JP5613747B2 - 無線超音波診断システム - Google Patents
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Description
このような無線式の超音波診断装置は、一例として、特許文献1に示されるように、超音波プローブが、超音波を送受信して超音波画像の受信信号を得る送受信部、および、プローブ識別情報と受信信号を診断装置本体に無線送信する無線送信部を有し、装置本体は、プローブ識別情報に応じた制御を行なう本体制御部と、受信信号に基づく超音波画像を形成する画像形成部とを有する。
そのため、複数種の超音波プローブを用意し、診断目的等により選択された超音波プローブを装置本体に接続することが考えられるが、一般に超音波プローブは高価なものであるので、予め複数の超音波プローブを用意するのは、費用負担が大きくなる。
このような超音波診断装置は、一例として、特許文献2に示されるように、超音波プローブを、圧電振動子ユニットと、圧電振動子ユニットを保持するハウジング部とから構成し、圧電振動子ユニットとハウジング部との間に、着脱可能な素子コネクタ部を設けた構成を有する。
従って、特許文献2に示されるような、圧電振動子ユニットを交換可能な超音波診断装置によれば、診断部位や診断目的等に応じて、使用する超音波プローブの設定を細かく変更して最適化することができる。
しかしながら、特許文献1に示されるように、診断装置本体が単に超音波プローブを識別するだけでは、特許文献2に示されるような圧電振動子ユニットを交換可能な超音波診断装置に対しては、十分に柔軟な運用を行なうことはできない。
また、前記診断装置本体が可搬式であり、さらに、前記無線通信ユニットが固定して搭載され、かつ、前記診断装置本体を着脱自在に搭載可能なカートを有するのが好ましい。
また、本発明の無線超音波診断システムによれば、無線超音波プローブを用い、プローブを交換や複数接続可能なシステムも柔軟に対応することができる。さらに、無線超音波プローブと有線超音波プローブとが混在するシステムにも、柔軟に対応できる。
図1に示す無線超音波診断システム10(以下、診断システム10とする)は、診断装置本体12と、無線超音波プローブ14とを有する。診断装置本体12と、無線超音波プローブ14とは、無線通信によって接続され、無線超音波プローブ14が受信した超音波エコーの受信信号が、無線通信によって、診断装置本体12に送信される。
また、図示例においては、診断装置本体12は、好ましい態様として、可搬式(人手によって持ち運び可能)となっている。
圧電振動子ユニット18(以下、振動子ユニット18とする)は、後述するコネクタ20(図2参照)によって、電気接点を介して無線プローブ本体16に着脱可能に装着される。図1に示す診断システム10においては、振動子ユニット18として、リニア走査型の振動子ユニット18D1、コンベックス走査型の振動子ユニット18D2、および、セクタ走査型の振動子ユニット18D3の、3種の振動子ユニット18が用意されている。
振動子ユニット18は、一次元的または二次元的に配列された複数の超音波トランスデューサからなる振動子アレイ24を有する。この振動子アレイ24に、送受信切替スイッチ26を介してプリアンプ28と送信駆動部30とが互いに並列に接続され、また、送信駆動部30に制御部32が接続されている。さらに、制御部32には、記憶部34が接続される。
また、受信信号処理部38とパラレル/シリアル変換部40に制御部46が接続され、この制御部46が、コネクタ20を介して振動子ユニット18の制御部32に接続されている。さらに、制御部46には、記憶部48が接続される。
このような振動子の電極に、パルス状または連続波の電圧を印加すると、圧電体が伸縮し、それぞれの振動子からパルス状または連続波の超音波が発生して、それらの超音波の合成により超音波ビームが形成される。また、それぞれの振動子は、伝搬する超音波を受信することにより伸縮して電気信号を発生し、それらの電気信号は、超音波の受信信号として出力される。
プリアンプ28は、振動子アレイ24の各超音波トランスデューサから出力される受信信号を増幅し、無線プローブ本体16のADC36に送る。
