[go: up one dir, main page]

JP5607865B2 - メタクリル酸の製造方法 - Google Patents

メタクリル酸の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5607865B2
JP5607865B2 JP2005513541A JP2005513541A JP5607865B2 JP 5607865 B2 JP5607865 B2 JP 5607865B2 JP 2005513541 A JP2005513541 A JP 2005513541A JP 2005513541 A JP2005513541 A JP 2005513541A JP 5607865 B2 JP5607865 B2 JP 5607865B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
catalyst
catalyst layer
temperature
methacrylic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2005513541A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2005021480A1 (ja
Inventor
智道 日野
朗 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp, Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP2005513541A priority Critical patent/JP5607865B2/ja
Publication of JPWO2005021480A1 publication Critical patent/JPWO2005021480A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5607865B2 publication Critical patent/JP5607865B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/16Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation
    • C07C51/21Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen
    • C07C51/25Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of unsaturated compounds containing no six-membered aromatic ring
    • C07C51/252Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of unsaturated compounds containing no six-membered aromatic ring of propene, butenes, acrolein or methacrolein
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J23/00Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00
    • B01J23/002Mixed oxides other than spinels, e.g. perovskite
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C57/00Unsaturated compounds having carboxyl groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C57/02Unsaturated compounds having carboxyl groups bound to acyclic carbon atoms with only carbon-to-carbon double bonds as unsaturation
    • C07C57/03Monocarboxylic acids
    • C07C57/04Acrylic acid; Methacrylic acid
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2523/00Constitutive chemical elements of heterogeneous catalysts
    • B01J2523/10Constitutive chemical elements of heterogeneous catalysts of Group I (IA or IB) of the Periodic Table
    • B01J2523/17Copper
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2523/00Constitutive chemical elements of heterogeneous catalysts
    • B01J2523/50Constitutive chemical elements of heterogeneous catalysts of Group V (VA or VB) of the Periodic Table
    • B01J2523/51Phosphorus
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2523/00Constitutive chemical elements of heterogeneous catalysts
    • B01J2523/50Constitutive chemical elements of heterogeneous catalysts of Group V (VA or VB) of the Periodic Table
    • B01J2523/55Vanadium
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2523/00Constitutive chemical elements of heterogeneous catalysts
    • B01J2523/60Constitutive chemical elements of heterogeneous catalysts of Group VI (VIA or VIB) of the Periodic Table
    • B01J2523/68Molybdenum

