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JP5619855B2 - プローブ装置、試験装置、及び、プローブ方法 - Google Patents

プローブ装置、試験装置、及び、プローブ方法 Download PDF

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JP5619855B2 JP2012261508A JP2012261508A JP5619855B2 JP 5619855 B2 JP5619855 B2 JP 5619855B2 JP 2012261508 A JP2012261508 A JP 2012261508A JP 2012261508 A JP2012261508 A JP 2012261508A JP 5619855 B2 JP5619855 B2 JP 5619855B2
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Description

本発明は、プローブ装置、試験装置、及び、プローブ方法に関する。
ウエハ等に形成された複数の被試験デバイスを試験する試験装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1 特開平8−115954号公報
しかしながら、上述の試験装置では、電気的に接続させるために部材間に作用させる押圧力を適切に設定することができないといった課題がある。
本発明の第1の態様においては、被試験デバイスをテスタとの間を電気的に接続するプローブ装置であって、前記被試験デバイスを保持するデバイス保持部と、可撓性を有するシート、及び、前記シートを貫通して前記デバイス保持部に保持された前記被試験デバイスに接続される複数のデバイス側端子を有するデバイス側ユニットと、前記デバイス側ユニットより前記テスタ側に設けられた中間基板、前記複数のデバイス側端子と電気的に接続される前記中間基板に形成された複数のデバイス側中間電極、及び、前記テスタと電気的に接続される前記中間基板に形成された複数のテスタ側中間電極を有する中間ユニットと、前記中間ユニットより前記テスタ側に設けられたテスタ側基板、前記テスタへと電気的に接続される前記テスタ側基板に形成された複数のテスタ側電極を有するテスタ側ユニットと、前記中間ユニットと前記テスタ側ユニットとの間の第1空間を減圧する第1減圧部と、前記被試験デバイスが前記デバイス側ユニットに接続された状態で、前記デバイス保持部と前記中間ユニットとの間の第2空間を減圧する第2減圧部とを備えるプローブ装置を提供する。
本発明の第2の態様においては、ウエハに形成された複数の被試験デバイスを試験する試験装置であって、前記複数の被試験デバイスとの間で電気信号を授受して前記複数の被試験デバイスを試験するテスタと、前記複数の被試験デバイスに形成されたデバイスパッドと前記テスタとを電気的に接続する上述のプローブ装置とを備える試験装置を提供する。
本発明の第3の態様においては、被試験デバイスをテスタとの間を電気的に接続するプローブ方法であって、前記被試験デバイスを保持するデバイス保持部と、可撓性を有するシート、及び、前記シートを貫通して前記デバイス保持部に保持された前記被試験デバイスに接続される複数のデバイス側端子を有するデバイス側ユニットと、前記デバイス側ユニットより前記テスタ側に設けられた中間基板、前記複数のデバイス側端子と電気的に接続される前記中間基板に形成された複数のデバイス側中間電極、及び、前記テスタと電気的に接続される前記中間基板に形成された複数のテスタ側中間電極を有する中間ユニットと、前記中間ユニットより前記テスタ側に設けられたテスタ側基板、前記テスタへと電気的に接続される前記テスタ側基板に形成された複数のテスタ側電極を有するテスタ側ユニットとを備えるプローブ装置において、前記中間ユニットと前記テスタ側ユニットとの間の第1空間を減圧する第1減圧段階と、前記被試験デバイスが前記デバイス側ユニットに接続された状態で、前記デバイス保持部と前記中間ユニットとの間の第2空間を減圧する第2減圧段階とを備えるプローブ方法を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
試験装置100全体を示す正面図である。 試験装置100の部分縦断面図である。 試験装置100の部分水平断面図である。 アライメントユニット400の構造を示す部分縦断面図である。 テストヘッド200の断面図である。 プローブカード300の分解図である。 ウエハトレイ450を吸着したプローブカード300の全体図である。 ウエハ101の試験工程を示すフローチャートである。 試験工程でのプローブカード300の状態を示す図である。 試験工程でのプローブカード300の状態を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、試験装置100全体を示す正面図である。試験装置100は、複数の被試験デバイスが形成された半導体ウエハ等のウエハを装置内部に搬入して、当該ウエハを位置合わせした後、当該複数の被試験デバイスをテスタによって試験する。
ここで、試験装置100は、アナログ回路、デジタル回路、メモリ、およびシステム・オン・チップ(SOC)等の被試験デバイスを試験する。試験装置100は、被試験デバイスを試験するための試験パターンに基づく試験信号を被試験デバイスに入力して、試験信号に応じて被試験デバイスが出力する出力信号に基づいて被試験デバイスの良否を判定する。試験装置100は、EFEM110、操作部120、ロードユニット130、チラー140を備える。EFEMは、Equipment Front End Moduleの略である。
EFEM110は、試験対象となる基板を試験装置100の内部で搬送する機構を内蔵する。試験装置100の中でEFEM110は寸法が最も大きいので、試験装置100の動作状態を示すシグナルランプ112と、試験装置100を非常停止させる場合に操作するEMO114とが、EFEM110前面の高い位置に配される。尚、EMOは、EMergency Offの略である。
