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JP5645599B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式の画像形成装置に用いられるトナー補給機構の異常検知に関するものである。
電子写真方式や静電記録方式の画像形成装置において、静電潜像を現像することによって現像器内の現像剤量が規定量以下に減少した場合、現像剤が貯えられたホッパーユニットから現像器に現像剤を補給する機構が知られている。
前記ホッパーユニットはトナーボトルから補給された現像剤を一旦貯えた後、該ホッパーユニットに設けられた現像剤補給スクリューによって流動性の高い現像剤を適量補給することができる。
ホッパーユニットへの現像剤の補給は、ホッパーユニット内の現像剤の残量を検知するトナー検知手段の信号に基づきトナーボトルから補給される。トナー検知手段としては、圧電素子により検知面を振動させるピエゾセンサをホッパーユニットの壁面に設け、前記検知面にトナーが付着することでその振動特性が変化することを利用したものがある。また、ホッパーユニットの壁面に配設したLED(発光素子)とホッパーユニットを介して該LEDと対向する位置に配設したフォトトランジスタ(受光素子)とを有する非接触型のトナー検知手段が知られている。この非接触型のトナー検知手段は、LEDからホッパーユニット内のトナーを透過した可視光線をフォトトランジスタが受光することで、ホッパーユニット内のトナーの透過率からトナーの残量を検知することができる。
また、前記ピエゾセンサを用いた場合、凝集性の高い現像剤が検知面に付着することで、ピエゾセンサの振動特性が変化してしまうため、針金などのクリーニング手段により適宜検知面をクリーニングすることが知られている。
しかし、これらのトナー検知手段が故障によりトナー無し状態を出力し続けると、トナーボトルから過剰に現像剤が補給され、ホッパーユニットから現像剤が溢れて画像形成装置内を汚損するという問題があった。
そこで特許文献1では、ピエゾセンサの電源投入直後からトナーの検知が可能になるまでの過渡期間に、前記ピエゾセンサが必ず出力する特有の信号Qを制御部(CPU)が検知することで前記ピエゾセンサが正常であることを検知する構成が開示されている。
そのため、ピエゾセンサの電源オンの度に故障の検知が可能であり、該故障によりホッパーユニットから現像剤が溢れることで画像形成装置内が汚損されることを防止できる。
特開2001−66870号公報
しかしながら、特許文献1では、トナー検知手段はその電源を投入したときにだけ異常検知を行うため、連続した画像形成中にトナー検知手段が故障してしまうと、次にトナー検知手段の電源がオンとなるまで異常を検知することができないという問題があった。
そこで、本発明は、連続した画像形成中にもトナー検知手段の異常検知が可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の画像形成装置は、画像形成に使用される補給用のトナーを収容するトナー補給容器と、前記トナー補給容器から補給されるトナーを蓄積するトナー蓄積手段と、前記トナー蓄積手段に蓄積されるトナーが前記トナー蓄積手段に設けられた検知部材に接触しているか否かを検知する検知手段と、前記検知部材に接触することで該検知部材に接触しているトナーを除去するクリーニング部材と、該クリーニング部材に付着しているトナーが除去された前記検知部材を覆うことで、該検知部材をトナーと前記クリーニング部材から離間するカバー部材を有するクリーニング手段と、前記クリーニング手段により前記カバー部材が前記検知部材を覆った状態で、前記検知手段によりトナーと前記クリーニング部材の少なくとも一方が前記検知部材に接触していることが検知された場合、前記検知手段に異常が発生していると判断する判断手段と、を有することを特徴とする。また、請求項2に記載の画像形成装置は、画像形成に使用される補給用のトナーを収容するトナー補給容器と、前記トナー補給容器から補給されるトナーを蓄積するトナー蓄積手段と、前記トナー蓄積手段に蓄積されるトナーが前記トナー蓄積手段に設けられた検知部材に接触しているか否かを検知する検知手段と、前記検知部材に接触することで、該検知部材に接触しているトナーを除去するクリーニング部材と、該クリーニング部材により付着しているトナーが除去された前記検知部材を覆うことで、該検知部材をトナーと前記クリーニング部材から離間するカバー部材を有するクリーニング手段と、前記クリーニング手段により前記カバー部材が前記検知部材を覆った状態で、前記検知手段によりトナーと前記クリーニング部材の少なくとも一方が前記検知部材に接触していることが検知された場合、前記トナー補給容器から前記トナー蓄積手段へのトナーの補給を禁止する制御手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、連続した画像形成中にも検知手段の異常検知が可能である。
画像形成装置の概略断面図 ホッパーユニットとトナーボトルの要部断面図 トナー検知センサの概略図 トナー検知センサの位相特性を示す図 トナー検知センサの入出力信号を示す図 第1の実施形態のクリーニング部材の動作を示す図 第1の実施形態の画像形成装置の制御ブロック図 第1の実施形態の現像器及びホッパーユニットにトナーを補給する処理を表すフローチャート図 第2の実施形態のクリーニング部材とカバー部材の概略構成を示す図 第2の実施形態のクリーニング部材とカバー部材の動作を示す図 第2の実施形態のホッパーユニットにトナーを補給する処理を表すフローチャート図
(第1の実施形態)
図1はタンデム型のフルカラー画像形成装置の概略断面図である。本実施形態の画像形成装置は画像読取部1Rで原稿画像を光学的に読み取り、電気信号にして画像出力部1Pに送信する。
4つの像形成部10a〜10dの各々は像担持体としての感光ドラム11a〜11dを有し、その周りに帯電器12a〜12d、露光装置13a〜13d、現像器14a〜14d、1次転写部35a〜35d、ドラムクリーナ15a〜15dが配設されている。フルカラーの画像形成装置において像形成部10aはブラック、像形成部10bはシアン、像形成部10cはマゼンタ、像形成部10dはイエローのトナー像を形成し、これらを中間転写ベルト31上に順次重ねて転写することでフルカラーのトナー像を形成する。