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

本発明は、メタクリル酸の製造方法に関する。
本願は、2003年8月29日に出願された特願2003−307770号に対し優先権を主張し、その内容をここに援用する。
周知のように、触媒を用いてメタクロレインを気相接触酸化しメタクリル酸を製造する方法に関して、これまで数多くの提案がなされている。
これら気相接触酸化は発熱反応であるため、触媒層で蓄熱が起こる。蓄熱の結果生じる局所的高温帯域はホットスポットと呼ばれ、この部分の温度が高すぎると過度の酸化反応を生じるので目的生成物の収率は低下する。このため、前記酸化反応の工業的実施において、ホットスポットの温度抑制は重大な問題であり、特に生産性を上げるために原料ガス中におけるメタクロレイン濃度を高めた場合、ホットスポットの温度が高くなる傾向があることから反応条件に関して大きな制約を強いられているのが現状である。
そこで、従来、これらホットスポットの温度を抑える方法として、いくつかの提案がなされている。例えば、活性の異なる複数の触媒を原料ガス入口部から出口部に向かって活性が高くなるように複数個の反応帯に充填する方法(特許文献1)、原料ガスの出口側ほどリンの組成比が高く、かつヒ素の組成比が少ない触媒を充填する方法(特許文献2)、原料ガスの出口側ほどカリウム等の特性元素の含有量が少ない触媒を充填する方法(特許文献3)、触媒層を複数の反応帯に分割し、反応ガス入口側第1反応帯の活性を第2反応帯の活性よりも高くし、第3反応帯以降は順次活性が高くなるように充填する方法(特許文献4)等が挙げられる。
[特許文献1]特開平4−210937号公報
[特許文献2]特開2000−70721号公報
[特許文献3]特開2003−171339号公報
[特許文献4]特開2003−261501号公報
これらの方法は反応器内の触媒層における原料ガス入口側での単位容積当たりの反応率を低くすることで、単位容積当たりの反応発熱量を抑え、結果としてホットスポットの温度を低くしようとする方法である。従って、この部分での逐次酸化反応の抑制による収率向上、熱的負荷の減少による触媒寿命の延長には効果がある。
しかし、これらの方法は、ホットスポットの温度を抑制することのみに着目しているため、触媒層の各反応帯における単位触媒質量あたりの酸化反応量は全く管理されておらず、結果的に、触媒層内の酸化反応負荷分布が不均一となり、酸化反応負荷の高い部分が発生する恐れがあった。この部分においては、触媒の再酸化不良が起こる確率が高くなるため、触媒の劣化が促進され、触媒層全体としての寿命が大幅に短くなる恐れがあった。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、固定床管型反応器にてメタクロレインを固体酸化触媒の存在下に分子状酸素で気相接触酸化してメタクリル酸を製造する方法において、ホットスポットの温度を抑制するだけでなく、触媒層内の酸化反応負荷を均一化することにより、局部的な触媒の劣化を抑制し、触媒を長期安定的に利用するメタクリル酸の製造方法、触媒層、及び固定床多管型反応器を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係るメタクリル酸の製造方法は、内方に触媒層を備える複数の反応管よりなる固定床多管型反応器を用いて、メタクロレイン又はメタクロレイン含有ガスを分子状酸素または分子状酸素含有ガスにより気相接触酸化してメタクリル酸を製造する方法であって、前記触媒層を反応管の管軸方向に2層以上に分割して複数個の反応帯を設け、反応帯毎の触媒単位質量あたりの反応負荷比率が一定の範囲内になるように触媒を充填することを特徴とする。
第2の態様であるメタクリル酸の製造方法は、触媒層内温度分布を測定できる反応管を備える固定床多管型反応器を用いて、各反応帯の容積あたりの実質触媒成分質量をコントロールする充填条件を第1態様で用いた方法により決定し、その条件を用いて、触媒層内温度分布を測定しない、もしくは測定できない反応管を有する固定床多管型反応器に触媒の充填を行い、メタクロレイン又はメタクロレイン含有ガスを分子状酸素または分子状酸素含有ガスにより気相接触酸化してメタクリル酸を製造する。
本発明のメタクリル酸の製造方法では、気相接触酸化反応温度が250〜350℃であってもよい。
前記メタクロレイン含有ガスは、メタクロレインを3〜9容量%、酸素を5〜15容量%および水蒸気を5〜50容量%を含んでいてもよく、前記メタクロレイン含有ガスは空間速度が300〜3000hr−1であってもよい。
前記触媒層内温度から前記熱媒体温度を引いた値(ΔT)の前記反応管の管軸方向分布の最大値が35℃以下であってもよい。
前記固定床管型反応器は、内径10〜40mmの反応管を複数本備え、さらに熱媒浴を備えた多管型反応器であってもよい。
