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JP5621423B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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JP5621423B2 JP2010199940A JP2010199940A JP5621423B2 JP 5621423 B2 JP5621423 B2 JP 5621423B2 JP 2010199940 A JP2010199940 A JP 2010199940A JP 2010199940 A JP2010199940 A JP 2010199940A JP 5621423 B2 JP5621423 B2 JP 5621423B2
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Description

本発明は燃料電池システムに関する。
従来の燃料電池システムは、カソードガス供給用のコンプレッサの上流にフィルタを備え、フィルタが詰まったかどうかを、コンプレッサの実消費電力と、コンプレッサの推定消費電力と、に基づき判定していた。(特許文献1参照)。
特開2006−216478号公報
しかしながら、消費電力を計測するには、電圧及び電流を計測してそれらを掛け合わせる必要がある。計測した電圧及び電流にはそれぞれ誤差があり、それらを掛け合わせることでさらに誤差が大きくなる。そのため、消費電力の検知精度は低く、その結果、フィルタ詰まりの判定精度も低いという問題点があった。
本発明はこのような従来の問題点に着目してなされたものであり、フィルタ詰まりの判定精度を向上させることを目的とする。
本発明は、アノードガス及びカソードガスの供給を受けて発電する燃料電池と、燃料電池にカソードガスを供給するコンプレッサと、コンプレッサの上流に設けられ、燃料電池に供給するカソードガス中の異物を取り除くフィルタと、を備える燃料電池システムである。そして、コンプレッサから吐出されるカソードガスの流量を検出する流量検出手段と、コンプレッサから吐出されるカソードガスの圧力を検出する圧力検出手段と、コンプレッサの回転速度を検出する回転速度検出手段と、流量、圧力、及び、回転速度のうちの2つのパラメータの検出値に基づいて、残りのパラメータに関するフィルタ詰まり判定閾値を算出する閾値算出手段と、残りのパラメータの検出値と、フィルタ詰まり判定閾値と、を比較してフィルタが詰まっているかどうかを判定するフィルタ詰まり判定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、流量、圧力、及び、回転速度の3つのパラメータのうち、2つのパラメータを固定すれば、フィルタの詰まり具合に応じて残りのパラメータが規則的に変化することを利用してフィルタ詰まりを判定するとともに、3つのパラメータのうちの1つに検知精度の高い回転速度を使用した。そのため、電力による比較によるものと比べて、フィルタ詰まりの判定精度を向上させることができる。
第1実施形態による燃料電池システム100の概略図である。 フィルタ異物堆積量αとコンプレッサ回転速度Rとの関係を示した図である。 フィルタ異物堆積量αとコンプレッサ出口圧力Pとの関係を示した図である。 フィルタ異物堆積量αとカソードガス流量Qとの関係を示した図である。 第1実施形態によるフィルタ詰まり判定制御を説明するフローチャートである。 コンプレッサ運転領域を示した図である。 第2実施形態によるフィルタ詰まり判定制御を説明するフローチャートである。 第3実施形態によるフィルタ詰まり判定制御を説明するフローチャートである。 フィルタ異物堆積量αとコンプレッサ回転速度Rとの関係を示した図である。 第4実施形態によるフィルタ詰まり判定制御を説明するフローチャートである。 フィルタ異物堆積量αとフィルタ圧力損失ΔPとの関係を示した図である。 第5実施形態によるフィルタ詰まり判定制御を説明するフローチャートである。 準定常状態について説明する図である。 第6実施形態によるフィルタ詰まり判定制御を説明するフローチャートである。 第7実施形態によるフィルタ詰まり判定制御を説明するフローチャートである。 コンプレッサ回転速度Rlimと大気圧Patmとの関係を示した図である。 コンプレッサ回転速度Rlimと吸気温Tinとの関係を示した図である。 第8実施形態によるフィルタ詰まり判定制御を説明するフローチャートである。 コンプレッサ出口圧力Plimと大気圧Patmとの関係を示した図である。 第9実施形態によるフィルタ詰まり判定制御を説明するフローチャートである。 カソードガス流量Qlimと大気圧Patmとの関係を示した図である。 カソードガス流量Qlimと吸気温Tinとの関係を示した図である。 第10実施形態によるフィルタ詰まり判定制御を説明するフローチャートである。 第11実施形態によるフィルタ詰まり判定制御を説明するフローチャートである。 第12実施形態によるフィルタ詰まり判定制御を説明するフローチャートである。
以下、図面等を参照して本発明の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
燃料電池は電解質膜をアノード電極(燃料極)とカソード電極(酸化剤極)とによって挟み、アノード電極に水素を含有するアノードガス(燃料ガス)、カソード電極に酸素を含有するカソードガス(酸化剤ガス)を供給することによって発電する。アノード電極及びカソード電極の両電極において進行する電極反応は以下の通りである。
アノード電極 : 2H2 →4H+ +4e- …(1)
カソード電極 : 4H+ +4e- +O2 →2H2O …(2)
この(1)(2)の電極反応によって燃料電池は1ボルト程度の起電力を生じる。
このような燃料電池を自動車用動力源として使用する場合には、要求される電力が大きいため、数百枚の燃料電池を積層した燃料電池スタックとして使用する。そして、燃料電池スタックにアノードガス及びカソードガスを供給する燃料電池システムを構成して、車両駆動用の電力を取り出す。
図1は、本発明の第1実施形態による燃料電池システム100の概略図である。