操作部120は、EFEM110に支持される。操作部120は、ディスプレイ122、アーム124および入力装置126を有する。アーム124は、一端をEFEM110に結合され、他端においてディスプレイ122および入力装置126を移動自在に支持する。
ディスプレイ122は、例えば液晶表示装置を含み、試験装置100の動作状態、入力装置126からの入力内容のエコーバック等を表示する。入力装置126は、キーボード、マウス、トラックボール、ジョグタイヤル等を含み得、試験装置100の設定、操作等を受け付ける。
なお、入力装置126から入力され、または予めプログラムされている各構成要素の動作等、試験装置100全体の制御は、図示されていない制御部が行う。この場合、各構成要素はそれぞれに設けられた個別の制御部が制御を行い、複数の構成要素が協調作業を行うときのタイミング等の指示を全体の制御部が個別の制御部に行うようにしても良い。
ロードユニット130は、ロードテーブル132およびロードゲート134を有する。ロードテーブル132は、試験の対象となる半導体ウエハを収容した容器が載せられる。ロードゲート134は、試験装置100に半導体ウエハを搬入または搬出する場合に開閉する。これにより、試験装置100内部の清浄度を低下させることなく、外部から半導体ウエハをロードできる。
チラー140は、試験装置100における試験により温度が上昇したウエハを搬出前に冷却する場合等に、冷却された媒体を供給する。このため、チラー140は、熱交換器を有して、試験を実行するテストヘッドの近傍に配される。なお、チラー140は、多くの場合は、冷媒を冷却する目的で使用される。しかしながら、加熱用熱源を供給する目的で、熱媒の加熱に使用される場合もある。また、冷却または加熱された熱媒の供給源が試験装置100の外部に別途用意されている場合は、チラー140が試験装置100から省かれる場合もある。
図2は、試験装置100の部分縦断面図である。図1と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。試験装置100は、ロードユニット130、EFEM110、メインフレーム160、アライメントユニット400、プローブカード300およびテストヘッド200を備える。この図ではチラー140の図示は省いた。
この試験装置100においては、ロードユニット130、EFEM110およびメインフレーム160が、前面(図中の左側)から後方(図中の右側)に向かって順次隣接して配される。また、アライメントユニット400、プローブカード300およびテストヘッド200は、メインフレーム160の上に積層される。
ロードユニット130のロードテーブル132には、FOUP150が載せられている。FOUPは、Front Opening Unified Podの略である。FOUP150は、試験対象となるウエハ101を複数格納する。また、試験終了後のウエハ101を回収する場合にも、FOUP150にウエハが収納される。
EFEM110は、ロボットアーム116を内蔵する。ロボットアーム116は、レール115に沿って走行するコラム117に搭載され、ロードユニット130およびアライメントユニット400の間でウエハを搬送する。このため、ロードユニット130とEFEM110、アライメントユニット400とEFEM110は、それぞれ内部で気密に連通し、これらの内部は高い清浄度を保たれる。
メインフレーム160は、試験装置100全体の動作を制御する。例えば、操作部120に接続されて、入力装置126から入力を受け付け、それを試験装置100の各部に反映させる。また、試験装置100の動作状態を反映させた表示内容を生成して、ディスプレイ122に表示させる。
更に、メインフレーム160は、ロードユニット130、EFEM110およびアライメントユニット400の動作を同期させて、ウエハ101を相互に受け渡しさせる。また更に、EMO114が操作された場合は、試験装置100各部の動作を直ちに停止させる。これらの動作は、試験の対象となるウエハ101の種類、試験の内容に関わらず求められるので、メインフレーム160は、試験装置100に恒常的に装備される。
アライメントユニット400は、ウエハ101を搬送して、搬送先での位置ずれを補正するアライメントステージ410を有する。換言すれば、プローブカード300を交換することにより、レイアウトの異なるウエハ101に試験装置100を対応させることができる。
アライメントステージ410は、ウエハトレイ450およびウエハ101を搭載してレール402に沿って走行する。また、アライメントステージ410は、垂直方向に伸縮して、搭載したウエハ101を上昇または降下させることができる。これにより、プローブカード300に対してウエハ101を位置合わせした後、ウエハ101を上方のプローブカード300に押し付ける。
プローブカード300は、試験装置100において試験を実行する場合に、テストヘッド200とウエハ101との間に介在して、テストヘッド200およびウエハ101を電気的に接続する配線基板ユニットとして用いられる。ウエハ101に対して試験を実行する場合は、プローブカード300により、テストヘッド200とウエハ101との間に電気的な信号経路が形成される。
テストヘッド200は、複数のピンエレクトロニクス210を格納する。ピンエレクトロニクス210は、試験の対象および試験の内容に応じて求められる電気回路を実装される。換言すれば、テストヘッド200は、下面に装着されたコンタクタ202を介して、プローブカード300に対して電気的に接続される。
上記のような試験装置100において、試験に供するウエハ101は、FOUP150に収容された状態で、ロードテーブル132に搭載される。ロボットアーム116は、ロードゲート134を通してウエハ101を1枚ずつ取り出して、アライメントユニット400に搬送する。
