JP5651084B2 - 異物検査装置 - Google Patents
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Description
また特許文献2には、容器に充填された液体のみが容器内で回転している状態を作り出して容器の外から複数の検査画像を取得し、液体の回転とともに移動する異物を、容器の傷や汚れと区別する技術が開示されている。特許文献2に開示される技術では、液体が充填された容器を回転させた後で急激に回転を停止させ、慣性によって液体のみが回転している状態を作り出している。
また、特許文献2に開示されるように、容器に充填された液体の回転によって異物を移動させることができ、容器とともに静止している、例えば容器の傷や汚れと、容器に充填された液体に混入した異物と、を識別することができる。
このように有効な水流を発生させることができない容器の異物検査は、例えば、容器上方から容器内に光を照射して容器下方から当該容器の底部を撮像し、撮像された画像データから底部に沈殿する異物を抽出する構成が好ましい。
図1の(a)に示すように、本実施形態に係る異物検査装置1は、透明または半透明の容器2に薬品などの透明な液体を充填する生産ライン(図示せず)に組み込まれている。容器2は薬品などの液体が充填された後に異物検査装置1まで搬送ライン10によって搬送され、異物検査装置1内では正立した状態で搬送装置3によって移動する。なお、容器2はガラスやアクリル、PET(ポリエチレンテレフタレート)等を素材とする透明または半透明な容器であることが好ましい。
また台座3aは、後記するように水平面内で中心軸周りに回転(自転)可能に構成されている。
なお、本実施形態においては、容器2の底部が台座3aに面するように載置されて起立した状態を容器2が正立した状態とする。そして、上下方向は、正立した容器2の底部の側を下方とする。
そして、異物検査装置1の入口部1aから出口部1bまでの間には、照明装置51と撮像装置52と制御装置53を含んで構成される検査部50が備わっている。
なお、モータ3cへの電源は、例えば図示しないスリップリングを介して、異物検査装置1に備わる電源装置(図示せず)から供給される構成とすればよい。
また、保持杆4aは軸線を中心として回転自在にアーム部3dに支持されることが好ましい。この構成によると、台座3aに載置された容器2が台座3aの自転とともに自転するときに、容器2を押さえつけている容器保持装置4も回転し、台座3aおよび容器2の自転が妨げられない。また、容器保持装置4によって、台座3aの自転による容器2の転倒が防止される。
この構成によると、保持キャップ4bの下方は容器2の上方で水平方向に広がって容器2を押さえつけることができる。さらに、保持キャップ4bが容器2の側に向かって漏斗状に広がる形状であるため、容器2の上部が保持キャップ4bの頂部に形成される狭部に嵌まり込む構成となり、保持キャップ4bで容器2を好適にホールドできる。
または、容器保持装置4を下方に付勢する付勢手段(図示せず)が備わる構成であってもよい。この構成の場合、付勢手段が発生する付勢力によって容器保持装置4が容器2を台座3aに押さえつける。
そのため、画像データにおいて異物がない領域は高輝度部(白色)であることが好ましく、この構成によって異物とその周囲の輝度の差を大きくすることができ、制御装置53による異物(低輝度部)の検出の精度を向上できる。
そこで、容器2の上方から底部に向けて光(白色光)を照射して、異物がない領域を高輝度にする構成が好ましい。
また、撮像装置52は、受光素子として、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor Image Sensor)などのエリアセンサを備えて画像データを取得するカメラを利用できるが、その種類は限定されない。また、撮像装置52は、静止画の画像データを取得する装置に限定されず動画を撮像する装置であってもよい。
例えば、図2の(a)に示すように、台座3aは、円柱状の本体部31の上方に容器2が載置される載置台33が嵌め込まれ、下方が検査ロータ3bに取り付けられて構成される。なお、図2の(a)は手前が台座3aの搬送方向になる。
さらに、図2の(a)、(b)に示すように、本体部31は側面の一部に、上方から下方に向かって略45度に傾斜した傾斜部を有する切り欠き部が撮像窓31aとして形成されている。そして、この撮像窓31aの傾斜部には、切り欠き部の上方から照射される光を本体部31の側面の方向に屈折させるプリズム32が備わっている。
