JP5638713B2 - サッシ - Google Patents
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Description
本発明は、障子が周囲の一縁部を支点に回動して開口部を開閉するサッシに関する。
従来、突き出し窓等の開き窓においては、図7に示すように、蝶番90を用いて障子91を枠92に取付けている。蝶番90は、障子91と枠92とにそれぞれビス93a,93bで固定しているが、蝶番90には障子91の自重や風圧による強い力が加わり、さらに排煙突出し窓においてはダンパーによる下向きの付勢力も掛かり、ビス93a,93bだけでこれらの力を負担しなければならないので、ビス93a,93bの本数が必然的に多くなり(通常、一つの蝶番につき障子と枠にそれぞれ5本ずつのビスで固定している)、そのため障子91を枠92に取付ける際の作業性が非常に悪い。また蝶番を介して障子を枠に取付ける際には、図8(a)に示すように、蝶番90をビス93aで障子91に先に取付けてから、図8(b)に示すように、作業者が障子91を支持して蝶番90を枠92の内周見込み面に押し付けながら、見込み方向及び左右方向の位置調整を行わなければならないため、取付け作業が容易に行えなかった。
本発明は以上に述べた実情に鑑み、障子を枠に取付ける際の作業性が良好なサッシの提供を目的とする。
上記の課題を達成するために請求項1記載の発明によるサッシは、枠と障子と蝶番とを備え、蝶番は、障子側部材と枠側部材とを軸で回動自在に連結したものであり、蝶番の障子側部材は障子に固定され、蝶番の枠側部材は、室外側延出部と室内側延出部とを有し、室外側延出部と室内側延出部のうち障子が開放する際に障子が回動する一方側の延出部を枠に係合し、他方側の延出部を枠に当ててネジ止めしてあることを特徴とする。
請求項1記載の発明によるサッシは、蝶番の枠側部材に室外側延出部と室内側延出部とを有し、障子を枠に取付ける際に、室外側延出部と室内側延出部のうち障子が開放する際に障子が回動する一方側の延出部を枠に係合することで、蝶番を枠に位置決めできると共に、係合してからネジ止めするまで障子の荷重を枠の係合部に預けることができ、さらに障子を開き側に回動させると枠側部材のネジ止め箇所が露出してネジ止めがしやすくなるから、施工性が良い。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜3は、本発明のサッシの一実施形態であって、ビル用の排煙突出し窓に適用した実施形態を示している。本サッシは、躯体開口部に取付けられる枠1と、枠1内に開閉自在に設けた障子2とを備えている。障子2は、図1,3に示すように、上框10が左右方向に間隔をおいて配置した2個の蝶番3,3により上枠7と連結され、蝶番3の軸6を支点として室外側に回動して開くようになっている。
枠1は、アルミニウム合金の押出形材よりなる上枠7と下枠12と左右の竪枠13,13とを四方枠組みして構成してある。上枠7は、図1に示すように、室外側の見付け面の下縁部に沿ってタイト材ホルダー8が室内側に突出する形で形成してあり、そのタイト材ホルダー8に水切りタイト材14が下向きに取付けられ、水切りタイト材14により上枠7と上框10間の隙間を塞いでいる。上枠7は、内周見込み面15がフラットに形成され、内周見込み面15とタイト材ホルダー8との間に、蝶番3が係合する係合溝9が形成してある。係合溝9は、上枠7の内周見込み面15と連続して室内側が開口するように形成され、係合溝9の溝幅は蝶番3の板厚よりも広くなっている。
障子2は、アルミニウム合金の押出形材よりなる上框10と下框16と左右の竪框17,17とを四周框組みし、各框の内周側に形成された溝18内にガラスパネル19の周縁部を嵌め込んで固定したものとなっている。上框10は、図1に示すように、外周見込み面20の室内側端部に、先端が室外側に向けて曲がった鉤形の突起21が設けてあり、該突起21により蝶番3が係合する係合溝11が形成されている。また、係合溝11の室外側に凹部30が形成されている。