制御部32は、コネクタ20を介して接続された無線プローブ本体16の制御部46から伝送される各種の制御信号に基づいて、送信駆動部30や送受信切替スイッチ26等、無線プローブ14の各部位の制御を行う。
これに対応して、プリアンプ28としては、振動子アレイ24の周波数帯域に対応した周波数帯域のものが使用されており、また、送信駆動部30としては、振動子アレイ24の駆動電圧に対応した駆動電圧を出力するものが使用されている。
記憶部34は、無線プローブ14に固有の識別情報(ID情報)を記憶するメモリである。すなわち、振動子ユニット18D1の記憶部34には、振動子ユニット18D1に固有の識別情報が、振動子ユニット18D2の記憶部34には、振動子ユニット18D2に固有の識別情報が、振動子ユニット18D3の記憶部34には、振動子ユニット18D3に固有の識別情報が、それぞれ、記憶されている。
ADC36は、プリアンプ28で増幅された受信信号をデジタル信号化する。
受信信号処理部38は、制御部46の制御の下で、ADC36でデジタル信号とされた受信信号に対して、直交検波処理または直交サンプリング処理を施すことにより複素ベースバンド信号を生成し、複素ベースバンド信号をサンプリングすることにより、組織のエリアの情報を含むサンプルデータを生成して、サンプルデータをパラレル/シリアル変換部40に供給する。なお、受信信号処理部38は、複素ベースバンド信号をサンプリングして得られるデータに高能率符号化のためのデータ圧縮処理を施すことによりサンプルデータを生成してもよい。
パラレル/シリアル変換部40は、複数チャンネルの受信信号処理部38によって生成されたパラレルのサンプルデータを、シリアルのサンプルデータに変換する。
また、無線通信部42は、診断装置本体12との間で無線通信を行うことにより、サンプルデータを診断装置本体12に送信すると共に、診断装置本体12から各種の制御信号を受信して、受信された制御信号を制御部46に出力する。
また、制御部46には、記憶部48が接続される。記憶部48は、無線プローブ本体16に固有の識別情報を記憶する、メモリである。
このコネクタ20は、振動子ユニット18のプリアンプ28で増幅された受信信号を無線プローブ本体16のADC36へ伝送する受信信号線と、振動子ユニット18の制御部32と無線プローブ本体16の制御部46との間で信号を伝送する通信線を有する。
図示例においては、無線プローブ本体16に、振動子ユニット18D1を装着することにより、リニア走査型の無線プローブ14が形成される。また、無線プローブ本体16に、振動子ユニット18D2を装着することにより、コンベックス走査型の無線プローブ14が形成される。さらに、無線プローブ本体16に、振動子ユニット18D3を装着することにより、セクタ走査型の無線プローブ14が形成される。
従って、診断システム10は、1台の無線プローブ本体16で、リニア走査型、コンベックス走査型、および、セクタ走査型の、3種の無線プローブ14を有することになる。
また、互いに異なる周波数帯域に対応する超音波トランスデューサが配列された振動子ユニット18や、ハーモニックイメージングに対応する高調波受信用の圧電素子を有する超音波トランスデューサが配列された振動子ユニット18等を有してもよい。
また、振動子ユニット18の数も、3に限定はされない。
この点に関しては、後述する有線プローブ76も同様である。
すなわち、プリアンプ28や送信駆動部30等は、無線プローブ本体16に設け、振動子ユニット18は、振動子アレイ24および記憶部34のみを有する構成でもよい。しかしながら、振動子アレイ24の周波数帯域に応じて、好適な超音波の送受信を行なうことができる、対応する全ての振動子ユニット18に応じた個々に対してはオーバースペックなプリアンプや送信駆動部が不要で有る等の点で、図示例のように、振動子ユニット18が、プリアンプ28や送信駆動部30等を有するのが好ましい。
シリアル/パラレル変換部52は、無線通信部50から出力されるシリアルのサンプルデータを、パラレルのサンプルデータに変換する。
整相加算部は、制御部58において設定された受信方向に応じて、予め記憶されている複数の受信遅延パターンの中から1つの受信遅延パターンを選択し、選択された受信遅延パターンに基づいて、サンプルデータによって表される複数の複素ベースバンド信号にそれぞれの遅延を与えて加算することにより、受信フォーカス処理を行う。この受信フォーカス処理により、超音波エコーの焦点が絞り込まれたベースバンド信号(音線信号)が生成される。