アライメントユニット400において、ウエハ101は、アライメントステージ410上の、プローブカード300のウエハトレイ450に搭載される。アライメントステージ410は、搭載されたウエハ101をプローブカード300に対して位置合わせした後、プローブカード300に対して下方から押し付ける。以後の動作については後述する。
図3は、試験装置100の部分水平断面図である。図1および図2と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。試験装置100は、4基のロードユニット130と、4基のテストヘッド200とを備える。また、ロードユニット130の各々には、FOUP150が装填される。
EFEM110およびアライメントユニット400は1基ずつ配される。また、アライメントユニット400は、単一のアライメントステージ410を備える。
EFEM110において、ロボットアーム116を支持するコラム117は、レール115に沿って、EFEM110の略全幅にわたって移動する。従って、ロボットアーム116は、4基のロードユニット130および4基のテストヘッド200の全てにウエハ101を搬送できる。
なお、EFEM110内部の、チラー140と反対側の端部に、プリアライナ118が配される。プリアライナ118は、ロボットアーム116に対するウエハ101の搭載位置を、テストヘッド200が要求する精度よりは低いが相当に高い精度で調整する。
これにより、ロボットアーム116がウエハトレイ450にウエハ101を搭載する場合の初期位置精度が向上され、プローブカード300に対する位置合わせに要する時間が短縮される。また、試験装置100のスループットを向上させることができる。
アライメントユニット400は、レール402、422、ステージキャリア420、アライメントステージ410およびマイクロスコープ430を有する。レール402は、筐体401底面の略全幅にわたって配される。ステージキャリア420は、レール402に沿って、筐体401の長手方向に移動する。
ステージキャリア420は、筐体401のレール402に直行するレール422を上面に有する。アライメントステージ410は、レール422の上を筐体401の短手方向に移動する。
マイクロスコープ430の一部は、テストヘッド200の各々に対応して、プローブカード300の各々の直近に配される。これらのマイクロスコープ430は、筐体401の天井面に、下方に向かって配される。
また、一対のマイクロスコープ430が、アライメントステージ410と共に、ステージキャリア420に搭載される。この一対のマイクロスコープ430は、アライメントステージ410と共に移動する。また、これらのマイクロスコープ430は、上方に向かって配される。
これらのマイクロスコープ430を用いることにより、プローブカード300に対してアライメントステージ410上のウエハ101を位置合わせすることができる。即ち、アライメントステージ410上の上に搭載された段階では、ウエハ101の位置は、プリアライメントの精度で位置決めされている。そこで、下方を向いたマイクロスコープ430でウエハ101の例えば縁部を検出することにより、ウエハ101の位置を正確に検出することができる。
一方、筐体401に配されたマイクロスコープのプローブカード300に対する相対位置は既知である。これにより、ウエハ101の位置とプローブカード300の位置との差分を検出し、それが補償されるようにアライメントステージ410を移動させて、ウエハ101およびプローブカード300を位置合わせすることができる。
なお、ウエハ101の検出は、縁部の検出に限られるわけではない。例えば、ディスプレイ122にマイクロスコープ430の映像を表示して、手動で位置合わせしてもよい。
図4は、アライメントユニット400の構造を示す部分縦断面図である。図1から図3と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。アライメントユニット400は、筐体401、アライメントステージ410およびハンガフック440を備える。
筐体401は、複数のテストヘッド200、例えば4基のテストヘッド200に応じた幅を有する。また、筐体401の上面には、テストヘッド200の各々に対応して4枚のプローブカード300が装着される。更に、筐体401内部の天井面には、テストヘッド200の各々に対応する位置に、開閉するハンガフック440がそれぞれ配される。
ハンガフック440は、閉じた場合にはウエハトレイ450を懸下して、プローブカード300の下部に保持する。ハンガフック440が開いた場合、ウエハトレイ450は開放される。これにより、アライメントユニット400は、テストヘッド200およびプローブカード300の各々の下部に、それぞれウエハトレイ450を開放可能に保持できる。
アライメントステージ410は、筐体401の底面に配されたレール402に沿って、全てのテストヘッド200の下方に移動できる。また、アライメントステージ410は、垂直方向に伸縮して、搭載したウエハトレイ450をウエハ101とともに上昇または下降させることができる。
上記のような構造を有するアライメントユニット400及びプローブカード300において、ハンガフック440に保持されたウエハ101を保持しないウエハトレイ450が、下方から上昇したアライメントステージ410に支持される。続いて、ハンガフック440を開放した後、アライメントステージ410が、ウエハトレイ450を下降させる。
この状態で、EFEM110のロボットアーム116は、ウエハ101が搭載されていないウエハトレイ450に、FOUP150から搬送したウエハ101を搭載する。アライメントステージ410は、プローブカード300に対してウエハ101を位置合わせしつつ、ウエハトレイ450を上昇させて、プローブカード300の下部に押し付ける。
次に、プローブカード300は、押し付けられたウエハトレイ450およびウエハ101を吸着する。プローブカード300が、ウエハ101およびウエハトレイ450を吸着する構造については後述する。尚、吸着されたウエハトレイ450は、ハンガフック440には保持されないが、吸着が失敗して落下した場合には、ハンガフック440に受け止められる。
