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JP5687854B2 - 多面加工機 - Google Patents

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Description

この発明は、相互に直交する3方向をX軸、Y軸、Z軸とする装置構成であって、相互に対面できるようにX軸の軸線方向に並べられて配された第1のワーク保持装置部と第2のワーク保持装置部との間でワークの受け渡しを行い、Z軸に平行な主軸で工具を保持してワークを加工する主軸装置部によって、ワークの全面において加工を行うことができる多面加工機に関する。
従来、多面体の加工においては、テーブルと主軸の間でX,Y,Z軸の3軸が移動制御できるマシニングセンタ等により行われていた。しかし工作物のチャッキング治具,チャックによってテーブル上に固定させている部分については同時に加工できないために工程を分割するか或いはチャッキングする旋回割出し可能な治具間の受け渡しが必要であった。この場合加工中心と受け取り側のチャッキング中心が同芯であれば何れかのチャッキング治具を受け取り位置に移動制御する一軸を追加することで工作物の受け渡しが行える(特許文献1参照)。しかしながら、この加工機では、ワークの供給と排出について自動化がなされていない。
また、旋盤系複合加工機と1台のロボットを組み合わせて加工物の6面を自動で加工するシステムであって、旋盤系複合加工機と、ロボットと、段取りステーションを備える。旋盤系複合加工機は、第1主軸、第2主軸、ミーリング主軸、工具マガジン、自動工具交換装置を備える。第1主軸に把持された加工物の1つの端面を加工して、この端面にロボットを使用して治具プレートを取りつける。治具プレートと加工物を第2主軸で把持して残りの5つの面を加工する自動6面加工システムが提案されている(特許文献2参照)。これによれば、ロボットによってワークの供給と排出について自動化がなされているが、ワークの供給と排出に係る段取り時間が長くなり易く、実際の加工時間が短くなって、より効率的な加工がなされていない。
さらに、互いに直交する3方向をX軸、Y軸、Z軸としたときに、Z軸に平行な軸線周りに回転可能な工具保持用の主軸と、基準姿勢においてワーク軸線がZ軸に平行に向くようにワークを保持する第1のワーク保持機構、該第1のワーク保持機構に対してワーク軸線周りの回転割り出しを行う第1の回転割り出し機構、および前記第1のワーク保持機構に対してY軸に平行な第1の軸線周りに回転割り出しを行ってワーク軸線をZ軸に直交する方向に向かせる第2の回転割り出し機構を備えた割り出しユニットと、前記第1のワーク保持機構との間でワークの授受を行う第2のワーク保持機構を備え、該第2のワーク保持機構によってZ軸に平行にワーク軸線を向けるように保持したワークをX軸に平行な第2の軸線周りに回転させてワークの向きを反転させるワーク反転ユニットとを有することを特徴とする多面加工用工作機械が開示されている(特許文献3参照)。これによれば、棒状ワークを加工する場合には利点があるものの、汎用性に乏しい。
特開平5−116001号公報([0004]、図4) 特開2005−96015号公報(第1頁) 特開2005−186205号公報([請求項1]、図3)
多面加工機に関して解決しようとする問題点は、ワークの供給と排出、ワークの受け渡し及び加工手順を効率的に行うことができず、汎用性に乏しいことある。
そこで本発明の目的は、ワークの供給と排出、ワークの受け渡し及び加工手順などをより効率的に行うことができ、生産効率を向上できると共に汎用性が高い多面加工機を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために次の構成を備える。
