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JP5564994B2 - 熱分解炭化物排出冷却システム - Google Patents

熱分解炭化物排出冷却システム Download PDF

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Description

この発明は、廃棄物等を還元雰囲気下で熱分解して生成された炭化物を冷却する熱分解炭化物排出冷却システムに関するものである。
都市ごみ等の廃棄物の処理方法としては、廃棄物を熱分解炉内で還元雰囲気下において熱分解する方法がある(例えば、特許文献1参照)。この処理方法は、熱分解により生成される熱分解ガスは可燃性を有するので燃料ガスとして利用でき、熱分解により生成される熱分解炭化物も高発熱量を有するので燃料として利用することができ、資源の再利用という点で優れている。
ところで、前記熱分解炉から排出される前記熱分解炭化物を搬送する手段には、熱分解炉に空気を流入させたくないので、空気の流通が比較的に少ないという利点からスクリューコンベアが多用されている。
また、熱分解炉から排出される熱分解炭化物は高温であり、後の処理での取り扱いや安全性等を考慮して、スクリューコンベアにおいて冷却処理を行うのが一般的である。
従来のスクリューコンベアの冷却システムは水冷式であり、図2(a)に示すように、スクリューコンベア50のトラフ51を二重管構造にして外筒52と内筒53との間に冷却ジャケット54を形成するとともに、スクリュー軸55を中空軸にして内部を冷却通路56とし、これら冷却ジャケット54と冷却通路56に冷却水を流通させていた。
特開2003−24919号公報
しかしながら、水冷式冷却システムは、スクリューコンベア50のトラフ51を二重管構造にする必要があるだけでなく、冷却水のシール性を保つために厳重なシール構造が必要になるなど、構造が複雑になる。また、トラフ51を二重管構造とするため、重量も大きくなるという不利点もあった。
また、図2(b)に示すように、スクリューコンベア50のトラフ51の内筒53とスクリューフライト57との間には、異物の噛み込みを防ぐために若干のクリアランスが必要であるが、この隙間に入った熱分解炭化物Cが搬送されずに滞留する場合があり、そのようになると、熱分解炭化物Cにおいて内筒53との接触面、すなわち伝熱面が更新されず、且つ、熱分解炭化物は熱伝導率が低いため、内筒53を介しての冷却が効率的に行われず、冷却性能が不十分となる。
また、トラフ51の内筒53とスクリューフライト57との間に滞留した熱分解炭化物Cを移動させるために、トラフ51を打撃するなどして熱分解炭化物Cに振動を与えたくても、トラフ51が二重管構造であるため、熱分解炭化物Cに接触している内筒53を振動させることが困難であった。
そこで、この発明は、構造が簡単で、軽量化を図ることができ、しかもエネルギーを有効利用することができる熱分解炭化物排出冷却システムを提供するものである。
この発明に係る熱分解炭化物排出冷却システムでは、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
請求項1に係る発明は、廃棄物を還元雰囲気下で熱分解して熱分解ガスと熱分解炭化物を生成する熱分解炉と、前記熱分解炉から排出される前記熱分解ガスを燃焼し高温ガスを発生させる熱風発生炉と、前記熱風発生炉で発生した高温ガスを前記熱分解炉の熱源として供給する熱風路と、前記熱分解炉から排出される熱分解炭化物を搬送するスクリューコンベアと、前記スクリューコンベアの周囲に冷却空気の流れを形成するために該スクリューコンベアの近傍に設置されたフードと、前記フードの外に設置され該フード内の空気を吸引するファンと、前記ファンによって吸引された空気を前記熱風発生炉に燃焼用空気として供給する空気供給路と、を備えることを特徴とする熱分解炭化物排出冷却システムである