JP5588408B2 - 美白剤 - Google Patents
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Description
この色素沈着やシミ、ソバカス等は、一般に皮膚の紫外線暴露による刺激やホルモンの異常又は遺伝的要素等によって皮膚内に存在する色素細胞(メラノサイト)が活性化されメラニン生成が亢進した結果生じるものと考えられている。このメラニン生成亢進のメカニズムは複雑であるが、メラニンは酵素チロシナーゼの作用により生合成され、チロシナーゼのドーパオキシダーゼ活性はメラニン生成のメカニズムに深く関与していることが知られている(非特許文献1)。
さらに、ドーパオキシダーゼ活性を抑制し、美白作用を有する植物エキスも報告されている。例えば、トウセンダン(Melia toosendan Sieb. et Zucc.)、ソウカ(Amomum tsao-ka Crevost et Lemaire)、セネシオ グラシリス(Senecio gracilis)及びコクリロ(Veratrum nigrum L.)(特許文献1)、セイヨウトウキ(Angelica archangelica)、ハナミズキ(Benthamidia florida)、カンスイ(Euphorbia kansui Liou)、ヌルデ(Rhus chinensis Mill.)、オカゼリ(Cnidium monnieri(L.)Cuss.)、キンミズヒキ(Agrimonia pilosa Ledeb.)、ロウロ(Diuranthera minor(C.H.Wright)Hemsl.)及びセイヨウメギ(Berberis aristata)(特許文献2)、イヌカラマツ、タイワンコマツナギ及びチョウセンアサガオ(特許文献3)、ならびにザクロ(Punica granatum)花(特許文献4)が知られている。
しかしながら、より効果の高い皮膚美白剤の開発が求められている。
(1)下記式(I)
R1及びR2は、同一又は異なって、ヒドロキシル基、又は炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基を表すか、あるいはR1及びR2は、一緒になってメチレンジオキシ基を形成し、
R3及びR4は、同一又は異なって、ヒドロキシル基、又は炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基を表すか、あるいはR3及びR4は、一緒になってメチレンジオキシ基を形成し、
R5は水素原子、ヒドロキシル基、炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基、炭素数1〜4のアシル基、又は(D−アピオ−β−D−フラノシル)オキシ、(β-D−グルコピラノシル)オキシ、(3−O,4−O−ジメチル−D−キシロピラノシル)オキシ、(2−O,3−O,4−O−トリメチル−β−D−キシロピラノシル)オキシ、(3−O−メチル−β−D−グルコピラノシル)オキシから選択される糖残基を表し、
R6とR7は水素原子であり且つR8とR9は一緒になって酸素原子を表すか、又はR8とR9は水素原子であり、且つR6とR7は一緒になって酸素原子を表す。〕
で示される化合物又はその塩を有効成分とするドーパオキシダーゼ活性抑制剤。
(2)上記R1及びR2がいずれも炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基を表し、且つ上記R3及びR4が一緒になってメチレンジオキシ基を形成するか、あるいは該R1及びR2が一緒になってメチレンジオキシ基を形成し、且つ該R3及びR4がいずれも炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基を表す、(1)記載のドーパオキシダーゼ活性抑制剤。
(3)上記R1〜R4における炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基がメトキシである、(2)記載のドーパオキシダーゼ活性抑制剤。
(4)上記R5が水素原子、ヒドロキシル基、メトキシ、エトキシ、アセチルオキシ、(D−アピオ−β−D−フラノシル)オキシである、(1)〜(3)のいずれか1に記載のドーパオキシダーゼ活性抑制剤。
(5)下記式(I)
R1及びR2は、同一又は異なって、ヒドロキシル基、又は炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基を表すか、あるいはR1及びR2は、一緒になってメチレンジオキシ基を形成し、