または、傾斜部を有することなく、切り欠き部の上方から照射される光を本体部31の側面の方向に屈折させるようにプリズム32が固定される構成であってもよい。
また、透明または半透明の容器2が被写体窓30に嵌合し、さらに、容器2に透明の液体が充填されている場合に被写体窓30の上方(容器2の上方)から光が照射されると、その光は、容器2、液体、および被写体窓30を透過し、プリズム32で本体部31の側面の方向に屈折される。
なお、被写体窓30や撮像窓31aは、ガラスやアクリルなど透明な板材等で覆われた構成であってもよいし、板材等で覆われることなく開放された構成であってもよい。
前記したように、撮像装置52は上方から容器2、容器2に充填される液体、被写体窓30を透過し、撮像窓31aのプリズム32によって本体部31の側面の方向に屈折された光を受光素子で受光して画像データを取得する装置であり、照明装置51は被写体窓30の上方から下方に向かって好適に光を照射する構成が好ましい。しかしながら、台座3aに載置された容器2の上方には容器保持装置4の保持キャップ4bが配置されるため、照明装置51を容器2の上方に配置することは困難である。
なお、保持キャップ4bは、アルミ鋼やステンレス鋼など樹脂以外の素材からなり、下面(漏斗状に広がっている内側)に白色や乳白色の樹脂膜が貼り付けられる構成や白色などの塗料が塗布される構成であってもよい。
また、保持キャップ4bを白色や乳白色とすることで、照明装置51が白色光を発光する場合には反射光L1を白色(乳白色)光とすることができる。そして、透明(半透明)の液体が充填された容器2を透過する保持キャップ4bの反射光L1を撮像装置52が撮像する画像データを、高輝度部で形成される白色の画像とすることができる。
また、検査部50に備わる照明装置51によって、全ての台座3aに載置された容器2に光を照射できる。したがって、全ての台座3aに照明装置51を取り付ける必要がなく、異物検査装置1(図1の(a)参照)を簡素な構成とすることができる。
例えば、保持キャップ4bの周囲から容器2に向かって照射される光が液面S1に入射しない程度に保持キャップ4bの下方が大きく(広く)形成されていることが好ましい。
なお、例えば図示しない回転位置センサで台座3aの回転位置を検出する構成にすることによって、制御装置53は、容易に撮像窓31aを撮像装置52の側に向けることができる。
なお、制御装置53が、異物が混入していると判定した容器2は、異物検査装置1に備わる図示しない排斥ラインから排斥される構成が好ましい。そして、異物が混入していないと判定された容器2のみが、その後の生産工程を経て製品として出荷される構成が好適である。
したがって、撮像装置52(図2の(a)参照)が容器2を底部の側から撮像する構成としても、容器2に混入した異物と周囲の輝度の差の大きな画像データを取得できる。そして、制御装置53(図1の(a)参照)によって精度よく異物を検出できる。
2 容器
3 搬送装置
3a 台座
3b 検査ロータ
4 容器保持装置
4b 保持キャップ(保持部)
30 被写体窓
50 検査部
51 照明装置
52 撮像装置
53 制御装置
Claims (3)
- 正立した容器を載置する台座と、
前記台座に載置された前記容器の上方で水平方向に広がって当該容器を上方から押さえつける保持部を有する容器保持装置と、
前記容器を底部の側から撮像した画像データを取得する撮像装置と、
照明装置と、を含んで構成される異物検査装置であって、
前記保持部は、上方から下方に向かって漏斗状に広がって、頂部に形成される狭部で前記容器の上部を嵌め込んで当該容器を保持し、
前記照明装置は、前記容器を押さえつけている前記保持部の下方から当該保持部に向かって上方に光を照射し、
前記保持部は、前記照明装置が照射した光を下方に向かって反射するように構成されていること、を特徴とする異物検査装置。 - 前記保持部が白色または乳白色の樹脂で成形されていることを特徴とする請求項1に記載の異物検査装置。
- 前記保持部は、前記照明装置が照射した光を乱反射するように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の異物検査装置。
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