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記スクリューコンベアのスクリュー軸は軸方向に貫通する中空筒状をなし、該スクリュー軸の内部を、前記ファンで吸引される空気が流通可能に構成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記スクリューコンベアのトラフに振動を与える打撃装置を該スクリューコンベアの外部に備えることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、スクリューコンベアのトラフの外側に空気を流すことでトラフを介して熱分解炭化物を冷却することができ、トラフを二重管構造としないで済むので、構造が簡単で、且つ軽量にすることができる。また、空冷としたので、外部に対するシール性は低レベルで済み、シール構造が水冷の場合に比較して極めて簡単になる。
また、トラフを介して熱分解炭化物との熱交換により予熱された空気が、熱風発生炉において熱分解ガスを燃焼する際の燃焼用空気として利用されるので、熱風発生炉で発生する高温ガスの温度をより高めることができる。その結果、より高い熱エネルギーを熱分解炉に供給することができ、熱分解炉の熱分解能力も向上する。また、エネルギーの再利用率が向上する。
請求項2に係る発明によれば、スクリューコンベアのスクリュー軸の内部にも冷却空気が流れるので、熱分解炭化物に対する冷却能力がさらに向上する。
請求項3に係る発明によれば、スクリューコンベアのトラフが二重管構造でないので、打撃装置の作動によりスクリューコンベアの外部からトラフに振動を与えることができ、トラフとスクリューフライトとの間に存在する熱分解炭化物を移動させ易くすることができる。その結果、熱分解炭化物においてトラフとの接触面、すなわち伝熱面を更新することができ、熱分解炭化物に対する冷却効率が向上する。
この発明に係る熱分解炭化物排出冷却システムの実施例における構成図である。 (a)は従来の熱分解炭化物排出冷却システムの要部構成図であり、(b)は図2(a)のX−X断面図である。
以下、この発明に係る熱分解炭化物排出冷却システムの一実施例を図1の図面を参照して説明する。
図1に示すように、熱分解炭化物排出冷却システム1は、都市ごみ等の廃棄物を還元雰囲気下で熱分解して熱分解ガスと熱分解炭化物を生成する熱分解炉2と、熱分解炉2から排出される熱分解ガスを燃焼し高温ガスを発生させる熱風発生炉3と、熱分解炉2から排出される熱分解炭化物を搬送するスクリューコンベア4と、スクリューコンベア4の近傍に設置されたフード5と、フード5の外に設置されフード5内の空気を吸引するファン6と、このファン6によって吸引された空気を熱風発生炉3に燃焼用空気として供給する空気供給路7(7a,7b)と、熱分解炉2から排出される熱分解ガスを吸引するファン8と、このファン8によって吸引された熱分解ガスを熱風発生炉3に燃料ガスとして供給する燃料ガス供給路9(9a,9b)と、熱風発生炉3で発生させた高温ガスを熱分解炉2に熱源として供給する熱風路10と、を主要構成として備えている。
熱分解炉2は、軸中心回りに回転する円筒状の炉本体11と、この炉本体11の出口側に連結された分離室12とを備えている。炉本体11は、廃棄物投入側が上方に、分離室12との連結側である出口側が下方となるように、軸中心Sを水平線に対して若干傾斜させた姿勢に設置されている。また、炉本体11の出口側には高温ガス入口13が設けられ、炉本体11の入口側には高温ガス出口14が設けられており、炉本体11内には高温ガス入口13および高温ガス出口14に接続された高温ガス通路(図示略)が設けられている。
熱風発生炉3で発生させた熱源としての高温ガスは、熱風路10を通って炉本体11の高温ガス入口13から炉本体11内の前記高温ガス通路に流入し、該高温ガス通路を通って高温ガス出口14から炉本体11の外に排出される。なお、図示を省略するが、炉本体11の高温ガス出口14から排出された排熱ガスは未だ十分に熱いので、図示しない他の機器に熱源として供給されて排熱利用される。