アライメントステージ410は、ウエハ101およびウエハトレイ450を残して移動し、他のウエハ101を搬送する。こうして、ウエハ101は、プローブカード300を介してテストヘッド200に装填される。この状態で、テストヘッド200は、ウエハ101を試験する。
なお、試験を終えたウエハ101を回収する場合、吸着状態のウエハトレイ450が、下方から上昇したアライメントステージ410に保持される。続いて、ハンガフック440を開放した後、アライメントステージ410が、ウエハトレイ450とともに降下する。これにより、ウエハトレイ450が、ウエハ101ともにプローブカード300の下部から開放される。この後、ウエハ101が、EFEM110によってFOUP150まで搬出される。
図示の例では、図上で右側のテストヘッド200の直下で、ウエハトレイ450およびウエハ101が、プローブカード300に吸着されている。ハンガフック440は閉じているが、ウエハトレイ450には接していない。
右から2番目のテストヘッド200の直下では、アライメントステージ410が、搭載したウエハトレイ450およびウエハ101を押し上げて、プローブカード300の下面に密着させている。他のテストヘッド200の下方では、ハンガフック440がウエハトレイ450を保持して待機している。
このように、アライメントユニット400においては、4基のテストヘッド200の各々に対応してウエハトレイ450を含むプローブカード300が装備される。これにより、テストヘッド200の各々が個別にウエハ101を試験できる。
なお、複数のテストヘッド200は、互いに同じ種類の試験を実行してもよいし、互いに異なる種類の試験を実行してもよい。また、後者の場合、時間のかかる試験を複数のテストヘッドに担わせることにより、試験装置100のスループットを向上させることもできる。
このように、試験装置100においては、単一のアライメントステージ410およびロボットアーム116を、複数のテストヘッド200に対して用いる。これにより、試験を実行している期間は不要なアライメントステージ410およびロボットアーム116の利用効率を向上させることができる。
図5は、テストヘッド200の断面図である。図1から図4と共通の要素には同じ参照番号を付して重複する説明を省く。テストヘッド200は、複数の被試験デバイスとの間で電気信号を授受して複数の被試験デバイスを試験する。テストヘッド200は、筐体201、コンタクタ202、ピンエレクトロニクス210、マザーボード220およびフラットケーブル230を備える。
筐体201の内部には、複数の中継コネクタ224を有するマザーボード220が水平に配される。中継コネクタ224は、マザーボード220の上面側および下面側にそれぞれレセプタクルを有し、マザーボード220を貫通する信号経路を形成する。
マザーボード220の上面において、中継コネクタ224の各々には、アングルコネクタ222を介してピンエレクトロニクス210が装着される。このような構造により、試験対象の仕様および試験内容に応じてピンエレクトロニクス210を交換することができる。
複数のピンエレクトロニクス210は、互いに同じ仕様である場合も、互いに異なる仕様である場合もある。また、一部の中継コネクタ224に、ピンエレクトロニクス210が装着されない場合もある。
マザーボード220の下面において、中継コネクタ224の各々には、アングルコネクタ226を介して小基板228が接続される。小基板228には、フラットケーブル230の一端が接続される。これにより、筐体201内部のピンエレクトロニクス210と、後述するコンタクタ202とを、フラットケーブル230を介して接続できる。
コンタクタ202は、上面を筐体201に対して固定される。コンタクタ202は、水平方向に移動するとともに、垂直方向に伸縮する。これにより、コンタクタ202は、三次元的に移動できる。
なお、フラットケーブル230の下端は、コンタクタ202に保持された端子、例えばスプリングピンに結合される。これにより、ピンエレクトロニクス210は、テストヘッド200の最下面まで電気的に接続される。また、ここでは一例としてスプリングピンを挙げたが、容量結合、光接続等、スプリングピンを用いない接続を含む構造も採り得る。
図6は、プローブカード300の分解図である。図7は、ウエハトレイ450を吸着したプローブカード300の全体図である。尚、図6では、ウエハトレイ450を省略している。プローブカード300は、プローブ装置の一例であって、複数の被試験デバイスとテストヘッド200との間を電気的に接続する。より具体的には、プローブカード300は、複数の被試験デバイスに形成されたデバイスパッドと、テストヘッド200とを接続する。プローブカード300は、スティフナ302と、パフォーマンスボード304と、枠体306と、IPC308と、インタポーザ310と、PCRシート312と、メンブレンユニット314と、押圧部材316と、減圧部318と、ウエハトレイ450と、減圧部456と、吸着部458とを備える。IPCは、InterPoser Connectorの略である。PCRは、Pressure sensitive Conductive Rubberの略である。
スティフナ302は、枠部320と、クロスメンバ322とを有する。枠部320は、パフォーマンスボード304の外側を包囲して、保持する。クロスメンバ322は、枠部320の内側に設けられる。クロスメンバ322は、平面視において、パフォーマンスボード304の上面を網目状に横切る。これにより、スティフナ302と一体化されたパフォーマンスボード304全体の曲げ剛性が向上されると共に、ねじれ剛性も高くなる。従って、パフォーマンスボード304の反り等の変形が抑制される。
パフォーマンスボード304は、テスタ側ユニットの一例である。パフォーマンスボード304は、テスタ側基板326と、ガイドユニット328と、複数のコンタクトパッド330及び複数のコンタクトパッド332と、配線334と、電子部品335とを有する。複数のコンタクトパッド330、複数のコンタクトパッド332及び配線334が、テスタ側電極の一例である。
