JP5557677B2 - ロールコネクタ断線検知装置 - Google Patents
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Description
このステアリングロールコネクタは、2枚の絶縁性のベースフィルムの間に複数本の導体線を被覆して形成される帯状のフラットケーブルと、相対的に回転自在に組み合わされた一対のハウジング(固定側の外ハウジング及び可動側の内ハウジング)とによって主に構成されており、これら一対のハウジングによって画成されるケーブル収納空間内にそのフラットケーブルが巻き締め及び巻き戻し可能に収納されている(特許文献1)。
図に示す通り、ステアリングロールコネクタ50は、ステアリングホイール51およびエアバッグ52と、ステアリングコラム53との間において、互いに電気的に接続配置されている。
この場合、例えば、自動車の前方衝突があった際には、センサ(図中54)やコントロールユニット(図中55)からの指示により、ステアリングロールコネクタ50を介して、ステアリングホイール51に装着されたエアバッグ52が電気的に動作されることとなる。
図に示す通り、従来のフラットケーブル103は、少なくとも、正側(図中131a)及び負側(図中131b)の2本の導体線からなる1回路分のエアバッグ回路用導体線131や、オーディオ回路などに対応する補機回路用の他回路用導体線132を保持している。
特に、エアバッグ回路用導体線131については、重要な保安部品であるため、断線が発生したときには、その事実を直ちにユーザに知らせる必要がある。
そのため、他回路用導体線132の断線が発生しても、フラットケーブル103の交換の必要性を認識することなく運転が行われることとなってしまう。
なお、フラットケーブルに設けられる全ての導体線について、断線検知システムにより断線を検知することが本来望ましいが、全ての導体線の断線を検知する構成を採用すると設計が煩雑となり、コスト面の問題が生じてしまう。このため、安全性に関わる回路に限ってのみ断線検知を行っているのが実情であった。
これらを踏まえ、補機回路用の導体線についてもエアバッグ回路用の導体線と同様、断線の状況を把握できる何らかの対策が望まれていた。
また、導体線の配設構成を変更するだけであるため、新たな断線検知システムを設ける必要がなく、コストアップの問題も生じない。
図1(a)は、本発明に係るステアリングロールコネクタの主要な構成についての分解斜視図であり、フラットケーブル3、ローラ12、内筒部8、外筒体6、ベース部4およびガイド壁11を示している。
また、組み立て時において、ローラ12は、ベース部4と一体化されたピン部材12aに対して、回転自在に組み付けられることとなり、フラットケーブル3の反転部10は、ガイド壁11とピン部材12aに組み付けられたローラ12との間に配線されることとなる。
図2(a)に示す通り、フラットケーブル3は、所定の長さを内筒部8に巻回されるととともに、その巻き方向を途中でU字状に反転(図中の反転部10)させて、外筒体6の内側に巻回されて、ケーブル収納空間9内に収納されている。
このため、乗員によるステアリングホイールの右方向への操舵が行われたとき、つまり、内筒部8(内ハウジング2)が時計方向へ回転されたときには、図2(b)に示すように、フラットケーブル3の反転部10がローラ12に接触するとともに、そのローラ12を時計方向(図中Mの方向)へ押し回すこととなる。
先述した通り、乗員による右方向への操舵が行われたときには、図2(b)に示すように、反転部10がローラ12を時計方向へ押し回すこととなり、その結果、外筒体6(外ハウジング1)及び内筒部8(内ハウジング2)に対して回転自在なベース部4が、時計方向に押されて、回転することとなる。
このため、右方向への操舵が行われたときには、フラットケーブル3とローラ12との間に摩擦が生じることがほとんどなく、操舵がスムーズに行われることとなる。
この場合、内筒部8に所定の長さ分巻回されているフラットケーブル3が、内筒部8から送り出されるため、反転部10においては、フラットケーブル3のスライド動作が生じ、フラットケーブル3とガイド壁11との間に摩擦力が発生するものの、ベース部4が反時計方向に押され、回転することとなる。
フラットケーブル3には、少なくとも、断線検知システム(不図示)により断線の発生を検知される断線検知導体線と、断線の発生を検知されない断線不検知導体線とが配設されており、図3に示す通り、正側(図中31a)及び負側(図中31b)の2本の導体線からなる1回路分の断線検知導体線31や断線不検知導体線32が配設してある。
さらに、図中の矢印Aの方向から断線が発生した場合であっても、先ず、正側導体線31aの断線が検知され、断線の発生を乗員が知ることができる。
そして、早急にフラットケーブル3の交換を行うことができ、断線不検知導体線32の動作不良を未然に防ぐことができる。
図示の通り、この第2実施形態は、正側導体線31aもしくは負側導体線31bのいずれか一方をフラットケーブル3の側端近傍に配設させるとともに、特定の断線不検知導体線32aをこれら二本の断線検知用の導体線の間に配設させた構成を採用するものである。