本発明によれば、固定床管型反応器にてメタクロレインを固体酸化触媒の存在下に分子状酸素で気相接触酸化してメタクリル酸を製造する方法において、ホットスポットの温度を抑制するだけでなく、触媒層内の酸化反応負荷を均一化することにより、局部的な触媒の劣化を抑制し、触媒を長期間安定して利用することができる。
図1は、本発明で使用可能な固定床多管型反応器の一例を示す縦断面図である。
図2は、前記反応器における反応管の縦断面図である。
本発明において、メタクリル酸を合成する反応は、固定床管型反応器を用いて実施される。前記固定床管型反応器は、筒体よりなる複数の反応管と、少なくとも、各反応管内の一部の断面を充填するように配置される触媒と、前記触媒の位置する領域を含む反応管の内方に形成される触媒層と、前記反応管に、メタクロレイン又はメタクロレイン含有ガス、及び分子状酸素又は分子状酸素含有ガスを供給するガス供給機構を備えている。
図1は、本発明で使用可能な固定床多管型反応器の一例を示す縦断面図である。この固定床多管型反応器は、筒状の本体7を有し、本体7の両端には、円形の取り付け板10、11を介して半球状の導入部8、及び半球状の導出部9が固定されている。導入部8には原料ガス入口1が形成され、導出部9には原料ガス出口2が形成されている。取り付け板10、11の間には、多数の反応管5が本体7の軸線と平行に固定されている。これにより、原料ガス入口1から供給された原料ガスは、多数の反応管5を通じて原料ガス出口2から排出される。一方、本体7の一端には熱媒体入口3が、他端には熱媒体出口4が形成されており、熱媒体入口3から供給された熱媒体は、多数の反応管5を通り抜けて熱媒体出口4より排出される。
反応管は、図2に示すように、管軸方向に分画されたn層の反応帯を有しており、各反応帯には、原料ガスの上流側から下流側に向けて番号i(iは1からnの整数)が設定されている。各反応帯内に管軸方向に間隔をあけてm個の温度測定点が設定されており、各反応帯の原料ガスの上流側から下流側に向けてj番目の温度測定点と、j+1番目の温度測定点との距離をL(j)で表す。i番目の反応帯のj番目の測定点の温度をT(j)、j+1番目の測定点の温度をT(j+1)で表す。各反応帯の触媒充填量を、W(i),反応管の間に存在する熱媒体の温度をTBで表す。
これら固定床管型反応器の形状は、特に限定されないが、工業的には内径10〜40mmの反応管を数千〜数万本備えた多管型反応器が好ましく、熱媒浴を備えたものが好ましい。熱媒は特に限定されないが、例えば、硝酸カリウムおよび亜硝酸ナトリウム他を含む塩溶融物が挙げられる。
触媒には固体酸化触媒を用いており、この酸化反応用の固体触媒であれば特に限定されず、従来から知られているモリブデンを含む複合酸化物等を用いることができるが、好ましくは下記の組成式で表される複合酸化物が好ましい。
MoCu
(式中、Mo、P、Cu、VおよびOはそれぞれモリブデン、リン、銅、バナジウムおよび酸素を表し、Xは鉄、コバルト、ニッケル、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、チタン、クロム、タングステン、マンガン、銀、ホウ素、ケイ素、スズ、鉛、ヒ素、アンチモン、ビスマス、ニオブ、タンタル、ジルコニウム、インジウム、イオウ、セレン、テルル、ランタンおよびセリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素、Yはカリウム、ルビジウム、セシウムおよびタリウムからなる群より選ばれた少なくとも1種の元素を表す。ただし、a、b、c、d、e、fおよびgは各元素の原子比を表し、a=12のとき、0.1≦b≦3、0.01≦c≦3、0.01≦d≦3、0≦e≦10、0.01≦f≦3であり、gは前記各成分の原子価を満足するのに必要な酸素の原子比である。)
さらに、用いる触媒を調製する方法は特に限定されず、成分の著しい偏在を伴わない限り、従来からよく知られている種々の方法を用いることができる。触媒の調製に用いる原料も特に限定されず、各元素の硝酸塩、炭酸塩、酢酸塩、アンモニウム塩、酸化物、ハロゲン化物等を組み合わせて使用することができる。例えばモリブデン原料としてはパラモリブデン酸アンモニウム、三酸化モリブデン、モリブデン酸、塩化モリブデン等が使用できる。
用いる触媒は無担体でもよいが、シリカ、アルミナ、シリカ・アルミナ、シリコンカーバイト等の不活性担体に担持させた担持触媒や、あるいはこれらで希釈した触媒を用いることもできる。
触媒層とは、固定床管型反応器の反応管内において少なくとも触媒が含まれている空間部分を指す。すなわち、触媒だけが充填されている空間だけでなく、触媒が不活性担体等で希釈されている空間部分も触媒層とする。ただし、反応管両端部の何も充填されていない空間部分や不活性担体等だけが充填されている空間部分は、触媒が実質的に含まれないので触媒層には含まない。