画像処理部は、STC(sensitivity time control)部と、DSC(digital scan converter: デジタル・スキャン・コンバータ)とを有する。STC部は、音線信号に対して、超音波の反射位置の深度に応じて、距離による減衰の補正を施す。他方、DSCは、STC部によって補正された音線信号を通常のテレビジョン信号の走査方式に従う画像信号に変換(座標変換(ラスター変換))し、階調処理等の必要な画像処理を施すことにより画像信号を生成する。
ここで、画像形成部54は、無線プローブ14(無線プローブ本体16)から送られた振動子ユニット18および無線プローブ本体16の識別情報に応じて、両識別情報の組み合わせに応じた受信信号を処理を行なう。
制御部58は、オペレータにより操作部60から入力された指示に基づき、設定された送信電波強度で各種の制御信号の送信が行われるように無線通信部50を制御すると共に、画像形成部54により画像信号を生成して表示部56に超音波診断画像を表示させる。
また、制御部58は、超音波診断を行なう際に、無線プローブ14から振動子ユニット18および無線プローブ本体16の識別情報を取得して、適正な識別情報が得られたら無線プローブ14と診断装置本体12との無線通信を確立し、かつ、振動子ユニット18および無線プローブ本体16に応じた処理を行なうように、画像形成部54に指示を出す。
次いで、操作者は、診断装置本体12の操作部60から、患者情報および診断オーダーを含む診断情報を入力する。
この無線接続要求を受けた無線プローブ本体16の制御部46は、振動子ユニット18の制御部32に、記憶部34に記憶されている識別情報を読み出して、送信するように指示を出し、制御部32から振動子ユニット18の識別情報を取得する。
並行して、無線プローブ本体16の制御部46は、無線プローブ本体16の記憶部48から記憶している識別情報を読み出して、無線プローブ本体16の識別情報を取得する。
制御部46は、振動子ユニット18の識別情報および無線プローブ本体16の識別情報を取得したら、両識別情報を組み合わせて、無線通信部42から無線通信によって診断装置本体12に送る。なお、振動子ユニット18が無線プローブ本体16に装着されていない場合には、その旨の情報と、無線プローブ本体16の識別情報とを組み合わせて、診断装置本体12に送る。
一例として、無線プローブ本体16の識別情報をW1とし、また、リニア走査型の振動子ユニット18D1の識別情報をD1、コンベックス走査型の振動子ユニット18D2の識別情報をD2、セクタ走査型の振動子ユニット18D3の識別情報をD3とし、さらに、振動子ユニット18が無線プローブ本体16に装着されていない場合の情報をD0とする。
識別情報の組み合わせがW1−D2の場合には、制御部58は、無線プローブ本体16に振動子ユニット18D2が装着されたコンベックス走査型の無線プローブ14と、診断装置本体12との間で無線通信を確立して、無線通信を行なう。
さらに、識別情報の組み合わせがW1−D3の場合には、制御部58は、無線プローブ本体16に振動子ユニット18D3が装着されたセクタ走査型の無線プローブ14と、診断装置本体12との間で無線通信を確立して、無線通信を行なう。
さらに、識別情報の組み合わせがW1−D0の場合には、無線通信を終了した後に、警告音の発生や、『無線プローブ本体に振動子ユニットが装着されていません』等の表示を表示部56にしてもよい。
また、診断装置本体12の制御部58は、無線通信の確立と並行して、無線プローブ本体16と振動子ユニット18の識別情報の組み合わせの情報を画像形成部54に送る。
この動作制御指示は、無線プローブ本体16の無線通信部42で受信されて制御部46へ送られ、制御部46からコネクタ20を介して振動子ユニット18の制御部32へ、振動子アレイ24を駆動する旨の指示が出力される。
その後、制御部32により、今度はプリアンプ28が振動子アレイ24に接続されるように送受信切替スイッチ26が作動され、被検体からの超音波エコーを受信した振動子アレイ24の各トランスデューサから出力された受信信号がプリアンプ28で増幅され、コネクタ20を介して無線プローブ本体16へ伝送される。