炉本体11内では、無酸素に近い還元雰囲気下で、投入された廃棄物が、前記高温ガス通路を流通する高温ガスによって例えば350〜550゜Cに間接加熱され、これにより廃棄物は熱分解されて、可燃性の熱分解ガスGと個体の熱分解炭化物Cとなり、分離室12に排出される。詳述すると、廃棄物は、出口側に向かって下り傾斜姿勢に設置された炉本体11が低速回転することによって、攪拌されながら自重で出口側へと移動していき、その間に熱分解されて熱分解炭化物Cと熱分解ガスGが生成される。そして、熱分解炭化物Cも炉本体11の回転によって自重で出口側へと移動していき、炉本体11から分離室12に排出される。一方、熱分解ガスGは、分離室12の頂部に設けられたガス出口15に接続されたファン8によって分離室12内が吸引されることで、炉本体11から分離室12に排出される。
分離室12において、熱分解ガスGと熱分解炭化物Cは分離される。分離室12において分離された熱分解ガスGは、分離室12のガス出口15から燃料ガス供給路9aを介してファン8によって吸引され、さらに燃料ガス供給路9bを介して熱風発生炉3に燃料ガスとして供給される。
分離室12の下部に設けられたホッパー部16は、スクリューコンベア4のトラフ17に設けられた投入口18に連結されており、分離室12において分離された熱分解炭化物Cは、ホッパー部16からスクリューコンベア4のトラフ17内に投入される。
スクリューコンベア4は、筒状のトラフ17と、トラフ17内において軸中心回りに回転するスクリュー19とを備えている。スクリュー19のスクリュー軸20は、その軸方向両端部を図示しない軸受を介してトラフ17に回転可能に支持されている。スクリュー軸20は、軸方向に貫通する中空筒状をなし、その両端開口がトラフ17の外部に連通している。なお、スクリュー軸20の外周に螺旋状に設けられているスクリューフライト21の外周面とトラフ17の内周面との間には、異物の噛み込みを防ぐために若干のクリアランスが設けられている。トラフ17において投入口18と軸方向反対側には熱分解炭化物Cを排出する排出筒22が下方に延びている。なお、排出筒22の先端は図示しないフラップによって開閉されるように構成されており、フラップを閉じた状態において外からトラフ17内への空気の流入を阻止しており、このフラップが開いたときだけ熱分解炭化物Cがトラフ17から排出されるように構成されている。
また、トラフ17の外部であってトラフ17の下側には、トラフ17を打撃してトラフ17に振動を与える打撃装置23が軸方向所定間隔おきに複数設けられている。打撃装置23は、トラフ17を振動させることによって、スクリューフライト21の外周面とトラフ17の内周面との間に滞留する熱分解炭化物Cを揺り動かし、移動させ易くするものである。この打撃装置23を作動することによって、熱分解炭化物Cがスクリューフライト21の外周面とトラフ17の内周面との間で滞留するのを防止することができる。なお、打撃装置23は、空気圧駆動式のいわゆるエアノッカを例示することができるが、上記目的を達成することができる限りその構造、駆動源等に限定はなく、電磁駆動式であってもよい。
フード5はスクリューコンベア4とは別体に設けられていて、スクリューコンベア4の周囲を囲むように設置されている。詳述すると、フード5は、軸方向の一端側が大きく開口し他端側が閉塞された筒状をなし、その開口24をスクリューコンベア4の排出筒22側に配置し、閉塞端部25をスクリューコンベア4の投入口18側に配置して設置されている。フード5の内部には、スクリューコンベア4のトラフ17と、トラフ17から露出するスクリュー軸20の両端と、打撃装置23と、投入口18と、排出筒22が収容されており、これらとフード5の内面との間に十分大きな空間が形成され、この空間は冷却空気が流通可能な冷却空気通路26とされている。なお、投入口18と排出筒22はフード5の側壁を貫通して設置されており、投入口18や排出筒22に冷却空気が流入することはない。
