JP3213789U - 二部式着物 - Google Patents
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Abstract
【課題】着付けを短時間で行えるだけでなく、着用した際に身体への負担が少なく、着物本来の特徴である美しさを備えた二部式着物を提供する。【解決手段】上衣1と下衣とからなる二部式着物であって、上衣の左前見頃4の丈は右前見頃3の丈より長く、左前見頃の脇部から端部への下縁10を斜め下がりに形成するとともに、後見頃5の中央部の丈を両脇部の丈より短くして中央部から両脇部への下縁15,16を斜め下がりに形成し、下衣の右前見頃の端部の丈を側部の丈より短くして裾を斜め上がりに形成する。また、上衣の襟6の内側に伊達襟17を止着するとともに、伊達襟の後襟部19に半襟18を重ねて止着し、半襟の左右の複数箇所にスナップファスナー21,22を付着する。【選択図】図2
Description
本考案は、上衣と下衣とで一着の着物を構成する二部式着物に関する。
日本の伝統的な着物(以下、和服ともいう。)は、優雅で見た目も美しいことから、現在でも和服を着用したいと考える女性は少なくない。
一方、和服の着付けは簡単でないことから、洋服のように自身で短時間に着用することは難しく、多忙な現代人においては敬遠されがちとなっている。また、せっかく和服を着用しても着崩れした状態では優雅さも損なわれてしまう。このような事情から、現代の一般女性にとって、和服は成人式や結婚式など特別な日に限って着用するものになってしまっている。
上述したような乖離状態、すなわち、和服を着たいと考える女性は少なくないにも拘わらず、着付けが難しいために和服の着用を諦めている女性が多くいる状態を解消すべく、従来から上下一体の和服に代わる着物として、上衣と下衣に分割された二部式着物が種々提案されている(特許文献1〜3)。
また、交通事故等により下肢に障害が残り、車椅子を使用せざるを得ない人であっても、和服を着用したいという要望はあり、これらの人にも着用可能な二部式着物が提案されている(特許文献4)。
しかし、従来から提案されている二部式着物にあっては、短時間で着用できるという課題については、ある程度解決されているものの、和服が有する本来の美しさを損なわないという課題については解決されていると言い難い。本考案の考案者は、その原因について和服を着用した際の美観の重要なポイントである、襟回り、裾回り、袖口において、着物本来の美観を引き立たせるような処理がなされていない点にあると想い至った。
そこで、本考案に係る二部式着物は、着付けを短時間で行えるだけでなく、着用した際に身体への負担が少なく、着物本来の特徴である美しさを備えた二部式着物を提供することを課題とする。
請求項1記載の考案は、上衣と下衣とからなる二部式着物であって、前記上衣の左前見頃の丈は右前見頃の丈より長く、左前見頃の脇部から端部への下縁を斜め下がりに形成するとともに、後見頃の中央部の丈を両脇部の丈より短くして中央部から両脇部への下縁を斜め下がりに形成し、前記下衣の右前見頃の端部の丈を側部の丈より短くして裾を斜め上がりに形成したことを特徴とする二部式着物である。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の二部式着物において、前記上衣の右前見頃の表面の2箇所に結び紐を設けるとともに、左前見頃の襟縁と脇部内側に各1本の結び紐を設けたことを特徴とするものである。
請求項3記載の考案は、請求項1または請求項2記載の二部式着物において、前記上衣の襟の内側に伊達襟を止着するとともに、前記伊達襟の後襟部に半襟を重ねて止着したことを特徴とするものである。
請求項4記載の考案は、請求項3記載の二部式着物において、前記半襟の内部に襟芯を固着し、抜き襟しても前記半襟が型崩れしないことを特徴とするものである。
請求項5記載の考案は、請求項3または請求項4記載の二部式着物において、前記半襟の左右の複数箇所にスナップファスナーを付着したことを特徴とするものである。
請求項6記載の考案は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の二部式着物において、前記上衣の袖の内側に柄物の布地を表裏逆にして縫着し、袖口および袖振り口から前記布地の表面が見えるようにしたことを特徴とするものである。
請求項7記載の考案は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の二部式着物において、前記下衣の上端部に巻付固定用帯状布を備え、前記巻付固定用帯状布の表裏に複数の止着具を設けるとともに、前記巻付固定用帯状布の内部にゴムバンドを内蔵し、前記下衣の上端側にギャザーを設けたことを特徴とするものである。
請求項8記載の考案は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の二部式着物において、前記下衣の中央部下端側にスリットを設けるとともに、前記スリットにファスナーを縫着して前記スリットを開閉可能としたことを特徴とするものである。
本考案に係る二部式着物によれば、着物の着付けについて特別な技術を要することなく、一人でも短時間で着付けができる。また、着付けの際に身体に掛かる負担を軽減できる。さらに、着物を着用した際の美観の重要なポイントである襟元を含む襟回り、裾回り、袖口において、着物本来の美しさを引き立たせることができる。
本考案に係る二部式着物の実施形態について、図面に基づいて説明する。本考案に係る上衣1と下衣2とからなる二部式着物は、従来の和服を腰部付近で単に上下分割したものではない。
上衣1は、図1、図2に示すように、左右の前身頃3,4と後見頃5と襟6からなる上衣本体に両袖7,8が縫着されている。この基本構成については、従来の二部式着物と同じである。一方、この上衣1は、次のような特徴的構成を有している。上衣1の左右の前身頃3,4において、左前見頃4の丈は右前見頃3の丈より長く形成されている。着付けの際には、右前身頃3の上に左前身頃4を重ねて着付けることになるため、表になる左前身頃4の丈が右前身頃3の丈より短いと、右前身頃3の下縁9が見えてしまい見苦しくなる。そこで、表となる左前見頃4の丈を右前見頃3の丈より長く形成し、着用した際に右前身頃3の下縁9が表に出ないようにしたものである。代表的には左前見頃4の丈が右前見頃3の丈より3cm程度長く形成されている。
また、左前見頃4の脇部11から端部13への下縁10は、斜め下がりに形成されている。このようにしたのは、着付けにおける抜き襟を考慮したものである。すなわち、抜き襟をすると、その分だけ襟6の長さが余分に必要になるため、抜き襟に必要な十分な長さの襟を確保するとともに、着付け後に下縁10が略水平になるようにしたものである。
上衣1の後見頃5は、背縫い部である中央部14の丈を両脇部11,12の丈より短くして中央部14から両脇部への下縁15,16は斜め下がりに形成されている。代表的には上衣の中央部14の丈は、両脇部11,12の丈より6cm程度短く形成されている。このようにしないと、抜き襟をした場合、後見頃5の背縫い部である中央部14が下がりすぎてしまい、後見頃5の下縁15,16が弛んだ状態となってしまう。そこで、予め中央部14の丈を両脇部11,12の丈より短く形成し、着用した状態において下縁15,16が略水平になるようにしたものである。このことにより、着物を着た際の重要な美的ポイントである抜き襟を気兼ねなく行うことができる。
上衣1の後見頃5は、背縫い部である中央部14の丈を両脇部11,12の丈より短くして中央部14から両脇部への下縁15,16は斜め下がりに形成されている。代表的には上衣の中央部14の丈は、両脇部11,12の丈より6cm程度短く形成されている。このようにしないと、抜き襟をした場合、後見頃5の背縫い部である中央部14が下がりすぎてしまい、後見頃5の下縁15,16が弛んだ状態となってしまう。そこで、予め中央部14の丈を両脇部11,12の丈より短く形成し、着用した状態において下縁15,16が略水平になるようにしたものである。このことにより、着物を着た際の重要な美的ポイントである抜き襟を気兼ねなく行うことができる。
上衣本体の襟6の内側には伊達襟17を止着するとともに、前記伊達襟17に半襟18が重ねて止着されている。着物を着用した際には襟元などの襟回りは最重要な美的ポイントとなることから、襟6の内側に伊達襟17が少し見えるような状態で止着され、さらに伊達襟17の内側に半襟18が適度に見えるよう調整可能に止着されている。
また、半襟18は人肌に直接触れるため汚れ易く、かつ汚れの目立つ部位であることから、半襟18は取り外しが容易であることが求められる。そこで、本考案に係る二部式着物では、上衣本体の襟6の内側に伊達襟17を縫着する一方、半襟18は伊達襟17の内側の一部分に止着されている。具体的には伊達襟17の左右の中央部、すなわち後襟部19にのみ仮縫い状態で止着されている。このことにより半襟18が汚れた場合、半襟18を伊達襟17から容易に取り外して交換することができる。さらに、季節の変化などに応じて種々の柄や色彩の半襟と交換できるため、いわゆるTPOに合わせたファッションをコーディネートできる。
また、上衣本体の襟6と半襟18の間に伊達襟17が見えるように重ねて配置され、伊達襟17とは別に半襟18を独立して襟合わせすることができることから、襦袢を着用していなくても襟元では襦袢を着用して着物を着付けた状態に見せることが可能となる。したがって、本考案による二部式着物においては、着物の下着としての襦袢の着用を省略することが可能となり、タンクトップやTシャツなどの上に直接着用することができる。このように襦袢の着用を省略することにより、着物全体としての重量が軽くなるので、着用者の身体に掛かる負担は大幅に軽減される。また、襦袢の着用が不要となることで着付けに要する時間も短時間で済むという顕著な効果を奏する。
また、半襟18の内部には襟芯(図示省略)が固着されている。このことにより、着付けの際に抜き襟をしても、半襟18が折れたり倒れたりするのを防止できる。襟芯としては、綿素材に限らず紙素材のものなど、種々の素材の襟芯を使用することができる。抜き襟、すなわち衣紋抜きは、洋服にはない着物特有の着付けであり、着物の着付けの重要な美的ポイントである。せっかく抜き襟をしても半襟18が折れたり、倒れたりしていては着物本来の美しさが損なわれるが、本考案の二部式着物によれば、抜き襟をすることで着物の美しさを際立たせることができる。
また、半襟18の左右の複数箇所にはスナップファスナー21,22が付着されている。具体的には、半襟右側の表面2箇所に雌ファスナー21、半襟左側の裏面2箇所に雄ファスナー22が付着されている。このように複数のスナップファスナーを半襟の上下異なる位置に設けることにより、着物を着用する人の身体形状に合わせて襟元を整えることができる。たとえば、胸の膨らみが大きな女性は下位置に設けられたスナップファスナーを使用し、胸の膨らみの小さな女性は上位置に設けられたスナップファスナーを使用することで襟元を綺麗に整えることが可能となる。より細かな調整をするために、3箇所にスナップファスナーを設けることとしてもよい。
上衣1の右前見頃3の表面2箇所には結び紐23,24が取り付けられている。2箇所のうち1箇所は右向きに、他の1箇所は左向きに取り付けられている。さらに、上衣1の左前見頃4の襟縁と脇部内側にも各1本の結び紐25,26が取り付けられている。これらの結び紐は、上衣を着用者の胸部または腹部に固定するために使用される。そのため、結び紐には薄地ながら強度の強い生地が使用される。なお、着付けの際には、結び紐と合わせて市販品であるコーリンベルトを使用してもよい。コーリンベルトを使用すると着用者の身体に密着するように着付けることができるため、シルエットの美しい着付けが可能となる。ただし、コーリンベルトは着物とは別物品であることから手許にない場合もある。そのような場合であっても、本考案による二部式着物では上衣本体に結び紐が取り付けられているので、結び紐によって着付けをすることができる。
上衣本体の袖取付け部27,28には、左右の袖7,8が縫着されている。袖7,8の基本形態は一般的な着物と同じであり、袖取付け部27,28の下方に振り開口29,30が設けられるとともに、反対側には袖口31,32が設けられている。これらの開口部29,30,31,32は、着物の美観に影響を及ぼすものである。すなわち、着物を着用した後の動作において、これらの開口部から袖の内側が見え隠れするため、下着としての襦袢を着用しているか否かが見る人に判ってしまう。仮に、下着としての襦袢を着用していない場合には、着物本来の美しさと品位が損なわれることになる。
前述したように、本考案に係る二部式着物においては、着用者の身体に掛かる負担軽減や短時間で着用可能とするため、下着としての襦袢の着用を省略することとしている。そこで、袖7,8の内側に柄物の布地を表裏逆にして縫着し、袖口31,32および振り開口29,30から、前記柄物の布地の表面が見えるようにしている。このことにより、襦袢を着用していない状態であっても、袖口や振り開口から見える範囲では、あたかも襦袢を着用しているように見えることとなる。したがって、肌着や襦袢を着用しない場合であっても、着物本来の美しさと品位が損なわれることがない。
図3は、下衣2を展開した内側を示している。下衣2は、丈方向に裁断された6枚の縦長の布帛を縫い合わせて形成されている。後見頃35,36に相当する部位は、同一サイズの2枚の布帛を背縫い部37で縫製され、それら左右の後見頃の外側に左右の前見頃38,39が縫製され、さらに左右の前見頃38,39に左右の衽40,41が縫製されている。
後見頃35,36に相当する部位の布帛は、左右同一サイズの縦長の長方形の布帛として裁断・縫製されている。また縫製の際には、着物の表となる布帛と同一寸法の裏生地を重ねて後見頃が形成される。なお、以下に述べる他の部位についても、着物の表となる布帛と同一寸法の裏生地を重ねて縫製する点については共通する。そこで、以下の説明においては、裏生地に関する説明は省略する。
前見頃38,39に相当する部位の布帛も基本形状は左右同一であり、幅寸法が後見頃35,36に相当する布帛より若干小さくされている。左前見頃39に相当する部位の布帛は縦長の長方形のまま縫製されるが、右前見頃38に相当する部位の布帛は縦長の長方形の下辺である裾42が斜めにカットされている。この点において、左右の前見頃の形態は異なっている。
左右の衽40,41に相当する部位の布帛は、前見頃に相当する部位の布帛の略半分の幅で裁断され、左右の前見頃に縫製されている。上述した前見頃と同様、左衽41に相当する部位の布帛は縦長の長方形のまま縫製されるが、右衽40に相当する部位の布帛は縦長の長方形の下辺である裾43が斜めにカットされている。この点において、左右の衽40,41の形態は異なっている。右前見頃の斜めにカットされた下辺と右衽の斜めにカットされた下辺とは、連続した裾42,43となるように縫製されている。このように右前身頃と右衽の裾42,43を斜め上がりに形成したため、着付け後において右前身頃と右衽の裾が外部から見えることはない。また、右前身頃と右衽の裾42,43を斜め上がりに形成するとともに、右衽の上端側を細い三角形状に折り返して巻付固定用帯状布45と縫製したことにより、右前身頃の上に左前身頃を重ねた後において、「裾つぼまり」の着付け状態を実現できる。
下衣2の上端部には、着用者の腰部に下衣2を巻付けて固定するための固定用帯状布45を備えている。巻付固定用帯状布45の左端近くの裏面には複数の止着具46が設けられ、これらの止着具46と対をなす複数の止着具47が、巻付固定用帯状布45の右端近くの表面に設けられている。このように巻付固定用帯状布45の両端近くの表裏面に複数の止着具46,47を設けたことにより、着用者のウエストサイズが異なっても、無理のない適切な着付けが可能となる。止着具としてはスナップファスナーが好適であるが、他の止着具を使用することもできる。
また、巻付固定用帯状布中央部の表裏布帛の内部には、ゴムバンド48が内蔵されている。下衣2を着用する際には、巻付固定用帯状布45の両端部を把持してゴムバンド48を少し伸ばした状態でウエスト部に巻き付ける。その状態で両端近くの表裏面の適当な位置の止着具46,47で固定すると、その後ゴムバンドが縮んで、その分だけ中央部にギャザー49が生じることになる。このことにより、圧迫感がなく、しかも緩みのないフィット感のある着付けが可能となる。なお、上記ギャザーに代えて、あるいはギャザーとともに下衣の上端側にダーツを設けてもよい。
また、下衣2の中央部下端側には、下衣2の丈の30%〜40%にわたってスリット50が設けられ、該スリット50にはファスナー51が縫着されている。なお、ファスナー51が設けられていることは外観からは分からないように処理されている。このスリット50は、着物の美しさを際立たせる要素のひとつである「裾つぼまり」を解除するために利用される。たとえば、着物を着た状態で椅子に腰かけると「裾つぼまり」の状態では足元が窮屈であり、リラックスできない。そのような状態において下衣中央部下端側に設けたファスナーによりスリットを開くと、「裾つぼまり」は解除され、足元が楽になる。
図5および図6は、本考案に係る二部式着物を着用した状態を示す模式図である。図5は前姿であり、図6は後姿である。二部式着物の着用は下衣2を腰部に着付けた後、上衣1を着付ける。上衣1を着付けると、下衣2の巻付固定用帯状布45は上衣の下に隠れて見えなくなる。
上衣の着付けは、上衣の右前見頃の2箇所に設けた結び紐と、左前見頃の襟縁と脇部内側に設けた2本の結び紐を使用して着用者の上体に固定することができる。また、結び紐に代えて市販されているコーリンベルトを用いて上衣を着付けしてもよい。
結び紐は高強度の薄布が用いられることから、結んでも嵩張ることがなく、上衣を着用後、その上から帯を締めると、結び紐を結んだ部位は帯に隠れて外観に現れない。したがって、上衣と下衣とからなる二部式着物であっても、帯を巻いた後では、従来の上下一体の和服と見分けることはできなくなる。本考案に係る二部式着物は帯の使用を前提としており、帯を巻いた後において、従来の伝統的和服に劣らない美観を有する着物を実現するものである。
図5、図6においては、図面が煩雑となるのを防ぐため、上衣の結び紐の記載は省略している。さらに、実際の着付けにおいては、上述したように結び紐を結んだ部位に帯が巻かれることになるが、帯は着物とは別物品であるし、本考案に直接関係しないことから、帯の記載は省略している。
以上、本考案に係る二部式着物の実施例について説明したが、本考案は上述した実施例に限定されるものではない。たとえば実施例では女性用の着物について説明したが、本考案に係る二部式着物は男性用の着物についても適用できる。
1 上衣
2 下衣
3 上衣右前身頃
4 上衣左前身頃
5 上衣後見頃
6 襟
7,8 袖
9,10,15,16 上衣下縁
17 伊達襟
18 半襟
19 後襟部
21,22 スナップファスナー
23,24,25,26 結び紐
38 下衣右前身頃
42,43 裾
45 巻付固定用帯状布
46,47 止着具
48 ゴムバンド
49 ギャザー
50 スリット
51 ファスナー
2 下衣
3 上衣右前身頃
4 上衣左前身頃
5 上衣後見頃
6 襟
7,8 袖
9,10,15,16 上衣下縁
17 伊達襟
18 半襟
19 後襟部
21,22 スナップファスナー
23,24,25,26 結び紐
38 下衣右前身頃
42,43 裾
45 巻付固定用帯状布
46,47 止着具
48 ゴムバンド
49 ギャザー
50 スリット
51 ファスナー
Claims (8)
- 上衣と下衣とからなる二部式着物であって、前記上衣の左前見頃の丈は右前見頃の丈より長く、左前見頃の脇部から端部への下縁を斜め下がりに形成するとともに、後見頃の中央部の丈を両脇部の丈より短くして中央部から両脇部への下縁を斜め下がりに形成し、前記下衣の右前見頃の端部の丈を側部の丈より短くして裾を斜め上がりに形成したことを特徴とする二部式着物。
- 前記上衣の右前見頃の表面の2箇所に結び紐を設けるとともに、左前見頃の襟縁と脇部内側に各1本の結び紐を設けたことを特徴とする請求項1記載の二部式着物。
- 前記上衣の襟の内側に伊達襟を止着するとともに、前記伊達襟の後襟部に半襟を重ねて止着したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の二部式着物。
- 前記半襟の内部に襟芯を固着し、抜き襟しても前記半襟が型崩れしないことを特徴とする請求項3記載の二部式着物。
- 前記半襟の左右の複数箇所にスナップファスナーを付着したことを特徴とする請求項3または請求項4記載の二部式着物。
- 前記上衣の袖の内側に柄物の布地を表裏逆にして縫着し、袖口および袖振り口から前記布地の表面が見えるようにしたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の二部式着物。
- 前記下衣の上端部に巻付固定用帯状布を備え、前記巻付固定用帯状布の表裏に複数の止着具を設けるとともに、前記巻付固定用帯状布の内部にゴムバンドを内蔵し、前記下衣の上端側にギャザーを設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の二部式着物。
- 前記下衣の中央部下端側にスリットを設けるとともに、前記スリットにファスナーを縫着して前記スリットを開閉可能としたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の二部式着物。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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JP (1) | JP3213789U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112244405A (zh) * | 2020-10-10 | 2021-01-22 | 西京学院 | 一种伞形女装裁制方法 |
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2017
- 2017-09-20 JP JP2017004305U patent/JP3213789U/ja not_active Expired - Fee Related
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