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JP5681312B1 - 男性用下着 - Google Patents

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JP5681312B1
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Abstract

【課題】股擦れを防止することができる汎用的な男性用下着を提供する。【解決手段】男性用下着1は、伸縮性を有する布製の筒形下着本体10であって、その側面には陰茎及び陰嚢を挿入して内部に収納するための挿入口11が形成され、人体への装着時に股間の前面から下後方に向けて略前後に延在して設置される筒形下着本体10と、人体への装着時に、筒形下着本体10の前側端部付近と前記後側端部付近とを人体の右側回りで連結する第一牽引紐31と、筒形下着本体10の前側端部付近と後側端部付近とを人体の左側回りで連結する第二牽引紐36とを有する装着部材30と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、男性の下半身に装着する男性用下着に関する。
従来から、快適さ等の機能性や見た目の美観を追求するために、男性の下半身用下着として様々な形態の下着、例えばブリーフタイプやトランクスタイプの男性用下着が提供されている。
一方、本発明者らは、下記特許文献1〜3に開示されているように、筒型布状部材に挿入した状態で陰茎を股間に押しつけてしっかりと安定して固定するための男性用下着を提供している。
特許第4177448号公報 登録実用新案第3143285号公報 特許第4733202号公報
従来のブリーフタイプやトランクスタイプの男性用下着では、陰嚢等が両足の付け根部分に密着するため、汗ばんで不衛生になったり、股擦れが発生したりするといった問題がある。
本発明者が開発した筒型布状部材を用いた男性用下着によれば、このような問題を解決できるが、陰茎を下向きに引っ張って固定する特殊な構造であるため、広く一般の男性に受け入れてもらうのが困難な面があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、股擦れを防止することができる汎用的な男性用下着を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る男性用下着は、陰茎及び陰嚢を収容する男性用下着において、伸縮性を有する布製の筒形下着本体であって、その側面には陰茎及び陰嚢を挿入して内部に収納するための挿入口が縦方向に所定の長さ開口して形成され、人体への装着時に股間の前面から下後方に向けて略前後に延在して設置される筒形下着本体と、人体への装着時に、前記筒形下着本体の前側端部付近と後側端部付近とを人体の右側回りで連結する第一牽引紐と、前記筒形下着本体の前側端部付近と後側端部付近とを人体の左側回りで連結する第二牽引紐とを有する装着部材と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る男性用下着によれば、股擦れ等を防止することができる汎用的な下着を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る男性用下着を装着した状態の斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係る筒形下着本体を装着した状態の断面図である。 図3は、本発明の実施形態に係る筒形下着本体の斜視図である。 図4は、本発明の実施形態に係る装着部材の平面図である。 図5は、本発明の実施形態に係る男性用下着の装着手順を説明するための平面図である。 図6は、本発明の実施形態の変形例1に係る男性用下着を装着した状態の斜視図である。 図7は、本発明の実施形態の変形例2に係る男性用下着を装着した状態の斜視図である。 図8は、本発明の実施形態の変形例3に係る装着部材の平面図である。 図9は、本発明の実施形態の変形例4に係る筒形下着本体の斜視図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る男性用下着を装着した状態の斜視図である。図1において、人体を二点鎖線で示している。図2は、本発明の実施形態に係る筒形下着本体を装着した状態の断面図である。
