JP5554891B2 - 硬化性組成物およびその使用方法 - Google Patents
硬化性組成物およびその使用方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5554891B2 JP5554891B2 JP2007190054A JP2007190054A JP5554891B2 JP 5554891 B2 JP5554891 B2 JP 5554891B2 JP 2007190054 A JP2007190054 A JP 2007190054A JP 2007190054 A JP2007190054 A JP 2007190054A JP 5554891 B2 JP5554891 B2 JP 5554891B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- polymer
- curable composition
- carbon atoms
- reactive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
反応性ケイ素基を有するオキシアルキレン系重合体(A)が、下記一般式(1)で表される基を有することが好ましい。
−NR1−C(=O)− (1)
(式中、R1は水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基または炭素数7〜20のアラルキル基からなる群より選択される少なくとも1つである。)
反応性ケイ素基を有するオキシアルキレン系重合体(A)が、下記一般式(2)で表される基を有することが好ましい。
−O−R2−(Si(R3 2−b)(Xb)−O)m−SiR4 3−aXa (2)
(式中、R2は炭素数2〜20のアルキレン基である。(m×(2−b))個のR3および(3−a)個のR4はそれぞれ独立に、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基または(R5)3SiO−(3個のR5は炭素数1〜20の1価の炭化水素である。)で示されるトリオルガノシロキシ基からなる群より選択される少なくとも1つである。Xは水酸基または加水分解性基である。aは1、2または3である。m個の(Si(R3 2−b)(Xb)−O)中のbはそれぞれ独立に0、1または2である。mは0または、1〜19の整数である。)
反応性ケイ素基を有するオキシアルキレン系重合体(A)の数平均分子量が10,000〜45,000であることが好ましい。
反応性ケイ素基を有するオキシアルキレン系重合体(A)の分子量分布が1.6以下であることが好ましい。
反応性ケイ素基を有するオキシアルキレン系重合体(A)が、下記一般式(3)で表される基を有することが好ましい。
−SiX3 (3)
(式中、Xは水酸基または加水分解性基である。)
(メタ)アクリル酸アルキルエステル系(共)重合体(B)が下記一般式(4)で表される反応性ケイ素基を有することが好ましい。
−SiR4 3−aXa (4)
(式中、R 4 はそれぞれ独立に、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基または(R 5 ) 3 SiO−(3個のR 5 は炭素数1〜20の1価の炭化水素である。)で示されるトリオルガノシロキシ基からなる群より選択される少なくとも1つであり、aは1、2または3であり、Xは水酸基または加水分解性基である。)
(メタ)アクリル酸アルキルエステル系(共)重合体(B)が、下記一般式(3)で表される基を有することが好ましい。
−SiX3 (3)
(式中、Xは水酸基または加水分解性基である。)
反応性ケイ素基を分子末端に有するビニル系重合体(G)を含むことが好ましい。
反応性ケイ素基を分子末端に有するビニル系重合体(G)の主鎖が、(メタ)アクリル系モノマー、アクリロニトリル系モノマー、芳香族ビニル系モノマー、フッ素含有ビニル系モノマーおよびケイ素含有ビニル系モノマーからなる群より選択される少なくとも1種のモノマーを主として重合して製造されたものであり、その重合方法がリビングラジカル重合法、または原子移動ラジカル重合法であることが好ましい。
反応性ケイ素基を分子末端に有するビニル系重合体(G)の分子量分布が1.8未満であることが好ましい。
充填剤(D)が炭酸カルシウム、酸化チタン、シリカ、カオリン、クレー、タルクからなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましい。
チクソ性付与剤(E)が水添ヒマシ油誘導体類、ポリアミドワックス類、金属石鹸類からなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましい。
120℃における粘度が100Pa・s以下であり、かつ30℃における粘度が1000Pa・s以上であることが好ましい。
また、本発明は、前記硬化性組成物を使用してなる建築部材用の接着剤、自動車部品用の接着剤、電気・電子部品用の接着剤、および、繊維・皮革・衣料用の接着剤に関する。
また、本発明は、前記硬化性組成物を使用してなる反応性ホットメルト接着剤であって、被着体を貼り合わせることのできる可使時間が23℃50%RH条件下において5分以上であることを特徴とする反応性ホットメルト接着剤に関する。
さらに、本発明は、前記硬化性組成物を使用してなる反応性ホットメルト接着剤を介して2種の被着体を接着する方法であって、該反応性ホットメルト接着剤を60〜180℃に加温した後、一方の被着体に塗布し、該反応性ホットメルト接着剤が60℃以下となった後に、他方の被着体を該反応性ホットメルト接着剤に圧着させることを特徴とする接着方法、前記硬化性組成物を使用してなる反応性ホットメルト接着剤を介して2種の被着体を接着する方法であって、該反応性ホットメルト接着剤を60〜180℃に加温した後、一方の被着体に塗布し、塗布後1分以上経過した後に、他方の被着体を該反応性ホットメルト接着剤に圧着させることを特徴とする接着方法、前記硬化性組成物を使用してなる反応性ホットメルト接着剤を介して2種の被着体を接着する方法であって、硬化性組成物を塗布し被着体を貼り合わせた後に、貼り合せた被着体の一方を一度剥がし、再度貼り合わせることを特徴とする接着方法に関する。
さらには、本発明は、前記硬化性組成物を使用してなる反応性ホットメルト接着剤を介して2種の被着体が接着された成形体の製造方法であって、該反応性ホットメルト接着剤を60〜180℃に加温した後、一方の被着体に塗布し、該反応性ホットメルト接着剤が60℃以下となった後に、他方の被着体を該反応性ホットメルト接着剤に圧着させた後、(加熱)成形することを特徴とする成形体の製造方法に関する。
−R−O−(Rは炭素数2〜4の2価のアルキレン基を示す。)で示される繰り返し単位を有する重合体である。
(a2)水酸基末端ポリエーテル系重合体をKOH、NaOH、KOCH3、NaOCH3などの塩基性化合物の存在下、CH2Cl2、CH2Br2など2官能以上のハロゲン化アルキルと鎖延長反応させて得る方法、あるいは水酸基末端ポリエーテル系重合体を2つ以上のイソシアネート基を有する化合物と鎖延長反応させて得る方法などが挙げられる。
−(Si(R3 2−b)(Xb)−O)m−SiR4 3−aXa (5)
((m×(2−b))個のR3および(3−a)個のR4はそれぞれ独立に、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基または(R5)3SiO−(3個のR5はそれぞれ独立に炭素数1〜20の1価の炭化水素である。)で表わされるトリオルガノシロキシ基からなる群より選択される少なくとも1つである。Xは水酸基または加水分解性基を示し、Xが2個以上存在するとき、それらは同一であってもよく異なっていてもよい。aは1,2または3、bは0、1または2をそれぞれ示す。また、m個の(Si(R3 2−b)(Xb)−O)におけるbについて、それらは同一であってもよく、異なっていてもよい。mは0〜19の整数を示す。)
一般式(5)中に記載のR3およびR4としては、特に限定されず、例えば、メチル基、エチル基などのアルキル基;フェニル基などのアリール基;等が挙げられる。これらのなかでも、メチル基が特に好ましい。