このフード5の閉塞端部25には吸い込み口27が設けられている。フード5内すなわち冷却空気通路26内の空気は、吸い込み口27からは空気供給路7aを介してファン6によって吸引され、さらに空気供給路7bを介して熱風発生炉3に燃焼用空気として供給される。
ここで、ファン6によってフード5内の空気を吸引すると、外気がフード5の開口24からフード5内に吸い込まれ、吸い込まれた空気が吸い込み口27へと流れていく。その結果、図1において破線矢印で示すように、フード5内すなわち冷却空気通路26に空気の流れが発生し、この空気は、スクリューコンベア4によって搬送される熱分解炭化物Cを冷却する冷却空気Aとして機能する。つまり、冷却空気通路26を流れる冷却空気Aとスクリューコンベア4内を移動する熱分解炭化物Cが、スクリューコンベア4のトラフ17を介して熱交換する。
また、ファン6によってフード5内の空気を吸引すると、スクリューコンベア4のスクリュー軸20における排出筒22側の端部開口からスクリュー軸20内に外気が吸い込まれ、吸い込まれた空気がスクリュー軸20内を流れて、投入口18側の端部開口からフード5内の閉塞端部25側に排出され、吸い込み口27に流れていく。このスクリュー軸20内を流れる空気も、スクリューコンベア4によって搬送される熱分解炭化物Cを冷却する冷却空気Aとして機能する。つまり、スクリュー軸20内を流れる冷却空気Aとスクリューコンベア4内を移動する熱分解炭化物Cが、スクリュー軸20を介して熱交換する。
これにより、熱分解炭化物Cをスクリューコンベア4による搬送中に所定温度まで冷却することができる。なお、この実施例では、スクリューコンベア4による熱分解炭化物Cの搬送方向と、冷却空気通路26およびスクリュー軸20内を流れる冷却空気Aの流れ方向を逆にし、対向流とすることで冷却効率を高めている。
また、フード5の吸い込み口27からファン6によって吸引される空気は、熱分解炭化物Cと熱交換して暖められた空気であり、この暖められた空気つまり予熱された空気が熱風発生炉3に供給されることとなる。
熱風発生炉3において、分離室12から供給される燃料ガスとしての熱分解ガスが、フード5から供給される予熱された燃焼用空気とともに燃焼され、高温ガスが発生する。この高温ガスは、前述したように廃棄物を熱分解させるための熱源として、熱風路10を介して熱分解炉2に供給される。
このように、この熱分解炭化物排出冷却システム1においては、フード5とスクリューコンベア4の間に形成された冷却空気通路26およびスクリュー軸20の内部に冷却空気を流すことで、スクリューコンベア4で搬送中の熱分解炭化物Cを所定温度まで冷却することができる。なお、熱分解炭化物Cに対する冷却能力は、熱分解炭化物Cの搬送量、搬送速度、冷却空気の流量、流速などを変えることによって、適宜に設定することができる。
また、熱分解炭化物Cがスクリューコンベア4のスクリューフライト21の外周面とトラフ17の内周面との間で滞留した場合には、打撃装置23を作動してトラフ17を振動させることにより、前記滞留した熱分解炭化物Cを揺り動かし、移動させることができる。あるいは、打撃装置23を常に適宜のサイクルで作動させてトラフ17を振動させることにより、スクリューフライト21の外周面とトラフ17の内周面との間に存在する熱分解炭化物Cを揺り動かし、移動させ易くすることができるので、熱分解炭化物Cがスクリューフライト21の外周面とトラフ17の内周面との間で滞留するのを未然に阻止することができる。これにより、熱分解炭化物Cにおいてトラフ17との接触面、すなわち伝熱面を更新することができ、熱分解炭化物Cに対する冷却効率を向上させることができる。
このようにスクリューコンベア4のトラフ17を打撃装置23によって振動させることができるのは、冷却システムを空冷とし、トラフ17を二重管構造にしないで済むことによるものである。
また、トラフ17を二重管構造にしないで済むので、スクリューコンベア4の構造が簡単になるとともに、軽量化を図ることができる。