図3は、本発明の実施形態に係る筒形下着本体の斜視図であり、筒形下着本体を円筒形状に広げた状態を示している。図4は、本発明の実施形態に係る装着部材を展開した状態の平面図である。
男性用下着1は、筒形下着本体10と、筒形下着本体10を人体に装着するための装着部材30とを備えている。筒形下着本体10は、円筒形に編まれたストッキング素材の布から形成されており、人体への装着時には、股間の下方において略前後方向に延在するように位置する。筒形下着本体10の両端は開口端となっており、前後両端には、前側開口16及び後側開口17がそれぞれ形成されている。
本実施形態に係るストッキング素材の布は、高い伸縮性を有しており、伸縮率は2.5倍である。筒形下着本体10を構成する素材は、ストッキング素材の布以外の布を適宜用いることができるが、装着時の保持性や快適性を実現するためには、伸縮性の高い布を用いることが望ましく、望ましくは1.5倍以上の伸縮率、さらに望ましくは2倍以上の伸縮率を有する布を用いるのが良い。
筒形下着本体10の前側開口16及び後側開口17では、端部がほつれないように、三つ折り縫いがされている。具体的には、筒形下着本体10の前側開口16の縁部は、三つ折りに折り返され、押さえ紐161により縫い押さえられており、後側開口17の縁部は、三つ折りに折り返され、押さえ紐171により縫い押さえられている。押さえ紐161及び押さえ紐171は、ストッキング素材の布を丸めて作られた伸縮性を有するストッキング製紐である。
筒形下着本体10の側面には、人体への装着時に陰茎Pや睾丸を含む陰嚢Nを筒体内部に挿入するための挿入口11が形成されている。挿入口11は、筒形下着本体10の側面をその延在方向(縦方向)に所定の長さ開口して形成されており、筒形下着本体10の側面の縦方向中心よりも後側に寄った位置に形成されている。人体への装着時、筒形下着本体10は、陰茎P等が挿入される挿入口11が上面(身体側)に位置することになる(図2参照)。
また、縦方向に切断することで開口された挿入口11の両脇には、その周囲を補強するための補強紐12が、それぞれ挿入口11の開口縁に沿って縦方向に並縫いにより縫い込まれている。なお、挿入口11の開口縁では、ほつれないように縁部分を折り返したうえで並縫いされている。
筒形下着本体10を構成するストッキング素材の布は、伸縮率が2.5倍程度と高く、強い力で引っ張られると組織が破壊されて、伸びきった状態となったり、破れたりする。本実施形態のように、強度のある補強紐12を縫い込んでおくことで、筒形下着本体10を補強することができ、特に縦方向に引っ張られた際の組織の破壊を防止することができる。
筒形下着本体10の四隅(前側開口16及び後側開口17の部分)には、装着部材30を接続固定するための前側引掛輪14a,14b、後側引掛輪15a,15bが設置されている。図1に示すように、人体に装着した状態では、股間の前方から後下方に向けて延在して位置する筒形下着本体10は、前側引掛輪14a,14bが装着部材30により人体の前側から左右斜め上方に引っ張られ、後側引掛輪15a,15bが装着部材30により人体の後側から左右斜め上方に引っ張られる。
なお、図3に示すように、引掛輪14,15の前後側開口16,17での開口周りの位置に関して、前側引掛輪14a,14bは、前側開口16を略円形に開いた状態で、最上部Xを0°として左右に80°の位置に設置されている。よって、筒形下着本体10の前側開口16において、人体への装着時に、両側の前側引掛輪14により挟まれる上側(身体側)の領域は160°となり、両側の前側引掛輪14により挟まれる下側(外側)の領域は200°となる。
また、後側引掛輪15a,15bは、後側開口17を略円形に開いた状態で、最上部Yを0°として左右に60°の位置に設置されている。よって、筒形下着本体10後側開口17において、人体への装着時に、両側の後側引掛輪15により挟まれる上側(身体側)の領域は120°となり、両側の後側引掛輪15により挟まされる下側(外側)の領域は240°となる。