燃料電池システム100は、燃料電池スタック1と、カソードガス供給装置2と、コントローラ3と、を備える。燃料電池スタック1にアノードガスを供給する装置については、本発明の主要部ではないので、発明の理解を容易にするため図示を省略した。
燃料電池スタック1は、複数枚の燃料電池を積層したものであり、アノードガス及びカソードガスの供給を受けて発電する。
カソードガス供給装置2は、燃料電池スタック1に供給するカソードガスが流れるカソードガス供給通路20と、燃料電池スタック1から排出されるカソードオフガスが流れるカソードガス排出通路21と、を備える。本実施形態では、大気中の空気をカソードガスとして取り込み使用する。
カソードガス供給通路20には、上流から順に、大気圧計22と、温度計23と、フィルタ24と、流量計25と、コンプレッサ26と、圧力計27と、が設けられる。
大気圧計22は、外気の圧力を検出する。
温度計23は、燃料電池スタック1に供給されるカソードガスの温度(以下「吸気温」という。)を検出する。
フィルタ24は、カソードガス供給通路20を流れるカソードガスから塵や埃などの異物を取り除く。
流量計25は、カソードガス供給通路20を流れるカソードガスの流量を検出する。本実施形態では、流量計25として質量流量計を使用するが、体積流量計を使用しても良い。
コンプレッサ26は遠心式のコンプレッサであり、モータ4によって駆動されて燃料電池スタック1に供給するカソードガスの流量を調整する。コンプレッサ26の回転速度の制御は、コントローラ3がインバータ5を介してモータ4の回転速度を制御することで行われる。コンプレッサ26には、コンプレッサ26の回転速度を検出する回転速度計28が設けられる。
圧力計27は、コンプレッサ26から吐出されたカソードガスの圧力、すなわちコンプレッサ出口圧力を検出する。
カソードガス排出通路21には、圧力調整弁29が設けられる。
圧力調整弁29は、開度を自由に調整できる開閉弁であり、コントローラ3によって開度が制御されて燃料電池スタック1に供給されるカソードガスの圧力を調整する。
コントローラ3は、中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。コントローラ3には、アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルストロークセンサ31などの燃料電池システム100の運転状態を検出する各種センサからの信号が入力される。コントローラ3は、これらの入力信号に基づいて燃料電池スタック1の目標発電量を算出し、燃料電池スタック1の発電量が目標発電量となるように、コンプレッサ26の回転速度や圧力調整弁29の開度を制御する。
ところで、フィルタ24には、カソードガスから取り除かれた異物が徐々に堆積していく。フィルタ24に堆積した異物の量(以下「フィルタ異物堆積量」という。)αが多くなると、フィルタ24が詰まってフィルタ前後の圧力損失(以下「フィルタ圧力損失」という。)ΔPが大きくなってしまう。そうすると、高負荷運転時などに所望のカソードガス流量が得られなくなるおそれがある。また、所望のカソードガス流量を得るために保証回転速度を超えてコンプレッサ26を回転させてしまうおそれがある。そのため、燃料電池システム100の信頼性や安全性を確保するには、フィルタ24が詰まっているかどうか、すなわち、フィルタ異物堆積量αがフィルタ詰まりと判定できる所定の堆積量(以下「フィルタ詰まり量」という。)αlimよりも多くなっているかどうかを精度良く判定する必要がある。
そこで本実施形態では、フィルタ詰まりを判定するときに使用するパラメータの1つに、検知精度の高い回転速度計28の検出値を用いることで、フィルタ24が詰まっているかどうかを精度良く判定する。具体的には、カソードガス流量Q、コンプレッサ出口圧力P、及びコンプレッサ回転速度Rの3つのパラメータを使用してフィルタ24が詰まっているかどうかを精度良く判定する。以下では、図2から図4を参照して、これら3つのパラメータの関係について説明する。
図2は、カソードガス流量Q及びコンプレッサ出口圧力Pがある所定値のときの、フィルタ異物堆積量αとコンプレッサ回転速度Rとの関係を示した図である。
図2に示すように、カソードガス流量Q及びコンプレッサ出口圧力Pがある所定値のときのコンプレッサ回転速度Rは、フィルタ異物堆積量αによって変化する。具体的には、フィルタ異物堆積量αが多くなるほど、カソードガス流量Q及びコンプレッサ出口圧力Pをある所定値にするためのコンプレッサ回転速度Rは高くなる。
図3は、カソードガス流量Q及びコンプレッサ回転速度Rがある所定値のときの、フィルタ異物堆積量αとコンプレッサ出口圧力Pとの関係を示した図である。
図3に示すように、カソードガス流量Q及びコンプレッサ回転速度Rがある所定値のときのコンプレッサ出口圧力Pは、フィルタ異物堆積量αによって変化する。具体的には、フィルタ異物堆積量αが多くなるほど、カソードガス流量Q及びコンプレッサ回転速度Rがある所定値のときのコンプレッサ出口圧力Pは低くなる。
図4は、コンプレッサ出口圧力P及びコンプレッサ回転速度Rがある所定値のときの、フィルタ異物堆積量αとカソードガス流量Qとの関係を示した図である。
図4に示すように、コンプレッサ出口圧力P及びコンプレッサ回転速度Rがある所定値のときのカソードガス流量Qは、フィルタ異物堆積量αによって変化する。具体的には、フィルタ異物堆積量αが多くなるほど、コンプレッサ出口圧力P及びコンプレッサ回転速度Rがある所定値のときのカソードガス流量Qは低くなる。
このように、カソードガス流量Q、コンプレッサ出口圧力P、及びコンプレッサ回転速度Rの3つのパラメータのうち、2つのパラメータを固定すれば、フィルタ異物堆積量αに応じて残りの1つのパラメータが規則的に変化する。
したがって、フィルタ詰まり量αlimを予め設定しておけば、図2に示す関係から、カソードガス流量Q及びコンプレッサ出口圧力Pがある所定値の場合における、フィルタ詰まり量αlimのときのコンプレッサ回転速度Rlimが分かる。
また、図3に示す関係から、カソードガス流量Q及びコンプレッサ回転速度Rがある所定値の場合における、フィルタ詰まり量αlimのときのコンプレッサ出口圧力PPlimが分かる。
さらに、図4に示す関係から、コンプレッサ出口圧力P及びコンプレッサ回転速度Rがある所定値の場合における、フィルタ詰まり量αlimのときのカソードガス流量Qlimが分かる。