テスタ側基板326の一例は、比較的機械強度の高い絶縁性基板、例えばポリイミド板が積層された多層基板である。テスタ側基板326は、IPC308及びインタポーザ310よりもテストヘッド200側に設けられている。テスタ側基板326の周縁部は、スティフナ302によって保持されている。これにより、パフォーマンスボード304の機械的強度は、スティフナ302によって強化される。
ガイドユニット328は、テスタ側基板326の上面に設けられている。ガイドユニット328は、コンタクタ202がパフォーマンスボード304に当接する場合に、コンタクタ202を案内して位置決めするコンタクタガイドとして機能する。
複数のコンタクトパッド330は、テスタ側基板326の上面に形成されている。コンタクトパッド330は、コンタクタ202を介してテストヘッド200と電気的に接続される。複数のコンタクトパッド332は、テスタ側基板326の下面に形成されている。複数のコンタクトパッド332は、配線334を介して、対応するコンタクトパッド330と接続される。配線334は、多層構造を有するテスタ側基板326の各層に形成された配線によって構成される。
電子部品335は、テスタ側基板326のテストヘッド200側の面及びウエハ101側の面のうち、コンタクトパッド330、332が実装されていない領域に配置されている。電子部品335は、抵抗、コンデンサ、コイル、半導体デバイス等を含む。
枠体306は、本体部338と、封止部材340とを有する。
本体部338は、パフォーマンスボード304の下面に設けられている。本体部338は、IPC308及びインタポーザ310の外周部を全周にわたって囲む。本体部338には、排気路339が形成されている。排気路339は、第1空間344と、減圧部318とを接続する。ここでいう第1空間344は、パフォーマンスボード304、枠体306、及び、後述するメンブレンユニット314のフレーム362によって囲まれた空間のことである。従って、第1空間344は、パフォーマンスボード304とインタポーザ310との間の空間を含む。
封止部材340の一例は、樹脂等からなるOリングである。封止部材340は、パフォーマンスボード304の周縁部の下面と、本体部338の周縁部の上面との間に配置される。封止部材340は、パフォーマンスボード304と本体部338との間を封止する。
IPC308は、コンタクトユニットの一例である。IPC308は、パフォーマンスボード304とインタポーザ310との間に設けられている。IPC308の一端部は、上下方向に移動可能に、枠体306の本体部338に保持されている。IPC308は、複数の貫通電極346を有する。貫通電極346は、接続電極の一例である。貫通電極346は、IPC308を上下方向に貫通する。貫通電極346は、導電性を有し、上下方向に伸縮するバネ等の弾性部材である。各貫通電極346は、いずれかのコンタクトパッド332と電気的に接続される。
インタポーザ310は、中間ユニットの一例である。インタポーザ310は、中間基板350と、保持部材352と、複数のコンタクトパッド354と、複数のコンタクトパッド356と、貫通電極358とを有する。
中間基板350は、パフォーマンスボード304と、メンブレンユニット314との間に配置されている。換言すれば、中間基板350は、メンブレンユニット314よりテストヘッド200側に設けられている。中間基板350は、枠体306に対して上下方向に移動可能に保持部材352を介して、枠体306に保持されている。これにより、中間基板350は、第1空間344が減圧されると、パフォーマンスボード304及びIPC308の方向へと移動する。
コンタクトパッド354は、テスタ側中間電極の一例である。コンタクトパッド354は、中間基板350の上面に形成されている。コンタクトパッド354は、平面視において、貫通電極346と同じレイアウトで配置されている。これにより、コンタクトパッド354は、貫通電極346と接続されるとともに、貫通電極346によって、コンタクトパッド332と接続される。コンタクトパッド354は、パフォーマンスボード304及びIPC308を介して、テストヘッド200と電気的に接続される。コンタクトパッド354のいずれかは、平面視において、IPC308の貫通電極358と同じレイアウトで形成されている。これにより、コンタクトパッド354のいずれかは、貫通電極358と電気的に接続される。
貫通電極358は、中間基板350を上下方向に貫通する。貫通電極358は、コンタクトパッド354と、当該コンタクトパッド354と対応するコンタクトパッド356とを電気的に接続する。
コンタクトパッド356は、デバイス側中間電極の一例である。コンタクトパッド356は、中間基板350の下面に形成されている。コンタクトパッド356は、PCRシート312を介して、後述するメンブレンユニット314のバンプ368と電気的に接続される。コンタクトパッド356は、コンタクトパッド354と異なるレイアウトで形成されている。具体的には、複数のコンタクトパッド356間のピッチは、複数のコンタクトパッド354間のピッチよりも小さい。これにより、インタポーザ310は、コンタクトパッド356の狭いピッチを、コンタクトパッド354の広いピッチにする。
PCRシート312は、導電部材の一例である。PCRシート312は、インタポーザ310とメンブレンユニット314との間に設けられている。PCRシート312は、金属微粒子を含むゴム等の樹脂シートである。PCRシート312は、厚み方向(即ち、上下方向)に圧力が作用すると、圧力の付加された領域の金属微粒子が互いに接触する。これにより、PCRシート312は、圧力の作用した領域の上面及び下面を電気的に接続する。従って、PCRシート312は、インタポーザ310のコンタクトパッド356と、後述するメンブレンユニット314のコンタクトパッド366とによって圧力が付加されると、隣接するコンタクトパッド356、366を短絡させることなく、金属微粒子によって、メンブレンユニット314のコンタクトパッド366及びバンプ368と、コンタクトパッド366とを個別に接続する。