診断装置本体12の無線通信部50で受信されたサンプルデータは、シリアル/パラレル変換部52でパラレルのデータに変換され、画像形成部54に送られる。
画像形成部54は、転送されたサンプルデータに、先に供給された無線プローブ本体16と振動子ユニット18の識別情報の組み合わせや、診断に応じた処理を行なって、表示用の画像信号を生成する。例えば、画像形成部54の画像処理部に設けられる前記DSCにおいて、無線プローブ14に装着された振動子ユニット18における走査方式に応じた、画像信号の座標変換や補間処理を行う。
図3に示す無線超音波診断システム70(以下、診断システム70とする)は、前述の無線プローブ14に加え、有線超音波プローブ76も利用可能なシステムである。この診断システム70は、一例として、基本的に前記診断装置本体12と同様の構成を有する診断装置本体12aと、無線プローブ14(無線プローブ本体16/振動子ユニット18D1、D2、およびD3)とに加え、カート72、中間処理ユニット74、および、有線超音波プローブ76(以下、有線プローブ76とする)を有する。
従って、有線プローブ76は中間処理ユニット74に接続される。
このカート72は、電源部78を有しており、電源部78から、電力供給線78aによって中間処理ユニット74に駆動電力を供給する。さらに、カート72に搭載されている状態では、診断装置本体12aも、電源部78から電力供給線78bによって駆動電力を供給される。
なお、診断システム70において、中間処理ユニット74および診断装置本体12aは、前述の診断システム10に設けられる部位と同じ部位を多数有し、かつ、各部位の相互関係も基本的に同じであるので、同じ部位には、同じ符号を付し、以下の説明は、異なる点を主に行なう。
振動子アレイは、超音波の送受信を行なう複数の超音波トランスデューサを一次元または二次元的に配列してなる、先の振動子アレイ24と同様のものである。
また、記憶部82は、有線プローブ76に固有の識別情報を記憶するメモリである。なお、この記憶部82は、コネクタ76bの内部に設けてもよい。
このコネクタ76bとプローブコネクタ84との接続によって、有線プローブ76(振動子アレイ)と中間処理ユニット74(後述する接続・選択部80)とが、電気的に接続される。
なお、本例においては、プリアンプ28、送受信切替スイッチ26および送信駆動部30を、有線プローブ76が有する構成も、利用可能である。
なお、本発明において、中間処理ユニット74が有する有線プローブ76を接続するためのプローブコネクタ84の数は、3に限定はされず、2以下でも4以上でもよい。また、コネクタ76bとプローブコネクタ84との接続は、公知の方法で行なえばよい。
すなわち、診断システム70においては、接続・選択部80によって選択された有線プローブ76(振動子アレイ)に、送受信切替スイッチ26から駆動信号が送信され、また、振動子アレイが出力した受信信号が送受信切替スイッチ26に送信される。
また、中間処理ユニット74の制御部47には、記憶部49が接続されている。記憶部49は、中間処理ユニット74に固有の識別情報を記憶するメモリである。
診断装置本体12aがカート72に搭載されているか否かを検出する方法には、特に限定はない。例えば、診断装置本体12aがカート72の所定位置に搭載されると係合するスイッチを利用する方法、同所定位置に搭載されると検出可能となる磁力を利用する方法、電力供給線78bとの接続を検出する方法等、公知の方法が、各種、利用可能である。
なお、診断システム70において、カート検出部62は、必須の構成要素ではない。例えば、超音波診断を行なう際に、無線プローブ14と有線プローブ76のいずれを使用するのかの選択/入力が義務付けられている診断システムでは、設ける必要は無い。
なお、診断システム70において、無線プローブ14を用いた超音波診断は、先と全く同様に行なえばよい。
その後、操作者は、診断装置本体12aの操作部60aから、患者情報および診断オーダーを含む診断情報を入力する。
この無線接続要求を受けた中間処理ユニット74の制御部47は、接続・選択部80を介して、プローブコネクタ84に接続された有線プローブ76の記憶部82から識別情報を読み出し、有線プローブ76の識別情報を取得する。並行して、中間処理ユニット74の制御部47は、中間処理ユニット74の記憶部49から記憶している識別情報を読み出して、中間処理ユニット74の識別情報を取得する。
一例として、中間処理ユニットの識別情報をW2とし、また、リニア走査型の有線プローブ76A1の識別情報をA1、コンベックス走査型の有線プローブ76A2の識別情報をA2、セクタ走査型の有線プローブ76A3の識別情報をA3とし、さらに、有線プローブ76が中間処理ユニット74に接続されていない場合の情報をA0とする。
これに応じて、制御部58は、有線プローブ76A1および中間処理ユニット74の組み合わせと、診断装置本体12aとの間で無線通信を確立して、無線通信を行なう。
これに応じて、制御部58は、表示部56に、どの有線プローブ76を使用するかの選択を促す表示をする。この要求に応じて、有線プローブ76が選択されたら、制御部58は、選択された有線プローブ76に応じた無線通信を確立する。例えば、有線プローブ76A2が選択された場合には、これに応じて、制御部58は、有線プローブ76A2および中間処理ユニット74の組み合わせと、診断装置本体12aとの間で無線通信を確立して、無線通信を行なう。
これに応じて、制御部58は、先と同様に、有線プローブ76の選択を促し、選択された有線プローブ76に応じた無線通信を確立する。例えば、有線プローブ76A3が選択された場合には、これに応じて、制御部58は、有線プローブ76A3および中間処理ユニット74の組み合わせと、診断装置本体12aとの間で無線通信を確立して、無線通信を行なう。
この場合には、制御部58は、中間処理ユニット74に有線プローブ76が接続されていない事を知見して、診断装置本体12aと中間処理ユニット74との間の無線通信を終了する。
さらに、この場合には、先と同様に、無線通信を終了した後に、警告音の発生や、『有線プローブが接続されていません』等の表示を表示部56にしてもよい。
また、診断装置本体12aの制御部58は、無線通信の確立と並行して、有線プローブ76と中間処理ユニット74の識別情報の組み合わせの情報を画像形成部54に送る。
この動作制御指示は、中間処理ユニット74の無線通信部42で受信されて制御部47へ送られる。
その後、制御部47により、送信駆動部30が接続・選択部80に接続されるように送受信切替スイッチ26が作動され、送信駆動部30から供給される駆動信号に従って無線通信が確立された有線プローブ76の振動子アレイを構成する複数の超音波トランスデューサから超音波が送信される。
その後、制御部47により、今度はプリアンプ28が無線通信が確立された有線プローブ76に接続されるように送受信切替スイッチ26が作動され、被検体からの超音波エコーを受信した振動子アレイの各超音波トランスデューサから出力された受信信号がプリアンプ28で増幅され、ADC36に送られる。
診断装置本体12aの無線通信部50で受信されたサンプルデータは、シリアル/パラレル変換部52でパラレルのデータに変換され、画像形成部54で、有線プローブ76と中間処理ユニット74との組み合わせや、診断に応じた処理を行なわれ、表示部56に超音波診断画像が表示される。
すなわち、図3および図4に示す診断システム70では、無線プローブ14を有さず、有線プローブ76のみを有する場合でも、無線超音波診断システムとして成立する。
また、無線プローブ14において、振動子ユニット18が交換可能な場合であっても、診断装置本体12aが、確実に、振動子ユニット18および無線プローブ本体16の情報を取得できる。さらに、無線プローブ14を有さず、複数の有線プローブ76を選択して使用可能なシステムにも、好適に利用可能であり、加えて、振動子ユニット18が交換可能な無線プローブと、複数の有線プローブ76とが混在しているシステムにも、好適に対応することができる。
そのため、診断装置本体12aがカート72に搭載されていない場合には、診断装置本体12aの制御部58は、まず、無線プローブ14の無線プローブ本体16に無線接続要求を出し、先と同様に、無線接続を確立する。無線プローブ本体16と無線通信ができない場合(タイムアウト)や、識別情報が前記W1−D0の場合(振動子ユニットが装着されていない場合)には、制御部は58、次いで、中間処理ユニット74に無線接続要求を出し、先と同様に、無線接続を確立する。
この場合には、診断装置本体12aの制御部58は、まず、中間処理ユニット74に無線接続要求を出し、先と同様に、無線接続を確立する。中間処理ユニット74と無線通信ができない場合(電源offやタイムアウト)や、識別情報が全て前記W2−D0の場合(有線プローブ76が中間処理ユニット74に接続されていない場合)には、制御部は58、次いで、無線プローブ14の無線プローブ本体16に無線接続要求を出し、先と同様に、無線接続を確立する。
この場合には、操作者による要求指示に応じて、診断装置本体12aで、現在、通信が有効な相手(無線プローブ14および中間処理ユニット74のいずれか)との通信を終了してから、所望の相手に対する無線接続要求を行う。
すなわち、この場合は、操作者による交換要求指示に応じて、まず、診断装置本体12(12a)、無線プローブ本体16、および中間処理ユニット74のいずれか(交換要求指示を入力された部位)から、無線接続停止要求を出す。
その後、操作者による変更が行なわれた後、再開指示が出されたら、診断装置本体12(12a)から無線プローブ本体16および/または中間処理ユニット74に対して、再度、無線接続要求を行う。以降は、先と同様に、診断装置本体12(12a)が取得した識別情報に応じて、無線通信を確立し、接続態様に応じた無線通信を行なう。
この場合には、中間処理ユニット74のパラレル/シリアル変換部40および無線通信部42が不要になり、受信信号処理部38で処理した受信信号を、診断装置本体12aの画像形成部54や、必要に応じて設けられた画像形成部54に接続される記憶手段(受信信号の格納部)に、受信信号を送るようにすればよい。
例えば、以上の例では、中間処理ユニット74を1台のみ有しているが、本発明は、これに限定はされず、中間処理ユニット74を、複数、有してもよい。
12,12a 診断装置本体
14 無線(超音波)プローブ
16 無線プローブ本体
18 (圧電)振動子ユニット
20 コネクタ
24 振動子アレイ
26 送受信切替スイッチ
28 プリアンプ
30 送信駆動部
32,46,47,58 制御部
34,48,49,82 記憶部
36 ADC
38 受信信号処理部
40 パラレル/シリアル変換部
42,50 無線通信部
52 シリアル/パラレル変換部
54 画像形成部
56 表示部
60,60a 操作部
72 カート
74 中間処理ユニット
76 有線(超音波)プローブ
78 電源部
80 接続・選択部
84 プローブコネクタ
Claims (3)
- 超音波を送受信して、受信した超音波に応じた受信信号を出力する、プリアンプおよび送信駆動部を備える、固有の識別情報を有する少なくとも1つの圧電振動子ユニットと、
前記圧電振動子ユニットが出力した受信信号を処理する信号処理手段、前記信号処理手段で処理した受信信号を無線信号に変換して送信する無線通信手段、および、前記圧電振動子ユニットの識別情報を取得する取得手段を有し、前記圧電振動子ユニットと電気接点を介して着脱可能に構成される、固有の識別情報を有する少なくとも1つの無線通信ユニットと、
前記無線通信ユニットと無線によって通信を行い、前記圧電振動子ユニットが受信した受信信号に応じた超音波画像を生成する診断装置本体とを有し、
前記圧電振動子ユニットが、操作者が手で把持可能な有線超音波プローブであり、
かつ、前記診断装置本体は、前記圧電振動子ユニットの識別情報および無線通信ユニットの識別情報の両者を取得することにより、前記無線通信ユニットとの間の無線通信を確立することを特徴とする無線超音波診断システム。 - 前記無線通信ユニットは、複数の前記有線超音波プローブが接続可能であり、前記診断装置本体から指定された有線の超音波プローブを駆動する請求項1に記載の無線超音波診断システム。
- 前記診断装置本体が可搬式であり、
さらに、前記無線通信ユニットが固定して搭載され、かつ、前記診断装置本体を着脱自在に搭載可能なカートを有する請求項1または2に記載の無線超音波診断システム。
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