蝶番3は、図1,5に示すように、上枠7に取付けられる枠側部材4と、上框10に取付けられる障子側部材5とを、軸6で回動自在に連結して構成してある。軸6は、室外側寄りの位置に設けてある。枠側部材4は、上部に室外側に延びる室外側延出部22と、室内側に延びる室内側延出部23とを面一状に有している。枠側部材4の室外側の端部4aは、内周側に向けて斜めに曲げてあり、この部分が軸6の上方で上枠7の係合溝9内に上下方向に突っ張る形で係合している。室内側延出部23には、図5(a)に示すように、室内側寄りの位置に左右方向に間隔をあけてビス挿通孔24が2箇所設けてある。障子側部材5は、図5に示すように、左右方向に間隔をあけてビス挿通孔25が2箇所設けてあり、室内側の端部5aが内周側にオフセットするように少し曲がった形になっている。
障子2を枠1に取付ける際の手順を説明すると、まず図4−1(a)に示すように、蝶番3の障子側部材5の室内側端部5aを上框10の凹部30から係合溝11内に差し入れ、室外側に倒して障子側部材5を上框10の外周見込み面20に当接させる。そうすると図4−1(b)に示すように、障子側部材5の室内側端部5aが上框10の係合溝11の外周側に突き当たって係合し、障子側部材5ががたつかないように位置決めされる。このように、障子側部材5の室内側端部5aを上框10の凹部30に差し入れ、室外側に倒すようにして係合溝11に係合させることで、上框10の見付け壁31との間に室内側部材5を室内外方向にスライドさせるための隙間を設ける必要がない。その後、上方から2本のビス26で障子側部材5を上框10に固定する。ビス26を捩じ込むと、障子側部材5の先端部5aが上框10の係合溝11の外周側(突起21)に密着するように突っ張り、これにより障子側部材5のがたつきが防止される。そうして蝶番3を上框10に取付けた後、図4−2(c)に示すように、蝶番3の枠側部材4を室内側に若干倒した状態で、その室外側端部4aを上枠7の係合溝9に室内側から差し入れるようにして係合する。その際、蝶番3の枠側部材4の室外側端部4aが内周側に少し曲がっており、且つ上枠7の係合溝9の溝幅が蝶番3の板厚よりも広いため、容易に係合させることができる。次に、障子2を持ち上げるようにして、蝶番3の枠側部材4の上面を上枠7の内周見込み面15に突き当てると、図4−2(d)に示すように、枠側部材4の室外側端部4aが上枠7の係合溝9内で突っ張る形になり、この状態で枠側部材4の室内側を下方から2本のビス27で上枠7に固定する。
下枠12の内周見込み面と下框16の外周見込み面との間のスペースには、図1に示すように、滑車とワイヤー等よりなるオペレーター装置28が設けてある。また、竪枠13と竪框17との間には、図2に示すように、ダンパー29が取付けてある。障子2は、図示しない操作ボタンを操作することでダンパー29の力で開き、オペレーター装置28により障子2を閉めることができる。
以上に述べたように本サッシは、上枠7と上框10にそれぞれ設けた係合溝9,11に蝶番3を係合しており、これら係合部により障子2の自重やダンパー29の付勢力等の上下方向の力を受けるため、ビス26,27に掛かる負担が小さくなり、蝶番3を上枠7及び上框10に止めるビス26,27の本数を、それぞれ2本ずつと少なくすることができる。そのため、障子2を枠1に取付ける際の作業性が良好になる。また、蝶番3を上框10及び上枠7に取付ける際、蝶番3を係合溝9,11に係合させながら行うことで蝶番3が位置決めされるから、ビス止めの作業がしやすい。さらに、上枠7と上框10のビス孔の加工を少なくできる。
さらに本サッシは、蝶番3の軸6を室外側寄りに設けると共に、軸6のほぼ真上で蝶番3の室外側端部4aを上枠7に係合しているため、障子1の自重等を上枠7の係合部に効率よく負担させられ、これによりビス27に掛かる負担が一層小さくなるから、少ないビス27で安定して蝶番3を上枠7に固定できる。しかも上枠7は、タイト材ホルダー8を利用して蝶番3を係合したので、上枠7に蝶番3の係合部を別に設ける必要がなく、上枠7の形状を単純にでき、コストを下げることができる。
