第一基板の画素を示す平面模式図である。図52は、実施形態4の第3変形例に係る液晶表示装置の第二基板の画素を示す平面模式図である。図53は、実施形態4の第3変形例に係る液晶表示装置の画素を示す平面模式図である。実施形態4の第3変形例の構成は、第一基板及び第二基板における光配向膜の光配向方向を逆方向へ変更した以外は、実施形態4の第2変形例の構成と同様である。このような配向領域(配向方向)の組み合わせでもよく、実施形態4及びその上述した変形例と同様の作用効果を発揮することができる。なお、実施形態4の第3変形例では、両基板が透明電極のスリットを有することから、両基板がそれぞれ透明電極を有する。なお、実施形態4の第3変形例に係る液晶表示装置の画素の断面図は、図50に示したのと同様である。
図54は、実施形態5に係る液晶表示装置の第一基板の画素を示す平面模式図である。図55は、実施形態5に係る液晶表示装置の第二基板の画素を示す平面模式図である。図56は、実施形態5に係る液晶表示装置の画素を示す平面模式図である。
実施形態4と異なる点は、光配向部、配向規制構造体による配向規制部を分割している点である。それに伴い、配向規制構造体の位置も異なる。
配向規制構造体は、画素中央部(中心線)に加え、画素の1/4部(画素中心線と画素端との間)にもつくる。光配向部は、画素内にて2つに分かれているが、配向方向は1つである。
実施形態5においても、マスキングし、各基板一回ずつ斜め方向からの露光によって、配向膜の光配向を行っている。配向規制構造体の方向は、長辺または短辺どちらに平行でも良い。
スキャン露光の場合、スキャン方向(基板長手方向かどうか)を第一基板と第二基板で分ける必要も無い。
光配向による配向方向と垂直に分割する形でマスキングする必要が無いため、一般的に使用されているスキャン露光装置の多くで実行可能な形となる。
片方ずつの基板を、光配向による配向方向1つ、領域2つとし、配向規制構造体のみによる配向方向2つ、領域2つとする。これら同士を貼り合わせることにより、4方向の配向領域を持たせることができる。
図58は、実施形態5の第1変形例に係る液晶表示装置の第一基板の画素を示す平面模式図である。図59は、実施形態5の第1変形例に係る液晶表示装置の第二基板の画素を示す平面模式図である。図60は、実施形態5の第1変形例に係る液晶表示装置の画素を示す平面模式図である。実施形態5の第1変形例の構成は、第一基板及び第二基板における光配向膜の光配向方向を逆方向へ変更した以外は、実施形態5の構成と同様である。このような配向領域(配向方向)の組み合わせでもよく、実施形態5と同様の作用効果を発揮することができる。なお、実施形態5の第1変形例に係る液晶表示装置の画素の断面図は、図57に示したのと同様である。
図61は、実施形態5の第2変形例に係る液晶表示装置の第一基板の画素を示す平面模式図である。図62は、実施形態5の第2変形例に係る液晶表示装置の第二基板の画素を示す平面模式図である。図63は、実施形態5の第2変形例に係る液晶表示装置の画素を示す平面模式図である。実施形態5の第2変形例の構成は、第一基板及び第二基板における線状の配向規制構造体としてリブ815R、825Rの代わりに透明電極のスリット815S、825Sを設けた以外は、実施形態5の構成と同様である。このような配向領域(配向方向)の組み合わせでもよく、実施形態5と同様の作用効果を発揮することができる。なお、実施形態5の第2変形例では、両基板が透明電極のスリットを有することから、両基板がそれぞれ透明電極を有する。
図65は、実施形態5の第3変形例に係る液晶表示装置の第一基板の画素を示す平面模式図である。図66は、実施形態5の第3変形例に係る液晶表示装置の第二基板の画素を示す平面模式図である。図67は、実施形態5の第3変形例に係る液晶表示装置の画素を示す平面模式図である。実施形態5の第3変形例の構成は、第一基板及び第二基板における光配向膜の光配向方向を逆方向へ変更した以外は、実施形態5の第2変形例の構成と同様である。このような配向領域(配向方向)の組み合わせでもよく、実施形態5及びその上述した変形例と同様の作用効果を発揮することができる。なお、実施形態5の第3変形例では、両基板が透明電極のスリットを有することから、両基板がそれぞれ透明電極を有する。なお、実施形態5の第3変形例に係る液晶表示装置の画素の断面図は、図64に示したのと同様である。
図68は、実施形態6に係る液晶表示装置の第一基板の画素を示す平面模式図である。図69は、実施形態6に係る液晶表示装置の第二基板の画素を示す平面模式図である。図70は、実施形態6に係る液晶表示装置の画素を示す平面模式図である。
実施形態4と異なる点は、基板同士で配向規制構造体の位置が異なる点である。
片方の基板においては、配向規制構造体を2本とし、画素の両端から1/4画素ずつの距離(画素中心線と画素端との間)にそれぞれつくる。他方の基板においては、画素中央部に配向規制構造体を設ける。
光配向部は、画素内にて1つのみ、または2つに分かれているが、配向方向は一つである。
配向規制構造体が2本の方の基板は、画素の光配向領域を配向規制構造体と配向規制構造体との間、配向規制構造体が1本の方の基板は、画素の両端から1/4画素ずつの位置(画素中心線と画素端との間)とする(露光領域を逆にした場合、配向規制構造体が1本のほうの画素の両端から1/4画素の位置までの配向規制ができなくなる)。