−SiR4 3−aXa (4)
(式中、R4、X、aは一般式(5)の表記と同じ。)
−SiX3 (3)
(式中、R4、X、aは一般式(5)の表記と同じ。)
反応性ケイ素基は、オキシアルキレン系重合体(A)中に平均して少なくとも0.8個以上、好ましくは0.8〜3個、さらに好ましくは0.8〜1.5個存在することが好ましい。重合体1分子中に含まれる反応性ケイ素基の数が平均して0.8〜1.5個の場合、硬化性と架橋構造のバランスが良く、得られる硬化物は、良好な接着性、機械特性を有するものとなる。
例えば、以下に示す方法が挙げられる。
(ロ)分子中に水酸基等の官能基を有する有機重合体に、この官能基に対して反応性を示す活性基および不飽和基を有する有機化合物を反応させ、不飽和基を有する有機重合体を得る。もしくは、たとえばエポキサイドを開環重合して有機重合体を得る際に不飽和基を有するエポキサイドを開環共重合させ不飽和基含有有機重合体を得るなど重合反応に関与しない不飽和基を有するモノマーを共重合させて不飽和基を有する有機重合体を得る。ついで、得られた反応性生物に反応性ケイ素基を有するヒドロシランを反応させてヒドロシリル化する方法。
(ハ)(ロ)法と同様にして得られた不飽和基を含有する有機重合体にメルカプト基と反応性ケイ素基とを含有する化合物を反応させる方法。
−NR1−C(=O)− (1)
(式中、R1は水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基または炭素数7〜20のアラルキル基からなる群より選択される少なくとも1つである。)
−O−R7−CR6=CH2 (6)
(式中、R6は水素原子または炭素数1〜10のアルキル基、R7は炭素数0〜20のアルキレン基)
H−(Si(R3 2−b)(Xb)−O)m−SiR4 3−aXa (7)
(R3、R4、X、a、b、mは一般式(5)の表記に同じ。)
なお、一般式(6)中に記載のR6が水素またはメチル基であることがより好ましい。また、一般式(7)で表されるヒドロシラン化合物の具体例としては、例えば、トリクロロシラン、メチルジクロロシラン、ジメチルクロロシラン、フェニルジクロロシランのようなハロゲン化シラン類;トリメトキシシラン、トリエトキシシラン、メチルジメトキシシラン、メチルジエトキシシラン、フェニルジメトキシシランのようなアルコキシシラン類;メチルジアセトキシシラン、フェニルジアセトキシシランなどのアシロキシシラン類;ビス(ジメチルケトキシメート)メチルシラン、ビス(シクロヘキシルケトキシメート)メチルシランのようなケトキシメートシラン類などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらのうちでは特に、アルコキシシラン類が得られる組成物の加水分解が穏やかで取扱いやすいために好ましい。
−O−R2−(Si(R3 2−b)(Xb)−O)m−SiR4 3−aXa (2)
(式中、R2は炭素数2〜20のアルキレン基である。(m×(2−b))個のR3および(3−a)個のR4はそれぞれ独立に、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基または(R5)3SiO−(3個のR5はそれぞれ独立に炭素数1〜20の1価の炭化水素である。)で表わされるトリオルガノシロキシ基からなる群より選択される少なくとも1つである。Xは水酸基または加水分解性基を示し、Xが2個以上存在するとき、それらは同一であってもよく異なっていてもよい。aは1,2または3、bは0、1または2をそれぞれ示す。m個の(Si(R3 2−b)(Xb)−O)中のbはそれぞれ独立に0、1または2である。mは0または、1〜19の整数である。)
(ハ)の合成法としては、たとえばラジカル開始剤および/またはラジカル発生源存在下で、メルカプト基および反応性ケイ素基を有する化合物をラジカル付加反応によって有機重合体の不飽和結合部位に導入する方法などが挙げられるが、特に限定されるものではない。前記メルカプト基および反応性ケイ素基を有する化合物の具体例としては、例えばγ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジエトキシシランなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
CH2=C(R8)COOR9 (8)
(式中R8は水素原子またはメチル基、R9は炭素数1から8のアルキル基を示す)で示される。
CH2=C(R8)COOR10 (9)
(式中R8は一般式(8)の表記と同じ。R10は炭素数10以上のアルキル基を示す。) で示される化合物である。
−SiR4 3−aXa (4)
(式中、R4、a、Xは一般式(2)の表記に同じ。)
(共)重合体(B)に反応性ケイ素基を導入する方法としては、特に限定されず、種々の方法が挙げられ、例えば、
(ニ)、重合性不飽和結合と反応性ケイ素基を有する化合物を、化合物(b−1)、(b−2)とともに共重合させる方法、
(ホ)、重合性不飽和結合と反応性官能基(以下Y’基という)を有する化合物(例えば、アクリル酸)を化合物(b−1)、(b−2)とともに共重合させたのち、生成した共重合体を反応性ケイ素基およびY’基と反応しうる官能基(以下Y’’基という)を有する化合物(例えば、イソシアネート基と−Si(OCH3)3基を有する化合物)と反応させる方法、
(へ)、連鎖移動剤として反応性ケイ素基を有するメルカプタンの存在下、化合物(b−1)、(b−2)を共重合させる方法、
(ト)、反応性ケイ素基を有するアゾビスニトリル化合物やジスルフィド化合物を開始剤として化合物(b−1)、(b−2)を共重合させる方法、
(チ)、リビングラジカル重合法によって化合物(b−1)、(b−2)を重合させ、分子末端に反応性ケイ素基を導入する方法、などが挙げられる。
CH2=C(R8)−COOR11−(Si(R3 2−b)(Xb)−O)m−SiR4 3−aXa (10)
(式中R8は一般式(8)の表記と同じ。R11は炭素数1〜6の2価のアルキレン基を示す。R3、R4、X、a、b、mは一般式(2)の表記と同じ。)で示される化合物、
または、一般式(11):
CH2=C(R8)−(Si(R3 2−b)(Xb)−O)m−SiR4 3−aXa(11)
(式中R8は一般式(8)の表記と同じ、R3、R4、X、a、b、mは一般式(2)の表記と同じ。)で示される化合物があげられる。
−SiX3 (3)
(式中、Xは水酸基または加水分解性基である。)
本発明の組成物における反応性ケイ素基を有するオキシアルキレン系重合体(A)と(共)重合体(B)の配合割合は、((A)+(B))の合計量100重量部のうち、(A)成分が20〜65重量部、(B)成分が35〜80重量部であることが必要であり、好ましくは、(A)成分が40〜60重量部、(B)成分が40〜60重量部である。オキシアルキレン系重合体(A)が65重量部を超えると、硬化性組成物を塗工した直後の初期凝集力が不足し得られる粘接着強度が低くなり、またオキシアルキレン系重合体(A)が20重量部未満になると塗工後に硬化性組成物が硬くなり過ぎ被着体を貼り合せられなくなったり、あるいは得られる硬化物が脆くなり、良好な接着性や耐久性が得られなくなる傾向になる。
本発明に使用される粘着付与樹脂(C)としては、特に制限はなく通常使用されているものを使うことが出来る。具体例としては、テルペン系樹脂、芳香族変性テルペン樹脂およびこれを水素添加した水素添加テルペン樹脂、テルペン類をフェノール類と共重合させたテルペン−フェノール樹脂、フェノール樹脂、変性フェノール樹脂、キシレン−フェノール樹脂、シクロペンタジエン−フェノール樹脂、クマロンインデン樹脂、ロジン系樹脂、ロジンエステル樹脂、水添ロジンエステル樹脂、キシレン樹脂、低分子量ポリスチレン系樹脂、スチレン共重合体樹脂、石油樹脂(例えば、C5炭化水素樹脂、C9炭化水素樹脂、C5C9炭化水素共重合樹脂等)、水添石油樹脂、DCPD樹脂等が挙げられる。これらは単独で用いても良く、2種以上を併用しても良い。
