JP5592687B2 - ビニルアセタール樹脂の製造方法 - Google Patents
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一方、塩酸等の酸触媒を用いずにビニルアルコール系樹脂とアルデヒドを反応させると、実用的には70モル%以上のアセタール化度が求められているにもかかわらず、40モル%程度のアセタール化度を有するビニルアセタール樹脂しか得ることができなかった。更に、アセタール化反応を促進させるために高温に加熱すると、樹脂の主鎖が切断したり、昇温過程でアルデヒドによる副反応が起きたり、樹脂が着色してしまうことがあった。
本発明2は、酢酸ビニル系樹脂とアルデヒドとを含有する混合液を100〜400℃、0.5〜100MPaの高温高圧流体中でアセタール化反応させることによりビニルアセタール樹脂を製造する方法であって、酢酸ビニル系樹脂を100〜400℃、0.5〜100MPaに加熱、加圧する工程1、アルデヒドを、高温高圧流体と接触させることにより、100〜400℃、0.5〜100MPaに加熱、加圧する工程2、並びに、上記アルデヒドを回分式反応容器に圧入して上記酢酸ビニル系樹脂と混合し、攪拌してアセタール化反応させる工程3を有するビニルアセタール樹脂の製造方法である。
以下に本発明を詳述する。
しかしながら、反応部をライン状にする流通式反応装置ではスケールアップに際して反応流体中の温度ムラや攪拌不足といった不具合が起きやすくなってアセタール化反応が妨げられ、アセタール化度のばらつきが生じたり、樹脂詰まりによって生産性が低下したりすることがあった。
そこで、本発明者らは、流通式装置中で高温高圧流体と接触させて昇温、加圧したアルデヒドを、ビニルアルコール系樹脂又は酢酸ビニル系樹脂を仕込んだ高温の回分式反応容器内に圧入して該ビニルアルコール系樹脂又は酢酸ビニル系樹脂とアルデヒドとを混合し、高温高圧流体中で攪拌してアセタール化反応を行うことで、スケールアップに際しても温度ムラや樹脂詰まりが抑えられ、高アセタール化度のビニルアセタール樹脂を効率よく得ることができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
上記ビニルアルコール系樹脂は、完全けん化ビニルアルコール系樹脂であってもよく、部分けん化ビニルアルコール系樹脂であってもよい。また、上記ビニルアルコール系樹脂としては、エチレン−ビニルアルコール共重合体、部分けん化エチレン−ビニルアルコール共重合体等、ビニルアルコールと共重合可能なモノマーとビニルアルコールとの共重合体も用いることができる。
上記酢酸ビニル系樹脂は特に限定されず、例えば、酢酸ビニル単独重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等が挙げられる。
上記ビニルアルコール系樹脂は、水等の媒体を用い、溶液又は懸濁液の状態で回分式反応容器に仕込むことが好ましい。
上記工程2において上記アルデヒドを昇温する方法としては、上記アルデヒド、及び、上記高温高圧流体を液送ポンプにて別々の耐圧性の反応管ラインに投入し、合流させる方法を用いることができる。
上記酢酸ビニル系樹脂は、水等の媒体を用い、溶液又は懸濁液の状態で回分式反応容器に仕込むことが好ましい。
上記工程2において上記アルデヒドを昇温する方法としては、上記アルデヒド、及び、上記高温高圧流体を液送ポンプにて別々の耐圧性の反応管ラインに投入し、合流させる方法を用いることができる。
図1に示す回分式反応装置を用いてビニルアセタール樹脂を製造した。
ビニルアルコール樹脂(重合度500)及び水をセパラブルフラスコにて加熱、攪拌して得られた10wt%のビニルアルコール樹脂水溶液をタンクAに投入した。スラリーポンプを用いて、タンクAから、10wt%のビニルアルコール樹脂水溶液70gを、200℃に加熱した容積100ccの耐圧性の回分式反応容器に送り込み、バルブAを閉めた。このとき系内の圧力は1.2MPaとなった。水をタンクBに、ブチルアルデヒドをタンクCに投入し、それぞれ加圧ポンプにて流速20g/分で耐圧性のラインに流し、ブチルアルデヒドを高温水と合流させて200℃に加熱しながら加圧し、圧力が3.5MPaとなったところでバルブBを開放して加熱アルデヒド/水混合液40gを回分式反応容器に送り込み、バルブBを閉めた。回分式反応容器内の圧力は、圧力調整弁で調整して15.5MPaとした。3時間攪拌しながら反応を行った後、回分式反応容器を室温まで冷却し、ポリビニルブチラールを含有する混合液を得た。
図1に示す回分式反応装置を用いてビニルアセタール樹脂を製造した。
ビニルアルコール樹脂(重合度500)及び水をセパラブルフラスコにて加熱、攪拌して得られた10wt%のビニルアルコール樹脂水溶液をタンクAに投入した。スラリーポンプを用いて、タンクAから、10wt%のビニルアルコール樹脂水溶液70gを、160℃に加熱した容積100ccの耐圧性の回分式反応容器に送り込み、バルブAを閉めた。このとき系内の圧力は1.0MPaとなった。水をタンクBに、ブチルアルデヒドをタンクCに投入し、それぞれ加圧ポンプにて流速20g/分で耐圧性のラインに流し、ブチルアルデヒドを高温水と合流させて200℃に加熱しながら加圧し、圧力が1.5MPaとなったところでバルブBを開放して加熱アルデヒド/水混合液40gを回分式反応容器に送り込み、バルブBを閉めた。回分式反応容器内の圧力は、圧力調整弁で調製して8.0MPaとした。1時間攪拌しながら反応を行った後、反応容器を室温まで冷却し、ポリビニルブチラールを含有する混合液を得た。
図1に示す回分式反応装置を用いてビニルアセタール樹脂を製造した。
ビニルアルコール樹脂(重合度2000)及び水をセパラブルフラスコにて加熱、攪拌して得られた10wt%のビニルアルコール樹脂水溶液をタンクAに投入した。スラリーポンプを用いて、タンクAから、10wt%のビニルアルコール樹脂水溶液70gを、200℃に加熱した容積100ccの耐圧性の回分式反応容器に送り込み、バルブAを閉めた。このとき系内の圧力は1.5MPaとなった。水をタンクBに、ブチルアルデヒドをタンクCに投入し、それぞれ加圧ポンプにて流速20g/分で耐圧性のラインに流し、ブチルアルデヒドを高温水と合流させて200℃に加熱しながら加圧し、圧力が3.5MPaとなったところでバルブBを開放して加熱アルデヒド/水混合液40gを回分式反応容器に送り込み、バルブBを閉めた。回分式反応容器内の圧力は、圧力調整弁で調整して15.5MPaとした。3時間攪拌しながら反応を行った後、反応容器を室温まで冷却し、ポリビニルブチラールを含有する混合液を得た。
図1に示す回分式反応装置を用いてビニルアセタール樹脂を製造した。
ビニルアルコール樹脂(重合度2000)及び水をセパラブルフラスコにて加熱、攪拌して得られた10wt%のビニルアルコール樹脂水溶液をタンクAに投入した。スラリーポンプを用いて、タンクAから、10wt%のビニルアルコール樹脂水溶液1400gを、200℃に加熱した容積2000ccの耐圧性の回分式反応容器に送り込み、バルブAを閉めた。このとき系内の圧力は1.5MPaとなった。水をタンクBに、ブチルアルデヒドをタンクCに投入し、それぞれ加圧ポンプにて流速100g/分で耐圧性のラインに流し、ブチルアルデヒドを高温水と合流させて200℃に加熱しながら加圧し、圧力が3.5MPaとなったところでバルブBを開放して加熱アルデヒド/水混合液800gを回分式反応容器に送り込み、バルブBを閉めた。回分式反応容器内の圧力は、圧力調整弁で調整して15.5MPaとした。3時間攪拌しながら反応を行った後、反応容器を室温まで冷却し、ポリビニルブチラールを含有する混合液を得た。
図1に示す回分式反応装置を用いてビニルアセタール樹脂を製造した。
酢酸ビニル樹脂粉末(重合度2000)及び水をセパラブルフラスコにて攪拌して得られた10wt%の酢酸ビニル樹脂水分散液をタンクAに投入した。スラリーポンプを用いて、タンクAから、10wt%の酢酸ビニル樹脂水分散液70gを、200℃に加熱した容積100ccの耐圧性の回分式反応容器に送り込み、バルブAを閉めた。このとき系内の圧力は1.2MPaとなった。このまま3時間攪拌を行った。水をタンクBに、ブチルアルデヒドをタンクCに投入し、それぞれ加圧ポンプにて流速20g/分で耐圧性のラインに流し、ブチルアルデヒドを高温水と合流させて200℃に加熱しながら加圧し、圧力が3.5MPaとなったところでバルブBを開放して加熱アルデヒド/水混合液40gを回分式反応容器に送り込み、バルブBを閉めた。回分式反応容器内の圧力は、圧力調整弁で調整して15.5MPaとした。3時間攪拌しながら反応を行った後、回分式反応容器を室温まで冷却し、ポリビニルブチラールを含有する混合液を得た。
ビニルアルコール樹脂(重合度2000)及び水をセパラブルフラスコにて加熱、攪拌して得られた10wt%のビニルアルコール樹脂水溶液70g、並びに、ブチルアルデヒド20gを容積100ccの耐圧性の回分式反応容器に投入し、バルブを閉じて密閉状態としてから200℃に加熱した。反応容器内の温度は30分で200℃に到達し、圧力は8.0MPaとなった。3時間攪拌しながら反応を行った後、反応容器を室温まで冷却し、ポリビニルブチラールを含有する混合液を得た。
酢酸ビニル樹脂(重合度2000)及び水をセパラブルフラスコにて攪拌して得られた10wt%の酢酸ビニル樹脂水分散液70g、並びに、ブチルアルデヒド20gを容積100ccの耐圧性の回分式反応容器に投入し、バルブを閉じて密閉状態としてから200℃に加熱した。反応容器内の温度は30分で200℃に到達し、圧力は8.0MPaとなった。3時間攪拌しながら反応を行った後、反応容器を室温まで冷却し、ポリビニルブチラールを含有する混合液を得た。
連続式反応装置を用いてビニルアセタール樹脂を製造した。
10wt%のビニルアルコール樹脂(重合度2000)水溶液77g、及び、ブチルアルデヒド22gをセパラブルフラスコにて攪拌し得られた混合物を加圧フィーダーへ投入した。得られた混合物をフィーダーにて、加熱用流体である水を加圧ポンプにて流通式反応装置に送り込み、水の温度を250℃、反応部温度を200℃、系の圧力を8.5MPaとする条件で反応実験を行った。流通ラインの圧力は圧力調整弁で調整した。このとき合流部から反応部出口までの容積は100mlとし、反応部内部にはスタティックミキサーを設置した。原料を反応部に送り込む流量を0.45g/分、水を反応部に送り込む流量を0.1g/分とし反応処理時間が3時間となるようにし、ポリビニルブチラールを含有する混合液を得た。
図1に示す回分式反応装置を用いてビニルアセタール樹脂を製造した。
ビニルアルコール樹脂(重合度500)及び水をセパラブルフラスコにて加熱、攪拌して得られた10wt%のビニルアルコール樹脂水溶液をタンクAに投入した。スラリーポンプを用いて、タンクAから、10wt%のビニルアルコール樹脂水溶液70gを、90℃に加熱した容積100ccの耐圧性の回分式反応容器に送り込み、バルブAを閉めた。このとき系内の圧力は0.1MPaとなった。水をタンクBに、ブチルアルデヒドをタンクCに投入し、それぞれ加圧ポンプにて流速20g/分で耐圧性のラインに流し、ブチルアルデヒドを高温水と合流させて90℃に加熱しながら加圧し、圧力が3.5MPaとなったところでバルブBを開放して加熱アルデヒド/水混合液40gを回分式反応容器に送り込み、バルブBを閉めた。回分式反応容器内の圧力は、圧力調整弁で調整して15.5MPaとした。3時間攪拌しながら反応を行った後、回分式反応容器を室温まで冷却し、ポリビニルブチラールを含有する混合液を得た。
図1に示す回分式反応装置を用いてビニルアセタール樹脂を製造した。
ビニルアルコール樹脂(重合度500)及び水をセパラブルフラスコにて加熱、攪拌して得られた10wt%のビニルアルコール樹脂水溶液をタンクAに投入した。スラリーポンプを用いて、タンクAから、10wt%のビニルアルコール樹脂水溶液70gを410℃に加熱した容積100ccの耐圧性の回分式反応容器に送り込み、バルブAを閉めた。このとき系内の圧力は急激に上昇したので圧力調整弁で15.5MPaとした。水をタンクBに、ブチルアルデヒドをタンクCに投入し、それぞれ加圧ポンプにて流速20g/分で耐圧性のラインに流し、ブチルアルデヒドを高温水と合流させて400℃に加熱しながら加圧し、圧力が16.5MPaとなったところでバルブBを開放して加熱アルデヒド/水混合液40gを回分式反応容器に送り込み、バルブBを閉めた。回分式反応容器内の圧力は、圧力調整弁で調整して15.5MPaとした。3時間攪拌しながら反応を行った後、回分式反応容器を室温まで冷却し、ポリビニルブチラールを含有する混合液を得た。
図1に示す回分式反応装置を用いてビニルアセタール樹脂を製造した。
ビニルアルコール樹脂(重合度500)及び水をセパラブルフラスコにて加熱、攪拌して得られた10wt%のビニルアルコール樹脂水溶液をタンクAに投入した。スラリーポンプを用いて、タンクAから、10wt%のビニルアルコール樹脂水溶液70gを、120℃に加熱した容積100ccの耐圧性の回分式反応容器に送り込み、バルブAを閉めた。このとき系内の圧力は0.2MPaとなった。水をタンクBに、ブチルアルデヒドをタンクCに投入し、それぞれ加圧ポンプにて流速20g/分で耐圧性のラインに流し、ブチルアルデヒドを高温水と合流させて200℃に加熱しながら加圧し、圧力が3.5MPaとなったところでバルブBを開放して加熱アルデヒド/水混合液40gを回分式反応容器に送り込み、バルブBを閉めた。回分式反応容器内の圧力は、圧力調整弁で調整して0.2MPaとした。3時間攪拌しながら反応を行った後、回分式反応容器を室温まで冷却し、ポリビニルブチラールを含有する混合液を得た。