本発明にかかる多面加工機の一形態によれば、相互に直交する3方向をX軸、Y軸、Z軸とする装置構成であって、X軸の軸線方向に並べられて配された第1のワーク保持装置部と第2のワーク保持装置部との間でワークの受け渡しを行い、Z軸に平行な主軸で工具を保持して軸回転することでワークを加工する1つの主軸装置部によって、ワークの全面において加工を行うことができる多面加工機において、前記第1のワーク保持装置部が、前記X軸に平行なX1軸の軸線方向に往復直線移動可能に設けられた第1の直動基体部と、該第1の直動基体部に搭載されて前記Y軸に平行なB1軸を中心に割り出し旋回できる第1の旋回基体部と、該第1の旋回基体部に搭載されて前記Y軸に直交するC1軸を中心に割り出し回転できる第1の軸回転部と、該第1の軸回転部の端面部に搭載されてワークをチャックする第1のチャック装置部とを備え、前記第2のワーク保持装置部が、前記X軸に平行なX2軸の軸線方向に往復直線移動可能に設けられた第2の直動基体部と、該第2の直動基体部に搭載されて前記Y軸に平行なB2軸を中心に割り出し旋回できる第2の旋回基体部と、該第2の旋回基体部に搭載されて前記Y軸に直交するC2軸を中心に割り出し回転できる第2の軸回転部と、該第2の軸回転部の端面部に搭載されてワークをチャックする第2のチャック装置部とを備え、前記第1のチャック装置部と前記第2のチャック装置部とが向き合った状態でワークの受け渡しを行うように、前記第1のワーク保持装置部と前記第2のワーク保持装置部を制御する制御装置を具備し、前記X1軸と前記X2軸とが前記X軸に平行な往復直線移動を案内する1つの直線案内部によって構成される連続する軸であり、前記第1のワーク保持装置部と前記第2のワーク保持装置部とが、それぞれ、前記X軸の前記1つの直線案内部による往復直線移動と、前記Y軸に平行な前記B1軸や前記B2軸の割り出し旋回と、前記Y軸に直交する前記C1軸や前記C2軸の割り出し回転とによる3つの軸にかかる動作をするように構成され、前記主軸装置部が、前記直線案内部について相互にスライドして最も離れた前記第1のワーク保持装置部と前記第2のワーク保持装置部の原位置の間にある加工位置において、前記Z軸に平行な主軸で軸回転する工具が位置してワークを加工できるように、Z軸及びY軸の軸線方向に往復直線移動可能に設けられ、前記Z軸の軸回転と、前記Z軸及び前記Y軸の往復直線運動とによる3つの軸にかかる動作をするように構成されている
また、本発明にかかる多面加工機の一形態によれば、ワークの供給装置及び/又はワークの排出装置が、ワークを前記Z軸の軸線方向へ移動させるように、前記第1のワーク保持装置及び前記第2のワーク保持装置を挟んで前記主軸装置部とは反対のサイドに配されていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる多面加工機の一形態によれば、ワークの供給装置及び/又はワークの排出装置が、ワークを前記X軸の軸線方向へ移動させるように、前記X1軸及び/又は前記X2軸の延長線上に配されていることを特徴とすることができる。
本発明の多面加工機によれば、ワークの供給と排出及びワークの受け渡しをより効率的に行うことができ、生産効率を向上できると共に汎用性が高いという特別有利な効果を奏する。
本発明の多面加工機に係る形態例を示す平面図である。 図1の形態例の第1、10、11工程を説明する平面図である。 図1の形態例の第2工程を説明する平面図である。 図1の形態例の第3、4工程を説明する平面図である。 図1の形態例の第5工程を説明する平面図である。 図1の形態例の第6、7工程を説明する平面図である。 図1の形態例の第8、9工程を説明する平面図である。 図1の形態例のワークフローを説明するサイクル図である。 本発明の多面加工機に係る他の形態例を示す平面図である。 図9の形態例の第1、10、11工程を説明する平面図である。 図9の形態例の第2工程を説明する平面図である。 図9の形態例の第3、4工程を説明する平面図である。 図9の形態例の第5工程を説明する平面図である。 図9の形態例の第6、7工程を説明する平面図である。 図9の形態例の第8、9工程を説明する平面図である。