次に画像形成動作について説明する。
感光ドラム11a〜11dは、帯電器12a〜12dによりその表面を一様に帯電される。次いで、露光装置13a〜13dが、画像読取部1Rから出力される画像信号に応じて変調したレーザビームa〜dをミラー16a〜16dを介して感光ドラム11a〜11d上に露光すると、感光ドラム11a〜11dはその表面に静電潜像を形成される。
次いで、静電潜像が現像器14a〜14dのトナーによって顕像化され、各感光ドラム11a〜11dは各色に対応したトナー像を担持する。トナー像は感光ドラム11a〜11dの回転により1次転写部Ta〜Tdへと進入すると、1次転写部35a〜35dからの転写電圧により中間転写ベルト31上に順次重ねて転写され、中間転写ベルト31上でフルカラーのトナー像となる。その後、1次転写部Ta〜Tdにおいて中間転写ベルト31へ転写されずに感光ドラム11a〜11dに残留したトナーは、ドラムクリーナ15a〜15dによって除去される。
中間転写ベルト31は駆動ローラ32と、従動ローラ33と、2次転写対向ローラ34とに張架され、図の矢印B方向へと回転駆動される。
また、駆動ローラ32は不図示の駆動手段としてのパルスモータやブラシレスDCモータによって回転駆動される。
中間転写ベルト31上に担持されたトナー像は中間転写ベルト31の回転運動により、2次転写対向ローラ34が中間転写ベルト31を介して2次転写ローラ36を押圧している2次転写部Teへと搬送される。このとき、給紙カセット21内の記録材Pがピックアップローラ22と搬送ローラ23により給紙ガイド24を通り、レジストローラ25で紙の位置と送り出しのタイミングを調整され、トナー像と接触するように2次転写部Teへと排出される。
中間転写ベルト31上のトナー像と、レジストローラ25から送り出された記録材Pが2次転写部Teに進入すると、不図示の電圧電源により、2次転写ローラ36と2次転写対向ローラ34との間に転写電界が形成される。これにより中間転写ベルト31上のトナー像は記録材Pへと転写される。記録材Pへ転写されずに中間転写ベルト31上に残留したトナー(図2)はベルトクリーナ50により除去される。
トナー像を担持した記録材Pは排紙ガイド43によって定着部40へと搬送される。定着部40において、定着ローラ対41a、41bはトナー像と記録材Pを挟持、搬送しながら、定着ローラ41a内に設けられた不図示のヒータにより加熱することで、トナー像を記録材Pへと定着する。
その後、トナー像の定着した記録材Pは内排紙ローラ44、外排紙ローラ46により排紙トレイ47に排出される。
次に、図2を参照して、現像器14a〜14d毎に設けられ、各現像器14a〜14dに供給する各色のトナーTを一旦蓄積しているトナー蓄積手段としてのホッパーユニット301について説明する。
図2は、図1の現像器14a〜14dの1つ(現像器14)と、現像器14に配設された補給用のトナーTを蓄積するためのホッパーユニット301と、ホッパーユニット301に装着されたトナー補給容器としてのトナーボトル300の概略断面図である。現像器14内のトナーTが減少すると、トナーボトル300から画像形成に使用される補給用のトナーTが、ホッパーユニット301を介して補給される構成となっている。
トナーボトル300は、ホッパーユニット301への補給用のトナーTを収容しており、その内側面にトナーTを搬送する螺旋状の案内溝が形成されている。トナーボトル300が回転駆動することで、該トナーボトル300内のトナーTが開口部からホッパーユニット301へと補給される。
ホッパーユニット301はホッパーユニット301内のトナーTの有無を検知するトナー検知手段としてのトナー検知センサ400を有する。トナー検知センサ400の詳細は後述する。ホッパーユニット301は更に、トナー検知センサ400をクリーニングするクリーニング部材302と、現像器14に補給用のトナーTを補給する補給手段としての補給スクリュー303と、を有する。
補給スクリュー303は所定時間回転駆動することによって、任意の量のトナーTをホッパーユニット301から現像器14へと補給することが出来る。また、補給スクリュー303の回転時間を検知するための補給スクリュー回転検知センサ304(図7)が補給スクリュー303近傍に接続されている。
現像器14には、現像器内のトナー量を検知するトナー量検知手段としてインダクセンサ501が配設されている。インダクセンサ501は、現像器14内の現像剤(キャリアとトナーT)の透磁率を検出することで、現像剤中のキャリアに対するトナーの割合(トナー量)を検知する。本実施形態の現像器14は、現像器14内の現像剤の透磁率μと、予めROM510(図7)に格納されている基準透磁率μnormとの差分の絶対値が、閾値t以下(式1)であれば適正なトナー量となる。
|μnorm−μ|≦t (ただし、μnorm>t) ・・・(式1)
また、トナー量検知手段としてはこの構成に限定されるものではなく、例えば、中間転写ベルト31上に転写した測定用のトナー像に光を照射し、その反射光を光電素子で受光する反射光センサを用いてもよい。この構成とすれば、測定用のトナー像からの反射光量が予め測定しておいた閾値の範囲を外れることで、現像剤中のキャリアに対するトナーの割合(トナー量)が減少していることを検知することができる。
図3は本実施形態でトナー検知センサ400として用いる粉体レベルセンサの概略構成図である。なお、本発明に用いる粉体レベルセンサは他励発振方式の粉体レベルセンサであり、TSP1510C−01(TDK社製)を用いた。本実施形態で用いた粉体レベルセンサは、その測定原理の詳細な説明を省略する。
粉体レベルセンサ400は検知ユニット410と、制御部420とを有している。
検知ユニット410は、ホッパーユニット301内のトナーTに接触する検知部材としての検知面401と電極403とで圧電セラミックス402を挟んだ構成となっている。尚、本実施形態の検知ユニット410は固有周波数が6.7kHzのものを用いた。
制御部420は、発振器装置404と、位相検知部405、406と、位相比較部407を有し、検知面401と電極403とに夫々接続されている。