また、冷却システムを空冷としたので、従来の水冷式冷却システムよりも外部に対するシール性が低レベルで済み、シール構造が水冷式の場合に比較して極めて簡単になる。
その結果、熱分解炭化物排出冷却システム1の構造が簡単になり、軽量化を図ることができる。
また、前述したように、熱分解炭化物Cを冷却したことによって予熱された空気が、熱風発生炉3に燃焼用空気として供給されるので、熱風発生炉3で発生する高温ガスの温度をより高くすることができ、熱分解炉2へより高い熱エネルギーを供給することができる。その結果、熱分解炉2の熱分解能力を高めることができる。また、エネルギーの再利用率が向上する。
なお、熱分解炉2の高温ガス出口14から排出される排熱ガスと空気供給路7bを流通する空気とを間接的に熱交換させるように構成してもよい。このようにすると、前記排熱ガスの熱エネルギーを回収して、空気供給路7bを流通する空気の温度を高めることができるので、熱風発生炉3に供給される燃焼用空気の温度をさらに高めることができる。これにより、熱風発生炉3で発生する高温ガスの温度をより高くすることができ、熱分解炉2へより高い熱エネルギーを供給することができるので、熱分解炉2の熱分解能力をさらに高めることができる。
なお、スクリューコンベア4のトラフ17を介しての熱分解炭化物Cに対する冷却能力を高めるために、トラフ17の外周面に多数の冷却フィンを配設するのが好ましい。なお、トラフ17内において熱分解炭化物Cの充満率は50%以下となることが多く、接触面はトラフ17の下半分が主となるため、トラフ17の上半部分よりも下半部分の外周面に冷却フィンを多く配設すると、特に効果的である。
〔他の実施例〕
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
スクリューコンベア4の周囲に設置するフード5の形状は実施例のものに限らない。例えば、スクリューコンベア4を小部屋に収容し、この小部屋をフードとし、小部屋内を冷却空気の通路として構成することも可能である。また、スクリューコンベア4の周囲に冷却空気の流れを形成することができて、所望する冷却能力が得られるのであれば、スクリューコンベア4全体をフード5で囲まずに、スクリューコンベア4の一部だけをフード5で囲むように構成してもよい。
1 熱分解炭化物排出冷却システム
2 熱分解炉
3 熱風発生炉
4 スクリューコンベア
5 フード
6 ファン
7 空気供給路
10 熱風路
17 トラフ
20 スクリュー軸
23 打撃装置
A 冷却空気
C 熱分解炭化物
G 熱分解ガス

Claims (2)

  1. 廃棄物を還元雰囲気下で熱分解して熱分解ガスと熱分解炭化物を生成する熱分解炉と、
    前記熱分解炉から排出される前記熱分解ガスを燃焼し高温ガスを発生させる熱風発生炉と、
    前記熱風発生炉で発生した高温ガスを前記熱分解炉の熱源として供給する熱風路と、
    前記熱分解炉から排出される熱分解炭化物を搬送するスクリューコンベアと、
    前記スクリューコンベアの周囲に冷却空気の流れを形成するために該スクリューコンベアの近傍に設置され、前記スクリューコンベアの軸方向の一端側が開口すると共に他端側が閉塞され、閉塞端部に吸い込み口が設けられたフードと、
    前記フードの外に設置され、前記吸い込み口から前記フード内の空気を吸引するファンと、
    前記ファンによって吸引された空気を前記熱風発生炉に燃焼用空気として供給する空気供給路と、を備え
    前記スクリューコンベアのスクリュー軸は軸方向に貫通する中空筒状をなし、該スクリュー軸の内部を、前記ファンで吸引される空気が流通可能に構成されていることを特徴とする熱分解炭化物排出冷却システム。
  2. 前記スクリューコンベアのトラフに振動を与える打撃装置を該スクリューコンベアの外部に備えることを特徴とする請求項1に記載の熱分解炭化物排出冷却システム。
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