硬化触媒(F)としては、特に限定されず、通常使用される反応性ケイ素基の反応を促進するシラノール縮合触媒が挙げられ、例えば、テトラブチルチタネート、テトラプロピルチタネート、チタンテトラアセチルアセトナート、ビスアセチルアセトナトジイソプロポキシチタンなどのチタン化合物;ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫マレエート、ジブチル錫フタレート、ジブチル錫ジオクテート、ジブチル錫ジエチルヘキサノレート、ジブチル錫ジメチルマレエート、ジブチル錫ジエチルマレエート、ジブチル錫ジブチルマレエート、ジブチル錫ジオクチルマレエート、ジブチル錫ジトリデシルマレエート、ジブチル錫ジベンジルマレエート、ジブチル錫ジアセテート、ジオクチル錫ジエチルマレエート、ジオクチル錫ジオクチルマレエート、ジブチル錫ジメトキサイド、ジブチル錫ジノニルフェノキサイド、ジブテニル錫オキサイド、ジブチル錫ジアセチルアセトナート、ジブチル錫ジエチルアセトアセトナート、ジブチル錫オキサイドとシリケート化合物との反応物、ジブチル錫オキサイドとフタル酸エステルとの反応物などの4価の有機錫化合物;アルミニウムトリスアセチルアセトナート、アルミニウムトリスエチルアセトアセテート、ジイソプロポキシアルミニウムエチルアセトアセテートなどの有機アルミニウム化合物類;ジルコニウムテトラアセチルアセトナートなどのジルコニウム化合物類が挙げられる。
<ビニル系モノマー>
本発明のビニル系重合体(G)の主鎖を構成するビニル系モノマーとしては、特に限定されず、各種のものを用いることができる。例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸n−ペンチル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸n−ヘプチル、(メタ)アクリル酸n−オクチル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸トリル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸−2−メトキシエチル、(メタ)アクリル酸−3−メトキシブチル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸−2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリル酸グリシジル、(メタ)アクリル酸2−アミノエチル、γ−(メタクリロイルオキシプロピル)トリメトキシシラン、(メタ)アクリル酸のエチレンオキサイド付加物、(メタ)アクリル酸トリフルオロメチルメチル、(メタ)アクリル酸2−トリフルオロメチルエチル、(メタ)アクリル酸2−パーフルオロエチルエチル、(メタ)アクリル酸2−パーフルオロエチル−2−パーフルオロブチルエチル、(メタ)アクリル酸2−パーフルオロエチル、(メタ)アクリル酸パーフルオロメチル、(メタ)アクリル酸ジパーフルオロメチルメチル、(メタ)アクリル酸2−パーフルオロメチル−2−パーフルオロエチルメチル、(メタ)アクリル酸2−パーフルオロヘキシルエチル、(メタ)アクリル酸2−パーフルオロデシルエチル、(メタ)アクリル酸2−パーフルオロヘキサデシルエチル等の(メタ)アクリル系モノマー;スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、クロルスチレン、スチレンスルホン酸及びその塩等の芳香族ビニル系モノマー;パーフルオロエチレン、パーフルオロプロピレン、フッ化ビニリデン等のフッ素含有ビニル系モノマー;ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン等のケイ素含有ビニル系モノマー;無水マレイン酸、マレイン酸、マレイン酸のモノアルキルエステル及びジアルキルエステル;フマル酸、フマル酸のモノアルキルエステル及びジアルキルエステル;マレイミド、メチルマレイミド、エチルマレイミド、プロピルマレイミド、ブチルマレイミド、ヘキシルマレイミド、オクチルマレイミド、ドデシルマレイミド、ステアリルマレイミド、フェニルマレイミド、シクロヘキシルマレイミド等のマレイミド系モノマー;アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のアクリロニトリル系モノマー;アクリルアミド、メタクリルアミド等のアミド基含有ビニル系モノマー;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ピバリン酸ビニル、安息香酸ビニル、桂皮酸ビニル等のビニルエステル類;エチレン、プロピレン等のアルケン類;ブタジエン、イソプレン等の共役ジエン類;塩化ビニル、塩化ビニリデン、塩化アリル、アリルアルコール等が挙げられる。これらは、単独で用いても良いし、複数を共重合させても構わない。
本発明におけるビニル系重合体(G)の分子量分布、すなわち、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定した重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比(Mw/Mn)は、特に限定されないが、好ましくは1.8未満であり、より好ましくは1.6以下であり、特に好ましくは1.3以下である。本発明でのGPC測定においては、通常、移動相としてクロロホルムを用い、測定はポリスチレンゲルカラムにておこない、数平均分子量等はポリスチレン換算で求めることができる。
本発明におけるビニル系重合体(G)の数平均分子量は特に制限はないが、GPCで測定した場合、500〜1,000,000の範囲が好ましく、より好ましくは5,000〜50,000、さらに作業性および初期接着強度のバランスに優れることから15,000〜40,000が最も好ましい。
本発明における、ビニル系重合体(G)の合成法は、限定はされず、フリーラジカル重合でも構わないが、分子量分布の狭い重合体が得られることから、制御ラジカル重合が好ましく、リビングラジカル重合がより好ましく、原子移動ラジカル重合が特に好ましい。以下にこれらについて説明する。
原子移動ラジカル重合法は、ラジカル重合法、さらにはリビングラジカル重合法の一種である。
ラジカル重合は一般に重合速度が高く、ラジカル同士のカップリングなどによる停止反応が起こりやすいため制御の難しいとされる。しかしリビングラジカル重合や原子移動ラジカル重合は、ラジカル重合でありながら、停止反応が起こりにくく、分子量分布の狭い(Mw/Mnが1.1〜1.5程度)重合体が得られるとともに、モノマーと開始剤の仕込み比によって分子量は自由にコントロールすることができる。従ってリビングラジカル重合法は、分子量分布が狭く、粘度が低い重合体を得ることができる上に、特定の官能基を有するモノマーを重合体のほぼ任意の位置に導入することができるため、本発明のビニル系重合体(G)の製造方法として特に好ましい。
この重合法で用いられる触媒としては、例えば周期律表第7族、第8族、第9族、第10族または第11族元素、好ましくは第8族、第9族、第10族または第11族元素を中心金属とする遷移金属触媒が用いられる。前記中心金属としては、例えば鉄、ニッケル、ルテニウム、銅などが挙げられ、この中でも1価の銅、2価のルテニウム、2価の鉄が重合制御の容易さ等の観点から好ましい。
前記遷移金属触媒を構成する配位子としては、たとえば2,2’−ビピリジル 、その誘導体、1,10−フェナントロリン、その誘導体、トリブチルアミンなどのアルキルアミン、テトラメチルエチレンジアミン、ペンタメチルジエチレントリアミン、ヘキサメチルトリエチレンテトラアミンなどのポリアミン、トリフェニルホスフィンなどがあげられる。これらは単独で使用してもよく2種以上を組み合わせて使用してもよい。これらのうちではポリアミン、さらにはペンタメチルジエチレントリアミンが反応制御の面から好ましい。
この重合法で用いられる重合開始剤としては、例えば有機ハロゲン化物、とくに反応性の高い炭素−ハロゲン結合を有する有機ハロゲン化物(たとえばα位にハロゲン原子を有するエステル化合物や、ベンジル位にハロゲン原子を有する化合物)、ハロゲン化スルホニル化合物などが挙げられる。
また、重合を開始する基以外の官能基を併せ持つ有機ハロゲン化物、またはハロゲン化スルホニル化合物を用いると、末端に官能基が導入された重合体が得られる。このような官能基としては、アルケニル基、ヒドロキシル基、エポキシ基、アミノ基、アミド基、シリル基等が挙げられる。