引掛輪14,15が装着部材30により前方又は後方から引っ張り上げられると、布製の筒形下着本体10のうち左右の引掛輪14,15により上側(身体側)で挟まれた領域は人体に押し付けられ、左右の引掛輪14,15により下側(外側)で挟まれた領域が実質的に陰茎Pや陰嚢Nに密着して保持する。
よって、陰茎Pや陰嚢Nを締め付けすぎないように、本実施形態のように、引掛輪14,15を最上部X,Y0°から左右に90°の位置よりも上側(身体側)に設置し、両側の引掛輪14,15により下側(外側)で挟まれた領域を上側よりも広くするのが望ましい。なお、引掛輪14,15の開口周りの位置を調整することで、男性用下着1を装着したときの陰茎Pや陰嚢Nの締め付け具合を調整することができる。
また、装着部材30により引掛輪14,15の部分を斜め上方に引っ張って布製筒形下着本体10を股間の前面から後下方に向けて略前後方向に延在するように装着したときに、挿入口11は上面に位置することになる。
装着部材30は、一本の長尺の紐から構成されており、ここでは、装着時に人体の右側に位置する部分(図4において上側半分)を第一牽引紐31、装着時に人体の左側に位置する部分(図4において下側半分)を第二牽引紐36と称する。人体への装着時に、第一牽引紐31は、筒形下着本体10の右側の引掛輪14a,15aに接続され、第二牽引紐36は、筒形下着本体10の左側の引掛紐14b、15bに接続される。
第一牽引紐31及び第二牽引紐36は、押さえ紐161,171と同様にストッキング素材の布を丸めて作った伸縮性の高いストッキング製紐である。よって、牽引紐31,36の伸縮性も高く、本実施形態では伸縮率は2.5倍である。
図4に示すように、第一牽引紐31は、装着部材30の端部(図4において上側の左側端部)に固定設置された後側留め具33と、後側留め具33から所定の距離離れた位置にスライド可能に設置された前側留め具32とを備えている。
後側留め具33は、筒形下着本体10の右側の後側引掛輪15aに着脱可能に接続される部材であり、本実施形態では、女性用ブラジャーの接続などに利用されるゼットカンを用いている。前側留め具32は、筒形下着本体10の右側の前側引掛輪14aに着脱可能に接続される部材であり、本実施形態では、ゼットカンを用いている。
第二牽引紐36は、第一牽引紐31と同様の構造であり、装着部材30の端部(図4において下側の左側端部)に固定設置された後側留め具38と、後側留め具38から所定の距離離れた位置で第二牽引紐36にスライド可能に設置された前側留め具37とを備えている。
後側留め具38は、筒形下着本体10の左側の後側引掛輪15bに着脱可能に接続される部材であり、本実施形態では、ゼットカンを用いている。前側留め具37は、筒形下着本体10の左側の前側引掛輪14bに着脱可能に接続される部材であり、本実施形態では、ゼットカンを用いている。
なお、留め具32,33,37,38は、牽引紐31,36に対して全て固定するように設置しても良いし、全てスライド可能に設置しても良い。また、所定の留め具32,33,37,38のみをスライド可能に設置しても良い。何れかの留め具32,33,37,38をスライド可能に設置することで、装着者の体型に合わせてサイズ調整を行うことができる。
前側留め具32が前側引掛輪14aに接続され、後側留め具33が後側引掛輪15aに接続され、前側留め具37が前側引掛輪14bに接続され、後側留め具38が後側引掛輪15bに接続されて、男性用下着1が人体に装着されると、装着部材30は、図1に示すような状態で人体に装着される。
具体的には、第一牽引紐31の後側留め具33と前側留め具32との間の部分は、人体の太腿部分の右側で前後に延在し、筒形下着本体10の右側の後側引掛輪15aと前側引掛輪14aとを連結して引き寄せる。第二牽引紐36の後側留め具38と前側留め具37との間の部分は、人体の太腿部分の左側で前後に延在し、筒形下着本体10の左側の後側引掛輪15bと前側引掛輪14bとを連結して引き寄せる。
第一牽引紐31の前側留め具32と第二牽引紐36の前側留め具37との間の部分(連結部分)は、人体の腰の部分において腰の後側に回り込むように延在し、筒形下着本体10の右側の前側引掛輪14aと左側の前側引掛輪14bとを連結して引き寄せる。
