JP5605085B2 - ヒートシール包装装置 - Google Patents
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Description
しかし、該文献に開示されている技術はあくまで周囲に高さのある側壁が形成されたトレイを使用するもので、ゴミの減量化にあまり貢献できない。また、前記ヒートシール包装装置は、包装装置への被包装物の搬入と、包装済みの被包装物の排出が同じ箇所で行われるため、前に搬入した被包装物の包装が完了し排出されるまで、次に包装する被包装物の搬入を行うことができず、包装サイクルを短くすることが出来ず、包装作業を効率的に行なうことができない。
この包装装置は、被包装物を収容したトレイ全体をフィルムで包み込む方式の包装装置で、トレイをフィルムで包み込むために具体的には、該トレイを搬送装置でエレベータまで搬送してエレベータ上に載せ換え、次にエレベータ上方の包装部に展張保持されたフィルムに対して前記エレベータを突き上げて被包装物の上面及び外周面を前記フィルムで覆い、更に、前記フィルムの周縁を折り込み板で被包装物の底面側に折り込む方式の包装装置である。
よって、特許文献2に記載の技術は前記下地材に被包装物を載せて包装する包装形態には利用できず、ゴミの減量化に貢献でき、包装効率が良い包装はできなかった。
前記ヒートステーションとは、ヒータ部、ヒータ受け部にてヒートシールされる位置を示し、ヒートステーションにヒータ部、それに対応するヒータ受け部が予め位置しても良いし、あるいは、ヒートシートする際に、他の位置からヒータ部、それに対応するヒータ受け部が、それぞれフィルムを熱溶着するための位置へ移動しヒートシールするようにしてもよい。
また、前記下地材は、紙製、樹脂製(例えば、樹脂シート、発泡樹脂シート、樹脂板等)、薄い木製板、或いは異種素材を貼り合わせた積層シート等で、フィルムを熱溶着しにくい素材に対しては、熱溶着を可能とする表面処理(樹脂のラミネート、コーティング処理等)が施されている。また、下地材の表面は無地(白色)でもよいが、載せる商品に応じて着色、模様を印刷したものを用い、商品を目立つようにしてもよい。
前記フィルムフィード手段は、フィルムロール配置部に配置したフィルムロールに繋がるフィルムの先端部を掴んで所定長さ引き出し、その引き出したフィルムを下地材載承手段の上方に展張保持するもので、その引き出し方式はフィルムの先端を掴む部材を移動させる方式、或いはフィルムの幅方向両側を無端回動する上下のベルトで挟み、該ベルトの駆動でフィルムを引き出す方式等、何れでもよい。
そして、その移動方式は移動させる部材(フィルムフィード手段か、下地材載承手段か)によって適宜選択し、且つ、駆動も電動或いは手動の何れでもよい。例えば、フィルムフィード手段及び吸引手段を所定高さ位置に固定し、下地材載承手段を前記保持手段で展張保持されるフィルムに対して下方から押し上げて包装する場合、下地材載承手段を略水平状態で鉛直方向に上下させる方式とする。
又、下地材載承手段を所定高さ位置に固定し、その下地材載承手段に対してフィルムを展張保持した保持手段及びヒータ部を下降させてフィルムを下地材に熱溶着してもよい。
そして、吸引して保持する場合の吸引部はフィルムを下地材に熱溶着するヒータ部より例えば内側に配置する。
また、待機しているフィルムの先端をクランプ部材のフィルムフィード手段によって所定位置までフィルムを引き出し、被包装物をフィルムで覆ってから、フィルムロールに繋がるフィルム端部を切断する方式の場合はフィルムフィード手段が前記保持手段に相当する。
また、前記排出手段は、包装物を載承した下地材載承手段を所定の角度に傾け、傾斜を利用して重力で下地材載承手段外に滑動落下させる方式、或いは包装物を排出プッシャ等で押して強制的に排出する方式等、何れでもよい。
前記検知手段の具体例としては、例えば、前記下地材載承手段の支持面に上下貫通してサイズ毎の検出通孔を形成し、そのサイズ毎の通孔を挟んで検出センサを機枠に上下斜めに対向配置する構成が挙げられる(請求項3)。
前記下地材載承手段の支持面に形成するサイズ毎の検出通孔としては、例えば「大」サイズ用と「小」サイズ用の二種類、或いは「大」サイズ用、「中」サイズ用、「小」サイズ用の三種類等が挙げられる。
また、下地材の大きさの検知は、下地材載承手段に形成した複数の検出通孔のうちの何れの通孔が下地材で塞がれているかを検出センサで検知する為、確実にサイズ検出を行うことができる。しかも、前記検出センサは斜めに対向するように配置されているため、該検出センサの投光面、受光面も鉛直面に近い傾斜状態にあり、その結果、投光面、受光面に埃などが付着堆積することがなく、長期に亘って安定した検出精度を維持することができる。
この場合、排出手段も下地材載承手段の傾斜に連続するよう傾斜状態に配置する。