さらに、2つ以上の開始点を持つ有機ハロゲン化物、またはハロゲン化スルホニル化合物を開始剤として用いると、末端を2つ以上有する重合体(例えば多分岐/星形重合体)が得られる。
この重合は無溶剤または各種の溶剤中で行うことができる。これらは特に限定されないが、例示するならば、ベンゼン、トルエン等の炭化水素系溶媒;ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒;塩化メチレン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素系溶媒;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒;メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、n−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール等のアルコール系溶媒;アセトニトリル、プロピオニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル系溶媒;酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系溶媒、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート等のカーボネート系溶媒等が挙げられ、単独又は2種以上を混合して用いることができる。また超臨界流体を用いてもよい。
なお重合温度は、特に限定されないが、0〜200℃の範囲で行うことができ、50〜150℃で行うことがより好ましい。
・反応性ケイ素基の数
ビニル系重合体(G)は、少なくとも1個の反応性ケイ素基を有する。また、組成物の硬化性、及び粘着、接着特性さらには機械特性の観点から、反応性ケイ素基の数は、好ましくは1.1個以上4.0個以下、より好ましくは1.2個以上3.0個以下である。
・反応性ケイ素基の位置
本発明の硬化性組成物を硬化させてなる硬化物が弾性的になり高い耐久性、接着性が得られるため、反応性ケイ素基は末端にある必要がある。
・反応性ケイ素基
本発明におけるビニル系重合体(G)の反応性ケイ素基としては、一般式(12);
−[Si(R12)2−d(X)dO]l−Si(R13)3−c(X)c (12)
{式中、R12、R13は、いずれも炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、又は(R’)3SiO−(R’は炭素数1〜20の1価の炭化水素基であって、3個のR’は同一であってもよく、異なっていてもよい)で示されるトリオルガノシロキシ基を示し、R12又はR13が2個以上存在するとき、それらは同一であってもよく、異なっていてもよい。Xは水酸基又は加水分解性基を示し、Xが2個以上存在するときそれらは同一であってもよく、異なっていてもよい。cは1,2,又は3を、また、dは0,1,又は2を示す。lは0〜19の整数である。ただし、c+ld≧1であることを満足するものとする。}
で表される基が挙げられる。
−Si(R13)3−c(X)c (13)
(式中、R13、X、cは前記と同じ。)で表される反応性ケイ素基が、入手が容易であるので好ましい。
以下に、本発明のビニル系重合体(G)への反応性ケイ素基導入法について説明するが、これに限定されるものではない。
(リ)アルケニル基を少なくとも1個有するビニル系重合体に、反応性ケイ素基を有するヒドロシラン化合物を、ヒドロシリル化触媒存在下に付加させる方法、
(ヌ)水酸基を少なくとも1個有するビニル系重合体に、一分子中に反応性ケイ素基とイソシアネート基を有する化合物のような、水酸基と反応し得る基を有する化合物を反応させる方法、
(ル)ラジカル重合によりビニル系重合体を合成する際に、1分子中に重合性のアルケニル基と反応性ケイ素基を併せ持つ化合物を反応させる方法、
(ヲ)反応性の高い炭素−ハロゲン結合を少なくとも1個有するビニル系重合体に、1分子中に反応性ケイ素基と安定なカルバニオンを有する化合物を反応させる方法
等が挙げられる。
H2C=C(R14)−R15−R16−C(R17)=CH2 (14)
(式中、R14は水素又はメチル基を示し、R15は−C(O)O−、又はo−,m−,p−フェニレン基を示し、R16は直接結合、又は炭素数1〜20の2価の有機基を示し、1個以上のエーテル結合を含んでいてもよい。R17は水素、又は炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基又は炭素数7〜20のアラルキル基を示す)
なお、一分子中に重合性のアルケニル基と重合性の低いアルケニル基を併せ持つ化合物を反応させる時期に制限はないが、特にリビングラジカル重合で、ゴム的な性質を期待する場合には重合反応の終期あるいは所定のモノマーの反応終了後に、第2のモノマーとして反応させるのが好ましい。
M+C−(R18)(R19)−R20−C(R17)=CH2 (15)
(式中、R17は上記に同じ、R18、R19はともにカルバニオンC−を安定化する電子吸引基であるか、又は一方が前記電子吸引基で他方が水素又は炭素数1〜10のアルキル基、又はフェニル基を示す。R20は直接結合、又は炭素数1〜10の2価の有機基を示し、1個以上のエーテル結合を含んでいてもよい。M+はアルカリ金属イオン、又は4級アンモニウムイオンを示す)
R18、R19の電子吸引基としては、−CO2R、−C(O)R及び−CNの構造を有するものが特に好ましい。
H2C=C(R17)−R21−O−M+ (16)
(式中、R17、M+は上記に同じ。R21は炭素数1〜20の2価の有機基で1個以上のエーテル結合を含んでいてもよい)
H2C=C(R17)−R22−C(O)O−M+ (17)
(式中、R17、M+は上記に同じ。R22は直接結合、又は炭素数1〜20の2価の有機基で1個以上のエーテル結合を含んでいてもよい)
等が挙げられる。
水酸基を少なくとも1個有するビニル系重合体の水酸基に、
(リ−g)ナトリウムメトキシドのような塩基を作用させ、塩化アリルのようなアルケニル基含有ハロゲン化物と反応させる方法、
(リ−h)アリルイソシアネート等のアルケニル基含有イソシアネート化合物を反応させる方法、
(リ−i)(メタ)アクリル酸クロリドのようなアルケニル基含有酸ハロゲン化物をピリジン等の塩基存在下に反応させる方法、
(リ−j)アクリル酸等のアルケニル基含有カルボン酸を酸触媒の存在下に反応させる方法、等が挙げられる。
H−[Si(R12)2−d(X)dO]l−Si(R13)3−c(X)c (18)
{式中、R12、R13は、いずれも炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基、又は(R’)3SiO−(R’は炭素数1〜20の1価の炭化水素基であって、3個のR’は同一であってもよく、異なっていてもよい)で示されるトリオルガノシロキシ基を示し、R12又はR13が2個以上存在するとき、それらは同一であってもよく、異なっていてもよい。Xは水酸基又は加水分解性基を示し、Xが2個以上存在するときそれらは同一であってもよく、異なっていてもよい。cは1,2,又は3を、また、dは0,1,又は2を示す。lは0〜19の整数である。ただし、c+ld≧1であることを満足するものとする。}
これらヒドロシラン化合物の中でも、特に一般式(19)
H−Si(R13)3−c(X)c (19)
(式中、R13、X、cは前記に同じ)
で示される架橋性基を有する化合物が入手容易な点から好ましい。
(ヌ)及び(リ−g)〜(リ−j)の方法で用いる、水酸基を少なくとも1個有するビニル系重合体の製造方法は、以下のような方法が例示されるが、これらの方法に限定されるものではない。
(ヌ−a)ラジカル重合によりビニル系重合体を合成する際に、例えば下記の一般式(20)に挙げられるような一分子中に重合性のアルケニル基と水酸基を併せ持つ化合物を第2のモノマーとして反応させる方法。
H2C=C(R14)−R15−R16−OH (20)
(式中、R14、R15、R16は上記に同じ)