R3及びR4は、同一又は異なって、ヒドロキシル基、又は炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基を表すか、あるいはR3及びR4は、一緒になってメチレンジオキシ基を形成し、
R5は水素原子、ヒドロキシル基、炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基、炭素数1〜4のアシル基、又は(D−アピオ−β−D−フラノシル)オキシ、(β-D−グルコピラノシル)オキシ、(3−O,4−O−ジメチル−D−キシロピラノシル)オキシ、(2−O,3−O,4−O−トリメチル−β−D−キシロピラノシル)オキシ、(3−O−メチル−β−D−グルコピラノシル)オキシから選択される糖残基を表し、
R6とR7は水素原子であり且つR8とR9は一緒になって酸素原子を表すか、又はR8とR9は水素原子であり、且つR6とR7は一緒になって酸素原子を表す。〕
で示される化合物又はその塩を有効成分とするメラニン生成抑制剤。
(6)下記式(I)
R1及びR2は、同一又は異なって、ヒドロキシル基、又は炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基を表すか、あるいはR1及びR2は、一緒になってメチレンジオキシ基を形成し、
R3及びR4は、同一又は異なって、ヒドロキシル基、又は炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基を表すか、あるいはR3及びR4は、一緒になってメチレンジオキシ基を形成し、
R5は水素原子、ヒドロキシル基、炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基、炭素数1〜4のアシル基、又は(D−アピオ−β−D−フラノシル)オキシ、(β-D−グルコピラノシル)オキシ、(3−O,4−O−ジメチル−D−キシロピラノシル)オキシ、(2−O,3−O,4−O−トリメチル−β−D−キシロピラノシル)オキシ、(3−O−メチル−β−D−グルコピラノシル)オキシから選択される糖残基を表し、
R6とR7は水素原子であり且つR8とR9は一緒になって酸素原子を表すか、又はR8とR9は水素原子であり、且つR6とR7は一緒になって酸素原子を表す。〕
で示される化合物又はその塩を有効成分とする美白剤。
炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、エトキシメチル、エトキシエチル、プロポキシメチル、プロポキシエチル、ブトキシメチルが挙げられ、このうち、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ及びブトキシが好ましく、メトキシ及びエトキシがより好ましい。
炭素数1〜4のアシル基としては、ホルミルオキシ、アセチルオキシ、プロピオニルオキシ及びブチリルオキシが挙げられ、このうち、アセチルオキシ及びプロピオニルオキシが好ましく、アセチルオキシがより好ましい。
糖残基としては、(D−アピオ−β−D−フラノシル)オキシ、(β-D−グルコピラノシル)オキシ、(3−O,4−O−ジメチル−D−キシロピラノシル)オキシ、(2−O,3−O,4−O−トリメチル−β−D−キシロピラノシル)オキシ、(3−O−メチル−β−D−グルコピラノシル)オキシが挙げられ、このうち(D−アピオ−β−D−フラノシル)オキシが好ましい。
ジャスチシジンA(4,6,7−トリメトキシ−9−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)ナフト[2,3−c]フラン−1(3H)−オン)
ジャスチシジンB(6,7−ジメトキシ−9−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)ナフト[2,3−c]フラン−1(3H)−オン)
ジャスチシジンC(4−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−6,7,9−トリメトキシナフト[2,3−c]フラン−1(3H)−オン)
レトロジャスチシジンB(6,7−ジメトキシ−4−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)ナフト[2,3−c]フラン−1(3H)−オン)
ジャスチシジンE(4−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−6,7−メチレンジオキシナフト[2,3−c]フラン−1(3H)−オン)
ツベルクラチン((−)−4−[(D−アピオ−β−D−フラノシル)オキシ]−9−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−6,7−ジメトキシ−1H−ナフト[2,3−c]フラン−3−オン)
ジフィリン(4−ヒドロキシ−6,7−ジメトキシ−9−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)ナフト[2,3−c]フラン−1(3H)−オン)
ジフィリンアピオシド(9−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−4−(D−アピオ−β−D−フラノシルオキシ)−6,7−ジメトキシナフト[2,3−c]フラン−1(3H)−オン)
ハプロミルトシド(9−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−7−ヒドロキシ−6−メトキシ−4−(D−アピオ−β−D−フラノシルオキシ)ナフト[2,3−c]フラン−1(3H)−オン)
ハプロミルチン(9−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−4,7−ジヒドロキシ−6−メトキシナフト[2,3−c]フラン−1(3H)−オン)
クレイスタンチンA(9−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−4−[(3−O,4−O−ジメチル−D−キシロピラノシル)オキシ]−6,7−ジメトキシナフト[2,3−c]フラン−1(3H)−オン)
クレイスタンチンB(9−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−4−(β−D−グルコピラノシルオキシ)−6,7−ジメトキシナフト[2,3−c]フラン−1(3H)−オン)
クレイスタンチンD(4−(2−O,3−O,4−O−トリメチル−β−D−キシロピラノシルオキシ)−6,7−ジメトキシ−9−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−1,3−ジヒドロナフト[2,3−c]フラン−1−オン)
ダウリノール(9−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−6−ヒドロキシ−7−メトキシナフト[2,3−c]フラン−1(3H)−オン)
イソダウリノール(9−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−7−ヒドロキシ−6−メトキシナフト[2,3−c]フラン−1(3H)−オン)
コリヌシン((+)−9−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−3a,4−ジヒドロ−6,7−ジメトキシナフト[2,3−c]フラン−1(3H)−オン)
タイワニンC(5−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)フロ[3',4':6,7]ナフト[2,3−d]−1,3−ジオキソール−6(8H)−オン)
タイワニンE(−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−9−ヒドロキシフロ[3',4':6,7]ナフト[2,3−d]−1,3−ジオキソール−6(8H)−オン)
フィランツスミンA(4,6−ジメトキシ−7−ヒドロキシ−9−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−1,3−ジヒドロナフト[2,3−c]フラン−1−オン)
ジャスチシジンF(5−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−9−メトキシフロ[3',4':6,7]ナフト[2,3−d]−1,3−ジオキソール−6(8H)−オン)
4−エトキシ−6,7−ジメトキシ−9−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)ナフト[2,3−c]フラン−1(3H)−オン
4−アセトキシ−6,7−ジメトキシ−9−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)ナフト[2,3−c]フラン−1(3H)−オン
(3aR)−3a,4−ジヒドロ−6,7−ジメトキシ−9−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)ナフト[2,3−c]フラン−1(3H)−オン
(3aS)−3a,4−ジヒドロ−6,7−ジメトキシ−9−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)ナフト[2,3−c]フラン−1(3H)−オン
4−(3−O−メチル−β−D−グルコピラノシルオキシ)−6,7−ジメトキシ−9−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)ナフト[2,3−c]フラン−1(3H)−オン
また、上記に挙げたジャスチシジン類の配糖体も本発明化合物の好ましい例として挙げられる。
2-bromo-5,6-dimethoxybenzaldehydeとエチレングリコールとの反応から得られたアセタール化合物を、塩基性条件下で3,4-(methylenedioxy)benzaldehydeと反応させ、さらにDEADCと加温条件下で反応を行ない、最後にNaBH4による還元を行なうことで目的化合物を得ることができる。
ジャスチシジンBの合成
2-bromo-5,6-dimethoxybenzaldehydeとエチレングリコールの反応から得られたアセタール化合物を、塩基性条件下で3,4-(methylenedioxy)benzaldehydeと反応させ、無水マレイン酸と酸性条件下加熱し、最後にNaBH4による還元を行なうことで目的化合物を得ることができる。
ジャスチシジンAの合成
ジフィリンに対して塩基性条件下、ヨウ化メチルを作用させることで目的化合物得ることが出来る。
または、第5版実験化学講座16第42頁に記載されているように、ジフィリンを出発物質として、ジフィリンの水酸基を一般的なアシル化方法によりアシル化することで4−アセトキシ−6,7−ジメトキシ−9−(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)ナフト[2,3−c]フラン−1(3H)−オンを得ることができる。
Haplophyllum patavinum、及びCleistanthus Collinusからの単離は、Chem.Pharm.Bull.,2002,50:844−846、及びTetrahedron,1969,25:2815−2821に記載の方法に従って行えばよく、これらの植物から単離される化合物としてジャスチシジンB、ジフィリン、クレイスタンチンAが挙げられる。
より具体的には、ハグロソウ又はキツネノマゴの任意の部位、好ましくはハグロソウの場合は全草、キツネノマゴの場合は全草を必要に応じて乾燥、粉砕したものを抽出にかけ、得られた抽出物を、必要に応じて濃縮及び夾雑物を除去し、カラムクロマトグラフィー精製する。
具体的には、ハグロソウ又はキツネノマゴの抽出物、好ましくは親水性有機溶剤抽出物に、水及び/又は疎水性有機溶媒等の溶媒を添加し、混合、撹拌、振とう、遠心分離等の物理的手段を行ったのち、活性成分が主として含まれる疎水性画分(層)の回収を行う。適宜この操作を1〜3回繰り返し行ってもよい。集めた疎水性画分は、次いでカラムクロマトグラフィーに供される。
上記水−疎水性有機溶媒混合液中の水と疎水性有機溶媒との混合割合は、特に限定されないが、水(v):疎水性有機溶媒(v)=1:0.1〜1:10、より1:0.1〜1:5とするのが好ましい。
上記添加溶媒の使用量は、特に限定されないが、抽出液の乾固物1gに対して、10〜100mLであるのが好ましい。また、温度は、4〜80℃であるのが好ましく、10〜40℃、さらに10〜30℃であるのがより好ましい。
カラムクロマトグラフィーでは、例えば、ヘキサン−酢酸エチルで酢酸エチル比率0%から100%まで60分間でグラジエントをかけ、その後酢酸エチル−メタノールでメタノール比率0%から10%まで30分間でグラジエントかけた後、100%メタノールで30分間溶出を行ない、この際ヘキサン/酢酸エチル=1/9比率付近から100%MeOHで溶出されてくる画分を取得すればよい。それらの画分はMeOHに不溶であるものと可溶であるものに分離することができ、MeOHに不溶であるものは0.1%ギ酸水溶液‐アセトニトリルの2層系で逆相HPLCにかけられ、20分間の50%アセトニトリルによる溶出でおよそ10分から15分付近に溶出されてくる画分を取得すればよい。一方MeOH可溶であるものは、0.1%ギ酸水溶液‐アセトニトリルの2層系で逆相HPLCにかけられ、16分間の35%アセトニトリルによる溶出でおよそ12分から15分付近に溶出されてくる画分を取得すればよい。
必要に応じて、得られた画分のドーパオキシダーゼ活性を測定することによって、目的の式(I)化合物を含む画分であることを確認することができる。ドーパオキシダーゼ活性の測定方法は、例えば後述の実施例に記載されるような方法に準じて行えばよい。
従って、式(I)化合物又はその塩により、ドーパオキシダーゼ活性を抑制する効果が得られるとともに、メラニン生成抑制効果、及び美白作用や紫外線被爆等による皮膚の色素沈着、シミ、ソバカス等の症状を予防、改善又は治療する効果を得ることができる。
すなわち、式(I)化合物又はその塩は、ドーパ−オキシダーゼ活性抑制のため、メラニン生成抑制のため、美白のため、又は皮膚の色素沈着、シミ、ソバカス等の症状を予防、改善、若しくは治療するために使用することができる。
これらの使用は、ヒト若しくは非ヒト動物、又はそれらに由来する組織、器官、細胞における使用であり得、また治療的使用であっても非治療的使用であってもよい。
また本発明は、式(I)化合物又はその塩を有効成分とするメラニン生成抑制剤を提供する。
また本発明は、式(I)化合物又はその塩を有効成分とする美白剤を提供する。
上記剤は、式(I)化合物又はその塩から本質的に構成されていてもよい。
好ましくは、当該医薬又は医薬部外品は、皮膚外用剤の形態であり得る。
また、当該化粧料は、式(I)化合物又はその塩のドーパオキシダーゼ活性抑制作用作用が失われない限り、他の有効成分や化粧成分、例えば、保湿剤、美白剤、紫外線保護剤、細胞賦活剤、洗浄剤、角質溶解剤、メークアップ成分(例えば、化粧下地、ファンデーション、おしろい、パウダー、チーク、口紅、アイメーク、アイブロウ、マスカラ、その他)等を含有していてもよい。
化粧料とする場合の形態としては、クリーム、乳液、ローション、懸濁液、ジェル、パウダー、パック、シート、パッチ、スティック、ケーキ等、化粧料に使用され得る任意の形態が挙げられる。好ましくは、上記化粧料は美白用化粧料である。
例えば、上述した皮膚外用剤である医薬若しくは医薬部外品又は皮膚外用化粧料は、式(I)化合物又はその塩を、単独で、又は外用剤、外用医薬品、医薬部外品若しくは皮膚化粧料に通常配合される添加剤と組み合わせることにより調製することができる。当該添加剤としては、油又は油状物質(油脂類、ロウ類、高級脂肪酸類、精油類、シリコーン油類等)、保湿剤(グリセロール、ソルビトール、ゼラチン、ポリエチレングリコール等)、粉体(チョーク、タルク、フラー土、カオリン、デンプン、ゴム等)、色素、乳化剤、可溶化剤、洗浄剤、紫外線吸収剤、増粘剤、薬効成分、香料、樹脂、防菌防黴剤、他の植物抽出物(生薬、漢方薬、ハーブ類)、アルコール類、多価アルコール類、無機酸(重炭酸塩、炭酸塩、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム等)、有機酸(コハク酸、グルタル酸、フマル酸、グルタミン酸、リンゴ酸、クエン酸、アスコルビン酸等)、ビタミン類(ビタミンA類、ビタミンE類、ビタミンB類、ビタミンC、葉酸等)、水溶性高分子、アニオン性界面活性剤(アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩等)、カチオン性界面活性剤(アルキル四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩等)、非イオン性界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル等)、両性界面活性剤(アルキル基を有するイミダゾリン系、カルボベタイン系等)等が挙げられる。
また本発明は、細胞のメラニン生成を抑制する方法を提供する。当該方法は、メラニン生成能を有し且つメラニン生成を抑制したい細胞に、式(I)化合物又はその塩を添加する工程を含む。
投与又は摂取の対象としては、ドーパオキシダーゼ活性の抑制を必要とする動物が挙げられる。あるいは、投与又は摂取の対象としては、メラニン生成抑制や美白を所望する動物、又は皮膚の色素沈着、シミ、ソバカス等の症状の予防、改善、若しくは治療することを所望する動物が挙げられる。動物は、好ましくはヒト又は非ヒト哺乳動物であり、より好ましくはヒトである。
ハグロソウ500gを50%エタノール(5L)で抽出し、溶媒を濃縮して、抽出固形分44gを得た。得られた抽出固形分を、水と酢酸エチルを用いて液液分配を行い、酢酸エチル層4.7g(収率11%)を得た。後述する実施例1と同様の手順で水層及び酢酸エチル層のドーパオキシダーゼ活性を測定し、活性が酢酸エチル層に集約されていることを確認した。
酢酸エチル層をさらにシリカゲルカラムにより分画した。シリカゲルカラムとしてHi−Flushカラム(4L、山善製)を用いた。まずヘキサン100%で10分間流した後、ヘキサン−酢酸エチルで酢酸エチル比率0%から100%まで60分間グラジエントをかけ、その後酢酸エチル−メタノールでメタノール比率0%から10%まで30分間でグラジエントをかけた後、最後に100%メタノールで30分間溶出した。流速30mL/minで流して2分ごとに分画を行なった後、各フラクションのTLC分析より、Rf値の近いものをそれぞれまとめることで7画分を得た。上記の手順で各画分のドーパオキシダーゼ活性を測定し、画分(4)(0.8g、収率1.8%)と画分(7)(1.91g、収率4.3%)の2画分に活性が集約していることを確認した。画分(4)に関しては、さらにMeOH添加による沈殿物にドーパオキシダーゼ活性が集約していることを確認した。
一方、画分(7)に関しては、この内470mgを用いてさらにHPLCによる分画を行なった。カラムはInertsil ODS−3(10×250mm、ジーエルサイエンス社製)を用い、流速7.5mL/min、検出波長254nm、0.1%ギ酸水溶液−アセトニトリルで、アセトニトリル比率35%で20分間溶出した。ピークに応じて分画し、画分(10)、画分(11)、画分(12)を得たが、画分(11)(14.1mg、収率0.13%)にドーパオキシダーゼ活性があることを確認した。
正常ヒト新生児表皮由来メラノサイト(NHEMs;クラボウ社)を96ウェルプレートに1×104細胞/ウェル(100μL/ウェル)の細胞密度で播種し、37℃、5%CO2下にて培養した。培地には、PMA(−)の増殖用添加剤(HMGS)を含むMedium 254を用いた。
3日間培養した後、それぞれ培地中終濃度で1nMになるように調整したEndothelin−1(ET−1)、SCF、α−MSH、Histamine、PGE2とともに、表4に記載の各化合物を同表に記載の終濃度となるように培地に添加し、37℃、5%CO2の条件下で3日間培養を行った。コントロールとしては、同量のDMSO溶液を添加した。
培養終了後、アラマーブルー(インビトロジェン社)試薬を20μL/ウェルで添加し、2〜3時間インキュベートした後、培地の蛍光強度を測定して細胞呼吸活性を測定した。その後、細胞をPBSで洗浄し、抽出バッファー(0.1M Tris−HCL(pH7.2)、1% NP−40、0.01%SDS、100μM PMSF、1μg/mアプロチニン)を20μL/ウェル、Assay Buffer(4%ジメチルホルムアミド、100mM Sodium phosphate−buffered(pH7.1))を20μL/ウェル添加し、4℃、3時間で細胞を可溶化し、ドーパオキシダーゼ活性の測定を行った。ドーパオキシダーゼ活性測定は、MBTH法(Winder A. et al., Eur.J. Biochem., 1991, 198:317-326)を参考に、以下の方法で行った。
可溶化した細胞溶液の各ウェルに、上記Assay Bufferを80μL、20.7mM MBTH(3−メチル−2−ベンゾチアゾリノンヒドラゾン)溶液を60μL、基質として5mM L−ドーパ(L−ジヒドロキシフェニルアラニン)溶液を40μL、それぞれ加え、37℃で30〜60分反応させた後、その呈色反応を490nmの吸光度で測定した(N=3)。測定値をコントロールの結果に対する相対値として表した。
ET−1とSCFを終濃度10nMで添加したEPI−100−NMM113培地を用いて、三次元培養皮膚モデル(MEL300A)を37℃、5%CO2条件下にて培養した。培養初日より、各化合物の100%DMSO溶液を、終濃度が0.5μMになるように添加した。コントロールとしては、同量のDMSO溶液を添加した。培地交換は3日に一度行った。14日後に、アラマーブルー試薬を用いて細胞呼吸活性を測定した。続いて三次元培養皮膚を培養支持体であるカップごとPBSで洗浄し、ピンセットで皮膚シートを剥離してチューブに移し、さらにPBSで3回洗浄した。50%エタノールで3回、100%エタノールで2回洗浄した後、室温で一晩放置して完全に乾燥させた。最終的に2M NaOHを200μL加えた後で100℃にて溶解させ、遠心分離によって得られた上清について405nmの測定波長で吸光度を測定し、メラニン量を算出した。測定値をコントロールの結果に対する相対値として表した。
Claims (6)
- 下記式(I)
R1及びR2は、同一又は異なって、ヒドロキシル基、又は炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基を表すか、あるいはR1及びR2は、一緒になってメチレンジオキシ基を形成し、
R3及びR4は、同一又は異なって、ヒドロキシル基、又は炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基を表すか、あるいはR3及びR4は、一緒になってメチレンジオキシ基を形成し、
R5は水素原子、ヒドロキシル基、炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基、炭素数1〜4のアシル基、又は(D−アピオ−β−D−フラノシル)オキシ、(β-D−グルコピラノシル)オキシ、(3−O,4−O−ジメチル−D−キシロピラノシル)オキシ、(2−O,3−O,4−O−トリメチル−β−D−キシロピラノシル)オキシ、(3−O−メチル−β−D−グルコピラノシル)オキシから選択される糖残基を表し、
R6とR7は水素原子であり且つR8とR9は一緒になって酸素原子を表すか、又はR8とR9は水素原子であり、且つR6とR7は一緒になって酸素原子を表す。〕
で示される化合物又はその塩を有効成分とするドーパオキシダーゼ活性抑制剤。 - 下記式(I)
R1及びR2は、同一又は異なって、ヒドロキシル基、又は炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基を表すか、あるいはR1及びR2は、一緒になってメチレンジオキシ基を形成し、
R3及びR4は、同一又は異なって、ヒドロキシル基、又は炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基を表すか、あるいはR3及びR4は、一緒になってメチレンジオキシ基を形成し、
R5は水素原子、ヒドロキシル基、炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基、炭素数1〜4のアシル基、又は(D−アピオ−β−D−フラノシル)オキシ、(β-D−グルコピラノシル)オキシ、(3−O,4−O−ジメチル−D−キシロピラノシル)オキシ、(2−O,3−O,4−O−トリメチル−β−D−キシロピラノシル)オキシ、(3−O−メチル−β−D−グルコピラノシル)オキシから選択される糖残基を表し、
R6とR7は水素原子であり且つR8とR9は一緒になって酸素原子を表すか、又はR8とR9は水素原子であり、且つR6とR7は一緒になって酸素原子を表す。〕
で示される化合物又はその塩を有効成分とするメラニン生成抑制剤。 - 下記式(I)
R1及びR2は、同一又は異なって、ヒドロキシル基、又は炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基を表すか、あるいはR1及びR2は、一緒になってメチレンジオキシ基を形成し、
R3及びR4は、同一又は異なって、ヒドロキシル基、又は炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基を表すか、あるいはR3及びR4は、一緒になってメチレンジオキシ基を形成し、
R5は水素原子、ヒドロキシル基、炭素数1〜5の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基、炭素数1〜4のアシル基、又は(D−アピオ−β−D−フラノシル)オキシ、(β-D−グルコピラノシル)オキシ、(3−O,4−O−ジメチル−D−キシロピラノシル)オキシ、(2−O,3−O,4−O−トリメチル−β−D−キシロピラノシル)オキシ、(3−O−メチル−β−D−グルコピラノシル)オキシから選択される糖残基を表し、
R6とR7は水素原子であり且つR8とR9は一緒になって酸素原子を表すか、又はR8とR9は水素原子であり、且つR6とR7は一緒になって酸素原子を表す。〕
で示される化合物又はその塩を有効成分とする美白剤。 - 前記R1及びR2がいずれも炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基を表し、且つ前記R3及びR4が一緒になってメチレンジオキシ基を形成するか、あるいは該R1及びR2が一緒になってメチレンジオキシ基を形成し、且つ該R3及びR4がいずれも炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基を表す、請求項1〜3のいずれか1項記載の剤。
- 前記R1〜R4における炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐のアルコキシ基がメトキシである、請求項1〜4のいずれか1項記載の剤。
- 前記R5が水素原子、ヒドロキシル基、メトキシ、エトキシ、アセチルオキシ、(D−アピオ−β−D−フラノシル)オキシである、請求項1〜5のいずれか1項記載の剤。
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