このように、装着部材30は、筒形下着本体10の前側部分と後側部分とを人体の右側回り及び左側回りで連結すると共に、右側及び左側のそれぞれにおいて、太腿の部分と腰の部分の上下二つの経路で連結しているため、筒形下着本体10を安定してしっかりと人体に装着し、陰茎P及び陰嚢Nを確実に保持することができる。
続いて、男性用下着1を構成する筒形下着本体10の製造方法について説明する。本実施形態では、まず、女性用ストッキングの筒状の部分の一部を切断して、所定の長さの筒状体を切り出す。サイズについては、例えば、筒状体を構成するストッキング素材の布が縮んだ状態で、長さ20cm程度、筒直径(前後開口16,17の直径に相当)5.5cm程度の筒状体として切り出す。
次に、切り出した筒状体の両端がほつれないように、筒状体の前後の開口端部を折り返して三つ折り縫いを行う。三つ折り縫いには、押さえ紐161,171を用いる。これにより、前側開口16及び後側開口17が形成される。次に、筒状体の側面に上述した挿入口11を形成するために、筒状体側面の所定の位置を縦方向(筒体の延在方向)に所定の長さ切断する。このように、両端を三つ折り縫いにした結果、筒形下着本体10の筒長は16cmになる。
挿入口11の位置や大きさについては、例えば、筒状体が縮んだ状態で、筒形下着本体10の前側開口16の前側端部より8cm程度の位置から、5cm程度切断して挿入口11を形成する。よって、筒形下着本体10の後側開口17の後側端部から挿入口11の後側端部までの長さは3cm程度となる。なお、挿入口11の形成後、切断箇所の始点と終点を糸で縛ることで伝線を防止するのが望ましい。
また、挿入口11の縁がほつれないように、前側開口16及び後側開口17の部分と同様に、挿入口11の両側縁部に対して補強紐12を用いて三つ折り縫いを行う。このとき、補強紐12は、挿入口11の両側縁部分だけでなく、筒形下着本体10の側面において、前側開口16から後側開口17まで全体にわたって二本の補強紐12が略平行に縫い込まれている。
以上により、筒形下着本体10が製造される。もちろん、筒形下着本体10の製造方法は上記方法に限定されず、適宜他の方法を用いることができる。例えば、筒形下着本体10の素材は、ストッキング素材の布に限らず、綿や化学繊維製の布を用いても良く、織物や不織布等の布を用いても良い。
また、本実施形態では、最初から筒形に編まれたストッキング素材の布を用いているが、平らな布生地を丸めて円筒状にし、付き合わせた両端部を縦方向に縫い合わせることで、円筒体の筒形下着本体10を形成するようにしても良い。
但し、縫い合わせて形成する場合には、筒形下着本体10の陰茎Pと擦れ合う部分(例えば、陰茎Pの両サイドに位置する部分等)に縫い目が存在すると、陰茎Pが縫い合わせ用の固い糸に接触し続けることで、装着者が痛みを感じてしまうおそれがある。
よって、縫い合わせて筒形下着本体10を形成する場合には、縦方向の縫い目が、陰茎Pとあまり接触しない部分、例えば、筒形下着本体10の側面のうち上面側(挿入口11が形成されている側)に位置するように構成するのが望ましい。例えば、図3において、筒形下着本体10の上面側(身体側)に位置する最上部Xから最上部Yの間で縫い合わせることが望ましい。
続いて、男性用下着1を人体に装着する際の装着方法の一例について説明する。図5は、本実施形態に係る男性用下着の装着手順を説明するための平面図である。装着にあたっては、まず、図5に示すように、装着部材30の後側留め具33を筒形下着本体10の後側引掛輪15aに接続すると共に、同じく後側留め具38を後側引掛輪15bに接続する。
接続後、前側開口16を前方に位置させた状態で筒形下着本体10を股間の下に人体の前後方向に延在するように配置し、さらに陰茎P先端を挿入口11から筒形下着本体10内に挿入する。挿入の際には、通常は、陰茎P先端が前側開口16に向かうように内部に挿入する。