発振器装置404は検知面401と電極403とを介して圧電セラミックス402に交流電圧を印加することで、検知ユニット410を振動させる。本実施形態において発振器装置404は、20[ms]を1周期とし、1周期中に検知ユニット410にその固有周波数近傍の周波数(4[kHz]〜8[kHz])で段階的に変化させた交流電圧を印加している。
位相検知部405は検知面401の振動状態を示す信号を検知し、位相検知部406は電極403の振動状態を示す信号を検知する。
位相比較部407は、位相検知部405により検知される検知面401の振動状態と、位相検知部406に検知される電極403の振動状態とに基づき、共振点有無信号を計数する。
ここで、共振点有無信号を説明する前に検知ユニット410の振動状態について説明する。
図4は1周期中の検知ユニット410の振動状態を示すデータである。図4(a)は、ホッパーユニット301の壁面に設けた検知面401にトナーTが付着しておらず、さらに、検知面401にクリーニング部材302が接触していないときの検知ユニット410の振動状態を示す信号である。検知ユニット410がその固有周波数で振動するときに顕著な共振点Aが表れている。図4(b)は、ホッパーユニット301の壁面に設けた検知面401にトナーTが付着している、又は、検知面401にクリーニング部材302が接触しているときの検知ユニット410の振動状態を示す信号である。検知ユニット410がその固有周波数で振動しても顕著な共振点Aは表れない。
ここで顕著な共振点Aとは、位相検知部405から出力される検知面401の振動状態と、位相検知部406から出力される電極403の振動状態との位相差が固有周波数近傍において所定位相(本実施形態では0[deg])よりも大きく立ち上がることをいう。尚、本実施形態の所定位相は、トナーの付着していない検知面401にクリーニング部材302を接触させたときの振動状態を示す信号と、トナーとクリーニング部材302が検知面に接触していないときの振動状態を示す信号を比較して決めた値である。
位相比較部407は、図4(a)のように顕著な共振点Aが現れればローレベル(本実施形態では0[V])の共振点有無信号として計数する。また、位相比較部407は、図4(b)のように顕著な共振点Aが現れなければハイレベル(本実施形態では5[V])の共振点有無信号を計数する。
図5は、位相比較部407がカウントする共振点有無信号(図5(a))と、位相比較部407からCPU500(図7)へ出力される負荷信号(図5(b))を示す図である。図5の横軸は時間であり、本実施形態では1目盛を1周期(20[ms])としてある。また、図5の縦軸は出力電圧である。
位相比較部407は、ハイレベルの共振点有無信号が所定回数以上連続すると、ハイレベル(本実施形態では5[V])の信号をCPU500へ出力し、所定回数以上連続しない場合、ローレベル(本実施形態では0[V])の信号をCPU500へ出力し続ける。本実施形態では、位相比較部407から出力されるハイレベル(5[V])の信号を負荷有り信号、ローレベル(0[V])の信号を負荷無し信号とする。
より詳細に述べると、位相比較部407は1周期(20[ms])毎に位相検知部405から出力される信号と、位相検知部406から出力される信号とから、検知ユニット410の振動状態を検出し、ハイレベル(5[V])の共振点有無信号をカウントする。位相比較部407は、ハイレベル(5[V])の共振点有無信号が所定回数(本実施形態では10回)以上連続した後、負荷有り信号(5[V])を出力し始める。つまり、位相比較部407は所定時間以上(本実施形態では200[ms]以上)検知面401にトナーTが付着していれば、又は、検知面401にクリーニング部材302が接触していれば、負荷有り信号(5[V])を出力し始める。
また、位相比較部407はハイレベル(5[V])の共振点有無信号が所定回数(10回)以上連続して検知されるまで負荷無し信号(0[V])を出力し続ける。また、位相比較部407は粉体レベルセンサ(トナー検知センサ400)の電源が投入されたときにカウントをリセットする。
つまり、位相比較部407は、位相検知部405、406から入力される振動状態を示す信号のばらつきによる誤検知を緩和して、検知精度を上げるために設けられている。
図6はホッパーユニット301内から粉体レベルセンサ400の検知面401を見たときの要部概略図であり、これを用いてクリーニング部材302がホッパーユニット301の壁面に設けられた検知面401をクリーニングする動作を説明する。
尚、クリーニング部材302としては、SUSやメッキ鉄の針金、または、ブレード状の弾性ゴムが用いられる。
クリーニング部材302は、メカニカル機構とクリーニング駆動部306(図7)により、検知面401に当接しない位置(図6(a)もしくは図6(c))に停止するように制御されている。本実施形態のクリーニング部材302は、クリーニング駆動部306により図6の(a)→(b)→(c)→(b)→(a)→・・・の順に検知面401を摺動し続けている。これにより、クリーニング部材302は、ホッパーユニット301内のトナーTを不図示の攪拌ローラで攪拌したときや、トナーボトル300からホッパーユニット301へトナーTを補給した際に、検知面401に付着したトナーTを除去している。
次に図7と図8を用いてトナー検知センサ400の異常検知処理について述べる。
図7は画像形成装置の制御ブロック図である。図8は現像器14またはホッパーユニット301にトナーTを補給する処理を表すフローチャートであり、トナー検知センサ400の異常検知処理を含んでいる。
CPU500は、画像形成装置全体を制御する制御回路である。ROM510には、画像形成装置で実行する各種処理を制御するための制御プログラムが格納されている。RAM520は、CPU500が動作するためのシステムワークメモリである。なお、図8のフローチャートを実行するためのプログラムは、ROM510に記憶されており、CPU500によって読み出されることにより実行される。
トナーボトル駆動部305は、CPU500からホッパーユニット301へのトナーの補給を指示する信号が入力されると、トナーボトル300を回転駆動させ、トナーボトル300内のトナーTをホッパーユニット301へ補給させる。また、トナーボトル駆動部305は、CPU500からの開閉信号に応じて、トナーボトル300内のトナーTがホッパーユニット301へと排出される開口部の開閉動作を行っている。