ところで、固定床管型反応器を用いてメタクロレインを固体酸化触媒の存在下に分子状酸素で気相接触酸化してメタクリル酸を製造する反応は、通常250〜350℃の範囲の反応温度で実施される。このとき、反応原料としては、メタクロレインと酸素を含んでいれば、特に限定されないが、一般的にはメタクロレインを3〜9容量%、酸素を5〜15容量%および水蒸気を5〜50容量%含むガス(以下、単に原料ガスという。)を用いている。
ここで用いる原料ガスは、本反応に対して実質的に影響を与えない低級飽和アルデヒド、ケトン等の不純物を少量含んでいてもよいし、二酸化炭素等の不活性ガスを加えて希釈してもよい。原料ガスの流量は特に限定されないが、空間速度が300〜3000hr−1となるような流量が好ましく、特に500〜2000hr−1となるような流量が好ましい。前記酸化反応の反応温度は250〜350℃が好ましく、特に260〜330℃が好ましい。反応圧力は常圧から数気圧まで実施できる。
本発明の実施に際し、原料ガスの酸素源には空気を用いるのが経済的に有利である。
これら原料ガスを前述したガス供給機構を用いて、反応管内の250〜350℃の反応温度に保たれた触媒層に流通させると、触媒層内で酸化反応が行われ、主にメタクリル酸が生成する。この際、触媒層入口側におけるホットスポットの温度を抑制するため、固定床多管型反応器入口側の単位容積あたりの実質触媒成分量を減少させる。
単位容積あたりの実質触媒成分量を減少させる方法としては、これまでに公知の技術が用いられており、例えば、1)触媒層を複数の反応帯に分割し、ガス入口側の触媒層を不活性物質で希釈する方法、2)媒層を複数の反応帯に分割し、ガス入口側からガス出口側に向けて触媒活性物質の担持率(触媒一個あたりの活性物質の質量割合)を順次大きくする方法、3)触媒層を複数の反応帯に分割し、ガス入口側からガス出口側に向けて触媒成型体の大きさを順次小さくする方法等が挙げられる。
このような方法を実施することで、触媒層内のホットスポットの温度が抑えられる。ホットスポットの温度が抑えられていると定義する範囲としては、反応系によっても異なるが、本発明者らのこれまでの検討によると、本発明のような固体触媒を用いた気相酸化によるメタクリル酸の製造の場合、触媒層内温度から熱媒体温度を引いた値(ΔT)の反応管の管軸方向分布の最大値が35℃以下であることが挙げられる。しかし、前述の理由により、これだけでは触媒層内の酸化反応負荷分布が不均一となり、酸化反応負荷の高い部分が発生する恐れがある。
そこで、例えば、以下の方法を用いることで、触媒層内の単位容積あたりの実質触媒成分質量が最適化できる。1)触媒層を複数の反応帯に分割し、上記したような任意の方法で、反応帯ごとに単位容積あたりの実質触媒成分質量をコントロールする。2)得られた触媒層を用い、反応を開始する。3)反応開始後、反応帯ごとに触媒層中心温度を測定し、その結果から反応帯ごとの反応負荷比率CRc(i)を算出する。4)全ての反応帯において、CRc(i)が0.8〜1.0、好ましくは0.9〜1.0の範囲になるよう1)〜3)の作業を繰り返す。
これら1)〜4)の作業において、反応帯ごとの反応負荷比率CRc(i)は以下の(1)〜(3)式を用いた方法で算出する。
Figure 0005607865
(式中、Rc(i)はi層目の反応負荷(℃・m/kg)、L(j)はi層目触媒層内のj番目測定点からj+1番目測定点までの管軸方向距離(m)、Wc(i)はi層目の触媒充填量(kg)、T(j)はi層目触媒層内のj番目測定点触媒層温度(℃)、TBは熱媒体温度(℃)、RcMAXはRc(i)の最大値、nは反応帯数、mはi層目触媒層内の温度測定点数を表す。ただし、i=1〜n。i,jは反応ガス入口側から順にカウントするものとする。)
上記方法における、Rc(i)の算出では、以下の前提において、反応負荷の均一化を行っている。1)触媒層での発熱量と触媒が関与した酸化反応量は比例する。2)触媒層の半径方向に温度分布は存在しない。3)反応帯によらず、熱媒体と触媒層との間の総括伝熱係数は一定である。4)各反応帯において、反応帯入口部から流入するガスが持ち込む熱量と、反応帯出口部から持ち出す熱量の影響は考慮しない。
このように考えることで、触媒層内温度から熱媒体温度を引いた値(ΔT)と触媒が関与した酸化反応量は一次の関係で表現できる。従って、このΔTを管軸方向に各反応帯の入口部から出口部まで積分を行い、得られた値をその反応帯の触媒充填質量で割ることで、反応帯ごとの酸化反応負荷が算出できる。
このとき、触媒層の位置によって、メタクリル酸が生成する主反応と、COxやその他の成分が生成する反応の起こる割合が多少異なること、触媒層の半径方向には多少の差はあれ温度分布が生じていること、更に、反応帯ごとに実質触媒成分質量をコントロールすることで、総括伝熱係数は変化すること、各反応帯内で発生した熱量のごく一部は反応ガスによって反応帯外に持ち出されることから、厳密に見れば、上記1)〜4)の仮定は成り立たない。しかし、本発明における触媒、固定床多管型反応器を用いるメタクリル酸の製造方法においては、上記方法で算出した結果から、実質触媒成分質量を最適化することで、本質的には十分である。
Rc(i)の算出に上記方法を用いる場合、反応帯の分割数は2分割以上であれば任意の数が選択でき、分割数を多くすれば、細かく実質触媒成分質量をコントロールすることができる。このため、より容易に最適化が行える。ただし、分割数を多くしすぎると充填時の手間が増加するため、工業的には2〜4分割程度が選ばれる。
触媒層内の温度は、反応管内に多数の熱電対を固定挿入しておくことでも測定できるが、反応管の管軸方向に対して垂直な断面の中心に設置した保護管に挿入した熱電対により測定することもできる。この際、保護管内は反応系と隔絶されており、測温する位置は挿入する熱電対の長さを調節して変えることができる構造としておくことが望ましい。
さらに、反応帯ごとの触媒層温度分布を測定する際、温度測定点間の距離L(j)はより小さい値とした方が反応負荷算出の精度が向上する。ただし、触媒層の管軸方向の温度変化が小さい部分ではその値を大きくしても構わない。温度測定点を決定する際には、反応帯の両末端は必ず温度測定点とし、T(j)とT(j+1)の差は5℃以下とする。
場合によっては、反応帯ごとに担持触媒や打錠成型触媒を使い分け、触媒成型体単位質量あたりの実質触媒成分質量が異なる場合がある。この場合は、Wc(i)として、充填した触媒成型体の質量ではなく、各反応帯の実質触媒成分質量を算出して用いればよい。
ところで、本発明においては、反応を行うことによって得られた触媒層温度分布を用いて、各反応帯の実質触媒成分量を最適化する訳であるが、実際に用いられる工業的な固定床多管型反応器の場合、全ての反応管で触媒層の温度分布が測定できない場合が多い。この場合は、例えば、固定床多管型反応器を構成する反応管をモデル的に再現した反応管を用いて各反応帯の実質触媒成分質量の最適化を実施し、得られた条件で工業的な固定床多管型反応器を構成する反応管に触媒を充填すればよい。また最適化の方法は、実際の反応管に触媒を充填することなく、触媒層の温度分布を予測するシミュレーター(コンピュータを利用したシュミレーションプログラム)を利用して全ての反応帯におけるCRc(i)が上記の特定範囲になるような触媒の充填条件を見出す方法であってもよい。いずれにせよ、本発明においては、反応時における触媒層の反応帯毎の触媒単位質量あたりの反応負荷比率CRc(i)が0.8〜1.0になっていることが必要であって、触媒層内の単位容積あたりの実質触媒成分質量を最適化する過程は特に限定されるものではない。このように触媒層内の単位容積あたりの実質触媒成分質量を最適化することで、工業的な固定床多管型反応器においても本発明の寿命延長効果が十分に得られる。
以下、実施例を挙げて本発明のメタクリル酸の製造方法を更に詳細に説明する。
実施例および比較例中の「部」は質量部を意味する。触媒の組成は、触媒成分の原料仕込み量から求める。固定床多管型反応器の熱媒としては、硝酸カリウム50質量%および亜硝酸ナトリウム50質量%からなる塩溶融物を用いた。触媒層内の温度は、反応管の管軸方向に対して垂直な断面の中心に設置した保護管に挿入した熱電対により測定する。このとき、保護管内は反応系と隔絶されており、測温する位置は挿入する熱電対の長さを調節して変えることができる。
原料ガスおよび反応生成ガスの分析は、ガスクロマトグラフィーにより行う。メタクロレインの反応率、生成したメタクリル酸の選択率、メタクリル酸の収率はそれぞれ以下のように定義される。
メタクロレインの反応率(%)=(B/A)×100
メタクリル酸の選択率(%)=(C/B)×100
メタクリル酸の収率(%)=(C/A)×100
ここで、Aは供給したメタクロレインのモル数、Bは反応したメタクロレインのモル数、Cは生成したメタクリル酸のモル数である。
パラモリブデン酸アンモニウム100部、メタバナジン酸アンモニウム2.8部および硝酸セシウム9.2部を純水300部に溶解する。これを攪拌しながら、85質量%リン酸8.2部を純水10部に溶解した溶液およびテルル酸1.1部を純水10部に溶解した溶液を加え、攪拌しながら95℃に昇温する。次いで硝酸銅3.4部、硝酸第二鉄7.6部、硝酸亜鉛1.4部および硝酸マグネシウム1.8部を純水80部に溶解した溶液を加える。更にこの混合液を100℃で15分間攪拌し、得られたスラリーを噴霧乾燥機を用いて乾燥する。
得られる乾燥物100部に対してグラファイト2部を添加混合し、打錠成形機により外径5mm、長さ5mmのペレット状に成形する。この打錠成形物を空気流通下に380℃で5時間焼成し、触媒を得る。触媒の組成は、酸素を除いた原子比で、Mo121.5Cu0.30.5Fe0.4Te0.1Mg0.15Zn0.1Csである。
反応には、熱媒浴を備えた内径25.4mmのSUS304製固定床管型反応器を用いる。触媒層は二つの反応帯に分割する。原料ガスの供給側に位置するガス入口側反応帯には、触媒を0.62kg(520mL)と外径5mmのアルミナ球240mLを混合したものを充填する。この原料ガス入口側反応帯の触媒層の長さは1502mmである。
続いて、ガス出口側反応帯には触媒を0.91kg(760mL)充填する。このとき、ガス出口側反応帯の触媒層の長さは1505mmである。
続いて、熱媒温度312℃、メタクロレイン6.0容量%、酸素10容量%、水蒸気10容量%および窒素74.0容量%からなる原料ガスを空間速度1700hr−1で通じる。
反応開始二日後、触媒層温度を測定すると、ガス出口側反応帯の上流端から400mmの位置に最大温度を有するホットスポットが観測され、この最大温度におけるΔTは32℃である。原料ガス入口側反応帯のRc(i)は52.6℃・m/kg、CRc(i)は1.0、原料ガス出口側反応帯のRc(i)は48.7℃・m/kg、CRc(i)は0.93である。メタクロレイン反応率は83.6%、メタクリル酸選択率は84.4%、メタクリル酸の収率は70.6%である。反応開始30日後においても、熱媒温度312℃のままでメタクロレイン反応率は83.5%であり、触媒層は十分な反応活性を保っている。
比較例1
ガス入口側反応帯に充填する触媒量を増加させ、熱媒温度を308℃とする以外は実施例1と同様の条件で反応を行う。ガス入口側反応帯には触媒を0.80kg(670mL)と外径5mmのアルミナ球90mLを混合したものを充填する。このガス入口側反応帯の触媒層の長さは1498mmである。
続いて、ガス出口側反応帯には触媒を0.91kg(760mL)充填する。このとき、ガス出口側反応帯の触媒層の長さは1502mmである。
反応開始二日後、触媒層温度を測定すると、ガス入口側反応帯の上流端から350mmの位置に最大温度を有するホットスポットが観測され、この最大温度におけるΔTは33℃である。ガス入口側反応帯のRc(i)は54.5℃・m/kg、CRc(i)は1.0、ガス出口側反応帯のRc(i)は41.5℃・m/kg、CRc(i)は0.76である。メタクロレイン反応率は85.8%、メタクリル酸選択率は83.8%、メタクリル酸の収率は71.9%である。
本条件で充填した触媒層は活性低下が早く、反応開始30日後において、320℃まで熱媒層温度を上昇させても反応初期のメタクロレイン反応率を維持できない。この結果から、触媒の劣化に伴う活性低下を熱媒温度上昇にて補い、一定のメタクロレイン反応率を維持する運転方法において、触媒寿命を熱媒温度が350℃に達するまでの期間と定義する場合、本比較例においては、実施例1よりも触媒層の実質触媒成分質量は多いにも関わらず、触媒寿命は短くなることは明らかである。
反応管の中に熱電対保護管を挿入せず、反応中の触媒層内温度分布を測定しない以外は実施例1と同様の条件で反応を行う。ガス入口側反応帯の触媒層の長さは1495mmである。ガス出口側反応帯の触媒層の長さは1494mmである。
反応開始二日後、メタクロレイン反応率は83.7%、メタクリル酸選択率は84.6%、メタクリル酸の収率は70.8%である。反応開始30日後においても、熱媒温度312℃のままでメタクロレイン反応率は83.6%であり、触媒層は十分な反応活性を保っている。
触媒層を三つの反応帯に分割し、熱媒体温度、及び各反応帯の触媒充填条件を変更する以外は実施例1と同様の条件で反応を行う。ガス入口側反応帯には触媒を0.40kg(330mL)と外径5mmのアルミナ球180mLを混合したものを充填する。このガス入口側反応帯の触媒層の長さは1001mmである。続いて、中間部反応帯には触媒を0.50kg(420mL)と外径5mmのアルミナ球90mLを混合したものを充填する。この反応帯の触媒層の長さは1000mmである。続いて、ガス出口側反応帯には、触媒を0.60kg(510mL)を充填する。このガス出口側反応帯の触媒層の長さは1004mmである。熱媒温度は313℃として反応を開始する。
反応開始二日後、触媒層温度を測定すると、ガス出口側反応帯の上流端から200mmの位置に最大温度を有するホットスポットが観測され、この最大温度におけるΔTは30℃である。ガス入口側反応帯のRc(i)は52.2℃・m/kg、CRc(i)は1.0、中間部反応帯のRc(i)は52.4℃・m/kg、CRc(i)は1.0、原料ガス出口側反応帯のRc(i)は47.8℃・m/kg、CRc(i)は0.91である。
メタクロレイン反応率は83.4%、メタクリル酸選択率は85.1%、メタクリル酸の収率は70.9%である。反応開始30日後においても、熱媒温度313℃のままでメタクロレイン反応率は83.5%であり、触媒層は十分な反応活性を保っている。
以上、本発明に係るメタクリル酸の製造方法について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
産業上の利用の可能性
本発明によれば、固定床管型反応器にてメタクロレインを固体酸化触媒の存在下に分子状酸素で気相接触酸化してメタクリル酸を製造する方法において、ホットスポットの温度を抑制するだけでなく、触媒層内の酸化反応負荷を均一化することにより、局部的な触媒の劣化を抑制し、触媒を長期安定的に利用することができる。

Claims (6)

  1. 内方に触媒層を備える複数の反応管よりなる固定床多管型反応器を用いて、メタクロレイン又はメタクロレイン含有ガスを、分子状酸素または分子状酸素含有ガスにより気相接触酸化して、メタクリル酸を製造するメタクリル酸の製造方法であって、
    前記触媒層を反応管の管軸方向に2層以上に分割して複数個の反応帯を設け、以下の(1)〜(3)式によって定義される、反応帯毎の触媒単位質量あたりの反応負荷比率CRc(i)が0.9〜1.0になるように、触媒層に触媒を備えるメタクリル酸の製造方法。
    Figure 0005607865
    (式中、Rc(i)はi層目の反応負荷(℃・m/kg)、L(j)はi層目触媒層内のj番目測定点からj+1番目測定点までの管軸方向距離(m)、Wc(i)はi層目の触媒充填量(kg)、T(j)はi層目触媒層内のj番目測定点触媒層温度(℃)、TBは熱媒体温度(℃)、RcMAXはRc(i)の最大値、nは反応帯数であり2以上の自然数、mはi層目触媒層内の温度測定点数であり以上の自然数を表す。ただし、iは反応帯の通し番号であり1からnの間の任意の自然数、即ち、i=1〜n。jは反応帯中の温度測定位置の通し番号であり1からmの間の任意の自然数。i,jは反応ガス入口側から順にカウントするものとする。また、反応帯の両末端は温度測定点とし、Ti(j)とTi(j+1)の差が5℃以下となるように温度測定点を定める。
  2. 触媒層内温度分布を測定できる反応管を備える固定床多管型反応器を用いて、各反応帯の容積あたりの実質触媒成分質量をコントロールする充填条件を、請求項1で用いた方法により決定し、その条件を用いて、触媒層内温度分布を測定しない、もしくは測定できない反応管を有する固定床多管型反応器に触媒の充填を行い、反応するメタクリル酸の製造方法。
  3. 気相接触酸化反応温度が250〜350℃である請求項1に記載のメタクリル酸の製造方法。
  4. 前記メタクロレイン含有ガスは、メタクロレインを3〜9容量%、酸素を5〜15容量%および水蒸気を5〜50容量%を含み、前記メタクロレイン含有ガスは空間速度が300〜3000hr−1である請求項1に記載のメタクリル酸の製造方法。
  5. 前記触媒層内温度から前記熱媒体温度を引いた値(ΔT)の前記反応管の管軸方向分布の最大値が35℃以下である請求項1に記載のメタクリル酸の製造方法。
  6. 前記固定床多管型反応器として、内径10〜40mmの反応管を複数本、および熱媒浴を備えた多管型反応器を用いる請求項1に記載のメタクリル酸の製造方法。
JP2005513541A 2003-08-29 2004-08-27 メタクリル酸の製造方法 Expired - Lifetime JP5607865B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005513541A JP5607865B2 (ja) 2003-08-29 2004-08-27 メタクリル酸の製造方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003307770 2003-08-29
JP2003307770 2003-08-29
PCT/JP2004/012762 WO2005021480A1 (ja) 2003-08-29 2004-08-27 メタクリル酸の製造方法
JP2005513541A JP5607865B2 (ja) 2003-08-29 2004-08-27 メタクリル酸の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2005021480A1 JPWO2005021480A1 (ja) 2006-10-26
JP5607865B2 true JP5607865B2 (ja) 2014-10-15