又、被包装物を載せた下地材を案内手段から周囲がヒータ受け部である下地材載承手段に移載されるので、被包装物はフィルムで覆われて周囲が熱溶着されるようになり、該案内手段は初期位置に戻って次の被包装物を受入可能状態に待機し、下地材載承手段に移載された被包装物はヒートシール包装されて案内手段とは異なる排出口に排出される。従って、包装サイクルの短縮を可能とするヒートシール包装装置を提供できる。また、下地材の上に被包装物が載せられフィルムにて覆われて包装される包装形態なので、トレイを使用せずゴミの減量化に貢献でき、また、下地材の上に被包装物が載置されて包装されるので、単に袋に被包装物が投入される包装形態と比べ見た目もよく、購買意欲を促すことができる。
また、請求項2記載の構成により、下地材の大きさに合ったフィルムサイズとヒータ部で熱溶着することができる。従って、フィルムの無駄がなく最適な状態でヒートシール包装することができる。
また、請求項3記載の構成により、下地材載承手段の支持面にサイズ毎の上下貫通した孔が形成され、該孔が閉口されたか否かにより、その下地材の大きさを検知することができる。つまり、下地材が停止された状態でその大きさを検知されるので、より確実にその大きさを検知することができ、また、検出センサは斜めに対向するように配置されているため、該検出センサの投光面、受光面も鉛直面に近い傾斜状態にあり、その結果、投光面、受光面に埃などが付着堆積することがなく、長期に亘って安定した検出精度を維持することができる。
また、請求項4記載の構成により、ヒートシール包装を完了した包装物を自動的に排出することができる。
図1乃至図2に示すヒートシール包装装置Aは、平板状の下地材上に被包装物Wを載せ、その被包装物Wにストレッチフィルムを被せ、被包装物Wより外側のフィルム縁を前記下地材表面に熱溶着してシール包装する装置で、被包装物Wに被せるフィルムの引き出し、シール加工の上下動作をモータ駆動によって行う電動駆動タイプのヒートシール包装装置を示す。
そのヒートシール包装装置Aは、基台1上に、被包装物Wが載った下地材12を載承保持し、下地材12の周縁と対応する周囲位置に、ヒータと対応するヒータ受け部を有する下地材載承手段2と、被包装物Wが載った下地材12を、前記下地材載承手段2に供給する案内手段3と、前記案内手段3上の下地材12を前記下地材載承手段2に載せ換える移載手段4と、前記下地材12上の被包装物Wに被せるフィルムを繰り出すフィルムロール配置部5と、前記フィルムロール配置部5に配置したフィルムロール6からフィルム6aを所定長さ引き出すフィルムフィード手段7と、前記フィルムフィード手段7によって引き出したフィルム6aを前記下地材載承手段2の上方に展張保持する保持手段8と、前記保持手段8が吸引保持するフィルム6aで下地材12上の被包装物Wを覆うように、前記保持手段8或いは前記下地材載承手段2を相対的に移動させる移動手段9と、被包装物Wを覆ったフィルム6aの縁を、被包装物Wを載せた下地材12表面に熱溶着するヒータ部10と、フィルム6aの縁が下地材12の周縁に熱溶着された包装物W’を、装置外に排出する排出手段11と、を備えて構成されている。そして、下地材載承手段2に載置された下地材12とフィルム6aとが上方に位置するヒータ部10により熱溶着されるので、下地材載承手段2上、更に、下地材載承手段2の上方の空間が、包装に利用されるヒートステーションとなる。
そして、この下地材載承手段2は上方に配置されるヒータ部10と前記基台1上の排出手段11との間を移動手段9で上下するように支持されている。
そして、前記摺動体15には、基台1上に起立固定した機枠16に一端を軸支した左右一対のアーム17の先端部に取り付けた第1リンク杆18の端部が連結され、前記アーム17の上下動により前記下地材載承手段2が案内支柱14に沿って上下される。
前記下地材載承手段2の載せ台2aの位置検出(初期位置、水平受取位置、溶着位置)は、前記摺動体15に取り付けたフラグ73が、機枠16に取り付けた下位置センサ74a、中位置センサ74b、上位置センサ74cを遮ることで検出されるように構成されている。
その片持ち状の水平載せ部は平面視櫛歯形状の平板3aで構成され、該平板3aを平面視コの字状に囲み平板3aを水平に保持する枠体3cが設けられている。そして、その平板3aは幅方向の両側が機枠16に固着した案内枠3bに摺動可能に支持されて構成されている。
前記平板3aは、大・小二種類の下地材12を載置し得るよう大きいサイズの下地材に合わせて長さ寸法が決定され、その櫛歯状の平板3aにおける長さ方向の手前側上面に、下地材12を載置する場合の位置決め突片25が鉛直上方に向けて固着されている。これにより、下地材12の後端縁を前記位置決め突片25の前面に当接させて置くことで、該下地材12を前記下地材載承手段2の載せ台2a上に後端基準で移載することができる。
前記平板3aを摺動可能に支持する前記案内枠3bは、基台1上に起立した前記機枠16によって基台1上方の所定高さ位置に水平に架設されている。前記案内枠が架設される高さ位置は、前記下地材載承手段2の載せ台2aが初期位置から上昇して最初に略水平となる高さ位置より僅か上方とする。即ち、水平状態の下地材載承手段2の上に、案内枠3bに沿って摺動される平板3aが位置するようにする。また、前記平板3aの手前位置(後端部)上面には該平板3aを摺動するための把手26が取り付けられている。尚、前記平板3aの摺動は手動操作によることなく、モータ或いは直線移動機構等を用いた電動方式としてもよい。