なお、一分子中に重合性のアルケニル基と水酸基を併せ持つ化合物を反応させる時期に制限はないが、特にリビングラジカル重合で、ゴム的な性質を期待する場合には重合反応の終期あるいは所定のモノマーの反応終了後に、第2のモノマーとして反応させるのが好ましい。
(ヌ−b)リビングラジカル重合によりビニル系重合体を合成する際に、重合反応の終期あるいは所定のモノマーの反応終了後に、例えば10−ウンデセノール、5−ヘキセノール、アリルアルコールのようなアルケニルアルコールを反応させる方法。
(ヌ−c)例えば特開平5−262808号公報に示される水酸基含有ポリスルフィドのような水酸基含有連鎖移動剤を多量に用いてビニル系モノマーをラジカル重合させる方法。
(ヌ−d)例えば特開平6−239912号公報、特開平8−283310号公報に示されるような過酸化水素あるいは水酸基含有開始剤を用いてビニル系モノマーをラジカル重合させる方法。
(ヌ−e)例えば特開平6−116312号公報に示されるようなアルコール類を過剰に用いてビニル系モノマーをラジカル重合させる方法。
(ヌ−f)例えば特開平4−132706号公報等に示されるような方法で、反応性の高い炭素−ハロゲン結合を少なくとも1個有するビニル系重合体のハロゲンを、加水分解あるいは水酸基含有化合物と反応させることにより、末端に水酸基を導入する方法。
(ヌ−g)反応性の高い炭素−ハロゲン結合を少なくとも1個有するビニル系重合体に、一般式(21)に挙げられるような水酸基を有する安定化カルバニオンを反応させてハロゲンを置換する方法。
M+C−(R18)(R19)−R20−OH (21)
(式中、R18、R19、R20は上記に同じ)
R18、R19の電子吸引基としては、−CO2R、−C(O)R及び−CNの構造を有するものが特に好ましい。
(ヌ−h)反応性の高い炭素−ハロゲン結合を少なくとも1個有するビニル系重合体に、例えば亜鉛のような金属単体あるいは有機金属化合物を作用させてエノレートアニオンを調製し、しかる後にアルデヒド類、又はケトン類を反応させる方法。
(ヌ−i)反応性の高い炭素−ハロゲン結合を少なくとも1個有するビニル系重合体に、例えば一般式(22)あるいは(23)に示されるような水酸基を有するオキシアニオンあるいはカルボキシレートアニオンを反応させてハロゲンを置換する方法。
HO−R21−O−M+ (22)
(式中、R21及びM+は前記に同じ)
HO−R22−C(O)O−M+ (23)
(式中、R22及びM+は前記に同じ)
(ヌ−j)リビングラジカル重合によりビニル系重合体を合成する際に、重合反応の終期あるいは所定のモノマーの反応終了後に、第2のモノマーとして、一分子中に重合性の低いアルケニル基及び水酸基を有する化合物を反応させる方法。
このような化合物としては特に限定されないが、一般式(24)に示される化合物等が挙げられる。
H2C=C(R14)−R21−OH (24)
(式中、R14及びR21は前記に同じ)
上記一般式(24)に示される化合物としては特に限定されないが、入手が容易であるということから、10−ウンデセノール、5−ヘキセノール、アリルアルコールのようなアルケニルアルコールが好ましい。
H2C=C(R14)−R15−R23−[Si(R12)2−d(X)dO]l−Si(R13)3−c(X)c (25)
(式中、R12、R13、R14、R15、X、c、d、lは前記に同じ。R23は、直接結合、又は炭素数1〜20の2価の有機基で1個以上のエーテル結合を含んでいてもよい。ただし、c+ld≧1であることを満足するものとする。)
一分子中に重合性のアルケニル基と反応性ケイ素基を併せ持つ化合物を反応させる時期に特に制限はないが、特にリビングラジカル重合で、ゴム的な性質を期待する場合には重合反応の終期あるいは所定のモノマーの反応終了後に、第2のモノマーとして反応させるのが好ましい。
M+C−(R18)(R19)−R24−C(H)(R25)−CH2−[Si(R12)2−d(X)dO]l−Si(R13)3−c(X)c (26)
(式中、R12、R13、R18、R19、X、c、d、l、M+は前記に同じ。R24は直接結合、又は炭素数1〜10の2価の有機基で1個以上のエーテル結合を含んでいてもよい、R25は水素、炭素数1〜10のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基又は炭素数7〜10のアラルキル基を示す。ただし、c+ld≧1であることを満足するものとする。)
R18、R19の電子吸引基としては、−CO2R、−C(O)R及び−CNの構造を有するものが特に好ましい。
(I)硬化性組成物を塗布し、塗布後任意の時間経過後に被着体を貼り合わせた複数のサンプルにおいて、被着体を貼り合わせ直後のせん断接着強度が0.5Mpa以上発現し、(硬化性組成物の厚み;100μm、基材;アルミ−アルミ(一方の基材へ硬化性組成物を塗布し、各時間経過後にもう一方の基材を貼り合せ接着強度を測定)、引張速度;50mm/min)
(II)さらに、その後23℃、50%RHで2週間養生した後に、凝集破壊となる時間帯を可使時間とする。
(i)硬化性組成物を表皮材と基材の少なくとも一方の部材の被積層面上に塗布し、硬化性組成物が冷却固化する前にもう一方の部材と貼り合せる方法、
(ii)硬化性組成物を、表皮材と基材の少なくとも一方の部材の被積層面上で冷却固化させた後、他方の部材の被積層面を張り合わせる方法等が挙げられる。
以下合成例、製造例、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの合成例、製造例、実施例に限定されるものではない。
(合成例1)
数平均分子量2,000のポリオキシプロピレンジオールを開始剤とし、亜鉛ヘキサシアノコバルテートグライム錯体触媒を用いてプロピレンオキシドを重合することにより数平均分子量14,500(GPCより求めたポリスチレン換算値)のポリオキシプロピレンジオールを得た。得られたポリオキシプロピレンジオールとナトリウムメトキシドを反応させた後、塩化アリルを反応させて、末端水酸基を不飽和基に変換した。
数平均分子量2,000のポリオキシプロピレンジオールを開始剤とし、亜鉛ヘキサシアノコバルテートグライム錯体触媒を用いてプロピレンオキシドを重合することにより数平均分子量25,500(GPCより求めたポリスチレン換算値)のポリオキシプロピレンジオールを得た。得られたポリオキシプロピレンジオールとナトリウムメトキシドを反応させた後、塩化アリルを反応させて、末端水酸基を不飽和基に変換した。
数平均分子量2,000のポリオキシプロピレンジオールを開始剤とし、亜鉛ヘキサシアノコバルテートグライム錯体触媒を用いてプロピレンオキシドを重合することにより数平均分子量20,000(GPCより求めたポリスチレン換算値)のポリオキシプロピレンジオールを得た。得られたポリオキシプロピレンジオールとナトリウムメトキシドを反応させた後、塩化アリルを反応させて、末端水酸基を不飽和基に変換した。
数平均分子量2,000のポリオキシプロピレンジオールを開始剤とし、亜鉛ヘキサシアノコバルテートグライム錯体触媒を用いてプロピレンオキシドを重合することにより数平均分子量14,500(GPCより求めたポリスチレン換算値)のポリオキシプロピレンジオールを得た。得られたポリオキシプロピレンジオールの水酸基1モルに対してγ−イソシアネートプロピルトリメトキシシラン0.7モルを加えてウレタン化反応を行い、分子末端にトリメトキシシリル基を有する数平均分子量15,500(GPCより求めたポリスチレン換算値)、分子量分布が1.40の反応性ケイ素基を有するポリオキシアルキレン系重合体を得た(ポリマーD)。
(合成例5)
105℃に加熱したトルエン40g中に、メタクリル酸メチル67g、アクリル酸ブチル5g、メタクリル酸ステアリル15g、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン5g、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン8g、および重合開始剤として2,2’−アゾビスイソブチロニトリル3gをトルエン15gに溶かした溶液を5時間かけて滴下した後、2時間撹拌した。さらに、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.3gをトルエン10gに溶かした溶液を追加して2時間撹拌することにより、固形分濃度60重量%、数平均分子量が3,000(GPCより求めたポリスチレン換算値)、分子量分布が1.62のアクリル系共重合体を得た(ポリマーE)。