Family

ID=34269460

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005513541A Expired - Lifetime JP5607865B2 (ja) 2003-08-29 2004-08-27 メタクリル酸の製造方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7304179B2 (ja)
JP (1) JP5607865B2 (ja)
KR (1) KR100694950B1 (ja)
CN (1) CN100425589C (ja)
WO (1) WO2005021480A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5107084B2 (ja) * 2008-02-12 2012-12-26 三菱レイヨン株式会社 メタクリル酸の製造方法
JP5902374B2 (ja) * 2009-03-26 2016-04-13 株式会社日本触媒 アクリル酸の製造方法
CN114893715B (zh) * 2022-04-02 2023-11-21 安徽宇航派蒙健康科技股份有限公司 加热控制方法及其装置、系统、计算机设备和存储介质

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001042184A1 (fr) * 1999-12-10 2001-06-14 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Methode de preparation d'acide methacrylique
WO2003055835A1 (fr) * 2001-12-27 2003-07-10 Mitsubishi Chemical Corporation Procede d'oxydation catalytique en phase vapeur et procede pour produire de la (meth)acroleine ou de l'acide (meth)acrylique
WO2003057653A1 (fr) * 2001-12-28 2003-07-17 Mitsubishi Chemical Corporation Procede d'oxydation catalytique en phase vapeur

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1464711A (en) * 1974-04-02 1977-02-16 Asahi Glass Co Ltd Process for preparing 3-4-methacrylic acid
JP2574948B2 (ja) 1990-02-08 1997-01-22 株式会社日本触媒 メタクリル酸の製造方法
JP3537253B2 (ja) * 1996-03-06 2004-06-14 株式会社日本触媒 アクリル酸の製造方法
JP3540623B2 (ja) 1998-09-01 2004-07-07 三菱レイヨン株式会社 メタクリル酸の製造方法
JP4301484B2 (ja) 2001-12-05 2009-07-22 三菱レイヨン株式会社 メタクリル酸の製造方法
JP2003261501A (ja) 2002-01-07 2003-09-19 Mitsubishi Chemicals Corp 気相接触酸化方法
US7045657B2 (en) * 2002-04-03 2006-05-16 Nippon Shokubai Co., Ltd. Catalytic gas phase oxidation process

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001042184A1 (fr) * 1999-12-10 2001-06-14 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Methode de preparation d'acide methacrylique
WO2003055835A1 (fr) * 2001-12-27 2003-07-10 Mitsubishi Chemical Corporation Procede d'oxydation catalytique en phase vapeur et procede pour produire de la (meth)acroleine ou de l'acide (meth)acrylique
WO2003057653A1 (fr) * 2001-12-28 2003-07-17 Mitsubishi Chemical Corporation Procede d'oxydation catalytique en phase vapeur

Also Published As

Publication number Publication date
CN1842513A (zh) 2006-10-04
KR20060054451A (ko) 2006-05-22
CN100425589C (zh) 2008-10-15
JPWO2005021480A1 (ja) 2006-10-26
US7304179B2 (en) 2007-12-04
WO2005021480A1 (ja) 2005-03-10
US20060264668A1 (en) 2006-11-23
KR100694950B1 (ko) 2007-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3793317B2 (ja) 触媒及び不飽和アルデヒドおよび不飽和酸の製造方法
US7518015B2 (en) Process for heterogeneously catalyzed gas phase partial oxidation of at least one organic starting compound
JPH0784400B2 (ja) 不飽和アルデヒドおよび不飽和酸の製造方法
JPH11130722A (ja) アクリル酸の製造方法
KR100661727B1 (ko) 불포화 알데히드 및/또는 불포화 지방산의 제조방법
JP2012176938A (ja) 不飽和アルデヒドおよび/または不飽和カルボン酸の製造方法
KR20060100397A (ko) 아크롤레인을 형성하기 위한 프로펜의 불균질 촉매된 기체상 부분 산화의 장기 수행 방법
JP7506031B2 (ja) 不飽和アルデヒドの製造方法
JP4058270B2 (ja) メタクリル酸の製造方法
JP4497442B2 (ja) メタクロレインおよびメタクリル酸の製造方法
JP5130562B2 (ja) メタクロレイン及び/又はメタクリル酸の製造方法
JP4824867B2 (ja) メタクロレインおよびメタクリル酸の製造方法
WO2002098827A1 (fr) Procede relatif a l'elaboration de (meth)acrylaldehyde et/ou d'acide (meth)acrylique
JP4824871B2 (ja) アクロレインおよびアクリル酸の製造方法
JP5607865B2 (ja) メタクリル酸の製造方法
JPWO2009057463A1 (ja) 気相接触酸化反応方法
JP4248163B2 (ja) メタクリル酸の製造方法
JP5479803B2 (ja) (メタ)アクロレインまたは(メタ)アクリル酸の製造方法
JP7551027B2 (ja) 不飽和アルデヒドの製造方法および不飽和アルデヒドの製造装置
JPH09202741A (ja) メタクロレインおよびメタクリル酸の製造方法
JP7551026B2 (ja) 不飽和アルデヒドの製造方法および不飽和アルデヒドの製造装置
JP5590382B2 (ja) 不飽和アルデヒド及び/又は不飽和カルボン酸の製造方法
JP2005213179A (ja) 触媒層およびその形成方法、固定床管型反応器、メタクロレインまたはメタクリル酸の製造方法
JP2008272637A (ja) メタクリル酸製造用触媒の製造方法、メタクリル酸製造用触媒、およびメタクリル酸の製造方法
JP5433321B2 (ja) (メタ)アクリル酸の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120416

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130424

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20130501

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20130621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140829

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5607865

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term