このとき、挿入口11の前側端から前側開口16までは縮んだ状態で8cm程度あるため、陰茎Pの挿入により筒形下着本体10が伸びることを考慮すれば、陰茎Pの先端が前側開口16から外に出ることなく、全体が筒形下着本体10内部に収納される。陰茎Pの挿入後、同じく挿入口11から陰嚢(睾丸を含む)Nを筒形下着本体10内に挿入して収納する。このとき、陰茎Pは、挿入口11より前側開口16に向けて収容され、陰嚢Nは、挿入口11より後側開口17側に収容される。
なお、陰茎P及び陰嚢Nの挿入口11からの筒形下着本体10内部への挿入にあたっては、装着者が挿入口11及び前側開口16を一体となって大きく開くように両手で広げた状態で、陰茎P及び陰嚢Nを挿入口11及び前側開口16にまとめて通し、その後、筒形下着本体10を陰茎P及び陰嚢Nに被せるようにすれば、容易に装着が可能である。
続いて、第一牽引紐31の前側留め具32を後方から人体の右側を回して前方に引っ張り、筒形下着本体10の前側引掛輪14aに引っ掛けて留める。続いて、同様に、第二牽引紐36の前側留め具37を後方から人体の左側を通して前方に引っ張り、筒形下着本体10の前側引掛輪14bに引っ掛けて留める。
これにより、人体の右側の太腿部分で筒形下着本体10の前側部分と後側部分とを連結し、人体の左側の太腿部分で筒形下着本体10の前側部分と後側部分とを連結すると共に、第一牽引紐31と第二牽引紐36との連結部分(前側留め具32と前側留め具37との間の部分)が人体の後側に回されることにより、筒形下着本体10が人体に装着される。後側に回された連結部分は、腰骨よりも上側に配置することで、筒形下着本体10の前側部分を斜め上方に引っ張るように作用する。
そして、第一牽引紐31や第二牽引紐36の高さ等の位置を適宜調節すれば、男性用下着1の装着が完了する(図1及び図2参照)。このように、男性用下着1の装着は、足を一切上げる必要なく、両足を地面に付けた状態のままで行うことができる。
装着後、筒形下着本体10は、装着部材30により、前側端部が前方から左右斜め上方に引っ張られ、後側端部が後方から左右斜め上方に引っ張られており、図1に示すように、筒形下着本体10の前側端部は股間の前面(陰茎Pの上側)に位置し、後側端部は陰嚢Nの後側に位置する。筒形下着本体10内に挿入された陰茎Pは、上向きになった状態で人体の前面で保持されている。
もちろん、装着の手順は適宜変更可能であり、筒形下着本体10の後側部分だけでなく、前側部分と装着部材30との接続を済ませてから、装着部材30を人体に対して少しずり下げた状態で、陰茎P及び陰嚢Nの筒形下着本体10内への挿入を行うようにしても良い。なお、装着部材30が伸縮性の高い紐から構成されており、装着者が用を足したりする場合等には、筒形下着本体10を装着した状態のまま、陰茎P及び陰嚢Nを筒体内から抜いて用を足した後、そのまま再度挿入口11より陰茎Pを筒形下着本体10内に収容することも可能である。
以上、詳細に説明した男性用下着1によれば、陰茎P及び陰嚢Nを挿入口11から筒形下着本体10内に挿入した状態で安定的に外部から見えないように保持することができる。これにより、陰嚢Nと足の付け根の内股との間に筒形下着本体10を構成するストッキング素材の布が介在し、両者が直接接触しないので、股擦れを防止することもできる。
また、円筒形状の筒形下着本体10は、縦横双方に高い伸縮性を有するストッキング素材から構成され、人体への装着時に、縦方向に細長く引き伸ばされるため、外側から見えるように露出する表面積は非常に小さい。よって、ふんどしや競泳用水着の下に筒形下着本体10を装着すると、外部から見えることなく陰茎Pを安定した姿勢に維持するサポーターとして機能し、陰茎Pがふんどしや競泳用水着の外に出てしまうのを確実に防止することができる。
また男性用下着1を装着する際に、筒形下着本体10を装着部材30で人体に対して牽引する作業は、両足を地面に付けたまま行うことができ、一切足を上げる必要がない。すなわち、ブリーフ等の通常の男性用下着のように、装着の際に足を上げて穴に通す必要がないため、片足で立つのが困難な高齢者等であっても、体に負担をかけることなく、容易に男性用下着1を装着することができる。
また、筒形下着本体10の前側には前側開口16が形成されているので、男性用下着1の装着者が小便をする際には、陰茎Pの先端を前側開口16から外部に露出させれば、男性用下着1を脱ぐことなく着用したまま小便を行うことも可能である。