105℃に加熱したトルエン40g中に、メタクリル酸メチル67g、アクリル酸ブチル5g、メタクリル酸ステアリル15g、3−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン5g、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン8g、および重合開始剤として2,2’−アゾビスイソブチロニトリル3gをトルエン15gに溶かした溶液を5時間かけて滴下した後、2時間撹拌した。さらに、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.3gをトルエン10gに溶かした溶液を追加して2時間撹拌することにより、固形分濃度60重量%、数平均分子量が3,100(GPCより求めたポリスチレン換算値)、分子量分布が1.66のアクリル系共重合体を得た(ポリマーF)。
(合成例7)
(末端にアルケニル基を有するアクリル酸n−ブチル重合体の製造方法)
攪拌機、ジャケット付きの250L反応機を窒素置換し、CuBr(1.09kg)、アセトニトリル(11.4kg)、アクリル酸n−ブチル(26.0kg)及び2,5−ジブロモアジピン酸ジエチル(2.28kg)を加え、70℃で30分程度撹拌した。これにトリアミン(43.9g)を加え、反応を開始した。反応途中アクリル酸n−ブチル(104kg)を連続的に滴下した。アクリル酸n−ブチルの滴下途中にトリアミン(176g)を分割添加した。反応開始から4時間後に80℃で減圧下、加熱攪拌することにより未反応のモノマー、アセトニトリルを脱揮した。濃縮物にアセトニトリル(45.7kg)、1,7−オクタジエン(14.0kg)、トリアミン(439g)を添加して8時間撹拌を続けた。混合物を80℃で減圧下、加熱攪拌することによりアセトニトリル、未反応の1,7−オクタジエンを脱揮させ、濃縮した。濃縮物にトルエン(130kg)を加え、重合体を溶解させた。重合体混合物中の固体銅をバグフィルター(HAYWARD製、公称濾布孔径1μm)によりろ過した。ろ液にキョーワード500SH(協和化学製:重合体100重量部に対して0.5重量部)、キョーワード700SL協和化学製:重合体100重量部に対して0.5重量部)を添加し、酸素窒素混合ガス雰囲気下(酸素濃度6%)で100℃、3時間加熱攪拌した。混合物中の不溶分をろ別した。ろ液を濃縮し、重合体を得た。重合体を180℃で12時間加熱脱揮(減圧度10torr以下)することにより重合体中からBr基を脱離させた。
攪拌機、ジャケット付きの140L反応機耐圧反応容器に前記で得られたアルケニル基末端アクリル酸n−ブチル重合体(65kg)、ジメトキシメチルヒドロシラン(1.1kg)、オルトぎ酸メチル(0.55kg)、および0価白金の1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ジビニルジシロキサン錯体のキシレン溶液(重合体1kgに対して白金として10mg)を仕込んだ。混合物を窒素雰囲気下、100℃で1時間加熱攪拌した。混合物の揮発分を減圧留去することにより、反応性シリル基末端アクリル酸n−ブチル重合体(ポリマーG)を得た。得られたポリマーGの数平均分子量はGPC測定(ポリスチレン換算)により24600、分子量分布は1.3であった。重合体1分子当たりに導入された平均のシリル基の数を1H NMR分析により求めたところ、1.8個であった。
(一液硬化性組成物製造例1〜13)
(A)、(B)、(D)、(E)、(G)成分、トルエンに溶解した(C)成分および安定剤を表1に示す割合で混合した後((B)成分はトルエンを除いた固形分の量を記載)、120℃での加熱減圧によりトルエンを脱揮した。次に表1に示すシランカップシング剤を添加して5分間攪拌し、続いて(F)成分を添加して5分間攪拌した。最後に減圧脱泡し、金属容器に硬化性組成物を充填した(配合物1〜13)。
(実施例1〜8、比較例1〜5)
得られた一液硬化性組成物1〜13を用いて下記の評価を行った。
なお、評価は全て温度23±2℃、相対湿度50±10%の雰囲気下で実施した。
●粘度測定;
30および120℃での組成物の粘度を測定した。
●接着性
・初期接着強度
120℃に加温した硬化性組成物をアルミ板へ塗布し(厚み100μm、幅25mm、長さ25mm)、5分、15分、30分、60分のオープンタイムを取った後にアルミ板を貼り合わせ5kgの重りを1分間のせて圧着したのちに、引張試験機によりせん断接着強度を測定した(引張速度50mm/min)。
・接着強度の発現速度
120℃に加温した硬化性組成物をアルミ板へ塗布し(厚み100μm、幅25mm、長さ25mm)、5分のオープンタイムを取った後にアルミ板を貼り合わせ5kgの重りを1分間のせて圧着した。重りを除いたあと、3時間放置した後のせん断接着強度を引張試験機により測定した(引張速度50mm/min)。
・最終接着強度
120℃に加温した硬化性組成物をアルミ板へ塗布し(厚み100μm、幅25mm、長さ25mm)、5分、15分、30分、60分のオープンタイムを取った後にアルミ板を貼り合わせ5kgの重りを1分間のせて圧着した。重りを除いたあと、23℃50%RHで14日間養生した後に、せん断接着強度を引張試験機により測定した(引張速度50mm/min)。
・耐熱接着強度
120℃に加温した硬化性組成物をアルミ板へ塗布し(厚み100μm、幅25mm、長さ25mm)、5分のオープンタイムを取った後にアルミ板を貼り合わせ5kgの重りを1分間のせて圧着した。重りを除いたあと、23℃50%RHで14日間養生した後に、80℃条件下でのせん断接着強度を引張試験機により測定した(引張速度50mm/min)。
・可使時間
前記の初期接着強度の試験において0.5Mpa以上の強度を発現し、かつ最終接着強度の試験で凝集破壊となるオープンタイムを可使時間とした。
・自動車内装材用基材への接着性
120℃に加温した硬化性組成物を自動車内装材用下地(PPボード)に塗布し、アプリケーターにより100μmに厚み調整した。5分のオープンタイムを取った後に、自動車内装材用表皮材(表面;TPO、裏面;PP発泡体)の裏面に貼り合わせて、さらに5kgローラーを2回かけた。引続き23℃、50%RHの雰囲気下で14日間養生し自動車内装材の積層体を得た。得られた積層体を25mm幅の短冊状に切断し評価用サンプルとし、後述する方法で表皮材と基材の間に積層される硬化物の耐クリープ性(接着保持力)を測定した。
(耐クリープ性(保持力)の評価)
基材を水平に固定した後、表皮材の一端を剥がし、その先に接着面に対して90度方向に荷重がかかるように錘(500g/25mm)をぶら下げて、24時間後に剥離した距離を23℃および90℃で測定した。但し、24時間以内に60mm以上剥離したものに関しては60mm剥離するのに要した時間を測定した。
Claims (23)
- 組成物中に、反応性ケイ素基を有するオキシアルキレン系重合体(A)、(メタ)アクリル酸アルキルエステル系(共)重合体(B)、粘着付与樹脂(C)、充填剤(D)および/またはチクソ性付与剤(E)、硬化触媒(F)を含むことを特徴とする硬化性組成物であって、反応性ケイ素基を有するオキシアルキレン系重合体(A)と(メタ)アクリル酸アルキルエステル系(共)重合体(B)の組成比が20/80〜65/35であり、且つ、((A)+(B))の合計量100重量部に対して、粘着付与樹脂(C)を10〜100重量部、充填剤(D)を5〜200重量部および/またはチクソ性付与剤(E)を1〜60重量部、硬化触媒(F)を0.1〜20重量部含むことを特徴とする硬化性組成物。
- 反応性ケイ素基を有するオキシアルキレン系重合体(A)が、下記一般式(1)で表される基を有することを特徴とする請求項1に記載の硬化性組成物。
−NR1−C(=O)− (1)
(式中、R1は水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基または炭素数7〜20のアラルキル基からなる群より選択される少なくとも1つである。) - 反応性ケイ素基を有するオキシアルキレン系重合体(A)が、下記一般式(2)で表される基を有することを特徴とする請求項1に記載の硬化性組成物。