以下、本発明に係る多面加工機の最良の形態例を、添付図面に基づいて詳細に説明する。
この多面加工機は、相互に直交する3方向をX軸、Y軸、Z軸とする装置構成であって、X軸の軸線方向に並べられて配された第1のワーク保持装置部10と第2のワーク保持装置部20との間でワークWの受け渡しを行い、Z軸に平行な主軸31で工具を保持してワークWを加工する主軸装置部30によって、ワークWの全面において加工を行うことができる。
図1〜7ではワークをZ軸の軸線方向に供給及び排出する形態例を説明し、図9〜15ではワークをX軸の軸線方向に供給及び排出する形態例を説明してある。
第1のワーク保持装置部10は、X軸に平行なX1軸の軸線方向に往復直線移動可能に設けられた第1の直動基体部12と、その第1の直動基体部12に搭載されてY軸に平行なB1軸を中心に割り出し旋回できる第1の旋回基体部13と、その第1の旋回基体部13に搭載されてY軸に直交するC1軸を中心に割り出し回転できる第1の軸回転部14と、その第1の軸回転部14の端面部に搭載されてワークWをチャックする第1のチャック装置部15とを備える。
第2のワーク保持装置部は、X軸に平行なX2軸の軸線方向に往復直線移動可能に設けられた第2の直動基体部22と、その第2の直動基体部22に搭載されてY軸に平行なB2軸を中心に割り出し旋回できる第2の旋回基体部23と、その第2の旋回基体部23に搭載されてY軸に直交するC2軸を中心に割り出し回転できる第2の軸回転部24と、その第2の軸回転部の端面部に搭載されてワークWをチャックする第2のチャック装置部25とを備える。
60は制御装置であり、第1のチャック装置部15と第2のチャック装置部25とが向き合った状態でワークの受け渡しを行うように、第1のワーク保持装置部10と第2のワーク保持装置部20を制御する。この制御装置によれば、例えば、各アクチュエータについて、シーケンス制御やコンピュータ制御によって、その動作を制御することができる。また、この制御装置60は、制御ボックス61と操作ボックス62によって構成されている。
図1〜7による形態によれば、ワークの供給装置40及び/又はワークの排出装置50が、ワークWをZ軸の軸線方向へ移動させるように、第1のワーク保持装置部10及び第2のワーク保持装置部20を挟んで主軸装置部30とは反対のサイドに配されている。
これによれば、生産ラインスペースに適宜に対応し、生産効率が高いと共に汎用性の高い自動ワーク給排型の多面加工機を構成することができる。
図9〜15による形態によれば、ワークの供給装置40及び/又はワークの排出装置50が、ワークWをX軸の軸線方向へ移動させるように、X1軸及び/又はX2軸の延長線上に配されている。本形態例では、ワークの供給装置(オートローダ)40、第1のワーク保持装置部10、第2のワーク保持装置部20及びワーク排出装置50がX軸の軸線方向に直列に配されている。
これによっても、生産ラインスペースに適宜に対応し、生産効率が高いと共に汎用性の高い自動ワーク給排型の多面加工機になっている。
また、本形態例では、X1軸とX2軸とがX軸に平行な直線往復動を案内する1つの直線案内部11によって構成される連続する軸になっている。
これによれば、装置構成をシンプル化でき、第1のワーク保持装置部10と第2のワーク保持装置部20とによるワークの受け渡しにおいて、第1のチャック装置部15と第2のチャック装置部25の芯を容易に合わせることができるなど、合理的に作動できる。
また、本形態例では、主軸装置部30が、少なくともZ軸及びY軸の軸線方向に往復直線移動可能に設けられている。この主軸装置部30は、マシニングセンターの工具32を保持してZ軸に平行な主軸31を中心に軸回転できるように設けられた部分であり、ツールマンガジン33から交換される工具32によってワークWを順次自動的に加工できる装置になっている。また、この主軸装置部30は、制御装置60によって、第1のワーク保持装置部10と前記第2のワーク保持装置部20の動作に連動されて制御される。
さらに、本形態例では、第1のチャック装置部15及び/又は第2のチャック装置部25は、ワークの芯出しが可能な三つのチャック用爪を有するチャック装置になっている。
これによれば、第1のチャック装置部15及び/又は第2のチャック装置部25において、好適に芯出しをできると共に、第1のチャック装置部15と第2のチャック装置部25との間で、ワークWを好適に受け渡しすることができる。
次に、図1〜8に基づいて、ワークWをZ軸の軸線方向に供給及び排出する多面加工機を用いた多面加工方法の例を説明する。図1は第1の旋回基体部13による各動作を含む装置の全体構成が示されており、図8に示されたワークフローのサイクル図に対応させて、図2〜7によって工程図が示されている。
先ず、図2では、第1のワーク保持装置部10と第2のワーク保持装置部20が、X軸に平行な直線案内部11について相互にスライドして最も離れた原位置にある状態を示している。この状態で、ワークの供給装置40から供給されたワークWが、第1のチャック装置部15によってチャックされることで、第1のワーク保持装置部10にワークWが、(1)ローディングされる。そして、先行サイクルがある場合には、第2のワーク保持装置部20において、(10)B2軸について原位置に戻ると共にX2軸について原位置に戻っており、第2のチャック装置部25からワークの排出装置50へワークWが排出されることで、(11)アンローディングがなされる。
次に、図3に示すように、(2)B1軸を中心に第1の旋回基体部13が反転旋回(180度)されると共に、X1軸に平行な直線案内部11に案内されて第1のワーク保持装置部10が主軸装置部30の前面に移動されて、主軸装置部30によってワークの正面W1が加工される。主軸装置部30はY軸及びZ軸の軸線方向に移動可能に設けられ、ワークWを保持した第1のワーク保持装置部10がX1軸の軸線方向に移動可能に設けられているため、ワークの正面W1の全面を好適に加工できる。
次に、図4に示すように、(3)B1軸を中心に第1の旋回基体部13が90度の戻し旋回されると共に、X1軸に平行な直線案内部11に案内されて第1のワーク保持装置部10が原位置方向の中途位置へ戻し移動されて、主軸装置部30によってワークの側面W3が加工される。主軸装置部30はY軸及びZ軸の軸線方向に移動可能に設けられ、ワークWを保持した第1のワーク保持装置部10がX1軸の軸線方向に移動可能に設けられていると共に、C1軸を中心に第1のチャック装置部15が軸回転できるため、ワークの側面W3のチャックがされていない部分を好適に加工できる。
また、(4)B2軸を中心に第2の旋回基体部23が90度旋回され、第1のチャック装置部15と第2のチャック装置部25とが、X軸と平行な軸線上で対面するように位置する。
次に、図5に示すように、第2のワーク保持装置部20がX2軸に平行な直線案内部11に案内されて第1のワーク保持装置部10側へ移動し、第1のワーク保持装置部10と第2のワーク保持装置部20とによってワークWを押し付けた押圧状態で、第1のチャック装置部15と第2のチャック装置部25との間で、(5)X1軸とX2軸とについてのワークWの正面受け渡しがなされる。
ワークWを押圧状態で受け渡しがなされるため、ブレを抑制して精度よく第2のチャック装置部25によってチャックすることができる。
次に、図6に示すように、第1のワーク保持装置部10が、(6)X1軸の軸線に沿って原位置に戻されると共に、第2のワーク保持装置部20によって保持されたワークの側面W3の加工がなされる((7)X2軸側面加工)。主軸装置部30はY軸及びZ軸の軸線方向に移動可能に設けられ、ワークWを保持した第2のワーク保持装置部20がX2軸の軸線方向に移動可能に設けられていると共に、C2軸を中心に第2のチャック装置部25が軸回転できるため、ワークの側面3のチャックがされていない部分を好適に加工できる。