そこで本実施形態では、図2に示す関係を利用してフィルタ24が詰まっているかどうかを判定する。具体的には、予め実機による実験や机上シミュレーションによって、図2に示す関係からフィルタ異物堆積量αがフィルタ詰まり量αlimのときのコンプレッサ回転速度Rlimを各カソードガス流量Q及びコンプレッサ出口圧力Pに応じて求めておき、コントローラ3に記憶させておく。そして、流量計25及び圧力計27で実際に検出したカソードガス流量Qmea及びコンプレッサ出口圧力Pmeaに基づいて、フィルタ異物堆積量αがフィルタ詰まり量αlimのときのコンプレッサ回転速度Rlim(フィルタ詰まり判定閾値)を算出する。そして、回転速度計28で実際に検出したコンプレッサ回転速度Rmeaが、この算出したコンプレッサ回転速度Rlimよりも高くなったときに、フィルタ24が詰まっていると判定する。以下、この本実施形態によるフィルタ詰まり判定制御について説明する。
図5は、コントローラ3が実施する本実施形態によるフィルタ詰まり判定制御について説明するフローチャートである。コントローラ3は、本ルーチンを燃料電池システム100の運転中に所定の演算周期(例えば10ms)で実施する。
ステップS1において、コントローラ3は、流量計25から現在のカソードガス流量Qmeaを、圧力計27から現在のコンプレッサ出口圧力Pmeaを、回転速度計28から現在のコンプレッサ回転速度Rmeaを検出する。
ステップS2において、コントローラ3は、予め記憶しておいた各カソードガス流量Q及びコンプレッサ出口圧力Pに応じたフィルタ詰まり量αlimのときのコンプレッサ回転速度Rlimの情報を参照して、検出した現在のカソードガス流量Qmea及びコンプレッサ出口圧力Pmeaにおける、フィルタ詰まり量αlimのときのコンプレッサ回転速度Rlimを算出する。
ステップS3において、コントローラ3は、ステップS1で検出したコンプレッサ回転速度Rmeaと、ステップS2で算出したフィルタ詰まり判定閾値としてのコンプレッサ回転速度Rlimと、を比較する。コントローラ3は、コンプレッサ回転速度Rがコンプレッサ回転速度Rlimより低ければ、フィルタ24はまだ詰まっていないとして今回の処理を終了する。一方で、コンプレッサ回転速度Rがコンプレッサ回転速度Rlim以上であれば、ステップS4の処理を行う。
ステップS4において、コントローラ3は、フィルタ24が詰まっていると判定する。
以上説明した本実施形態によれば、カソードガス流量Q、コンプレッサ出口圧力P、及びコンプレッサ回転速度Rの3つのパラメータのうち、2つのパラメータを固定すればフィルタ異物堆積量αに応じて残りの1つのパラメータが規則的に変化することを利用して、フィルタ詰まりを判定することとした。そして、3つのパラメータのうちの1つに、検知精度の高い回転速度計28の検出値を用いることとした。
これにより、コンプレッサ回転速度Rを用いずにフィルタ詰まりを判定する場合と比べ、精度良くフィルタ詰まりを判定することができる。
また、コンプレッサ26として遠心式のコンプレッサを使用することで、フィルタ詰まりの判定精度を向上させることができる。以下、この理由について説明する。
図6は、横軸をカソードガス流量Q、縦軸をフィルタ圧力損失ΔPとしたときのコンプレッサ運転領域を示した図である。図中実線で囲われた部分がコンプレッサ運転領域であり、その中の破線が等回転速度線である。
図6に一点鎖線で囲われた部分で示すように、遠心式のコンプレッサ26は、カソードガス流量Qを一定としたとき、フィルタ圧力損失ΔPの変化に対して回転速度が大きく変化する領域を持つ。したがって、その領域でフィルタ詰まり判定が行われた場合、フィルタ詰まりに起因する各パラメータの変化割合も大きくなり、各パラメータの検知精度が向上する。よって、遠心式のコンプレッサを使用することで、より精度良くフィルタ詰まりを判定することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、検出したカソードガス流量Q及びコンプレッサ回転速度Rに基づいて、フィルタ異物堆積量αがフィルタ詰まり量αlimのときのコンプレッサ出口圧力Plimを算出する点で第1実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。なお、以下に示す各実施形態では前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を用いて重複する説明を適宜省略する。
本実施形態では、前述した図3に示す関係を利用してフィルタ24が詰まっているかどうかを判定する。
具体的には、予め実機による実験や机上シミュレーションによって、図3に示す関係からフィルタ詰まり量がαlimのときのコンプレッサ出口圧力Plimを各カソードガス流量Q及びコンプレッサ回転速度Rに応じて求めておき、コントローラ3に記憶させておく。そして、流量計25及び回転速度計28で実際に検出したカソードガス流量Qmea及びコンプレッサ回転速度Rmeaに基づいて、フィルタ異物堆積量αがフィルタ詰まり量αlimのときのコンプレッサ出口圧力Plim(フィルタ詰まり判定閾値)を算出する。そして、圧力計27で実際に検出したコンプレッサ出口圧力Pmeaが、この算出したコンプレッサ出口圧力Plimよりも低くなったときに、フィルタ24が詰まっていると判定する。以下、この本実施形態によるフィルタ詰まり判定制御について説明する。
図7は、コントローラ3が実施する本実施形態によるフィルタ詰まり判定制御について説明するフローチャートである。コントローラ3は、本ルーチンを燃料電池システム100の運転中に所定の演算周期(例えば10ms)で実施する。
ステップS1及びステップS4では第1実施形態と同様の処理を行っているので、ここでは説明を省略する。
ステップS21において、コントローラ3は、予め記憶しておいたカソードガス流量Q及びコンプレッサ回転速度Rに応じたフィルタ詰まり量αlimのときのコンプレッサ出口圧力Plimの情報を参照して、検出した現在のカソードガス流量Qmea及びコンプレッサ回転速度Rmeaにおける、フィルタ詰まり量αlimのときのコンプレッサ出口圧力Plimを算出する。