メンブレンユニット314は、デバイス側ユニットの一例である。メンブレンユニット314は、フレーム362と、可撓性シート364と、複数のコンタクトパッド366と、複数のバンプ368とを有する。
フレーム362は、離隔部材の一例である。フレーム362は、可撓性シート364の周縁部を保持して、可撓性シート364の平坦性を維持する。フレーム362は、枠体306の本体部338の下面及びインタポーザ310の中間基板350の下面に向けて、押圧部材316によって押圧されている。従って、フレーム362は、可撓性シート364の外周部と枠体306の本体部338の下面との間を密閉する。これにより、フレーム362は、インタポーザ310とメンブレンユニット314のメンブレンユニット314間を封止して、第1空間344を減圧可能に封止する。更に、フレーム362は、第1空間344と、第2空間370とを離隔する。ここでいう第2空間370は、ウエハトレイ450とインタポーザ310との間の空間のことである。これにより、第1空間344と第2空間370とを異なる気圧にすることができる。
可撓性シート364は、絶縁性を有し、可撓性を有する弾性変形可能な樹脂等によってシート状に形成される。これにより、フレーム362に保持されていない可撓性シート364の中央部の領域は、フレーム362に対して上下に弾性変形する。
コンタクトパッド366は、可撓性シート364の上面に設けられている。コンタクトパッド366は、平面視において、インタポーザ310のコンタクトパッド356と同じレイアウトで配置されている。これにより、互いに対向するコンタクトパッド366とインタポーザ310のコンタクトパッド356は、PCRシート312の同じ領域を押圧するので、PCRシート312の金属粒子によって接続される。
複数のバンプ368は、デバイス側端子の一例である。複数のバンプ368は、ウエハトレイ450に保持されたウエハ101の被試験デバイスと電気的に接続可能に、可撓性シート364を貫通して設けられている。複数のバンプ368は、コンタクトパッド366と同じレイアウトで配置されている。各バンプ368は、対応するコンタクトパッド366と電気的に接続されている。また、複数のバンプ368は、試験対象となるウエハ101の被試験デバイスに形成されたデバイスパッドと同じレイアウトに配される。これにより、バンプ368は、プローブカード300のウエハ101側の面において、ウエハ101に対するプローブ端子として機能する。バンプ368のウエハ101側の端部は、先端が平坦な錐体状、突起を有する形状、突部のない平面、または、先端を丸めた針状の形状であってもよい。
押圧部材316は、枠体306の本体部338の下面に設けられている。押圧部材316は、メンブレンユニット314の下面をインタポーザ310へと押圧する。
減圧部318は、枠体306の本体部338の排気路339に接続されている。これにより、減圧部318は、排気路339を介して、第1空間344を減圧する。
ウエハ101を試験する場合、ウエハトレイ450は、メンブレンユニット314の下方に配置される。この状態では、ウエハ101は、メンブレンユニット314のバンプ368と電気的に接続される。
ウエハトレイ450は、デバイス保持部の一例である。ウエハトレイ450は、トレイ本体452と、封止リング454とを有する。
トレイ本体452の上面は、平面視において、ウエハ101よりも大きい載置面として機能する。トレイ本体452の内部には、第2空間370と外部の減圧部456とを接続する減圧用排気路462が形成されている。減圧用排気路462の第2空間370側の端部は、トレイ本体452の載置面にウエハ101が載置されても塞がれない外周部に形成されている。これにより、第2空間370は、減圧部456によって減圧される。トレイ本体452の内部には、吸着用排気路464が形成されている。吸着用排気路464の載置面側の端部は、載置面にウエハ101が載置されると塞がれる位置に形成されている。
封止リング454は、封止部材の一例である。封止リング454は、トレイ本体452の上面に設けられている。封止リング454は、リング状であって、トレイ本体452の上部の全周を囲むように形成されている。ウエハトレイ450がメンブレンユニット314の近接した下方に配置された状態では、封止リング454は、メンブレンユニット314のフレーム362の下面と密着する。これにより、封止リング454は、メンブレンユニット314とウエハトレイ450との間を封止するので、第2空間370が、減圧可能に封止される。
減圧部456及び吸着部458は、真空ポンプ等の気体を排気可能な装置によって構成される。減圧部456は、被試験デバイスを含むウエハ101がメンブレンユニット314のバンプ368に接続された状態で、減圧用排気路462を介して、第2空間370を減圧する。ここで、減圧部456は、減圧部318が第1空間344を減圧する気圧よりも低い気圧となるように第2空間370を減圧する。これにより、インタポーザ310が、メンブレンユニット314をウエハ101の方向へと押圧する。これにより、メンブレンユニット314のバンプ368とウエハ101の被試験デバイスとの電気的接続がより強固になる。吸着部458が、吸着用排気路464を減圧することにより、ウエハトレイ450は、被試験デバイスが形成されたウエハ101を載置面に吸着させて保持する。
図8は、プローブ工程を含むウエハ101の試験工程を示すフローチャートである。図9、図10は、試験工程でのプローブカード300の状態を示す図である。
図8に示すように、試験装置100では、試験工程が開始すると、図9に示すように、ウエハトレイ450にウエハ101が搬入されていない状態で、減圧部318が、第1空間344の気体を排気して減圧する(S10)。この減圧によって、IPC308及びインタポーザ310が、パフォーマンスボード304の方向へと吸着されて、移動または弾性変形する。これにより、インタポーザ310の位置が、パフォーマンスボード304に対して固定される。この状態では、インタポーザ310が、パフォーマンスボード304及びIPC308を押圧するので、インタポーザ310とIPC308間の電気的接続、及び、パフォーマンスボード304とIPC308間の電気的接続が強固になる。また、メンブレンユニット314は、押圧部材316によってテストヘッド200側へと押圧されて保持される。
次に、図10に示すように、アライメントステージ410が、ウエハ101が載置されていないウエハトレイ450を下降させる。この状態で、EFEM110が、FOUP150からアライメントステージ410上のウエハトレイ450へとウエハ101を搬入する(S12)。吸着部458が、吸着用排気路464を減圧することによって、ウエハトレイ450は、ウエハ101を吸着して固定する。アライメントステージ410は、搬入されたウエハ101をウエハトレイ450とともにプローブカード300に対して位置合わせする(S14)。
アライメントステージ410は、ウエハ101とともにウエハトレイ450をプローブカード300の下面まで上昇させる(S16)。この上昇により、図7に示すように、ウエハ101が、メンブレンユニット314のバンプ368と接触する。
次に、減圧部456が、第2空間370の気体を排気して減圧する(S18)。尚、この状態では、上述したように、第1空間344は、減圧部318によって減圧されている。メンブレンユニット314は、この減圧により、ウエハトレイ450及びウエハ101の方向へと吸着される。これにより、メンブレンユニット314のバンプ368が、より強固にウエハ101に接触して、バンプ368とウエハ101の被試験デバイスとの電気的接続が強固になる。
この後、ウエハ101が、テストヘッド200によって試験される(S20)。当該ウエハ101の試験が終了すると、気体が第2空間370に供給されて、第2空間370が大気圧に戻る(S22)。ウエハトレイ450は、ウエハ101とともにアライメントステージ410によって下降して、メンブレンユニット314から離脱する。ここで、ウエハトレイ450がメンブレンユニット314から離脱した状態でも、減圧部318は第1空間344の減圧状態を維持する。この後、試験の終了したウエハトレイ450のウエハ101は、EFEM110によってFOUP150へと搬出される(S24)。この後、全てのウエハ101の試験が終了するまで、ステップS10を実行することなく、ステップS12以降が繰り返される(S26:No)。換言すれば、減圧部318は、ウエハトレイ450がウエハ101とともに、メンブレンユニット314から離脱しても、第1空間344の減圧状態を継続する。全てのウエハ101の試験が終了すると(S26:Yes)、試験工程は終了する。
上述したように、試験装置100では、減圧部318、456が、第1空間344及び第2空間370を独立して減圧する。これにより、第1空間344の減圧によって電気的に接続されるパフォーマンスボード304、IPC308、及び、インタポーザ310間の押圧力と、第2空間370の減圧によって電気的に接続されるインタポーザ310、PCRシート312、及び、メンブレンユニット314間の押圧力を個別に設定できる。これにより、試験装置100は、電気的に接続させるために作用させるパフォーマンスボード304からメンブレンユニット314までの間の押圧力を適切に設定することができる。更に、第2空間370の圧力を制御することにより、メンブレンユニット314のバンプ368とウエハ101との間に作用する圧力を適切に設定することできる。
試験装置100では、インタポーザ310が反り等の要因によって変形した場合であっても、第1空間344及び第2空間370の圧力を制御することによって、面内でのメンブレンユニット314のバンプ368とウエハ101との押圧力を均一にすることができる。
試験装置100では、減圧部318が第1空間344を第2空間370よりも先に減圧しているので、ウエハ101がメンブレンユニット314に接触する前に、インタポーザ310を保持して固定することができる。これにより、ウエハ101がメンブレンユニット314に接触した状態で第2空間370を減圧しても、インタポーザ310が移動することを抑制できる。この結果、メンブレンユニット314のバンプ368がウエハ101に接触したときの、インタポーザ310とメンブレンユニット314との相対位置の位置ずれを抑制できる。
試験装置100では、ウエハ101がプローブカード300から離脱した状態でも、減圧部318が第1空間344の減圧を維持する。これにより、各ウエハ101を試験する場合、第2空間370を減圧すればよいので、減圧に必要な時間を低減できる。
上述した実施形態の各構成の形状、個数等の数値、配置等は適宜変更してよい。
上述した実施形態では、第2空間370をインタポーザ310とウエハトレイ450との間の空間としたが、メンブレンユニット314とウエハトレイ450との間の空間を第2空間370としてもよい。
上述の実施形態では、第2空間370の気圧が、第1空間344の気圧よりも低くなるように減圧する形態をあげたが、第2空間370の気圧は第1空間344の気圧よりも低くてもよく、同じであってもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