そして、図7に示すように、(8)B1軸を中心に第1の旋回基体部13が90度の戻し旋回されて原位置に戻り、(9)B2軸を中心に第2の旋回基体部23が90度旋回されると共に、X2軸に平行な直線案内部11に案内されて第2のワーク保持装置部20が主軸装置部30の前面に移動されて、主軸装置部30によってワークWの他方の正面(背面W2)が加工される。主軸装置部30はY軸及びZ軸の軸線方向に移動可能に設けられ、ワークWを保持した第2のワーク保持装置部20がX2軸の軸線方向に移動可能に設けられているため、ワークWの他方の正面(背面W2)の全面を好適に加工できる。
以上のサイクルを順次繰り返すことで、連続的にワークの加工を行うことができる。
これによれば、ワークWを精度良く受け渡すことができ、高精度の加工が実現できる。また、主軸装置部30によって加工している間に、ワークWの供給や排出が行われるため、加工効率を大幅に向上できる。さらに、ワークWの形態が棒状などに限定されることがないため、汎用性を高めることができる。
次に、図9〜15及び図8に基づいて、ワークWをX軸方向に供給及び排出する多面加工機を用いた多面加工方法の他の例を説明する。図9は第1の旋回基体部13による各動作を含む装置の全体構成が示されており、図8に示されたワークフローのサイクル図に対応させて、図10〜15によって工程図が示されている。
先ず、図10では、第1のワーク保持装置部10と第2のワーク保持装置部20が、X軸に平行な直線案内部11について相互にスライドして最も離れた原位置にある状態を示している。この状態で、ワークの供給装置40から供給されたワークWが、第1のチャック装置部15によってチャックされることで、第1のワーク保持装置部10にワークWが、(1)ローディングされる。そして、先行サイクルがある場合には、第2のワーク保持装置部20において、(10)B2軸について原位置に戻ると共にX2軸について原位置に戻っており、第2のチャック装置部25からワークの排出装置50へワークWが排出されることで、(11)アンローディングがなされる。
次に、図11に示すように、(2)B1軸を中心に第1の旋回基体部13が90度旋回(180度)されると共に、X1軸に平行な直線案内部11に案内されて第1のワーク保持装置部10が主軸装置部30の前面に移動されて、主軸装置部30によってワークの正面W1が加工される。
次に、図12に示すように、(3)B1軸を中心に第1の旋回基体部13がさらに90度旋回されると共に、X1軸に平行な直線案内部11に案内されて第1のワーク保持装置部10が原位置方向の中途位置へ戻し移動されて、主軸装置部30によってワークの側面W3が加工される。
また、(4)B2軸を中心に第2の旋回基体部23が180度旋回され、第1のチャック装置部15と第2のチャック装置部25とが、X軸と平行な軸線上で対面するように位置する。
次に、図13に示すように、第2のワーク保持装置部20がX2軸に平行な直線案内部11に案内されて第1のワーク保持装置部10側へ移動し、第1のワーク保持装置部10と第2のワーク保持装置部20とによってワークWを押し付けた押圧状態で、第1のチャック装置部15と第2のチャック装置部25との間で、(5)X1軸とX2軸とについてのワークWの正面受け渡しがなされる。
次に、図14に示すように、第1のワーク保持装置部10が、(6)X1軸の軸線に沿って原位置に戻されると共に、第2のワーク保持装置部20によって保持されたワークの側面W3の加工がなされる((7)X2軸側面加工)。
そして、図15に示すように、(8)B1軸を中心に第1の旋回基体部13が180度の戻し旋回されて原位置に戻り、(9)B2軸を中心に第2の旋回基体部23が90度旋回されると共に、X2軸に平行な直線案内部11に案内されて第2のワーク保持装置部20が主軸装置部30の前面に移動されて、主軸装置部30によってワークWの他方の正面(背面W2)が加工される。
以上、本発明につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明はこの形態例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
10 第1のワーク保持装置部
11 直線案内部
12 第1の直動基体部
13 第1の旋回基体部
14 第1の軸回転部
15 第1のチャック装置部
20 第2のワーク保持装置部
22 第2の直動基体部
23 第2の旋回基体部
24 第2の軸回転部
25 第2のチャック装置部
30 主軸装置部
31 主軸
32 工具
33 ツールマガジン
40 ワークの供給装置(オートローダ)
50 ワークの排出装置(アンローダ)
60 制御装置
61 制御ボックス
62 操作ボックス
W ワーク

Claims (3)

  1. 相互に直交する3方向をX軸、Y軸、Z軸とする装置構成であって、X軸の軸線方向に並べられて配された第1のワーク保持装置部と第2のワーク保持装置部との間でワークの受け渡しを行い、Z軸に平行な主軸で工具を保持して軸回転することでワークを加工する1つの主軸装置部によって、ワークの全面において加工を行うことができる多面加工機において、
    前記第1のワーク保持装置部が、前記X軸に平行なX1軸の軸線方向に往復直線移動可能に設けられた第1の直動基体部と、該第1の直動基体部に搭載されて前記Y軸に平行なB1軸を中心に割り出し旋回できる第1の旋回基体部と、該第1の旋回基体部に搭載されて前記Y軸に直交するC1軸を中心に割り出し回転できる第1の軸回転部と、該第1の軸回転部の端面部に搭載されてワークをチャックする第1のチャック装置部とを備え、
    前記第2のワーク保持装置部が、前記X軸に平行なX2軸の軸線方向に往復直線移動可能に設けられた第2の直動基体部と、該第2の直動基体部に搭載されて前記Y軸に平行なB2軸を中心に割り出し旋回できる第2の旋回基体部と、該第2の旋回基体部に搭載されて前記Y軸に直交するC2軸を中心に割り出し回転できる第2の軸回転部と、該第2の軸回転部の端面部に搭載されてワークをチャックする第2のチャック装置部とを備え、
    前記第1のチャック装置部と前記第2のチャック装置部とが向き合った状態でワークの受け渡しを行うように、前記第1のワーク保持装置部と前記第2のワーク保持装置部を制御する制御装置を具備し、
    前記X1軸と前記X2軸とが前記X軸に平行な往復直線移動を案内する1つの直線案内部によって構成される連続する軸であり、前記第1のワーク保持装置部と前記第2のワーク保持装置部とが、それぞれ、前記X軸の前記1つの直線案内部による往復直線移動と、前記Y軸に平行な前記B1軸や前記B2軸の割り出し旋回と、前記Y軸に直交する前記C1軸や前記C2軸の割り出し回転とによる3つの軸にかかる動作をするように構成され、
    前記主軸装置部が、前記直線案内部について相互にスライドして最も離れた前記第1のワーク保持装置部と前記第2のワーク保持装置部の原位置の間にある加工位置において、前記Z軸に平行な主軸で軸回転する工具が位置してワークを加工できるように、Z軸及びY軸の軸線方向に往復直線移動可能に設けられ、前記Z軸の軸回転と、前記Z軸及び前記Y軸の往復直線運動とによる3つの軸にかかる動作をするように構成されていることを特徴とする多面加工機。
  2. ワークの供給装置及び/又はワークの排出装置が、ワークを前記Z軸の軸線方向へ移動させるように、前記第1のワーク保持装置及び前記第2のワーク保持装置を挟んで前記主軸装置部とは反対のサイドに配されていることを特徴とする請求項1記載の多面加工機。
  3. ワークの供給装置及び/又はワークの排出装置が、ワークを前記X軸の軸線方向へ移動させるように、前記X1軸及び/又は前記X2軸の延長線上に配されていることを特徴とする請求項1記載の多面加工機。
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