また、前記平板3aの摺動(挿入、引き出し)を前記位置検知センサ32,32’が検知するのに連動して平板3aの挿入や引き出しが可能かを示す表示ランプ79a,79bが案内手段3より上方の装置前面に配置されている。
表示ランプ79aはインフィード挿入ランプであり、平板3aを初期位置から装置内へ挿入可能な状態であることを示すランプである。つまり、載せ台下位置センサ74aがON(載せ台2aが下位置に居ること)、商品排出センサ72bがOFF(商品を何ら検知していないこと)、位置検知センサ(インフィード初期位置センサ)32がOFF(枠体3cで位置検知センサ(インフィード初期位置センサ)32が遮られており、平板3aが初期位置にいること)であるときに点灯し、例えば、一旦、平板3aが包装のために装置内へ挿入され、位置検知センサ(インフィード包装位置センサ)32’がOFF(枠体3cでインフィード包装位置センサ32’が遮られる)になると消灯される。
また、表示ランプ79bはインフィード引き出しランプであり、平板3aを装置内から初期位置へ戻すことが可能な状態であることを示すランプである。つまり、位置検知センサ(インフィード包装位置センサ)32’がOFF(枠体3cがインフィード包装位置センサ32’を遮っている)、載せ台中位置センサ74bがONにて、平板3aを初期位置へ戻すことが可能なので、インフィード引き出しランプが点灯し、位置検知センサ(インフィード初期位置センサ)32がOFFになることで、枠体3cが位置検知センサ(インフィード初期位置センサ)32を遮るようになり、インフィード引き出しランプが消灯される。
また、前記シャッタ27の設置位置は、前記案内手段3の平板3aが前進された時の位置決め突片25の位置より後側(平板3aの前進方向に対して)となる位置で、位置決め突片25の前面に当接させて載置した下地材12の後端縁が、該平板3aの後退によって位置決め突片25との当接から解除されて突片部27aとの当接に切り替わるようにしてある(図5(b)及び図9(b)参照)。
具体的には、図1、2に示すように、前記シャッタ27の幅方向両側が基台1上に起立した左右一対の機枠16に開設した案内溝28を貫通して外方に突出され、その突出端部は前記機枠16の外側に上下動可能に取り付けた昇降部材29に連結されている。そして、前記昇降部材29には前記移動手段9の摺動体15に固着した押圧片15’と当接する受け部30が突出形成され、更に前記昇降部材29はスプリング31で上方に付勢されている。
そして、前記案内手段3の平板3aが初期位置から案内枠3bに沿って前方に摺動されて下地材載承手段2の載せ台2aの直上位置(包装位置)に位置すると、前記位置検知センサ32’の検知信号により前記移動手段9が起動され、摺動体15は案内支柱14に沿って上昇される。それに伴い、スプリング31で摺動体15の押圧片15’と当接する方向に付勢されていた昇降部材29は摺動体15に追随して上方に押し上げられ、該昇降部材29に固着されたシャッタ27は案内溝28内を上方に移動し、該シャッタ27の突片部27aは平板3aの位置決め突片25の位置より後側(下地材の後端縁より後方)で該平板の櫛歯の間から上方に突出されると共に、上昇された下地材載承手段2の載せ台2aの前側縁の近傍位置に位置する(図5(b)及び図9(b)参照)。
又、図2に示すように、前記軸36の軸端と前記受台32の反対側の端部に回転可能に横架した軸38の軸端にはそれぞれ歯付プーリ39,40が固着され、その歯付プーリ39,40に亘って歯付ベルト41が巻回され、且つ前記軸38はフィルムフィード手段7のフィルムフィード用モータ(例えば、ステッピングモータ)46cの回転を利用して回転するようになっている。
又、前記歯付ベルト41には後述するフィルムフィード手段7のフィルム先端クランプ部45が連結され、歯付ベルト41の正逆回動でフィルム先端クランプ部45が往復動するようになっている。
前記案内板43は、側面略L字型に形成され、略直角に折り曲げられた水平片部43aは該案内板43の回動で案内ローラ37の下側に入り、水平片部43aの先部が案内ローラ37より前方に水平に突出するように構成されている。
そして、前記水平片部43aの上面にはフィルム先端を下方から支える弾性部材からなるフィルム支持板44が先端側を水平片部43aより前方に向けて水平に突出されている。それにより、案内板43の水平片部43aより突出するフィルム支持板44の先端側は上下方向に自由に撓み、後述するフィルムフィード手段7のフィルム先端クランプ部45によるフィルム先端の挟持が確実に行われる。即ち、案内板43はフィルムロール6に繋がるフィルムの先端を初期セット状態にすると同時に、セット後はフィルム先端を下方より支持してフィルム先端クランプ部45による挾着が安定して行われるようにする(図14参照)。