実施形態6においても、マスキングし、各基板一回ずつ斜め方向からの露光によって、配向膜の光配向を行っている。配向規制構造体の方向は、長辺または短辺どちらに平行でも良い。スキャン露光の場合、スキャン方向(基板長手方向かどうか)を第一基板と第二基板で異なるものとする必要も無い。
実施形態4と異なる点は、基板同士で配向規制構造体の位置が異なる点である。
片側の第一基板にて、配向規制構造体を2本にすることにより、配向規制方向は2通りのまま、領域としては4つできることになる。ここで、配向規制構造体であるリブ1015Rの片側のみを含む領域(図68では、画素の中央寄りの領域)を、配向規制構造体による配向規制方向と垂直な配向方向(線状の配向規制構造体と平行な配向方向)を持たせるように露光する。すると、そのエリアの配向方向は配向規制構造体による配向方向と異なる、当該方向と垂直な配向規制方向を持つようになる。
ここで、画素の両端から図69中横方向で1/4ずつまでの領域を、配向規制構造体による配向規制方向と垂直な配向方向(線状の配向規制構造体と平行な配向方向)を持たせるように露光する。すると、そのエリアの配向方向は配向規制構造体による配向方向と異なる、当該方向と垂直な配向規制方向を持つようになる。
図72は、実施形態6の変形例に係る液晶表示装置の第一基板の画素を示す平面模式図である。図73は、実施形態6の変形例に係る液晶表示装置の第二基板の画素を示す平面模式図である。図74は、実施形態6の変形例に係る液晶表示装置の画素を示す平面模式図である。実施形態6の変形例の構成は、第一基板及び第二基板における線状の配向規制構造体としてリブ1015R、1025Rの代わりに透明電極のスリット1015S、1025Sを設けた以外は、実施形態6の構成と同様である。このような配向領域(配向方向)の組み合わせでもよく、実施形態6と同様の作用効果を発揮することができる。なお、実施形態6の変形例では、両基板が透明電極のスリットを有することから、両基板がそれぞれ透明電極を有する。
また、上述した各実施形態では、線状の配向規制構造体として、樹脂からなるリブ、透明電極に開口されたスリットを用いたが、配向規制構造体が延びる方向と垂直な2方向に液晶を配向させて本発明の効果を発揮できる限り、その他の線状の配向規制構造体を適宜用いることができる。また、本発明の効果を発揮できる限り、線状の配向規制構造体に加えて、線状の配向規制構造体以外の配向規制構造体を適宜用いてもよい。
20、420、620、820、1020:第二基板
30、430、630、830、1030:液晶層
11、21、611、621、811、821、1011、1021:ガラス基板
13、23、613、623、813、823、1013、1023:透明電極
15S、25S、115S、125S、215S、225S、315S、325S、615S、625S、715S、725S、815S、825S、915S、925S、1015S、1025S:スリット
15R、25R、115R、125R、215R、225R、315R、325R、615R、625R、715R、725R、815R、825R、915R、925R、1015R、1025R:リブ
45、145、245、345、445、545、645、745、845、945、1045、1145:光不透過部
415C、515C:柱状のリブ
LA:配向膜により液晶が配向される方向
LC:液晶分子
M:マスク
RA:基板近傍の液晶の配向方向
Claims (5)
- 一対の基板及び該基板間に挟持された液晶層を有する液晶表示装置であって、
該液晶表示装置は、光配向膜、及び、線状の配向制御構造体を備え、一対の基板の一方が備える光配向膜、及び、一対の基板の他方における線状の配向制御構造体により、閾値電圧未満で一つの画素内で4つ以上の液晶配向領域に配向分割がなされたものであり、
該一対の基板の少なくとも一方は、該光配向膜により液晶分子を配向させる領域、及び、該光配向膜により液晶分子を配向させる領域とは異なる、該線状の配向制御構造体により液晶分子を配向させる領域を有する
ことを特徴とする液晶表示装置。 - 前記光配向膜により液晶分子を配向させる方向と、前記線状の配向制御構造体が延びる方向とは、基板主面を平面視したときに、垂直である
ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。 - 前記光配向膜により液晶分子を配向させる方向は、一つの基板の一つの画素当たり一方向である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装置。 - 前記線状の配向制御構造体は、突起物である
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液晶表示装置。 - 前記線状の配向制御構造体は、基板に設けられた電極の開口部である
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液晶表示装置。
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