ステップS22において、コントローラ3は、ステップS1で検出したコンプレッサ出口圧力Pmeaと、ステップS21で算出したフィルタ詰まり判定閾値としてのコンプレッサ出口圧力Plimと、を比較する。コントローラ3は、コンプレッサ出口圧力Pmeaがコンプレッサ出口圧力Plimより高ければ、フィルタ24はまだ詰まっていないとして今回の処理を終了する。一方で、コンプレッサ出口圧力Pがコンプレッサ出口圧力Plim以下であれば、ステップS4の処理を行う。
以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、カソードガス流量Q、コンプレッサ出口圧力P、及びコンプレッサ回転速度Rの3つのパラメータのうち、2つのパラメータを固定すればフィルタ異物堆積量αに応じて残りの1つのパラメータが規則的に変化することを利用して、フィルタ詰まりを判定することとした。そして、3つのパラメータのうちの1つに、検知精度の高い回転速度計28の検出値を用いることとした。
これにより、フィルタ詰まりを判定する場合にコンプレッサ回転速度Rを用いないときと比べて、精度良くフィルタ詰まりを判定することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、検出したコンプレッサ出口圧力P及びコンプレッサ回転速度Rに基づいて、フィルタ異物堆積量αがフィルタ詰まり量αlimのときのカソードガス流量Qlimを算出する点で第1実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。
本実施形態では、前述した図4に示す関係を利用してフィルタ24が詰まっているかどうかを判定する。
具体的には、予め実機による実験や机上シミュレーションによって、図4に示す関係からフィルタ異物堆積量αがフィルタ詰まり量αlimのときのカソードガス流量Qlimを各コンプレッサ出口圧力P及びコンプレッサ回転速度Rに応じて求めておき、コントローラ3に記憶させておく。そして、圧力計27及び回転速度計28で実際に検出したコンプレッサ出口圧力Pmea及びコンプレッサ回転速度Rmeaに基づいて、フィルタ異物堆積量αがフィルタ詰まり量αlimのときのカソードガス流量Qlim(フィルタ詰まり判定閾値)を算出する。そして、流量計25で実際に検出したカソードガス流量Qmeaが、この算出したカソードガス流量Qlimよりも低くなったときに、フィルタ24が詰まっていると判定する。以下、この本実施形態によるフィルタ詰まり判定制御について説明する。
図8は、コントローラ3が実施する本実施形態によるフィルタ詰まり判定制御について説明するフローチャートである。コントローラ3は、本ルーチンを燃料電池システム100の運転中に所定の演算周期(例えば10ms)で実施する。
ステップS1及びステップS4では第1実施形態と同様の処理を行っているので、ここでは説明を省略する。
ステップS31において、コントローラ3は、予め記憶しておいたコンプレッサ出口圧力P及びコンプレッサ回転速度Rに応じたフィルタ詰まり量αlimのときのカソードガス流量Qlimの情報を参照して、検出した現在のコンプレッサ出口圧力Pmea及びコンプレッサ回転速度Rmeaにおける、フィルタ異物堆積量αがフィルタ詰まり量αlimのときのカソードガス流量Qlimを算出する。
ステップS32において、コントローラ3は、ステップS1で検出したカソードガス流量Qmeaと、ステップS31で算出したフィルタ詰まり判定閾値としてのカソードガス流量Qlimと、を比較する。コントローラ3は、カソードガス流量Qmeaがカソードガス流量Qlimより高ければ、フィルタ24はまだ詰まっていないとして今回の処理を終了する。一方で、カソードガス流量Qmeaがカソードガス流量Qlim以下であれば、ステップS4の処理を行う。
以上説明した本実施形態によれば、第1実施形態と同様に、カソードガス流量Q、コンプレッサ出口圧力P、及びコンプレッサ回転速度Rの3つのパラメータのうち、2つのパラメータを固定すればフィルタ異物堆積量αに応じて残りの1つのパラメータが規則的に変化することを利用して、フィルタ詰まりを判定することとした。そして、3つのパラメータのうちの1つに、検知精度の高い回転速度計28の検出値を用いることとした。
これにより、フィルタ詰まりを判定する場合にコンプレッサ回転速度Rを用いないときと比べて、精度良くフィルタ詰まりを判定することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態は、検出したカソードガス流量Qmea、コンプレッサ出口圧力Pmea、及びコンプレッサ回転速度Rmeaに基づいて、現在のフィルタ異物堆積量αcalを推定する点で第1実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。
図9は、前述した図2と同じ図であり、カソードガス流量Q及びコンプレッサ出口圧力Pがある所定値のときの、フィルタ異物堆積量αとコンプレッサ回転速度Rとの関係を示した図である。
本実施形態では、予め実機による実験や机上シミュレーションによって、この図9に示すフィルタ異物堆積量αとコンプレッサ回転速度Rとの関係をカソードガス流量Q及びコンプレッサ出口圧力Pに応じて求めておく。
これにより、カソードガス流量Q及びコンプレッサ出口圧力Pを検出すれば、その検出したカソードガス流量Qmea及びコンプレッサ出口圧力Pmeaに応じたフィルタ異物堆積量αとコンプレッサ回転速度Rとの関係が分かる。そうすると、別途、コンプレッサ回転速度Rmeaを検出すれば、その検出したコンプレッサ回転速度Rmeaと図9に示す関係から、現在のフィルタ異物堆積量αcalを推定することができる。
そこで本実施形態では、このようにして推定したフィルタ異物堆積量αcalと、予め設定しておいたフィルタ詰まり量αlim(フィルタ詰まり判定閾値)と、を比較してフィルタ24が詰まっているかどうかを判定する。以下、この本実施形態によるフィルタ詰まり判定制御について説明する。
図10は、コントローラ3が実施する本実施形態によるフィルタ詰まり判定制御について説明するフローチャートである。コントローラ3は、本ルーチンを燃料電池システム100の運転中に所定の演算周期(例えば10ms)で実施する。
ステップS1及びステップS4では第1実施形態と同様の処理を行っているので、ここでは説明を省略する。
ステップS41において、コントローラ3は、検出した現在のカソードガス流量Qmea、コンプレッサ出口圧力Pmea、及びコンプレッサ回転速度Rmeaに基づいて、現在のフィルタ異物堆積量αcalを推定する。