クリーニング駆動部306は、CPU500からの信号に応じて、パルスモータやブラシレスDCモータの正転と逆転の切替によりクリーニング部材302を図6の(a)→(b)→(c)→(b)→(a)→・・・の順に摺動させている。本実施形態のクリーニング駆動部306は、CPU500からの信号に応じて、クリーニング部材302を第1の速度Vnormと、第2の速度Vslowで駆動している。ここで、第1の速度Vnormとは、クリーニング部材302が図6(a)の位置から図6(c)の位置へ1回摺動する間に検知面401に所定時間よりも短い時間接触する速度である。また、第2の速度Vslowとは、クリーニング部材302が図6(a)の位置から図6(c)の位置へ1回摺動する間に検知面に所定時間以上接触する速度である。
補給スクリュー駆動部307はブラシレスDCモータであり、CPU500からの信号により補給スクリュー303を回転駆動させている。また、補給スクリュー回転検知センサ304は補給スクリュー303の回転時間を測定するセンサである。なお、補給スクリュー303が1秒間回転することにより現像器14に補給されるトナーの量は予め決まっている。
トナー検知センサ400は、所定時間(本実施形態では200[ms])以上検知面401にトナーTが付着していることにより、又は、所定時間以上検知面401にクリーニング部材302が接触していることにより負荷有り信号(5[V])を出力する。
表示手段としての表示部2は、図1に示す画像形成装置本体に設けられたディスプレイであり、CPU500は異常を報知するための信号を表示部2に出力する異常報知手段でもある。本実施形態では、CPU500からの信号によって使用者に画像形成装置の異常を報知する構成となっている。なお、表示部2はネットワークを通じて画像形成装置と接続されたPCのディスプレイであってもよい。
CPU500は、インダクセンサ501が検知した現像器14内の現像剤の透磁率μが、μnorm+tより大きくなる(つまり、現像剤中のトナーの割合が不足する)と、図8のフローチャートに示す制御を実行する。以降、μnorm+tをμmaxと称す。なお、tは目標とする基準透磁率μnormに対して許容する誤差を表し、μmaxは、適正な透磁率の範囲の最大値に相当する。
あるいは、現像器14が感光ドラム11へ所定回数の現像を行った後に図8のフローチャートに示す制御を実行してもよく、また、画像形成装置の主電源が投入された後に図8のフローチャートに示す制御を実行してもよい。
次に、現像器14またはホッパーユニット301にトナーTを補給する処理を図8に表すフローチャートに基づいて説明する。このフローチャートの処理はCPU500がROM510に格納されたプログラムを読み出すことにより実行される。
CPU500は、現像器14またはホッパーユニット301へのトナーTの補給を開始すると、クリーニング駆動部306によってクリーニング部材302を第1の速度Vnormで駆動させ、検知面401を摺動する(S800)。
本実施形態の第1の速度Vnormは、クリーニング部材302が図6(a)の位置から図6(c)の位置へ1回摺動するのに要する時間が160[ms]となる速度である。そのため、検知面401にトナーが付着していなければ、位相比較部407が検知するハイレベル(5[V])の共振点有無信号は所定回数未満しか連続しない。よって、位相比較部407からCPU500へ出力される信号は負荷無し信号(0[V])となる。
また、第1の速度Vnormは本実施形態の速度に限定されるものではなく、位相比較部407が所定回数(10回)連続してハイレベル(5[V])の共振点有無信号を検知しない速度であればどのような速度でもよい。
次いで、CPU500はトナー検知センサ400から出力される信号が負荷有り信号(5[V])であるか否か判定する(S801)。クリーニング部材302が第1の速度Vnormで駆動している間、位相比較部407に検知される共振点有無信号は、検知面401をトナーTが覆っていなければ、ハイレベル(5[V])の信号が所定回数(10回)以上連続した信号とならない。
CPU500はステップS801において、トナー検知センサ400から出力される信号が負荷有り信号(5[V])であった場合、インダクセンサ501により現像器14のトナー量が適正なトナー量の範囲の最小値以上であるか否かを判定する(S802)。詳しくは、CPU500がインダクセンサ501により測定した現像器14の現像剤の透磁率μが、所定の透磁率μmax以下であるか否かを判定している。現像器14の透磁率μが所定の透磁率μmax以下であれば現像器14の現像剤中のトナーの量が適正なトナー量の範囲の最小値以上となる。
ステップS802により、現像器14の現像剤の透磁率μが所定の透磁率μmax以下であれば、CPU500は、クリーニング駆動部306によるクリーニング部材302の駆動を停止する(S803)。これにより現像器14またはホッパーユニット301へトナーTを補給する処理と共に、トナー検知センサ400の異常検知処理は終了する。
次に、ステップS801において、CPU500がトナー検知センサ400から出力された信号を負荷無し信号(0[V])と判断した場合について説明する。
CPU500は、ステップS801においてトナー検知センサ400から負荷無し信号(0[V])が出力されると、クリーニング駆動部306によりクリーニング部材302を第2の速度Vslowで駆動させて検知面401を摺動させる(S804)。
本実施形態の第2の速度Vslowは、クリーニング部材302が図6(a)の位置から図6(c)の位置へ1回摺動するのに要する時間が300[ms]となる速度である。そのため、位相比較部407に検知されるハイレベル(5[V])の共振点有無信号は所定回数(10回)以上連続し、位相比較部407からCPU500へ出力される信号は負荷有り信号(5[V])となる。
ここで、第2の速度Vslowは本実施形態の構成に限られるものではなく、位相比較部407がハイレベル(5[V])の共振点有無信号を所定回数(10回)以上連続して検知する速度とすればよい。
