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JP5598440B2 - 抜き金型装置、曲げ金型装置、及び抜き金型装置と曲げ金型装置の組み合わせ - Google Patents

抜き金型装置、曲げ金型装置、及び抜き金型装置と曲げ金型装置の組み合わせ Download PDF

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Description

この発明は、製品長の異なる製品に対して抜き加工及び曲げ加工を行うことができる抜き金型装置と曲げ金型装置、抜き金型装置及び曲げ金型装置に関するものである。
従来から、製品長が異なる製品をそれぞれプレス成形することが行われている。例えば、製品長が短い被加工品(以下、ショート被加工品という)の場合、絞り加工で絞り成形された後のワークに対して、抜き加工用の金型装置により、ショート被加工品の全周縁部がフランジ状に抜き加工され、この抜き加工により、残ったフランジ状の全周縁部が、次の曲げ加工用の金型装置により、曲げ加工される。
一方、製品長が長い被加工品(以下、ロング被加工品という)の場合、絞り加工で絞り成形された後のロング被加工品に対して、前記製品長が長いワークを抜き加工する金型装置よりも上型及び下型が長い抜き加工用の金型装置により、ロング被加工品の全周縁部がフランジ状に抜き加工される。そして、この抜き加工により残ったフランジ状の全周縁部が、前記ショート被加工品を曲げ加工する金型装置よりも上型及び下型が長い曲げ加工用の金型装置により、曲げ加工される。
このように従来は、製品見切りの品質確保の為に、全周縁部を抜いてから、全周縁部を曲げるようにしている。
特許文献1は、上型及び下型にそれぞれ固定部及び可動部が設けられて、製品長が異なる被加工品に応じて前記可動部の位置調整を行うことにより、被加工品に対して折り曲げ成形を行うようにしている。
特許文献2には、金型及びパンチを少なくともいずれか一方を分離可能にして、その分離した部材間にシムを配置することにより、長さ調節を行うことができるクロスメンバーの製造装置が提案されている。特許文献2は、シムを分離した部材間に挿入し、ネジ付きロッドで前記シムと分離した部材を保持するようにしている。
特開平6−47445号公報 特表2009−509774号公報
従来は、ショート被加工品と、ロング被加工品は、それぞれの製品長に応じた長さを備えるショート被加工品専用及びロング被加工品専用の金型装置により、それぞれ抜き加工が行われるようにしている。又、従来は、ショート被加工品と、ロング被加工品は、それぞれの製品長に応じた長さを備えるショート被加工品専用及びロング被加工品専用の曲げ加工用の金型装置により、それぞれ曲げ加工が行われるようにしている。
前述したように従来は、製品見切りの品質の確保の為に、全周縁部を抜いてから、全周縁部を曲げるようにしている。このため、従来は製品長が異なれば、抜き工程及び曲げ工程において、専用の金型装置を用意する必要がある。
特許文献1では、折り曲げ箇所に応じて、可動部の位置調整を行うようにした折り曲げ成形の技術であり、製品長の異なる製品に対して、どのように全周部を抜き加工及び曲げ加工を行うことの開示はされていないものである。
特許文献2は、シムを使用することが前提であり、又、分離した部材とシムとはネジ付きロッドにより取付けされるため、長さ調整作業が繁雑になる問題がある。
この発明の目的は、ショート被加工品とロング被加工品のいずれに対しても抜き加工と曲げ加工を行うことができる抜き金型装置と曲げ金型装置の組み合わせを提供することにある。
又、この発明の他の目的は、上記抜き金型装置と曲げ金型装置の組み合わせに使用することができる抜き金型装置を提供することにある。
又、この発明の他の目的は、上記抜き金型装置と曲げ金型装置の組み合わせに使用することができる曲げ金型装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の発明は、ワーク長さ方向の一端部側のワークの縁部を抜き加工する第1抜き上型及び第1抜き下型と、前記第1抜き上型及び第1抜き下型に対し、ワーク長さ方向において近位の第1近位位置と遠位の第1遠位位置に移動可能に設けられるとともに、ワーク長さ方向のワークの他端部側の縁部を抜き加工する第2抜き上型及び第2抜き下型を備え、前記第1抜き上型及び第1抜き下型、並びに第2抜き上型及び第2抜き下型の少なくともいずれか一方の上下の型におけるワーク長さ方向に沿った両側部には、ワーク長さ方向に沿ったワークの縁部に対し、抜き加工と同時に曲げ加工を行う第1抜き曲げ加工部が設けられ、少なくとも第2抜き上型及び第2抜き下型が、第1遠位位置に位置したときにおいて前記ワークに対して加工を行った際、ワーク長さ方向に沿った前記ワークの縁部には抜き曲げ加工が行われない部位を残すことを特徴とする抜き金型装置を要旨としている。
請求項2の発明は、請求項1において、前記第2抜き上型及び第2抜き下型を第1遠位位置と第1近位位置にそれぞれ位置した際にその位置に保持する第1保持手段が設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明は、ワーク長さ方向の一端部側のワークの縁部を曲げ加工する第1曲げ上型及び第1曲げ下型と、前記第1曲げ上型及び第1曲げ下型に対しワーク長さ方向において近位の第2近位位置と遠位の第2遠位位置に移動可能に設けられるとともに、ワーク長さ方向の他端部側のワークの縁部を曲げ加工する第2曲げ上型及び第2曲げ下型を備え、前記第1曲げ上型及び第1曲げ下型、並びに第2曲げ上型及び第2曲げ下型の少なくともいずれか一方のワーク長さ方向に沿った両側部には、前工程でワークにおいて抜き曲げ加工された縁部の一部とオーバーラップするように設けられるとともに、前記ワークにおける抜き曲げ加工が行われなかった縁部に対し抜き加工と同時に曲げ加工を行う第2抜き曲げ加工部が設けられていることを特徴とする曲げ金型装置を要旨としている。
請求項4の発明は、請求項3において、前記第2曲げ上型及び第2曲げ下型を第2遠位位置と第2近位位置にそれぞれ位置した際にその位置に保持する第2保持手段が設けられていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3又は請求項4において、前記第2抜き曲げ加工部には、前記第2曲げ上型及び第2曲げ下型が第2遠位位置に位置している際にワークの縁部に対して抜き曲げ加工を行うとともに、前記第2曲げ上型及び第2曲げ下型が第2近位位置に位置している際には、抜き曲げ加工を行わない可動式の抜曲刃を備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1又は請求項2の抜き金型装置と、前記抜き金型装置により加工が行われたワークに対して曲げ加工を行う請求項3乃至請求項5のうちいずれか1項に記載の曲げ金型装置を組み合わせたことを特徴とする抜き金型装置と曲げ金型装置の組み合わせを要旨としている。
請求項1の発明によれば、ショート被加工品とロング被加工品のいずれに対しても抜き加工を行うことができる抜き金型装置を提供できる。
請求項2の発明によれば、ショート被加工品とロング被加工品を抜き加工する場合、第1保持手段により、安定的に抜き加工を行うことができる。
請求項3の発明によれば、ショート被加工品とロング被加工品のいずれに対しても曲げ加工を行うことができる曲げ金型装置を提供できる。
請求項4の発明によれば、ショート被加工品とロング被加工品を曲げ加工する場合、第2保持手段により、安定的に曲げ加工を行うことができる。
請求項5の発明によれば、ショート被加工品及びロング被加工品に応じて可動式の抜曲刃による抜き曲げ加工を選択的に行うことができる。
請求項6の発明によれば、ショート被加工品とロング被加工品のいずれに対しても抜き加工と曲げ加工を行うことができる抜き金型装置と曲げ金型装置の組み合わせを提供できる。
本発明を具体化した一実施形態のロング被加工品を加工対象とした型開き時の抜き金型装置の概略側面図。 ロング被加工品を加工対象とした型締め時の抜き金型装置の概略側面図。 ロング被加工品を加工対象とした型開き時の曲げ金型装置の概略側面図。 ロング被加工品を加工対象とした型締め時の曲げ金型装置の概略側面図。 ショート被加工品を加工対象とした型開き時の抜き金型装置の概略側面図。 ショート被加工品を加工対象とした型締め時の抜き金型装置の概略側面図。 ショート被加工品を加工対象とした型開き時の曲げ金型装置の概略側面図。 ショート被加工品を加工対象とした型締め時の曲げ金型装置の概略側面図。 (a)は抜き金型装置の第1抜き下型と、ロング被加工品を加工する場合に第1遠位位置に位置した第2抜き下型との平面図、(b)は曲げ金型装置の第1曲げ下型と、ロング被加工品を加工する場合に第2遠位位置に位置した第2曲げ下型の平面図。 (a)は抜き金型装置の第1抜き下型と、ショート被加工品を加工する場合に第1近位位置に位置した第2抜き下型との平面図、(b)は曲げ金型装置の第1曲げ下型と、ショート被加工品を加工する場合に第2近位位置に位置した第2曲げ下型の平面図。 (a)は抜き金型装置の上抜刃と下抜刃の作用を示す説明図、(b)は曲げ金型装置の上曲刃と下曲刃の作用を示す説明図。 (a)は抜き金型装置の上曲刃と下抜刃の作用を示す説明図、(b)は曲げ金型装置の上抜曲刃と下曲刃の作用を示す説明図。 (a)は抜き金型装置の上抜曲刃と下曲刃の作用を示す説明図、(b)は曲げ金型装置のパッドと下曲刃の作用を示す説明図。 (a)はロング被加工品を加工する場合の曲げ金型装置の可動式の上抜曲刃の使用位置に位置する場合の説明図、(b)はショート被加工品を加工する場合の曲げ金型装置の可動式の上抜曲刃の不使用位置に位置する場合の説明図。 抜き金型装置に提供されるショート被加工品の斜視図。 抜き金型装置により加工されたショート被加工品の斜視図。 曲げ金型装置により加工されたショート被加工品の斜視図。 抜き金型装置に提供されるロング被加工品の斜視図。 抜き金型装置により加工されたロング被加工品の斜視図。 曲げ金型装置により加工されたロング被加工品の斜視図。
以下に、この発明を具体化した抜き金型装置と曲げ金型装置の組み合わせの一実施形態を、図を参照して説明する。
図1に示す抜き金型装置10は、前工程で絞り加工された被加工品の周縁部を主に抜き加工するためのものである。又、図3に示す曲げ金型装置100は、抜き金型装置10により抜き加工された被加工品の周縁部を曲げ加工するためのものである。本実施形態の抜き金型装置と曲げ金型装置の組み合わせは、抜き金型装置10と第2抜き上型50との組み合わせからなる。
(1.抜き金型装置10)
まず、抜き金型装置10を図1、図2、図5、図6、及び図9〜13、を参照して説明する。
(1.1.抜き金型装置10の下型)
抜き金型装置10の下型は、第1抜き下型20と第2抜き下型40とを有する。以下、詳細に説明する。
図1、図5に示すように、フロアFLに固定された下型支持ベース11上には第1抜き下型20が一体に設けられている。
下型支持ベース11上において、第1抜き下型20に隣接した上面には、第2抜き下型40がガイド部13により、第1抜き下型20に対して接近離間可能に設けられている。ガイド部13は、下型支持ベース11上面に設けられたガイドレールからなる。第2抜き下型40の下面にはスライダ40aが設けられ、前記ガイドレールに対して摺動自在に嵌合されている。
下型支持ベース11において、第1抜き下型20の下方に設けられた収納空間14には、シリンダ装置15が設けられている。シリンダ装置15は、第2抜き下型40を第1抜き下型20に対する接近離間を行うための駆動機構として設けられている。シリンダ装置15は、油圧シリンダ、或いは空圧シリンダ、或いは電動シリンダからなる。シリンダ装置15のロッド16は第2抜き下型40に連結されている。
シリンダ装置15の駆動により、第2抜き下型40は、第1抜き下型20に対して図5、図6で示す近位の第1近位位置と、図1、図2で示す遠位の第1遠位位置のいずれかの位置に位置することが可能である。
図1、図2に示すように、下型支持ベース11において、第1抜き下型20とは反対側の側部には、エンドブロック17が設けられている。エンドブロック17は、第2抜き下型40が第1遠位位置に位置する際に、第2抜き下型40の第1抜き下型20とは反対側側面の当接部40bが当接する。
又、下型支持ベース11において、第2抜き下型40と、第1抜き下型20との間には、エンドブロック18が設けられている。エンドブロック18は、第2抜き下型40が第1近位位置に位置する際に、第2抜き下型40の第1抜き下型20側側面の当接部40cが当接する。
又、図1、図2に示すように下型支持ベース11の下部の内部空間には、フロアFLに固定された一対の可動式の位置決めブロックB1,B2が配置されている。位置決めブロックB1は、位置決めブロックB2よりもエンドブロック18側に位置する。ブロックB2は、位置決めブロックB1よりもエンドブロック17側に位置する。両位置決めブロックB1,B2は、ロッドL1,L2を上下駆動するシリンダ装置S1,S2と、ロッドL1,L2に先端に設けられた位置決め部材La,Lbを有する。シリンダ装置S1,S2は、油圧シリンダ、或いは空圧シリンダ、或いは電動シリンダからなる。
位置決めブロックB1のシリンダ装置S1はロッドL1を上下動することにより、位置決め部材Laを第2抜き下型40の当接部40cに対して当接して、第2抜き下型40の移動を規制する当接位置(図1参照)と、第2抜き下型40の当接部40cと当接しないで第2抜き下型40から離間する離間位置(図5参照)に位置させることが可能となっている。
そして、図1、図2に示すように、位置決めブロックB1は、第2抜き下型40が第1遠位位置に位置する際に、位置決め部材Laを当接位置に位置させて、当接部40cに当接して、第2抜き下型40をエンドブロック17と協働して挟み込みすることにより第1遠位位置に保持するようにしている。
位置決めブロックB1とエンドブロック17は、第2抜き下型40を第1遠位位置に保持する第1保持手段に相当する。
位置決めブロックB2のシリンダ装置S2はロッドL2を上下動することにより、位置決め部材Lbを第2抜き下型40の下部の貫通孔40eに挿入して該貫通孔40eの内面に設けられた当接部40dに対して当接して、第2抜き下型40の移動を規制する当接位置(図5参照)と、前記貫通孔40eから退出して第2抜き下型40から離間する離間位置(図1参照)に位置させることが可能となっている。
そして、図5、図6に示すように、位置決めブロックB2は、第2抜き下型40が第1近位位置に位置する際に、位置決め部材Lbを当接位置に位置させて、第2抜き下型40の下部に設けられた当接部40dに当接して、第2抜き下型40をエンドブロック18と協働して挟み込みすることにより第1近位位置に保持するようにしている。
位置決めブロックB2とエンドブロック18は、第2抜き下型40を第1近位位置に保持する第1保持手段に相当する。
(1.2.抜き金型装置10の上型)
次に、抜き金型装置10の上型を説明する。
図1に示すように、下型支持ベース11上方には、図示しないプレス装置に吊り下げ支持された上型支持ベース12が配置されるとともに、上型支持ベース12において第1抜き下型20と対応する部位には、第1抜き上型30が設けられている。第1抜き下型20と第1抜き上型30に設けられている刃等の構成について後述する。
又、第1抜き下型20の上方には、パッド33が配置されている。パッド33は、上型支持ベース12に対して上下方向に摺動自在に貫通された図示しないプレッシャボルトを介して吊り下げ支持されている。前記プレッシャボルトの上部の頭部は、上型支持ベース12に対して係止可能になっており、この係止している状態で、図1、図2に示すようにパッド33を上型支持ベース12に対する最下限位置で支持する。又、前記プレッシャボルトには、パッド33を下方に付勢する図示しないコイルスプリングが巻装されている。
パッド33下面の表面形状は、ロング被加工品WL及びショート被加工品WSのそれぞれにおいて、第1抜き下型20上面と相対する部位の上面形状と合致する立体形状となっている。
第2抜き下型40の上方に位置する上型支持ベース12の下面であって、第1抜き上型30に隣接した下面には、第2抜き上型50がガイド部19により、第1抜き上型30に対して接近離間可能に設けられている。ガイド部19は、上型支持ベース12下面に設けられたガイドレールからなる。第2抜き上型50の上面にはスライダ50aが設けられ、前記ガイドレールに対して摺動自在に嵌合されている。
上型支持ベース12において、パッド33の上方に設けられた収納空間34には、シリンダ装置35が設けられている。シリンダ装置35は、第2抜き上型50を第1抜き上型30に対する接近離間を行うための駆動機構として設けられている。シリンダ装置35は、油圧シリンダ、或いは空圧シリンダ、或いは電動シリンダからなる。シリンダ装置35のロッド36は第2抜き上型50に連結されている。
シリンダ装置35の駆動により、第2抜き上型50は、第1抜き上型30に対して図5、図6で示す近位の第1近位位置と、図1、図2で示す遠位の第1遠位位置のいずれかの位置に位置することが可能である。なお、シリンダ装置35と前記シリンダ装置15とは同期して第2抜き上型50、第2抜き下型40を第1近位位置又は第1遠位位置に移動させるようにしている。
図1、図2に示すように、上型支持ベース12において、第1抜き上型30とは反対側の側部には、エンドブロック37が設けられている。エンドブロック37は、第2抜き上型50が第1遠位位置に位置する際に、第2抜き上型50の第1抜き上型30とは反対側側面の当接部50bが当接する。
又、上型支持ベース12において、第2抜き上型50と、第1抜き上型30との間には、エンドブロック38が設けられている。エンドブロック38は、第2抜き上型50が第1近位位置に位置する際に、第2抜き上型50の第1抜き上型30に向かう側面の当接部50cが当接する。
又、図1、図2に示すように上型支持ベース12の下部の内部空間には、上型支持ベース12に固定された一対の可動式の位置決めブロックB3,B4が配置されている。位置決めブロックB3は、位置決めブロックB4よりもエンドブロック38側に位置する。ブロックB4は、位置決めブロックB3よりもエンドブロック37側に位置する。
両位置決めブロックB3,B4は、ロッドL3,L4を上下駆動するシリンダ装置S3,S4と、ロッドL3,L4に先端に設けられた位置決め部材Lc,Ldを有する。シリンダ装置S3,S4は、油圧シリンダ、或いは空圧シリンダ、或いは電動シリンダからなる。
位置決めブロックB3のシリンダ装置S3はロッドL3を上下動することにより、位置決め部材Lcを第2抜き上型50の上部の貫通孔50dに挿入して該貫通孔50dの内面に設けられた当接部50eに対して当接して、第2抜き上型50の移動を規制する当接位置(図1参照)と、前記貫通孔50dから退出して第2抜き上型50から離間する離間位置(図5参照)に位置させることが可能となっている。
そして、図1、図2に示すように、位置決めブロックB3は、第2抜き上型50が第1遠位位置に位置する際に、位置決め部材Lcを当接位置に位置させて、当接部50eに当接して、第2抜き上型50をエンドブロック37と協働して挟み込みすることにより第1遠位位置に保持するようにしている。
位置決めブロックB3とエンドブロック37は、第2抜き上型50を第1遠位位置に保持する第1保持手段に相当する。
位置決めブロックB4のシリンダ装置S4はロッドL4を上下動することにより、位置決め部材Ldを第2抜き上型50の当接部50bに対して当接して、第2抜き上型50の移動を規制する当接位置と、第2抜き上型50から離間する離間位置に位置させることが可能となっている。そして、図5、図6に示すように、位置決めブロックB4は、第2抜き上型50が第1近位位置に位置する際に、位置決め部材Ldを当接位置に位置させて、第2抜き上型50の当接部50bに当接して、第2抜き上型50をエンドブロック38と協働して挟み込みすることにより第1近位位置に保持するようにしている。
位置決めブロックB4とエンドブロック38は、第2抜き上型50を第1近位位置に保持する第1保持手段に相当する。
又、第2抜き下型40の上方には、パッド43が配置されている。パッド43は、第2抜き上型50の上部壁に対して上下方向に摺動自在に貫通された図示しないプレッシャボルトを介して吊り下げ支持されている。前記プレッシャボルトの上部の頭部は、上型支持ベース12に対して係止可能になっており、この係止している状態で、図1、図2に示すようにパッド43を第2抜き上型50に対する最下限位置で支持する。又、前記プレッシャボルトには、パッド43を下方に付勢する図示しないコイルスプリングが巻装されている。
パッド43下面の表面形状は、ロング被加工品WL及びショート被加工品WSのそれぞれにおいて、第2抜き下型40上面と相対する部位の上面形状と合致する立体形状となっている。
又、図1、図5に示すように、第1抜き上型30及び第2抜き上型50には、ガイドピン39,59が下方へ突出されている。一方、下型支持ベース11及び第2抜き下型40には、前記ガイドピン39,59をガイドするガイドブッシュを有するガイド孔29、49が設けられている。
(1.3.抜き金型装置の上型及び下型の各種刃について)
次に、図9(a)、図10(a)、図11(a)、図12(a)、図13(a)を参照して、第1抜き下型20、第1抜き上型30、第2抜き下型40、及び第2抜き上型50が有する各種刃について説明する。なお、図9(a)、図10(a)の第1抜き下型20、第2抜き下型40の外形形状は、説明の便宜上、実際の寸法とは異なり、部分的にデフォルメして図示されていることに注意されたい。
本実施形態では、第1抜き下型20よりも第2抜き下型40の方がワーク長さ方向において、長く形成されており、これに合わせて、第1抜き上型30よりも第2抜き上型50の方がワーク長さ方向において、長く形成されている。
なお、本詳細な説明において、ショート被加工品WS及びロング被加工品WLをワークと言うことがある。
図9(a)、図10(a)に示すように、第1抜き下型20は、ワーク長さ方向の一端(図において右端)が横凸形状に形成され、その上部縁部には、図11(a)に示すように、ワークのワーク長さ方向の一端部(本実施形態では以下、第1端部という)側の縁部を抜き加工するための下抜刃21が形成されている。図9(a)、図10(a)では、第1抜き下型20の外形線において、下抜刃21が形成されている部分を他の外形線よりも太い実線で描き、下抜刃21が形成されていない他の外形線は細線で描いている。
又、第1抜き下型20の上面は、第1抜き下型20に提供されるロング被加工品WL及びショート被加工品WSのそれぞれ絞り加工された表面形状の一部と合致する立体形状22が形成されている。すなわち、立体形状22は、ロング被加工品WL及びショート被加工品WSにおいてワーク長さ方向の他端部(以下、第2端部という)側の領域で絞り加工された表面形状の一部と合致する。
この立体形状22の部分は、ロング被加工品WLとショート被加工品WSの共通の形状となっている。
又、図11(a)に示すように、第1抜き上型30のワーク長さ方向の一端(図において右端)には、下抜刃21と協働して、ワークを抜き加工するための上抜刃31が形成されている。
一方、第2抜き下型40は、ワーク長さ方向の一端(図において左端)が横凸形状に形成され、その上部は、ワークのワーク長さ方向の第2端側の縁部を抜き加工するための下抜刃41に形成されている。なお、図11(a)では、説明の便宜上、第2抜き上型50、パッド43、第2抜き下型40は左右反転して図示されている。
図9(a)、図10(a)では、第2抜き下型40の外形線において、下抜刃41が形成されている部分を他の外形線よりも太い実線で描き、下抜刃41及び後述する長孔44が形成されていない他の外形線は細線で描いている。
又、第2抜き下型40の上面は、第2抜き下型40に提供されるロング被加工品WL及びショート被加工品WSのそれぞれ絞り加工された表面形状の一部と合致する立体形状42が形成されている。すなわち、立体形状42は、ロング被加工品WL及びショート被加工品WSにおいてワーク長さ方向の中央部の領域及び第1端部側とは180度反対方向の第2端部側の領域で絞り加工された表面形状の一部と合致する。立体形状42の部分は、ロング被加工品WLとショート被加工品WSの共通の形状となっている。
又、図1、図11(a)に示すように、第2抜き上型50のワーク長さ方向の他端(図において左端)には、上抜刃31と協働して、ワークを抜き加工するための上抜刃51が形成されている。
図13(a)に示すように、第2抜き下型40のワーク長さ方向に沿った両側部の一部には、長孔44が同方向に沿ってそれぞれ形成されるとともに長孔44の立体形状42が形成された縁部側には下曲刃45がそれぞれ形成されている。図9(a)、図13(a)に示すように、長孔44は、第1抜き下型20側の端部が開放されるとともに、第1抜き下型20とは反対側の端部は閉塞されている。
一方、第2抜き上型50において、ワーク長さ方向に沿った両側部の一部には、下曲刃45と協働して、ワークとしてのロング被加工品WL及びショート被加工品WSのワーク長さ方向に沿った縁部に対し、抜き加工と同時に曲げ加工を行う、すなわち、抜き曲げ加工を行なう上抜曲刃52が形成されている。下曲刃45と上抜曲刃52とにより第1抜き曲げ加工部が構成されている。
図9(a)は、第1遠位位置に第2抜き下型40が位置している場合において、二点鎖線は、ロング被加工品WLが載置された場合の該ロング被加工品WLの外形の輪郭線を示している。同図に示すように、ロング被加工品WLのワーク長さ方向に沿った縁部は、第1抜き下型20及び第2抜き下型40の縁部と合致するように配置される。
この状態で、抜き加工が行われると、図9(a)に示すように、下抜刃41を示す太い実線から左右の外側部分は、抜き加工されてスクラップとなり、図9(a)において、ハッチング部分が第1抜き曲げ加工部により抜き曲げ加工される。
(ロング被加工品WLの抜き加工及び抜き曲げ加工されない部分について)
又、図9(a)に示す、長孔44と下抜刃41との間の領域A,Bは、図12(a)に示すように、ロング被加工品WLにおいて抜き加工及び抜き曲げ加工が行われない部分である。
又、図9(a)に示すように、第1抜き下型20と第2抜き下型40とが離間してできる両者間に形成されるクリアランスに相対する帯状の領域Cは、ロング被加工品WLにおいて抜き加工及び抜き曲げ加工が行われない部分である。
又、図9(a)に示す、第1抜き下型20のワーク長さ方向に沿った両側部において、それぞれ第2抜き下型40側の端部から下抜刃21間の領域D及び領域Eは、ロング被加工品WLにおいて抜き加工及び抜き曲げ加工が行われない部分である。
一方、図10(a)は、第1近位位置に第2抜き下型40が位置している場合において、二点鎖線は、ショート被加工品WSが載置された場合の該ショート被加工品WSの外形の輪郭線を示している。同図に示すように、ショート被加工品WSのワーク長さ方向に沿った縁部は、第1抜き下型20及び第2抜き下型40の縁部と合致するように配置される。
この状態で、抜き加工が行われると、図10(a)に示すように、下抜刃41を示す太い実線から左右の外側部分は、抜き加工されてスクラップとなり、図10(a)において、ハッチング部分が第1抜き曲げ加工部により抜き曲げ加工される。
(ショート被加工品WSの抜き加工及び抜き曲げ加工されない部分について)
又、ショート被加工品WSにおいても、図10(a)に示す、長孔44と下抜刃41との間の領域A,Bは、図12(a)に示すように、抜き加工及び抜き曲げ加工が行われない部分である。
又、図10(a)に示すように、第1抜き下型20と第2抜き下型40とが離間してできる両者間に形成されるクリアランスに相対する帯状の領域Fは、ショート被加工品WSにおいて抜き加工及び抜き曲げ加工が行われない部分である。
又、図10(a)に示す、第1抜き下型20のワーク長さ方向に沿った両側部において、それぞれ第2抜き下型40の端部から下抜刃21間の領域D及び領域Eは、図12(a)に示すようにショート被加工品WSにおいて抜き加工及び抜き曲げ加工が行われない部分である。
(2.曲げ金型装置100)
次に、曲げ金型装置100を図3、図4、図7、図8、図9〜14を参照して説明する。
(2.1.曲げ金型装置100の下型)
曲げ金型装置100の下型は、第1曲げ下型120と第2曲げ下型140とを有する。以下、詳細に説明する。
図3、図7に示すように、フロアFLに固定された下型支持ベース111上には第1曲げ下型120が一体に設けられている。第1曲げ下型120は、ワーク長さ方向において、第1抜き下型20よりも、本実施形態では、長く形成されている。
下型支持ベース111上において、第1曲げ下型120に隣接した上面には、第2曲げ下型140がガイド部113により、第1曲げ下型120に対して接近離間可能に設けられている。第2曲げ下型140は、本実施形態では、第2抜き下型40よりもワーク長さ方向において、短く形成されている。ガイド部113は、下型支持ベース111上面に設けられたガイドレールからなる。第2曲げ下型140の下面にはスライダ140aが設けられ、前記ガイドレールに対して摺動自在に嵌合されている。
下型支持ベース111において、第1曲げ下型120の下方に設けられた収納空間114には、シリンダ装置115が設けられている。シリンダ装置115は、第2曲げ下型140を第1曲げ下型120に対する接近離間を行うための駆動機構として設けられている。シリンダ装置115は、油圧シリンダ、或いは空圧シリンダ、或いは電動シリンダからなる。シリンダ装置115のロッド116は第2曲げ下型140に連結されている。
シリンダ装置115の駆動により、第2曲げ下型140は、第1曲げ下型120に対して図7、図8で示す近位の第2近位位置と、図3、図4で示す遠位の第2遠位位置のいずれかの位置に位置することが可能である。
図3、図4に示すように、下型支持ベース111において、第1曲げ下型120とは反対側の側部には、エンドブロック117が設けられている。エンドブロック117は、第2曲げ下型140が第2遠位位置に位置する際に、第2曲げ下型140の第1曲げ下型120とは反対側側面の当接部140bが当接する。
又、下型支持ベース111において、第2曲げ下型140と、第1曲げ下型120との間には、エンドブロック118が設けられている。エンドブロック118は、第2曲げ下型140が第2近位位置に位置する際に、第2曲げ下型140の第1曲げ下型120側側面の当接部140cが当接する。
又、図3、図4に示すように下型支持ベース111の下部の内部空間には、フロアFLに固定された一対の可動式の位置決めブロックB11,B12が配置されている。位置決めブロックB11は、位置決めブロックB12よりもエンドブロック118側に位置する。ブロックB12は、位置決めブロックB11よりもエンドブロック117側に位置する。両位置決めブロックB11,B12は、ロッドL11,L12を上下駆動するシリンダ装置S11,S12と、ロッドL11,L12に先端に設けられた位置決め部材La1,Lb1を有する。シリンダ装置S11,S12は、油圧シリンダ、或いは空圧シリンダ、或いは電動シリンダからなる。
位置決めブロックB11のシリンダ装置S11はロッドL11を上下動することにより、位置決め部材La1を第2曲げ下型140の当接部140cに対して当接して、第2曲げ下型140の移動を規制する当接位置(図3参照)と、第2曲げ下型140の当接部140cと当接しないで第2曲げ下型140から離間する離間位置(図7参照)に位置させることが可能となっている。
そして、図3、図4に示すように、位置決めブロックB11は、第2曲げ下型140が第2遠位位置に位置する際に、位置決め部材La1を当接位置に位置させて、当接部140cに当接して、第2曲げ下型140をエンドブロック117と協働して挟み込みすることにより第2遠位位置に保持するようにしている。
位置決めブロックB11とエンドブロック117は、第2曲げ下型140を第2遠位位置に保持する第2保持手段に相当する。
位置決めブロックB12のシリンダ装置S12はロッドL12を上下動することにより、位置決め部材Lb1を第2曲げ下型140の下部の貫通孔140eに挿入して該貫通孔140eの内面に設けられた当接部140dに対して当接して、第2曲げ下型140の移動を規制する当接位置(図7参照)と、前記貫通孔140eから退出して第2曲げ下型140から離間する離間位置(図3参照)に位置させることが可能となっている。
そして、図7、図8に示すように、位置決めブロックB12は、第2曲げ下型140が第2近位位置に位置する際に、位置決め部材Lb1を当接位置に位置させて、第2曲げ下型140の下部に設けられた当接部140dに当接して、第2曲げ下型140をエンドブロック118と協働して挟み込みすることにより第2近位位置に保持するようにしている。
位置決めブロックB12とエンドブロック118は、第2曲げ下型140を第2近位位置に保持する第2保持手段に相当する。
(2.2.曲げ金型装置100の上型)
次に、曲げ金型装置100の上型を説明する。
図3に示すように、下型支持ベース111上方には、図示しないプレス装置に吊り下げ支持された上型支持ベース112が配置されるとともに、上型支持ベース112において第1曲げ下型120と対応する部位には、第1曲げ上型130が設けられている。第1曲げ下型120と第1曲げ上型130に設けられている刃等の構成について後述する。
又、第1曲げ下型120の上方には、パッド133が配置されている。パッド133は、上型支持ベース112に対して上下方向に摺動自在に貫通された図示しないプレッシャボルトを介して吊り下げ支持されている。前記プレッシャボルトの上部の頭部は、上型支持ベース112に対して係止可能になっており、この係止している状態で、図3、図4に示すようにパッド133を上型支持ベース112に対する最下限位置で支持する。又、前記プレッシャボルトには、パッド133を下方に付勢する図示しないコイルスプリングが巻装されている。
第2曲げ下型140の上方に位置する上型支持ベース112の下面であって、第1曲げ上型130に隣接した下面には、第2曲げ上型150がガイド部119により、第1曲げ上型130に対して接近離間可能に設けられている。ガイド部119は、上型支持ベース112下面に設けられたガイドレールからなる。第2曲げ上型150の上面にはスライダ150aが設けられ、前記ガイドレールに対して摺動自在に嵌合されている。
上型支持ベース112において、パッド133の上方に設けられた収納空間134には、シリンダ装置135が設けられている。シリンダ装置135は、第2曲げ上型150を第1曲げ上型130に対する接近離間を行うための駆動機構として設けられている。シリンダ装置135は、油圧シリンダ、或いは空圧シリンダ、或いは電動シリンダからなる。シリンダ装置135のロッド136は第2曲げ上型150に連結されている。
シリンダ装置135の駆動により、第2曲げ上型150は、第1曲げ上型130に対して図7、図8で示す近位の第2近位位置と、図3、図4で示す遠位の第2遠位位置のいずれかの位置に位置することが可能である。なお、シリンダ装置135と前記シリンダ装置115とは同期して第2曲げ上型150、第2曲げ下型140を第2近位位置又は第2遠位位置に移動させるようにしている。
図3、図4に示すように、上型支持ベース112において、第1曲げ上型130とは反対側の側部には、エンドブロック137が設けられている。エンドブロック137は、第2曲げ上型150が第2遠位位置に位置する際に、第2曲げ上型150の第1曲げ上型130とは反対側側面の当接部150bが当接する。
又、上型支持ベース112において、第2曲げ上型150と、第1曲げ上型130との間には、エンドブロック138が設けられている。エンドブロック138は、第2曲げ上型150が第2近位位置に位置する際に、第2曲げ上型150の第1曲げ上型130に向かう側面の当接部150cが当接する。
又、図3、図4に示すように上型支持ベース112の下部の内部空間には、上型支持ベース112に固定された一対の可動式の位置決めブロックB13,B14が配置されている。位置決めブロックB13は、位置決めブロックB14よりもエンドブロック138側に位置する。ブロックB14は、位置決めブロックB13よりもエンドブロック137側に位置する。
両位置決めブロックB13,B14は、ロッドL13,L14を上下駆動するシリンダ装置S13,S14と、ロッドL13,L14に先端に設けられた位置決め部材Lc1,Ld1を有する。シリンダ装置S13,S14は、油圧シリンダ、或いは空圧シリンダ、或いは電動シリンダからなる。
位置決めブロックB13のシリンダ装置S13はロッドL13を上下動することにより、位置決め部材Lc1を第2曲げ上型150の上部の貫通孔150dに挿入して該貫通孔150dの内面に設けられた当接部150eに対して当接して、第2曲げ上型150の移動を規制する当接位置(図3参照)と、前記貫通孔150dから退出して第2曲げ上型150から離間する離間位置(図7参照)に位置させることが可能となっている。
そして、図3、図4に示すように、位置決めブロックB13は、第2曲げ上型150が第2遠位位置に位置する際に、位置決め部材Lc1を当接位置に位置させて、当接部150eに当接して、第2曲げ上型150をエンドブロック137と協働して挟み込みすることにより第2遠位位置に保持するようにしている。
位置決めブロックB13とエンドブロック137は、第2曲げ上型150を第2遠位位置に保持する第2保持手段に相当する。
位置決めブロックB14のシリンダ装置S14はロッドL14を上下動することにより、位置決め部材Ld1を第2曲げ上型150の当接部150bに対して当接して、第2曲げ上型150の移動を規制する当接位置(図7参照)と、第2曲げ上型150から離間する離間位置に位置させることが可能となっている(図3参照)。そして、図7、図8に示すように、位置決めブロックB14は、第2曲げ上型150が第2近位位置に位置する際に、位置決め部材Ld1を当接位置に位置させて、第2曲げ上型150の当接部50bに当接して、第2曲げ上型150をエンドブロック138と協働して挟み込みすることにより第2近位位置に保持するようにしている。
位置決めブロックB14とエンドブロック138は、第2曲げ上型150を第2近位位置に保持する第2保持手段に相当する。
又、第2曲げ下型140の上方には、パッド143が配置されている。パッド143は、第2曲げ上型150の上部壁に対して上下方向に摺動自在に貫通された図示しないプレッシャボルトを介して吊り下げ支持されている。前記プレッシャボルトの上部の頭部は、上型支持ベース112に対して係止可能になっており、この係止している状態で、図3、図4に示すようにパッド143を第2曲げ上型150に対する最下限位置で支持する。又、前記プレッシャボルトには、パッド143を下方に付勢する図示しないコイルスプリングが巻装されている。
又、図3、図7に示すように、第1曲げ上型130及び第2曲げ上型150には、ガイドピン139,159が下方へ突出されている。一方、下型支持ベース111及び第2曲げ下型140には、前記ガイドピン139,159をガイドするガイドブッシュを有するガイド孔129、149が設けられている。
(2.3.曲げ金型装置の上型及び下型の各種刃について)
次に、図9(b)、図10(b)、図11(b)、図12(b)、図13(b)、及び図14(a)、(b)を参照して、第1曲げ下型120、第1曲げ上型130、第2曲げ下型140、及び第2曲げ上型150が有する各種刃について説明する。なお、図9(b)、図10(b)の第1曲げ下型120、第2曲げ下型140の外形形状は、説明の便宜上、実際の寸法とは異なり、部分的にデフォルメして図示されていることに注意されたい。
本実施形態では、第2曲げ下型140よりも第1曲げ下型120の方がワーク長さ方向において、長く形成されており、これに合わせて、第2曲げ上型150よりも第1曲げ上型130の方がワーク長さ方向において、長く形成されている。
(2.3.1.第1曲げ下型120、第1曲げ上型130の刃について)
図9(b)、図10(b)に示す第1曲げ下型120の一端(図において右端)及びその一端に隣接したワーク長さ方向に沿った部位の上部縁部は、図11(b)に示すように、ワークのワーク長さ方向の第1端部側の縁部及び該一端に隣接したワーク長さ方向に沿った部位を曲げ加工するために、下曲刃121が形成されている。図9(b)、図10(b)で示す符号121Aは、下曲刃121が設けられた範囲を示している。又、同図に示すように、下曲刃121が形成されている部分は、太い実線で描いている。
第1曲げ下型120の上面は、第1曲げ下型120に提供されるロング被加工品WL及びショート被加工品WSのそれぞれ絞り加工された表面形状の一部と合致する立体形状122が形成されている。すなわち、立体形状122は、ロング被加工品WL及びショート被加工品WSにおいてワーク長さ方向の第1端部側の領域及び中央部の領域で絞り加工された表面形状の一部と合致する。この立体形状122の部分は、ロング被加工品WLとショート被加工品WSの共通の形状となっている。
そして、図9(b)、図10(b)において、符号21Aが付されている点線部分は、抜き金型装置10で抜き加工及び抜き曲げ加工が行われたロング被加工品WL及びショート被加工品WSを、絞り加工された表面形状と立体形状122とを合致させて第1曲げ下型120に載置したときの、下抜刃21で加工されたロング被加工品WL及びショート被加工品WSの部位の位置を示している。
又、図9(b)、図10(b)において、符号44A、符号45Aが付されている点線部分は、抜き金型装置10で抜き加工及び抜き曲げ加工が行われたロング被加工品WL及びショート被加工品WSを、絞り加工された表面形状と立体形状122とを合致させて第1曲げ下型120に載置したときの、長孔44及び下曲刃45で加工されたロング被加工品WL及びショート被加工品WSの部位の位置を示している。
同図に示すように、下曲刃121の位置は、下抜刃21で抜き加工されたロング被加工品WL及びショート被加工品WSの部位の位置よりも、所定の幅d分後退した位置に位置している。この所定の幅dの部分が後に曲げ片Mとなる。
又、図11(b)に示すように、前記下曲刃121に対応した第1曲げ上型130の下部には、上曲刃131が形成され、上曲刃131と下曲刃121と協働して、ワークのワーク長さ方向の第1端部側の縁部及び該一端に隣接したワーク長さ方向に沿った部位を曲げ加工する。
又、図9(b)、図10(b)に示すように、第1曲げ下型120のワーク長さ方向に沿った両側部の一部には、長溝124が同方向に沿ってそれぞれ形成されるとともに長溝124の立体形状122が形成された側の縁部全体には、前記下曲刃121に連続するように下曲刃125がそれぞれ形成されている。
図9(b)、図10(b)において、符号125Aは、下曲刃125が設けられた範囲を示すとともに、下曲刃121と同様に下曲刃125を太い実線で示している。
なお、図9(b)、図10(b)に示す、第1曲げ下型120のワーク長さ方向に沿った両側部の上部縁部において、下曲刃125の終端から第2曲げ下型140側の端部までの範囲170は、図13に示すように上抜曲刃132及び上抜曲刃132Aがなく、曲げ加工及び抜き曲げ加工が行われない部位である。
又、図12(b)に示すように、第1曲げ上型130には、図9(b)、図10(b)に示す長溝124においてワーク長方向に沿った下曲刃121側の略半分の領域に相対する様に、上抜曲刃132が形成されている。図9(b)、図10(b)において、符号Rは、長溝124に対する前記上抜曲刃132が相対する領域を示している。
図10(b)に示すように、符号Rで示す領域は、ショート被加工品WSにおいて、図10(a)に示す領域F及び領域Dに位置した部分、すなわち、抜き加工又は抜き曲げ加工が行われなかった部分に対して、前記上抜曲刃132と下曲刃125とにより抜き曲げ加工を行う。
本実施形態では、ショート被加工品WSを曲げ加工する場合、図10(b)に示すように符号21Aで示される部位の一部及び符号44A、45Aで示されるショート被加工品WSの部位が、領域Rとオーバーラップするように領域Rが設定されている。
このことにより、ショート被加工品WSの加工時において、抜き金型装置10の下曲刃45,上抜曲刃52(図13(a)参照)で抜き曲げ加工が行われた縁部、及び曲げ金型装置100の下曲刃121と上曲刃131とにより曲げ加工が行われた縁部と、下曲刃125と上抜曲刃132(図12(b)参照)で抜き曲げ加工が行われた縁部とを円滑につなげることができる。
又、図9(b)、図10(b)において、前記長溝124において、領域Rを除いた残りの領域を領域Qとして示している。この領域Qに相対するように、図12(b)、図14(a)、(b)に示すように、第1曲げ上型130には、可動式の抜曲刃としての上抜曲刃132Aが設けられている。上抜曲刃132Aは、第1曲げ上型130とパッド133間において上下動自在に第1曲げ上型130に対してプレッシャボルト等からなる図示しない吊り下げ手段により吊り下げ支持されるとともにリターンスプリング126により上方へ付勢されている。
上抜曲刃132Aの近傍において、第1曲げ上型130には、シリンダ装置127が固定されている。シリンダ装置127は、油圧シリンダ、或いは空圧シリンダ、或いは電動シリンダからなる。シリンダ装置127のロッド127aの先端には、プッシャ128が固定されている。プッシャ128の先端には斜め下方に向くカム面128aが形成されている。カム面128aは、上抜曲刃132Aの上部に斜状に形成されたカムフォロワ面132bに常時当接されている。
上抜曲刃132Aは、シリンダ装置127のロッド127aがリターンスプリング126の付勢力に抗した進出により、プッシャ128のカム面128aにてカムフォロワ面132bが押圧されて図14(a)に示すように下動して抜き加工を行う使用位置に位置することが可能となっている。
又、上抜曲刃132Aは、前記シリンダ装置127のロッド127a及びプッシャ128の後退により、リターンスプリング126の付勢力により上動して、図14(b)に示す抜き曲げ加工を行わない不使用位置に位置することが可能である。本実施形態では、ショート被加工品WSを曲げ加工する場合は、上抜曲刃132Aは、不使用位置に位置するとともに、ロング被加工品WLを曲げ加工する場合は、使用位置に位置するようにしている。
なお、長溝124の幅(ワーク長さ方向とは直交する方向における幅)の長さは、図12(b)と、図14(a)、(b)とでは、縮尺が異なっているため、異なっているように見えるが、実際には同一長さとしている。
又、図9(b)に示すように、領域R、及び領域Qは、ロング被加工品WLにおいて、図9(a)に示す領域C及び領域Dに位置した部分、すなわち、抜き加工又は抜き曲げ加工が行われなかった部分に対して、前記上抜曲刃132及び上抜曲刃132Aと、下曲刃125とにより抜き曲げ加工を行うようにしている。
ロング被加工品WLを曲げ加工する場合、図9(b)に示すように符号21Aで示される部位の一部の部位が、ショート被加工品WSと同様に領域Rとオーパラップするように領域Rが設定されている。合わせて、ロング被加工品WLを曲げ加工する場合、符号44A、45Aで示されるロング被加工品WLの部位の一部と領域Qとがオーバーラップするように領域Qが設定されている。
このことにより、ロング被加工品WLの加工時において、抜き金型装置10の下曲刃45,上抜曲刃52(図13(a)参照)で抜き曲げ加工が行われた縁部、及び曲げ金型装置100の下曲刃121と上曲刃131とにより曲げ加工が行われた縁部と、下曲刃125と可動式の上抜曲刃132A(図14(a)参照)、及び上抜曲刃132のそれぞれで抜き曲げ加工が行われた縁部とを円滑につなげることができる。
(2.3.2.第2曲げ下型140、第2曲げ上型150の刃について)
次に、第2曲げ下型140及び第2曲げ上型150の各種刃について説明する。
図9(b)、図10(b)に示す第2曲げ下型140の一端(図において左端)及びその一端に隣接したワーク長さ方向に沿った部位の上部縁部は、図11(b)に示すように、ワークのワーク長さ方向の第2端部側の縁部及び該一端に隣接したワーク長さ方向に沿った部位を曲げ加工するために、下曲刃141が形成されている。図9(b)、図10(b)で示す符号141Aは、下曲刃141が設けられた範囲を示している。又、同図に示すように、下曲刃141が形成されている部分は、太い実線で描いている。
第2曲げ下型140の上面は、第2曲げ下型140に提供されるロング被加工品WL及びショート被加工品WSのそれぞれ絞り加工された表面形状の一部と合致する立体形状142が形成されている。すなわち、立体形状142は、ロング被加工品WL及びショート被加工品WSにおいてワーク長さ方向の第2端部側の領域の領域で絞り加工された表面形状の一部と合致する。この立体形状142の部分は、ロング被加工品WLとショート被加工品WSの共通の形状となっている。
そして、図9(b)、図10(b)において、符号41Aが付されている点線部分は、抜き金型装置10で抜き加工及び抜き曲げ加工が行われたロング被加工品WL及びショート被加工品WSを、絞り加工された表面形状と立体形状142とを合致させて第2曲げ下型140に載置したときの、下抜刃41で加工されたロング被加工品WL及びショート被加工品WSの部位の位置を示している。
同図に示すように、下曲刃141の位置は、下抜刃41で抜き加工されたロング被加工品WL及びショート被加工品WSの部位の位置よりも、所定の幅d分後退した位置に位置している。この所定の幅dの部分が後に曲げ片Mとなる。
又、図11(b)に示すように、前記下曲刃141に対応した第2曲げ上型150の下部には、上曲刃151が形成され、上曲刃151と下曲刃141と協働して、ワークのワーク長さ方向の第2端部側の縁部及び該一端に隣接したワーク長さ方向に沿った部位を曲げ加工する。
又、図9(b)、図10(b)に示すように、第2曲げ下型140のワーク長さ方向に沿った両側部の一部には、長溝144が同方向に沿ってそれぞれ形成されるとともに、長溝144の立体形状142が形成された側の縁部全体には、前記下曲刃141に連続するように下曲刃145がそれぞれ形成されている。
図9(b)、図10(b)において、符号145Aは、下曲刃145が設けられた範囲を示すとともに、下曲刃141と同様に下曲刃125を太い実線で示している。
又、図12(b)に示すように、第2曲げ上型150には、図9(b)、図10(b)に示す長溝144に対して、上抜曲刃152が形成されている。図9(b)、図10(b)において、符号Pは、長溝144に対する前記上抜曲刃152が相対する領域を示している。
図、9(b)、図10(b)に示すように、符号Pで示す領域は、ショート被加工品WS及びロング被加工品WLにおいて、図9(a)、図10(a)に示す領域A,及び領域Bに位置した部分、すなわち、抜き加工又は抜き曲げ加工が行われなかった部分に対して、前記上抜曲刃152と下曲刃145とにより抜き加工と同時に曲げ加工(すなわち、抜き曲げ加工)を行う。
本実施形態では、ロング被加工品WL及びショート被加工品WSを曲げ加工する場合、図9(b)、図10(b)に示すように符号41Aで示される部位の一部及び符号44A、45Aで示されるロング被加工品WL及びショート被加工品WSの部位が、領域Pとオーバーラップするように領域Pが設定されている。
このことにより、ロング被加工品WL及びショート被加工品WSの加工時において、抜き金型装置10の下曲刃45,上抜曲刃52(図13(a)参照)で抜き曲げ加工が行われた縁部と、下曲刃145と上抜曲刃152(図12(b)参照)で抜き曲げ加工が行われた縁部とを円滑につなげることができる。
上抜曲刃152と下曲刃145とにより、第2抜き曲げ加工部が構成されている。
(3.実施形態の作用)
上記のように構成された抜き金型装置10及び曲げ金型装置100の組み合わせの作用を説明する。
(3.1.ロング被加工品WLの加工)
(3.1.1.抜き金型装置10による加工)
まず、ロング被加工品WLを抜き金型装置10にて加工する場合について説明する。
図18に示すように、前工程で、本体WLaに対して表面が所定の表面形状を有する様に予め絞り加工されたロング被加工品WLは、外形形状が長方形をなし、本体WLaの全周縁部にフランジ部WLbが形成されている。
全周縁部のフランジ部WLbのうち、図9(a)に示すように、左右両端側のフランジ部WLbは、第2抜き下型40が第1遠位位置に位置する抜き金型装置10に載置したときに下抜刃21、41から突出する長さを有する。又、ワーク長さ方向に沿った両側部に位置するフランジ部WLbは、第1抜き下型20及び第2抜き下型40のワーク長さ方向に沿った両側部に外形輪郭が一致するように形成されている。図9(a)の二点鎖線は、フランジ部WLbの外形輪郭線を示している。
上記ロング被加工品WLを、図1に示すように第2抜き下型40及び第2抜き上型50を、シリンダ装置15及びシリンダ装置35を駆動してそれぞれ第1遠位位置に位置するとともに型開きした抜き金型装置10に対して配置する。図1で示す状態は、説明の便宜上、ロング被加工品WLは平板状に図示しているが、実際は、絞り加工が施されているものと理解されたい。ロング被加工品WLは、絞り加工された表面形状を、第1抜き下型20及び第2抜き下型40の立体形状22、42に合致させた状態で載置されている。
この状態で、図2に示すように第1抜き上型30、及び第2抜き上型50を、図示しないプレス装置にて型締めする。
この型締めにより、第1抜き下型20と第1抜き上型30、並び第2抜き下型40と第2抜き上型50では、図11(a)に示すように、下抜刃21と上抜刃31、並びに下抜刃41と上抜刃51により、抜き加工されて、ロング被加工品WLの第1端及び第2端側のフランジ部WLbにおいて、下抜刃21、41から外方へ突出された部分が切り落とされ、加工前よりも幅が短くなった一部の第1端及び第2端側のフランジ部WLbが残される。
又、第2抜き下型40と第2抜き上型50では、図13(a)に示すように、ロング被加工品WLのワーク長さ方向の両側部のフランジ部WLbでは、下曲刃45と上抜曲刃52により、長孔44に相対した部位において、抜き曲げ加工される。
なお、ロング被加工品WLのワーク長さ方向に沿った両側部のフランジ部WLbにおいて、図9(a)に示す、領域A、B、D、Eに位置する部位では、図12(a)に示すようにショート被加工品WSにおいて抜き加工及び抜き曲げ加工が行われない。
又、ロング被加工品WLのワーク長さ方向に沿った両側部のフランジ部WLbにおいて、図9(a)に示す、領域Cに位置する部位では、第1抜き下型20と第2抜き下型40とが離間してできる両者間に形成されるクリアランスに相対するため、ロング被加工品WLにおいて抜き加工及び抜き曲げ加工が行われない。抜き金型装置10により抜き加工及び抜き曲げ加工が行われた後、型開きしてロング被加工品WLを抜き金型装置10から取り外す。
図19は、上記のようにして抜き金型装置10により、抜き加工及び抜き曲げ加工が行われたロング被加工品WLを示す。図19において、ロング被加工品WLのワーク長さ方向に沿ったフランジ部WLbには、抜き曲げ加工された部位のワーク長さ方向の範囲をL1で示している。
(3.1.2.曲げ金型装置100による加工))
次に、抜き金型装置10で抜き加工及び抜き曲げ加工が行われたロング被加工品WLを、曲げ金型装置100により加工する場合について説明する。
図3に示すように第2曲げ下型140及び第2曲げ上型150をシリンダ装置115及びシリンダ装置135を駆動してそれぞれ第2遠位位置に位置させるとともに型開きした曲げ金型装置100に対してロング被加工品WLを配置する。図3で示す状態は、説明の便宜上、ロング被加工品WLは平板状に図示しているが、実際は、絞り加工が施されているものと理解されたい。ロング被加工品WLは、絞り加工された表面形状を、図9(b)に示す第1曲げ下型120及び第2曲げ下型140の立体形状122、142に合致させた状態で載置されている。
なお、ロング被加工品WLを加工する場合、図14(a)に示すように、上抜曲刃132Aは、シリンダ装置127の作動により、使用位置に位置させた状態にしている。
この状態で、図4に示すように第1曲げ上型130及び第2曲げ上型150を、図示しないプレス装置にて型締めする。
この型締めにより、第1曲げ下型120と第1曲げ上型130、並びに第2曲げ下型140と第2曲げ上型150では、ロング被加工品WLの第1端及び第2端側のフランジ部WLbは、図11(b)に示すように、下曲刃121と上曲刃131、並びに下曲刃141と上曲刃151により、曲げ加工される。
又、ロング被加工品WLのワーク長さ方向の両側部のフランジ部WLbは、第1曲げ下型120の長溝124に対応した部位では、下曲刃125と、上抜曲刃132,132Aにより、図12(b)、図14(a)に示すように抜き曲げ加工されるとともに、長溝124から外方に突出した部分が切り落とされる。
又、ロング被加工品WLのワーク長さ方向の両側部のフランジ部WLbは、第2曲げ下型140の長溝144に対応した部位では、下曲刃145と上抜曲刃152により、図12(b)に示すように抜き曲げ加工されるとともに、長溝144から外方に突出した部分が切り落とされる。
なお、図9(b)に示す、第1曲げ下型120のワーク長さ方向に沿った両側部の上部縁部において、下曲刃125の終端から第2曲げ下型140側の端部までの範囲170は、図13に示すように上抜曲刃132及び上抜曲刃132Aがなく、曲げ加工及び抜き曲げ加工が行われない。この部位は、既に抜き金型装置10により曲げ加工が行われた部位である。
曲げ金型装置100により、上記加工が行われた後、型開きしてロング被加工品WLを曲げ金型装置100から取り外す。
図20は、上記のようにして曲げ金型装置100により、加工が行われたロング被加工品WLを示し、本体WLaの外周縁部において、最終的に残った部分が曲げ片Mとなる。
(4.1.ショート被加工品WLの加工)
(4.1.1.抜き金型装置10による加工)
まず、ショート被加工品WSを抜き金型装置10にて加工する場合について説明する。
図15に示すように、前工程で、本体WSaに対して表面が所定の表面形状を有する様に予め絞り加工されたショート被加工品WSは、外形形状が長方形をなし、本体WSaの全周縁部にフランジ部WSbが形成されている。
全周縁部のフランジ部WSbのうち、図10(a)に示すように、左右両端側のフランジ部WSbは、第2抜き下型40が第1近位位置に位置する抜き金型装置10に載置したときに下抜刃21、41から突出する長さを有する。
又、ワーク長さ方向に沿った両側部に位置するフランジ部WSbは、第1抜き下型20及び第2抜き下型40のワーク長さ方向に沿った両側部に外形輪郭が一致するように形成されている。図10(a)の二点鎖線は、フランジ部WSbの外形輪郭線を示している。
上記ショート被加工品WSを、図5に示すように第2抜き下型40及び第2抜き上型50を、シリンダ装置15及びシリンダ装置35を駆動してそれぞれ第1近位位置に位置するとともに型開きした抜き金型装置10に対して配置する。図5で示す状態は、説明の便宜上、ショート被加工品WSは平板状に図示しているが、実際は、絞り加工が施されているものと理解されたい。ショート被加工品WSは、絞り加工された表面形状を、第1抜き下型20及び第2抜き下型40の立体形状22、42に合致させた状態で載置されている。
この状態で、図6に示すように第1抜き上型30、及び第2抜き上型50を、図示しないプレス装置にて型締めする。
この型締めにより、第1抜き下型20と第1抜き上型30、並び第2抜き下型40と第2抜き上型50では、図11(a)に示すように、下抜刃21と上抜刃31、並びに下抜刃41と上抜刃51により、抜き加工されて、ショート被加工品WSの第1端及び第2端側のフランジ部WSbにおいて、下抜刃21、41から外方へ突出された部分が切り落とされ、加工前よりも幅が短くなった一部の第1端及び第2端側のフランジ部WSbが残される。
又、第2抜き下型40と第2抜き上型50では、図13(a)に示すように、ショート被加工品WSのワーク長さ方向の両側部のフランジ部WSbでは、下曲刃45と上抜曲刃52により、長孔44に相対した部位において、抜き曲げ加工される。
なお、ショート被加工品WSのワーク長さ方向に沿った両側部のフランジ部WSbにおいて、図10(a)に示す、領域A、B、D、Eに位置する部位では、図12(a)に示すようにショート被加工品WSにおいて抜き加工及び抜き曲げ加工が行われない。
又、ショート被加工品WSのワーク長さ方向に沿った両側部のフランジ部WSbにおいて、図10(a)に示す、領域Fに位置する部位では、第1抜き下型20と第2抜き下型40とが離間してできる両者間に形成されるクリアランスに相対するため、ショート被加工品WSにおいて抜き加工及び抜き曲げ加工が行われない。抜き金型装置10により抜き加工及び抜き曲げ加工が行われた後、型開きしてショート被加工品WSを抜き金型装置10から取り外す。
図16は、上記のようにして抜き金型装置10により、抜き加工及び抜き曲げ加工が行われたショート被加工品WSを示す。
図16において、ショート被加工品WSのワーク長さ方向に沿ったフランジ部WSbには、抜き曲げ加工された部位のワーク長さ方向の範囲をL1で示している。
(4.1.2.曲げ金型装置100による加工))
次に、抜き金型装置10で抜き加工及び抜き曲げ加工が行われたショート被加工品WSを、曲げ金型装置100により加工する場合について説明する。
図7に示すように第2曲げ下型140及び第2曲げ上型150をシリンダ装置115及びシリンダ装置135を駆動してそれぞれ第2近位位置に位置させるとともに型開きした曲げ金型装置100に対してショート被加工品WSを配置する。図7で示す状態は、説明の便宜上、ショート被加工品WSは平板状に図示しているが、実際は、絞り加工が施されているものと理解されたい。ショート被加工品WSは、絞り加工された表面形状を、図10(b)に示す第1曲げ下型120及び第2曲げ下型140の立体形状122、142に合致させた状態で載置されている。
なお、ショート被加工品WSを加工する場合、図14(b)に示すように、上抜曲刃132Aは、シリンダ装置127の作動により、不使用位置に位置させた状態にしている。
この状態で、図8に示すように第1曲げ上型130及び第2曲げ上型150を、図示しないプレス装置にて型締めする。
この型締めにより、第1曲げ下型120と第1曲げ上型130、並びに第2曲げ下型140と第2曲げ上型150では、ショート被加工品WSの第1端及び第2端側のフランジ部WSbは、図11(b)に示すように、下曲刃121と上曲刃131、並びに下曲刃141と上曲刃151により、曲げ加工される。
又、ショート被加工品WSのワーク長さ方向の両側部のフランジ部WSbは、第1曲げ下型120の長溝124に対応した部位では、下曲刃125と、上抜曲刃132により、図12(b)に示すように抜き曲げ加工されるとともに、長溝124から外方に突出した部分が切り落とされる。
又、ショート被加工品WSのワーク長さ方向の両側部のフランジ部WSbは、第2曲げ下型140の長溝144に対応した部位では、下曲刃145と上抜曲刃152により、図12(b)に示すように抜き曲げ加工されるとともに、長溝144から外方に突出した部分が切り落とされる。
なお、図9(b)に示す、第1曲げ下型120のワーク長さ方向に沿った両側部の上部縁部において、下曲刃125の終端から第2曲げ下型140側の端部までの範囲170は、図13に示すように上抜曲刃132及び上抜曲刃132Aがなく、曲げ加工及び抜き曲げ加工が行われない。この部位は、既に抜き金型装置10により曲げ加工が行われた部位である。
曲げ金型装置100により、上記加工が行われた後、型開きしてショート被加工品WSを曲げ金型装置100から取り外す。
図17は、上記のようにして曲げ金型装置100により、加工が行われたショート被加工品WSを示し、本体WSaの外周縁部において、最終的に残った部分が曲げ片Mとなる。
図20において、ロング被加工品WLのワーク長さ方向に沿ったフランジ部WLbには、抜き曲げ加工された部位のワーク長さ方向の範囲をL1で示している。
従って、この実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態の抜き金型装置は、ワーク長さ方向の一端部側のショート被加工品WS及びロング被加工品WL(ワーク)の縁部を抜き加工する第1抜き上型30及び第1抜き下型20と、第1抜き上型30及び第1抜き下型20に対し、ワーク長さ方向において近位の第1近位位置と遠位の第1遠位位置に移動可能に設けられるとともに、ワーク長さ方向のワークの他端部側の縁部を抜き加工する第2抜き上型50及び第2抜き下型40を備える。又、第2抜き上型50及び第2抜き下型40のワーク長さ方向に沿った両側部には、ワーク長さ方向に沿ったワークの縁部に対し、抜き加工と同時に曲げ加工を行う第1抜き曲げ加工部としての、下曲刃45と上抜曲刃52が設けられている。
第2抜き上型50及び第2抜き下型40が、第1遠位位置に位置したときにおいてショート被加工品WS及びロング被加工品WL(ワーク)に対して加工を行った際、ワーク長さ方向に沿ったショート被加工品WS及びロング被加工品WLの縁部には抜き曲げ加工が行われない部位を残す。
この結果、ショート被加工品工品とロング被加工品のいずれに対しても抜き加工を行うことができる抜き金型装置を提供できる。
(2)本実施形態の抜き金型装置は、位置決めブロックB1とエンドブロック17、並びに位置決めブロックB3とエンドブロック37を、第2抜き下型40及び第2抜き上型50をそれぞれ第1遠位位置に保持するための第1保持手段としている。
また、位置決めブロックB2とエンドブロック18、並びに、位置決めブロックB4とエンドブロック38を、第2抜き下型40及び第2抜き上型50をそれぞれ第1近位位置に保持するための第1保持手段としている。
この結果、本抜き金型装置によれば、ショート被加工品とロング被加工品を抜き加工する場合、第1保持手段により、安定的に抜き加工を行うことができる。
(3)本曲げ金型装置は、ワーク長さ方向の一端部側のワークの縁部を曲げ加工する第1曲げ上型130及び第1曲げ下型120と、第1曲げ上型130及び第1曲げ下型120に対しワーク長さ方向において近位の第2近位位置と遠位の第2遠位位置に移動可能に設けられるとともに、ワーク長さ方向の他端部側のワークの縁部を曲げ加工する第2曲げ上型150及び第2曲げ下型140を備えている。
そして、第2曲げ上型150及び第2曲げ下型140のワーク長さ方向に沿った両側部には、前工程でショート被加工品とロング被加工品(ワーク)において抜き曲げ加工された縁部の一部とオーバーラップするように設けられるとともに、ショート被加工品とロング被加工品(ワーク)における抜き曲げ加工が行われなかった縁部に対し抜き加工と同時に曲げ加工を行う上抜曲刃152と下曲刃145(第2抜き曲げ加工部)が設けられている。この結果、ショート被加工品とロング被加工品のいずれに対しても曲げ加工を行うことができる曲げ金型装置を提供できる。
(4)本曲げ金型装置は、位置決めブロックB11とエンドブロック117、並びに位置決めブロックB13とエンドブロック137を、第2曲げ下型140及び第2曲げ上型150をそれぞれ第2遠位位置に保持する第2保持手段としている。
また、位置決めブロックB12とエンドブロック118、並びに位置決めブロックB14とエンドブロック138を、第2曲げ下型140及び第2曲げ上型150をそれぞれ第2近位位置に保持するための第2保持手段としている。
この結果、本曲げ金型装置によれば、ショート被加工品とロング被加工品を曲げ加工する場合、第2保持手段により、安定的に曲げ加工を行うことができる。
(5)本曲げ金型装置の第2抜き曲げ加工部には、第2曲げ上型150及び第2曲げ下型140が第2遠位位置に位置している際に、ショート被加工品とロング被加工品(ワーク)の縁部に対して抜き曲げ加工を行うとともに、第2曲げ上型150及び第2曲げ下型140が第2近位位置に位置している際には、抜き曲げ加工を行わない可動式の抜曲刃としての上抜曲刃132Aを備える。
この結果、本曲げ金型装置によれば、ショート被加工品及びロング被加工品に応じて可動式の抜曲刃による抜き曲げ加工を選択的に行うことができる。
(6)本実施形態の抜き金型装置と曲げ金型装置の組み合わせは、ショート被加工品とロング被加工品のいずれに対しても抜き加工と曲げ加工を行うことができる。
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・前記実施形態では、第1抜き下型20に対して第2抜き下型40に接近離間を行わせる駆動機構をシリンダ装置15により構成した。この構成に代えて、駆動機構を、電動モータと、該電動モータにて正逆回転駆動されるボールネジと、第2抜き下型40に設けられるとともに前記ボールネジに噛合するナット部材により構成するようにしてもよい。
・前記実施形態では、第1曲げ下型120に対して第2曲げ下型140を接近離間を行わせる駆動機構としてシリンダ装置115により構成した。この構成に代えて、駆動機構を、電動モータと、該電動モータにて正逆回転駆動されるボールネジと、第2曲げ下型140に設けられるとともに前記ボールネジに噛合するナット部材により構成するようにしてもよい。
・前記実施形態では、第1抜き曲げ加工部を、第2抜き下型40及び第2抜き上型50のみに設けたが、第2抜き下型40及び第2抜き上型50、並びに第1抜き下型20及び第1抜き上型30の両方に設けても良い。
又、第1抜き曲げ加工部を、第1抜き下型20及び第1抜き上型30のみに設けるようにしてもよい。
・前記実施形態では、第2抜き曲げ加工部を、第1曲げ上型130及び第1曲げ下型120のみに設けたが、第2抜き曲げ加工部を第2曲げ上型150及び第2曲げ下型140のワーク長さ方向に沿った両側部に設けてもよく、あるいは、第1曲げ上型130及び第1曲げ下型120、並びに第2曲げ上型150及び第2曲げ下型140のそれぞれに設けるようにしてもよい。
・前記実施形態では、第1曲げ下型120を、ワーク長さ方向において、第1抜き下型20よりも、長く形成し、第2曲げ下型140を、第2抜き下型40よりもワーク長さ方向において、短く形成した。この構成の代わりに、第1曲げ下型120を、ワーク長さ方向において、第1抜き下型20よりも、短く形成し、第2曲げ下型140を、第2抜き下型40よりもワーク長さ方向において、長く形成してもよい。
10…抜き金型装置、20…第1抜き下型、30…第1抜き上型、
40…第2抜き下型、50…第2抜き上型、
100…曲げ金型装置、120…第1曲げ下型、130…第1曲げ上型、
140…第2曲げ下型、150…第2曲げ上型。

Claims (6)

  1. ワーク長さ方向の一端部側のワークの縁部を抜き加工する第1抜き上型及び第1抜き下型と、
    前記第1抜き上型及び第1抜き下型に対し、ワーク長さ方向において近位の第1近位位置と遠位の第1遠位位置に移動可能に設けられるとともに、ワーク長さ方向のワークの他端部側の縁部を抜き加工する第2抜き上型及び第2抜き下型を備え、
    前記第1抜き上型及び第1抜き下型、並びに第2抜き上型及び第2抜き下型の少なくともいずれか一方の上下の型におけるワーク長さ方向に沿った両側部には、ワーク長さ方向に沿ったワークの縁部に対し、抜き加工と同時に曲げ加工を行う第1抜き曲げ加工部が設けられ、
    少なくとも第2抜き上型及び第2抜き下型が、第1遠位位置に位置したときにおいて前記ワークに対して加工を行った際、ワーク長さ方向に沿った前記ワークの縁部には抜き曲げ加工が行われない部位を残すことを特徴とする抜き金型装置。
  2. 前記第2抜き上型及び第2抜き下型を第1遠位位置と第1近位位置にそれぞれ位置した際にその位置に保持する第1保持手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の抜き金型装置。
  3. ワーク長さ方向の一端部側のワークの縁部を曲げ加工する第1曲げ上型及び第1曲げ下型と、
    前記第1曲げ上型及び第1曲げ下型に対しワーク長さ方向において近位の第2近位位置と遠位の第2遠位位置に移動可能に設けられるとともに、ワーク長さ方向の他端部側のワークの縁部を曲げ加工する第2曲げ上型及び第2曲げ下型を備え、
    前記第1曲げ上型及び第1曲げ下型、並びに第2曲げ上型及び第2曲げ下型の少なくともいずれか一方のワーク長さ方向に沿った両側部には、前工程でワークにおいて抜き曲げ加工された縁部の一部とオーバーラップするように設けられるとともに、前記ワークにおける抜き曲げ加工が行われなかった縁部に対し抜き加工と同時に曲げ加工を行う第2抜き曲げ加工部が設けられていることを特徴とする曲げ金型装置。
  4. 前記第2曲げ上型及び第2曲げ下型を第2遠位位置と第2近位位置にそれぞれ位置した際にその位置に保持する第2保持手段が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の曲げ金型装置。
  5. 前記第2抜き曲げ加工部には、前記第2曲げ上型及び第2曲げ下型が第2遠位位置に位置している際にワークの縁部に対して抜き曲げ加工を行うとともに、前記第2曲げ上型及び第2曲げ下型が第2近位位置に位置している際には、抜き曲げ加工を行わない可動式の抜曲刃を備えることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の曲げ金型装置。
  6. 請求項1又は請求項2の抜き金型装置と、前記抜き金型装置により加工が行われたワークに対して曲げ加工を行う請求項3乃至請求項5のうちいずれか1項に記載の曲げ金型装置を組み合わせたことを特徴とする抜き金型装置と曲げ金型装置の組み合わせ。
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