ステップS42において、コントローラ3は、推定したフィルタ異物堆積量αcalと、予め設定しておいたフィルタ詰まり判定閾値としてのフィルタ詰まり量αlimと、を比較する。コントローラ3は、推定したフィルタ異物堆積量αcalがフィルタ詰まり量αlimよりも小さければ、フィルタ24はまだ詰まっていないとして今回の処理を終了する。一方で、推定したフィルタ異物堆積量αcalがフィルタ詰まり量αlim以上であれば、ステップS4の処理を行う。
以上説明した本実施形態によれば、検出した現在のカソードガス流量Qmea、コンプレッサ出口圧力Pmea、及びコンプレッサ回転速度Rmeaに基づいて、直接現在のフィルタ異物堆積量αcalを推定する。この場合も、フィルタ異物堆積量αcalを推定するために、検知精度の高い回転速度計28の検出値を用いているので、コンプレッサ回転速度Rを用いない場合と比べて、精度良くフィルタ詰まりを判定することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態は、推定したフィルタ異物堆積量αに基づいて、フィルタ圧力損失ΔPを推定する点で第4実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。
図11は、フィルタ異物堆積量αと、フィルタ圧力損失ΔPと、の関係を示した図である。
図11に示すように、フィルタ圧力損失ΔPは、フィルタ異物堆積量αに応じて規則的に変化し、フィルタ異物堆積量αが多くなるほど大きくなる。
そこで本実施形態では、予め実機による実験や机上シミュレーションによって、この図11に示す関係を求めておき、フィルタ異物堆積量αがフィルタ詰まり量αlimになったときのフィルタ圧力損失ΔPlim(フィルタ詰まり判定閾値)を求めておく。
そして、検出した現在のカソードガス流量Qmea、コンプレッサ出口圧力Pmea、及びコンプレッサ回転速度Rmeaに基づいて推定した現在のフィルタ異物堆積量αcalから、図11を参照して現在のフィルタ圧力損失ΔPcalを算出し、フィルタ圧力損失ΔPlimと比較することでフィルタ詰まりを判定する。以下、この本実施形態によるフィルタ詰まり判定制御について説明する。
図12は、コントローラ3が実施する本実施形態によるフィルタ詰まり判定制御について説明するフローチャートである。コントローラ3は、本ルーチンを燃料電池システム100の運転中に所定の演算周期(例えば10ms)で実施する。
ステップS1及びステップS4では第1実施形態と同様の処理を行っており、ステップS41では第4実施形態と同様の処理を行っているので、ここでは説明を省略する。
ステップS51において、コントローラ3は、推定したフィルタ異物堆積量αcalに基づいて、図11を参照してフィルタ圧力損失ΔPcalを算出する。
ステップS52において、コントローラ3は、算出したフィルタ圧力損失ΔPcalと、予め設定しておいたフィルタ詰まり判定閾値としてのフィルタ圧力損失ΔPlimと、を比較する。コントローラ3は、算出したフィルタ圧力損失ΔPcalがフィルタ圧力損失ΔPlimよりも小さければ、フィルタ24はまだ詰まっていないとして今回の処理を終了する。一方で、算出したフィルタ圧力損失ΔPcalがフィルタ圧力損失ΔPlim以上であれば、ステップS4の処理を行う。
以上説明した本実施形態によれば、検出した現在のカソードガス流量Qmea、コンプレッサ出口圧力Pmea、及びコンプレッサ回転速度Rmeaに基づいて、直接現在のフィルタ異物堆積量αcalを推定する。そして、推定したフィルタ異物堆積量αcalに基づいてフィルタ圧力損失ΔPcalを算出し、これを予め設定しておいたフィルタ圧力損失ΔPlimと比較してフィルタ詰まりを判定する。この場合も、フィルタ異物堆積量αcalを推定するために、検知精度の高い回転速度計28の検出値を用いているので、コンプレッサ回転速度Rを用いない場合と比べて、精度良くフィルタ詰まりを判定することができる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態は、カソードガス流量Q、コンプレッサ出口圧力P、及びコンプレッサ回転速度Rの3つのパラメータのうち、固定する2つのパラメータが準定常状態になったときにフィルタ24が詰まっているかどうかを判定する点で第1実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。
図13は、準定常状態について説明する図である。
準定常状態とは、図13に示すように、固定する2つのパラメータ(本実施形態では、カソードガス流量Q及びコンプレッサ出口圧力Pとする。)が、燃料電池スタック1の要求発電量に基づいてパラメータごとに算出される目標値Qd,Pdの近傍に所定時間収まっている状態のことをいう。さらに言えば、固定する2つのパラメータのうちの1つでも、燃料電池スタック1の要求発電量に基づいてパラメータごとに算出される目標値Qd,Pdの近傍から外れた状態は準定常状態ではない。目標値は、燃料電池スタック1の発電量を要求発電量にするための各パラメータの目標値である。目標値の近傍とは、目標値を中央値として、目標値よりも所定値δだけ小さい下限値から、目標値よりも所定値δだけ大きい上限値までの間の範囲をいう。
このように、固定する2つのパラメータの変動が少ない準定常状態でフィルタ24が詰まっているかどうかを判定することで、判定精度を一層向上させることができる。以下、この本実施形態によるフィルタ詰まり判定制御について説明する。
図14は、コントローラ3が実施する本実施形態によるフィルタ詰まり判定制御について説明するフローチャートである。コントローラ3は、本ルーチンを燃料電池システム100の運転中に所定の演算周期(例えば10ms)で実施する。
ステップS1からステップS4では第1実施形態と同様の処理を行っているので、ここでは説明を省略する。
ステップS61において、コントローラ3は、燃料電池システム100の要求発電量に基づいて、固定する2つのパラメータの目標値を算出する。本実施形態では、固定する2つのパラメータとしてカソードガス流量Q及びコンプレッサ出口圧力Pを用いるので、カソードガス流量目標値Qd及びコンプレッサ出口圧力目標値Pdを算出する。