このため、正側導体線31aもしくは負側導体線31bのいずれか一方の断線の報知によってフラットケーブル3の交換を行うようにすることで、所望の導体線(図中の断線不検知導体線32a)についてのみ未然に動作不良を防ぐことが可能となるものである。
そして、応力が更に大きい場合には、続けて断線不検知導体線32aについても断線が及ぶこととなる。
さらに、図中の矢印Aの方向から断線が発生した場合であっても、正側導体線31aの断線が検知された段階で、断線の発生を乗員が知ることができる。
先述した通り、フラットケーブル3は、ベース部4に設けられたガイド壁11に反転部10を接触させることで、ケーブル収納空間9内における動きがガイドされることとなっており、ガイド壁11と接触する部分にはその接触に伴う応力が働くこととなる。
本発明に係るステアリングロールコネクタにおいて、乗員による左方向への操舵が行われたときには、図に示す通り、反転部10がガイド壁11を反時計方向(図中Nの方向)へ押し回すこととなる。
ガイド壁11は、図6に示す通り、フラットケーブル3と接触するガイド面41と、そのガイド面41から傾斜して形成される傾斜壁面42とを備える。
そして、図から明らかなように、ガイド面41の長さ(図中L1)は、フラットケーブル3の幅方向の長さ(図中L2)よりも短い寸法設計とされている。
このため、図7に示す通り、フラットケーブル3にはガイド壁11と接触する接触領域33と、ガイド壁11と接触しない非接触領域34とが設けられ、非接触領域34についてのみ、導体線を配設することとしている。
その一方、非接触領域34には断線検知導体線31である正側導体線31a及び負側導体線31bを配設させ、その正側導体線31aと負側導体線31bとの間に、断線不検知導体線32を配設させることとしている。
そして、応力が更に大きい場合には、続けて断線不検知導体線32についても断線が及ぶこととなる。
よって、早急にフラットケーブル3の交換を行うことができ、断線不検知導体線32の動作不良を未然に防ぐことができる。
また、図中の矢印Aの方向から断線が発生した場合であっても、先ず、正側導体線31aの断線が検知され、断線の発生を乗員が知ることができる。
そして、当該所望の回路の導体線以外の回路の導体線の動作不良を未然に防ぐことができるものである。
例えば、断線の検知が可能なエアバッグ回路用の正側導体線およびホーン回路用の負側導体線の間に、断線不検知導体線32を配設させた構成であってもよいものである。
2 内ハウジング
3 フラットケーブル
4 ベース部
5 底板
6 外筒体
7 天板部
8 内筒部
9 ケーブル収納空間
10 反転部
11 ガイド壁
12 ローラ
31 断線検知導体線
31a 正側導体線
31b 負側導体線
32 断線不検知導体線
33 接触領域
34 非接触領域
41 ガイド面
42 傾斜壁面
Claims (6)
- 互いに相対回転が可能に組み合わされてケーブル収納空間を画成する内ハウジング及び外ハウジングと、
前記ケーブル収納空間を介して前記内ハウジング及び前記外ハウジングの間に配線され、複数本の導体線を導体線群として長手方向に有するフラットケーブルと、
前記フラットケーブルに接触するガイド面を有するとともに、前記フラットケーブルの動きをガイドするガイド壁と、
前記導体線の断線が発生した際に、その断線の発生を検知する断線検知手段と、を備えたロールコネクタ断線検知装置において、
前記導体線群は、前記フラットケーブルの表面における前記ガイド面が接触する接触領域以外の非接触領域において、前記断線検知手段により断線の発生を検知される断線検知導体線と、断線の発生を検知されない断線不検知導体線とを組合せて配置されており、
少なくとも一本の前記断線不検知導体線を二本の前記断線検知導体線により挟んだ構成を含むことを特徴とするロールコネクタ断線検知装置。 - 前記複数本の導体線のうち最も外側に位置する導体線は、前記断線検知導体線として構成されたことを特徴とする請求項1に記載のロールコネクタ断線検知装置。
- 前記導体線群は、二本の前記断線検知導体線のうちいずれか一方が前記フラットケーブルの長手方向に沿って、前記フラットケーブルの側端近傍に配設されていることを特徴とする請求項2に記載のロールコネクタ断線検知装置。
- 前記断線検知導体線は、エアバッグ回路用リード線であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のロールコネクタ断線検知装置。
- 前記断線不検知導体線は、前記内ハウジングに固定されたステアリングホイールの操作部と電気的に接続された補機回路用リード線であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のロールコネクタ断線検知装置。
- 前記補機回路用リード線は、ホーン回路用リード線であることを特徴とする請求項5に記載のロールコネクタ断線検知装置。
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