さらに蝶番3は、枠側部材4の室外側端部4aが内周側に斜めに曲げてあり、上枠7の係合溝9の溝幅が蝶番3の板厚よりも広くなっているため、障子2を枠1に取付ける際に、蝶番3の枠側部材4の室外側端部4aを上枠7の係合溝9に係合させるのが容易になると共に、障子2を持ち上げるようにして枠側部材4の上面を上枠7の内周見込み面15に当接させると、枠側部材4の曲がった端部4aが上枠7の係合溝9内で突っ張るので、蝶番3のがたつきを防止できる。
さらに本サッシは、蝶番3の軸6を室外側寄りに設けると共に、軸6のほぼ真上で蝶番3の室外側端部4aを上枠7に係合しているため、障子1の自重等を上枠7の係合部に効率よく負担させられ、これによりビス27に掛かる負担が一層小さくなるから、少ないビス27で安定して蝶番3を上枠7に固定できる。しかも上枠7は、タイト材ホルダー8を利用して蝶番3を係合したので、上枠7に蝶番3の係合部を別に設ける必要がなく、上枠7の形状を単純にでき、コストを下げることができる。
さらに蝶番3は、枠側部材4の室外側端部4aが内周側に斜めに曲げてあり、上枠7の係合溝9の溝幅が蝶番3の板厚よりも広くなっているため、障子2を枠1に取付ける際に、蝶番3の枠側部材4の室外側端部4aを上枠7の係合溝9に係合させるのが容易になると共に、障子2を持ち上げるようにして枠側部材4の上面を上枠7の内周見込み面15に当接させると、枠側部材4の曲がった端部4aが上枠7の係合溝9内で突っ張るので、蝶番3のがたつきを防止できる。
図6は、障子2と枠1の連結部の他の実施形態であって、障子2が室内側に開く場合を示している。蝶番3は、先に述べた実施形態のものとは室外側と室内側が逆になっており、軸6が室内側寄りに設けてあり、枠側部材4の室内側端部4bが軸6の上方で上枠7の内周側面15に設けた係合溝9に係合しており、室外側がビス27で上枠7に固定してある。蝶番3の障子側部材5は、室外側の端部5bが上框10の係合溝11に係合している。
本発明は以上に述べた実施形態に限定されない。蝶番3を配置する位置は、上枠7と上框10間に限らず、下枠12と下框16間、竪枠13と竪框17間であってもよい。蝶番3は、ステンレスや鉄の板をプレス成形したものの他、アルミの押出形材で長尺に形成することもできる。障子2及び枠1に設けられる蝶番3の係合部の形態は、適宜変更することができる。蝶番3を枠1及び障子2に固定するのに、ビス以外の固着具(例えばリベット等)を使用することもできる。
1 枠
2 障子
3 蝶番
4 枠側部材
4a 枠側部材の室外側端部
5 障子側部材
5a 障子側部材の端部
6 軸
7 上枠
8 タイト材ホルダー
9 上枠の係合溝(係合部)
10 上框
11 上框の係合溝(係合部)
15 上枠の内周見込み面
20 上框の外周見込み面
26,27 ビス
2 障子
3 蝶番
4 枠側部材
4a 枠側部材の室外側端部
5 障子側部材
5a 障子側部材の端部
6 軸
7 上枠
8 タイト材ホルダー
9 上枠の係合溝(係合部)
10 上框
11 上框の係合溝(係合部)
15 上枠の内周見込み面
20 上框の外周見込み面
26,27 ビス
Claims (1)
- 枠と障子と蝶番とを備え、蝶番は、障子側部材と枠側部材とを軸で回動自在に連結したものであり、蝶番の障子側部材は障子に固定され、蝶番の枠側部材は、室外側延出部と室内側延出部とを有し、室外側延出部と室内側延出部のうち障子が開放する際に障子が回動する一方側の延出部を枠に係合し、他方側の延出部を枠に当ててネジ止めしてあることを特徴とするサッシ。
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---|---|---|---|
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2014
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