ステップS62において、コントローラ3は、検出したカソードガス流量Qmeaがカソードガス流量目標値Qdの近傍に収まっているかを判定する。具体的には、検出したカソードガス流量Qmeaからカソードガス流量目標値Qdを引いた値の絶対値と、第1所定値δaと、を比較する。コントローラ3は、絶対値が第1所定値δa以下であればステップS63の処理を行い、絶対値が第1所定値δaよりも大きければステップS64の処理を行う。
ステップS63において、コントローラ3は、絶対値が第1所定値δa以下になっている時間t1を算出する。具体的には、前回算出したt1に、演算周期Δt(10ms)を加算しすることで算出する。
ステップS64において、コントローラ3は、時間t1をゼロに戻す。
ステップS65において、コントローラ3は、検出したコンプレッサ出口圧力Pmeaがコンプレッサ出口圧力目標値Pdの近傍に収まっているかを判定する。具体的には、検出したコンプレッサ出口圧力Pmeaからコンプレッサ出口圧力目標値Pdを引いた値の絶対値と、第2所定値δbと、を比較する。コントローラ3は、絶対値が第2所定値δb以下であればステップS66の処理を行い、絶対値が第2所定値δbよりも大きければステップS67の処理を行う。
なお、第1所定値δa及び第2所定値δbは、各パラメータに応じて定めれば良いものである。
ステップS66において、コントローラ3は、絶対値が第2所定値δb以下になっている時間t2を算出する。具体的には、前回算出したt2に、演算周期Δt(10ms)を加算しすることで算出する。
ステップS67において、コントローラ3は、時間t2をゼロに戻す。
ステップS68において、コントローラ3は、固定する2つのパラメータが準定常状態であるかを判定する。具体的には、時間t1及び時間t2がそれぞれ所定時間tconstを越えたかどうかを判定する。コントローラ3は、時間t1及び時間t2がそれぞれ所定時間tconstを越えていれば準定常状態と判定してステップS2の処理を行い、そうでなければ今回の処理を終了する。
なお、本実施形態では所定時間tconstを2つのパラメータで同じにしたが、パラメータごとに別個に設定しても良い。また本実施形態では、固定する2つのパラメータとしてカソードガス流量Q及びコンプレッサ出口圧力Pを用いて先にカソードガス流量Qについて判定し、次いでコンプレッサ出口圧力Pについて説明したが、もちろんその逆でも良い。またさらにはカソードガス流量Q及びコンプレッサ出口圧力Pに関して第1所定値δa及び第2所定値δbの範囲内にあるかを同時に判定し、また所定時間tconstを越えたかどうかを同時に判定しても良い。
以上説明した本実施形態によれば、固定する2つのパラメータが準定常状態にあるとき、すなわち各パラメータが静定した状態のときにフィルタ詰まりを判定する。そのため、パラメータの変動が大きい過渡時に判定が行われることがないので誤判定を防止でき、フィルタ詰まりの判定精度をより一層向上させることができる。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態について説明する。本実施形態は、燃料電池システム100が所定の運転シーンに入ったかどうかを判定する点で第6実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。
固定する2つのパラメータが準定常状態になりやすい運転シーンとして、アイドルストップを含むシステム停止時やアイドルストップからの復帰を含むシステム起動時、燃料電池スタック1の暖機を行うシステム暖機時などがある。したがって、本実施形態では、このような固定する2つのパラメータが準定常状態になりやすい運転シーンにおいて、フィルタ24が詰まっているかどうかを判定する。以下、この本実施形態によるフィルタ詰まり判定制御について説明する。
図15は、コントローラ3が実施する本実施形態によるフィルタ詰まり判定制御について説明するフローチャートである。コントローラ3は、本ルーチンを燃料電池システム100の運転中に所定の演算周期(例えば10ms)で実施する。
ステップS1からステップS4では第1実施形態と同様の処理を行っており、ステップS61からステップS68では第6実施形態と同様の処理を行っているので、ここでは説明を省略する。
ステップS71において、コントローラ3は、固定する2つのパラメータが準定常状態になりやすい所定の運転シーンに入ったかどうかを判定する。具体的には、現在の運転シーンがシステム停止時、システム起動時、又はシステム暖機時のいずれかであるかどうかを判定する。コントローラ3は、現在の運転シーンが所定の運転シーンであれば、ステップS1の処理を行い、そうでなければ今回の処理を終了する。
以上説明した本実施形態によれば、固定する2つのパラメータが準定常状態になりやすい所定の運転シーンに限ってフィルタ詰まりを判定する。そのため、無駄に判定回数を増やすことなく精度の高い判定を行うことができる。
(第8実施形態)
次に、本発明の第8実施形態について説明する。本実施形態は、フィルタ異物堆積量αがフィルタ詰まり量αlimのときのコンプレッサ回転速度Rlimを大気圧Patm及び吸気温Tinに応じて補正する点で第1実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。
フィルタ異物堆積量αがフィルタ詰まり量αlimのときのコンプレッサ回転速度Rlimは、大気圧Patmや吸気温Tinに応じて変動する。そこで本実施形態では、大気圧Patm及び吸気温Tinを検出し、それらの検出値に応じてコンプレッサ回転速度Rlimを補正する。
図16は、コンプレッサ回転速度Rlimと大気圧Patmとの関係を示した図である。
図16に示すように、コンプレッサ回転速度Rlimは、大気圧が高くなるほど低くなる傾向にある。
図17は、コンプレッサ回転速度Rlimと吸気温Tinとの関係を示した図である。
図17に示すように、コンプレッサ回転速度Rlimは、吸気温が高くなるほど高くなる傾向にある。
図18は、コントローラ3が実施する本実施形態によるフィルタ詰まり判定制御について説明するフローチャートである。コントローラ3は、本ルーチンを燃料電池システム100の運転中に所定の演算周期(例えば10ms)で実施する。
ステップS1からステップS4では第1実施形態と同様の処理を行っているので、ここでは説明を省略する。
ステップS81において、コントローラ3は、大気圧Patm及び吸気温Tinを検出する。