また、第2の速度Vslowは本実施形態の速度に限定されるものではなく、位相比較部407に所定回数(10回)以上連続してハイレベル(5[V])の共振点有無信号が検知される速度であればどのような速度でもよい。
このように、ステップ801の検知結果によって、CPU500はクリーニング部材302を第1の速度Vnormで駆動するか、あるいは、第2の速度Vslowで駆動するかを選択している。
次いで、CPU500は、トナー検知センサ400が正常であるかを判断するため、第2の速度で検知面401を摺動しているクリーニング部材302によりトナー検知センサ400から負荷有り信号(5[V])が出力されるか否かを判定する(S805)。このとき、トナー検知センサ400が正常であれば、検知面401に付着したトナーTはクリーニング部材302の第1の速度Vnormでの駆動により除去されているはずである。
ステップS805においてCPU500は、トナー検知センサ400から負荷有り信号(5[V])が出力されれば、トナー検知センサ400を正常と判断し、ホッパーユニット301にトナーTが不足していることを検知する。
次いで、CPU500はトナーボトル駆動部305を所定時間(本実施形態では2[s])駆動させることでトナーボトル300からホッパーユニット301へトナーTを補給し(S806)、ステップS800に移行する。ステップS800からステップS806を繰り返すことで、ホッパーユニット301には、検知面401がトナーTで覆われるまでトナーボトル300からトナーTが補給される。
一方、ステップS805においてCPU500は、トナー検知センサ400から負荷無し信号(0[V])が出力されると、トナーボトル300からホッパーユニット301へのトナーTの補給を禁止する(S807)。これはトナー検知センサ400の出力が常に0[V]となる故障(異常1)が発生しているためである。本実施形態では、CPU500は、トナー検知センサ400から出力される信号が0[V](負荷無し信号)であれば、ホッパーユニット301のトナーTが減少していると判断し、トナーボトル300からホッパーユニット301へトナーTを補給し続けてしまう。つまり、CPU500は、異常1が発生していることを判断できなければ、ホッパーユニット301へ過剰にトナーを補給し続けることでホッパーユニット301からトナーが溢れてしまい、画像形成装置内を汚損してしまう。そのため、ステップS807において負荷有り信号(5[V])が出力されなければ、トナーTの補給を禁止することで、ホッパーユニット301からトナーが溢れることを防止している。
ステップS807においてCPU500は、トナーボトル駆動部305へ出力するトナーの補給を指示する信号の出力を禁止すればよい。または、CPU500から出力される開閉信号により、トナーボトル300の開口部を封止してトナーTの補給を禁止すればよい。
また、ステップS807において、上記の異常1が発生している場合に、CPU500はトナーボトル300からホッパーユニット301へのトナーTの補給を禁止したが、さらに、画像形成動作の実行を禁止する構成としてもよい。または、異常1の発生が検知されてからROM510に予め記録されている所定枚数分だけ画像形成動作が実行された後、画像形成動作を禁止する構成としてもよい。
さらに、ステップS807の後に、異常報知手段としてのCPU500が表示部2へトナー検知センサ400に異常1が発生していることを報知するための信号を出力する構成としてもよい。
CPU500は、ステップS804とステップS805において、クリーニング部材302を第2の速度Vslowで駆動させ、トナー検知センサ400がクリーニング部材302の検知面401への接触により負荷有り信号(5[V])を出力するか否か判定する。これにより、CPU500は、トナー検知センサ400から出力される0[V]の信号が、トナー検知センサ400の故障によるものか、ホッパーユニット301内のトナーTが不足していることにより負荷無し信号(0[V])を出力しているのかを識別している。
次に、ステップS802においてCPU500が、インダクセンサ501により測定した現像器14の現像剤中の透磁率μが所定の透磁率μmaxより大きい(つまり、現像剤中のトナーの量が目標値よりも所定量以上少ない)場合について説明する。ここで、目標値とは、現像器14の現像剤の透磁率μが基準透磁率μnormである場合の現像器14内のトナーの量である。
CPU500は、インダクセンサ501で測定した透磁率μから、ROM510に格納された透磁率と不足分のトナー量との対応関係を表す第1のテーブルを用いて、現像器14内の不足分のトナー量を算出する(S808)。ここで、不足分のトナー量とは、現像器14内へトナーを補給した際に、現像器14内の現像剤の透磁率μが基準透磁率μnormとなるために必要なトナー量である。
つまり、補給スクリュー303がホッパーユニット301から現像器14へ不足分のトナー量を補給する際に、補給スクリュー303の補給量に誤差が生じても、現像器14内のトナー量は、適正なトナー量となるまで確実に補給される構成となっている。
次いで、CPU500は補給スクリュー駆動部307により、ステップS808で算出した不足分のトナー量を補給するのに必要な補給スクリュー303の回転時間分補給スクリュー303を回転駆動させる(S809)。ここで不足分のトナー量と補給スクリュー303の回転数もROM510に格納されたトナー量と回転時間との対応関係を表す第2のテーブルから求まる。
ここで、本実施形態のホッパーユニット301は、検知面401を覆う程蓄積したトナーTの容量が現像器14に収容可能なトナーTの容量以上となるような位置に検知面401を配設している。そのため、ホッパーユニット301から現像器14へトナーTを補給している際中にホッパーユニット301内のトナーTが空になることは無い。
ステップS808とステップS809により、CPU500は、補給スクリュー駆動部307によりホッパーユニット301から現像器14内へのトナーの補給を完了する。
次いで、CPU500は、インダクセンサ501により現像器14のトナー量が適正なトナー量の範囲の最小値以上であるか否かを再度判定する(S810)。詳しくは、CPU500がインダクセンサ501により測定した現像器14の現像剤の透磁率μが所定の透磁率μmax以下であるか否かを判定している。
