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JP5582337B2 - 電動工具 - Google Patents

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Description

本発明は電動工具に関し、特に高張力ボルトを締め付けるボルト締付機に関する。
従来から、橋梁、鉄骨建築物等の工事において、構造材料同士を接合する方法として、高張力ボルトを用いた摩擦接合による施工方法がある。この高張力ボルトを締結する工具としては、特許文献1に記載されているボルト締付機が例示される。
図13に示す従来のシャーレンチ101においては、電源コード125が図示せぬ電源と接続しトリガ121Aが押下されることにより、モータハウジング102内の整流子モータ103が回転する。この回転力が回転駆動伝達機構104によってインナーソケット161及びアウターソケット163に伝達し、図示せぬ高張力ボルトのチップとナットとに係合して、互いに逆回転することにより図示せぬ高張力ボルトを締結する。
特開2004―001233
上述のシャーレンチ101は、高所の作業で使用されることが多いため、シャーレンチ101の小型化に対するニーズがあった。特に、整流子モータ103の出力軸の延出方向における厚み(積厚)が厚いことにより締結材料からの突出部分とモータハウジング102とが干渉することがあった。その場合には、作業者は突出部分とモータハウジング102との干渉を避けるために、シャーレンチ101を垂直方向から傾けて使用する必要があり、作業性が悪くなっていた。
そこで本発明は、モータハウジングの延出方向のサイズを小型化した電動工具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、ブラシレスモータを収容するモータハウジングと、該モータハウジングと接続されるハンドルハウジングと、該モータハウジングと接続され、該ブラシレスモータにより駆動される駆動力伝達部を収容するギヤケースと、を備え、該ブラシレスモータを駆動するためのスイッチング素子が設けられる基板を、該モータハウジングの外周面と該ハンドルハウジングの内周面との間に収容したことを特徴とする電動工具を提供している。
これらのような構成の電動工具によれば、従来の整流子モータよりも小型化されたブラシレスモータを採用するとともに、ブラシレスモータを制御するための基板をモータハウジングの外周面とハンドルハウジングの内周面との間に収容したことにより、モータハウジングの延出方向のサイズを小さくすることができる。
さらに、該ハンドルハウジングは、該モータハウジングの外周面の一部に被さり、該基板を収容する基板収容部を有することが好ましい。
さらに、該モータハウジング及び該ハンドルハウジングの一方は吸気口を有するとともに、他方は排気口を有し、該モータハウジングは該ハンドルハウジングの該基板を収容する部分に連通する通路を有し、該ブラシレスモータの出力軸に取付けられたファンの回転によって該吸気口から取込まれた空気は、該ブラシレスモータと該基板とを冷却するように該通路を介して流れて該排気口から排出されるように構成したことが好ましい。
このような構成の電動工具によれば、振動が発生するブラシレスモータ及び出力部と基板とは互いに別のハウジングに収納されているため、基板に伝わる振動を軽減することができる。
また、本発明は、ハウジングと、該ハウジングから一方向に延出するモータハウジングと、該モータハウジング内に収容され該一方向に延びる出力軸を有するブラシレスモータと、該ハウジング内に収容され、該一方向と交わる向きに延び、ブラシレスモータの該出力軸により駆動される駆動力伝達部と、該ハウジングの該駆動力伝達部の延出方向の端部に設けられ、該駆動力伝達部によって回転駆動される出力部と、該ハウジングから該一方向に延出し、該モータハウジングに対して反出力部側に位置するハンドル部と、該ブラシレスモータを制御するために、該ハンドル部内であって該ハンドル部の延出方向の端部に配置された略矩形状の基板と、を有することを特徴とする電動工具をさらに提供する。
このような構成の電動工具によれば、従来の整流子モータよりも小型化されたブラシレスモータを採用するとともに、ブラシレスモータを制御するための基盤がハンドル部の一方向の端部に配置されているため、モータハウジングの延出方向のサイズを小さくすることができ、モータハウジングが被加工部材からの突起などと当接するのを避けることができる。
さらに、該ハンドル部の該一方向の端面から該ブラシレスモータ駆動のための電源ケーブルが接続されており、該ハンドル部内には、該ブラシレスモータへの電源の供給と遮断とを切り替えるトリガスイッチが設けられていて、該モータハウジングと該ハンドル部とは該一方向端部で接続していることが好ましい。
このような構成の電動工具によれば、ハンドル部の一方向の端面に電源ケーブルが接続され、ハンドル部内にトリガスイッチが設けられていて、モータハウジングとハンドル部とは一方向端部で接続しているため、基板の近傍にブラシレスモータ、トリガスイッチ、電源ケーブルが位置することとなり、ハンドル部内及びモータハウジング内の配線を効率的に行うことができる。
本発明の電動工具によれば、モータハウジングの延出方向のサイズを小型化した電動工具を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るボルト締付機の側面断面図。 本発明の第1の実施の形態に係るボルト締付機であって高張力ボルトと嵌合した状態のソケット部近傍の部分断面図。 本発明の第1の実施の形態に係るボルト締付機であって高張力ボルトを締め付けた状態のソケット部近傍の部分断面図。 本発明の第1の実施の形態に係るボルト締付機の正面図。 本発明の第1の実施の形態に係るボルト締付機の図1のV−V線に沿った断面図。 本発明の第2の実施の形態に係るボルト締付機の側面断面図。 本発明の第2の実施の形態に係るボルト締付機の側面図。 本発明の第2の実施の形態に係るボルト締付機の正面部分断面図。 本発明の第2の実施の形態に係るボルト締付機の正面図。 本発明の第2の実施の形態に係るボルト締付機の底面図。 本発明の第3の実施の形態に係るボルト締付機の側面部分断面図。 本発明の第3の実施の形態に係るボルト締付機の正面図。 従来のボルト締付機の断面図。
本発明の第1の実施の形態に係る電動工具について図1から5に基づき説明する。以下、電動工具の一例として、ボルト締付機をもとに説明する。ボルト締付機たるシャーレンチ1は、ハウジング2と、ブラシレスモータ3と、回転駆動伝達機構4と、ボルトチップ排出機構5と、ソケット部6とから構成される。
ハウジング2は、シャーレンチ1の外郭を成し、主にモータハウジング2Aと、ギヤケース2Bと、ハンドルハウジング2Cとから構成されている。モータハウジング2Aは、ギヤケース2Bの長手方向と略直交する方向にギヤケース2Bから延出されて構成されている。以下、ギヤケース2Bからモータハウジング2Aが延出される方向を下方向と定義し、反対側を上方向と定義する。ギヤケース2Bの長手方向であってギヤケース2Bに対してソケット部6が設けられている方向を前方向と定義し、反対側を後方向と定義する。上下方向、前後方向と直交する方向(図1の紙面と直交する方向)を左右方向と定義する。
モータハウジング2Aは、上下方向に延びる筒状の樹脂部材によって構成されていて、上部に第1排気口2bが形成され、下部に複数の吸気口2aが形成されている。モータハウジング2Aは、ハンドルハウジング2Cの前側にギヤケース2Bから下側に延出しており、その内部にはブラシレスモータ3が内蔵されている。ブラシレスモータ3は、上下方向に延びる回転軸31と、冷却ファン32と、制御基板33と、ローター35と、ステーター36とから主に構成される。冷却ファン32は回転軸31上に同軸的に固定されている。制御基板33は、ブラシレスモータ3の下方に設けられていて、制御基板33上にはローター35の位置検出のためのホール素子33Aなどが設けられている。回転軸31の先端には上方に延びる出力軸31Aが設けられており、出力軸31Aにはピニオンギヤ31Bが形成されている。回転軸31はモータベアリング34に回転可能に支承されている。
図5に示すように、ローター35は回転軸31に同軸的に固定されており、4つの永久磁石35Aが設けられている。ステーター36は、モータハウジング2Aの内周面に設けられた複数のリブに支持されるとともに、6つのコイル36Aを有し、それぞれのコイル36Aの間には空隙36aが形成されている。ステーター36の外周面とモータハウジング2Aとの間にも隙間36bが形成されている。この空隙36a及び隙間36bを冷却ファン32による冷却風が流れることにより、ブラシレスモータ3が冷却される。
ギヤケース2Bはアルミ製(金属製)であって、内部に、回転駆動伝達機構4と、ボルトチップ排出機構5等が内蔵されている。回転駆動伝達機構4は前後方向に延び、ギヤ機構7と、遊星ギヤ機構8とにより構成される。ギヤケース2B内の後部には、ロッドカバー24が配置されている。ロッドカバー24には、後述のロッド51の後端部が挿入される挿入孔24aが前後方向に貫通して形成される。挿入孔24aは、その内径が後述のロッド51の外径より僅かに大きくなるように形成されている。図4に示すように、ギヤケース2Bとモータハウジング2Aとは、ネジ(ビス)29で互いに固定されている。
ギヤ機構7は、遊星ギヤ機構8とブラシレスモータ3との間に介在しており、ピニオンギヤ31Bと噛合する第一ギヤ71と、第一ギヤ71に噛合する第二ギヤ部72と、第二ギヤ部72と噛合する第三ギヤ部73とから主に構成されている。第一ギヤ71は平ギヤであり、回転軸31の回転軸と平行な回転軸を有し、ハウジング2に回転可能に支持されている。第二ギヤ部72は、平ギヤであり第一ギヤ71と噛合する第二ギヤ72Aと第二ギヤ72Aと同軸一体回転する第一傘歯ギヤ72Bとを有している。第二ギヤ部72の回転軸は、第一ギヤ71と平行で、ハウジング2にベアリングを介して回転可能に支承されている。また第二ギヤ部72には、内部に後述のプレートロッド55が挿通される孔が上下方向に貫通している。第三ギヤ部73は、傘歯ギヤであり第一傘歯ギヤ72Bと噛合する第二傘歯ギヤ73Aと、第二傘歯ギヤ73Aの前側に位置し第二傘歯ギヤ73Aと同軸一体回転する第一太陽ギヤ73Bとを有している。第3ギヤ部73は、ベアリングを介してロッドカバー24に回転可能に支承されている。第三ギヤ部73は、その回転軸中心位置に前後方向に貫通する貫通孔が形成され、後述のロッド51が挿入されている。
遊星ギヤ機構8は、第一遊星ギヤ81、第二遊星ギヤ82、第三遊星ギヤ83、及びこれら第一〜第三遊星ギヤ81〜83のリングギヤとなる外周部8Aとから構成されている。第一遊星ギヤ81は、第三ギヤ部73の前方に配置され、第一太陽ギヤ73Bを太陽ギヤとし外周部8Aをリングギヤとして公転しており、第一太陽ギヤ73Bの回転を減速して出力する第二太陽ギヤ81Aを有している。第二遊星ギヤ82は、第一遊星ギヤ81の前方に配置され、第二太陽ギヤ81Aを太陽ギヤとし外周部8Aをリングギヤとして公転しており、第二太陽ギヤ81Aの回転を減速して出力する第三太陽ギヤ82Aを有している。第三遊星ギヤ83は、第二遊星ギヤ82の前方に配置され、第三太陽ギヤ82Aを太陽ギヤとし外周部8Aをリングギヤとして公転しており、第三太陽ギヤ82Aの回転を減速して出力する出力部83Aを有している。
出力部83Aは前端が開口しており、内部に後述のインナーソケット61を収容可能であって後述するウエイト52が収容されているソケット収容空間83aを有している。ソケット収容空間83aの内周には、前後方向に延びる複数の凹部から構成されるスプライン受部83Bが設けられている。また内周において、前端部分には後述の押さえボール61Cを受入れ可能なボール受部83bが形成されている。第一〜第三遊星ギヤ81〜83には、それぞれ前後方向に貫通する貫通孔が形成されており、第三遊星ギヤ83の貫通孔はソケット収容空間83a内に開口し、第一遊星ギヤ81の貫通孔の後端は第一太陽ギヤ73B前端側に開口し、第三ギヤ部73の貫通孔に連通している。
外周部8Aは、第一〜第三遊星ギヤ81〜83とのそれぞれと噛合するギヤを有し、第三遊星ギヤ83にベアリングを介して支持されている。故に外周部8Aは、ハウジング2に対して回転可能であると共に前後動不能である。
ボルトチップ排出機構5は、ロッド51と、ウエイト52と、ウエイト52を前方に付勢するウエイト付勢バネ53と、バネ54と、プレートロッド55と、プレート56とから主に構成されている。ロッド51は、外径が挿入孔24aより略小径の棒状に構成されており、先端がウエイト52に固定される。ロッド51の後端側には凹部51aが形成され、凹部51aを含む後端がソケット収容空間83a内から第一〜第三遊星ギヤ81〜83に形成された貫通孔、及び第三ギヤ部73に形成された貫通孔を貫通して、挿入孔24a内に配置されている。ウエイト52は、ウエイト付勢バネ53を受ける座部52Aと、座部52Aの前端に位置してロッド部の先端を構成する付勢部52Bとから構成されており、ソケット収容空間83a内に配置されている。ウエイト付勢バネ53は、ソケット収容空間83a内に配置され、前端が座部52Aに着座すると共に後端がソケット収容空間83aの後端面に着座してウエイト52を前側へと付勢している。
ギヤケース2Bの後方に位置するバネ54は、ロッドカバー24に支持されている。プレートロッド55は棒状に構成されており、第二ギヤ部72に形成された孔内に長手方向を上下方向として配置されており、上端が後述のプレート56の一端と当接可能であり、下端が後述のレバー23と当接可能な位置に配置されている。
プレート56は、バネ54とプレートロッド55との間に設けられていて、バネ54によって下側に付勢されている。プレート56には挿入孔24aより僅かに大きい貫通孔56aが形成されており、ロッド51が挿通可能となっている。図1に示す状態(レバー23が回動していない状態)では、貫通孔56aの中心と挿入孔24aの中心はずれていて、プレート56の一部が挿入孔24aの一部を塞いでいる。この状態でレバー23が引かれて上方に回動することにより、プレートロッド55がレバー23に押されて上方へ移動し、プレート56はバネ54に抗って上方へと移動する。プレート56が上方へと移動することにより貫通孔56aの中心と挿入孔24aの中心とが一致する。
ソケット部6は主にインナーソケット61とソケット付勢バネ62とアウターソケット63とから構成されている。インナーソケット61は、スプライン部61Aと、チップ付勢部61Bと、押さえボール61Cとを有し、ソケット収容空間83a内に収容可能に構成されている。インナーソケット61の前方にはチップ保持空間61aが形成されている。インナーソケット61の外周面における前後方向の略中心位置に、後述のインナーソケット規制部材63Aと当接する段部が設けられている。
図2に示すように、チップ保持空間61aはインナーソケット61前端に開口して高張力ボルト11のボルトチップ11A(bolt tip)を収容・保持する構成を採っており、内周面にボルトチップ11Aのスプライン形状と嵌合するスプライン溝が形成されている。故にインナーソケット61とボルトチップ11Aとは共回りすることが可能になる。インナーソケット61においてチップ保持空間61aの底面となる部分には、ウエイト52の付勢部52Bが貫通してチップ保持空間61a内に突出可能な開孔61bが形成されている。またインナーソケット61において開孔61bの後方には、ウエイト52の座部52Aを収容可能な座部収容空間61cが形成されている。
スプライン部61Aは、インナーソケット61外周の後端側に設けられており、ソケット収容空間83a内のスプライン受部83Bと係合している。これにより、インナーソケット61は出力部83Aに対して前後動可能かつ回転不能となり、インナーソケット61は出力部83Aと一体回転する。
チップ付勢部61Bは、チップ保持空間61a内周面に開口する孔内に配置されたボールと該ボールを付勢するバネとから構成されている。このボールがバネにより付勢されてチップ保持空間61a内に突出することによりチップ保持空間61a内に収容されたボルトチップ11Aと当接してボルトチップ11Aを保持することができる。
押さえボール61Cは、インナーソケット61の外周面と座部収容空間61c内周面とを貫通する孔内に上下方向に移動可能に配置されている。座部52Aが座部収容空間61c内に収容された状態で、押さえボール61Cが座部52A外周と当接してインナーソケット61外周面から突出する構成を採っている。よってインナーソケット61が出力部83Aの前方に位置した状態で座部52Aが座部収容空間61c内に位置することにより(図1に示す状態)、押さえボール61Cの一部がインナーソケット61外周面より突出してボール受部83bに挿入される。この状態でインナーソケット61をソケット収容空間83a内に挿入しようとしても、ボール受部83bに受入れられた押さえボール61Cの一部がスプライン受部83Bに引っ掛かるため、インナーソケット61の後方への移動が規制される(図3に示す状態)。座部52Aを座部収容空間61cから退出させることにより、押さえボール61Cが座部収容空間61c内に突出可能になると共にボール受部83bから退出可能になり、インナーソケット61の後方への移動が可能になる(図2に示す状態)。
ソケット付勢バネ62は、内部にウエイト52及びウエイト付勢バネ53を収容した状態でソケット収容空間83aに収容される。ソケット付勢バネ62は、前端がインナーソケット61に当接し、後端がソケット収容空間83aの後端面に当接するように構成されている。ソケット付勢バネ62によりインナーソケット61は前方へと付勢される。
アウターソケット63は、外周部8Aの前端部分に装着されて外周部8Aと一体回転し、ナット保持空間63aが形成され、インナーソケット規制部材63Aを備えている。ナット保持空間63aは、アウターソケット63前端に開口して内部にナット12と係合可能である。故にアウターソケット63とナット12とは共回りすることができる。インナーソケット規制部材63Aはナット保持空間63aの後端面位置に規定されており、インナーソケット61の前端部分のみが挿通可能な開孔63bを有している。インナーソケット61の前端部分が開孔63bを貫通した状態では、インナーソケット61の段部がインナーソケット規制部材63Aに当接するため、インナーソケット規制部材63Aによってインナーソケット61がソケット付勢バネ62の付勢力によりナット保持空間63a内に脱落することを防止している。
ハンドルハウジング2Cは左右方向の中央から2つに分断される2つ割ハウジングであって、左右それぞれのハンドルハウジングは図4の一点鎖線に対して線対称になるように構成される。ハンドルハウジング2Cは断面形状略コ字状であって、上部でネジ(ビス)26によってギヤケース2Bに固定されており、下部でネジ(ビス)27によってモータハウジング2Aの下端部に固定されている。また、ネジ(ビス)28にて左右方向逆側に位置する2つ割のハンドルハウジング2Cと固定されている。ハンドルハウジング2C内には、回路基板収容空間2cが形成されており、回路基板収容空間2c内にブラシレスモータ3を制御する回路基板22が配置されている。ハンドルハウジング2Cの内部には、冷却ファン32が収容されている空間と回路基板収容空間2cとを繋ぐ通路2dが形成されている。ハンドルハウジング2Cの後面には、複数の第2排気口2eが形成されていて、冷却ファン32からの冷却風は通路2dを通って第2排気口2eより外部に排出される。ハンドルハウジング2Cにはブラシレスモータ3への電源の供給を切替えるトリガ21が設けられており、下部からは、図示せぬ外部電源に接続される電源コード25が延出している。
回路基板22は、回転駆動伝達機構4が延びる前後方向のソケット部6が設けられている側とは反対側の端部に配置される。回路基板22は略長方形であって上下左右方向に延び、ハンドルハウジング2C内面から突出する支持部2F及び図示せぬリブによって支持されている。回路基板22の前面には、複数のスイッチング素子22Aと、マイクロコンピュータ22Bとが配置されている。スイッチング素子22Aは、基板に形成された図示せぬ孔を通るネジによって、基板に固定されている。スイッチング素子22A及びマイクロコンピュータ22Bは、高い熱伝導率を有する伝熱部材22Cによってギヤケース2Bに接続されている。スイッチング素子22A及びマイクロコンピュータ22Bの発熱は伝熱部材22Cを介してギヤケース2Bに伝達されるため、スイッチング素子22A及びマイクロコンピュータ22Bの冷却効率を上げることができる。
通路2d内にはレバー23が配置され、その一部がハンドルハウジング2Cの外部に突出している。レバー23は、ボルトチップ排出機構5を操作するためのものであり、作業者に引かれることにより上方へと回動して、プレートロッド55をバネ54の付勢力に抗して上方に移動させる。
次にシャーレンチ1の高張力ボルト11締め付け動作について説明する。高張力ボルト11及びナット12(図2)をチップ保持空間61a及びナット保持空間63aに挿入していない状態においては、図1に示されるように、インナーソケット61がソケット付勢バネ62により前方へと付勢されてインナーソケット61の前端部分がナット保持空間63a内に突出している。またウエイト52及びロッド51がウエイト付勢バネ53により前方へと付勢されて座部52Aが座部収容空間61c内に収容されると共に付勢部52Bがチップ保持空間61a内に突出している。
図2に示されるように、被加工部材たる鋼板Sに高張力ボルト11及びナット12を仮止めした状態で、ボルトチップ11Aをチップ保持空間61a内に挿入すると共にナット12をナット保持空間63a内に挿入する。ボルトチップ11Aをチップ保持空間61aに収容することにより、ボルトチップ11Aが付勢部52Bに当接し、ウエイト付勢バネ53の付勢力に抗してロッド51及びウエイト52を後方へ移動させる。これによって、座部52Aが座部収容空間61c内から退出するため、インナーソケット61がアウターソケット63に対して後方へと移動可能になる。この状態で、ナット12がナット保持空間63a内に挿入されることにより、ナット12がインナーソケット61に当接し、ソケット付勢バネ62の付勢力に抗してインナーソケット61及びウエイト52、ロッド51が後方へと移動する。この移動に伴ってロッド51の後端部分に位置する凹部51aがプレート56の貫通孔56aに引っ掛かり、ウエイト52、ロッド51の前方への移動が規制される。
この状態でトリガ21を引くことによりブラシレスモータ3が駆動して冷却ファン32も回転する。これにより、吸気口2aから吸入された冷却風は制御基板33、ホール素子33A、及びブラシレスモータ3を冷却する。そして、その一部は第1排気口2bにより外部に排出されるが、残りの冷却風は通路2dを通過して回路基板22上のスイッチング素子22A及びマイクロコンピュータ22Bを冷却し、第2排気口2eから外部に排出される。
同時に、ブラシレスモータ3の駆動力が回転駆動伝達機構4を介してソケット部6に伝達し、アウターソケット63に対しインナーソケット61を相対回転させる。そして、高張力ボルト11に対してナット12を締め付け、更にブラシレスモータ3を駆動して図3に示されるように、ボルトチップ11Aを高張力ボルト11からネジ切るように剪断する。この剪断により、高張力ボルト11に対してナット12を所定のトルクで締め付けることが可能になる。
高張力ボルト11にナット12を締め付けた後に、シャーレンチ1を高張力ボルト11から外すと、インナーソケット61はソケット付勢バネ62により前方へと付勢されるが、ウエイト52はロッド51の凹部51aが貫通孔56aに引っ掛かることで前方への移動が規制されているため、ナット12を締め付けた状態の位置と同じ位置に止まる。よって図3に示されるように、インナーソケット61からウエイト52までの間に隙間が発生する。またチップ保持空間61aに収容されているボルトチップ11Aは、チップ付勢部61Bにより付勢されているため、チップ保持空間61aから脱落することが抑制されている。
この状態でレバー23を引き、バネ54の付勢力に抗ってプレート56を上方へと移動させることにより、貫通孔56aと凹部51aとの引っ掛かりが解かれる。ウエイト付勢バネ53の付勢力によりウエイト52が瞬間的に前進して付勢部52Bがチップ保持空間61a内のボルトチップ11Aに接触し、ボルトチップ11Aをチップ保持空間61a内から叩き出し、次の締め付けに備えることができる。
上述のシャーレンチ1によると、前後方向に延びる回転駆動伝達機構4の延出方向端部に回路基板22が配置されているため、シャーレンチ1の上下方向のサイズ(積厚)を小さくすることができる。
さらに、伝熱部材22Cによってスイッチング素子22A及びマイクロコンピュータ22Bとアルミ製のギヤボックス2Bとが繋がれているため、スイッチング素子22A及びマイクロコンピュータ22Bを効率的に冷却することができる。
次に本発明の第2の実施の形態について図6から10を参照しながら説明する。シャーレンチ201の回転駆動伝達機構4と、ボルトチップ排出機構5と、ソケット部6の構造は第1の実施の形態のシャーレンチ1と同一であるため、図示及び説明を省略する。また、第1の実施の形態と同一の構成は、同一の符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態に係るシャーレンチ201のハウジング202は、モータハウジング202A(図8,9)と、ギヤケース202Bと、モータハウジング202Aの一部と重なるように構成されるハンドルハウジング202Cとから構成される。具体的には、図9に示すように、シャーレンチ201の正面から見て、モータハウジング202Aの左側面はハンドルハウジング202Dと重なっている(点線がモータハウジング202A)。
図8及び9に示すように、モータハウジング202Aは、第1の実施の形態と同様に上下方向に延びる筒状の樹脂部材によって構成されていて、その内部にブラシレスモータ3が収容されている。モータハウジング202Aの下面には、モータハウジング202Aとハンドルハウジング202Cとを連通させる通路202aが形成されている。通路202aは、ブラシレスモータ3の回転軸31の円周方向に並んで複数形成されていて、冷却ファン32の回転により発生した冷却風が通過する。
ギヤケース202Bはアルミ製であって、前後方向に延びている。ギヤケース202Bから下方に向けて、モータハウジング202A及びハンドルハウジング202Cが延出している。ギヤケース202Bからモータハウジング202Aが延出する基部には、冷却ファン32の冷却風を排出する排気口202bが左右それぞれ2箇所ずつの合計4箇所形成されている(図6,9)。排気口202bを前後方向にそれぞれ形成することで、冷却ファン32の排気抵抗が低減されてより多くの冷却風を取り込むことができる。ギヤケース202Bとモータハウジング202Aとは、ネジ(ビス)207で互いに固定されている(図6)。
ハンドルハウジング202Cは、左右方向の中央から2つに分断される2つ割ハウジングにより構成される。具体的には、ハンドルハウジング202Cは、左側の左ハンドルハウジング202Dと、右側の右ハンドルハウジング202Eとを組み合わせることにより構成される(図9)。左ハンドルハウジング202Dは、図7に示すように略コ字状に形成されていて、その前側部分にはモータハウジング202Aの左側外周面を覆う回路基板収容部202Fが規定され、回路基板収容部202Fの後方にはトリガ21が設けられるハンドル部202Gが規定される。回路基板収容部202Fには、複数の吸気口202cが形成されている。図8に示すように、回路基板収容部202F内には、略長方形の回路基板222がその延出方向がブラシレスモータ3の回転軸31に沿うように配置されている。図7,9,10の点線は、回路基板222及びスイッチング素子22A、マイクロコンピュータ22Bの配置を示す。図8に示すように、回路基板222上のスイッチング素子22A及びマイクロコンピュータ22Bは、基板からの突出方向が回転軸31の半径方向外方向かうように、即ち回路基板222の吸気口202c側に取付けられている。これにより、吸気口202cからの冷却風が直接スイッチング素子22Aやマイクロコンピュータ22Bに当たるため、それらの冷却効率を上げることができる。回路基板222から延びる配線は、制御基板33、後述のスイッチ機構226(図6)、及び電源ケーブル25と接続している。回路基板222は、図示せぬ複数のリブによって左ハンドルハウジング202Dに支持されている。
ハンドル部202Gの内部には、トリガ21の押下に連動してブラシレスモータ3への電源の切替えを行うスイッチ機構226が内蔵されている。左ハンドルハウジング202Dは、ネジ(ビス)203によってモータハウジング202Aに固定されている。また、左ハンドルハウジング202Dは複数のネジ(ビス)204にて右ハンドルハウジング202Eと固定され(図7)、ネジ(ビス)205(図10)及びネジ(ビス)208(図6)にてギヤケース202Bと固定されている。
右ハンドルハウジング202Eは、略L字状に形成され、図7の一点鎖線に対してハンドル部202Gと略線対称に構成される。右ハンドルハウジング202Eは、ネジ(ビス)206によってモータハウジング202Aに固定されており、ネジ205によってギヤケース202Bと固定されている(図10)。
次に、トリガ21押下時の冷却風の流れについて説明する。作業者がトリガ21を押下することにより、冷却ファン32(図8)が回転する。吸気口202cから取り込まれた冷却風は、回路基板222上のスイッチング素子22A及びマイクロコンピュータ22Bを冷却し、通路202aを通過してブラシレスモータ3を冷却する。その後、冷却風は排気口202bより外部に排出される。
上述のシャーレンチ201によると、回路基板222がブラシレスモータ3の回転軸31に沿うように配置されているため、シャーレンチ201の上下方向におけるサイズを小さくすることができる。
さらに、ブラシレスモータ3はモータハウジング202Aに収容され、回転駆動伝達機構4はギヤケース202Bに収容され、回路基板222はハンドルハウジング202Cに収容されている。このように、振動が発生するブラシレスモータ3及び回転駆動伝達機構4と回路基板222とは互いに別のハウジングに収納されているため、回路基板222に伝わる振動を軽減することができる。
次に本発明の第3の実施の形態について図11及び12を参照しながら説明する。シャーレンチ301の回転駆動伝達機構4と、ボルトチップ排出機構5と、ソケット部6の構造は第1の実施の形態のシャーレンチ1と同一であるため、図示及び説明を省略する。また、第1の実施の形態と同一の構成は、同一の符号を付して説明を省略する。
第3の実施の形態に係るシャーレンチ301のハウジング302は、モータハウジング302Aと、ギヤケース302Bと、ハンドルハウジング302Cとから構成される。
モータハウジング302Aは、第1の実施の形態と同様に上下方向に延びる筒状の樹脂部材によって構成されていて、その内部にブラシレスモータ3が収容されている(図11)。モータハウジング302Aの下面には、モータハウジング302Aとハンドルハウジング302Cとを連通させる通路302aが形成されている。通路302aは、ブラシレスモータ3の回転軸31の円周方向に複数形成されていて、冷却ファン32の回転により発生した冷却風が通過する。モータハウジング302Aは、ネジ(ビス)306によってギヤケース302Bに固定されている。
ギヤケース302Bはアルミ製であって、前後方向に延びている。ギヤケース302Bから下方に向けて、モータハウジング302A及びハンドルハウジング302Cが延出している。ギヤケース302Bからモータハウジング302Aが延出する基部には、冷却ファン32の冷却風を排出する略矩形状の前方排気口302bが前方に向けて開口している(図12)。また、前方排気口302bの後方には、左右1箇所ずつ後方排気口302cがそれぞれ形成されている(図11)。
ハンドルハウジング302Cは、モータハウジング302Aの後方に位置し、ギヤケース302Bから下方に延出している。ハンドルハウジング302Cとモータハウジング302Aとは、モータハウジング302Aの端部で互いに接続している。ハンドルハウジング302Cは、左右方向の中央から2つに分断される2つ割ハウジングであって、左右それぞれのハンドルハウジングは図12の一点鎖線に対して線対称になるように構成される。ハンドルハウジング302Cには、トリガ21及びレバー23が設けられているハンドル部302Dと、ハンドル部302Dと接続しハンドル部302Dの下方に位置する回路基板収容部302Eとが規定される。回路基板収容部302Eは、前方から後方に向けて斜め下方向に傾斜するように設けられている。ハンドル部302Dの内部には、図示せぬスイッチ機構が設けられている。回路基板収容部302Eには、複数の吸気口302dが形成されている。回路基板収容部302E内には、略長方形の回路基板322がその延出方向がブラシレスモータ3の回転軸31と直交するように配置されている。図11に示すように、回路基板322上のスイッチング素子22A及び図示せぬマイクロコンピュータは、基板からの突出方向が下方に向かうようにかつ吸気口302dの鉛直方向位置と一致する位置に取付けられている。これにより、吸気口302dからの冷却風が直接スイッチング素子22Aや図示せぬマイクロコンピュータに当たるため、冷却効率を上げることができる。回路基板322から延びる配線は、制御基板33、図示せぬスイッチ機構、及び電源ケーブル25と接続している。回路基板322は、リブ327によってハンドルハウジング302Cに支持されている。ハンドルハウジング302Cは、ネジ(ビス)303によってモータハウジング302Aに固定され、複数のネジ(ビス)304にて左右方向逆側に位置する2つ割のハンドルハウジング302Cと固定され、ネジ(ビス)305によってギヤケース302Bに固定されている。
次に、トリガ21押下時の冷却風の流れについて説明する。作業者がトリガ21を押下することにより、冷却ファン32が回転する。吸気口302dから取り込まれた冷却風は、回路基板322上のスイッチング素子22A及び図示せぬマイクロコンピュータを冷却し、通路302aを通過してブラシレスモータ3を冷却する。その後、冷却風は前方排気口302b及び後方排気口302cから外部に排出される。
上述のシャーレンチ301によれば、ハンドルハウジング302Cの延出方向の端部に回路基板322が配置されるため、モータハウジング302Aの上下方向のサイズを小さくすることができ、モータハウジング302Aが被加工部材からの突起などと当接するのを避けることができる。
さらに、ハンドルハウジング302Cの延出方向の端面に電源ケーブルが接続され、ハンドル部302D内に図示せぬスイッチ機構が設けられていて、モータハウジング302Aとハンドルハウジング302とはモータハウジング302Aの延出方向端部で互いに接続している。回路基板322の近傍にブラシレスモータ3、制御基板336、図示せぬスイッチ機構、電源ケーブル25が位置することとなり、ハンドルハウジング302C内及びモータハウジング302A内の配線を効率的に行うことができる。
本発明によるシャーレンチは上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。
また、本発明はシャーレンチ1,201,301において、ブラシレスモータ3を制御する回路基板22,222,322の位置を変更したが、シャーレンチ以外の電動工具、例えばハンマドリルやハンマのように出力部が前後方向に延び、その出力部と交わる向きにモータの回転軸が延びるような電動工具に適用してもよい。ハンマやハンマドリルの場合には、遊星ギヤ機構8がシリンダ及びピストンとなる。また、シリンダの先には、ドリルビット(先端工具)が着脱可能に固定される。
また、ブラシレスモータ3への給電は、電源コード25によって行う構造としたが、繰返し充電可能な充電池(バッテリ)によって給電する構成としてもよい。蓄電池は、ハンドルハウジング2Cの下部に配置するとよい。
また、本発明の第1の実施の形態では、ギヤケース2B及びハンドルハウジング2Cには第1排気口2bと第2排気口2eの2つの排気口が形成されていたが、第2排気口2eのみであっても良い。また、いずれか一方を閉塞可能に構成にしても良い。この場合は、冷却ファン32の排気抵抗を考慮して第2排気口2eの開口を大きくすることが好ましい。
また、本発明のギヤケース2B、202B、302Bは、アルミ製であったが、アルミ以外の金属、例えば鉄を含む合金やステンレスなどであっても良い。
1・・シャーレンチ 2・・ハウジング 2A・・モータハウジング 2B・・ギヤケース 2C・・ハンドルハウジング 3・・ブラシレスモータ 4・・回転駆動伝達機構 5・・ボルトチップ排出機構 6・・ソケット部 7・・ギヤ機構 8・・遊星ギヤ機構 8A・・外周部 11・・高張力ボルト 11A・・ボルトチップ 12・・ナット 21・・トリガ 22・・回路基板 22A・・スイッチング素子 22B・・マイクロコンピュータ 24・・ロッドカバー 25・・電源コード 26〜28・・ネジ 31・・回転軸 31A・・出力軸 31B・・ピニオンギヤ 32・・冷却ファン 33・・制御基板 34・・モータベアリング 35・・ローター 35A・・永久磁石 36・・ステーター 36A・・コイル 36a・・空隙 36b・・隙間 51・・ロッド 51a・・凹部 52・・ウエイト 52A・・座部 52B・・付勢部 53・・ウエイト付勢バネ 54・・バネ 55・・プレートロッド 56・・プレート 56a・・貫通孔 61・・インナーソケット 61A・・スプライン部 61B・・チップ付勢部 61C・・押さえボール 61a・・チップ保持空間 61b・・開孔 61c・・座部収容空間 62・・ソケット付勢バネ 63・・アウターソケット 63A・・インナーソケット規制部材 63a・・ナット保持空間 63b・・開孔 71・・第一ギヤ 72・・第二ギヤ部 72A・・第二ギヤ 72B・・第一傘歯ギヤ 73・・第三ギヤ部 73A・・第二傘歯ギヤ 73B・・第一太陽ギヤ 81・・第一遊星ギヤ 81A・・第二太陽ギヤ 82・・第二遊星ギヤ 82A・・第三太陽ギヤ 83・・第三遊星ギヤ 83A・・出力部 83B・・スプライン受部 83a・・ソケット収容空間 83b・・ボール受部 202・・ハウジング 202A・・モータハウジング 202B・・ギヤケース 202C・・ハンドルハウジング 202D・・左ハンドルハウジング 202E・・右ハンドルハウジング 202F・・回路基板収容部 202G・・ハンドル部 202a・・通路 202b・・排気口 202c・・吸気口 203〜206・・ネジ 302・・ハウジング 302A・・モータハウジング 302B・・ギヤケース 302C・・ハンドルハウジング 302D・・ハンドル部 302E・・回路基板収容部 302a・・通路 302b・・前方排気口 302c・・後方排気口 302d・・吸気口 303、304・・ネジ

Claims (5)

  1. ブラシレスモータを収容するモータハウジングと、
    該モータハウジングと接続されるハンドルハウジングと、
    該モータハウジングと接続され、該ブラシレスモータにより駆動される駆動力伝達部を収容するギヤケースと、を備え、
    該ブラシレスモータを駆動するためのスイッチング素子が設けられる基板を、該モータハウジングの外周面と該ハンドルハウジングの内周面との間に収容したことを特徴とする電動工具。
  2. 該ハンドルハウジングは、該モータハウジングの外周面の一部に被さり、該基板を収容する基板収容部を有することを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 該モータハウジング及び該ハンドルハウジングの一方は吸気口を有するとともに、他方は排気口を有し、
    該モータハウジングは該ハンドルハウジングの該基板を収容する部分に連通する通路を有し、
    該ブラシレスモータの出力軸に取付けられたファンの回転によって該吸気口から取込まれた空気は、該ブラシレスモータと該基板とを冷却するように該通路を介して流れて該排気口から排出されるように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動工具。
  4. ハウジングと、
    該ハウジングから一方向に延出するモータハウジングと、
    該モータハウジング内に収容され該一方向に延びる出力軸を有するブラシレスモータと、
    該ハウジング内に収容され、該一方向と交わる向きに延び、ブラシレスモータの該出力軸により駆動される駆動力伝達部と、
    該ハウジングの該駆動力伝達部の延出方向の端部に設けられ、該駆動力伝達部によって回転駆動される出力部と、
    該ハウジングから該一方向に延出し、該モータハウジングに対して反出力部側に位置するハンドル部と、
    該ブラシレスモータを制御するために、該ハンドル部内であって該ハンドル部の延出方向の端部に配置された略矩形状の基板と、を有することを特徴とする電動工具。
  5. 該ハンドル部の該一方向の端面から該ブラシレスモータ駆動のための電源ケーブルが接続されており、該ハンドル部内には、該ブラシレスモータへの電源の供給と遮断とを切り替えるトリガスイッチが設けられていて、該モータハウジングと該ハンドル部とは該一方向端部で接続していることを特徴とする請求項4に記載の電動工具。
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