ステップS82において、コントローラ3は、図16及び図17の関係に基づいて、大気圧Patm及び吸気温Tinの影響を総合的に考慮してコンプレッサ回転速度Rlimを補正する。
以上説明した本実施形態によれば、大気圧Patm及び吸気温Tinに応じてコンプレッサ回転速度Rlimを補正するので、フィルタ詰まりの判定精度をより一層向上させることができる。
(第9実施形態)
次に、本発明の第9実施形態について説明する。本実施形態は、フィルタ異物堆積量αがフィルタ詰まり量αlimのときのコンプレッサ出口圧力Plimを大気圧Patmに応じて補正する点で第2実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。
フィルタ異物堆積量αがフィルタ詰まり量αlimのときのコンプレッサ出口圧力Plimは、大気圧Patmに応じて変動する。そこで本実施形態では、検出した大気圧Patmに応じてコンプレッサ出口圧力Plimを補正する。
図19は、コンプレッサ出口圧力Plimと大気圧Patmとの関係を示した図である。
図19に示すように、コンプレッサ出口圧力Plimは、大気圧Patmが高くなるほど低くなる傾向にある。
図20は、コントローラ3が実施する本実施形態によるフィルタ詰まり判定制御について説明するフローチャートである。コントローラ3は、本ルーチンを燃料電池システム100の運転中に所定の演算周期(例えば10ms)で実施する。
ステップS1からステップS4では第1実施形態と同様の処理を行っているので、ここでは説明を省略する。
ステップS91において、コントローラ3は、大気圧Patmを検出する。
ステップS92において、コントローラ3は、検出した大気圧Patmに基づいて、図19を参照してコンプレッサ出口圧力Plimを補正する。
以上説明した本実施形態によれば、検出した大気圧Patmに応じてコンプレッサ回転速度Rlimを補正するので、フィルタ詰まりの判定精度をより一層向上させることができる。
(第10実施形態)
次に、本発明の第10実施形態について説明する。本実施形態は、フィルタ異物堆積量αがフィルタ詰まり量αlimのときのカソードガス流量Qlimを大気圧Patm及び吸気温Tinに応じて補正する点で第3実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。
フィルタ異物堆積量αがフィルタ詰まり量αlimのときのカソードガス流量Qlimは、大気圧Patmや吸気温Tinに応じて変動する。そこで本実施形態では、大気圧Patm及び吸気温Tinを検出し、それらの検出値に応じてカソードガス流量Qlimを補正する。
図21は、カソードガス流量Qlimと大気圧Patmとの関係を示した図である。
図21に示すように、カソードガス流量Qlimは、大気圧Patmが高くなるほど低くなる傾向にある。
図22は、カソードガス流量Qlimと吸気温Tinとの関係を示した図である。
図22に示すように、カソードガス流量Qlimは、吸気温Tinが高くなるほど高くなる傾向にある。
図23は、コントローラ3が実施する本実施形態によるフィルタ詰まり判定制御について説明するフローチャートである。コントローラ3は、本ルーチンを燃料電池システム100の運転中に所定の演算周期(例えば10ms)で実施する。
ステップS1からステップS4では第1実施形態と同様の処理を行っているので、ここでは説明を省略する。
ステップS101において、コントローラ3は、大気圧Patm及び吸気温Tinを検出する。
ステップS102において、コントローラ3は、図21及び図2の関係に基づいて、大気圧Patm及び吸気温Tinの影響を総合的に考慮してカソードガス流量Qlimを補正する。
以上説明した本実施形態によれば、大気圧Patm及び吸気温Tinに応じてカソードガス流量Qlimを補正するので、フィルタ詰まりの判定精度をより一層向上させることができる。
(第11実施形態)
次に、本発明の第11実施形態について説明する。本実施形態は、コンプレッサ回転速度Rが複数回コンプレッサ回転速度Rlim以上となった場合にフィルタ24が詰まっていると判定する点で第1実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。
図24は、コントローラ3が実施する本実施形態によるフィルタ詰まり判定制御について説明するフローチャートである。コントローラ3は、本ルーチンを燃料電池システム100の運転中に所定の演算周期(例えば10ms)で実施する。
ステップS1からステップS4では第1実施形態と同様の処理を行っているので、ここでは説明を省略する。
ステップS111において、コントローラ3は、コンプレッサ回転速度Rがコンプレッサ回転速度Rlim以上となった回数(以下「フィルタ詰まり回数」という。)Nを算出する。具体的には、コンプレッサ回転速度Rがコンプレッサ回転速度Rlim以上となるごとに、Nに1を加算する。
ステップS112において、コントローラ3は、フィルタ詰まり回数Nが所定回数を超えたかどうかを判定する。コントローラ3は、フィルタ詰まり回数Nが所定回数を超えていればステップS113の処理を行い、そうでなければ今回の処理を終了する。
ステップS113において、コントローラ3は、Nをゼロに戻す。
以上説明した本実施形態によれば、フィルタ詰まりの判定を複数回実施することで、単数回の場合に生じうるセンサノイズ等による誤判定を防止できるので、フィルタ詰まりの判定精度をより一層向上させることができる。
(第12実施形態)
次に、本発明の第12実施形態について説明する。本実施形態は、フィルタ詰まりと判定したときに、ドライバに対して警告表示を行う点で第1実施形態と相違する。以下、その相違点を中心に説明する。
図25は、コントローラ3が実施する本実施形態によるフィルタ詰まり判定制御について説明するフローチャートである。コントローラ3は、本ルーチンを燃料電池システム100の運転中に所定の演算周期(例えば10ms)で実施する。
ステップS1からステップS4では第1実施形態と同様の処理を行っているので、ここでは説明を省略する。
ステップS121において、コントローラ3は、警告灯を点灯させて、ドライバに対して警告表示を行う。