フィルム先端クランプ部45は、図14に示すように、固定上板45aの下側に可動下板45bが軸45cで上下回動可能に軸支され、且つ軸45cより後方位置に固定上板45aと可動下板45bとに亘ってスプリング45dが弾圧装着されている。それにより、可動下板45bの先端側は固定上板45aの下面に圧接され、フィルム6aを挾着し得るように構成されている。尚、固定上板45aと可動下板45bによるフィルム挾着をより確実に行えるように、可動下板45bの上面に弾性体(例えば発泡ウレタン)を接着固定してもよい。その場合、弾性体はフィルム6aの幅方向全幅を挾着し得るように可動下板45bの幅方向全幅に亘って取り付けるとよい。
案内傾斜板48は、前記フィルム先端クランプ部45がフィルム6aの先端を挟持するために保持手段8及びヒータ部10の下面に沿って往動し、その往動の終端手前位置で閉鎖している可動下板45bをスプリング45dの弾発力に抗して強制的に開動させるもので、閉鎖状態の可動下板45bの外側面に取り付けられたガイドローラ47が通る線上の水平線前方位置に、前方下向きに配置され、この案内傾斜板48にガイドローラ47が当接して前進を続行することで、可動下板45bの先端側(フィルムを挾着する側)は軸45cを中心として下方に開動してフィルム支持板44の下側に位置し、案内傾斜板48を通過後はスプリング45dの弾発力で閉動され、フィルム支持板44の上側に位置する固定上板45aとでフィルム6a及びフィルム支持板44の先部を挾着する(図14(a),(b)参照)。
それにより、フィルムフィード用モータ46c(例えば、ステッピングモータ)が駆動回転することで、歯付ベルト41が回動され、歯付ベルト41の回動により摺動枠46b,46’bは案内軸46a,46’aに沿って摺動し、その摺動枠46b,46’bに連結したフィルム先端クランプ部45も摺動する。そして、往動(前進)時はフィルム先端クランプ部45の開閉動作でフィルム6aの先端を挟持し、復動(後退)時はフィルム先端クランプ部45がフィルム6aの先端を挟持したまま後退するため、包装に必要な量(長さ)のフィルムを引き出すことができる。フィルムフィード手段7が引き出すフィルムの長さは、被包装物Wを載せる下地材12のサイズによって決定され、その下地材12のサイズは該下地材12が下地材載承手段2の載せ台2aに載承された時に検知手段69で検知され、その検知情報に基づいて制御される。検知手段69については後段で説明する。
その解放機構49は、図15に示すように、前記フィルム先端クランプ部45の可動下板45bにおけるガイドローラ47を取り付けた側と反対側の先端側に取り付けたローラ49aと、そのローラ49aを介して可動下板45bを下方に開動させる作動板49bと、その作動板49bを上下動させる動力源の電磁ソレノイド49cと、前記電磁ソレノイド49cをON/OFF制御する初期位置センサ49d,終点位置センサ49eと、摺動枠46’bに設けたフラグ49fとで構成されている。
前記作動板49bは、断面略L字型の帯板で、その長手方向の一端が側板33に軸50で上下回動可能に軸支され、作動板49bの他端が電磁ソレノイド49cのプランジャに連結されている。
前記保持手段8は、図13に示すように、外箱51と内箱52とで形成される二重箱枠50と、その二重箱枠50で形成される空間に吸引力を発生させる電動ファン53とで構成されている。
前記二重箱枠50を構成する外箱51は、平面視矩形状の箱体で、上面と4つの側壁の内の3面が閉鎖され、下面と側壁の1面が開放されており、その側壁の開放部分に仕切り壁51’が気密状態を維持した状態で移動可能に配置されている。
又、外箱51の上面にはファン取付孔が開設され、そのファン取付孔に電動ファン53が装着され、該電動ファン53の作動により二重箱枠50に負圧が発生するように構成されている。尚、外箱51の上面における前記電動ファン53の取付位置は、前記移動可能な仕切り壁51’を初期位置(第1の熱溶着領域)に位置させた時に区画される領域内に存在するようにする。
前記外箱51の側壁及び仕切り壁51’と内箱52(箱枠52a,52b)の側壁とで区画される間隔(隙間)が、前記フィルム6aを展張保持する保持手段8の吸引部8aである。
又、前記内箱52を構成する一方の箱枠52bの下端面は外側上方に向け屈曲されて分離片(分離手段)54が形成されている。この分離片(分離手段)54は、後述する弾性部材による下方への付勢力で外箱51の下端面より下方に突出される時、ヒータ部に付着するフィルム(下地材に熱溶着)を下方に押下げ、ヒータ部表面よりフィルムを離すのに貢献する。
前記内箱52の箱枠52bと仕切り壁52’とが一定の間隔(隙間)を設けて結合されており、又、仕切り壁51’の下端部にヒータ部10が取り付けられているので、仕切り壁51’が移動されて箱枠52bがスライドし図12(a)の状態から図12(b)の状態に移動しても、可動するヒータ部10と、仕切り壁51’及び外箱51と内箱52(箱枠52a,52b)で形成される吸引部8aは当初の位置関係を保ちながら、下地材の大きさに応じてヒータ部の位置を移動することができる。
図12(a)は後述の包装ファイル中の下地材種別のうち「小」が選択された場合で、仕切り壁移動に関する情報は「1」が読み出され、フラグ60bがセンサ60aを遮るまで仕切り壁51’が移動された状態である(第1の位置)。
図12(b)は包装ファイル中の下地材種別のうち「大」が選択された場合で、仕切り壁移動に関する情報は「2」が読み出され、フラグ60’bがセンサ60’aを遮るまで仕切り壁51’が移動された状態である(第2の位置)。
そのヒータ部10は、ニクロム線などの抵抗線を用い、前記保持手段8の外箱51の下端、及び仕切り壁51’の下端に配置されている。尚、ヒータ部10の上面側(フィルムと接触する面とは反対側)は、断熱材で被覆され、誤って手指が接触しても火傷等しないように安全対策が施されている。
又、前記ヒータ部10は、平面視略矩形状の下地材の四辺に沿って熱溶着し得るよう前記外箱51の下部外側面、仕切り壁51’の下部外側面に配置するが、各辺に対応するヒータ部10が独立分断されている場合、辺同士が交差する角部は熱溶着されないことになる。この角部の非溶着を無くす為に、ヒータ部の端部相互を金属製の導体66で連結し、前記角部も熱溶着されるようにしてもよい。
前記カッター67は、被包装物Wに被せ下地材12の周縁に熱溶着したフィルム6aを前記フィルム支持板44より前方位置で切断するもので、該カッター67は電磁ソレノイド68で上下動され、切断されたフィルムロール6に繋がるフィルム6aの先端部はフィルム支持板44で水平に支持され、次の包装のためのフィルム引き出しの待機をする。
前記排出手段11は、被包装物Wを載せた下地材12を下地材載承手段2の載せ台2aに供給する案内手段3の略真下位置に配置され、ヒートシール包装を完了した包装物W’を下地材載承手段2の載せ台2aから受け取って装置外に排出する。具体的には、平面視略矩形状の金属平板11aをスロープ状に湾曲形成し、該金属平板11aが下地材載承手段2の載せ台2aの下限位置より前方(装置手前側)に、前記スロープが載せ台2aの傾斜に略連続するように配置されている。それにより、包装物W’は下地材載承手段2の載せ台2aの傾斜によって重力により排出手段11に排出され、該排出手段11のスロープにより重力で滑り落ち、装置外に自動的に排出される。
商品排出センサ72は、金属平板11aのスロープの上部に窓孔72aを開設し、その窓孔72aと対向する金属平板11aの裏側に検出センサ72bが配置されて構成されている。
前記検出センサ72bは反射型のセンサで、光が金属平板11aの窓孔72aに投光され、その光が包装物W’で反射されて検出センサ72bで受光されれば、包装物W’が下地材載承手段2の載せ台2aから排出手段11に排出されたことが検出される。
尚、排出手段11を構成する金属平板11aは、その表面に包装物W’の滑動を助長する表面処理(摩擦抵抗を軽減するリブ(突条)加工、或いはテフロン(登録商標)加工等)を施してもよい(図8参照)。
尚、下地材12は上面に多少凸凹があってもよい。例えば、ヒータ部10と対応する下地材の上面の位置に凸部を設け、該凸部とヒータ部10とがフィルム6aを挟んで接することで、フィルム6aのシール性(熱溶着)を高めるようにしてもよい。
下地材12のサイズ(フィルムの引き出し方向に沿った長さ寸法)の「大」、「小」を検知する検知手段69は、図7(a)、(b)に示すように、前記下地材載承手段2の載せ台2aの支持面に上下貫通して形成した「大」サイズ用の検出通孔70a,「小」サイズ用の検出通孔70bと、前記「大」サイズ用の検出通孔70aを挟んで機枠16に上下斜めに対向配置した検出センサ71a,71b,「小」サイズ用の検出通孔70bを挟んで機枠16に上下斜めに対向配置した検出センサ71’a,71’bとで構成されている。
前記検出センサ71a,71b,71’a,71’bは、投光器と受光器からなるセンサで、何れの投光器の光とも受光器に受光されていない場合は検出通孔70a,70bとも下地材で塞がれており、「大」サイズの下地材12が載置されていると判断され、検出センサ71aの光が検出センサ71bで検出され、検出センサ71’aの光が検出センサ71’bで検出されない場合は検出通孔70bのみが下地材で塞がれており、「小」サイズの下地材12が載置されていると判断される。尚、検出センサは機枠16の鉛直面に取り付けたことで、該センサの投光面、受光面も略鉛直面に近い状態となり、その結果、投光面、受光面に埃などは付着し難く、誤検出等を防止できる。
そして、商品大きさ検出センサ71’a,71’b,71a,71bによって下地材12のサイズ「小」又は「大」が検出されると、フィルムフィード量を規定する情報、仕切り壁の移動を規定する情報が特定され、RAMの所定エリアに一時記憶される。
フィルムフィード用モータ(例えば、ステッピングモータ)46cは、フィルムフィード手段7のフィルム先端クランプ部45をフィルムの引き出し方向に移動させるもので、使用する下地材12の大きさによって前記フィルム先端クランプ部45を移動させる距離が可変される。その移動距離の変更は、例えば、包装ファイルの下地材12毎に熱溶着の領域を決定する仕切り壁の位置(第1の位置、又は第2の位置の何れか)が設定されており、下地材12のサイズが商品大きさ検出センサ(小)71’a,71’b又は商品大きさ検出センサ(大)71a,71bによって検出されることにより仕切り壁の位置が決まり、それに応じてフィルムを引き出すフィルムフィード用モータ46cの駆動も制御される。
フィルム開放ソレノイド49cはフィルムの先端を挟持して引き出すフィルム先端クランプ部45の挟持を解放する解放機構49を作動させるソレノイドで、該ソレノイドのON/OFFは初期位置センサ49d、終点位置センサ49eの検知信号で制御される。
ヒータ位置駆動モータ58は、保持手段8の仕切り壁51’を移動させるボールネジ機構を作動させるモータで、その移動の制御は前記したように商品ファイルに設定されるデータ(第1の位置、又は第2の位置の何れか)によって行われる。
ST1…被包装物Wが載った下地材12を、案内手段3の平板3aに載せる。この時、載
せ台下位置センサ74aはON(初期位置に位置する)、商品排出センサ72b
はOFF(排出手段に包装物W’は存在せず)、インフィード初期位置センサ3
2、インフィード包装位置センサ32’のうち、インフィード初期位置センサ3
2のみが枠体3cによって遮られているので、インフィード初期位置センサ32
のみOFF(平板3aを保持する枠体3cは初期位置に位置する)であることを
確認する(図5(a)、図9(a)参照)。
ST2…ST1の3つのセンサの条件が揃うことで、平板3aのみ装置内へ挿入可能なの
で、これにより、インフィード挿入ランプ79aが点灯される。
ST3…前記平板3aが装置内部の所定位置に挿入され停止する。この時、インフィード
包装位置センサ32’がOFFでインフィード初期位置センサ32はONとなる
。つまり、図5(b)の状態になり、インフィード包装位置センサ32’のみが
枠体3cにより遮られOFFになる。そして、前記インフィード挿入ランプ79
aは消灯される。
ST4…フィルムフィード手段7が作動して1段目(下地材のサイズ「小」に対応する長
さ分)のフィルム長がフィードされる。
ST5…下地材載承手段2の載せ台2aが移動手段で上昇され、その上昇は載せ台中位置
センサ74bの検知(ON)で停止される。この停止する位置は、前記平板3a
が挿入停止する所定位置(包装位置)の略直下位置である。そして、この載せ台
2aの上昇に連係して移載手段4のシャッタ27が上昇し、該シャッタ27の櫛
歯状の突片部27aが前記平板3aの櫛歯状隙間から上方に突出する(図9(b
)参照)。インフィード包装位置センサ32’がOFFと、載せ台中位置センサ
74bがONとの条件により、平板3aを初期位置に戻すことが可能なことを示
すインフィード引き出しランプ79bが点灯される。
包装物Wが載った下地材12を前記載せ台2aに移載する。
下地材12の移載は、平板3aの引き出しにより下地材12の手前側端部(後端
)は前記シャッタ27の突片部27aに当接して平板3aと分離され、平板3a
の引き抜きにより下地材12は直下の載せ台2aに乗り移る(図6(a)参照)
。
ST7…前記平板3aは初期位置まで引き戻り停止する(図6(b)参照)。それにより
、インフィード初期位置センサ32が枠体3cで遮られOFFになり、インフィ
ード包装位置センサ32’がONとなりインフィード引き出しランプ79bは消
灯される。
ST8…載せ台2a上に移載された下地材12のサイズは「小」であるか検知手段69で
検出される。下地材12のサイズの検出は、該下地材12を載承する載せ台2a
の支持面に形成した検出通孔70a,70bが下地材で塞がれる形態を検出する
ことにより判断される。両方の検出通孔70a,70bが下地材12で塞がれた
場合はサイズ「大」、検出通孔70aのみが塞がれている場合はサイズ「小」と
判断される(図7(a)、(b)参照)。検知手段69の判断結果がYES(サ
イズ「小」)の場合はST9に進み、判断結果がNO(サイズ「大」)の場合は
ST10に進む。
ST9…下地材12のサイズが「小」であるため、包装ファイルに設定されたフィルムフ
ィード量に関するフィルムカット長「1」に従い、ST4で引き出したフィルム
長(1段目)でフィルムをカットし、切断したフィルムを吸引手段8で吸引し、
吸引手段8の下面に略水平状に展張保持する。吸引は、吸引手段8の電動ファン
53を回転して二重箱枠50の内部を負圧にし、外箱51、仕切り壁51’と内
箱52とで区画形成される吸引部8aに吸引力を発生させ、それによって引き出
したフィルム6aの幅方向側縁、及び引き出し方向の前後縁の4辺が吸着される
。この時、吸引手段8の仕切り壁51’は包装ファイルに設定される「第1の位
置」に位置される(図12(a)参照)。尚、実施例では、二種類のフィルムカ
ット長「1」、「2」を示し、フィルムカット長「1」は初期位置センサ49d
から予め設定されたパルス数の位置、フィルムカット長「2」は終点位置センサ
49eの位置を示す。
ST10…下地材12のサイズが「大」であるため、包装ファイルに設定されたフィルム
フィード量に関するフィルムカット長は「2」となり、フィルムフィード手段
7を作動させてフィルムカット長「2」に対応する長さ引き出す。フィルムフ
ィード手段の停止は、フィルムカット長「2」の終点位置センサ49eの位置
である。
51’は包装フィルムに設定された「第2の位置」に移動される。それにより
、吸引部8aで区画形成される領域が拡張され、フィルムの引き出し方向と対
応する辺のヒータ部も移動する(図12(b)参照)。
ST12…シャッタ27がONで有るかシャッタセンサ80によって判断される。シャッ
タONは初期位置に戻った案内手段3の平板3aの前進を遮るように上方に突
出している状態で、次の下地材の供給が阻止される。判断結果がYESの場合
はST13に進み、NOの場合はYESが確認されるまで繰り返し実行される
。
ST13…下地材を載承した載せ台2aが移動手段の作動で上昇される。上昇の停止は、
摺動体15に取り付けたフラグ73が上位置センサ74cを遮ることで前記移
動手段の載せ台駆動モータ23の作動が停止される(図10(a)参照)。尚
、載せ台2aの上昇停止は、該載せ台2aに載承した下地材12の表面が、吸
引手段8の下面に展張保持されたフィルムの周縁に圧接される位置である。
ST14…前記下地材12が、吸引手段8の下面に展張保持されたフィルム6aに下方よ
り所定時間押し付けられてヒートシール(熱溶着)される。
ST15…ヒートシール包装を完了した包装物W’を載せた載せ台2aが移動手段の作動
で初期位置に向けて降下を開始する。
ST16…載せ台2aの降下にともない、初期位置に位置する平板3aの前進を遮ってい
る移載手段4のシャッタ27をST12の位置から該平板3aの摺動路より下
方に押下げる。即ち、シャッタセンサ80がOFFとなる。
記のように平板3aの摺動路より下方に押下げられているので、平板3aと突
片部27aが干渉することがないので、次の包装が可能になり、又、ST7で
インフィード初期位置センサ32がOFFになっているので、案内手段3の平
板3aの摺動可能を示すインフィード挿入ランプ79aが点灯される。
ST18…包装物W’を載承した載せ台2aが下限位置まで降下し、摺動体のフラグが載
せ台下位置センサ74aを遮りONとなり、載せ台駆動モータ23の作動が停
止される。尚、前記載せ台2aの降下は、案内手段3の平板3aから下地材を
受け取る中間位置を通過後は基台上に設けた傾斜補助部材との接触により水平
状態から排出手段側に前傾した姿勢に変換されて降下される。
ST19…前記載せ台2aの前傾により包装物W’は排出手段11に排出される。そして
、この排出手段11には商品排出センサ72が配置されているため、包装物W
’がセンサで検知されてONし、センサを通過後又は包装物が排出手段11か
ら取り除かれることでOFFとなる。尚、図示の実施の形態では排出手段が前
記載せ台の前傾に連続するスロープに形成されている為、包装物W’は載せ台
2aの下降によって重力で排出手段上に排出される(図10(b)参照)。
ST20…インフィード包装位置センサ32’がONで有るか判断される。YESの場合
、即ち下地材を載せた平板3aが既に装置内部の包装位置に挿入されている場
合はST4に戻り包装作業を繰り返す。前記平板3aの挿入は、ST17以降
であれば可能で、例えば、包装物W’の取り出しと同時、或いは包装物W’の
取り出し前など何れでもよい。NOの場合、即ち平板3aが初期位置に位置す
る場合は、次に包装する被包装物の供給がないため包装作業を終了する。
(1)実施の形態では、フィルムロールから引き出したフィルムを保持手段で展張保持し、そのフィルムに対して被包装物を載せた下地材を下方から押し上げてヒートシール(熱溶着)する形態を示したが、逆に下地材載承手段の載せ台を固定し、これにフィルムを展張保持した保持手段の箱枠(ヒータ部を備える)を下降させてヒートシールする装置としてもよい。
(2)実施の形態では、下地材のサイズ種類を「大」、「小」二種類について説明したが、下地材のサイズは二種類に限定されず、三種類、四種類でもよい。それに合わせて、吸引手段の仕切り壁の移動も、複数段階とする。
(3)実施の形態では、下地材のサイズ検知を、載せ台に開設したサイズ毎の検出通孔が下地材で閉鎖されているか否かにより判断する構造について説明したが、これに限定されず、例えばカメラ等の撮像手段でもよい。
(4)実施の形態では、下地材のサイズを検知し、その検知した情報に基づいてフィルムフィード量の変更、ヒータ部(仕切り壁)の移動を制御する例を示したが、これに限らず、例えば、包装ファイル中に設定してある下地材種別のサイズ「大」、又は「小」を選択することで、前記包装ファイルの設定に基づいてフィルムフィード量、ヒータ部(仕切り壁)の移動に関するデータが自動で選択され、制御されるようにしてもよい。
また、下地材の大きさを検知するのではなく、下地材に載る被包装物の大きさを検知することで仕切り壁の移動、フィルムフィード量を制御するようにしてもよい。