図1に示す回分式反応装置を用いてビニルアセタール樹脂を製造した。
酢酸ビニル樹脂粉末(重合度2000)及び水をセパラブルフラスコにて攪拌して得られた10wt%の酢酸ビニル樹脂水分散液をタンクAに投入した。スラリーポンプを用いて、タンクAから、10wt%の酢酸ビニル樹脂水分散液70gを、90℃に加熱した容積100ccの耐圧性の回分式反応容器に送り込み、バルブAを閉めた。このとき系内の圧力は0.1MPaとなった。このまま3時間攪拌を行った。水をタンクBに、ブチルアルデヒドをタンクCに投入し、それぞれ加圧ポンプにて流速20g/分で耐圧性のラインに流し、ブチルアルデヒドを高温水と合流させて90℃に加熱しながら加圧し、圧力が3.5MPaとなったところでバルブBを開放して加熱アルデヒド/水混合液40gを回分式反応容器に送り込み、バルブBを閉めた。回分式反応容器内の圧力は、圧力調整弁で調整して15.5MPaとした。3時間攪拌しながら反応を行った後、回分式反応容器を室温まで冷却し、ポリビニルブチラールを含有する混合液を得た。
実施例及び比較例で製造したポリビニルブチラール又はポリビニルブチラールを含有する混合液について、以下の評価を行った。結果を表1に示した。
実施例及び比較例で得られたポリビニルブチラールを含有する混合液にはポリビニルブチラール片が数個分散していた。その樹脂片を5個採取し、それぞれをジメチルスルホキシドに溶解し、水への沈殿を3回行ってから充分乾燥した後、重水素化ジメチルスルホキシドに再溶解し、1H−NMR測定によりブチラール化度を測定した。
実施例及び比較例で得られたポリビニルブチラールを含有する混合液を取り出し、ポリビニルブチラールの着色を目視にて評価した。白色である場合を「○」、黄又は茶色に着色している場合を「×」として評価した。
2 原料タンクB
3 原料タンクC
4 反応容器
5 バルブA
6 バルブB
7 流体加熱ヒーター
8 反応部加熱ヒーター
9 スラリーポンプ
10 高圧液送ポンプ
11 メッシュ
12 反応部攪拌機
13 圧力調整弁
Claims (3)
- ビニルアルコール系樹脂とアルデヒドとを含有する混合液を100〜400℃、0.5〜100MPaの高温高圧流体中でアセタール化反応させることによりビニルアセタール樹脂を製造する方法であって、
ビニルアルコール系樹脂を100〜400℃、0.5〜100MPaに加熱、加圧する工程1、
アルデヒドを高温高圧流体と接触させることにより、又は、アルデヒドを高温高圧流体と接触させ更に加熱及び加圧することにより、100〜400℃、0.5〜100MPaに加熱、加圧する工程2、並びに、
前記アルデヒドを、前記ビニルアルコール系樹脂を仕込んだ回分式反応容器に圧入して前記ビニルアルコール系樹脂と混合し、攪拌してアセタール化反応させる工程3を有する
ことを特徴とするビニルアセタール樹脂の製造方法。 - 酢酸ビニル系樹脂とアルデヒドとを含有する混合液を100〜400℃、0.5〜100MPaの高温高圧流体中でアセタール化反応させることによりビニルアセタール樹脂を製造する方法であって、
酢酸ビニル系樹脂を100〜400℃、0.5〜100MPaに加熱、加圧する工程1、
アルデヒドを高温高圧流体と接触させることにより、又は、アルデヒドを高温高圧流体と接触させ更に加熱及び加圧することにより、100〜400℃、0.5〜100MPaに加熱、加圧する工程2、並びに、
前記アルデヒドを、前記酢酸ビニル系樹脂を仕込んだ回分式反応容器に圧入して前記酢酸ビニル系樹脂と混合し、攪拌してアセタール化反応させる工程3を有する
ことを特徴とするビニルアセタール樹脂の製造方法。 - 高温高圧流体は、水、低級アルコール、二酸化炭素からなる群より選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1又は2記載のビニルアセタール樹脂の製造方法。
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