−O−R2−(Si(R3 2−b)(Xb)−O)m−SiR4 3−aXa (2)
(式中、R2は炭素数2〜20のアルキレン基である。(m×(2−b))個のR3および(3−a)個のR4はそれぞれ独立に、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基または(R5)3SiO−(3個のR5は炭素数1〜20の1価の炭化水素である。)で示されるトリオルガノシロキシ基からなる群より選択される少なくとも1つである。Xは水酸基または加水分解性基である。aは1、2または3である。m個の(Si(R3 2−b)(Xb)−O)中のbはそれぞれ独立に0、1または2である。mは0または、1〜19の整数である。) - 反応性ケイ素基を有するオキシアルキレン系重合体(A)の数平均分子量が10,000〜45,000であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の硬化性組成物。
- 反応性ケイ素基を有するオキシアルキレン系重合体(A)の分子量分布が1.6以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の硬化性組成物。
- 反応性ケイ素基を有するオキシアルキレン系重合体(A)が、下記一般式(3)で表される基を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の硬化性組成物。
−SiX3 (3)
(式中、Xは水酸基または加水分解性基である。) - (メタ)アクリル酸アルキルエステル系(共)重合体(B)が下記一般式(4)で表される反応性ケイ素基を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の硬化性組成物。
−SiR4 3−aXa (4)
(式中、R4はそれぞれ独立に、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基、炭素数7〜20のアラルキル基または(R5)3SiO−(3個のR5は炭素数1〜20の1価の炭化水素である。)で示されるトリオルガノシロキシ基からなる群より選択される少なくとも1つであり、aは1、2または3であり、Xは水酸基または加水分解性基である。) - (メタ)アクリル酸アルキルエステル系(共)重合体(B)が、下記一般式(3)で表される基を有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の硬化性組成物。
−SiX3 (3)
(式中、Xは水酸基または加水分解性基である。) - 反応性ケイ素基を分子末端に有するビニル系重合体(G)を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の硬化性組成物。
- 反応性ケイ素基を分子末端に有するビニル系重合体(G)の主鎖が、(メタ)アクリル系モノマー、アクリロニトリル系モノマー、芳香族ビニル系モノマー、フッ素含有ビニル系モノマーおよびケイ素含有ビニル系モノマーからなる群より選択される少なくとも1種のモノマーを主として重合して製造されたものであり、その重合方法がリビングラジカル重合法、または原子移動ラジカル重合法であること特徴とする請求項9に記載の硬化性組成物。
- 反応性ケイ素基を分子末端に有するビニル系重合体(G)の分子量分布が1.8未満であることを特徴とする請求項9または10に記載の硬化性組成物。
- 充填剤(D)が炭酸カルシウム、酸化チタン、シリカ、カオリン、クレー、タルクからなる群より選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の硬化性組成物。
- チクソ性付与剤(E)が水添ヒマシ油誘導体類、ポリアミドワックス類、金属石鹸類からなる群より選択される少なくとも1種であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の硬化性組成物。
- 120℃における粘度が100Pa・s以下であり、かつ30℃における粘度が1000Pa・s以上であることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の硬化性組成物。
- 請求項1〜14のいずれか1項に記載の硬化性組成物を使用してなる建築部材用の接着剤。
- 請求項1〜14のいずれか1項に記載の硬化性組成物を使用してなる自動車部品用の接着剤。
- 請求項1〜14のいずれか1項に記載の硬化性組成物を使用してなる電気・電子部品用の接着剤。
- 請求項1〜14のいずれか1項に記載の硬化性組成物を使用してなる繊維・皮革・衣料用の接着剤。
- 請求項1〜14のいずれか1項に記載の硬化性組成物を使用してなる反応性ホットメルト接着剤であって、被着体を貼り合わせることのできる可使時間が23℃50%RH条件下において5分以上であることを特徴とする反応性ホットメルト接着剤。
- 請求項1〜14のいずれか1項に記載の硬化性組成物を使用してなる反応性ホットメルト接着剤を介して2種の被着体を接着する方法であって、該反応性ホットメルト接着剤を60〜180℃に加温した後、一方の被着体に塗布し、該反応性ホットメルト接着剤が60℃以下となった後に、他方の被着体を該反応性ホットメルト接着剤に圧着させることを特徴とする接着方法。
- 請求項1〜14のいずれか1項に記載の硬化性組成物を使用してなる反応性ホットメルト接着剤を介して2種の被着体を接着する方法であって、該反応性ホットメルト接着剤を60〜180℃に加温した後、一方の被着体に塗布し、塗布後1分以上経過した後に、他方の被着体を該反応性ホットメルト接着剤に圧着させることを特徴とする接着方法。
- 請求項1〜14のいずれか1項に記載の硬化性組成物を使用してなる反応性ホットメルト接着剤を介して2種の被着体を接着する方法であって、硬化性組成物を塗布し被着体を貼り合わせた後に、貼り合せた被着体の一方を一度剥がし、再度貼り合わせることを特徴とする接着方法。
- 請求項1〜14のいずれか1項に記載の硬化性組成物を使用してなる反応性ホットメルト接着剤を介して2種の被着体が接着された成形体の製造方法であって、該反応性ホットメルト接着剤を60〜180℃に加温した後、一方の被着体に塗布し、該反応性ホットメルト接着剤が60℃以下となった後に、他方の被着体を該反応性ホットメルト接着剤に圧着させた後、成形することを特徴とする成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007190054A JP5554891B2 (ja) | 2007-07-20 | 2007-07-20 | 硬化性組成物およびその使用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007190054A JP5554891B2 (ja) | 2007-07-20 | 2007-07-20 | 硬化性組成物およびその使用方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009024107A JP2009024107A (ja) | 2009-02-05 |
JP5554891B2 true JP5554891B2 (ja) | 2014-07-23 |
Family
ID=40396226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007190054A Active JP5554891B2 (ja) | 2007-07-20 | 2007-07-20 | 硬化性組成物およびその使用方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5554891B2 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9212300B2 (en) | 2007-08-10 | 2015-12-15 | Henkel Ag & Co. Kgaa | Reactive hot melt adhesive |
US8135471B2 (en) | 2007-08-28 | 2012-03-13 | Cardiac Pacemakers, Inc. | Method and apparatus for inspiratory muscle stimulation using implantable device |
EP2578657A4 (en) * | 2010-06-03 | 2013-11-13 | Kaneka Corp | HUMIDITY-REACTIVE THERMOFUSIBLE ADHESIVE COMPOSITION |
EP2615147B1 (en) * | 2010-09-09 | 2015-03-18 | Kaneka Corporation | Moisture-curable reactive hot-melt adhesive agent composition |
JP5864430B2 (ja) * | 2010-10-22 | 2016-02-17 | 株式会社カネカ | 湿気硬化型反応性ホットメルト接着剤組成物 |
WO2013047823A1 (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-04 | 積水フーラー株式会社 | 硬化性組成物 |
US9365751B2 (en) | 2012-07-24 | 2016-06-14 | Henkel IP & Holding GmbH | Reactive hot melt adhesive |
JP2014142159A (ja) * | 2012-12-26 | 2014-08-07 | Toshiba Corp | 断熱箱体の断熱壁 |
WO2014192842A1 (ja) * | 2013-05-30 | 2014-12-04 | 株式会社カネカ | 硬化性組成物 |
PL3094682T3 (pl) | 2014-01-14 | 2019-03-29 | Henkel IP & Holding GmbH | Reaktywne kleje topliwe z polepszoną przyczepnością |
JP6679208B2 (ja) * | 2014-12-24 | 2020-04-15 | 株式会社ブリヂストン | 積層体及びクッション体 |
JP6837867B2 (ja) * | 2016-02-26 | 2021-03-03 | 株式会社カネカ | 硬化性組成物 |
KR101874705B1 (ko) * | 2016-11-15 | 2018-07-04 | 한국타이어 주식회사 | 공명음 저감 타이어 |
JP7335578B2 (ja) * | 2018-12-11 | 2023-08-30 | 積水フーラー株式会社 | 硬化性組成物 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04335080A (ja) * | 1991-05-11 | 1992-11-24 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 反応性ホットメルト接着剤を用いた接着方法 |
JP3883215B2 (ja) * | 1994-03-25 | 2007-02-21 | 株式会社カネカ | コンタクト型接着剤 |
JPH08151562A (ja) * | 1994-11-28 | 1996-06-11 | Sekisui Chem Co Ltd | 湿気硬化型ホットメルト接着剤もしくは粘着剤 |
JP4177935B2 (ja) * | 1998-06-19 | 2008-11-05 | 株式会社カネカ | 反応性ホットメルト接着剤 |
JP2003105303A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Diabond Industry Co Ltd | 湿気硬化形ホットメルト接着剤およびその製造方法 |
JP4886208B2 (ja) * | 2005-04-11 | 2012-02-29 | 株式会社カネカ | 被着体の貼り合せ方法 |
-
2007
- 2007-07-20 JP JP2007190054A patent/JP5554891B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009024107A (ja) | 2009-02-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5554891B2 (ja) | 硬化性組成物およびその使用方法 | |
JP3688897B2 (ja) | 接着性硬化性組成物 | |
US6552118B2 (en) | Curable adhesive composition | |
WO2005108493A1 (ja) | 硬化性組成物 | |
WO2007094273A1 (ja) | 硬化性組成物 | |
KR20130064066A (ko) | 실리콘-아크릴 공중합체 | |
WO2006051799A1 (ja) | 硬化性組成物 | |
JP4886208B2 (ja) | 被着体の貼り合せ方法 | |
JP7542548B2 (ja) | 硬化性組成物 | |
CN114207017B (zh) | 固化性组合物 | |
JP2010106159A (ja) | アスファルト防水シート用接着剤組成物 | |
CN111741995B (zh) | 固化性组合物 | |
JP2012041393A (ja) | 硬化性組成物およびその使用方法 | |
JP2008239809A (ja) | 硬化性組成物 | |
JP5421106B2 (ja) | 硬化性組成物 | |
JP5396013B2 (ja) | 反応性ホットメルト接着剤 | |
JP2012111792A (ja) | 硬化性組成物およびその使用方法 | |
JP5564170B2 (ja) | アスファルト防水シート用接着剤組成物 | |
WO2004092270A1 (ja) | 硬化性組成物 | |
WO2023054700A1 (ja) | 硬化性組成物 | |
JP2008174611A (ja) | 硬化性組成物 | |
JP5183126B2 (ja) | Epdm防水シートの接着方法 | |
JP5002152B2 (ja) | 硬化性組成物 | |
JP2007314727A (ja) | 硬化性組成物 | |
CN117983518A (zh) | 层叠结构体的制造方法及其利用 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100520 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120713 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120821 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121005 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20121005 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130528 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130722 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140204 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140402 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140507 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140530 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5554891 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |