[go: up one dir, main page]

JP5576155B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

使い捨ておむつ Download PDF

Info

Publication number
JP5576155B2
JP5576155B2 JP2010056944A JP2010056944A JP5576155B2 JP 5576155 B2 JP5576155 B2 JP 5576155B2 JP 2010056944 A JP2010056944 A JP 2010056944A JP 2010056944 A JP2010056944 A JP 2010056944A JP 5576155 B2 JP5576155 B2 JP 5576155B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaper
folded
sheet
post
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010056944A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011188970A (ja
Inventor
美帆 毛利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daio Paper Corp
Original Assignee
Daio Paper Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daio Paper Corp filed Critical Daio Paper Corp
Priority to JP2010056944A priority Critical patent/JP5576155B2/ja
Publication of JP2011188970A publication Critical patent/JP2011188970A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5576155B2 publication Critical patent/JP5576155B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Description

本発明は、後身頃および前身頃の一方側に廃棄用の後処理テープを備えた使い捨ておむつに関する。
近年、幼児用や老人用に使用される紙おむつは使い捨てのものが主流となっているが、この種の紙おむつの内、パンツ型のものについては、廃棄時に処理を容易とするために、後身頃にいわゆる後処理テープ50(60)が折り畳まれた状態で備えられている(図13参照)。
この後処理テープ50(60)は、廃棄時に紙おむつを小さく丸めた後に伸展し、自由端部の先端に設けられた止着部を胴開口部を越えた任意箇所に止着することにより、紙おむつを丸めた状態が解除されないようにするものである。前記後処理テープの構造としては、例えば下記特許文献1では、図14に示されるように、細帯状のテープファスナーとされ、固定用粘着剤層53を有しおむつの外面に固定される固定部50A、粘着剤層51を有する止着部50B、これらを繋ぐ中間部50Cからなり、未使用状態時にはこれら固定部50A、止着部50B及び中間部50Cが重なるように3つ折り状態で折り畳まれるとともに、前記止着部50Bの粘着剤層51が中間部50Cに剥離可能に接着され、かつ中間部50Cの固定部50A側の面に形成された粘着剤層52を固定部50Aの外面に剥離可能に接着するようにしている。
また、下記特許文献2では、図15に示されるように、テープファスナー60として、裏面シートに接合固定される固定部61と、おむつ廃棄時におむつを丸めて止着するための止着部62とからなり、該固定部61及び止着部62がそれぞれ台紙63、63’と該台紙63、63’の一面に粘着剤が塗着され形成された粘着層64、64’とからなるものが開示されている。
特開2001−258938号公報 特開平11−56904号公報
しかしながら、上記特許文献1、2記載の後処理テープ50(60)では、後処理テープを引き延ばすための摘み端部がおむつ外面に位置しているため、装着時に服や手などに引っ掛かったり、使用者が引っ張ったりして、後処理テープのめくれや剥離が生じやすかった。このめくれや剥離が生じた摘み部分が反り返ると、粘着剤層が剥き出しになり、意図しない部分にくっついて次第に粘着力が低下し、おむつ廃棄時におむつを丸めた状態に保持できないという問題があった。
また、上記特許文献1記載の後処理テープ50では、Z形に折り畳まれた中間部50Cに粘着剤層52が設けられているため、おむつ廃棄時におむつを丸めた状態で後処理テープ50を止着すると、この粘着剤層52が外側に剥き出しになり、ゴミ袋や手にくっついて捨てにくいという問題があった。
そこで本発明の主たる課題は、後処理テープの引っ掛かりやめくれを防止し、装着時や廃棄時に接合面が剥き出しになることのない使い捨ておむつを提供することにある。
上記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、装着者の腹側に位置する腹側部と、装着者の背側に位置する背側部と、前記腹側部と背側部の間であって装着者の股下に位置する股下部とから構成され、前記背側部のおむつ長手方向端部に廃棄用の後処理テープを備えた使い捨ておむつであって、
前記後処理テープは、おむつ外面に対して固定される固定部と、一方側面に接合手段を有する止着部と、これら固定部と止着部とを繋ぐ中間部とからなり、
前記中間部は弾性伸縮性を有し、前記止着部は未使用状態でおむつ長手方向端縁に対応する位置でおむつ内面側に折り返され、ウエスト部の内面に着脱可能としてあり、
前記後処理テープが備えられる背側部において、外装シートのバックシートは外装シートのおむつ長手方向両端において肌面側に折り返され、その端部が接合されない自由端部とされ、この自由端部をウエスト開口部側に折り返した構造とし、この折り返した自由端部が未使用状態の後処理テープの止着部の折返し部分に上側から重なるように構成したことを特徴とする使い捨ておむつが提供される。
上記請求項1記載の発明では、背側部のおむつ長手方向端部に備えられる廃棄用の後処理テープとして、おむつ外面に対して固定される固定部と、一方側面に接合手段を有する止着部と、これら固定部と止着部とを繋ぐ中間とからなるものを用い、前記中間部は弾性伸縮性を有し、前記止着部は未使用状態でおむつ長手方向端縁に対応する位置でおむつ内面側に折り返され、ウエスト部の内面に着脱可能としてあるものが使用されている。使用済みのおむつを廃棄する場合には、使用済みのおむつを股間側から丸め、前記接合手段のウエスト部内面への装着状態を解除し、そのまま丸めたおむつを周回させるように後処理テープを引っ張って、弾性伸縮性を有する中間部を伸張させた状態で、前記接合手段をおむつ外面に止着し丸めた状態を固定する。従って、従来の後処理テープのように、複数折り畳まれた状態を伸展して止着するものではないため、外面側に接合面が剥き出しになることがなく、剥き出しになった接合面がゴミ袋や手などにくっつくという不都合を生じることがなくなる。
また、前記止着部は未使用状態でおむつ長手方向端縁に対応する位置でおむつ内面側に折り返され、ウエスト部の内面に着脱可能とすることにより、未使用状態では後処理テープの摘み端部をおむつ内面に位置してあるため、装着時に後処理テープの摘み端部が服や手に引っ掛かってめくれるような事態が回避できる。また装着中においても使用者が摘み端部を引っ張って遊んだりすることができなくなり、後処理テープのめくれを防止できる。従って、後処理テープがめくれることによって接合面が剥き出しになることもなくなる。
更に、前記後処理テープが備えられる背側部において、外装シートのバックシートは外装シートのおむつ長手方向両端において肌面側に折り返され、その端部が接合されない自由端部とされ、この自由端部をウエスト開口部側に折り返した構造とし、この折り返した自由端部が未使用状態の後処理テープの止着部の折返し部分に上側から重なるように構成したため、装着中に止着部の先端が装着者の肌に直接当たらず、引っ掛かりや擦れが防止できるようになる。
請求項2に係る本発明として、前記中間部は、少なくともおむつ長手方向に弾性伸縮性を有する不織布又はプラスチックフィルムによって構成されている請求項1記載の使い捨ておむつが提供される。
上記請求項2記載の発明は、前記中間部が弾性伸縮性を有するようにするための具体的構成であり、前記中間部を少なくともおむつ長手方向に弾性伸縮性を有する不織布又はプラスチックフィルムによって構成するようにしたものである。
請求項3に係る本発明として、前記中間部は、最大伸張時に少なくとも200%の伸縮率を有する請求項1、2いずれかに記載の使い捨ておむつが提供される。
上記請求項3記載の発明は、前記中間部が最大伸長時に少なくとも200%の伸縮率を有することにより、おむつ廃棄時に丸めたおむつを巻回する後処理テープの長さを確保したものであり、これによりおむつを丸めた状態を堅固に固定することができる。
請求項4に係る本発明として、前記止着部は、中間で内側に折り返され、その折り返し部において所定幅で内面の合わせ面同士を接合することにより折り癖を付けてある請求項1〜3いずれかに記載の使い捨ておむつが提供される。
上記請求項4記載の発明は、前記止着部に内側の折り癖を付けることにより、未使用状態で止着部をウエスト部の内面に装着した状態を維持しやすくしたものであり、具体的には前記止着部を中間で内側に折り返し、その折り返し部において所定幅で内面の合わせ面同士を接合したものである。
請求項5に係る本発明として、前記止着部の接合手段は機械接合式のファスニングテープである請求項1〜4いずれかに記載の使い捨ておむつが提供される。
上記請求項5記載の発明では、前記止着部の接合手段として機械接合式のファスニングテープを用いることにより、止着力の維持を図るとともに、万一脱着したときのべた付きを予防したものである。
以上詳説のとおり本発明によれば、後処理テープの引っ掛かりやめくれを防止し、装着時や廃棄時に接合面が剥き出しになることのない使い捨ておむつが提供できるようになる。
本発明に係る使い捨ておむつ1の製品状態外観背面図である。 その肌面側の展開図である。 図1の非肌面側の展開図である。 図2のIV−IV線矢視図である。 図2のV−V線矢視図である。 製品状態における図2のIV−IV線矢視図である。 吸収性本体10と外装シート20との分解斜視図である。 外装シート20の展開図である。 図2のIX−IX線矢視図である。 後処理テープ30の側面図である。 伸張状態の後処理テープ30の側面図である。 廃棄要領を示す、(A)は手順1を示す斜視図、(B)は手順2を示す側面図である。 従来の後処理テープ50を装着した使い捨ておむつの斜視図である。 従来の後処理テープ50を示す、(A)は折り畳み状態図、(B)は粘着剤層の形成態様を分かり易くした模式図である。 従来の後処理テープ60を示す、(A)は折り畳み状態図、(B)は粘着剤層の形成態様を分かり易くした模式図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。なお、本発明における「おむつ長手方向」とは、おむつの腹側と背側を結ぶ方向(おむつ展開時の前後方向)を意味し、「おむつ幅方向」及び「おむつ周方向」とは、前記おむつ長手方向と直交する方向(おむつ展開時の左右方向)を意味する。なお、図面の所要部位において接着部位を×印で明示している。
〔使い捨ておむつ1の基本構造例〕
本発明に係る使い捨ておむつ1(以下、単におむつという。)は、図1〜図5に示されるように、不織布などからなる透液性の表面シート11と、ポリエチレン等からなる裏面シート12との間に、綿状パルプなどからなる吸収体13を介在させた吸収性本体10と、この吸収性本体10と一体的に接合され、少なくとも装着者の腹側に位置する腹側部Fと装着者の背側に位置する背側部Bとを構成するとともに、腹側部F及び背側部Bのそれぞれの領域におむつ長手方向に離隔して配置され、上層不織布(ギャザー押さえシート21A)及び下層不織布(バックシート21B)の間にウエスト部及び胴周り部に沿って多数の弾性伸縮部材が配置された外装シート20とから構成されている。そして、前記外装シート20の腹側部Fと背側部Bとが両側部のサイドシール部40、40において接合されることにより、ウエスト開口部WO及び左右一対のレッグ開口部LO、LOが形成されたパンツ型となっている。なお、前記腹側部Fと背側部Bの間であって装着者の股下に位置する股下部Mは、少なくとも前記吸収性本体10が介在されて構成されている。
以下、更に各構成について具体的に詳述する。
(吸収性本体10について)
先ず、前記吸収性本体10の構造の一例について図2〜図7に基づいて詳述する。
吸収性本体10は、前述したように、不織布などからなる透液性の表面シート11と、ポリエチレン等からなる裏面シート12との間に、綿状パルプ等の繊維集合体と高吸収性ポリマー等の高吸収材などからなる吸収体13を介在させた構造とされ、体液を吸収保持するものである。前記吸収体13は、坪量が50〜600g/m程度が好ましく、300〜500g/m程度がより好ましい。
前記高吸収性ポリマーとしては、たとえばポリアクリル酸塩架橋物、自己架橋したポリアクリル酸塩、アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重合体架橋物のケン化物、イソブチレン・無水マレイン酸共重合体架橋物、ポリスルホン酸塩架橋物や、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミドなどの水膨潤性ポリマーを部分架橋したもの等が挙げられる。これらの内、吸水量、吸水速度に優れるアクリル酸またはアクリル酸塩系のものが好適である。前記吸水性能を有する高吸収性ポリマーは製造プロセスにおいて、架橋密度および架橋密度勾配を調整することにより吸水力(吸収倍率)と吸水速度の調整が可能である。前記吸収体13における高吸収性ポリマーの含有比率は、30〜70%程度が適当であるが、これに限るものではない。また、図示例では脚周りへの当たりを和らげるために両側部に夫々括れ部を有する平面形状を略砂時計状とされているが、略方形状として成形されたものを使用することもでき、いずれの場合もその幅寸法は股間部への当たりによって着用者にゴワ付き感を与えない寸法幅とされている。
前記吸収体13は、被包シート14によって囲繞されている。被包シート14は、ティシュー等の紙材あるいは不織布等の透液性のシートを用いることができる。厚みは0.05〜0.5mm程度が好ましく、0.05〜0.2mm程度がより好ましい。坪量は5〜25g/m程度が好ましく、5〜15g/m程度がより好ましい。不織布を用いる場合は、スパンボンド法やSMS法により加工された不織布、特にSMS法により加工された不織布が、薄さと強度のバランスに優れる点で好適である。なお、被包シート14は、少なくとも吸収体13の表面側(肌当接面側)の面が撥水性でなければシートの親水度は特に問わない。
前記吸収体13の表面側(肌当接面側)を覆う透液性の表面シート11としては、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、SMS法、サーマルボンド法、エアスルー法、ポイントボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。特には、スパンボンド法やSMS法により加工された不織布が薄さと強度のバランスに優れる点で好適であり、エアスルー法により加工された不織布は低坪量でも吸収が速やかでかつドライタッチ性に優れるため好適である。これらは1層からなるシートでも2層以上(同一種類あるいは複数種類)からなるシートでもよいが、合計の坪量としては、10〜40g/mが好ましく、10〜22g/mがより好ましく、10〜15g/mが特に好ましい。厚みは1mm以下が好ましく、0.5mm以下がより好ましく、0.3mm以下が特に好ましい。表面シート11に多数の透孔を形成した場合には、尿などが速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。前記表面シート11は、吸収体13の側縁部を巻き込んで吸収体13の裏面側まで延在している。
前記吸収体13の裏面側(非肌当接面側)を覆う裏面シート12は、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどの不透液性プラスチックシートが用いられるが、近年はムレ防止の点から透湿性を有するものが好適に用いられる。この遮水・透湿性シートは、たとえばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートであり、仮にシート厚が同じであれば無孔シートよりも剛性が低下するため、柔軟性の点で勝るものとなる。具体的には、JIS Z0208に準じて測定された透湿度が3000〜12000g/m2・24hr、好ましくは6000〜12000g/m2・24hr、より好ましくは8000〜12000g/m2・24hrの不透液性シートを使用するのが望ましい。
一方、立体ギャザーBSを形成するギャザー不織布15は、折返しによって二重シートとした不織布が用いられ、前記表面シート11によって巻き込まれた吸収体13の側縁部をさらにその上側から巻き込んで吸収体13の裏面側まで延在して接着されている。より具体的には、前記ギャザー不織布15は、おむつの長手方向中間部では、立体ギャザーBS形成部分を残し、幅方向中間部から吸収体13の裏面側に亘る範囲がホットメルト接着剤等によって接着され、また長手方向前後端部では、前記幅方向中間部から一方側端縁までの区間が吸収体13の裏面側に亘る範囲で接着されるとともに、前記立体ギャザーBSを形成する部分を吸収体13の上面部にて折り畳むようにしながらホットメルト接着剤等により接着している。
前記二重シート不織布によって形成されたギャザー不織布15の内部には、図4に示されるように、起立先端側部分に複数本の糸状弾性伸縮部材16、16…が配設されるとともに、吸収性本体10の側縁部近傍部位に糸状弾性伸縮部材17が配設され、さらに吸収体13の裏面がわ側部に糸状弾性伸縮部材18が夫々配設されている。前記先端部弾性伸縮部材16、16…は、主にはその弾性伸縮力により吸収体側縁部より突出する不織布部分を起立させて立体ギャザーBSを形成するためのものであり、前記糸状弾性伸縮部材17、18は、主にその弾性伸縮力により図6の製品状態図に示されるように、吸収性本体10の側部を屈曲させ、吸収体13の側部を起立端として立体ギャザーBSの基端側部分を構成するためのものである。
前記糸状弾性伸縮部材17としては、通常使用されるスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の素材を用いることができる。また、外側から見え難くするため、太さは940dtex以下、テンション(伸張率)は150〜350%として配設するのがよい。なお、糸状弾性伸縮部材に代えて、ある程度の幅を有するテープ状弾性伸縮部材を用いるようにしてもよい。
前述のギャザー不織布15を構成する素材繊維も前記表面シート11と同様に、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンボンド法、SMS法、サーマルボンド法、エアスルー法、ポイントボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工方法によって得られた不織布を用いることができる。具体的には、不織布の加工方法としてはスパンボンド法やSMS法によるものが薄さと強度のバランスに優れる点で好適であり、坪量としては、8〜30g/mが好ましく、10〜22g/mがより好ましく、10〜15g/mが特に好ましい。厚みは0.5mm以下が好ましく、0.3mm以下がより好ましく、0.2mm以下が特に好ましい。さらに前記ギャザー不織布15については、尿などの透過を防止するとともに、カブレを防止しかつ肌への感触性(ドライ感)を高めるために、シリコン系、パラフィン金属系、アルキルクロミッククロイド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いても良い。
(外装シート20について)
前記外装シート20は、詳細には図8に示されるように、不織布などからなる肌面側のギャザー押さえシート21Aと非肌面側のバックシート21Bと、その間の前身頃側シャーリングゾーンK1及び後身頃側シャーリングゾーンK2にそれぞれ、ウエスト部23の上下方向に間隔をおいておむつ幅方向に沿って伸長下で配置固定されたウエスト部弾性伸縮部材24、24…と、胴周り部25の上下方向に間隔をおいておむつ幅方向に沿って伸長下で配置固定された複数の胴回り弾性伸縮部材26、26…とを備えている。また、おむつ中間両側部に相当する部位に、夫々脚部開口を形成するための凹状の脚回りライン29、29が形成されている。前記ギャザー押さえシート21Aは、図示例では、少なくとも前記前身頃側シャーリングゾーンK1及び後身頃側シャーリングゾーンK2の一部を覆う範囲にそれぞれ設けられ、その中間ゾーンMには設けられていないが、前身頃から後身頃にかけて一体的に設けるようにしてもよい。
前記ギャザー押さえシート21Aとバックシート21Bとは、少なくとも弾性伸縮部材を配置するシャーリングゾーンK1、K2の実質的に全面に亘って、ホットメルト接着剤等で接着されていることが好ましい。そうすることで、弾性伸縮部材を細かく切断する場合は、弾性伸縮部材の断片がシート間を移動することがなくなるため、好ましい。また、弾性伸縮部材の固定をさらに確実にするために、コントロールシーム塗布、オメガ塗布又はシュアラップ塗布といった、公知の直接塗布方式により弾性伸縮部材の周面にホットメルト接着剤を塗布し、接着力を強化しても良い。接着力を強化しすぎると、細かく切断された弾性伸縮部材が外装シートを細かく収縮させ、外観を損ねることがある。そのような場合には、接着力を強化する必要がある部位のみ、弾性伸縮部材にホットメルト接着剤を直接塗布すれば良い。
さらに、図示例では前記外装シート20が腹側部Fから背側部Bにかけて一体的に形成されているが、腹側部Fと背側部Bの少なくとも前記シャーリングゾーンK1、K2において後身頃用外装シートと前身頃用外装シートとが分割して設けられるようにしてもよい。この場合後身頃用外装シートと前身頃用外装シートの間の股間部において、前記吸収性本体10の外面に股間部外装シートを配設することが好ましい。この場合、前記股間部用外装シートは、後身頃用外装シート及び前身頃用外装シートのバックシートと同じ素材のものを用いるようにする。これにより、前記股間部用外装シートと、後身頃用外装シート及び前身頃用外装シートとの境界が目立たなくなる。また、前記股間部用外装シートは、後身頃用外装シート及び前身頃用外装シートのバックシートと異なる素材のものを用いるようにしてもよい。股間部に位置する前記股間部用外装シートは、着用者の股の間で擦れることが多いため、前後身頃のシートよりも柔軟性、耐摩耗性に優れた不織布素材を用いることが好ましい。前記股間部用外装シートの耐摩耗性を向上するためには、股間部用外装シートの外面側からエンボスを施すことにより、股間部用外装シート20と裏面シート12との一体化を図るようにすることができる。股間部用外装シート20は前記吸収性本体10の全長にわたって設けてもよいが、離隔して配置されている後身頃用外装シートと前身頃用外装シートとを連結するように、股間部のみに設けるのが好ましい。
前記ギャザー押さえシート21A及びバックシート21Bの構成素材としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用い、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工方法にて得られた不織布を用いることができる。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型のバイコンポーネント不織布やサイドバイサイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維による不織布を用いることができる。前記バイコンポーネント不織布は、熱融着性に優れたものとすることができるため好ましい。
〔後処理テープ30の構造〕
本使い捨ておむつ1では、図1に示されるように、背側部のおむつ長手方向端部に廃棄用の後処理テープ30が備えられている。