ステップS810において、CPU500は、インダクセンサ501により測定した透磁率μが所定の透磁率μmax以下であれば、現像器14のトナー量が適正なトナー量の範囲であると判断し、ステップS800へと移行する。
一方、CPU500は、インダクセンサ501により測定した現像器14の現像剤の透磁率μがステップS809で現像器14にトナーTを補給した後も所定の透磁率μmaxよりも大きければ、画像形成動作の実行を禁止する(S811)。ステップS811において、CPU500は、現像剤の透磁率μが所定の透磁率μmaxよりも大きければ、現像剤中のトナーの量が目標値よりも所定量以上少ないと判断する。
ステップS810において、不足分のトナー量を補給した現像器14の現像剤が適正なトナー量の範囲とならなければ、ホッパーユニット301には検知面401を覆う程トナーTが蓄積されていなかったことになる。つまり、トナー検知センサ400がハイレベル(5[V])の信号を出力し続ける、又は、クリーニング部材302が検知面401に接触した状態で停止していることで5[V]の信号を出力し続ける故障(異常2)が発生していることになる。
本実施形態では、トナー検知センサ400から出力される信号が5[V](負荷有り信号)であれば、CPU500はホッパーユニット301にはトナーTが十分に蓄積されていると判断し、トナーボトル300からホッパーユニット301へトナーを補給しない。つまり、CPU500は異常2が発生していることを判断できなければ、ホッパーユニット301から現像器14に補給されるトナー量が本来補給されるべきトナー量よりも少なくなってしまう。そのため、現像器14の現像剤中のトナー量が十分でないために出力物の画像の濃度が薄くなるといった画像不良が発生してしまう。
また、本実施形態では、ステップS811において画像形成動作の実行を禁止したが、ステップS811の後、異常報知手段としてのCPU500が表示部2へトナー検知センサ400に異常2が発生していることを報知するための信号を出力する構成としてもよい。
本実施形態では、ステップS801において、CPU500は、クリーニング駆動部306によりクリーニング部材302を第1の速度Vnormで摺動させている間に、検知面401にトナーTが付着しているか否かを判断している。さらに、ステップS805において、CPU500は、クリーニング駆動部306によりクリーニング部材302を第2の速度Vslowで摺動させている間に、検知面401にクリーニング部材302が接触しているか否かを判断している。
そこで、CPU500が、ステップS801の判断を行う前にクリーニング駆動部306によってクリーニング部材302を検知面401に接触しない位置(図6(a)もしくは図6(c))で停止させる構成とすればよい。この構成とすれば、ステップS801においてトナー検知センサ400が正常であれば、トナー検知センサ400は検知面401がトナーTに覆われているときにだけ負荷有り信号(5[V])を出力する。
また、CPU500が、ステップS805の判断を行う前にクリーニング駆動部306によってクリーニング部材302を検知面401に接触する位置で所定時間(200[ms])以上停止させる構成としてもよい。この構成とすれば、ステップS805においてトナー検知センサ400が正常であれば、トナー検知センサ400は検知面401にクリーニング部材302が接触しているときにだけ負荷有り信号(5[V])を出力する。
これらのように、クリーニング駆動部306によりクリーニング部材302をステップS801またはステップS805のときにだけ任意の位置で停止させる構成とすれば、クリーニング部材302の移動速度は一定にすることができる。これによりトナー検知センサ400の故障を容易に検知することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態の基本構成は第1の実施形態と同じであるので、第1の実施形態と同一もしくは実質的に同一なものについては同一の符号を付して詳しい説明を省略し、本実施形態について特徴的な部分について説明する。
図9(a)は、本実施形態のホッパーユニット301内から検知面401を見たときのクリーニング部材302とカバー部材308の要部概略図である。また、図9(b)は、図9(a)のA−A´断面での断面図である。
本実施形態のクリーニング部材302は、検知面401を覆うカバー部材308と一体となっている。カバー部材308は、クリーニング部材302が検知面401に付着したトナーTを除去し、検知面401から離間した後も、検知面401を密閉した状態で覆うことで、検知面401にトナーTが付着するのを防止する構成となっている。
図10は、本実施形態のクリーニング部材302とカバー部材308の駆動をホッパーユニット301内から見たときの概略図(図10(A))と、正常なトナー検知センサ400からCPU500へ出力される負荷信号(図10(B)、図10(C))である。図10(B)と図10(C)の横軸は時間であり、縦軸は電圧である。
本実施形態のクリーニング駆動部306は、CPU500からの信号に応じて、パルスモータやブラシレスDCモータの正転と逆転の切替によりクリーニング部材302を図10(A)の(a)の位置から(c)の位置の間の往復駆動を行う。クリーニング部材302を図10(A)の(a)の位置から(c)の位置へ1回摺動する間に、クリーニング部材302が検知面401に接触している時間が300[ms]となる速度で駆動させる。これは、クリーニング部材302が検知面401を1回摺動する間に、トナー検知センサ400が検知面401に接触しているクリーニング部材302を検知して負荷有り信号(5[V])を出力する速度である。また、クリーニング部材302の駆動される速度は本実施形態の速度に限定されるものではなく、トナー検知センサ400の位相比較部407に検知されるハイレベル(5[V])の共振点有無信号が所定回数(10回)以上連続するような速度であれば良い。
図10(B)は、ホッパーユニット301内のトナーTが検知面401に付着している状態で、クリーニング部材302とカバー部材308を図10(A)の(a)→(b)→(c)の順で駆動したときのトナー検知センサ400から出力される信号である。