つまり、下地材に載る被包装物の大きさを検知する一対のセンサをオペレータが包装のために立つ位置から見て前後方向に複数列設け、どのセンサにより検知されたかにより、仕切り壁の移動、フィルムフィード量を制御するようにしてもよい。通常、大きい被包装物の場合は大きい下地材を用いる、小さい被包装物の場合は小さい下地材を用いる場合が多いと考えられるので、被包装物の大きさにより下地材の大きさを判断することができる。これにより、オペレータは単に下地材を下地材載せ部2に載せるだけで正しい量のフィルムフィードが行われ、正しくヒートシールされるようになる。
(5)実施の形態のフローチャートでは、ST9でフィルムフィード後に保持手段の電動ファンを回転させ、フィルムが吸引されるときだけ電動ファンも回転させる例を示したが、装置の電源投入時に電動ファンも回転するようにしてもよい。それにより、常に一定の吸引力が発生しているので、確実にフィルムを吸引させることができる。
(6)実施の形態では、平板3aを装置内へ挿入可能、或いは、装置内から初期位置へ引き戻し可能な状態を示すためにランプの点灯、消灯を用いて説明したが、これに限らず、文字情報を表示できる表示部を備え、例えば、平板3aを装置内へ挿入可能であれば「包装可能です。」、初期位置へ引き戻し可能な状態であれば「インフィードを戻して下さい。」等の文字情報により、その旨を示すようにしてもよい。
(7)実施の形態では、突片部は案内手段の下方から突出する例で示したが、上方から突出し、装置へ搬入する際の前方側の被包装物と下地材との両方に接するタイプの突片部であっても良い。
(8)実施の形態では、案内手段の移動は手動にて移動する例を示したが、モータにより駆動し移動するようにしても良い。
(9)実施の形態では、突片部が下地材載承手段の上方への移動に合わせて案内手段の移動路に突出する例を示したが、案内手段が下地材載承手段直上に位置したと、インフィード包装位置センサにて検知された際に、突片部が案内手段の移動路上に突出し、案内手段がインフィード初期位置センサにて初期位置に位置していると判断された場合に、突片部が移動路から隠れるようにしても良い。
(10)実施の形態では、包装物の排出方向が装置手前の例を示したが、装置手前に限らず、後方あるいは左右方向であっても良い。
(11)平板状の下地材を用いたヒートシール包装装置において、被包装物の搬入位置と包装物の排出位置が異なる例として実施の形態では被包装物の供給を引き出し式で行う包装形態を示したが、これに限定されず、例えば、被包装物の供給を回転テーブル方式で行う包装形態としてもよい。即ち、回転テーブルの円周上に被包装物を載せる載せ部を複数個配置し、その載せ部が回転移動する移動路上の相対する位置(例えば、直径線上)に搬入部とヒートステーションを設け、搬入部で載せ部に被包装物を供給し、その被包装物を載せた載せ部がヒートステーションに回転移動した時、搬入部には空の載せ部が位置して次の被包装物が供給されるようにする。そして、前記ヒートステーションで包装が完了した包装物は搬入部へ回転移動する途中で載せ部から排出されるようにするする。これにより、包装サイクルを短くすることが可能となる。
W’…ヒートシール包装物 2…下地材載承手段
3…案内手段 3a…平板
4…移載手段 5…フィルムロール配置部
6…フィルムロール 6a…フィルム
7…フィルムフィード手段 8…保持手段
9…移動手段 10…ヒータ部
11…排出手段
Claims (4)
- フィルムロールからフィルムフィード手段により引き出したフィルムにて被包装物を包装するヒートシール包装装置において、
被包装物を載せた下地材を前記装置内のヒートステーションへ搬入するために前記下地材を載置する搬入部と、
被包装物が載った下地材を載承保持し、包装の際に下地材を支える下地材載承手段と、
前記搬入部に載せた下地材を、前記下地材載承手段上に供給する案内手段と、
前記フィルムフィード手段によって引き出したフィルムにて下地材上の被包装物を覆う被覆手段と、
前記被包装物を覆うフィルムの周囲と前記下地材とを前記熱溶着するためのヒータ部と、
該ヒータ部と対応するヒータ受け部と、
前記フィルムと下地材とが熱溶着された包装物を、装置外に排出する前記搬入部とは異なる箇所に設けられた排出部と、を備え、
前記案内手段は、前記搬入部に載せられた初期位置と、該搬入部に載承された下地材を前記下地材載承手段に載せ換えるため位置との間を移動することを特徴とするヒートシール包装装置。 - 前記下地材載承手段に載承される下地材の大きさを検知する検知手段と、
前記検知手段の検知情報に基づき前記フィルムフィード手段のフィード量を制御するフィルムフィード量変更手段と、
前記検知手段の検知情報に基づき前記ヒータ部のサイズを変更するヒータ部移動手段と、
を備えていることを特徴とする請求項1項記載のヒートシール包装装置。 - 前記検知手段は、前記下地材載承手段の支持面に上下貫通して形成したサイズ毎の検出通孔と、その通孔を挟んで機枠に上下斜めに対向配置した検出センサとからなることを特徴とする請求項2記載のヒートシール包装装置。
- 前記下地材載承手段は、下降動作の最終段階で水平状態から傾斜状態に姿勢を変更し、包装物を前記排出手段に重力で排出することを特徴とする請求項1乃至3記載のヒートシール包装装置。
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