100 試験装置、 101 ウエハ、 110 EFEM、 112 シグナルランプ、 114 EMO、 115 レール、 116 ロボットアーム、 117 コラム、 118 プリアライナ、 120 操作部、 122 ディスプレイ、 124 アーム、 126 入力装置、 130 ロードユニット、 132 ロードテーブル、 134 ロードゲート、 140 チラー、 150 FOUP、 160 メインフレーム、 200 テストヘッド、 201 筐体、 202 コンタクタ、 210 ピンエレクトロニクス、 220 マザーボード、 222 アングルコネクタ、 224 中継コネクタ、 226 アングルコネクタ、 228 小基板、 230 フラットケーブル、 300 プローブカード、 302 スティフナ、 304 パフォーマンスボード、 306 枠体、 308 IPC、 310 インタポーザ、 312 PCRシート、 314 メンブレンユニット、 316 押圧部材、 318 減圧部、 320 枠部、 322 クロスメンバ、 326 テスタ側基板、 328 ガイドユニット、 330 コンタクトパッド、 332 コンタクトパッド、 334 配線、 335 電子部品、 338 本体部、 339 排気路、 340 封止部材、 344 第1空間、 346 貫通電極、 350 中間基板、 352 保持部材、 354 コンタクトパッド、 356 コンタクトパッド、 358 貫通電極、 362 フレーム、 364 可撓性シート、 366 コンタクトパッド、 368 バンプ、 370 第2空間、 400 アライメントユニット、 401 筐体、 402 レール、 410 アライメントステージ、 420 ステージキャリア、 422 レール、 430 マイクロスコープ、 440 ハンガフック、 450 ウエハトレイ、 452 トレイ本体、 454 封止リング、 456 減圧部、 458 吸着部、 462 減圧用排気路、 464 吸着用排気路

Claims (9)

  1. 被試験デバイステスタとの間を電気的に接続するプローブ装置であって、
    前記被試験デバイスを保持するデバイス保持部と、
    可撓性を有するシート、及び、前記シートを貫通して前記デバイス保持部に保持された前記被試験デバイスに接続される複数のデバイス側端子を有するデバイス側ユニットと、
    前記デバイス側ユニットより前記テスタ側に設けられた中間基板、前記複数のデバイス側端子と電気的に接続される前記中間基板に形成された複数のデバイス側中間電極、及び、前記テスタと電気的に接続される前記中間基板に形成された複数のテスタ側中間電極を有する中間ユニットと、
    前記中間ユニットより前記テスタ側に設けられたテスタ側基板、前記テスタへと電気的に接続される前記テスタ側基板に形成された複数のテスタ側電極を有するテスタ側ユニットと、
    前記中間ユニットと前記テスタ側ユニットとの間の第1空間を減圧する第1減圧部と、
    前記被試験デバイスが前記デバイス側ユニットに接続された状態で、前記デバイス保持部と前記中間ユニットとの間の第2空間を減圧する第2減圧部と
    を備え
    前記第1減圧部は、前記デバイス保持部が前記デバイス側ユニットから離脱した状態でも、前記第1空間の減圧状態を継続して、
    前記第2減圧部は、前記第1減圧部が前記第1空間を減圧している状態で、前記第2空間を減圧する
    プローブ装置。
  2. 前記中間ユニットと前記テスタ側ユニットとの間に設けられ、前記複数のテスタ側中間電極と前記複数のテスタ側電極とを電気的に接続する複数の接続電極とを有するコンタクトユニットを更に備える
    請求項1に記載のプローブ装置。
  3. 前記デバイス側ユニットと前記中間ユニットとの間に設けられ、前記複数のデバイス側端子と前記複数のデバイス側中間電極とを個別に接続する導電部材を更に備える
    請求項1または2に記載のプローブ装置。
  4. 前記デバイス保持部は、前記デバイス保持部と前記デバイス側ユニットとの間を封止する封止部材を有する
    請求項1から3のいずれか1項に記載のプローブ装置。
  5. 前記第1空間を封止しつつ、前記第1空間と前記第2空間とを離隔する離隔部材を更に備える
    請求項1から4のいずれか1項に記載のプローブ装置。
  6. 前記第1減圧部が、前記第1空間を減圧することにより、
    前記中間ユニットが、前記テスタ側ユニットに固定され、
    前記複数のテスタ側中間電極は、前記テスタと電気的に接続される
    請求項1からのいずれか1項に記載のプローブ装置。
  7. 前記第2減圧部が、前記第2空間を減圧することにより、
    前記デバイス側ユニットが、前記デバイス保持部側へと吸着され
    請求項1からのいずれか1項に記載のプローブ装置。
  8. ウエハに形成された複数の被試験デバイスを試験する試験装置であって、
    前記複数の被試験デバイスとの間で電気信号を授受して前記複数の被試験デバイスを試験するテスタと、
    前記複数の被試験デバイスに形成されたデバイスパッドと前記テスタとを電気的に接続する請求項1からのいずれか1項に記載のプローブ装置と
    を備える試験装置。
  9. 被試験デバイステスタとの間を電気的に接続するプローブ方法であって、
    前記被試験デバイスを保持するデバイス保持部と、
    可撓性を有するシート、及び、前記シートを貫通して前記デバイス保持部に保持された前記被試験デバイスに接続される複数のデバイス側端子を有するデバイス側ユニットと、
    前記デバイス側ユニットより前記テスタ側に設けられた中間基板、前記複数のデバイス側端子と電気的に接続される前記中間基板に形成された複数のデバイス側中間電極、及び、前記テスタと電気的に接続される前記中間基板に形成された複数のテスタ側中間電極を有する中間ユニットと、
    前記中間ユニットより前記テスタ側に設けられたテスタ側基板、前記テスタへと電気的に接続される前記テスタ側基板に形成された複数のテスタ側電極を有するテスタ側ユニットとを備えるプローブ装置において、
    前記中間ユニットと前記テスタ側ユニットとの間の第1空間を減圧する第1減圧段階と、
    前記被試験デバイスが前記デバイス側ユニットに接続された状態で、前記デバイス保持部と前記中間ユニットとの間の第2空間を減圧する第2減圧段階と
    を備え
    前記第1減圧段階では、前記デバイス保持部が前記デバイス側ユニットから離脱した状態でも、前記第1空間の減圧状態を継続して、
    前記第2減圧段階では、前記第1減圧段階において前記第1空間を減圧している状態で、前記第2空間を減圧する
    プローブ方法。
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