クリーニング部材302及びカバー部材308が検知面401から離間した位置(図10(A)の(a))のとき、検知面401にトナーTが接触しているため、トナー検知センサ400から出力される信号は負荷有り信号(5[V])となる。以後、検知面401とクリーニング部材302とカバー部材308の関係が、図10(A)の(a)となるクリーニング部材302及びカバー部材308の位置を初期位置とする。
次いで、クリーニング部材302が検知面401を摺動して図10(A)の(b)の位置に来ると、トナー検知センサ400は検知面401にトナーTとクリーニング部材302が接触することで負荷有り信号(5[V])を出力する。以後、クリーニング部材302が検知面401を摺動することで、トナー検知センサ400に負荷有り信号(5[V])を出力させる移動を当接移動とする。
次いで、クリーニング部材302が当接移動することで検知面401に付着したトナーTが除去される。その後、カバー部材308が検知面401を覆う位置(図10(A)の(c))に来ると、検知面401は、カバー部材308に覆われることによってホッパーユニット301内のトナーTから隔離される。従って、トナー検知センサ400は負荷無し信号(0[V])を出力する。以後、検知面401とクリーニング部材302とカバー部材308の関係が、図10(A)の(c)となるクリーニング部材302及びカバー部材308の位置をトナー隔離位置とする。
一方、図10(C)は、ホッパーユニット301内のトナーTが検知面401に付着していない状態で、クリーニング部材302とカバー部材308を図10(A)の(a)→(b)→(c)の順で駆動したときのトナー検知センサ400から出力される信号である。
クリーニング部材302及びカバー部材308が初期位置(図10(A)の(a))のときに、検知面401にはホッパーユニット301内のトナーTが付着していないため、トナー検知センサ400から出力される信号は負荷無し信号(0[V])となる。
次いで、クリーニング部材302及びカバー部材308が当接移動し、図10(A)の(b)の位置に来ると、トナー検知センサ400は、クリーニング部材302が検知面401に接触することで負荷有り信号(5[V])を出力する。
次いで、クリーニング部材302及びカバー部材308がトナー隔離位置(図10(A)の(c))に来ると、トナー検知センサ400は、クリーニング部材302が検知面401から離間することで、再び負荷無し信号(0[V])を出力する。
次に、本実施形態でのトナー検知センサ400の異常検知処理について、図11のホッパーユニット301にトナーTを補給する処理を表すフローチャートを用いて説明する。
CPU500は、ホッパーユニット301へのトナーTの補給を開始すると、クリーニング駆動部306によってクリーニング部材302を当接移動させる(S900)。
次いで、CPU500は、クリーニング部材302の当接移動中にトナー検知センサ400から出力される信号が負荷有り信号(5[V])であるか否か判定する(S901)。トナー検知センサ400に異常がなければ、クリーニング部材302の当接移動中、検知面401にはクリーニング部材302が当接しているので、負荷有り信号(5[V])が出力されるはずである。
CPU500はステップS901において、負荷有り信号(5[V])を検知した場合、クリーニング駆動部306によってクリーニング部材302及びカバー部材308をトナー隔離位置で停止させる(S902)。
次いで、CPU500はトナー検知センサ400から出力される信号が負荷無し信号(0[V])であるか否か判定する(S903)。この状態では、トナーTが検知面401に付着しておらず、且つ、クリーニング部材302が検知面401に接触していないため、トナー検知センサ400に異常がなければ、負荷無し信号(0[V])が出力されるはずである。
CPU500は、ステップS903においてトナー検知センサ400から負荷無し信号(0[V])が出力された場合、クリーニング駆動部306によりクリーニング部材302及びカバー部材308を初期位置で停止させる(S904)。
次いで、CPU500は、ホッパーユニット301内のトナーTの量を検知するため、トナー検知センサ400から負荷有り信号(5[V])が出力されるかを検知する(S905)。ステップS905において、トナー検知センサ400はホッパーユニット301内のトナーTが検知面401を覆う程蓄積されていれば負荷有り信号(5[V])を、また、検知面401を覆う程蓄積されていなければ負荷無し信号(0[V])を出力する。
CPU500はステップS905において、トナー検知センサ400から負荷有り信号(5[V])が出力されると、ホッパーユニット301内にトナーTを補給する処理を終了する。
一方、ステップS905において、トナー検知センサ400から負荷無し信号(0[V])が出力されると、CPU500はホッパーユニット301内のトナーTが不足していると判断する。これにより、CPU500はトナーボトル駆動部305を所定時間(本実施形態では2[s])駆動させることでトナーボトル300からホッパーユニット301へトナーTを補給し(S906)、ステップS900に移行する。ステップS900からステップS906を繰り返すことで、ホッパーユニット301には、検知面401がトナーTで覆われるまでトナーボトル300からトナーTが補給される。
一方、ステップS901においてCPU500は、トナー検知センサ400から負荷無し信号(0[V])が出力されると、トナー検知センサ400の出力が常に0[V]となる故障(異常1)が発生していると判断する。そのため、CPU500は、トナーボトル300からホッパーユニット301へのトナーTの補給を禁止する(S907)。
一方、ステップS903においてCPU500は、トナー検知センサ400から負荷有り信号(5[V])が出力されると、トナー検知センサ400の出力が常にハイレベル(5[V])となる故障(異常2)が発生していると判断する。そのため、CPU500は、ステップS907へ移行し、トナーボトル300からホッパーユニット301へのトナーTの補給を禁止する。