前記後処理テープ30は、詳細には図9及び図10に示されるように、おむつ外面に対して剥離不能に接着される固定部31と、一方側面におむつ外面に対して着脱可能とされる接合手段34を有する止着部32と、これら固定部31と止着部32とを繋ぐ中間部33とからなる帯状のテープファスナーとされ、図示例では前記固定部31から中間部33にかけて連続する第1テープ部材35と、前記止着部32を構成する第2テープ部材36とから構成されている。
前記中間部33は弾性伸縮性を有している。即ち、中間部33を構成する第1テープ部材35が弾性伸縮性を有する素材で構成されている。かかる弾性伸縮性を有する素材としては、少なくともおむつ長手方向に対して弾性伸縮性を有する弾性繊維が含有された不織布又はプラスチック等の樹脂フィルムとすることがすることができる。
前記弾性繊維としては、熱可塑性エラストマー樹脂を溶融、紡糸したものを使用することができる。この弾性繊維を含有する不織布を製造するには、メルトブロー法、スパンボンド法など紡糸工程に直結してウェブを形成する方法が好ましい。また、熱可塑性エラストマー樹脂繊維からなる疎水性繊維不織布の少なくとも片面に、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステルのいずれかの熱可塑性合成樹脂を溶融、紡糸した捲縮繊維からなる疎水性繊維不織布を貼り合わせた複合不織布を使用することもできる。
前記中間部33の弾性伸縮率としては、最大伸長時に少なくとも200%の伸縮率を有するものを使用することが好ましい。前記「最大伸長時」とは、大人がおむつ廃棄時に後処理テープ30を通常の引張力で引っ張ったときの状態を指す。具体的には、おむつ長手方向長さが未使用状態で約3cmから最大伸長時で約6cm(約3cmの伸び)となる伸縮物性を有するものが望ましい。
なお、前記固定部31は、ホットメルト接着剤などの接着手段、ヒートシールや超音波接着などの溶着手段によりおむつ外面に堅固に固定されている。このため、前記中間部33から連続的に第1テープ部材35が設けられていても、弾性伸縮性がほぼ無くなっている。
前記止着部32は、少なくとも、プラスチック、ポリラミ不織布、不織布、紙等のシート材からなる第2テープ部材36と、この第2テープ部材36の先端部のおむつ側面に貼着された接合手段34とから構成されている。前記第2テープ部材36は、前記第1テープ部材35の止着部32側延在部分との積層部分において、ヒートシールや超音波接着などの溶融手段又はホットメルト接着剤などの接着手段によって、前記第1テープ部材35と堅固に固定されている。
前記接合手段34は、機械接合式のファスニングテープとすることができる。前記機械接合式のファスニングテープは、その外面に多数の係合片を有するものが使用される。係合片の形状としては、例えばレ字状、J字状、マッシュルーム状、T字状等のものが存在するが、いずれの形状であってもよい。好ましいのはT字状のものである。前記接合手段34は未使用状態では、ウエスト部の内面に着脱可能に接合されている。
前記止着部32は、そのおむつ長手方向中間で内側に折り返され、その折り返し部37において所定幅で内面の合わせ面同士をホットメルト接着剤などの接着手段によって接合することにより折り癖が付けられている。これにより、止着部32の先端をウエスト部の内面に折り返した状態に維持できるようになっている。前記折り返し部37は、ウエスト開口部WOの開口端縁とほぼ一致する位置に形成されている。このため、後処理テープ30はウエスト開口部WOの開口縁とほぼ同じ高さで取り付けられている。
図示例では、前記第2テープ部材36が、前記第1テープ部材35の止着部側延在部分の外面側から該延在部分の先端部を巻き込むように折り返されるとともに、その折り返し部が所定幅で前記延在部分の先端部に接合されることにより前記折り返し部37が形成されている。また、前記第2テープ部材36の中間を内側に折り返し、その折り返し部において所定幅Aで該第2テープ部材36内面の合わせ面同士を接合する構成でもよい。前記折り返し部の合わせ面同士を接合する所定幅Aとしては、1〜3mmが好ましく、1〜2mmがより好ましい。
また、前記折り返し部37の内側には、合わせ面同士の接合部に跨って補強用テープ38を接合することが好ましい。これにより、図11に示されるように、止着部32を摘んで引っ張ったときに折り返し部37の接合状態が補強される。
ところで、図9に示されるように、前記外装シート20のバックシート21Bは、外装シート20のおむつ長手方向両端において肌面側に折り返され、前記ギャザー押えシート21Aを挟み込むように接合されるとともに、前記後処理テープ30が備えられる背側部Bにおいてその端部が接合されない自由端部とされ、この自由端部をウエスト開口部WO側に折り返した状態で両側部のサイドシール部40、40で接合して折り返し状態を維持した構造とし、この折り返した自由端部が未使用状態の後処理テープ30の止着部32の折返し部分に重なるように構成することが好ましい。これにより、装着中に止着部32の先端が装着者の肌に直接当たらず、引っ掛かりや擦れが防止できるようになる。
〔後処理テープ30の使用方法〕
使用済みのおむつ1を廃棄する場合には、図12(A)に示されるように、おむつ1を股間側から丸め、止着部32の接合手段34のウエスト部内面への装着状態を解除した上で、そのまま丸めたおむつ1を周回させるように後処理テープ30を引っ張って前記中間部33を伸張させたならば、図12(B)に示されるように、止着部32の接合手段34をおむつ外面に止着し丸めた状態を固定する。
また、おむつ1の装着状態で、前記止着部32のウエスト部内面への装着状態を解除し、そのまま引っ張って上方に伸張させたならば、前記接合手段34を上半身の衣服外面に止着する使用方法も可能である。これにより、おむつのずり落ちを防止できる。
〔他の形態例〕
(1)上記形態例では、後処理テープ30は、背側部のおむつ長手方向端部に備えられるようにしたが、腹側部のおむつ長手方向端部に備えられるようにしてもよい。
(2)上記形態例では、使い捨ておむつ1の基本構造として、吸収性本体10と少なくとも腹側部F及び背側部Bを構成する外装シート20とから構成され、前記外装シート20の腹側部Fと背側部Bとを両側部のサイドシール部40、40において接合することにより、ウエスト開口部WO及び左右一対のレッグ開口部LO、LOが形成されたパンツ型としたものを使用したが、透液性表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在され、おむつ背側両側部にファスニングテープを備えたテープ式の使い捨ておむつを使用することもできる。
1…使い捨ておむつ、10…吸収性本体、11…表面シート、12…裏面シート、13…吸収体、14…被包シート、15…ギャザー不織布、16〜18…糸状弾性伸縮部材、20…外装シート、21A…ギャザー押さえシート、21B…バックシート、23…ウエスト部、24…ウエスト部弾性伸縮部材、25…胴周り部、26…胴回り弾性伸縮部材、29…脚周りライン、30…後処理テープ、31…固定部、32…止着部、33…中間部、34…接合手段、35…第1テープ部材、36…第2テープ部材、37…折り返し部、38…補強用テープ、40…サイドシール部、LO…レッグ開口部、WO…ウエスト開口部

Claims (5)

  1. 装着者の腹側に位置する腹側部と、装着者の背側に位置する背側部と、前記腹側部と背側部の間であって装着者の股下に位置する股下部とから構成され、前記背側部のおむつ長手方向端部に廃棄用の後処理テープを備えた使い捨ておむつであって、
    前記後処理テープは、おむつ外面に対して固定される固定部と、一方側面に接合手段を有する止着部と、これら固定部と止着部とを繋ぐ中間部とからなり、
    前記中間部は弾性伸縮性を有し、前記止着部は未使用状態でおむつ長手方向端縁に対応する位置でおむつ内面側に折り返され、ウエスト部の内面に着脱可能としてあり、
    前記後処理テープが備えられる背側部において、外装シートのバックシートは外装シートのおむつ長手方向両端において肌面側に折り返され、その端部が接合されない自由端部とされ、この自由端部をウエスト開口部側に折り返した構造とし、この折り返した自由端部が未使用状態の後処理テープの止着部の折返し部分に上側から重なるように構成したことを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 前記中間部は、少なくともおむつ長手方向に弾性伸縮性を有する不織布又はプラスチックフィルムによって構成されている請求項1記載の使い捨ておむつ。
  3. 前記中間部は、最大伸張時に少なくとも200%の伸縮率を有する請求項1、2いずれかに記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記止着部は、中間で内側に折り返され、その折り返し部において所定幅で内面の合わせ面同士を接合することにより折り癖を付けてある請求項1〜3いずれかに記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記止着部の接合手段は機械接合式のファスニングテープである請求項1〜4いずれかに記載の使い捨ておむつ。
JP2010056944A 2010-03-15 2010-03-15 使い捨ておむつ Expired - Fee Related JP5576155B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010056944A JP5576155B2 (ja) 2010-03-15 2010-03-15 使い捨ておむつ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010056944A JP5576155B2 (ja) 2010-03-15 2010-03-15 使い捨ておむつ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011188970A JP2011188970A (ja) 2011-09-29
JP5576155B2 true JP5576155B2 (ja) 2014-08-20

Family

ID=44794538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010056944A Expired - Fee Related JP5576155B2 (ja) 2010-03-15 2010-03-15 使い捨ておむつ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5576155B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9086828B2 (en) 2012-03-23 2015-07-21 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Print management device and print management program
JP6724063B2 (ja) 2018-04-24 2020-07-15 花王株式会社 パンツ型使い捨ておむつ
JP6924295B2 (ja) * 2018-04-24 2021-08-25 花王株式会社 パンツ型使い捨ておむつ
CN212166014U (zh) * 2018-12-29 2020-12-18 尤妮佳股份有限公司 短裤型尿布

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE60306385T2 (de) * 2003-10-27 2006-11-16 Sca Hygiene Products Ab Wegwerfmittel auf einer saugfähigen Windel
JP2006314361A (ja) * 2005-05-10 2006-11-24 Kao Corp 使い捨ておむつ及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011188970A (ja) 2011-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2052705B1 (en) Pants-type paper diaper
JP4726641B2 (ja) 吸収性物品
JP5302626B2 (ja) パンツ型使い捨ておむつ及びその装着方法
JP3652695B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP5576155B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP2012179070A (ja) テープタイプ使い捨ておむつ
JP5967689B2 (ja) テープタイプ使い捨ておむつ
JP5960388B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP4528753B2 (ja) 紙おむつ
JP5564291B2 (ja) 止着タイプ使い捨ておむつ
JP5356130B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP5479836B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP2010148762A (ja) テープ式使い捨ておむつ
JP5765986B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP6032665B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP5329295B2 (ja) アウター付使い捨ておむつ
JP6037264B2 (ja) テープタイプ使い捨ておむつ
JP5782284B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP5674330B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP2013074961A (ja) パンツ型吸収性物品
JP2012200577A5 (ja)
JP2010259542A5 (ja)
JP5224379B2 (ja) パンツ型使い捨ておむつ
JP5902424B2 (ja) テープタイプ使い捨ておむつ
JP5717682B2 (ja) テープタイプ使い捨ておむつ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140623

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140703

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5576155

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees