JP5683991B2 - ゴムクローラ - Google Patents
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しかしながら、上記のゴムクローラを、たとえば、20トンショベルカー等のような大型の土木作業用車両に用いた場合は、スチールコードが破断、伸張等したときの、車両に対するゴムクローラの脱着に際し、機体が大型で大重量であるため、とくに、スプロケット及びアイドラーへのゴムクローラの巻きつけに要する労力及びコストが嵩むという問題があった。
また、特許文献2には、棒体を直方体ブロックで連結した芯金をゴムクローラ内に埋設したことを特徴とするゴムクローラであって、とくに、直方体ブロックのゴムクローラ幅方向の端部側に連結リングを配置し、棒体を直方体ブロックと連結リングで連結したものが開示されており、このゴムクローラにおいて、「連結用棒体の端部へ溝を設けており、この溝のクローラ幅方向内側へワッシャをはめ込み、溝へE型止め輪を専用工具にて取り付け、連結用棒体が外れないように固定する。」ことが記載されている。
相互に隣接する二本ずつの芯金の各翼部に、芯金相互の離隔変位を拘束する一対の連結リングを、ゴム弾性体の幅方向の内外に隣接させて嵌め合わせて配置するとともに、各翼部に、連結リングに掛合する抜け止め部を設け、ゴム弾性体の幅方向内側および外側のそれぞれに位置して、ゴム弾性体の延在方向に隣接するそれぞれの連結リングの相互に、隣接する芯金の延在方向の相対変位を、相互の当接下で拘束する横ずれ防止突部を設けてなるものである。
また、連結リングが相互の横ずれ防止突部を有しているため、クローラ幅方向からの、外力が入力されても、芯金の各翼部の抜け止め部の作用と相俟って、芯金の横ずれを防止することができるとともに、連結リングの、芯金からの抜け出しを有効に防止することができる 。
しかも、芯金の抜け止め部に設けた掛合部が、とくに、スプロケット等に巻き掛けられたゴムクローラへの引張力の作用に起因する、クローラ長手方向に所要の間隔をおいて配置した芯金の相互の離隔変位の下で、連結リングの少なくとも一端側の穴縁に強固に掛合されることになり、その結果として、連結リングの脱落が防止され、ゴムクローラの耐久性を向上させることができる 。
図1のゴムクローラ1は、無端状のゴム弾性体2と、このゴム弾性体2内に、ゴム弾性体の延在方向に所定の間隔をおいて埋設配置されて、ゴム弾性体2の幅方向に延在する複数本の芯金3と、無端状ゴム弾性体2の外周面に設けられて、路面に作用するラグ4とを具えてなる。
なお、本実施形態では、図中矢印CD方向を「クローラの周方向」とし、矢印RD方向を「クローラの幅方向」とする。
なお、クローラの周方向と幅方向とは、相互に直交する方向となる。
また、ゴムクローラ1の走行姿勢での、ゴムクローラ1の内周側の面を「クローラの内周面」とし、ゴムクローラ1の外周側の面を「クローラの外周面」とする。
転輪102は、荷重を支持しつつ、ゴムクローラ1の内周面側への芯金3の突起部3aをガイドとして、ゴムクローラ1の安定駆動を司るための荷重支持輪であり、この転輪102は、駆動輪となるスプロケット100と従動輪となる、図示しないアイドラーとの間に必要に応じて複数配設される。
この連結リング6は、芯金3の左右の翼部に二個ずつ嵌合配置されてクローラの周方向に隣接する芯金3のそれぞれを千鳥状にて連結するものであって、従来のスチールコードと比較して引張強度が高く、かつ、ねじれに対しても大きな抗力を持つことになる。
ゴム弾性体2の延在方向に隣接するそれぞれの連結リング6の相互間で、対向するリング6側へ突出して、隣接する芯金3の延在方向の相対変位を、相互の当接下で拘束する横ずれ防止突起7を設ける。
なお、芯金3の翼部5の周縁より一部分でも径方向外側へ突出する抜け止め部構造であれば、芯金3の抜け出しを十分に防止することができる。
また、連結リング6が相互の横ずれ防止突部7を有しているため、クローラの幅方向からの、外力が入力されても、芯金3の各翼部5の抜け止め部8の作用と相俟って、芯金3の横ずれを防止することができるとともに、連結リング6の、芯金3からの抜け出しを有効に防止することができる 。
2 ゴム弾性体
3 芯金
3a 突起部
4 ラグ
5 翼部
6 連結リング
7 横ずれ防止突部
8 抜け止め部
9 貫通穴
100 スプロケット
101 歯部
102 転輪
CD ゴムクローラの周方向
RD ゴムクローラの幅方向
Claims (2)
- 無端状のゴム弾性体と、該ゴム弾性体内に、ゴム弾性体の延在方向に所定の間隔をおいて埋設配置されて、ゴム弾性体の幅方向に延在する複数本の芯金と、ゴム弾性体の外周面に設けられて路面に接地する複数のラグとを具え、各芯金に、ゴム弾性体の幅方向中央域でゴム弾性体の内周面側へ突出する一以上の突起部と、該突起部を隔てて位置する一対の翼部とを一体に設けてなるゴムクローラであって、
相互に隣接する二本ずつの芯金の各翼部に、芯金相互の離隔変位を拘束する一対の連結リングを、ゴム弾性体の幅方向の内外に隣接させて嵌め合わせて配置するとともに、各翼部に、連結リングに掛合する抜け止め部を設け、ゴム弾性体の幅方向内側および外側のそれぞれに位置して、ゴム弾性体の延在方向に隣接するそれぞれの連結リングの相互に、隣接する芯金の延在方向の相対変位を、相互の当接下で拘束する横ずれ防止突部を設けてなるゴムクローラ。 - 前記抜け止め部を、芯金の各翼端に一体に形成し、連結リングの穴形状を長円形状ないしは楕円形状とするとともに、前記連結リングの穴の、延在方向の中間部分の寸法を、芯金の抜け止め部の輪郭寸法よりも大きくし、該抜け止め部に、連結リングの少なくとも一端側の穴縁に掛合する掛合部を設けてなる請求項1に記載のゴムクローラ。
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JP2011030940A JP5683991B2 (ja) | 2011-02-16 | 2011-02-16 | ゴムクローラ |
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