また、筒形下着本体10は、筒形に編まれた筒形編み物から構成されており、筒状体を形成するための縦方向の縫い目が存在しないため、陰茎Pや陰嚢Nが硬い縫い糸に繰り返し接触することで装着者が痛みを感じるといった問題が生じない。
(変形例1)
続いて、本発明の実施形態の変形例1について説明する。図6は、本変形例1に係る男性用下着を装着した状態の斜視図である。本変形例1では、装着部材30Aを構成する第一牽引紐31Aと第二牽引紐36Aとが連結されておらず、独立した紐となっていることを特徴とする。
よって、図6に示すように、装着部材30Aは、太腿部分においてのみ筒形下着本体10の前側部分と後側部分とを人体の左側及び右側回りで連結する。本変形例1によれば、男性用下着1が簡易な構成となり、装着もより手軽に行うことができる。
(変形例2)
続いて、本発明の実施形態の変形例2について説明する。図7は、本変形例2に係る男性用下着を装着した状態の斜視図である。本変形例2では、装着部材30Bを構成する第一牽引紐31Bと第二牽引紐36Bとの連結部分(前側留め具32と前側留め具37との間の部分)の長さが上記実施形態よりも格段に長くなっている。
そして、人体への装着時に、この連結部分が装着者の腹側を通過して両肩から首の後ろに回されて装着される。なお、装着の際には、この連結部分が人体の前側に位置する状態で筒形下着本体10の前側部分と装着部材30Bとを接続し、その後、接続部分を首の後側に回すようにすれば良い。本変形例2によれば、より安定して筒形下着本体10を人体に装着させることができる。
(変形例3)
続いて、本発明の実施形態の変形例3について説明する。図8は、本変形例3に係る装着部材の平面図である。本変形例3では、装着部材30Cが、装着部材30Cの全体の長さを調節可能に、第一牽引紐31Cと第二牽引紐36Cとを連結する長さ調整部材40を備えることを特徴とする。
長さ調節部材40は、第一牽引紐31Cと第二牽引紐36Cとを、前側留め具32と前側留め具37との間の所望の場所で連結して、長さ調整可能な一本の紐状の装着部材30Cを形成する。第一牽引紐31Cの連結箇所や、第二牽引紐36Cの連結箇所を変えることで、装着部材30Cの全長を調整することができる。
長さ調節部材40は、第一牽引紐31Cに設置される連結引掛輪41と、第二牽引紐36Cに設置される連結留め具42とを備えている。連結引掛輪41は、第一牽引紐31Cに対して、前側留め具32よりも連結部分側でスライド自在に設置されている。連結留め具42は、第二牽引紐36Cに対して、前側留め具37よりも連結部分側でスライド自在に設置されている。
連結留め具42は、第二牽引紐36Cに対してスライド可能に設置されたゼットカンであり、ゼットカンを連結引掛輪41に引っ掛けることで、第一牽引紐31Cと第二牽引紐36Cとを一本の紐として連結することができる。
このとき、連結引掛輪41を第一牽引紐31Cの所定の場所に位置させたり、連結留め具42を第二牽引紐36Cの所定の場所に位置させたりすることで、装着部材30Cの全長を装着者の体のサイズに合わせて所望の長さに設定することができる。
このように、本変形例3によれば、装着者の体型に合わせて、装着部材30Cのサイズ調整を行うことができ、一つの製品で色々な体型の装着者に対応することができる。なお、長さ調節部材40の代わりに、別体に形成された第一牽引紐31Cと第二牽引紐36Cの端部同士を直接結び合わせることで長さ調整を行うようにしても良い。
(変形例4)
続いて、本発明の実施形態の変形例4について説明する。図9は、本変形例4に係る筒形下着本体10Dの斜視図である。本変形例4に係る筒形下着本体10Dは、その内部にさらに内筒50を備えたことを特徴とする。
内筒50は、筒形下着本体10Dの半分程度の直径の短い円筒体(例えば、縮んだ状態で、直径3cm程度、長さ3cm程度)であり、筒形下着本体10Dと同様にストッキング素材の布から形成されている。内筒50は、筒形下着本体10Dの内部で平行に延在するように、その四隅が筒形下着本体10Dの内壁に固定紐51により縫い付けられている。また、内筒50は、その前側端部が筒形下着本体10Dの前側開口16から2cm程度中に入った場所に位置している。