以上説明した本実施形態によれば、フィルタ詰まりと判定したときに、ドライバに知らせることができるので、ドライバに対してフィルタ24の交換を促すことができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
例えば、コンプレッサ運転領域によってフィルタ詰まりを判定しやすいパラメータが3つのパラメータの中でそれぞれ変化する場合には、コンプレッサ26の運転領域に応じて固定する2つのパラメータを任意に選択し、フィルタ詰まりを判定しても良い。
また、コンプレッサ26の種類によってもフィルタ詰まりを判定しやすいパラメータが変化する場合があるので、その場合は、コンプレッサ26の種類に応じて固定する2つのパラメータを選択すれば良い。
また、上記各実施形態において、コンプレッサ回転速度Rmeaとして回転速度計28で検出したものを使用していたが、これに替えてコンプレッサ26に対する指令回転速度を使用しても良い。これにより、回転速度計28の故障時においてもフィルタ詰まりを判定できる。
また第6実施形態では、準定常状態と判定するときの固定パラメータをカソードガス流量Qとコンプレッサ出口圧力Pとしたが、カソードガス流量Qとコンプレッサ回転速度Rでも良いし、コンプレッサ出口圧力Pとコンプレッサ回転速度Rであっても良い。
また第8及び第10実施形態では、大気圧Patmと吸気温Tinの双方の影響を考慮してフィルタ詰まり判定閾値を補正していたが、いずれか一方にのみ基づいて補正しても良い。
また、第11実施形態では、フィルタ詰まり回数が所定回数を超えたときにフィルタ詰まりと判定していたが、コンプレッサ回転速度Rとコンプレッサ回転速度Rlimとを比較した回数のうち、コンプレッサ回転速度Rがコンプレッサ回転速度Rlim以上となった回数が所定の割合を超えたときにフィルタ詰まりと判定しても良い。
また、第11実施形態において、複数回の比較は、1トリップ中の起動時、暖機時、アイドルストップ時やその復帰時などの特定シーンごとに比較しても良いし、異なるトリップ中の停止時ごとに比較しても良い。
1 燃料電池スタック(燃料電池)
24 フィルタ
26 コンプレッサ
28 回転速度計
100 燃料電池システム
S1 流量検出手段、圧力検出手段、回転速度検出手段
S2、S21、S31 閾値算出手段
S3、S22、S32、S42、S52 フィルタ詰まり判定手段
S41 異物堆積量推定手段
S51 圧力損失推定手段
S61 目標値算出手段
S68 準定常状態判定手段
S81、S91、S101 大気圧検出手段、吸気温検出手段
S82、S92、S102 補正手段

Claims (9)

  1. アノードガス及びカソードガスの供給を受けて発電する燃料電池と、
    前記燃料電池にカソードガスを供給するコンプレッサと、
    前記コンプレッサの上流に設けられ、前記燃料電池に供給するカソードガス中の異物を取り除くフィルタと、
    を備える燃料電池システムであって、
    前記コンプレッサから吐出されるカソードガスの流量を検出する流量検出手段と、
    前記コンプレッサから吐出されるカソードガスの圧力を検出する圧力検出手段と、
    前記コンプレッサの回転速度を検出する回転速度検出手段と、
    前記流量、前記圧力、及び、前記回転速度のうちの2つのパラメータの検出値に基づいて、残りのパラメータに関するフィルタ詰まり判定閾値を算出する閾値算出手段と、
    前記残りのパラメータの検出値と、前記フィルタ詰まり判定閾値と、を比較して前記フィルタが詰まっているかどうかを判定するフィルタ詰まり判定手段と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記燃料電池の要求発電量に基づいて、前記2つのパラメータが到達すべき目標値をそれぞれ算出する目標値算出手段と、
    前記2つのパラメータの検出値が、前記目標値近傍の範囲内に所定時間収まっている準定常状態かを判定する準定常状態判定手段と、
    を備え、
    前記閾値算出手段は、準定常状態と判定されたときに前記残りのパラメータに関するフィルタ詰まり判定閾値を算出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記準定常状態判定手段は、燃料電池システムの運転シーンが、燃料電池システムの起動時、停止時、及び、暖機時の少なくとも1つの運転シーンにあるときに、準定常状態かを判定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 大気圧を検出する大気圧検出手段と、
    前記コンプレッサによって吸入されるカソードガスの温度を検出する吸気温検出手段と、
    前記フィルタ判定閾値を、前記大気圧及び前記温度の一方又は双方に基づいて補正する補正手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の燃料電池システム。
  5. 前記フィルタ詰まり判定手段は、前記残りのパラメータの検出値と、前記フィルタ詰まり判定閾値と、の比較を複数回行って前記フィルタが詰まっているかどうかを判定する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載の燃料電池システム。
  6. 前記回転速度検出手段は、回転速度計によって前記コンプレッサの回転速度を検出する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1つに記載の燃料電池システム。
  7. 前記回転速度検出手段は、前記コンプレッサに対する指令回転速度を、そのコンプレッサの回転速度として検出する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1つに記載の燃料電池システム。
  8. 前記フィルタが詰まっていると判定されたときに、フィルタが詰まっていることを警告する警告手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1つに記載の燃料電池システム。
  9. 前記コンプレッサは、遠心式のコンプレッサである、
    ことを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1つに記載の燃料電池システム。
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