また、ステップS907において、CPU500はトナー検知センサ400に異常1、又は、異常2が発生していれば、トナーボトル300からホッパーユニット301へのトナーTの補給を禁止したが、さらに、画像形成動作の実行を禁止する構成としてもよい。または、ROM510に予め記録されている所定枚数分だけ画像形成動作を続行した後、画像形成動作を禁止する構成としてもよい。または、インダクセンサ501によって現像器14のトナー量が任意の量となるまで画像形成を行い、その後、画像形成動作の実行を禁止する構成としてもよい。
更に、ステップS907の後に、異常報知手段としてのCPU500が表示部2へトナー検知センサ400に異常1、又は、異常2が発生していることを報知するための信号を出力する構成としてもよい。
本実施形態では、クリーニング部材302及びカバー部材308が初期位置とトナー隔離位置で、検知面401に付着したトナーTを検知するのに必要な時間(200[ms]以上)停止する構成となっている。
本実施形態の位相比較部407は、1周期を20[ms]とし、ハイレベル(5[V])の共振点有無信号が10周期(200[ms])連続して検知されると、ハイレベル(5[V])の負荷信号(負荷有り信号)を出力し始める。
そのため、CPU500は、ステップS903及びステップS905において、クリーニング部材302を検知面401に接触しない位置で200[ms]以上停止させることで、検知面401に接触しているトナーT又はクリーニング部材302を検知している。
また、CPU500はステップS900において、クリーニング部材302を図10(A)の(b)の位置で停止させる構成としてもよい。この構成とした場合、CPU500はクリーニング部材302を図10(A)の(b)の位置で200[ms]以上停止させ、トナー検知センサ400から負荷有り信号(5[V])が出力されるかを判定すれば良い。
本実施形態によれば、第1の実施形態のようにトナー量検知手段としてのインダクセンサ501を用いなくても、トナー検知センサ400の異常1と異常2を検知することができる。
さらに、第2の実施形態において、クリーニング部材302の移動速度は一定である。
そのため、第1の実施形態のようにクリーニング部材302を変速しなくてよい構成であるので、トナー検知センサ400の故障を検知する制御が容易である。
第1、及び、第2の実施形態ではトナー検知センサ400として粉体レベルセンサを用いたが、光源からの光をフォトトランジスタで受光する非接触型のトナー検知センサ400を用いてもよい。この構成とした場合、クリーニング部材302は、光源からフォトトランジスタへと到達する可視光線上にあるホッパーユニット301内壁(検知面401)に付着したトナーTを除去すると共に、光源からの可視光線を遮蔽する構成とすればよい。
第1、及び、第2の実施形態によれば、従来のホッパーユニット301の構成にもあるクリーニング部材302を用いて、トナー検知センサ400の異常検知処理が可能である。
300 トナーボトル
301 ホッパーユニット
302 クリーニング部材
400 トナー検知センサ
401 検知面
500 CPU

Claims (5)

  1. 画像形成に使用される補給用のトナーを収容するトナー補給容器と、
    前記トナー補給容器から補給されるトナーを蓄積するトナー蓄積手段と、
    前記トナー蓄積手段に蓄積されるトナーが前記トナー蓄積手段に設けられた検知部材に接触しているか否かを検知する検知手段と、
    前記検知部材に接触することで、該検知部材に接触しているトナーを除去するクリーニング部材と、該クリーニング部材により付着しているトナーが除去された前記検知部材を覆うことで、該検知部材をトナーと前記クリーニング部材から離間するカバー部材を有するクリーニング手段と、
    前記クリーニング手段により前記カバー部材が前記検知部材を覆った状態で、前記検知手段によりトナーと前記クリーニング部材の少なくとも一方が前記検知部材に接触していることが検知された場合、前記検知手段に異常が発生していると判断する判断手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成に使用される補給用のトナーを収容するトナー補給容器と、
    前記トナー補給容器から補給されるトナーを蓄積するトナー蓄積手段と、
    前記トナー蓄積手段に蓄積されるトナーが前記トナー蓄積手段に設けられた検知部材に接触しているか否かを検知する検知手段と、
    前記検知部材に接触することで、該検知部材に接触しているトナーを除去するクリーニング部材と、該クリーニング部材により付着しているトナーが除去された前記検知部材を覆うことで、該検知部材をトナーと前記クリーニング部材から離間するカバー部材を有するクリーニング手段と、
    前記クリーニング手段により前記カバー部材が前記検知部材を覆った状態で、前記検知手段によりトナーと前記クリーニング部材の少なくとも一方が前記検知部材に接触していることが検知された場合、前記トナー補給容器から前記トナー蓄積手段へのトナーの補給を禁止する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記カバー部材が前記検知部材を覆った状態で、前記検知手段によりトナーと前記クリーニング部材の少なくとも一方が前記検知部材に接触していることが検知された場合、前記検知手段に異常が発生していることを報知するための信号を出力する異常報知手段を有することを特徴とする請求項又は2に記載の画像形成装置。
  4. 記制御手段は、前記カバー部材が前記検知部材を覆った状態で、前記検知手段によりトナーと前記クリーニング部材の少なくとも一方が前記検知部材に接触していることが検知された場合、画像形成動作の実行を禁止することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記カバー部材が前記検知部材を覆った状態で、前記検知手段によりトナーと前記クリーニング部材の少なくとも一方が前記検知部材に接触していることが検知された場合、所定枚数の画像形成動作を実行した後、画像形成動作の実行を禁止することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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