本変形例4に係る男性用下着を装着する際には、陰茎Pを挿入口11から筒形下着本体10D内に挿入する際、さらに、陰茎Pの先端から内筒50を貫通させる。このように、陰茎Pを筒形下着本体10Dよりも細径の内筒50内に通しておくことで、さらに安定して陰茎Pを保持することができる。
以上、変形例も含めて本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施の形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、男性用下着を構成する部材のサイズや形状は適宜変更可能である。
また、装着部材の紐と筒形下着本体とを接続する部材は、留め具(ゼットカン)と連結引掛輪との組み合わせに限らず、種々の接続部材を採用することができる。接続部材としては、例えば、ボタン類でも良いし、紐同士を手で結ぶ構成でも良い。また、接続部材として、ストッキング等を吊り下げるガーターベルト用のガーターボストンを用いれば、筒形下着本体に引掛輪等のフックを設置することなく、装着部材と筒形下着本体とを接続することができる。
また、上記実施形態では、装着部材と筒形下着本体との接続箇所を全て着脱可能に構成しているが、所定の接続箇所を縫い付ける等により外すことのできない固定式にしても良い。
但し、男性用下着を装着する際に、足を穴に通すことなく、両足を地面に付けたままで装着可能にするためには、筒形下着本体の前側端部又は後側端部の少なくとも一方を着脱可能に構成する必要がある。さらに、筒形下着本体を装着した状態で後側端部の接続箇所を着脱するのは困難であるため、前側端部を着脱可能に構成するのが望ましい。
また、上記実施形態では、筒形下着本体の前側端部及び後側端部の双方が開口端になっているが、何れか一方の端部を縫い付けるなどして閉じても良いし、双方の端部を閉じるように構成しても良い。
また、上記実施形態では、肌触りを重視し、装着部材の牽引紐として、ストッキング素材の布を丸めた紐を使用しているが、一般的な下着等で使用されている軟らかいゴム紐や、このゴム紐を縫い合わせたもの等、適宜他の素材の紐を用いることができる。
また、上記実施形態では、補強紐、押さえ紐としてもストッキング素材の布を丸めた紐を使用しているが、同様に、ゴム紐や、このゴム紐を縫い合わせたもの等、適宜他の素材の紐を用いることができる。また、上記実施形態の補強紐及び押さえ紐を設置する代わりに、適度の伸縮性を有する縁部を一体で編み上げて補強等を行うようにしても良い。
1 男性用下着
10 筒形下着本体
11 挿入口
12 補強紐
14 前側引掛輪
15 後側引掛輪
16 前側開口
161 押さえ紐
17 後側開口
171 押さえ紐
30 装着部材
31 第一牽引紐
32 前側留め具
33 後側留め具
36 第二牽引紐
37 前側留め具
38 後側留め具
40 長さ調節部材
41 連結引掛輪
42 連結留め具
50 内筒
51 固定紐

Claims (3)

  1. 陰茎及び陰嚢を収容する男性用下着において、
    伸縮性を有する布製の筒形下着本体であって、その側面には陰茎及び陰嚢を挿入して内部に収納するための挿入口が縦方向に所定の長さ開口して形成され、人体への装着時に股間の前面から下後方に向けて略前後に延在して設置される筒形下着本体と、
    人体への装着時に、前記筒形下着本体の前側端部付近と後側端部付近とを人体の右側回りで連結する第一牽引紐と、前記筒形下着本体の前側端部付近と後側端部付近とを人体の左側回りで連結する第二牽引紐とを有する装着部材と、
    を備えることを特徴とする男性用下着。
  2. 前記筒形下着本体は、前記挿入口の周囲を補強するために、前記挿入口の開口縁に沿って縦方向に縫い込まれた補強紐をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の男性用下着。
  3. 前記挿入口は、前記筒形下着本体の側面を縦方向に切断することで形成されていることを特徴とする請求項1又は2項記載の男性用下着。
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